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新日本、15日横浜スタジアム、29日東京D大会の開催延期

オスプレイ(左)とオカダ

新日本プロレスは7日、15日の横浜スタジアム大会、29日の東京ドーム大会の開催延期を発表した。

政府からの緊急事態宣言延長発令、新型コロナウイルス感染状況や感染拡大防止に向けた判断だという。団体公式サイトでは「各大会を楽しみにされていたお客様には、ご迷惑をお掛けしてしまい誠に申し訳ございません。心よりおわび申し上げます」などと掲載された。日程が決定次第、発表する見通し。延期に伴い、チケットの払い戻しの対応も予定している。

29日の東京ドーム大会では、IWGP世界ヘビー級王者ウィル・オスプレイがオカダ・カズチカを挑戦者に迎えた2度目の防衛戦が予定されていた。

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【藤波辰爾50周年連載1】78年飛龍原爆固めで初戴冠「ドラゴン」ブーム

78年、WWWFジュニア王座タイトルマッチで剛竜馬(後方)をやぶり、王座を防衛しベルトとトロフィーを掲げる藤波

<藤波辰爾のプロレス人生50年(1)>

プロレスラーの藤波辰爾(67)が9日にデビュー50周年を迎える。新日本プロレスを立ち上げから支え、99年には社長にも就任。低迷期を乗り越え、1度も引退することなく、現在でもリングに立ち続ける。日刊スポーツでは「藤波辰爾のプロレス人生50年」と題して、6回にわたり連載する。第1回はプロレスラー藤波辰爾。【取材・構成=松熊洋介】

★必殺技「ドラゴン・スープレックス・ホールド(飛龍原爆固め)」 1978年(昭53)1月23日、無名ながらWWWF(現WWE)ジュニアヘビー級王座を獲得。王者エストラーダにフルネルソンを決めたまま、原爆固めの要領で後方に投げ、そのままフォールした。

★「ドラゴン」ブーム 78年の王座獲得で一気にスターダムに。日本でも女性や子供のファンを獲得。ジュニアながら、ブルース・リーをほうふつさせる肉体美、軽快な動きから名前の「辰=龍」にちなんだ「ドラゴン」ブームを巻き起こした。

★「オレはお前のかませ犬じゃねえ」 81年にはヘビー級転向。82年からは「飛龍十番勝負」でホーガン、ブッチャーらと戦った。同10月には長州との抗争が勃発。「オレはお前のかませ犬じゃねえ」という暴言を吐かれ、大乱闘。その後も感情むき出しの“ケンカ”が続いた。

★師匠アントニオ猪木との激戦 85年12月のIWGPタッグ・リーグ優勝戦でも、この大技で師匠アントニオ猪木からフォールを奪った。88年にはIWGPヘビー級の防衛戦に猪木が挑戦、60分間戦った末に引き分けた。

★ケガとの戦い 89年にベイダーとの一戦で腰を負傷。選手生命の危機に立たされた。「立って歩けないくらいくらいになった」。1年半後に復帰も、痛み止めを飲みながらの戦いはその後も続いた。93年にはG1クライマックス、94年にはIWGPヘビー級王座を獲得。

★社長就任 99年に新日本プロレスの社長に就任し、第一戦から退いた。格闘技ブームや他団体の盛況もある中で低迷期を支え続けてきた。04年に社長を辞任。06年に新日本を退団する。

★現在 「ドラディション」を立ち上げ、11年には長州らと「レジェンド・ザ・プロレスリング」も旗揚げ。15年3月には、猪木に次いで日本人2人目となるWWE殿堂入りを果たした。昨年からは「日本プロレス殿堂会」を発足させて、後世の育成にも尽力する。「50年という感じはしないが、いろんな人と話をするとよみがえってくるので年月は感じる。いろんな歴史を見てきた中でいい経験をさせてもらっている」と話した。

第2回は、波瀾(はらん)万丈の人生を歩む藤波のプロレスとの出会いに迫る。(つづく)

◆藤波辰爾(ふじなみ・たつみ) 1953年(昭28)12月28日、大分県生まれ。中学卒業後、70年に日本プロレスに入団。猪木の付き人をしながら、71年5月9日、北沢戦でデビュー。71年猪木らとともに新日本プロレス移籍し、旗揚げより参戦。75年に欧州、米国遠征し、76年NWAデビュー。78年WWWFジュニアヘビー級王座を獲得(その後防衛計52回)し凱旋(がいせん)帰国。81年ヘビー級転向。88年にIWGPヘビー級王者に輝く。89年に腰痛を患い、1年3カ月休養。99年に新日本プロレス社長就任、03年に辞任。07年無我(後のドラディション)の代表取締役に就任。15年3月WWE殿堂入り。183センチ、105キロ。

