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リナレス、5・29ラスベガスで王者ヘイニーに挑戦

ホルヘ・リナレス(19年9月撮影)

ボクシング元3階級制覇王者のWBC世界ライト級3位ホルヘ・リナレス(35=帝拳)が、王座返り咲きを狙う。

5月29日に米ラスベガスで、同級王者デビン・ヘイニー(22=米国)に挑戦する。帝拳ジムが1日発表した。リナレスは16年にWBA世界同級王座を獲得し、18年のV4戦でワシル・ロマチェンコ(32=ウクライナ)に敗れて以来の世界戦となる。

53戦目で世界戦は15戦目となる今回は、アマ経験豊富で25戦全勝(15KO)の強敵相手となる。「若いがパンチ力はそれほどでもない。スピードには注意しないといけない。同じきれいなボクシングで、プレッシャーは嫌だろう」とコメントした。

3月26日からは村田諒太、尾川堅一と3人で、千葉・成田でキャンプイン。この朝で1週間の走り込みを終えた。「暖かくなり、たくさん走れ、調子もいいし、モチベーションもバッチリ。今回大事なのはコンディションを作ること。年だから、しっかりスタミナを作る」と王座奪回への意欲をコメントした。

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豊嶋亮太ピンク髪で初王座挑戦「食らい付いていく」

東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチの前日計量をパスした王者長浜(左)と挑戦者の豊嶋(角海老宝石ジム提供)

ボクシング東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチ12回戦は16日、東京・後楽園ホールで開催される。

15日には都内で前日計量が開かれ、王者長濱陸(29=角海老宝石)は500グラム少ない66・1キロ、挑戦者で同級12位の豊嶋亮太(25=帝拳)は300グラム少ない66・3キロでそれぞれクリアした。

タイトル初挑戦の豊嶋は日本ランキングで1位の実力者で現在5連勝中。強烈なボディーが武器で勝負強さもある。19年9月以来、約1年4カ月ぶりのリングとなる豊嶋はピンク色にヘアを染め「今回は(王座)挑戦ということで、少し食ってかかるじゃないですけど、王座をとることを意識しました」と勝負ヘアにしたことを明かした。

長濱戦に向けたスパーリングは同門で元世界3階級王者ホルヘ・リナレスと拳を交えて調整。リナレスの弟カルロス・トレーナーの指導を受けて初王座挑戦に備えてきた。「先手必勝で。自分から挑戦者なので、食らい付いていくボクシングがみせられれば。チーム帝拳として身近の方々の支えでここまでたどり着けた。ベルトを持って帰ることで感謝に代えたい」と決意を新たにしていた。

東洋太平洋ウエルター級王座挑戦を控え、前日計量をパスした豊嶋(写真提供:角海老宝石ジム)

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井岡と田中の世界戦、過去の日本人対決は王者が圧倒

井岡一翔(左)と田中恒成

<プロボクシング:WB0世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇31日◇東京・大田区総合体育館

WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(31=Ambition)と日本人2人目の4階級制覇を狙う同級1位田中恒成(25=畑中)の大みそかの大一番のゴングが鳴る。

世界複数階級制覇経験者の日本人の男子対決は初めて。

 ◇   ◇   ◇

◆複数階級制覇 世界最多はオスカー・デラホーヤ(米国)とマニー・パッキャオ(フィリピン)の6階級で、5階級が7人いる。日本のジム所属選手では、4階級の井岡一翔が男子最多、世界で20人目だった。アジアではパッキャオ、5階級のノニト・ドネア(同)、ドニー・ニエテス(同)に続き4人目。ミニマム級からはレオ・ガメス(ベネズエラ)、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)、ニエテスに続き4人目。国内で3階級は亀田興毅、ホルヘ・リナレス、八重樫東、長谷川穂積、井上尚弥、田中恒成に井岡で7人いる。2階級制覇はファイティング原田から京口紘人まで17人。女子はアマンダ・セラノ(プエルトリコ)の7階級が最多で、国内は藤岡奈穂子の5階級が最多。

