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ボクシング比嘉大吾、故郷沖縄の防衛戦でKO宣言 WBOアジア太平洋王者

計量パス後、オンラインで取材に答える王者WBOアジア・パシフィック・バンタム級王者比嘉大吾(右)と挑戦者の同級5位西田凌佑

ボクシングのWBOアジア・パシフィック・バンタム級王者比嘉大吾(25=Ambition)が約3年2カ月ぶりの凱旋(がいせん)試合でKO防衛を誓った。

24日、沖縄コンベンションセンターで同級5位西田凌佑(24=六島)との初防衛戦を控え、23日には沖縄県内で前日計量に臨んだ。西田と顔を合わせ、両者ともにリミットの53・5キロでクリアした。

故郷沖縄での試合はWBC世界フライ級王者時代の18年2月の2度目の防衛戦(沖縄県立武道館)以来となる。21日に沖縄に入り、22日にも沖縄で調整したという比嘉は「しっかり今までやってきたことを全部出せば、自然とKOにつながると思う。倒す姿を見せたいと思うので、全力を出して倒しきれたらと思います」と決意を新たにした。

世界バンタム級戦線は5月29日に米国でWBC世界同級タイトル戦(王者ノルディーヌ・ウバーリ-挑戦者ノニト・ドネア)、6月19日にも米国でWBAスーパー・IBF世界同級タイトル戦(王者井上尚弥-挑戦者マイケル・ダスマリナス)と防衛戦が組まれている。比嘉は「やっぱり世界王者のバンタム級は名前のある強い選手が多いので、そこに食い込めたら。自分は目の前の試合をクリアして、目指していけたら」と西田戦に集中していた。

一方、プロ4戦目で王座初挑戦となる西田は「予想では自分が不利な状況で比嘉選手がKOで勝つと思われているが、練習したことを出して勝ちたい」と下馬評を覆す覚悟を示した。もともとスーパーバンタム級を主戦場とし、今回は1階級下でのタイトル挑戦。身長も161センチの比嘉に対し、170センチのサウスポーというテクニシャンの西田は「身長差はだいぶあるなと感じたので、それを生かした戦い方で。リーチと距離を生かして勝ちたい」と静かに闘志を燃やした。

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元世界5階級王者ドネアがウバーリに挑戦 米報道

ボクシングの元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(38=フィリピン)が5月29日、米国でWBC世界バンタム級王者ノルディーヌ・ウバーリ(34=フランス)に挑戦する見通しとなったと3日、米専門サイト「ボクシング・シーン」が報じた。既に両者ともに契約書にサインしているという。試合会場は米コネティカット州アンカスビルが候補に挙がっている。

WBC同級1位ドネアは当初、昨年12月19日にウバーリに挑戦する予定だったが、王者のコロナウイルス陽性判定で中止に。代替試合として前IBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(28=プエルトリコ)との同級王座決定戦に臨むことが決まったものの、今度はドネア自らがコロナウイルス陽性判定を受け、離脱せざるを得なくなった。最終的にロドリゲス-レイマート・ガバリョ(24)のWBC暫定王座決定戦が開催され、ガバリョが僅差判定勝利で暫定王者となっていた。

一時、ウバーリは休養王者になっていたが、正規王者に復活。今年3月に母国フランス・パリで世界戦を計画していたが、コロナ禍で実現していなかった。

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井上尚弥語る最強メンタル論「その場の直感大事に」

流血しながらノニト・ドネア(右)を攻める井上尚弥(2019年11月7日撮影)

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)が自らの最強メンタル論を語った。自らのサポート企業となる人材紹介サービス「ワークポート」の特設サイトでのインタビューが18日、動画などで更新され、井上尚弥流「後悔しない人生を生きる方法」を明かした。まず第1章は「ブレない心の作り方」として、あえてルーティンを作らず、自分の感覚や感情に合わせて行動していると強調。「倒すか、倒されるかの競技なので、その場の直感や感覚を1番大事にしないと戦えないもの」などと自らの体験を踏まえながらメンタルの心得を披露した。

自らの限界や壁を突破したと実感した試合として元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)との激闘を制した19年11月のワールド・ボクシング・スーパーシリーズのバンタム級決勝を挙げ「自分でも『何かを突破したな』という感覚がありました」などと自らの精神的成長も振り返っている。

◇モンスター井上尚弥流「後悔しない人生を生きる方法」のワークポート公式ユーチューブチャンネル=https://www.youtube.com/watch?v=IMrAD3Gmo4Y&feature=emb_title&ab_channel=%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88

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井岡と田中の世界戦、過去の日本人対決は王者が圧倒

井岡一翔(左)と田中恒成

<プロボクシング:WB0世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇31日◇東京・大田区総合体育館

WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(31=Ambition)と日本人2人目の4階級制覇を狙う同級1位田中恒成(25=畑中)の大みそかの大一番のゴングが鳴る。

