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37歳高山勝成2階級制覇へ向け渡米「思い切り暴れてタイトル奪取します」

2階級制覇へ米国へ出国した高山(高山陣営提供)

37歳のアメリカンドリームはかなうか。ミニマム級で世界主要4団体を制し、アマチュアで東京五輪を目指したがかなわずプロに再転向したWBO世界ライトフライ級11位の高山勝成(37=寝屋川石田)が3日、5月8日(日本時間同9日)の2階級制覇挑戦に向けて出国した。米国テキサス州で同級王者エルウィン・ソト(メキシコ)に挑む。

高山は関係者を通じ「短い準備期間でしたが、今できるベストは尽くしてアメリカに向かいます。リングの上で思い切り暴れてタイトルを奪取します」とコメント。指導する中出博啓トレーナーは「たった3週間の準備期間ですがやれることはやり、勝負できる体勢はできました。春はWBCやIBFの世界タイトルを獲得した私たちにとって縁起のいい時期です。試合までの間、新型コロナウイルスの感染予防を徹底してリングに上がりWBOの世界タイトルを持って日本に帰ってきます」と宣言した。

高山の世界戦は16年8月20日のWBO世界ミニマム級王座決定戦で判定勝利して以来、約4年9カ月ぶり。「2階級制覇」を公言してプロボクシングに復帰し、昨年末の復帰戦に勝利して世界ランク入りを果たしていた。37歳、しかも敵地・米国で王座奪取となればまさに快挙となる。

王者ソトは高山よりひとまわり以上若い24歳で、18勝(12KO)1敗の戦績を誇る右ボクサーファイター。王者の破壊力に対し、高山はテクニックと経験値で挑む。【実藤健一】

2階級制覇へ米国へ出国した高山(左)と中出トレーナー(高山陣営提供)

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ボクシング次世代スター候補が誘拐、殺害容疑で逮捕 五輪プエルトリコ代表

プロボクシングのライト級の次世代スター候補と言われる12年ロンドン五輪プエルトリコ代表フェリックス・ベルデホ(27=プエルトリコ)が知人女性の誘拐と殺害に関与したとして逮捕されたと2日(日本時間3日)、ESPNなど米メディアが一斉に報じた。

4月29日から行方不明となっていたベルデホの知人女性ケイシュラ・ロドリゲスさん(27)が週末、プエルトリコの首都サンフアンで遺体で発見され、ベルデホに誘拐と殺害の容疑がかかっているとした。

報道によると、ロドリゲスさんは殴打され、薬物投与された上、手と足をワイヤで縛られ、橋から落とされたという。また銃で撃たれたとの情報もある。ベルデホはロドリゲスさんと1年間交際していたとされ、2人の子供を妊娠していたとも伝えられている。

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【記者の目】響龍さん死去は大相撲の未来に警鐘 頭部強打で迅速に対応を

響龍さん(2020年7月21日撮影)

<記者の目>

大相撲の境川部屋の三段目力士、響龍(ひびきりゅう)さん(本名・天野光稀)が28日午後6時20分、急性呼吸不全のため東京都内の病院で死去した。日本相撲協会が29日、発表した。28歳だった。響龍さんは、春場所13日目の取組で頭部を強打。救急搬送されて入院中だった。現役力士の死去は、昨年5月に新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全でなくなった三段目の勝武士さん以来。取組で負傷した力士が死亡するのは異例の事態となった。

   ◇   ◇   ◇

あらためてアクシデントが発生した際の協会の対応を振り返った。取組後、響龍さんはうつぶせのまま動けず、倒れてから約1分後に呼び出し3人があおむけにした。その約3分後、国技館内の相撲診療所から医師が到着。響龍さんの状態を確かめ、担架に乗せて土俵を降りて救急搬送した。一連の対応に、約6分以上の時間を要した。

協会としてはできる限りの対応をしたと見るべきか。しかし、響龍さんが6分間以上、土俵に倒れていたのは、異様な光景に見えた。医師の到着が遅くはないか、もっと迅速に対応できなかったのか、そう思わざるを得なかった。