83年10月26日、タッグ戦で長州力(下)に逆サソリ固めで攻める藤波
83年11月19日、新日本プロレス千葉大会でリングに上がった左から藤波、アントニオ猪木、ハルク・ホーガン

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AEWクリス・ジェリコが団体CEOのシニアアドバイザー就任と米メディア

クリス・ジェリコ(2019年1月4日撮影)

米プロレスのオール・エリート・レスリング(AEW)に所属するクリス・ジェリコ(50)が団体CEOのシニアアドバイザーに就任していると4日(日本時間5日)、米専門メディア「レスリングニュース」が報じた。

先週末に開催されたイベントでジェリコ本人が明かしたとし「私には(AEWトニー・カーン)CEOのシニアアドバイザーという立場がある。冗談ではない。明らかにトニーは上司である。トニーが特定のセクションを見て、アドバイスや意見を求めたら、フィードバックを提供します。アドバイザーは私がAEWで何をしているのかを説明するのにはトニーにとっても他の人にとっても最適な方法だ」と自らの立場を説明したという。

ジェリコはWWEで活躍後、18年1月4日、新日本プロレスの東京ドーム大会でIWGP・USヘビー級王者だったケニー・オメガに挑戦する形で参戦。18年にはIWGPインターコンチネンタル王座を獲得し、19年からは旗揚げからAEWにも参戦し、同8月には初代AEWヘビー級王者となった。現在はWWE時代に因縁のあったボクシング元ヘビー級統一王者マイク・タイソンとAEWマットで共闘しようとしている。

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オスプレイ激闘制し初防衛「鷹木は俺のレベルに達していないから負けた」

新日本プロレス福岡大会 IWGP世界ヘビー級の初防衛に成功し、ベルトを掲げるウィル・オスプレイ(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス福岡大会>◇4日◇福岡国際センター◇観衆2367人

龍魂を打ち砕いた。IWGP世界ヘビー級王者ウィル・オスプレイ(27)が鷹木信悟(38)を44分53秒の激闘の末に破り、初防衛に成功した。

メイドインジャパン、パンピングボンバー、GTR…。「秘策がある」と言っていた鷹木の上をいき、武器である魂の攻撃をすべてはねのけた。テーブルの上にたたき落とされて腰を痛め、終盤は立つのもやっとの状態だったが、何度もかわされたストームブレイカーをさく裂させ、粘る相手をリングに沈めた。試合後観客が席を立てないほど、のみ込まれていた総力戦を制し「鷹木は俺のレベルに達していないから負けた。俺が勝つことは初めから運命で決まっていた」とほえた。

ベルトへの執念が実った。3月ニュージャパンカップで優勝し、飯伏への挑戦権を獲得した際に、恋人のプレストリーにオスカッターを浴びせて仲間割れ。当時、女子プロレスのスターダムに所属しながら、毎試合セコンドで助けてきたパートナーを「ベルト以外は意味がない」とあっさり切り捨てた。その後4月4日の両国大会で、宣言通り飯伏を破り、頂点に立った。

次戦は29日東京ドームでオカダと対戦する。英国時代に新日本へ導いてくれた兄貴分を昨年10月に裏切り、CHAOSを脱退。今年1月4日東京ドーム大会で対戦するも敗れ、眠れないほど悔しがった。この日の試合ではオカダの得意技のレインメーカーを披露するなど、リベンジの思いをリングでも表現した。

飯伏、鷹木と実力者を退け、勢いが止まらない。O・カーン、コブ、ヘナーレと形成するUNITED EMPIRE(UE)は1月の東京ドーム大会で全敗。そこからはい上がり、今シリーズの前哨戦では、鷹木、内藤らのロスインゴ・ベルナブレス・デ・ハポンに圧勝した。「オカダに負けた時はみんながおしまいだと言っていたが、今は俺たちが中心に立っている」と叫んだ。

この日、選手に発熱者が出て、試合数が減った。それでも「俺が立つメインの試合は、チケット料金に値する」とファンに向け堂々と語った。新設されたIWGPのベルトを“世界”に見せつけ「俺はこの団体(新日本)の未来だ。先輩たちからバトンを受け継いだ。期待に応えるのが俺の役目だ。この団体は俺を頼りにしている」と豪語した。英国の工事現場で働いていた時に夢を抱き、バカにされた周囲の人を見返すために努力を重ね、頂点に立ったオスプレイ。29日、オカダに敗れた同じ舞台で雪辱を果たし、誰も届かない領域に君臨する。

