上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

元世界5階級王者ドネアがウバーリに挑戦 米報道

ボクシングの元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(38=フィリピン)が5月29日、米国でWBC世界バンタム級王者ノルディーヌ・ウバーリ(34=フランス)に挑戦する見通しとなったと3日、米専門サイト「ボクシング・シーン」が報じた。既に両者ともに契約書にサインしているという。試合会場は米コネティカット州アンカスビルが候補に挙がっている。

WBC同級1位ドネアは当初、昨年12月19日にウバーリに挑戦する予定だったが、王者のコロナウイルス陽性判定で中止に。代替試合として前IBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(28=プエルトリコ)との同級王座決定戦に臨むことが決まったものの、今度はドネア自らがコロナウイルス陽性判定を受け、離脱せざるを得なくなった。最終的にロドリゲス-レイマート・ガバリョ(24)のWBC暫定王座決定戦が開催され、ガバリョが僅差判定勝利で暫定王者となっていた。

一時、ウバーリは休養王者になっていたが、正規王者に復活。今年3月に母国フランス・パリで世界戦を計画していたが、コロナ禍で実現していなかった。

関連するニュースを読む

UFCヘビー大激突は圧巻決着、怪物ガヌー新王者に

<UFC260大会>◇27日(日本時間28日)◇米ネバダ州ラスベガス・UFC APEX

UFCヘビー級タイトルマッチ5分5回は、「捕食者」と呼ばれる挑戦者の同級1位フランシス・ガヌー(34=カメルーン)が2回KOで念願の新王者となった。

約3年2カ月ぶりの再戦となる王者スティペ・ミオシッチ(38=米国)に挑戦。2回52秒、KO勝利を収め、UFCヘビー級大激突と呼ばれた1戦を制した。

1回から強烈な右オーバーハンドをハードヒットさせると、2回には右ストレートから左フックでダウンを奪った。何とか立ち上がったミオシッチに対し、さらにカウンターの左フックでダウンを追加し、悲願のUFCヘビー級王座を獲得した。

輝くUFCベルトを腰に巻いたガヌーは「カウンターで相手のパンチも当たっていが、コーチもチームも大丈夫だと言われていたし、リラックスしてと自分に言い聞かせていた。落ちつこうと。自分は良い気分で戦えていることを心に語りかけた。落ちついてカウンターを仕掛けることができた」と満足そうな表情を浮かべた。

18年1月のUFC220大会でミオシッチに初挑戦し、5回判定負けを喫していた。リベンジマッチを制し「(敗戦は)格闘技における素晴らしいことだ。実は前回の試合は負けたと思っていない。格闘家と成長したし、負けから学んだ。すべて学んで成長できた。それがさらに自分を高みに連れて行ってくれた」と謙虚な姿勢。17年から練習拠点をフランスから米国に移し、UFCのトレーニング施設で鍛錬してきた。もともとパンチ力は約93馬力とファミリーカー並みのパワーを持っていた。さらにパンチ技術を磨き、ついにミオシッチを倒した。

カメルーンのバティエ村の貧困家庭に生まれ、両親は6歳の時に離婚。貧しく、学校に通うこともできなかった。26歳の時、ボクサーになろうとフランスに渡ったものの、路上生活を強いられた。ようやく住み込みのジムをみつけ、13年に総合格闘家デビューを果たし、29歳の時にUFCと契約を結んだ。「ずっと見ていてくれた人に感謝したい。すべて自分との約束だった。信じて進んでいくことが素晴らしい。周囲の疑念は自分が夢を実現させていくことで払拭(ふっしょく)できている。満足感を今、感じている。幼少期のこともあるが、今は幸せだ」