世界複数階級制覇経験者の日本人の男子対決は初めて。

 ◇   ◇   ◇

◆複数階級制覇 世界最多はオスカー・デラホーヤ(米国)とマニー・パッキャオ(フィリピン)の6階級で、5階級が7人いる。日本のジム所属選手では、4階級の井岡一翔が男子最多、世界で20人目だった。アジアではパッキャオ、5階級のノニト・ドネア(同)、ドニー・ニエテス(同)に続き4人目。ミニマム級からはレオ・ガメス(ベネズエラ)、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)、ニエテスに続き4人目。国内で3階級は亀田興毅、ホルヘ・リナレス、八重樫東、長谷川穂積、井上尚弥、田中恒成に井岡で7人いる。2階級制覇はファイティング原田から京口紘人まで17人。女子はアマンダ・セラノ(プエルトリコ)の7階級が最多で、国内は藤岡奈穂子の5階級が最多。

 ◇   ◇   ◇

◆世界戦での日本選手対決 67年のスーパーフェザー級が最初で、王者沼田から小林が12回KOで奪取した。過去45試合ある。統一戦、決定戦の各3試合を除くと王者の30勝9敗。今回と同じ世界王者経験者の対決は過去14試合ある。団体統一戦1試合を除き、暫定王者との統一戦を含めて王者が10勝3敗。いずれも王者が勝率77%となっている。

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井上尚弥が今1番戦いたいのは「カシメロ」一問一答

WOWOWのエキサイトマッチの収録にゲスト参加したWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(WOWOW提供)

ボクシングのWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)が、このほどWOWOWエキサイトマッチ・2020年末総集編(28日午後9時からWOWOWライブで放送)の収録にゲストとして参加し、インタビューに応じた。

10月31日(日本時間11月1日)に米ラスベガスでジェイソン・マロニー(29=オーストラリア)に7回KO勝利して2団体の王座防衛に成功。初進出の「聖地」で、高い技術力と強打を披露した。新型コロナウイルスの影響で、当初4月に決まっていたWBO世界同級王者ジョンリエル・カシメロ(31=フィリピン)との統一戦の延期も経験するなど激動の1年だった井上。マロニー戦をはじめ、バンタム級のライバルたち、今後の展望などについて語った。

     ◇   ◇

-コロナ禍の中、不安を抱えながらの1年だった

井上 こういう状況なので試合をすることができない選手もたくさんいた中、結果的に今年も試合はできたし、そこに関しては運が良かったと思います。マロニー戦の試合で入場するとき、それを実感しました。試合の実現のために力を貸してくれた人たちに感謝しています。

-本来ならば4月にカシメロと戦うはずだった

井上 そのときは仕方ないなと思いました。あのときは中止ではなく延期ということだったので。気を引き締めなおしてトレーニングしなくては、と感じました。

-充実期ともいえる27歳。計画していた年間3試合ができず、焦りはあったのか

井上 そこまでの感情はないですね。1試合できただけもラッキーだったと思っています。

-そのマロニー戦は国内外で高い評価を得ている。自分なりの評価は

井上 そうですね、倒したパンチは自分でも良かったと思います。でも、それまでの試合の流れの作り方であるとかの部分でいうと反省点もあります。

-あの試合の最大の収穫は

井上 ラスベガスでインパクトを残す倒し方をして勝ったことですね。あのままダラダラ判定で勝つのではなく、倒しきれたことは大きな収穫だと思います。

-課題は

井上 1、2回の硬さですね。最初からリラックスして入れれば良かったのですが…。でも、1年のブランクもありましたからね。昨年11月のノニト・ドネア(フィリピン)戦の1、2回はパーフェクトでした。あれが毎回できればいいのですが。

-もうひとつの課題ともいえる英会話の習得は

井上 いや、それは全然です(笑)。課題を残したままです。

-今年もエキサイトマッチ・2020年末総集編で上位にランクされましたね。

井上 自分の試合を評価してくれたことに対して率直に感謝ですね。パッキャオが3年連続でトップだったことがあるらしいので、それに並べる21年に出来るように頑張ります。。

-キャリア8年、3階級制覇、海外での3試合を含めて20戦全勝17KO無敗。これらの数字には満足

井上 自分が思っている以上にいいペースでこれているのかなと思います。

-マロニー戦から2カ月近く経ちました。もうトレーニングは再開

井上 はい、トレーニングはやっています。まだテーマを決めてとかそういう段階ではなく、来年に向けて動いている感じです。

-21年の大きな目標は?

井上 バンタム級4団体の王座統一です。

-スーパー・バンタム級に上げて4階級制覇を狙うという計画は、その先に

井上 そういうことになりますね。階級を上げたときにどんなボクシングをするのか、自分でも興味があるんです。

-いま、1番戦いたい相手は?