春場所後に行われた審判部による夏場所番付編成会議では、土俵近くに医師を滞在させた方がいいのではないか、という意見が出たという。今後は日本相撲協会として対応を考えることになる。当時の取組後の対応などについて問われた芝田山広報部長は「ここでは何とも言えない。後日、まとめてお伝えできる状態にしたい」とした。相撲協会は5月7日に警備担当の親方衆や若者頭らを集めて「土俵上の緊急対応講習会」を実施する。響龍さんの死去は、大相撲の未来に警鐘を鳴らす形になった。【佐々木隆史】

【プロボクシングはドクター義務づけ】

○…プロボクシングの興行では日本ボクシングコミッション(JBC)のライセンスを持つコミッションドクターが、リングサイド最前列に着席して立ち会うことを義務づけている。レフェリーの要請があれば負傷ボクサーの診断をし、緊急事態が起こった場合は速やかに応急の処置をとる。また、ボクサーに試合を続行させることが適切でないと判断した場合は、レフェリー及びJBCに試合中止を勧告する権限もある。試合前日の計量から立ち会い、身体検査も行う。

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37歳高山勝成、5・8世界戦正式決定 米国で2階級制覇へ

世界挑戦が正式に決まった高山(高山陣営提供)

ミニマム級で世界主要4団体を制し、アマチュアで東京五輪を目指したがかなわずプロに再転向したWBO世界ライトフライ級11位の高山勝成(37=寝屋川石田)の世界挑戦が29日、正式に決まった。5月8日(日本時間同9日)に米国テキサス州で同級王者エルウィン・ソト(メキシコ)に挑む。

高山の世界戦は16年8月20日のWBO世界ミニマム級王座決定戦で判定勝利して以来、約4年9カ月ぶり。「2階級制覇」を公言してプロボクシングに復帰し、昨年末の復帰戦に勝利して世界ランク入りを果たしていた。37歳、しかも敵地・米国で王座奪取となればまさに快挙となる。

高山は「タイトルの奪取、2階級制覇のためにベストを尽くして戦います。この世界戦に勝利してライトフライ級戦線に乗り込む決意です。現在の仕上がりに関しては極端に短期間なので何とも言えませんが、今できる準備を行っています。今回のオファーは急でした。いろいろな選手に声をかけていたようですが、打診されて『やる』と答えたまでです。6万人の大観衆の前で戦うことを楽しみにしています」とコメント。

指導する中出トレーナーは「突然の決定でしたが、今までの海外での世界戦の経験、キャリアでの技術、コンディショニングの知識、勝てるサポート体制のスタッフのすべてのリソースを駆使してタイトルを奪いにいきます」。5月3日に出国の予定。悲願の2階級制覇へ、米国に飛ぶ。【実藤健一】

世界挑戦が正式に決まった高山(高山陣営提供)

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ボクシング緊急事態宣言下の4都府県での興行は無観客開催または延期

後楽園ホールで無観客で行われた試合の様子(2020年7月16日・代表撮影)

日本ボクシングコミッションと日本プロボクシング協会は26日、新型コロナウイルス小委員会を開いた。

緊急事態宣言下の4都府県での興行については、無観客開催または延期を決めた。

宣言期間中には6大会が予定されていたが、いずれもすでに延期となった。都内で予定していた5月6日のプロテストも20日に延期された。ジムの営業に関しては、各ジムで適切に判断し、感染防止に努めるよう要請するにとどまった。

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寺地拳四朗が号泣8度目防衛「負ければ人生が」1年超の空白と重圧乗り越え

試合後のインタビューで涙を見せる寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇エディオンアリーナ大阪

王者寺地拳四朗(29=BMB)が、号泣の8度目防衛を飾った。同級1位久田哲也(36=ハラダ)から2回にワンツーでダウンを奪って優位に進め、大差判定3-0で勝利した。王者が泥酔によるトラブルで試合が延期された経緯もあり、「負ければ人生が終わっていた」という重圧から解放されて涙を流した。今後は元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高氏の連続防衛13回の更新、同級4団体統一を目標に掲げた。

   ◇   ◇   ◇

まるで子どものように泣きじゃくった。試合後の勝利者インタビュー。マイクを手にした寺地は、おえつで言葉が続かなかった。「ありがとうございます。本当、昨年は自分の不祥事で久田選手や関係者の方に本当にご心配をかけ、これからどうしたらいいんだろうという不安の中、今回勝てて。本当にうれしいです」。いつもクールを貫く王者が感情をむき出しにした。