15年12月のUFC初試合から5年3カ月。18年にはミオシッチに敗れ、限界説もささやかれていたが、ガヌーは「怪物」としての存在感を示した。「ここで(王座戴冠にふさわしい)言葉が見つかるかは分からない。でも最高の気分。試合は仕事だからするが、これ以上に最高なことはない。若いころ、必ずトップになると思っていた。それが自分との約束だったから。もっと強くなりたい。そのためにここにいる」。UFC版の映画「ゴジラVSコング」とも呼ばれたヘビー級大激突は、苦労人のガヌーが頂点に立っていた。

関連するニュースを読む

井上拓真が異例の早期スパー「鉄は熱いうちに」父

同門の松本亮(右)と4回のスパーリングに臨んだ井上拓真

ボクシングの元WBC世界バンタム級暫定王者井上拓真(25=大橋)が年内の世界王座返り咲きを見据え、早くもスパーリングを開始した。

14日に東洋太平洋同級王者栗原慶太(28=一力)に挑戦し、9回負傷判定勝ちを収めた井上は26日、神奈川の所属ジムで同門の元東洋太平洋スーパーフライ級王者松本亮(27)と4回のスパーリングを消化。試合から12日後で本格的な実戦トレに入った。

3日間休んだ後、既に18日からロードワークなどで体を動かしていたという井上は「試合のダメージは何もないし、(父)真吾トレーナーと相談してスパーリングを始めると決めました。1つ1つ、父も納得するような内容をみせていきたい」と充実した笑み。真吾トレーナーも「鉄は熱いうちにうて、の通り、良いイメージを継続するためにのスパーリング。良い内容だった」と合格点を出した。異例の早期スパーリング開始に大橋秀行会長も「恐るべき向上心です」と驚いていた。

19年11月、WBC世界同級正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)との王座統一戦に判定負けし、1年2カ月が経過。WBAスーパー・IBF世界同級王者の兄尚弥(27=大橋)と同じ時間帯で練習しており「年内には世界王座に再挑戦したい」と兄弟世界王者復活を目標に掲げている。その決意の表れとも言える早期スパーリング開始。「もう相手に付き合って打ち合ったりするのではなく、自分が思い描く試合、ボクシングスタイルをしていきたい」とイメージしながら、スパーリングを継続していく。

松本亮(左)とのスパーリングを消化した井上拓真

関連するニュースを読む

井上尚弥「これが拓真の強さ」2階級制覇弟に合格点

3回、パンチを放つ井上(左)。右は栗原(撮影・横山健太)

<プロボクシング:東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社後援

東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ12回戦(日刊スポーツ新聞社後援)は14日、東京・後楽園ホールで開かれ、元WBC同級暫定王者で挑戦者の井上拓真(25=大橋)がスーパーフライ級に続き、東洋太平洋2階級制覇を成し遂げた。

19年11月、WBC世界同級正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)との王座統一戦に判定負けして以来1年2カ月ぶりの再起戦で、王者栗原慶太(28=一力)に挑戦。左フックでリズムをつかみ、ワンツー、右アッパーも的確にヒットさせた。栗原の1回のバッティングによる左目上カットの影響で9回にレフェリーストップ。井上が同回2分25秒、3-0の負傷判定勝ちを収めた。

「REBORN」をテーマに掲げ、最大9ポイント差をつけて判定勝ちし「相手の土俵にいかず、自分のボクシングができた。生まれ変われたと思う。もう悔しい思いはしたくない。また兄弟世界王者を目指したい」と納得の笑み。コロナ禍で外国人パートナーが呼べない中、練習相手を買って出た2団体統一同級王者の兄尚弥(27=大橋)も応援に駆けつけ「パーフェクトゲーム。これが井上拓真の強さ。倒すまでの流れをつかめばもっと伸びる」と合格点を出していた。【藤中栄二】

5回、右ストレートを放つ井上(撮影・横山健太)
OPBF東洋太平洋バンタム級新王者となった井上(撮影・横山健太)
リングサイドから観戦する井上尚(撮影・横山健太)

関連するニュースを読む

井上尚弥「パーフェクトゲーム」弟拓真が再起戦勝利

5回、右ストレートを放つ井上(撮影・横山健太)