井上 カシメロです。それか(WBC休養王者ノルディーヌ・)ウバーリ。ベルトを持っている選手と戦いたいです。

-カシメロとWBA正規王者のギジェルモ・リゴンドー(キューバ)が戦うかもしれないという報道もある

井上 その勝った方と戦いたいです。

-どちらが勝つと思いますか。

井上 カシメロは1発があるし、リゴンドーは巧い選手だし…。どちらが勝つかまったく分かりません。

-来年は日本でも試合をしたいのでは?

井上 この状況だけになかなか難しいかもしれないけれど、やっぱり日本のファンの前でも試合をしたいですね。

WOWOWエキサイトマッチの収録に参加したWBAスーパー、IBFバンタム級王者井上尚弥(中央)(WOWOW提供)

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ドネアがコロナ陽性判定、WBCバンタム世界戦中止

ノニト・ドネア(2019年11月5日撮影)

ボクシングの元5階級制覇王者ノニト・ドネア(38=フィリピン)が新型コロナウイルスに感染し、WBC世界バンタム級王座決定戦を辞退すると9日(日本時間10日)、米メディアが報じた。同級1位のドネアは19日(同20日)に米コネティカット州アンカスビルで、同級4位となる前IBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(28=プエルトリコ)と同級王座決定戦に臨む予定となっていたが、試合は中止になるという。

当初はドネアが同級王者ノルディーヌ・ウバーリ(34=フランス)に挑戦する予定だったが、ウバーリのコロナウイルス陽性判定で中止に。ウバーリが休養王者となり、ロドリゲスとの同級王座決定戦に切り替わっていた。

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ドネアが井上尚弥との再戦熱望「本能呼び戻した」

ノニト・ドネア(2019年11月5日撮影)

ボクシングの元5階級制覇王者ノニト・ドネア(38=フィリピン)が、約1年前となる現WBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)とのワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝を回顧した。

WBSSを運営するカレ・ザワーランド氏によるポッドキャスト「カレのWBSSハングアウト」エピソード5のゲストとして登場。フィリピンの閃光(せんこう)と呼ばれる元世界王者は「もう1度(井上との試合を)やらなければいけない。それだけだ!」と井上との再戦も熱望した。

昨年11月7日、さいたまスーパーアリーナで開催されたWBSSバンタム級決勝。「本当に恐れはなかった。自分の能力を疑ったことはない。井上が自分をKOできるとは思っていなかった」と振り返るドネアは「自分は他選手と違い、彼を走らせることができた。井上は(2回に)右目上をカットさせた後も素晴らしいパンチを返してきた。良い戦いだったし、本当に楽しかった」と回顧した。

試合は先にドネアが9回に井上をロープ際まで追い込むラッシュをみせたものの、11回は逆にダウンを許した。ドネアは「彼は本当に素晴らしい若き選手だ。リングの中に多くのオプションを持っているファイターだ。ダウン後に立ち上がっても攻めてくることはわかっていたし、自分もやめるつもりはなかった」と12回まで戦い抜こうとしていた当時の心境を口にした。

ザワーランド氏には「9回はKOできる好機だったのでは? W杯決勝でPKを逃したサッカー選手のように頭を悩ませたのでは?」と問われたドネアはこう言った。「おそらく半年間、それは私を悩ませた。しかし(新型コロナウイルスの)パンデミックにより、自分の欠けていたのは『キラー・インスティンクト』(殺し屋の本能)だと気づいた。これまでならできたのに、井上戦ではできなかった。自分は井上戦で自分自身を取り戻した、私のキラー・インスティンクトを呼び戻したと思う」。本来の自分自身を取り戻した状態で、再び井上と拳を交えたい気持ちが強くなった。

WBC世界同級1位のドネアは19日、米コネティカット州アンカスビルで同級4位で前IBF世界同級王者のエマヌエル・ロドリゲス(28=プエルトリコ)と同級王座決定戦に臨む予定となっている。この勝者が現同級休養王者ノルディーヌ・ウバーリ(34=フランス)との統一戦に臨むことが義務づけられている。

井上尚弥(2020年11月19日撮影)
井上尚弥(左)のパンチによろけるドネア(2019年11月7日撮影)

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ドネアとロドリゲス王座決定戦、ウバーリ休養王者に

ノニト・ドネア(19年11月撮影)

ボクシング元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(37=フィリピン)が12月19日、米コネチカット州アンカスビルで前IBF世界王者エマヌエル・ロドリゲス(28=プエルトリコ)とのWBC世界バンタム級王座決定戦に臨むことが承認された。

25日(26日)、WBCが同級1位ドネア、同級4位ロドリゲスの同王座決定戦を認めたと発表した。当初はドネアがWBC世界同級王者ノルディーヌ・ウバーリ(34=フランス)に挑戦するカードが決まっていたが、ウバーリは10月下旬に新型コロナウイルスで陽性反応を示したことで試合中止になっていた。