7度目の防衛を飾った19年12月末以来、約1年4カ月ぶりの実戦は厳しい戦いだった。2回に鮮やかなワンツーでダウンを奪う。そこから「倒せるかと、力んでしまった」。ベテランの久田の粘りに苦しめられた。「流れは悪くなかったが思った以上に相手が前に出てきた」。死にものぐるいで戦いを挑んできた相手を受け止め、フルラウンドの死闘を演じた。出し切っただけに涙があふれた。

コロナ禍で自粛生活の中、昨年7月に泥酔して東京都内のマンションに不法侵入し、他人の車を破損させるトラブルをおかした。日本ボクシングコミッション(JBC)により、発覚した昨年12月1日から3カ月のライセンス停止。制裁金300万円に社会奉仕活動の厳しい処分を受けた。

それだけに「いろいろ不安があった。負けたら人生終わりますからね。負けられない。絶対に勝たないといけないと思っていた」。普段はひょうひょうとしたスタイルだが、心の底では重いものを抱えていた。その重圧に打ち勝った。

日本のジム所属選手で歴代5位タイの連続8回防衛を果たした。今後に向けて、これまでも公言している具志堅氏の13回超えに加え、「他団体も全部、ベルトはとりたい」と言った。「今回のことで、いい意味でメンタル的にも強くなれた」。1年4カ月のブランクをへて成し遂げたV8。ここから拳四朗の第2章が始まる。【実藤健一】

◆寺地拳四朗(てらじ・けんしろう) 1992年(平4)1月6日、京都府城陽市生まれ。奈良朱雀高→関大。アマ戦績は58勝(20KO・RSC)16敗。14年8月にプロデビュー。15年12月に日本ライトフライ級王者、16年8月に東洋太平洋同級王座を獲得。17年5月にWBC世界同級王座を獲得し8連続防衛。プロ戦績は18勝(10KO)無敗。身長163・8センチの右ボクサーファイター。

○…新型コロナウイルス感染症拡大防止のため25日に大阪府にも緊急事態宣言が発出される前日、ギリギリのタイミングで有観客の世界戦を実施した。プロモーターの真正ジム山下正人会長は「緊急事態宣言が発出される中で興行をできた。感染対策は万全にした。大成功だったと思う」。入場者制限で半分以下の2200人となったが、観客もルールに従って声を出さず拍手での応援に徹した。

2回、久田哲也(左)に右ストレートでダウンを奪う寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)
判定で久田哲也(左)を破り拳を握る寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

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【評論】不調でも防衛の寺地拳四朗、日本記録可能性更にアップ/大橋秀行氏

2回、久田哲也(左)に右ストレートでダウンを奪う寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇エディオンアリーナ大阪

王者寺地拳四朗(29=BMB)が、号泣の8度目防衛を飾った。同級1位久田哲也(36=ハラダ)から2回にワンツーでダウンを奪って優位に進め、大差判定3-0で勝利した。

 ◇   ◇   ◇

<大橋秀行氏の目>

防衛に成功した寺地の出来は普段の50%ぐらいだったのではないか。過去の試合よりも動きがスローに感じた。2回に左ジャブの相打ちからの右でダウンを奪ったが、あの左ジャブが相打ちになるシーンは、これまで見たことがなかった。不祥事で謹慎し、奉仕活動を続けた上での世界戦は相当な重圧だっただろうと感じた。

不調の中でもペースを握ることができたのは、ステップの速さ、タイミングの良い左ジャブ、多彩な右を持っていたからだろう。ワンツーの右ストレート強度を巧みに変え、かつ同じモーションで右アッパーも放っていた。接近戦のボディーブローの打ち合いも勝り、技術が光った。本当はKOで倒したかっただろうが、不調を乗り越えて判定勝ちできたのは収穫。日本記録の13回防衛を破る可能性は、さらに高まったといえる。

一方の久田は全てを出し切った。王者の左ジャブをもらわず、持ち味の強打を狙う意図は伝わったが、中盤になるとパンチに力がなかった。中盤までに強打で勝負をかけても良かったかなと思う。ポイントは大差だったものの、久田は大健闘だった。(元WBA、WBC世界ミニマム級王者)

試合後のインタビューで涙を見せる寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

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寺地拳四朗に敗れた久田哲也が引退表明「やり切って負けたので悔いはない」