<プロボクシング:東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社後援

元WBC世界同級王者で挑戦者の井上拓真(25=大橋)がスーパーフライ級に続き、東洋太平洋2階級制覇を達成した。

19年11月、WBC世界同級正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)との王座統一戦に判定負けして以来の再起戦で、同級王者栗原慶太(28=一力)に挑戦。体格で上回る王者に対し、スピードで対抗してポイントでリードし、9回にバッティングで左目上をカットした栗原の出血のためにレフェリーストップ。2分25秒、3-0の負傷判定勝利で新王者となった。

リングサイドで観戦したWBAスーパー・IBF世界同級王者の兄尚弥(27=大橋)は「1年2カ月ぶりの再起戦で、栗原選手との対戦でしたので、不安な気持ちもありましたが、結果はパーフェクトゲーム。拓真は拓真のボクシング。これが井上拓真の強さ。あとは倒すまでの流れをつかめばもっと伸びる。兄弟での世界王者目指して頑張っていきます」と所属ジムを通じてコメントした。

リングサイドから観戦する井上尚(撮影・横山健太)
OPBF東洋太平洋バンタム級新王者となり声援に応える井上(撮影・横山健太)

関連するニュースを読む

井上拓真「兄弟世界王者を」尚弥との絆で2階級制覇

1回、パンチをヒットさせる井上(左)(撮影・横山健太)

<プロボクシング:東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社後援

元WBC世界同級王者で挑戦者の井上拓真(25=大橋)がスーパーフライ級に続き、東洋太平洋2階級制覇を達成した。

19年11月、WBC世界同級正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)との王座統一戦に判定負けして以来の再起戦として、同級王者栗原慶太(28=一力)に挑戦。体格で上回る王者に対し、スピードで対抗。序盤から左フックをヒットさせ、リズムをつかんだ。

1回に偶然のバッティングで左目上をカットした栗原の出血がひどくなり、9回途中でレフェリーストップ。井上が9回2分25秒、3-0の負傷判定勝利となった。

井上は「再起戦ということ、再起戦にして東洋太平洋王座に挑戦できたことを感謝しています。1年2カ月のブランクが空いたにしろ、少しでも自分のボクシングが出せて良かった。相手の土俵に付き合わないで自分のボクシングに徹する。それが少しでも出せたかなと思う」と納得の笑みを浮かべた。

新型コロナウイルスの影響で外国人の練習パートナーを呼べないこともあり、昨年11月に米ラスベガスで防衛に成功したWBAスーパー・IBF世界同級王者の兄尚弥(27=大橋)とのスパーリングなどで調整。兄弟の絆を深めつつ臨んだ1年2カ月ぶりのリングだった。井上は「前回の世界統一戦で負けて悔しい思いをした。また世界に向けてということで負けたくなかった。ここからまたスタート地点に立てた。兄に少しでも近づけるよう、兄弟世界王者を目指したい」と決意を新たにしていた。

リングサイドから観戦する井上尚(撮影・横山健太)
試合に勝利した弟・拓真(右)とタッチをかわす井上尚(撮影・横山健太)

関連するニュースを読む

井上拓真が前日計量をクリア「バッチリ整っている」

1年2カ月ぶりの再起戦を控える元WBC世界バンタム級暫定王者井上(提供:大橋ジム)

ボクシングの東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ12回戦(日刊スポーツ新聞社後援)は14日、東京・後楽園ホールで開催される。元WBC世界同級暫定王者井上拓真(25=大橋)が約1年2カ月のリングで、王者栗原慶太(28=一力)に挑戦する。13日には都内で開かれた前日計量に出席。53・4キロでパスした王者に対し、リミットの53・5キロでクリアし「コンディションはバッチリ整っている。また世界に向けての通過点になる試合」と静かに燃えた。スーパーフライ級に続く東洋太平洋2階級制覇をステップに世界王座への返り咲きを見据えた。