 ◇   ◇   ◇

◆世界戦での日本選手対決 67年のスーパーフェザー級が最初で、王者沼田から小林が12回KOで奪取した。過去45試合ある。統一戦、決定戦の各3試合を除くと王者の30勝9敗。今回と同じ世界王者経験者の対決は過去14試合ある。団体統一戦1試合を除き、暫定王者との統一戦を含めて王者が10勝3敗。いずれも王者が勝率77%となっている。

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4年ぶり日本人と対戦の伊藤雅雪「次のステップに」

前日計量をクリアした前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤(右)と東洋太平洋同級王者三代(横浜光ジム提供)

ボクシングの前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(29=横浜光)が約4年ぶりに日本人と対戦する。

26日、東京・墨田区総合体育館で東洋太平洋同級王者三代大訓(26=ワタナベ)とのライト級10回戦を控え、25日には都内で前日計量に臨み、100グラム少ない61・1キロでクリア。三代はリミットでパスした。

伊藤にとって16年大みそかの渡辺卓也との東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック同級王座統一戦以来となる日本人との試合。ライト級に階級を上げ、世界再奪取を狙う伊藤は「1度強い選手とライト級で戦い、アピールしないといけない。勝って次のステップになる試合がしたい」と自信を示した。

帝拳ジムへの出げいこでは元世界3階級制覇王者ホルヘ・リナレス、前東洋太平洋ライト級王者中谷正義ら世界トップとのスパーリングを消化。12日に中谷が米国での世界ランカー対決を逆転TKO勝ちしたことにも触発され「スパーリングして強いなと思っていた。刺激になったし。ボクも頑張らなくてはいけないと思いました」と気合を入れ直した。

昨年5月に世界王座から陥落した伊藤は、同9月に再起戦で勝利を飾って以来約1年3カ月ぶりのリング。この三代戦は当初、11月5日に開催予定も9月に急性虫垂炎の手術を受けたため、この年末に延期されていた。待望の試合に向け「不安とワクワクが入り交じっている。虫垂炎は言い訳にならないぐらい調整はしてきた」とキッパリと言い切っていた。

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元3階級王者リナレスが始動、コロナ感染から復帰

ホルヘ・リナレス(2019年9月6日撮影)

ボクシング元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(34=帝拳)が31日、都内でのジムで練習を再開した。6日に新型コロナウイルスに感染が判明して入院したが、16日に退院して自宅療養していた。

HPを通じて再始動を報告し「久しぶりのジムで、動けてよかった。もう全然大丈夫。また練習して頑張るしかない」とコメント。28日に米国カリフォルニア州で、元世界2階級制覇王者ハビエル・フォルトゥナ(31=ドミニカ共和国)と対戦予定だったが、11月をメドに延期となっている。

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リナレスの試合11月メドに、コロナ感染で興行延期

ホルヘ・リナレス(2019年9月7日撮影)

ボクシング元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(34=帝拳)の試合が、11月をメドに延期となった。米メディアが20日に報じた。

28日に米国カリフォルニア州インディオで、元世界2階級制覇王者ハビエル・フォルトナ(31=ドミニカ共和国)と対戦予定も、6日に新型コロナウイルスに感染が判明していた。フォルトナは代役の対戦相手を探していたが交渉がまとまらず、興行自体が延期となった。11月に開催を目指すIBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(38=カザフスタン)の試合とセットで、仕切り直しでの開催を予定しているという。リナレスはすでに退院して自宅療養中で、一時休館していた帝拳ジムも17日からプロ選手の練習を再開している。

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世界ランカー対決・尾川VS西谷、10月2日に延期

尾川堅一(2019年7月6日撮影)

