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那須川天心と幼なじみ並木月海の東京五輪出場が決定

並木月海(20年2月撮影)

<ボクシング:東京五輪アジア・オセアニア予選>◇9日◇ヨルダン・アンマン◇男女8階級

女子第2号は「神童」の幼なじみだ。女子フライ級(48~51キロ)の並木月海(21=自衛隊)が準々決勝でタイ選手を5-0で破り、東京五輪代表を決めた。

153センチの小柄ながら左の強打で世界と渡り合う18年世界選手権銅メダリスト。「自力で取りたい」との誓いを胸に、左ストレートで相手を何度ものけぞらせた。格闘技は年中で始めた空手から。初試合だった千葉県の地域大会決勝で対戦したのが、いまのキックボクシング界の「神童」那須川天心だった。負けたが、それから仲良くなり、合同練習も度々してきた。中2でボクシングを始めると、一気に頭角を現し、日本、世界と活躍の場を広げた。那須川はパンチ力の源を空手のキックで鍛えた下半身の力を、うまく拳の先に伝えていると分析する。

いまや日本格闘技界の顔とも言える親友の活躍に、並木はライバル心を隠さない。「憧れというより追い抜きたい」。その絶好の舞台は五輪以外にはない。

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五輪入江聖奈「とっとこハム太郎」に周囲は…/略歴

<ボクシング:東京五輪アジア・オセアニア予選>◇9日◇ヨルダン・アンマン◇男女8階級

女子フェザー級準々決勝で入江聖奈(19=日体大)が昨年の世界選手権優勝のネスティー・ペテシオ(フィリピン)を4-1の判定で破り、東京オリンピック(五輪)出場を決めた。今大会で出場枠を獲得した選手が内定とする日本連盟の内規を満たした。

お笑いコンビ南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代の挑戦で注目された12年ロンドン大会から採用され、3大会目。五輪のボクシング女子で日本勢初出場を決めた。

   ◇   ◇   ◇

☆入江聖奈(いりえ・せな)☆

◆生まれ 2000年(平12)10月9日、鳥取県。

◆戦績 中学生以下による全日本アンダージュニア大会を第1回(14、15年)から連覇。鳥取・米子西高では3年で全日本選手権優勝。通算では「50戦42勝8敗くらい」。

◆憧れ 「がんばれ元気」も世代ではないが、いま動画を見るボクサーも古い。タイソン、レナード、メイウェザーがお気に入り。日本人ではロンドン五輪銅の清水聡がイチ押し。

◆大学生 日体大では柔道で東京五輪代表の阿部詩と同級生。兄の一二三とは授業が同じこともあるそうで、「オーラ発している。一発で強いと分かる」とか。

◆ムードメーカー 明るい性格で日本代表の中でも笑顔が絶えない。練習曲に「とっとこハム太郎」のテーマ曲を選んで、「みんな気に入ってます」と主張も、周りは「いやいやです」と苦笑い。

◆身長 164センチ。

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しずちゃん「この時が来たか」ボクシング入江五輪に

マスボクシングでリングに立つ山崎静代(2011年5月14日撮影)

<ボクシング:東京五輪アジア・オセアニア予選>◇9日◇ヨルダン・アンマン◇男女8階級

女子フェザー級準々決勝で入江聖奈(19=日体大)が昨年の世界選手権優勝のネスティー・ペテシオ(フィリピン)を4-1の判定で破り、東京オリンピック(五輪)出場を決めた。今大会で出場枠を獲得した選手が内定とする日本連盟の内規を満たした。

お笑いコンビ南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代の挑戦で注目された12年ロンドン大会から採用され、3大会目。五輪のボクシング女子で日本勢初出場を決めた。