新日本プロレス福岡大会 鷹木信悟をロープに乗せ、コーナートップからシューティングスタープレスを決めるウィル・オスプレイ(新日本プロレス提供)
新日本プロレス福岡大会 IWGP世界ヘビー級の初防衛を果たしたウィル・オスプレイ(右から2人目)を祝って乾杯するUNITED EMPIREの選手たち。左からジェフ・コブ、グレート・O・カーン、1人おいてアーロン・ヘナーレ(新日本プロレス提供)

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石川修司「運命めいたものを感じる」全日本3冠ヘビー級王者の諏訪魔に勝利

石川(上)に試合途中で痛めた首を攻められる諏訪魔(撮影・小沢裕)

<全日本プロレス>◇3日◇無観客試合

チャンピオンカーニバル(CC)最終戦で、石川修司(45)が、3冠ヘビー級王者の諏訪魔(44)に勝利した。

今年1月まで「暴走大巨人」としてコンビを組んでいた元相棒からの勝利に「諏訪魔さんとのシングルマッチは運命めいたものを感じる。今の俺をポンポン投げてくれるのは諏訪魔さんしかいない」と感謝した。

195センチ、130キロの石川と、188センチ、120キロの諏訪魔。“巨人”同士のぶつかり合いは、技の1つ1つに重量感があふれ、リングが揺れた。石川は中盤、場外DDTで首にダメージを与え、優位に試合を進めたが、その後諏訪魔の逆襲に遭い、絞め技で失神寸前に追い込まれた。それでも投げ捨てドラゴンスープレックスで逆転すると、意識もうろうとする諏訪魔に対し、カミゴェ、ランニングニーと畳み掛け、ジャイアントスラムで3カウントを奪った。

「全日本を盛り上げたい」思いが誰よりも強い。3月18日には、葛西とのデスマッチ「GAORA TV チャンピオンシップ」を戦い、勝利した。全日本に乗り込んで、荒らそうとする葛西の陰謀に「全日本はデスマッチ団体ではない」と経験のある石川自ら手を挙げ、葬り去った。同年代の諏訪魔とは「解散してもライバルだと思っている」と言いながらも「敵対するわけじゃなくて、全日本を盛り上げることで勝負したい」と団体の未来を考え、行動する。

CCは5勝4敗で勝ち点10。納得の結果ではなかったが、最後は勝利で締めた。今回参戦した48歳の大谷はケガで残り2戦を欠場。石川自身も若手と回復力の差を感じることもあったという。「(回復力は)ベテランの方が落ちてくる。でも40、50代のおじさんたちのためにも俺は輝いて、輝いて、最終的にはモテたい」。気持ちは若く、これからも全日本を引っ張る。【松熊洋介】

諏訪魔(左)は石川にキックを浴びせられる(撮影・小沢裕)
諏訪魔(左)は石川にジャーマンスープレックスホールドを食らう(撮影・小沢裕)

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丸藤正道、流血“因縁”村上和成をKO「思いの強さ力に」6月の武藤戦へ

プロレスリング・ノア後楽園大会 村上和成(右)に逆水平チョップを浴びせる丸藤正道(撮影・松熊洋介)

<ノア:後楽園大会>◇3日◇後楽園ホール

ノアを運営するサイバーファイト副社長も務める丸藤正道(41)が、2日連続の無観客試合の最後を、自らの勝利で締めた。

「俺たちには画面の前のみんなの声も気持ちもしっかり届いています」とカメラ越しに思いを伝えた。さらに「スタッフ、関係者のみなさん、俺たちにプロレスをさせてくれてありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

望月と組み、杉浦、村上組と対戦した試合では、序盤から劣勢の展開が続いた。コーナーに追い詰められて、2人に踏み付けられ、村上には強烈な頭突きを何度も食らった。村上とは07年6月に流血戦を繰り広げて敗れていたことを覚えていた。「プロレス人生の中で一番の流血をさせられた相手。忘れてはいない。こうやってリングに上がるとあの時のことを思い出す」と振り返った。その後、杉浦との誤爆によって村上が流血。丸藤は、前後の強烈な蹴りで村上をふらつかせ、最後は両耳をつかんでからの新型虎王・零でKOし、リングに沈めた。

4月29日名古屋大会でGHCヘビー級王者の武藤に挑戦表明。6月6日(さいたまスーパーアリーナ)の対戦が決まり「こんなところで負けていてはいけない」と、熱い気持ちをリングで表現した。同じM's allianceの同門対決となるが「俺はこのリングを守り続けてきた。それだけは絶対に負けない」とプライドをのぞかせた。