ボクシングの世界ランカー対決が、9月5日から10月2日に延期された。主催する帝拳ジムが13日に発表した。東京・後楽園ホールで、メインにはスーパーフェザー級でIBF3位、WBA7位、WBO9位と世界3団体で1ケタランク入りの尾川堅一(32)が出場。IBF世界同級8位西谷和宏(33=VADY)と対戦する。同ジムでは元世界3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(34)が新型コロナウイルスに感染し、他の選手らは全員陰性だったがジムを休館したため。セミでは日本ライトフライ級13位岩田翔吉(24=帝拳)が成塚亮(29=ワタナベ)と対戦する。

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村田諒太ら帝拳全員陰性 リナレス陽性でPCR検査

村田諒太(2019年12月22日撮影)

ボクシングの帝拳ジムは11日、WBA世界ミドル級王者村田諒太(34)らの所属選手とトレーナー全員が、新型コロナウイルスのPCR検査で陰性だったと発表した。

6日に元世界3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(34)が陽性と診断され、この日までに検査を受けていた。

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元3階級制覇王者リナレスが感染、無症状で元気

ホルヘ・リナレス(2019年9月7日撮影)

ボクシング元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(34=帝拳)が新型コロナウイルスに感染した。帝拳ジムが7日に発表した。リナレスは28日に米国カリフォルニア州インディオで、元世界2階級制覇王者ハビエル・フォルトナ(31=ドミニカ共和国)とのライト級12回戦を予定していた。

試合に備えて4日にPCR検査を受け、6日に陽性と判明した。無症状で元気ながらも、医師から10日間静養を指示され、その後再検査を予定している。濃厚接触者については保健所の指示を待っている状況という。保健所の指示があるまでジムは休館とした。国内ボクシング界では都内で2人目、全国で24人目の感染者となった。

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リナレス、プロ初ダウン奪った一撃/木村悠氏の一撃

ホルヘ・リナレス

<ボクシング、忘れられない一撃~15>

<ボクシング、忘れられない一撃~15>

一発のパンチですべてが変わるボクシング。選手、関係者が「あの選手の、あの試合の、あの一撃」をセレクトし、語ります。元WBC世界ライトフライ級王者木村悠氏(37)の一撃は、3階級制覇したホルヘ・リナレスの「ロマチェンコ戦の右ストレート」です。現役最強と言われる相手に敗れはしたが、プロ初ダウンを奪った一撃。生で見た感動を話してくれました。(取材・構成=河合香)

▼試合VTR リナレスはWBA世界ライト級王者として、18年5月にWBO世界スーパーフェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)を迎え撃った。会場は聖地と言われる米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン。ロマチェンコのスピードあるパンチにリナレスは徐々に押され気味になったが、6回残り30秒で放った右カウンターをアゴに命中させる。プロ12戦目で初めてとなるダウンを奪った。ほぼ互角の展開となり、9回までの採点は三者三様のドロー。10回に回復したロマチェンコの細かいパンチを浴び、最後は左ボディーでついにダウン。10回2分8秒TKO負けで4度目の防衛に失敗したが、本田会長は「商品価値は高めた」と評した。ロマチェンコは世界最速での3階級制覇となった。

    ◇    ◇    ◇

あの試合は現地へ見に行った。米国での試合を見るのは初めて。一緒にずっと練習してきた仲間が、世界最強とも言われる相手に、どこまで通じるか、楽しみだった。

ともにスピードがあり、手数も多く、ロマチェンコが攻めてきても、リナレスも劣っていなかった。互角に近い劣勢ぐらいの感じ。そんな中で6回に、リナレスが右ストレートでダウンを奪った。彼らしい、すばらしいパンチだった。

その瞬間、会場が静まり返った。完全にアウェーだったのに、あの一発で雰囲気が一変した。完全に流れが変わり、9回で採点もドローとなって、ここから逆転できると思った。あの大きな舞台であと一歩、寸前まで追い込んだ。最後は負けたが、しびれた。