19年11月、WBC世界同級正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)との王座統一戦に判定負けして以来の再起戦となる。昨年11月に米ラスベガスで防衛に成功したWBAスーパー・IBF世界同級王者の兄尚弥(27=大橋)や元世界3階級制覇王者の田中恒成(25=畑中)ともスパーリングを消化。1年以上のブランク期間でフィジカル面、ディフェンスなどの技術のトータルでレベルアップできた手応えがある。

年内の世界王座返り咲きを目指しており、WBC王者ウバーリへのリベンジにも胸の内に秘める。兄尚弥からも細かいアドバイスをもらっているという井上は「ナオからは良い助言をもらっている。(世界挑戦)チャンスがあれば、いつでも」と気合十分だった。

前日計量をパスした東洋太平洋バンタム級王者栗原(左)と挑戦者で元WBC世界同級暫定王者の井上(提供:大橋ジム)

関連するニュースを読む

ドネアがコロナ陽性判定、WBCバンタム世界戦中止

ノニト・ドネア(2019年11月5日撮影)

ボクシングの元5階級制覇王者ノニト・ドネア(38=フィリピン)が新型コロナウイルスに感染し、WBC世界バンタム級王座決定戦を辞退すると9日(日本時間10日)、米メディアが報じた。同級1位のドネアは19日(同20日)に米コネティカット州アンカスビルで、同級4位となる前IBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(28=プエルトリコ)と同級王座決定戦に臨む予定となっていたが、試合は中止になるという。

当初はドネアが同級王者ノルディーヌ・ウバーリ(34=フランス)に挑戦する予定だったが、ウバーリのコロナウイルス陽性判定で中止に。ウバーリが休養王者となり、ロドリゲスとの同級王座決定戦に切り替わっていた。

関連するニュースを読む

ドネアが井上尚弥との再戦熱望「本能呼び戻した」

ノニト・ドネア(2019年11月5日撮影)

ボクシングの元5階級制覇王者ノニト・ドネア(38=フィリピン)が、約1年前となる現WBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)とのワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝を回顧した。

WBSSを運営するカレ・ザワーランド氏によるポッドキャスト「カレのWBSSハングアウト」エピソード5のゲストとして登場。フィリピンの閃光(せんこう)と呼ばれる元世界王者は「もう1度(井上との試合を)やらなければいけない。それだけだ!」と井上との再戦も熱望した。

昨年11月7日、さいたまスーパーアリーナで開催されたWBSSバンタム級決勝。「本当に恐れはなかった。自分の能力を疑ったことはない。井上が自分をKOできるとは思っていなかった」と振り返るドネアは「自分は他選手と違い、彼を走らせることができた。井上は(2回に)右目上をカットさせた後も素晴らしいパンチを返してきた。良い戦いだったし、本当に楽しかった」と回顧した。

試合は先にドネアが9回に井上をロープ際まで追い込むラッシュをみせたものの、11回は逆にダウンを許した。ドネアは「彼は本当に素晴らしい若き選手だ。リングの中に多くのオプションを持っているファイターだ。ダウン後に立ち上がっても攻めてくることはわかっていたし、自分もやめるつもりはなかった」と12回まで戦い抜こうとしていた当時の心境を口にした。

ザワーランド氏には「9回はKOできる好機だったのでは? W杯決勝でPKを逃したサッカー選手のように頭を悩ませたのでは?」と問われたドネアはこう言った。「おそらく半年間、それは私を悩ませた。しかし(新型コロナウイルスの)パンデミックにより、自分の欠けていたのは『キラー・インスティンクト』(殺し屋の本能)だと気づいた。これまでならできたのに、井上戦ではできなかった。自分は井上戦で自分自身を取り戻した、私のキラー・インスティンクトを呼び戻したと思う」。本来の自分自身を取り戻した状態で、再び井上と拳を交えたい気持ちが強くなった。