またWBCはウバーリを休養王者として承認。コロナウイルスの陰性が確認され、コンディションが万全になった後、21年2月以降にドネア-ロドリゲスの勝者との指名試合が義務づけられるなどの条件がついた。

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WBC王者ウバーリ、コロナ感染でドネア戦が中止

来月にボクシング元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(37=フィリピン)と対戦予定だったWBC世界バンタム級王者ノルディーヌ・ウバーリ(34=フランス)が新型コロナウイルスに感染したと13日(日本時間14日)、米ボクシングメディア「ボクシング・シーン」が報じた。12月12日、米アンカスビルで組まれたカードだったが、王者陣営が規制を受けて渡航許可を得られず、試合中止になったと伝えられていた。

同メディアによると、ウバーリと契約を結ぶプロモート会社MTKグローバルのボブ・ヤレンCEOは「ウバーリはコロナウイルスで陽性反応を示した。それが試合できない理由。渡航ビザとは関係ない。これは選手の安全と健康のため。2週間ほど効果的な練習ができていない」と明かしたという。さらに同CEOは「試合までに6週間あったが、効果的な練習ができていなかったので、この決定をしなくてはならなかった」と苦渋の選択だったようだ。

ウバーリのコロナウイルス感染により、同級1位ドネアは12月19日、米国で前IBF王者の同級4位エマヌエル・ロドリゲス(28=プエルトリコ)と対戦する方向で、WBCが許可すれば暫定王座戦になる見込み。ヤレンCEOは「ウバーリが100%に戻るのにどれほどの時間がかかるかは分からないが、彼はドネア-ロドリゲスの勝者との対戦を強く望んでいる」と説明していた。

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ドネアWBC王座挑戦延期も 王者陣営が渡航できず

ノニト・ドネア(19年11月5日撮影)

ボクシングの元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)のWBC王座挑戦が延期となる見通しとなった。12月12日(日本時間13日)、米コネティカット州アンカスビルでWBC世界バンタム級王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)に挑戦することになっていたが、王者陣営が新型コロナウイルス感染拡大の影響で、母国の規制を受けて米国への渡航許可を得られなかったと12日(同13日)、米メディア「ボクシング・シーン」が報じた。このため、同級1位のドネアは12月19日(同20日)、米国で前IBF世界同級王者で同級4位のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦するカードに変更されるという。

両陣営は同カードが暫定王座決定戦になるように要請しているものの、まだWBCは承認していない。少なくとも、この勝者がウバーリに挑戦することが期待されている。ロドリゲスは昨年5月、英グラスゴーでのワールド・ボクシング・スーパーシリーズ準決勝で、現2団体統一王者井上尚弥(大橋)に敗れ、王座陥落していた。

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井上尚弥は他団体王者との統一戦を希望、その動向は

井上尚弥(19年11月撮影)

<プロボクシング:WBA、IBF世界バンタム級タイトルマッチ>◇10月31日(日本時間11月1日)◇米ラスベガス・MGMグランド

ボクシングのWBAスーパー、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(27=大橋)が、WBA同級2位ジェーソン・モロニー(29=オーストラリア)との防衛戦に臨み、7回2分59秒、KO勝ちを収めた。

試合後、井上は他団体王者との3団体統一戦を希望。4団体制覇を目指す上で、バンタム級王者たちの動向を見たい。

試合が決定しているのはWBC王者ノルディーヌ・ウバーリ(34=フランス)となる。12月12日、米コネティカット州アンカスビルで、元5階級制覇王者ノニト・ドネア(37=フィリピン)との3度目の防衛戦を控える。昨年11月、井上の弟でWBC暫定王者の拓真を下して王座統一したウバーリ、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ決勝で井上と激闘を展開したドネアとの対戦には大きな注目が集まる。

また今年4月に井上と3団体統一戦をマッチメークされながら新型コロナウイルスで延期となったWBO王者ジョンリール・カシメロ(30=フィリピン)は8月、ヂューク・ミカー(ガーナ)との防衛戦に快勝。再びマッチメークされるかにも注目が集まる。

またWBAには正規王者ギジェルモ・リゴンドー(40=キューバ)が就いている。元五輪メダリストで過去にはドネアを判定で下しているだけに、WBA王座統一戦が実現すれば面白いカードになるだろう。

<バンタム級の各団体世界王者一覧>

◇WBA=スーパー・井上尚弥(大橋)、正規=ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)

◇WBC=ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)

◇WBO=ジョンリール・カシメロ(フィリピン)

◇IBF=井上尚弥(大橋)

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井上尚弥「けが順調に回復。自分の実力示したい」

ボクシングのWBA、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(27=大橋)が、29日(日本時間30日)、米ラスベガスで31日(同11月1日)に行われるWBA同級2位ジェーソン・モロニー(29=オーストラリア)との防衛戦に向けた公式会見に臨んだ。