10回にダウンを喫したパンチは、ボクが座った席からは見えなかった。あとで見たら、左ボディーがいい角度で入っていた。リナレスは前の試合で脇腹を折っていた。治っていたが、ロマチェンコは試合後に「狙っていた」と言っていたそう。リナレスはまた折ったようで、ロマチェンコもすごかった。

リナレスの応援も兼ねての観戦だったが、行ったかいは十二分にあった。あらためてボクシングの面白さや深さを知ることができた。すでに会社を辞めて、新たな道に進み始めていた。あの試合を見たことで、ボクシングをもっともっと広めていきたいと思うようになった。

◆木村悠(きむら・ゆう)1983年(昭58)11月23日、千葉市生まれ。中2でボクシングを始め、習志野高をへて法大に進み、1年で全日本優勝。卒業後は帝拳ジムに入門し、06年10月にプロデビュー。6戦目で初黒星を機に、専門商社に入社してサラリーマンボクサーとなる。14年に日本ライトフライ級王座決定戦に判定勝ちで王座を獲得。3度防衛。15年11月に仙台市でWBC世界同級王者ペドロ・ゲバラ(メキシコ)に挑戦し、判定勝ちで王座獲得に成功した。翌年初防衛に失敗して引退。通算18勝(3KO)3敗1分。引退後は退職し、解説、執筆、講演やオンラインジム(オンラインサロン)を運営している。

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王者8人!世界の扉開けた内山の右/渡辺会長の一撃

ボクシングWBA世界スーパーフェザー級選手権 12R、王者サルガドにパンチを放つ内山高志(右)(2010年1月11日撮影)

<ボクシング、忘れられない一撃~11>

一発のパンチですべてが変わるボクシング。選手、関係者が「あの選手の、あの試合の、あの一撃」をセレクトし、語ります。世界王者を男女で8人育てたワタナベジム渡辺均会長(70)の一撃は、内山高志氏の「サルガド戦の右ストレート」です。ジムに初めて世界王座をもたらした愛弟子の一撃は、今もジム経営の原動力になっています。(取材・構成=河合香)

▼試合VTR 内山は10年1月11日に14戦目で、WBA世界スーパーフェザー級王者フアン・カルロス・サルガド(メキシコ)に世界初挑戦した。初回からジャブで先手をとり、積極的に攻めてリードした。3回には反撃に鼻血も出すが、前に出続けてポイントも大きくリードした。最終12回も守りに入らずに攻めた。残り1分を切って、ロープに追い詰めて右ストレート。1発目は左側頭部をかすり、2発目をアゴに打ち込むとダウン。カウント8で立ち上がったが、さらに右を2発でロープへ飛ばすと、レフェリーがストップした。12回2分48秒TKOで、ジムにとって6度目の世界挑戦で悲願達成となった。内山はその後に11度防衛し、KOダイナマイトのニックネーム通りに世界戦では12試合中10試合でKOを決めた。

    ◇    ◇

忘れられないパンチはいくつもあるが、やっぱり内山の右ストレートが一番。何しろジムから初めて世界をとり、ここまで45年もジムを続けられ、今あるのも内山のおかげ。あのパンチがなければ、すべてはなかったとも言えるから。

入門前は全日本王者とはいえライト級だけに、世界はどうかなと思っていた。入門して初めてミットを受けると、ガツンと来た。重みがそれまでとは格が違った。ゲームセンターのパンチングマシンで、700キロを出して壊したのもうなずけた。世界もいけるというより、これは世界王者にしないといけないと思った。

世界が見えてきたころは、WBAはホルヘ・リナレス(帝拳)が王者。日本人とはやらないというので、チャンスは難しいと思っていた。それがサルガドに負けたことでチャンスが来た。

最終12回のインターバルで、内山に「倒してこい」と言った。もしかしたら採点は競っているかもしれない。相手は11回に弱っていた。でも、最終回だけに息を吹き返すかもしれない。3つの考えがあって、KOを狙わせた。