WBC世界同級1位のドネアは19日、米コネティカット州アンカスビルで同級4位で前IBF世界同級王者のエマヌエル・ロドリゲス(28=プエルトリコ)と同級王座決定戦に臨む予定となっている。この勝者が現同級休養王者ノルディーヌ・ウバーリ(34=フランス)との統一戦に臨むことが義務づけられている。

井上尚弥(2020年11月19日撮影)
井上尚弥(左)のパンチによろけるドネア(2019年11月7日撮影)

関連するニュースを読む

井岡一翔のトレーナーがコロナ陽性 ロンドンで判明

井岡(左)とサラス・トレーナー(19年6月撮影)

ボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(30=Ambition)を指導するイスマイル・サラス・トレーナー(63)が、新型コロナウイルスで陽性と判明した。

英メディアが26日に報じた。28日にロンドンで、英国&英連邦ヘビー級王者ダニエル・デュボア(23=フランス)に挑戦するWBC世界同級11位・ジョー・ジョイス(35=英国)のセコンドにつく予定だった。

サラス・トレーナーは過去3週間は、在住している米ラスベガスで他の選手を指導していた。試合に向けてロンドン入りしての検査で感染が判明した。ジョイスらの陣営とは接触していなかったため、セコンドからは外れるが試合は開催されるという。

サラス・トレーナーはキューバ出身で、世界で数多くの世界王者を育て、指導してきた。井岡のトレーナーとしても、18年の現役復帰後に指導し、昨年には日本人初の4階級制覇王者に導いた。井岡は12月31日に東京・大田区総合体育館でのV2戦で、3階級制覇王者の同級1位田中恒成(25=畑中)を迎え撃つ。

井岡は試合に備えて、米国でのスパーリング・キャンプが恒例だった。今回は渡米できずに断念。その代わりに、サラス・トレーナーの早期来日を調整中としていた。今後の日程は不透明な状況となった。

関連するニュースを読む

ドネアとロドリゲス王座決定戦、ウバーリ休養王者に

ノニト・ドネア(19年11月撮影)

ボクシング元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(37=フィリピン)が12月19日、米コネチカット州アンカスビルで前IBF世界王者エマヌエル・ロドリゲス(28=プエルトリコ)とのWBC世界バンタム級王座決定戦に臨むことが承認された。

25日(26日)、WBCが同級1位ドネア、同級4位ロドリゲスの同王座決定戦を認めたと発表した。当初はドネアがWBC世界同級王者ノルディーヌ・ウバーリ(34=フランス)に挑戦するカードが決まっていたが、ウバーリは10月下旬に新型コロナウイルスで陽性反応を示したことで試合中止になっていた。

またWBCはウバーリを休養王者として承認。コロナウイルスの陰性が確認され、コンディションが万全になった後、21年2月以降にドネア-ロドリゲスの勝者との指名試合が義務づけられるなどの条件がついた。

関連するニュースを読む

WBC王者ウバーリ、コロナ感染でドネア戦が中止

来月にボクシング元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(37=フィリピン)と対戦予定だったWBC世界バンタム級王者ノルディーヌ・ウバーリ(34=フランス)が新型コロナウイルスに感染したと13日(日本時間14日)、米ボクシングメディア「ボクシング・シーン」が報じた。12月12日、米アンカスビルで組まれたカードだったが、王者陣営が規制を受けて渡航許可を得られず、試合中止になったと伝えられていた。

同メディアによると、ウバーリと契約を結ぶプロモート会社MTKグローバルのボブ・ヤレンCEOは「ウバーリはコロナウイルスで陽性反応を示した。それが試合できない理由。渡航ビザとは関係ない。これは選手の安全と健康のため。2週間ほど効果的な練習ができていない」と明かしたという。さらに同CEOは「試合までに6週間あったが、効果的な練習ができていなかったので、この決定をしなくてはならなかった」と苦渋の選択だったようだ。