8回、寺地拳四朗(右)に左ストレー打つ久田哲也(撮影・和賀正仁)

<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇エディオンアリーナ大阪

王者寺地拳四朗(29=BMB)に0-3の判定負けを喫した挑戦者の同級1位久田哲也(36=ハラダ)が現役引退を表明した。

19年10月、WBA世界同級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)に判定負け以来、約1年6カ月ぶりとなるリングで、2戦連続の世界挑戦だったが、またもベルトをつかむことはできなかった。

これでプロ11敗目となった36歳は、試合後に「やり切って負けたので悔いはない。引退します。世界を取れなかったので悔いはないとは言えないが、やり切りました」とグローブを外す決意を示した。

昨年12月に食道がんのため79歳で亡くなったハラダジム先代会長の原田実雄さんの墓前に王座奪取を報告できなかったことに「ベルトを届けられなくて…会長、ごめんなさい」と謝った。会場には淳子夫人と3人の愛娘も応援に駆けつけていた。久田は「支えてくれた妻、応援してくれた子供にありがとうと言いたい。19歳から17年間、42戦しました。丈夫な体に生んでくれた両親にも感謝したい」と口にしていた。

判定で久田哲也(左)を破り拳を握る寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

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寺地拳四朗、涙ながらのV8達成「不安の中、今回勝てて。本当にうれしい」

2回、久田哲也(左)に右ストレートでダウンを奪う寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇エディオンアリーナ大阪

王者寺地拳四朗(29=BMB)が、挑戦者の同級1位久田哲也(36=ハラダ)を3-0の判定で下し、8度目の防衛に成功した。

日本ジム所属選手の連続防衛記録で5位タイ。目指す日本記録の元WBA世界ライトフライ級世界王者具志堅用高氏の13回更新へ、前進した。寺地の主な一問一答は次の通り。

 ◇   ◇   ◇

-V8防衛成功

寺地 (涙ながらに)ありがとうございます。本当、昨年は自分の不祥事で久田選手や関係者の方に本当にご心配をかけ、これからどうしたらいいんだろうという不安の中、今回勝てて。本当にうれしいです。本当に応援に来てくれたみなさん、ありがとうございます。こんなボクをこれからも応援してくれたら、本当にうれしいです。コロナの中、こんなたくさん来ていただいて本当にうれしいです。ありがとうございます。

-1年4カ月ぶり

寺地 本当に不安の中、自信もありましたけれど不安もありました。支えてくれる方がたくさんいて恵まれている。ボクシングを続けられていて幸せだと思います。迷惑をかけ、どうしようもないことなので、これからボクが勝って少しでも恩返しできれば、うれしいです。これからどんどん勝っていくので、応援してくれたら幸せです。

-今後の決意

寺地 もっと王者らしく、もっと強く、まだまだボクは強くなれると思っている。もっとボクシングを大好きになって、みなさんに強い姿をみせられるようにしっかりトレーニングしていくので、ぜひまた応援してください。

2回、久田哲也(左)に右ストレートでダウンを奪う寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

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寺地拳四朗が大差判定V8 負けられない戦いでファンに恩返し

判定で久田哲也(左)を破り拳を握る寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇エディオンアリーナ大阪

王者寺地拳四朗(29=BMB)が、挑戦者の同級1位久田哲也(36=ハラダ)を3-0の判定で下し、8度目の防衛に成功した。日本ジム所属選手の連続防衛記録で5位タイ。目指す日本記録の元WBA世界ライトフライ級世界王者具志堅用高氏の13回更新へ、前進した。

約1年半ぶりの試合となった。同カードは当初、昨年12月19日に組まれていた。しかし、王者寺地が泥酔し、他人の車をボコボコにする騒動を起こし、延期となっていた。日本ボクシングコミッション(JBC)から12月1日から3カ月のライセンス停止などの処分を受けた寺地は「たくさんの人に迷惑をかけている。ただ勝つだけじゃなく、内容でも圧勝で、ちゃんとしたところを見てほしい」と思いを詰め込んだ。

絶対に負けられない戦い。「一方的な試合にします」とあえて、自身にプレッシャーをかけて臨んだ。その上で新たな目標も掲げていた。「防衛回数もだが、統一戦もやりたい。ベルトの数を増やしたい。応援してくれている人のありがたさを感じた。恩返しをしたい思いが強い」。