   ◇   ◇   ◇

ロンドン五輪予選に挑んだしずちゃん すごくうれしい。自分も出たかった大会。この時が来たか、と。いまの自分はボクシングがなければないと思ってます。ストイックですし、やっぱり殴り合うには怖さに勝たないといけない。本能むきだしで、動物的なところが魅力です。女子のレベルは私が挑戦した頃に比べ、どんどん上がってます。みんなきれいなボクシングをする。五輪ではぜひ注目して下さい。宣伝でもなんでも使ってくれへんかな。なんでもやります。

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入江聖奈が五輪代表!タイソン好き、阿部詩と同級生

<ボクシング:東京五輪アジア・オセアニア予選>◇9日◇ヨルダン・アンマン◇男女8階級

女子フェザー級(54~57キロ)準々決勝で入江聖奈(19=日体大)が昨年の世界選手権優勝のネスティー・ペテシオ(フィリピン)を4-1の判定で破り、東京オリンピック(五輪)出場を決めた。

今大会で出場枠を獲得した選手が内定とする日本連盟の内規を満たした。お笑いコンビ南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代の挑戦で注目された12年ロンドン大会から採用され、3大会目。五輪のボクシング女子で日本勢初出場を決めた。

   ◇   ◇   ◇

最終3ラウンドでも入江のスピードは落ちなかった。ワンツー、上下への打ち分けで初回から握った主導権を渡さない。中東の地で9分間、堂々と打ち合う。運命の時。勝利のコールを聞くと両手を挙げ、白い歯を見せた。「今まで勝った試合の中で一番うれしい。世界女王に勝って決めることができて最高」。日本女子初の快挙に声が弾んだ。

小2から磨き続けたワンツーがさえた。距離を詰めてくるペテシオを、リーチをいかした多彩なジャブで迎撃。好機に右を打ち込み、ボディーにも拳をめり込ませた。2回には苦しくなった相手がホールディングで減点1を受け、大きくリード。最終回もパンチをまとめて逃げ切った。

鳥取県米子市の自宅で「ひまつぶし」に読んだ漫画が始まりだった。母が好きだった小山ゆうの「がんばれ元気」。世代ではないボクシング漫画で「ベルトを巻く姿が格好良かった」と興味を持つと、すぐに市内のシュガーナックルジムへ通った。試合でパンチがあたる快感にのめり込んでいった。13年に東京五輪開催が決まった頃は後藤ケ丘中の1年生。鳥取県内で日本連盟に選手登録している女子はただ1人だった。

同時に同中の陸上部にも属し、中1で駅伝のメンバーになるほど。同部の朝練、午後練に出て、夜にジムに通う生活。過酷な掛け持ち生活を貫いた。ジムの伊田会長は「才能ではなく、地味な練習をコツコツこなせるのが強みだった」と証言する。抜群のスタミナはいまでも武器だ。

「意識はする。光栄なので、絶対に取りたい」と誓った女子1号を決めた。次は「ここまで来たらファイナリストになりたい」。そして、その次は…。「東京五輪では絶対に金メダルを取りたい」。地道に、頂点への階段を上る。

☆入江聖奈(いりえ・せな)☆

◆生まれ 2000年(平12)10月9日、鳥取県。

◆戦績 中学生以下による全日本アンダージュニア大会を第1回(14、15年)から連覇。鳥取・米子西高では3年で全日本選手権優勝。通算では「50戦42勝8敗くらい」。

◆憧れ 「がんばれ元気」も世代ではないが、いま動画を見るボクサーも古い。タイソン、レナード、メイウェザーがお気に入り。日本人ではロンドン五輪銅の清水聡がイチ押し。

◆大学生 日体大では柔道で東京五輪代表の阿部詩と同級生。兄の一二三とは授業が同じこともあるそうで、「オーラ発している。一発で強いと分かる」とか。

◆ムードメーカー 明るい性格で日本代表の中でも笑顔が絶えない。練習曲に「とっとこハム太郎」のテーマ曲を選んで、「みんな気に入ってます」と主張も、周りは「いやいやです」と苦笑い。