ウバーリのコロナウイルス感染により、同級1位ドネアは12月19日、米国で前IBF王者の同級4位エマヌエル・ロドリゲス(28=プエルトリコ)と対戦する方向で、WBCが許可すれば暫定王座戦になる見込み。ヤレンCEOは「ウバーリが100%に戻るのにどれほどの時間がかかるかは分からないが、彼はドネア-ロドリゲスの勝者との対戦を強く望んでいる」と説明していた。

関連するニュースを読む

ドネアWBC王座挑戦延期も 王者陣営が渡航できず

ノニト・ドネア(19年11月5日撮影)

ボクシングの元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)のWBC王座挑戦が延期となる見通しとなった。12月12日(日本時間13日)、米コネティカット州アンカスビルでWBC世界バンタム級王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)に挑戦することになっていたが、王者陣営が新型コロナウイルス感染拡大の影響で、母国の規制を受けて米国への渡航許可を得られなかったと12日(同13日)、米メディア「ボクシング・シーン」が報じた。このため、同級1位のドネアは12月19日(同20日)、米国で前IBF世界同級王者で同級4位のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦するカードに変更されるという。

両陣営は同カードが暫定王座決定戦になるように要請しているものの、まだWBCは承認していない。少なくとも、この勝者がウバーリに挑戦することが期待されている。ロドリゲスは昨年5月、英グラスゴーでのワールド・ボクシング・スーパーシリーズ準決勝で、現2団体統一王者井上尚弥(大橋)に敗れ、王座陥落していた。

関連するニュースを読む

井上尚弥は他団体王者との統一戦を希望、その動向は

井上尚弥(19年11月撮影)

<プロボクシング:WBA、IBF世界バンタム級タイトルマッチ>◇10月31日(日本時間11月1日)◇米ラスベガス・MGMグランド

ボクシングのWBAスーパー、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(27=大橋)が、WBA同級2位ジェーソン・モロニー(29=オーストラリア)との防衛戦に臨み、7回2分59秒、KO勝ちを収めた。

試合後、井上は他団体王者との3団体統一戦を希望。4団体制覇を目指す上で、バンタム級王者たちの動向を見たい。

試合が決定しているのはWBC王者ノルディーヌ・ウバーリ(34=フランス)となる。12月12日、米コネティカット州アンカスビルで、元5階級制覇王者ノニト・ドネア(37=フィリピン)との3度目の防衛戦を控える。昨年11月、井上の弟でWBC暫定王者の拓真を下して王座統一したウバーリ、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ決勝で井上と激闘を展開したドネアとの対戦には大きな注目が集まる。

また今年4月に井上と3団体統一戦をマッチメークされながら新型コロナウイルスで延期となったWBO王者ジョンリール・カシメロ(30=フィリピン)は8月、ヂューク・ミカー(ガーナ)との防衛戦に快勝。再びマッチメークされるかにも注目が集まる。

またWBAには正規王者ギジェルモ・リゴンドー(40=キューバ)が就いている。元五輪メダリストで過去にはドネアを判定で下しているだけに、WBA王座統一戦が実現すれば面白いカードになるだろう。

<バンタム級の各団体世界王者一覧>

◇WBA=スーパー・井上尚弥(大橋)、正規=ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)

◇WBC=ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)

◇WBO=ジョンリール・カシメロ(フィリピン)

◇IBF=井上尚弥(大橋)

関連するニュースを読む

井上拓真が来年1月14日に再起戦、高校8冠も登場

来年1月に試合が決まった元WBC世界バンタム級暫定王者の井上拓(大橋ジム提供)

大橋ボクシングジムは28日、来年1月14日に東京・後楽園ホールで開催する「フェニックスバトル」で、元WBC世界バンタム級暫定王者・井上拓真(24=大橋)が、東洋太平洋同級王者・栗原慶太(27=一力)とタイトルマッチを行うと発表した。

井上拓は、19年11月のノルディーヌ・ウバーリ(フランス)とのWBC世界バンタム級王座統一戦で0-3の判定負けして以来の再起戦となる。

また、19年全日本ミニマム級新人王の森且貴(大橋)は、18年同級新人王の竹田宙(S&K)との対戦が決定。「高校8冠」の実績を持ち、8月にプロデビューした中垣龍汰朗(大橋)の2戦目も行われる。