具志堅氏の記録に挑むと同時に、今後はビッグマッチも画策していく。

2回、久田哲也(左)に右ストレートでダウンを奪う寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

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王者松永3度目防衛、初挑戦の中島に3-0判定「もっと強く」/ボクシング

3度目の防衛に成功した日本スーパーウエルター級王者松永

<プロボクシング:日本スーパーウエルター級タイトルマッチ10回戦>◇21日◇東京・後楽園ホール

20年10月以来、約1年半ぶりのリングとなった日本スーパーウエルター級王者松永宏信(33=横浜光)が、3度目の防衛に成功した。挑戦者の同級5位中島玲(22=寝屋川石田)に対し、3-0(97-93×2、96-94)の判定勝利を収めた。

体格とパワーで上回るサウスポーの松永はワンツー、右ジャブから左の強打を的確にヒットさせた。松永は「中島選手に勝つことだけを考えていた。結果が出てひとまず安心。やってきたことは結果として出た」と自ら及第点を出した。当初は昨年3月に予定されていた防衛戦はコロナ禍で試合10日前に中止が決定。試合が決まらない期間はフィジカルや体幹を鍛えてきた。「1分間(のインターバル)で回復できるようになった。効果は出ている」と手応えを示しつつも「やってきたことは間違っていないが、やらなくてはいけないことたくさんある。もっと練習して強くなりたい」と反省も忘れなかった。

WBOアジア・パシフィック同級王座には、世界挑戦経験もある井上岳志(31=ワールドスポーツ)がいる。松永は「向こうも世界しかみていないだろうが、日本人同士、いつか交わることもあるかも。お互いに頑張って、この階級を盛り上げられれば」と意欲を示していた。

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RK蒲田ジム柳光会長のライセンス停止処分撤回「再審査の必要性が生じた」

日本ボクシングコミッション(JBC)は20日、RK蒲田ジム柳光和博会長(48)への3カ月ライセンス停止処分の撤回を発表した。ホームページに19日付の文書を掲載し、「倫理委員会における15日付告示の柳光会長の処分に関し、再審査の必要性が生じたので処分の撤回をする」とした。

柳光会長は3月の前日計量時にJBC職員を怒鳴りつけたなどとして処分された。これに対して日本プロボクシング協会と東日本ボクシング協会が19日に、制裁手続きが違法、職員の発言が誘発し、処分内容は著しく重いと、処分の即日取り消しと謝罪を要請の抗議文を提出していた。

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ボクシング、新型コロナ対策ガイドライン一部改定 興行20時終了目標に

日本ボクシングコミッションと日本プロボクシング協会は19日、新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、ガイドラインの一部改定を承認した。

出稽古では出向く選手だけでなく、受け入れる選手も検査を受けるなど。

関東地区でも感染が拡大していることを受け、今後は東京・後楽園ホールでの興行終了時間を現在の午後9時から8時に早めることを目標とした。大阪が緊急事態宣言の要請を表明したが、発出された場合は小委員会で迅速に対応していくことになった。

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RK蒲田ジム柳光会長のライセンス停止処分が白紙に ボクシング協会抗議で

日本ボクシングコミッション(JBC)は19日、RK蒲田ジムの柳光和博会長(48)への3カ月ライセンス停止処分を白紙に戻した。

日本プロボクシング協会と東日本ボクシング協会がこの日、JBCへ制裁手続きが違法で処分内容は重すぎ、処分の即日取り消しと本人への謝罪を要請する抗議文を提出。JBCはこれを受けて永田理事長と浦谷倫理委員会委員長が協議し、協会へ白紙に戻すと回答。16日付のホームページへの告示も削除した。

柳光会長は3月10日の前日計量時に、JBC職員を怒鳴りつけ、どう喝したとして処分されていた。協会はJBC規定に調査期日の定め、意見陳述機会の付与がなく、期日の14日前の通知はなく、意見陳述の機会が与えられず、制裁手続きが違法と抗議した。

また、調査した事実関係では、スタッフとのやりとりは激高し怒鳴りつけたものではなく、どう喝したものでもないと否定。協会の健康管理委員長としてJBCを補助する際に、スタッフによる心情を考慮しないと言わざるを得ない発言により誘発され、制裁処分の内容は比例原則に反し、著しく重く、違法とした。