指示通りに内山は連打で攻めまくり、ほとんど右を決めて倒した。内山まで5度の世界挑戦は失敗し、ミスマッチと不評を買ったことも多かった。感激で初めて涙が出てきたのは忘れられない。

今は気はめいるし、これからが心配で仕方ない。世界王者も8人できたし、日本プロボクシング協会長もやらせてもらったし、年もあるし。もうやめてもいいかと思うことさえある。

ジムを開く時の目標はヨネクラジムだった。世界王者の数はあと1人で並べる。内山が世界をとった時には大学を卒業した気分と言ったが、選手のためにまだまだジムは卒業できない。もうひと踏ん張りして、あの内山のような選手を育てたい。

◆渡辺均(わたなべ・ひとし)1950年(昭25)1月5日、栃木県今市市(現日光市)生まれ。現宇都宮ジムでボクシングを始め、その時からジム経営を目標にしていた。宇都宮工卒業後は国鉄に勤務しながら、5度目の挑戦でプロテストに合格し、69年にプロデビュー。通算7勝6敗で最高ランクは日本ミドル級3位。75年に地元で念願の今市ジムを開設し、東京転勤を機に、80年には五反田に移転してワタナベジムに改称した。82年には退職してジム経営に専念し、朝8時から夜10時までの営業などで、98年には会員が800人にまで増えた。内山を皮切りに男子は内山、河野、田口、京口の4人、女子も国内公認第1号の富樫ら4人の世界王者を育てた。

12回TKOで勝利し、チャンピオンベルトを巻いて渡辺均会長(右)と喜ぶ王者を奪取した内山高志(2010年1月11日撮影)

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ホルヘ・リナレス再起2連勝「もう1度世界王者に」

再起2連勝を飾ったリナレス(左)と会場で声援を送ったゴンサレス(C)TEIKEN

ボクシングの元世界3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(34=帝拳)が14日(日本時間15日)、米アナハイムで、元NABA北米スーパーフェザー級王者カルロス・モラレス(メキシコ)とのライト級契約12回戦に臨み、4回2分9秒KO勝ちした。

3回に右でダウンを奪うと、4回に左ボディーからの右フックで再び倒し、試合を決めた。昨年1月のWBC世界スーパーライト級挑戦者決定戦で敗れたが、そこから再起2連勝。「まだまだビッグチャンスもありそうだし、これからもライト級で頑張って、もう1度世界王者になります」と話した。

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元3階級王者リナレス「きれいな試合を」モラレス戦

前日計量をクリアしたリナレス(左)とモラレス(c)TEIKEN

元世界3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(34=帝拳)が14日(日本時間15日)、米アナハイムで、元NABA北米スーパーフェザー級王者カルロス・モラレス(30=メキシコ)とのノンタイトル12回戦に臨む。

13日の前日計量では、リナレスがリミットを100グラム下回る61・1キロ、モラレスは61・2キロでパス。リナレスは、昨年1月にWBC世界スーパーライト級挑戦者決定戦で敗れ、同9月に日本での再起戦で勝利。世界戦線への再浮上をかけた一戦に「相手は強いが、きれいな試合をすれば次の試合で大きなチャンスも来ると思う」と闘志を燃やした。

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吉野修一郎、富岡樹ともに米国戦足がかりへ勝利誓う

インタビューを受ける吉野修一郎

ボクシング日本ライト級タイトルマッチの前日計量が12日に都内で行われた。13日に東京・後楽園ホールで、同級王者吉野修一郎(28=三迫)が同級1位富岡樹(22=REBOOT.IBA)の挑戦を受ける。ともにリミットの61・2キロでクリアした。

吉野は昨年10月にWBOアジア太平洋と東洋太平洋王座も、1回TKOで獲得した3冠王者。2人は以前には何度もスパーリングしたが「スピードあるが怖さはない。当たれば倒せる。KOは意識せず、コツコツ当てて嫌がらせれば」と自信を見せた。