◆身長 164センチ。

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ボクシング日本代表に朗報 ヨルダン入国制限せず

マスク姿で成田空港に姿を見せたボクシングの東京五輪アジア・オセアニア予選に出場する男子フェザー級の堤

ボクシングの東京五輪アジア・オセアニア予選(3月3~11日)に出場する日本代表が26日、開催地のヨルダン・アンマンに向かう成田空港で取材に応じた。同国が新型コロナウイルスによる影響で、日本を含めた感染者の多い国の入国制限を行う恐れが出てきたため、当初は28日に出発予定だったが、急きょ航空券などを手配して前倒しした。

朗報が届いたのは空港到着の1時間前ほど。日本連盟が在日ヨルダン大使館に問い合わせていたところ、「現在のところ、入国制限はありません」という返信をもらったという。内田貞信会長は「ひとまず良かった。安心して行けます」と安堵(あんど)の表情を見せた。

予選では上位4~6人が得る枠を目指し、獲得者が代表に内定する。予選は当初は2月に新型ウイルスの発生源である中国・武漢で開催される日程だったが、3月にヨルダンの首都アンマンでの開催に変更になっていた。

男子フェザー級代表の堤駿斗(21=東洋大)は「環境に合わせて練習できれば。ちょっと(出発が)早いなあとは思いますが、いつ行ってもいいような調整はしてきた」と力強かった。

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笑わない稲垣が認めた堤駿斗が新型ウイルス余波歓迎

練習でシャドーボクシングを行う堤

ボクシングの金メダル候補に「笑わない男」の太鼓判!? 東京オリンピック(五輪)出場を目指すボクシングのアジア・オセアニア予選の日本代表が28日、都内で練習を公開。新型コロナウイルスの影響により、来月上旬に中国・武漢で予定されていた予選が、3月にヨルダン・アンマンに変更になったが、フェザー級の堤駿斗(20=東洋大)は「怖いウイルスにかかるリスクを負わなくて良かった。あと1カ月、しっかり作り直せる。強くなる期間ができた」と歓迎した。

この数カ月でも「強く」なってきた自信がある。昨夏から下半身強化、瞬発力アップのために都内のジムに通う回数を増やしたが、12月上旬、「良いスクワットしてるね」と声をかけてきた大男がいた。ラグビーワールドカップ(W杯)日本代表プロップ稲垣啓太(29=パナソニック)。「笑わない男」として流行語にもなった19年の「顔」に褒めてもらった。ボクシング選手と自己紹介すると「応援しているよ」と激励され、「ふくらはぎの筋肉がすごかった。クールで格好良かった」と気持ちが高ぶった。

習志野高では高校6冠。アマチュア界の「怪物」として名をはせたが、東洋大に入学後は減量の失敗など苦しい時期も過ごした。「がむしゃらだった」という高校時代のスタイルから、体格差を技術で補う足を使う「大人の」スタイルに移行時期でもあった。下半身の強化はその新たな武器を手にするための最善策で、「踏み込みの速さがすごいですよね」と敬う稲垣と同系統のメニューで鍛え、復活ののろしをあげた。

昨年末の全日本選手権を制し、アジア・オセアニア予選で6人が東京五輪出場枠をつかむ。日本連盟は枠獲得者を代表に内定するため、3月のアンマンが金メダルに近づく好機になる。

これまで2団体(WBAスーパー、IBF)統一バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)とは5回ほどスパーリング経験を持つ。プロでもうやりたくないと心を折られる選手がいる中、「毎回、毎回、楽しいです。やれるなら週に1回」と力強い。“モンスター”からもその実力を認められる。今月行われたカザフスタンへの遠征でも、練習で世界選手権金メダル通算3個のラサロ・アルバレス(キューバ)と手合わせし、肉体面の成長を感じられたという。

「東京五輪の金メダルは以前は夢でしたが、あと半年でここまでこれている」。夢から現実へ。ラグビー、プロボクシングとトップ選手からのお墨付きを背に、8月、両国国技館で笑顔で頂点に立つ。

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