要請に応じない場合はJBCへの協力活動、支払いなどを停止し、受け入れられない場合は違法性を徹底的に争うと強い姿勢を示していた。JBCはこの抗議を受けて、処分を1度白紙に戻し、あらためて協議することとした。

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ボクシング協会、柳光和博会長へのライセンス停止処分に対して抗議文を提出

日本プロボクシング協会と東日本ボクシング協会は19日、RK蒲田ジムの柳光和博会長(48)への3カ月ライセンス停止処分に対して、日本ボクシングコミッション(JBC)に抗議文を提出した。

3月の前日計量時にJBC職員を怒鳴りつけ、どう喝したとして処分されていた。協会は制裁手続きが違法で、処分内容は重すぎ、処分の即日取り消しと本人への謝罪を要請した。

協会はJBC規定に調査期日の定め、意見陳述機会の付与がなく、期日の14日前の通知なく、意見陳述の機会が与えられていないと、制裁手続きが違法と主張している。

また、調査した事実関係では、スタッフとのやりとりは激高し怒鳴りつけたものではなく、どう喝したものでもないと否定。協会の健康管理委員長としてJBCを補助する際に、スタッフによる心情を考慮しないと言わざるを得ない発言により誘発され、制裁処分の内容は比例原則に反し、著しく重く、違法としている。

協会は要請に応じない場合はJBCへの協力活動、支払いなどを停止し、受け入れられない場合は違法性を徹底的に争うと強い姿勢を示している。

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Sバンタム級の下町「怖かった」相手見つからず2階級上と対戦もTKO快勝

2階級上の相手の3回TKO勝ちした下町(撮影・実藤健一)

<プロボクシング:ノンタイトル戦>◇11日◇エディオンアリーナ大阪第2競技場◇スーパーフェザー級8回戦

日本スーパーバンタム級9位の下町俊貴(24=グリーンツダ)が、2階級上の一戦でサンダー照屋を3回2分35秒TKOで下した。ジムの本石会長は試合後、「日本王者に挑戦状を出します」と、日本スーパーバンタム級王者古橋岳也(川崎新田)への挑戦を表明した。

同じ階級で対戦相手が見つからず、窮余の策で組まれた今カード。2階級上の相手に下町は「怖かったです、ずっと」。しかし、最初から主導権を握り、最後はきっちり仕留めた。その内容を本石会長も「成長した」と評価した。

控えめな性格で、今回のメイン抜てきも本人の自覚を促す狙いもあったという。下町は「初メインでうまいこと終わってくれてよかった。ベルトはとりたいがまだ日本人のトップレベルにあるとは思っていない。気持ちを切り替えていきたい」と語った。【実藤健一】

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前田稔輝人生初ダウンも7連勝「今日みたいな試合じゃ日本王者に勝てない」

人生初のダウンを食らいながら無傷の連勝を7に伸ばした前田は苦笑い(撮影・実藤健一)

<プロボクシング:ノンタイトル戦>◇11日◇エディオンアリーナ大阪第2競技場◇フェザー級8回戦

19年度の同級全日本新人王・前田稔輝(じんき、25=グリーンツダ)が、人生初のダウンを食らいながら、判定で無傷の連勝を7に伸ばした。

前田は「人生初です。いい経験をさせてもらった」と苦笑い。その場面が4回だった。人生初のダウン。「効いたが、その後は落ち着いて対処することができた」。試合を支配することはでき、判定は3-5ポイントの3-0で完勝した。

大商大2年時に日本拳法で日本一になり、ボクシングの世界に飛び込んだ。「バリエーションが少ない」と反省したように、いまだ日本拳法のスタイルから抜け出せず、キャリアを重ねながらさまざまな局面への対応を学んでいる。

戦績を7勝(3KO)無敗としたが現状、日本同級17位。目指すタイトルへ、よりキャリアを積むことが求められる。「今日みたいな試合じゃ、日本王者には勝てない。もっとキャリアを積んでいきたい」と前向きに語った。【実藤健一】

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小原佳太が初防衛成功「子供も力くれた」3月誕生の長女が会場で眠らず応援