司会者から、昨年11月のノニト・ドネア戦での負傷の回復具合を聞かれた井上は「この1年でけがの方も順調に回復しました」と対応。対面したモロニーについては「全てにおいてレベルが確実に高い選手だなという印象」と話した。

コロナ禍により、試合までの時間を、ホテル内の隔離空間「バブル」で過ごすことについては「ここまでこの環境、状況、すごく大変な中でのトレーニングでしたが、それは相手も同じことなので、すべてはリングの上で自分の実力を示したい」と意気込みを語った。

モロニーは「私の勝利を妨げるものは何もない。バンタム級で1番の選手になってみせる。土曜日の夜は世界中を驚かせる」と王座奪取に自信をのぞかせた。

大橋秀行会長によると、井上は会見前には会見場の隣にある試合会場を訪れ、リングのチェックも行っていたという。

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井上尚弥は「問題なく勝つ」死闘演じたドネア語った

WBSS世界バンタム級トーナメント決勝でノニト・ドネアと対戦した井上尚弥(2019年11月7日撮影)

「5階級王者」が、WBA、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(27=大橋)の勝利に太鼓判だ。

WBA同級2位モロニー(オーストラリア)との防衛戦(10月31日、米ラスベガス)を前に、昨年11月に井上と対戦した元世界5階級王者ノニト・ドネア(37=フィリピン)が日刊スポーツのインタビューに応じ、「井上有利」を予想した。主要メディアの19年年間最高試合に選ばれた死闘を通して感じた井上の強さ、底知れぬ可能性を語った。【取材・構成=奥山将志】

   ◇   ◇   ◇

井上を苦しめたドネアだからこそ分かることがある。コロナ禍で、通常とは異なる雰囲気で臨む実力者のモロニー戦。米プロモート大手トップランク社との契約初戦のファイトマネーは、軽量級では異例の100万ドル(約1億1000万円)に設定された。井上にとって、重圧がかかる要素は少なくない。それでも、ドネアはよどみなく言った。

ドネア モロニーとはスパーリングをした経験があるが、井上はそのレベルではない。モロニーは良いジャブを持っているが、問題なく、井上が勝つと思う。

井上が今後主戦場とするだろう本場ラスベガス。その地で暮らす歴戦の王者に、世界の主要メディアで年間最高試合に選出された1年前の激闘を、あらためて振り返ってもらった。

19年11月7日。さいたまスーパーアリーナは2万人の熱狂が渦巻いた。9回、ドネアの右ストレートを顔面に受けた井上が、プロ転向後、初めてぐらついた。目を負傷し、視界もぼやける。だが、11回に左ボディーでドネアを倒し、勝利をたぐり寄せた。12ラウンドの熱戦を通し、井上の引き出しの豊富さと、潜在能力に、世界が驚かされた。

ドネア まずは井上のタフさは想像を超えていた。自分は持てる力をすべて出した。彼は眼窩(がんか)底を骨折したが、倒れなかった。間違いなく、キャリアで最強の相手だった。

スピード、テクニック、パワー。ボクサーの強さを測る指標は1つではない。「オールラウンド」と評される井上について、ドネアもまた、その総合力の高さに触れた。

ドネア 彼は、すべてにおいてハイレベルなものを持っている。そして、頭が良い。自分が何をすべきかを分かっている。攻める時なのか、守る時なのか。ここはスピードでいくのか、パワーでいくのか。弱点がないから、こっちが考えさせられる。やっていて難しくなっていくのを感じた。

技術的には、基本の忠実さが印象深かったという。

ドネア 井上は、ボディーを打つと必ず左でカウンターを合わせてくる。そして、パンチを出せば、1つの場所にとどまらずに、常に動いている。中に入って攻めれば、すぐに出る。そして、出る時も、決まった方向ではなく、いろんな方向に下がる。そこを徹底してやり抜くことが彼の土台になっているのだと思う。

井上にとって、モロニー戦は、本場ラスベガスで初の試合となる。「怪物」から「MONSTER」へ-。ドネアは、1つのパンチが、未来を切り開く鍵になるのではとも予想した。

ドネア 彼の左ボディーは普通の人には打てない特別なパンチだ。アッパーで気をそらせ、体の回転、距離感、スピード、タイミング、打つ場所、すべてが完璧に打たれたあのボディーショットは我慢できない。右があれだけ強くて、左にもあのパンチがある。自分にとって、左フックがそうだったように、今後、「井上=左ボディー」となっていく可能性もあると思う。

かつて、パッキャオがアジアから世界の頂点に駆け上がり、その背中をドネアが追った。そして井上が続く-。「第2章のスタート」と位置づける一戦のカウントダウンが迫る。

ノニト・ドネア(19年11月5日撮影)