武藤との大一番はサイバーファイトが運営する、DDT、東京女子、ガンバレ☆プロレスの合同開催というビッグイベントの中で行われている。「思いの強さは絶対力になることを胸にたたき込んで武藤敬司の前に立ちます」と意気込んだ。副社長とプロレスラーの役割をしっかり果たした丸藤。「コロナもどうなるか分からないけど、やることをしっかりやって、ファンにプロレスを伝え続ける。必ず恩返しする。これからもプロレスリング・ノア、前を向いて走り続けます」と力強い言葉で締めた。【松熊洋介】

プロレスリング・ノア後楽園大会 バックステージで取材に応じる丸藤正道(左)、望月成晃組(撮影・松熊洋介)

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ヘビー級前統一王者ルイスが再起戦勝利、12キロ減量でポッチャリから変身

<ボクシング:ヘビー級12回戦>◇1日◇米カリフォルニア州カーソン

前ヘビー級3冠統一王者アンディ・ルイス(31=米国)が、1年4カ月ぶりの再起戦に勝利した。3度世界挑戦しているWBA同級8位クリス・アレオーラ(40=米国)と対戦。2回にダウンを喫したものの、その後は試合をコントロールし、3-0の判定勝ちを収めた。採点は118-109が2人、117-110が1人と大差がついた。

冷や汗の再起となった。2回にコーナーへ詰めるも右フックを浴びてひざをついた。3回にも攻め込むとパンチを返された。4回からは距離をとりながらコントロールし、逆にアレオーレがペースダウン。さらに肩も痛めたか手数が減り、中盤以降は終始攻勢。終盤に追い込むも倒しきれなかった。

ルイスは「アレオーラはベテランでパンチも強かった。右はきいた」と認めたが諦めなかった。「さびも感じたが動き続けた。やるべきことをやって、勝利することができた。また階段を上っていく」と控えめに話した。

ルイスは19年6月に代役挑戦者として、WBAスーパー、IBF、WBO世界同級王者アンソニー・ジョシュア(31=英国)を7回TKOで王座を獲得した。ダウン挽回の大番狂わせでメキシコ系初の同級王者に。12月に直接再戦は0-3の判定負けし、王座陥落して以来の試合だった。

この試合から世界4階級制覇王者サウル・アルバレス(30=メキシコ)と組むエディ・レイノソ・トレーナーについた。前回から約12キロの減量にも成功。ポッチャリ王者からの変身を図ってきた。動きにスピードは戻ってきていたが、ダウンを喫してKOはできず。完全復活とは言えなかったが、奪回へは1歩を踏み出した。

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永田裕志&成田蓮組、8日の「NJPWストロング」でUS王座前哨タッグ戦

新日本プロレス11日、米国発の新日本プロレスワールド番組「NJPWストロング」8日配信分で永田裕志、成田蓮組-ジョン・モクスリー、クリス・ディッキンソン組の開催を発表した。

12日(日本時間13日)に米オール・エリート・レスリング(AEW)マットに初進出し、IWGP・USヘビー級王者モクスリーに挑戦することが決まっている永田にとっては前哨タッグ戦となる。NJPWストロング初参戦となる53歳の永田が、US王座戦前の前哨戦でモクスリーに何を仕掛けるのか。モクスリーも2度目のNJPWストロング参戦となる。

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新日本永田裕志が米AEWへ初進出 IWGP・USヘビー級王座挑戦発表

永田裕志(2021年2月4日撮影)

新日本プロレスは「ブルージャスティス」永田裕志(53)が5月12日(日本時間13日)、米オールエリートレスリング(AEW)マットに初進出し、IWGP・USヘビー級王者ジョン・モクスリー(35)に挑戦すると30日までに発表した。

これまでモクスリーから動画メッセージで次期挑戦者として指名されていた永田は「顔を洗って出直してこい」と動画メッセージで反応。両者による王座戦が浮上していた。AEWマットには、バレットクラブのKENTAが乱入、参戦し、モクスリーとタッグ戦をしているものの、王座戦となると新日本勢では初めてとなる。

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諏訪魔がV争い首位並ぶ「業界の天下を」芦野祥太郎と“最強タッグ”結成

全日本プロレス 試合後、芦野祥太郎(右)と握手を交わす諏訪魔(撮影・松熊洋介)

<全日本プロレス>◇29日◇無観客試合

チャンピオンカーニバル(CC)で、3冠ヘビー級王者・諏訪魔(44)が芦野祥太郎(31)に勝利し、勝ち点10で優勝争いのトップに並んだ。

序盤は芦野ペースだった。諏訪魔の左膝を徹底的に痛めつけ、試合を優位に運んだが、中盤に諏訪魔のスイッチが入り、逆襲。止めに入ったレフェリーも「うるせぇ」と言って投げ飛ばし、芦野を殴り続けた。ピンチの場面も右ラリアット一撃で逆転し、その後はバックドロップを連発して3カウントを奪った。3度目のシングルでの対戦となったが「暴走させた上で俺が勝つ」と意気込んで臨んだ芦野を今回も退けた。