その他に、松本圭佑、桑原拓も出場予定だという。

関連するニュースを読む

ドネア、12月にウバーリ戦 井上尚弥戦以来の試合

ウバーリ(左)、ドネア

ボクシング元5階級制覇王者ノニト・ドネア(37=フィリピン)が、12月に米国で王座返り咲きに挑戦する。

米王手ピロモーターのPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)と中継局ショータイムが22日、年内に開催する9つのイベントを発表した。8月1日から、いずれも米コネティカット州アンキャスビルで無観客開催される。

ドネアは12月12日の最後のイベントに登場し、WBC世界バンタム級王者ノルディ・ウバーリ(33=フランス)に挑戦する。昨年11月のWBAスーパー&IBF世界同級王座統一戦で井上尚弥(27=大橋)に判定負け以来の試合となる。セミファイナルで井上の弟拓真(24=大橋)から王座を奪ったのがウバーリ。その初防衛戦で、WBC1位として王座奪回を狙う。

井上尚弥はWBO王者ジョンリル・カシメロ(31=フィリピン)と、3団体王座統一戦を予定している。これに勝てば、次はWBC奪取で4団体完全統一が標的となる。ウバーリが相手なら拓真の敵討ち、ドネアなら激闘再現で連破がかかることになる。

関連するニュースを読む

木村花さん死去を仏紙も報道「カリスマ的戦士の死」

木村花さんの訃報を伝えるフランスの20minutes電子版

女子プロレス団体スターダムに所属していた木村花さん(享年22)の訃報は、海を越えてフランスでも大々的に報じられた。

26日付のル・モンド紙電子版は「ネットハラスメントの被害者 日本人女子プロレスラーの死」と報道。恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演していたことを伝えた上で、「テレビの中の出来事はインターネットで激しいリアクションの波をかき立て、22歳の若い女性を深く傷つけた」と記している。同紙は木村さんの経歴とともに、彼女の美しさと、衣装やブーツなどファッションにもこだわっていたことなどを詳細に紹介。リング上で放つオーラがあったとし「カリスマ的戦士」と表現した。

フランスの「20minutes」電子版は、ピンク色のヘアスタイルで笑顔の木村さんの写真を掲載。SNSで発信した最後のメッセージとされる「愛してる、楽しく長生きしてね。ごめんね」の文章を伝えた。

ル・パリジャン紙も「日本プロレス界のスター 22歳で死去」と報道。将来性ある「カリスマ的レスラー」の辛すぎる悲報に、日本から遠いフランスでも悲しみに包まれている。(松本愛香通信員)

木村花さんの訃報を伝えるフランスのル・パリジャン紙電子版

関連するニュースを読む

2階級王者のG・サンピエール氏がUFC殿堂入り

ジョルジュ・サンピエール氏(12年撮影)

米総合格闘技UFCは10日、元UFCミドル級、ウエルター級の2階級で王者となったジョルジュ・サンピエール氏(38)がUFC殿堂入りすると発表した。

フランス系カナダ人のサンピエール氏は極真空手や柔術などをバックボーンとし、02年に総合格闘家としてプロデビュー。04年からUFCに参戦し、06年にUFCウエルター級王座を獲得した。以後、9度の防衛に成功。13年に王座返上と強迫性障害による休養を発表したものの、17年にオクタゴン復帰。同11月には1階級上のUFCミドル級王者マイケル・ビスピン(英国)に挑戦し、3回一本勝ちで王座獲得に成功した。史上4人目の2階級制覇を成し遂げたが、病気などを理由に防衛戦をしないまま王座返上。19年に引退を表明していた。