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井上拓真、兄尚弥の凄さ認め消えた悩み/プロに聞く

来年1月14日、再起戦に臨む井上拓真

各界のプロフェッショナルの子ども時代や競技との出会いなどに迫る「プロに聞く」。ボクシングの元WBC世界バンタム級暫定王者井上拓真(24=大橋)は、3階級王者の兄尚弥(27)とともに、幼少期から父真吾トレーナーの教えを受け、競技を続けてきた。世界王座返り咲きを誓う24歳が、偉大な兄と比較されてきた日々、その立場を受け入れた先の境地を語った。【取材・構成=奥山将志】

19年11月7日。尚弥が世界5階級王者ノニト・ドネアとの死闘を制し、スポットライトを浴びる横で、拓真は悔しさと向き合っていた。2万人が詰めかけた、さいたまスーパーアリーナ。兄との「ダブル世界戦」として行われたWBCバンタム級王者ウバーリとの王座統一戦に判定負けし、プロ初黒星を喫した。自身の試合を終え、勝利のタスキをつなぐはずの控室に戻った拓真は、「わるい」と声を絞り出し、戦いに向かう兄と拳を合わせた。感情を整理する間もなくジャージーに着替えると、急いで会場に戻り、リング下で兄に声援を送り続けた。

ボクシングを始めたのは4歳の時だった。物心つくと、目の前にはサンドバッグがあり、父から指導を受ける兄がいた。「ロープにぶらさがって遊んでいた」拓真も、小学生になると、その輪に加わり、井上家3人の長い戦いが始まった。

職人肌の真吾さんのモットーは「やるなら本気でやる」。自宅の鏡の前で、泣きながら1時間、シャドーを続けたこともあった。父は厳しかった。つらくて泣けば、また怒られた。それでも、根底にある愛情、情熱は幼心に響いていた。

拓真 ここまでやらないといけないのかと思ったこともありましたが、家族にとって、ボクシングは生活の一部のようなものでした。お父さんも、理不尽なこととかはまったくなくて、強くなるためにどうするのかって。ナオ(尚弥)と自分に本気で向き合ってくれているのは、幼いながらに感じていましたし、必死で食らいつく感じでした。

ボクシングの楽しさを知ったのは小4の時だった。横浜市内で行われたキッズのスパーリング大会に兄弟で出場した。実力が分からない同世代の選手と拳を交える、ヒリヒリとした緊張感がたまらなかった。

拓真 知らない選手が計量で集まってきて、この中の誰が自分の相手なんだろうって。すごく新鮮で、ワクワクしたのを覚えています。お父さんがセコンドについたのもこの時が初めてで、ナオも自分も勝って、ボクシングで最初にうれしいって思った瞬間ですね。

2歳上の兄の存在は、ずっと分かりやすい目標だった。だが、高校に進学すると、尚弥の才能は、一気に開花した。史上初のアマ7冠。尚弥が3年の時、拓真も高校に入学。1年時に総体を制す完璧な全国デビューも、それは同時に「井上の弟」としての難しい日々の始まりでもあった。

拓真 高校の最初は「井上に弟がいるらしい」って見られる感じでしたね。高校時代は、ナオのことはすごいとは思っていましたが、どこかで認めたくない部分もあったんです。感情だけのけんかのようなスパーになることもありましたし、100%すごいと思ってしまうと、負けを認めてしまうような気がして、それが嫌だったんです。

高校時代のそんな感情は、卒業後に飛び込んだプロの世界で、少しずつ変化していった。目の前で見ているからこそ分かる尚弥のすごさ。それを認めた時、拓真のボクシングに対する思いは、シンプルになった。

拓真 プロで5戦やった後ぐらいですかね。自分は判定勝ちが続いていましたが、ナオはずっと倒してきていた。当て勘というか、そういう部分ですよね。兄弟で試合をするわけではないですし、ナオの良いところどれだけ盗んで、自分がどこまでいけるかを考えればいいんだって。僕もボクサーとして諦めたくないですし、ナオと比べるとかではなく、自分が上を目指すだけだと自然と考えるように変わりました。

あの敗戦から約1年。再起戦は、来年1月14日、ハードパンチャーで知られる東洋太平洋バンタム級王者栗原慶太(一力)との対戦に決まった。「もう負けたくない」。自分のボクシングを一から見つめ直してきたこの期間、胸にあったのは、幼少期から変わることのない、父の教えだった。

拓真 お父さんが常に言っているのは、メリハリなんです。ジムに入った瞬間からスイッチを入れて、その集中力でやりきること。それは今も大切にしていることですし、これからもずっと意識していきたいと思っています。次の試合を良い形でクリアできるように、さらに集中してやっていきたいと思います。【奥山将志】

◆井上拓真(いのうえ・たくま)1995年(平7)12月26日、神奈川県座間市生まれ。4歳から元アマ選手の父真吾さんにボクシングを教わり、小1から本格的に競技を開始。高校2冠。13年12月にプロデビューし、15年7月に東洋太平洋スーパーフライ級王座を獲得し、2度防衛の後返上。18年12月にWBC世界バンタム級暫定王座を獲得。趣味は爬虫(はちゅう)類飼育。164センチの右ボクサーファイター。血液型A。