ともにレスリング上がりの2人。勝利後、諏訪魔は芦野のもとに歩み寄り「レスリング技術にほれたよ。お前と戦うとおもしろい」と声をかけた。さらに「お前の投げと俺の投げ、レスリングの強さを証明するためにもタッグを組んで業界の天下を取ろう」と呼び掛けた。芦野も「よろしくお願いします」と快諾し“最強タッグ”結成を喜んだ。

芦野は2月24日の大会で前ユニットの仲間だった土肥、羆嵐から襲撃され、裏切られていた。それを救ったのが諏訪魔で「悔しい思いがあるなら協力するよ」と声を掛けていた。シングルで相対し、実力を確かめ、満を持して、王者自ら正式にオファーを出した。「久々にワクワクしてきた。みんなぶん投げてやろうぜ」。後輩に力強い言葉を投げかけ、ガッチリ握手を交わした。

13年ぶりの優勝がかかる5月3日のCC最終戦は石川と対戦。その後は3冠ヘビー級8度目の防衛戦が控える。最強タッグとしていいスタートを切るためにも、王者のプライドにかけても負けられない一戦となる。【松熊洋介】

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武藤敬司勝って認めた「俺が後見人になってやる」マサの名継ぐ北宮の強さ

マサ北宮(左)にシャイニングウィザードを決める武藤敬司(プロレスリング・ノア提供)

<プロレスリング・ノア名古屋大会>◇29日◇名古屋国際会議場

GHCヘビー級王者・武藤敬司(58)がマサ北宮(32)を破り、2度目の防衛に成功した。終盤コーナーで痛めつけられ、劣勢の武藤が突然、レフェリーを踏み台にしてシャイニングウィザードを決めて逆転。その後も前後から3連続でたたみかけて一気に沈めた。

GHCヘビー級挑戦5度目となる北宮の執念に、劣勢が続いた。110キロの体を軽々と持ち上げられ、リングにたたきつけられた。さらに18日の前哨戦でギブアップした時と同じように、監獄固めで何度も追い込まれた。「1回やって免疫はできているので大丈夫」と話していたが、想定以上の強烈な絞め技に、全く動けず、悲鳴を上げるシーンが続いた。頭突きも浴び、万事休すかと思われたが、何とかロープに逃げて切り抜けた。「勝ち負けはホント、ギリギリだった」と胸をなで下ろした。

武藤も尊敬する故・マサ斎藤さんの魂を受け継ぐ北宮との試合。「マサさんが見てくれてるんだろうなと思いながら試合をしていた」と振り返った。北宮に対しては「名前を継承していいのか査定させてもらう」と試合に挑んだが、敗戦寸前まで追い込まれた実力を素直に認めた。「マサ斎藤の名前を受け継いでいいよ。俺が後見人になってやる。本当に強くなった」。それでも米国で一緒に戦うなど、苦楽をともにしてきた斎藤さんの実力にはまだ届いていないといい「マサ(斎藤)さんはもっとデカかったし、重かった。北宮には伸びしろがあるし、もっと精進して名前を汚さないように頑張って欲しい」とエールを送った。

試合後には同じユニット「M's alliance」の丸藤が「戦って欲しい男がいます。僕とタイトルマッチいかがでしょうか」と挑戦表明。武藤は「意表を突かれた」と言いながらも、いつものLOVEポーズを見せ、笑顔で承諾した。決戦は6月6日、さいたまスーパアリーナ。ノアを旗揚げした故・三沢光晴さんのライバルだった武藤が、三沢さんを師と仰ぐ丸藤の挑戦を受けて立つ。

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タイソンが元王者ルイスと対戦意向「9月だ」19年ぶりリベンジなるか

マイク・タイソン

ボクシングの元世界ヘビー級統一王者マイク・タイソン(54=米国)が今年9月、元3団体統一ヘビー級王者レノックス・ルイス(55=英国)とのエキシビション戦に臨む意向を示した。

28日、米ロサンゼルスでTMZスポーツの取材を受け「オレはレノックス・ルイスと戦うつもり。『9月だ』」とキッパリ。ルイス陣営と交渉している事実を口にした。

両者は現役時代も02年6月に対戦済みで、タイソンは8回KO負けを喫している。エキシビション戦とはいえ、正式に決まれば19年ぶりのリベンジマッチとなる。昨年11月、元世界4階級制覇王者ロイ・ジョーンズJr.(52)とのエキシビション戦で約15年ぶりのリングに立って以来の実戦となる。