11連勝中(9KO)で節目のV5戦となる。「勝つことで日本一であることを証明し、ここは卒業したい。勝って世界へ行きたい」とステップアップを期す。ライト級戦線は日本人には厚い壁だが「誰でもいいので、米国でやりたい。サムライと呼ばせたい」と意気込みを口にした。

富岡は17年にユース王者となり、タイトルは18年の東洋太平洋以来2度目の挑戦となる。「ほしいものが手に入る。クリスマス前の子供のような気持ち。ボクが一番楽しみ」と自信満々だった。吉野に対しては「強い王者だが、過大評価されている」と豪語した。

1月末から3階級制覇したホルヘ・リナレス(帝拳)と3日間スパーリングした。「もっと差があるかと思ったが、スピードは通用し、ひけはとらなかった。気持ちに自信を手に入れて怖いものはない」と笑み。「米国で試合するのが目標。日本王座は海外進出へのチケットになる」とあくまで強気だった。

日本王座初挑戦の富岡樹

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吉野修一郎TKOで3冠達成「海外でも試合したい」

吉野修一郎(2018年12月13日撮影)

<ボクシングWBOアジア太平洋&東洋太平洋ライト級タイトルマッチ12回戦>◇10日◇東京・後楽園ホール

同級1位の日本ライト級王者吉野修一郎(28=三迫)が3冠王者に輝いた。

同級9位と10位につけるハルモニート・デラ・トーレ(25=フィリピン)と対戦。左フック一発で1回2分10秒TKO勝ちし、11連勝(8KO)とした。

相手は米国を拠点にし、世界1位からダウンも奪っていた。「4回まではガードして、中盤、後半に」という作戦。読み通りに初回は押され気味。右ボディーの連打で下がらされたが、ここで左フックを一閃(いっせん)した。大の字にダウンでワンパンチKOとなった。「気持ちよかった。来たなーと。ベルト3本も取れてぜいたく」と満面の笑みで話した。

今回は出稽古で3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(帝拳)、8月には米ロサンゼルスへ初の海外合宿に行き、世界ランカーらと2週間スパーリングした。「高度な技術や大きな収穫があった」。一発でもその成果を見せた。

これで世界ランク入りも確実となった。「もっともとおレベルも、技術、キャリアを上げたい。少しずつ世界に近づきたいが、海外でも試合したい」。世界を目指してさらなる意欲も口にした。

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荒川仁人が現役引退 世界戦で黒星も脅威の粘り

荒川仁人

ボクシングで世界挑戦経験ある荒川仁人(37=ワタナベ)が現役を引退した。日本ボクシングコミッションに9月30日付で引退届を提出した。

荒川は04年に八王子中屋ジムからプロデビューし、10年に日本ライト級、11年に東洋太平洋同級王座を獲得した。13年に米国でWBC世界同級暫定王座決定戦に出場し、オマール・フィゲロ(米国)と世界初挑戦。判定負けを喫したが、2回にダウンしながら脅威の粘りを見せ、高い評価を受けた。

14年には米国でホルヘ・リナレス(帝拳)と同王座挑戦者決定戦も判定負けした。15年にはジムを移籍し、16年には日本同級王座に返り咲いた。17年にはWBOアジア太平洋同級王座を獲得も、世界再挑戦には届かなかった。4月にウクライナで判定負けが最後の一戦となった。通算32勝(18KO)7敗2分け。

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リナレス再起戦で判定勝ち「また世界を取りたい」

4年9カ月ぶりの日本リングで判定勝利を収めた元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス

「世界取る」4年9カ月ぶり日本リング

ボクシングの元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(34=帝拳)が再起戦を飾った。7日、東京・後楽園ホールでフィリピン・スーパーフェザー級5位アル・トヨゴン(21)との62・1キロ契約体重10回戦に臨み、3-0で判定勝利。頭から突進してくる相手に手を焼き、バッティングで両目上をカットしたがボディー連打で主導権を握った。5回には強烈な右拳を打ち下ろしてぐらつかせた。最大11点差の大差判定勝ち。「相手はタフで頭も危なかった。勝てて良かった」とほっとした表情を浮かべた。