18年12月、判定勝ちで暫定王座に就き、兄尚弥(左)、父真吾さん(右)とポーズをとる

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井上尚弥の動画公開「怪物」ラスベガス登場に期待

井上尚弥が自身のインスタグラムなどで公開したモロニー戦のポスター

ボクシングのWBA、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(27=大橋)が、10月31日(日本時間11月1日)に米ラスベガスで行う防衛戦のPRポスターとプロモーション動画が、米プロモート大手トップランク社のSNS、井上自身のSNSなどで公開された。

ポスターは、「NAOYA“MONSTER”INOUE」の文字の上に、ラスベガスの街に巨大な井上が現れ、仁王立ちしているという設定。「WELCOME LASVEGAS」の看板や、井上が試合を行う「聖地」MGMグランドも破壊されており、井上の背後には「怪物」という漢字がすけている。

井上は、WBA2位、IBF4位のジェーソン・モロニー(29=オーストラリア)との対戦に向けて、横浜市内のジムで減量とともに、順調な調整を続けている。

コロナ禍の影響で、井上にとっての20年初戦は、昨年11月の元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア戦以来、約1年ぶりの試合となる。ファイトマネーは軽量級では破格の「100万ドル」。日本ボクシング界の怪物のラスベガスデビューに、期待が高まっている。

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井上尚弥、10・31ラスベガスでモロニーと防衛戦

井上尚弥(20年2月撮影)

ボクシングのWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)が9日、オンラインで会見し、10月31日(日本時間11月1日)に、米ラスベガスのMGMグランドで、WBO同級1位ジェーソン・モロニー(29=オーストラリア)と対戦すると発表した。

井上は昨年11月、バンタム級最強を決める「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」決勝で、元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)に判定勝ちして以来、約1年ぶりの試合となる。

ラスベガスで初の試合で、WBAは4度目、IBFは2度目の防衛戦となる。

当初は、今年4月25日にWBO王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により延期となっていた。

モロニーはここまで21勝(18KO)1敗の戦績で、18年10月の試合で、IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に1-2で判定負けしたのが唯一の敗戦となっている。

井上の戦績は19戦全勝(16KO)。

井上は「4月の試合が延期になってからも、ずっと試合モード。すごく楽しみ。(ドネア戦での)目のけがもあり、プラスの期間とポジティブにとらえてやってきた」と心境を語った。モロニーについては「タフでスタミナもあり、技術も高い。総合的にはカシメロより高い選手。1カ月半しっかりと対策していかないと危ない相手だと思っている」と話した。

大橋秀行会長は「延期になっていろいろな気持ちがあったと思うが、目のけがもあったのでプラスに捉えている。ラスベガスの試合が楽しみ。(WBSS後の初戦は)すごく重要。その舞台がラスベガス。ある意味で、ここが井上尚弥のスタートだと思っている」。モロニーについては「カシメロよりも怖くて、やりにくい相手」と警戒した。

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ドネア、12月にウバーリ戦 井上尚弥戦以来の試合

ウバーリ(左)、ドネア

ボクシング元5階級制覇王者ノニト・ドネア(37=フィリピン)が、12月に米国で王座返り咲きに挑戦する。

米王手ピロモーターのPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)と中継局ショータイムが22日、年内に開催する9つのイベントを発表した。8月1日から、いずれも米コネティカット州アンキャスビルで無観客開催される。

ドネアは12月12日の最後のイベントに登場し、WBC世界バンタム級王者ノルディ・ウバーリ(33=フランス)に挑戦する。昨年11月のWBAスーパー&IBF世界同級王座統一戦で井上尚弥(27=大橋)に判定負け以来の試合となる。セミファイナルで井上の弟拓真(24=大橋)から王座を奪ったのがウバーリ。その初防衛戦で、WBC1位として王座奪回を狙う。

井上尚弥はWBO王者ジョンリル・カシメロ(31=フィリピン)と、3団体王座統一戦を予定している。これに勝てば、次はWBC奪取で4団体完全統一が標的となる。ウバーリが相手なら拓真の敵討ち、ドネアなら激闘再現で連破がかかることになる。

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頭部陥没させたドネア左フック/山下正人会長の一撃

ノニト・ドネア(19年11月撮影)

<ボクシング、忘れられない一撃~14>

一発のパンチですべてが変わるボクシング。選手、関係者が「あの選手の、あの試合の、あの一撃」をセレクトし、語ります。

元世界3階級王者の長谷川穂積らを育てた、真正ジムの山下正人会長(58=西日本ボクシング協会会長)があげた一撃は「戦慄(せんりつ)の左フック」。11年2月のWBO、WBC世界バンタム級タイトルマッチで、挑戦者ノニト・ドネア(フィリピン)が、統一王者フェルナンド・モンティエル(メキシコ)を沈めた一撃。倒す要素が詰まった理想の1発を振り返る。(取材・構成=実藤健一)