一方、ルイスは04年に世界王者のまま現役を引退している。しかし今年初めのTMZスポーツの取材に対し、昨年11月のタイソン復帰に触発され、「大衆がそれを期待するならば交渉するだろう」とタイソンとの再戦を基本線にリング復帰に前向きな姿勢を示していた。

レノックス・ルイス

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「巨獣」ストローマンがマッキンタイアと仲間割れ、王座戦に割り込み挑戦

5月16日のPPV大会でWWEヘビー級王者ラシュリー(中央)にマッキンタイア(右端)と挑戦するストローマン(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:ロウ大会>◇26日(日本時間27日)◇米フロリダ州タンパ・イングリングセンター

「巨獣」ブラウン・ストローマン(37)が5月16日のPPV大会レッスルマニア・バックラッシュでのWWEヘビー級王座挑戦権をゲットした。ドリュー・マッキンタイア(35)とともに同級王者ボビー・ラシュリー(44)に3WAY形式で挑戦する。

マッキンタイアとタッグを組み、Tバー、メイス組とタッグで対戦。マッキンタイアの放ったクローズラインを誤爆するなどの展開となった。最後はマッキンタイアがTバーに防護壁外に投げ飛ばされ、リングアウト裁定に。前週に続く同カードで屈辱の2連敗となったストローマンはイライラを募らせ、マッキンタイアをランニング・パワースラムで沈めて仲間割れしてしまった。

試合後、WWEオフィシャルのアダム・ピアースに一騎打ちを直訴してきたマッキンタイアに対し、ストローマンは勝った場合にPPV大会でのWWEヘビー級王座戦に自らを加えることを要求。同条件でシングル戦が実現すると、試合途中に王者ラシュリーらが見守る中、ストローマンはスーパープレックスなどで攻め込み、ラシュリーらの妨害を受けながらも最後はランニング・パワースラムでマッキンタイアからフォール勝ちを収めた。これで「巨獣」が3WAY形式によるWWEヘビー級王座挑戦をつかんだ。

マッキンタイア(左)をランニング・パワースラムでたたきつけるストローマン(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.
マッキンタイア(右)を捕獲したストローマン(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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AEWヘビー級王者のケニー・オメガがインパクト王座を奪取「4冠」王者に

インパクト世界&TNAヘビー級王者スワンを下し、4本目のベルトを獲得したAEWヘビー級王者オメガ(インパクト・レスリング公式SNSより)

<インパクト・レスリング:PPVリベリオン大会>◇25日(日本時間26日)◇米フロリダ州オーランド

AEWヘビー級王者ケニー・オメガが敵地で20分を超える激闘を制し、インパクト世界&TNAヘビー級王者リッチ・スワン(30)を下し、4本目のベルトを獲得した。

何度もVトリガーで右膝を相手顔面に打ち込んだオメガは高速飛龍原爆固め、片翼の天使にみせかけての原爆固めなど多彩な攻撃でダメージを与えた。座り込むスワンに容赦のないVトリガーを連発。相手のフェニックス・スプラッシュを回避した後、Vトリガーからの片翼の天使でマットにたたきつけ、3カウントを奪取した。

オメガは19年10月にレイ・フェニックスを下してメキシコAAAメガヘビー級王座を奪取し、昨年12月にはジョン・モクスリーを下してAEWヘビー級王座を獲得。3団体の垣根を越え、計4本のヘビー級王座ベルトを手中に収めた。試合後にはリング上で盟友のカール・アンダーソン、ルーク・ギャローズ、ドン・キャリスと王座戴冠を喜んでいた。

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宮原健斗が諏訪魔に勝利しCC優勝宣言「俺には主役しか似合わない」

全日本プロレス チャンピオンカーニバルで諏訪魔(左)とにらみ合う宮原健斗(撮影・松熊洋介)

<全日本:無観客試合>◇25日

無観客試合で行われたチャンピオンカーニバル(CC)で、宮原健斗(32)が諏訪魔(44)に勝利し、4勝2敗(勝ち点8)で首位を守った。

3冠ヘビー級王者の諏訪魔に終始劣勢の展開だった。序盤は場外で痛めつけられ、カウント9で戻るのがやっと。その後はエルボー合戦でお互いフラフラになったが、諏訪魔の連続ラリアットにKO寸前だった。それでも最後に流れを引き寄せると、シャットダウンスープレックスホールドで逆転勝ちを収めた。勝利後はカメラに向かって大きくガッツポーズ。勝ち点を8に積み上げ、首位をキープし「4勝目ゲットだ。すなわち1位だ。混戦となった今、俺が優勝する」と画面越しに宣言した。