14年12月以来4年9カ月ぶりの日本リング。07年2月以来、12年7カ月ぶりとなる後楽園登場に「久しぶりで良かった」と満足げな笑み。昨年5月、現3団体統一王者ロマチェンコ(ウクライナ)からダウンを奪いながらも10回KO負けしWBAライト級王座から陥落。今年1月の再起戦も敗れていたため「10回まで戦えて収穫。また世界を取りたい」と意欲を示した。

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リナレス12年ぶり「後楽園ホールだけは意味がある」

4年9カ月ぶりに日本での試合に臨む元3階級制覇王者リナレス。右は対戦相手のアル・トヨゴン

ボクシングの元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(33=帝拳)が4年9カ月ぶりの日本リングに臨む。7日、東京・後楽園ホールでフィリピン・スーパーフェザー級5位アル・トヨゴン(21)と62・1キロ契約体重10回戦を控え、6日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、リミットでクリア。トヨゴンも61・5キロでパスした。

14年12月30日のWBC世界ライト級王座決定戦(東京体育館)以来となる日本マッチ。07年2月以来、12年7カ月ぶりとなる後楽園ホールでの試合だ。リナレスは「いつも試合会場は関係ないけれど後楽園ホールだけは意味がある。12年ぶりなので。若返って17歳ぐらいの気持ち。昔からの試合を全部覚えている」と感慨深げに話した。

昨年5月に現3団体統一王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)からダウンを奪いながらも10回KO負けでWBA王座から陥落。今年1月、WBC世界スーパーライト級挑戦者決定戦でパブロ・セサール・カノ(メキシコ)に1回KO負けを喫して以来の再起戦となる。

「相手(トヨゴン)は打たれ強いみたいだけど、チャンスがあればKOを狙う」と自信をみなぎらせるリナレスは「ライト級でいけるのでチャンスは欲しいですね。ロマチェンコとの再戦が1つのゴールだから」と意気込んでいた。

4年9カ月ぶりに日本での試合に臨む元3階級制覇王者リナレス。右は対戦相手のアル・トヨゴン

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元3階級王者リナレス、4年9カ月ぶりに日本で試合

ホルヘ・リナレス(2014年12月30日撮影)

ボクシングの元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(33=帝拳)が4年9カ月ぶりに国内リングで試合に臨む。

22日に帝拳ジムの公式サイトで発表されたもので、9月7日に東京・後楽園ホールでノンタイトル10回戦に出場する。対戦相手は後日発表される。

WBC世界ライト級王座決定戦を制した14年12月30日以来の日本での試合となる。なお同日のメインイベントには日本ウエルター級王者永野祐樹(帝拳)の同級9位川崎真琴(RK蒲田)との初防衛戦が組まれている。

昨年5月にワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)との4度目の防衛戦に敗れていたリナレスは今年1月、1階級上のスーパーライト級で臨んだ再起戦で1回KO負けを喫していた。

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村田2回TKOで王者返り咲き 勝率25%難関突破

ロブ・ブラントからTKO勝利しガッツポーズする村田(撮影・上田博志)

<プロボクシング:WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇12日◇エディオンアリーナ大阪

同級4位村田諒太(33=帝拳)が王座に返り咲いた。昨年10月、米ラスベガスで負けた王者ロブ・ブラント(28=米国)との再戦で2回TKO勝ちした。

背水の陣で臨んだリマッチだった。4月25日、都内のホテルで開かれたブラント同席による再戦の記者会見。「ボクにとって最後の試合になるか。それとも『もっと村田を見たい』と言ってもらえるかどうか。それをジャッジメントされる試合」と退路を断ち、リベンジに向けて集中していた。会見後には報道陣に「ブラントとは会いたくなかった。屈辱的な経験をさせられた相手を前に平常心な訳がない」と戦闘モードに入っていた。

