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Sバンタム級の下町「怖かった」相手見つからず2階級上と対戦もTKO快勝

2階級上の相手の3回TKO勝ちした下町(撮影・実藤健一)

<プロボクシング:ノンタイトル戦>◇11日◇エディオンアリーナ大阪第2競技場◇スーパーフェザー級8回戦

日本スーパーバンタム級9位の下町俊貴(24=グリーンツダ)が、2階級上の一戦でサンダー照屋を3回2分35秒TKOで下した。ジムの本石会長は試合後、「日本王者に挑戦状を出します」と、日本スーパーバンタム級王者古橋岳也(川崎新田)への挑戦を表明した。

同じ階級で対戦相手が見つからず、窮余の策で組まれた今カード。2階級上の相手に下町は「怖かったです、ずっと」。しかし、最初から主導権を握り、最後はきっちり仕留めた。その内容を本石会長も「成長した」と評価した。

控えめな性格で、今回のメイン抜てきも本人の自覚を促す狙いもあったという。下町は「初メインでうまいこと終わってくれてよかった。ベルトはとりたいがまだ日本人のトップレベルにあるとは思っていない。気持ちを切り替えていきたい」と語った。【実藤健一】

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下町俊貴 体弱い影が薄い、でもTKOで大会MVP

4回TKO勝ちでスーパーバンタム級新人王に輝いた下町(撮影・小沢裕)

<プロボクシング:全日本新人王決定戦>◇23日◇東京・後楽園ホール

 スーパーバンタム級の下町俊貴(21=グリーンツダ)が最優秀賞を受賞した。

 MVPのスーパーバンタム級下町は、東軍MVPの飯見を4回51秒TKOで下し、「めちゃくちゃ怖かった」と素直に照れた。競技歴は小5から1年も、中高は「喫茶店などで友達と遊んでいた」帰宅部。高卒前に「親がK-1とか見ていて、強い人は格好いい」と再挑戦したが、入門時は57キロの長身痩身(そうしん)で、「いまも体は弱い。練習ですぐ痛める」という。ジムでも影が薄いと自認の179センチは、「いけるところまで」と謙虚だった。

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影薄くても強い!下町俊貴、4回TKOで新人MVP

4回TKO勝ちでスーパーバンタム級新人王に輝いた下町(撮影・小沢裕)

<ボクシング:全日本新人王決定戦>◇23日◇後楽園ホール◇観衆2005人

 ライト級の下町俊貴(21=グリーンツダ)が4回51秒TKO勝利を飾り、最優秀賞に輝いた。

 ここまで6勝(3KO)1敗1分けで勝ち上がり、4戦全勝4KOの東軍MVPの飯見嵐(21)と激突。インファイターの突進を179センチの長身で左右にかわし、的確にパンチを集めた。最後は4回、「自分も必死で分からなかった」と顔面に連打を集めてレフェリーストップを呼び込んだ。

 勝利後のリング上のインタビューで「めちゃくちゃ怖かった」と吐露するなど、強気とは無縁なのは、中高と帰宅部だったこともありそうだ。ボクシングは小5で習い始めたが「遊びたかった」と1年で挫折。その後は運動部には入らずに「中高も(友達と)遊んでいました」と放課後は喫茶店などで過ごしていたという。転機は高校卒業を控えた高3の時。父親がテレビで格闘技を見ているのを眺め「強い人はかっこいいな」と感じ、「働きたくなかった」と卒業後にボクシングの再挑戦の道に進んだ。最初は1時間の練習でバテているところから、地道に研さんを積んできたが、自他共に「ジムでも影が薄い」という存在。スーパーバンタム級では異色の179センチの長身でも、目立つことはないようだ。

 それでも、強い。この日の試合でも「途中に(パンチをもらって)痛かったですけど、下がったらどんどんくる」と冷静に見極めて、左右に避けてのパンチなどはMVPに相応しい動きだった。今度の目標は「体力をつけること」で、練習で「何回か骨にヒビが入った」というほどの軟弱克服を掲げる。肉体的にも「少し筋肉がついてきた」と話すほど、伸びしろは十分。「いけるところまでいきたい」と謙虚に未来をみつめた。

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