昨年3月に3冠ヘビー級のベルトを奪われて以来、約1年ぶりの対戦。全日本を引っ張るエースとして諏訪魔に防衛され続けているのを黙って見ているわけにはいかない。「あの試合で負けたことを、忘れたことは1度もない。今日勝ったことでいろいろ見えてきたな」。東京都の緊急事態宣言により、無観客試合となったが「世の中のことはプロに任せて、俺がやるべきことはCCで優勝すること。俺には主役しか似合わない」と力強い。

勝利後にはカメラの向こうのファンに向かって「みなさんは誰が優勝することを望みますか~?」と語りかけた後「満場一致で宮原健斗です」と自ら回答。「カメラ越しの声? 聞こえてないよ」と一蹴したが、魂のこもったメッセージは映像で見ていたファンにしっかり届いたはずだ。【松熊洋介】

全日本プロレス チャンピオンカーニバルで諏訪魔に勝利し、ガッツポーズを見せる宮原健斗(撮影・松熊洋介)
全日本プロレス チャンピオンカーニバルで諏訪魔に勝利し、ロープに上ってポーズをとる宮原健斗(撮影・松熊洋介)

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全日本が昨年7月以来の無観客試合、選手たちが拍手や声援で試合盛り上げる

全日本プロレス チャンピオンカーニバルで諏訪魔に勝利し、ロープに上ってポーズをとる宮原健斗(撮影・松熊洋介)

<全日本:無観客試合>◇25日

東京都の緊急事態宣言により、昨年7月以来となる無観客での開催となった。

前日24日に決定したばかりだったが、昨年の経験もあり、スムーズに進行。関係者も「特に問題はなかった」と明かした。

選手たちは、LIVE配信で視聴するファンに届くようにと、いつも以上に大きな声で叫びながらぶつかり合い、時にはカメラ目線でポーズを取りながら気合を見せた。拍手による応援がないため、レフェリーのカウントをコールする声も会場内に響き渡った。選手が場外に落ちてもリングアナによる「お気を付けください」のアナウンスはなく、いつも以上に激しい場外戦を展開した。

第1試合に登場し、勝利したイザナギは「勝ったぞ~」と大きな声で何度も連呼しながら花道を去っていった。第5試合に登場し、4敗目を喫した石川は「こんな世の中だからこそ、逆転目指して全力で戦う」と前を向いた。試合を終えた選手たちが大きな拍手や声援で試合を盛り上げ、最後は世界タッグ王者の宮原が、3冠ヘビー級王者の諏訪魔に勝利。カメラに向かって「全日本プロレス最高ですか~」と叫び、しっかりと無観客の大会を締めた。【松熊洋介】

全日本プロレス チャンピオンカーニバルで諏訪魔に勝利し、ガッツポーズを見せる宮原健斗(撮影・松熊洋介)
全日本プロレス チャンピオンカーニバルで石川修司(左)に頭突きを食らわせる佐藤耕平(撮影・松熊洋介)

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諏訪魔が納得の完勝、CC13年ぶりVへ「突っ走っちゃおうかな」

全日本新木場大会 雪崩式ブレーンバスターの体勢に入る諏訪魔。手前は青柳優馬(撮影・松熊洋介)

<全日本:新木場大会>◇24日◇新木場1stRING

10選手による総当たり戦のチャンピオンカーニバル(CC)が行われ、3冠ヘビー級王者の諏訪魔(44)が青柳優馬(25)を破って3勝2敗の勝ち点6とした。

15分を超え、リングに倒れ込んだ両者。先に立ち上がったのは諏訪魔だった。連続バックドロップで青柳を放り投げ、強烈な右ラリアット。さらに必殺技のバックドロップホールドでたたみかけ、青柳をKOした。「俺の完勝だ。これで勝ち星先行。調子が出てきた。優勝目指して突っ走っちゃおうかな」と納得の勝利にトークも滑らかだった。

4都府県に発令された緊急事態宣言により、25、29日、5月3日の後楽園ホール3大会が無観客開催となった。3冠王者として全日本のトップに立つ諏訪魔は「こういう状況だからこそ、俺が勝たないといけない。先頭に立って盛り上げないと。今こそもう1度プロレスの力を見せる時。団体は関係ない」。今後の無観客試合は全日本プロレスTVで生中継される。CCは勝ち点6で6人が並ぶ大混戦。「強いやつが残っていく。熱い試合をするから見ていてくれよ」。画面越しでも勇気と元気を与え、13年ぶりの優勝に突き進む。

全日本新木場大会 チャンピオンカーニバルで青柳優馬に勝利後、取材に応じる諏訪魔(撮影・松熊洋介)