昨年10月に米ラスベガスで臨んだ2度目の防衛戦で同級王座から陥落した。3度目の「ボクシング聖地」での試合で自身初の世界戦。メインイベント登場も初めてだった。プロボクサーとして夢の1つを実現したが、当時の同級1位ブラントに0-3の判定負け。ブックメーカーの予想も大きく覆す黒星には1カ月半前の高熱をともなう風邪による調整遅れがあった。村田本人は「完全に負けた」と一切の言い訳はしなかった。

王座陥落直後は「98%ぐらは、ほぼ辞めよう」と考えていた。しかし試合動画をチェックし「あのボクシングが集大成でいいのかと考えると『それはない』と思いました」。続いて周囲からの激励もあり、自然と現役続行に気持ちが傾いた。同12月には現役続行を表明。「世界王者にあって少し満足し、ハングリーさが欠如していた。新しい目標が見つかれば力がわいてくる。それを見つけたい」。

当初の再起戦の相手は元3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン、現WBA1位)が候補だった。相手陣営に断られ、6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)を撃破したことで知られる元WBO世界ウエルター級王者ジェフ・ホーン(オーストラリア、現WBAミドル級3位)も浮上していたが、村田が契約を結ぶ米プロモート大手トップランク社のサポートで、2月に初防衛に成功したブラントとの再戦に決まった経緯がある。

リベンジという新しい目標ができれば村田の意識と集中力は一気に研ぎ澄まされた。「前と同じ試合をしたら負けるわけですから」と村田。他競技からの練習理論を見て吸収し、ジムワークでも元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(帝拳)の実弟で元日本ミドル級1位カルロス氏をミット打ち担当トレーナーが起用。五輪金メダリストとしてアマ経験が長いだけに、コンディションさえ整えば、適応力はズバ抜けていた。

トップランク社から肝いりで派遣された3人の練習パートナーとの1日おきのスパーリングを消化。5月上旬から始まった本格的なスパーリングは130回を超えた。所属ジムの浜田剛史代表は「ここまで予定通りにいった調整はなかった。過去最高の状態」と表現した。リミットよりも200グラム少ない72・3キロで計量パスした村田も「すごく良いコンディションできています。プロにきて、これだけ自信あるのも初めて」とまで言うほどだった。

本人も納得の心身で立ったリング。国内所属ジムの世界王者による王座陥落後の即再戦で勝利した例は過去12戦で輪島功一の2度、徳山昌守の1度のみという勝率25%の「難関」だった。アマとプロで次々と快挙を成し遂げてきた村田は再び「難関」も突破し、リベンジを成し遂げてみせた。

◆村田諒太(むらた・りょうた)1986年(昭61)1月12日、奈良市生まれ。伏見中1年で競技開始。南京都高(現京都広学館高)で高校5冠。東洋大で04年全日本選手権ミドル級で優勝など。11年世界選手権銀メダル、12年ロンドン五輪で日本人48年ぶりの金メダルを獲得。13年8月にプロデビューし、17年10月、WBA世界ミドル級王座を獲得し、日本人で初めて五輪金メダリストがプロ世界王者になった。家族は佳子夫人と1男1女。183センチの右ファイター。

ジョナサン・タコニン対拳四朗 2回、ロブ・ブラントをコーナーに追い詰め右ストレートを見舞う村田諒太(撮影・上田博志)
WBA世界ミドル級タイトルマッチ 村田諒太ーロブ・ブラント 1R、村田諒太(左)はロブ・ブラントに左を入れる(撮影・加藤哉)
WBA世界ミドル級タイトルマッチ 村田諒太ーロブ・ブラント 2R、ダウンを奪った村田諒太(右)はロブ・ブラントを一気に責め立てる(撮影・加藤哉)

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