10日のロイター通信によると、9日のUFC249大会後の会見で、UFCデイナ・ホワイト社長は「カナダの総合格闘技のパイオニア。この競技の世界的な普及に貢献した。カナダ出身のアスリートとしても有名で、史上最高の格闘家の1人だ。20年殿堂入りを実現できて誇りに思う」と口にしていた。

関連するニュースを読む

田中恒成に挑むウイグルの星「人生最高のチャンス」

左から劉剛プロモーター、挑戦者ウラン・トロハツ、ペドロ・ディアス・トレーナー

ボクシングの大みそかの世界戦に出場する外国人選手が28日に都内で練習を公開した。WBO世界フライ級12位ウラン・トロハツ(26=中国)は、セミファイナルで同級王者田中恒成(24=畑中)のV3戦で世界初挑戦する。

カザフスタン国境に近い新疆(しんきょう)ウイグル自治区出身で、少数民族であるカザフ族という。貧しかったが「自分の生活を変えるために」と、13歳でボクシングを始めた。プロ入りしてから家族のために家を建て、劉剛プロモーターによると「ウイグルの星」と言われているそうだ。

期待に応えるべく、陣営は今回6週間前から名トレーナーを加えた。中国3人目の世界王者徐燦を育てたペドロ・ディアス・トレーナー。ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)や村田諒太(帝拳)と2度対戦したアッサン・エンダム(フランス)らも育てた。

練習でも向き合って指示を出しながらのシャドー、投げられたボールをキャッチしたり、ジャンプして回転したり、独特なもので汗を流した。ディアス・トレーナーは「クレバー。田中は強いが穴はある」と話した。

3度目の来日で、17年には後楽園ホールのリングにも上がった。日本人には3勝1分と負けがない。「体調はいい。田中は素晴らしい選手。ワクワクしており、早く対戦したい」と試合が待ち遠しそう。「これまでの人生で最高のチャンス」と中国4人目の世界王者を期した。

トレーナーを相手にマスボクシングするトロハツ

関連するニュースを読む

那須川天心「機会があれば」ヨーロッパ進出に意欲

RIZIN20大会で江端塁と対戦する那須川天心

キックボクシング界の神童那須川天心(21)がヨーロッパ進出に意欲をみせた。

28日、都内で行われたRIZIN20大会(31日、さいたまスーパーアリーナ)の取材会に出席。前日に米格闘技団体ベラトールのスコット・コーカー代表が20年に那須川をキックがさかんなヨーロッパ大会に出したいと発言したことについて、那須川は「非常にうれしいです」とラブコールに顔をほころばせた。

29日に日本初大会を控える米格闘技団体ベラトールのスコット・コーカー代表が前日27日に那須川について発言。20年に予定しているフランス、オランダ、イタリアなどをまわる欧州ツアーに「那須川を連れていきたい」と明かしていた。

既に那須川のもとには世界のさまざまな格闘技団体からオファーが殺到している。その中でもベラトールは145の国と地域に中継網を持つ大きな団体。総合格闘技がベースだが、キックボクシング人気の高い欧州では、那須川の試合に注目が集まる可能性がある。那須川は「僕の名前を出してくれたことはうれしい。タイミングがあったり、機会があればチャレンジしたい。タイミングがあって、機会があればチャレンジしたい」と前向きな姿勢を示した。20年の世界デビューは時間の問題だ。

今年の大みそかは本領である、キックボクサーとしての力を世間に示す場となる。相手は、新日本キックボクシング協会のエース江幡塁。団体が違い、これまでなかなか交わることのなかった強敵と初対戦する。「隙がない」と警戒しつつも、「大みそからしくド派手にKOするのが理想」と自信たっぷりに勝利宣言。「まだ見せていないものがあります」と新必殺技も携え、大舞台に立つ。

髪は、いつもの明るい色から黒へチェンジ。不吉な色だが、あくまで新しい黒のコスチュームに合わせただけ。ボクシング元5階級世界王者メイウェザーに敗れてから1年。まず日本中に最強キックボクサーであると証明し、世界へ羽ばたく。【高場泉穂】

関連するニュースを読む