挑戦者の坂井(右)を攻め込む日本ウエルター級王者小原

<プロボクシング:日本ウエルター級タイトルマッチ10回戦>◇8日◇東京・後楽園ホール

日本ウエルター級王者小原佳太(34=三迫)が初防衛に成功した。挑戦者となる同級4位坂井祥紀(30=横浜光)と10回を戦い抜き、3-0(96-94X2)の判定勝ちをおさめた。何度か顔面に相手パンチを被弾しながらも、確実にボディー攻撃に徹した。右ボディーストレートを放ち続け、ジャッジ3人の支持を得た。

「正直、坂井選手はボディーを打たれても無視すると聞いていた。無視を続けるなら打ち続けようと。肋骨(ろっこつ)痛めるぐらい打とうと思った」と振り返った小原は「ここ最近でも調子は良かった。坂井選手が強く、拮抗(きっこう)した展開になった。成長していないと思っています」と反省も忘れなかった。

昨年2月に同王座を獲得し、日本2階級制覇を成し遂げた小原は、翌3月に第1子となる長女俊佳ちゃんが誕生。初防衛戦に備え、今回は約1カ月間、家族と離れて調整に専念し、約1年2カ月ぶりのリングに向けて準備を続けてきた。試合会場に駆けつけていた長女の姿を試合中もチェックしていたという小原は「いつもは寝ている時間なのに、起きていてくれた。勝って帰ることができたので良かった。子供も力をくれました」と感謝していた。

初防衛に成功した日本ウエルター級王者小原(中央)

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ウエルター級王者小原佳太パパ初試合へ「負けたくない気持ちはあります」

前日計量をパスした日本ウエルター級王者小原佳太(左)と挑戦者の坂井祥紀(三迫ジム提供)

プロボクシング日本ウエルター級タイトルマッチ10回戦は8日、東京・後楽園ホールで開催される。

初防衛戦となる王者小原佳太(34=三迫)は7日、都内で挑戦者となる同級4位坂井祥紀(30=横浜光)ともに前日計量に出席。両者ともに66・3キロでクリアした。

昨年2月に同王座を獲得し、日本2階級制覇を成し遂げた小原は、翌3月に第1子となる長女俊佳(しゅんか)ちゃんが誕生。初防衛戦に備え、今回は約1カ月間、家族と離れて調整に専念し、約1年2カ月ぶりのリングに向けて準備を続けてきた。家族とボクシングは切り離して考えていると言うものの「負けたくない気持ちはあります。勝って笑顔で家族と会っておいしいご飯食べたい。しかし自分のために勝つことはなにも変わらない」と気合を入れ直した。

一方、メキシコからの逆輸入ボクサーとなる坂井は昨春に横浜光ジムと契約した後、2試合を消化。15年9月、WBC世界ユース・スーパーライト級王座決定戦(メキシコ)で勝利して以来のタイトル戦となる。坂井は「王座というより小原選手とやれるのがうれしかった。やっぱり小原さんに勝つことがみんなが認めてくれることやと思う」とやる気満々だった。

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王者天海が大差判定で3度目防衛「まだ実力不足」

防衛を果たし挑戦者の緒方と健闘をたたえ合う王者・天海(撮影・実藤健一)

<プロボクシング:WBO女子世界タイトルマッチ>◇4日◇大阪・堺市産業振興センター◇ライトフライ級10回戦◇観衆400人

王者天海ツナミ(36=山木)が、挑戦者の緒方汐音(32=寝屋川石田)を大差判定で下し、3度目の防衛に成功した。天海は18勝(12KO)1分け9敗、緒方は11勝(3KO)1分け7敗となった。

「1ラウンドからチャンスがあるな」という天海は2回にダウンを奪った。その後も攻勢の手を緩めず、KOこそ逃したがジャッジ3人とも100-89のフルマークで勝利した。

天海は2度目の防衛に成功した19年12月以来、約1年半ぶりの実戦だった。完勝にも満足はなく、「倒して勝ちたかった。緒方さんが強かったのもあるが、判定ということはまだまだ自分の実力不足」と意識の高さを示す。

今後に向けては「決めてもらった試合を確実に勝ちたい。倒すボクシングを目指して、高い目標を持っていきたい」。8月に37歳となるが、気持ちの衰えは全くない。【実藤健一】

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