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宮原健斗が3勝2敗で首位「優勝するからその姿を見ていてくれよ」

全日本新木場大会 チャンピオンカーニバルで佐藤耕平に勝利した宮原健斗(撮影・松熊洋介)

<全日本プロレス新木場大会>◇24日◇新木場1stRING◇観衆150人

強烈な膝蹴りで優勝を視界に捉えた。10選手による総当たり戦のチャンピオンカーニバル(CC)が行われ、宮原健斗(32)が佐藤耕平(43)に勝利し、3勝2敗で首位に並んだ。「勝ちを手にして優勝圏内に突入した」と興奮気味に叫んだ。

東京都の緊急事態宣言により、25、29日と、5月3日の3大会が無観客試合となった。「そんなことよりCCで優勝することが最も重要」と語ったが、宮原なりの熱いメッセージだった。「世の中の動きは世の中の人に任せておけばいい。プロレス界は俺に任せろ」。暗いニュースが続く中、無観客だろうとこれまで通り、自分のプロレスで、ファンを元気づけることに変わりはない。「優勝するからその姿を見ていてくれよ」と力強く宣言した。

この日も元気いっぱいだった。序盤から佐藤の右膝を集中的に狙い、ドロップキックを連発。その後も容赦なく踏み付けた。最後は豪快に右膝蹴りを顔面に浴びせ、シャットダウン・スープレックス・ホールドで3カウント。敗れた佐藤は「あんなやんちゃな膝小僧が飛んでくるとは」とキックの威力に完敗を認めるしかなかった。

勝ち点6で6人が並ぶ大混戦にしっかりと加わった。次戦は3冠ヘビー級王者の諏訪魔が相手。全日本を引っ張る2人の対決に注目が集まる。「ファンも楽しみしていると思う」。元気いっぱい、迫力満点のプロレスで、世の中を明るくする。【松熊洋介】

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武藤敬司が査定「継承していいのか」マサ斎藤さん魂受け継ぐ北宮との対戦

得意のポーズを決める武藤敬司(21年2月4日撮影)

プロレスリング・ノアのGHCヘビー級王者武藤敬司(58)が22日、都内で2度目の防衛戦となる29日の名古屋大会の調印式を行った。

18日の前哨戦では、挑戦者・マサ北宮(32)に監獄固めでギブアップと屈辱を味わった。「免疫が付いた。コロナと違って2回打つ必要がない。1回で大丈夫」と余裕を見せた。親交のあった故・マサ斎藤さんの魂を受け継ぐ北宮との対戦。「実は(マサ斎藤とは)シングルマッチはしていない。間接的だけど楽しみたい。彼の名前を継承していいのか、査定させてもらう」と話した。

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O・カーン5連勝「貴様は一生、2番手で生きていく」対戦控える内藤を挑発

新日本プロレス後楽園大会 SANADA、内藤哲也組に勝利したグレート・O・カーン(左)とアーロン・ヘナーレ(右)(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス後楽園大会>◇18日◇後楽園ホール◇観衆641人

グレート・O・カーンが、4月26日(広島)でスペシャルシングルマッチを戦う内藤哲也(38)との前哨戦で5連勝を飾った。

10日から始まった今シリーズ。これまで6試合戦って5勝し、内容でも圧倒。この日もヘナーレとの連携技が光り、モンゴリアンチョップも相手2人にさく裂。相手の挑発に乗らず、技も読んでかわし、ヘナーレのStreets of Rageで3カウントを奪った。

メインで勝利することも多く、UNITED EMPIRE(UE)を率いるO・カーンの締めのマイクパフォーマンスも今シリーズ4度目となる。口数が多いことを内藤から指摘され「UEの広報担当」とからかわれたが「広報でも言葉だけじゃない。帝国の強さは、常にリングで示している」と言い返した。

バックステージでも常に“口撃”を続ける。内藤の地元である東京・足立区をののしったり、学歴や貧富の差を出して挑発。自らの帝国のことは明かさないが、場外戦でも負けるつもりはない。今年1月4、5日の東京ドーム大会では全敗。名前をUEに変え、新たなスタートを切った。今月4日にはヘナーレが加入。さらにオスプレイが飯伏を破って世界ヘビー級王者に輝くなど、4人のユニットながら、勢いは増す一方だ。

この日、内藤には「負けたらロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのリーダーを(高橋)ヒロムやSANADAに譲ってもらおうか。貴様は一生、2番手で生きていくことになる」と相手ユニットの配置にまで注文を付けた。今シリーズで主役となっているUE。26日にO・カーンが内藤を、ヘナーレがSANADAを破り、5月4日、オスプレイが鷹木に初防衛すれば、UEの時代がやってくる。

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