▼試合VTR 11年2月19日、米ラスベガスでのWBO、WBC世界バンタム級タイトルマッチ。3階級制覇の統一王者モンティエルと2階級制覇王者のドネアが激突。軽量級屈指の好カードは、挑戦者のドネアが圧倒した。立ち上がりから右ストレートからの左フックのコンビネーションで主導権を奪い2回、強烈な左フックでキャンバスに沈んだモンティエルは大の字で動けず2分25秒TKO負け。モンティエルの右側頭部は陥没していた。

◇ ◇ ◇

最もインパクトあったんがドネアの左フック。モンティエルが衝撃的な倒れ方やった。パンチというのは当てるだけやない。大事なのは呼吸、タイミング。それをあらためて思い知らされた一撃やった。

選手を指導する上で、常に選手に教え込むのがタイミング。言葉にするのは難しいけど、そこは0コンマ何秒の世界。たいがいはタイミングが早かったり遅かったり。ここで打たなあかん! というのは練習で体に覚え込ますしかない。その点でドネアの左フックはすごい、完璧なパンチやった。

ドネアの場合、あの左フックにたどり着くまで、いっぱいの伏線があった。右ストレート、ジャブ、いろんな伏線を張り巡らして、最後だけは左フックで仕留めると決めている。

1発で、狙い澄まして、というのは難しい。自分が最も自信があるパンチをいかに効果的に打てるか。そういう視点からも、あの試合から学ぶものは少なくなかった。

選手には「半呼吸」を教えている。打たれてすぐに打ち返しがちだが、そこで半呼吸ためることができれば、相手もタイミングがとれずに隙が生まれやすい。倒すのは決して力ではない。ドネアの左フックは、自分が指導する上で理想としている。

◆山下正人(やました・まさと)1962年(昭37)4月30日、兵庫県伊丹市生まれ。伊丹東中から村野工へ。野球部で俊足巧打の1番打者として活躍。3年夏の県大会ではベスト4と甲子園に迫った。卒業後、兵庫県警で暴力団対策の刑事。99年に民間の警備会社に移り、千里馬神戸ジムでトレーナー。長谷川穂積を世界王者に育て、05年度にトレーナーのMVP「エディ・タウンゼント賞」。07年に真正ジムをたち上げる。昨年度から西日本ボクシング協会会長。

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井上尚弥、高熱で表彰式欠席も来週からスパー開始へ

WBSS世界バンタム級トーナメント決勝でノニト・ドネアと対戦した井上尚弥(2019年11月7日撮影)

ボクシングの19年度年間表彰式が7日、都内のホテルで開かれ、WBA、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(26=大橋)が2年連続3度目の最優秀選手賞(MVP)に選ばれた。体調不良のため表彰式は欠席したが、昨年11月のノニト・ドネア(37=フィリピン)戦が年間最高試合に選出され、2冠となった。

WBA世界ミドル級王座に返り咲き、V1を果たした村田諒太(34=帝拳)は殊勲賞とKO賞を受賞した。

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6日にグアムでの走り込み合宿から帰国した井上が表彰式を欠席した。所属先の大橋会長は「朝7時ごろに39度近い発熱の連絡があった」と説明。インフルエンザなどではなく、来週から予定通りスパーリングを開始する見込みだという。井上は所属事務所を通じ「欠席になってしまい非常に残念ですが、来る4月25日の(WBO王者カシメロとの)統一戦に向けて、この先も準備していきます」などとコメントを出した。

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村田諒太が代表スピーチ「尚弥も一翔もいないから」

選手を代表してあいさつする村田諒太(左)(撮影・酒井清司)

ボクシングの19年度年間表彰式が7日、都内のホテルで開かれ、WBA、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(26=大橋)が2年連続3度目の最優秀選手賞(MVP)に選ばれた。体調不良のため表彰式は欠席したが、昨年11月のノニト・ドネア(37=フィリピン)戦が年間最高試合に選出され、2冠となった。

WBA世界ミドル級王座に返り咲き、V1を果たした村田諒太(34=帝拳)は殊勲賞とKO賞を受賞した。

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村田が、貫禄のスピーチで会場を盛り上げた。受賞者を代表し、謝辞を務めると「先ほど控室で『尚弥も(井岡)一翔もいないから、やってくれ』とスピーチを頼まれました。あとで尚弥と一翔に文句を言おうと思います」と笑いを誘った。次戦は、ゴロフキン、アルバレスらビッグネームとの対戦を熱望している。「刺激を受ける仲間に会えて良かった。その場にとどまらず、上を目指して頑張っていきたい」と話した。

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