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亀田興毅会長「苦渋の決断」ボクシング、緊急事態宣言期間内の興行を延期

亀田和毅(右)と亀田興毅会長

日本ボクシングコミッション(JBC)関西事務局は26日、新型コロナウイルス感染拡大防止による緊急事態宣言を受け、期間内の興行の延期を発表した。

その中に元世界3階級制覇王者、亀田興毅会長(34)の3150ファイトクラブによる初興行も含まれる。真正ジムとの共同で5月5日にエディオンアリーナ大阪第2競技場で予定していたが、宣言発令を受けて延期を余儀なくされた。

メインとして元2階級世界王者、亀田和毅(29)の約1年9カ月ぶりの試合が予定されていた。今後に向けては模索している。

プロモーターとして、初陣を迎えるはずだった興毅会長は「苦渋の決断です。緊急事態宣言が発出された中で、政府とJBC(日本ボクシングコミッション)の判断に従います。いきなりの試練を迎えましたが、まだまだこれからです。いろいろ(興行の)新しいやり方を考えているので、楽しみにしていてください」とコメントした。

29日に予定していた千里馬神戸の興行は5月30日、会場は変わらず神戸芸術センターに延期される。

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亀田興毅氏「会長としてのデビュー戦で正念場」緊急事態宣言で手腕に期待

亀田興毅会長(2021年3月1日撮影)

新型コロナウイルス感染拡大防止で、25日にも緊急事態宣言が発出されることになった。関西は大阪、兵庫、京都の3府県にわたる。「またもか…」。見えない敵を相手に、どうしようもないもやもやばかり募る。

1年前はすべての興行を中止にしたボクシング業界も直撃するだろう。元世界3階級制覇王者の亀田興毅会長(34)の3150ファイトクラブは、5月5日に真正ジムとの共同でエディオンアリーナ大阪第2競技場で初の興行を予定している。興毅会長は「会長としてのデビュー戦で正念場を迎えてますよ」と言った。

メインは弟の元世界2階級制覇王者・亀田和毅(29)の8回戦。1年9カ月ぶりと久々の実戦になり、和毅も「8ラウンド、フルで戦いたい。タイミングで倒れたらしょうがないけど」と実戦勘を取り戻すプランを描いていた。その前に目に見えない敵が、立ちはだかる。

日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内事務局長は「(緊急事態)宣言が発出された段階で(対応を)考えたい」と話す。西日本ボクシング協会の会長でもある真正ジムの山下正人会長は、24日の世界戦を前に「JBCの判断に従う。無観客でとなれば、無観客でやります。選手が頑張ってきたことを無駄にはできない」と言った。

ボクサーは試合までにまさに「身を削る」。激しい練習を積み、厳しい減量に耐えてリングに上がる。その努力が「無」になってしまうのは、何とも表現する言葉がない。

興毅会長は「待つしかないですよね、JBCの判断を。興行していいのか」と話しつつ、発信の方法などさまざまな手も考えている。培ってきた人脈も幅広く、独自の経験値から逆に新たなチャレンジができる機会となるかもしれない。ピンチをチャンスに。若き会長の発想力と行動力に期待したい。【実藤健一】

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5階級王者メイウェザー&亀田興毅/那須川のボクシングルールでの主な試合

18年12月、エキシビションマッチでメイウェザー(右)のパンチを食らいダウンする那須川天心

RISE世界フェザー級王者の那須川天心(22=TARGET/Cygames)が、来年3月でキックボクシングを引退し、ボクシングに転向することを正式に発表した。10日、TBS系列の「炎の体育会TV」に出演し、番組内で22年中のデビューを目指すことを明かした。引退まで最大で4試合を予定しており、来年3月のRISE大会が最後となる。

<那須川のボクシングルールでの主な試合>

18年12月のRIZINでボクシング5階級王者・メイウェザーとスペシャルマッチを戦い、初のダウンを奪われるなど、1回2分19秒でTKO負け、非公式ながら初黒星を喫した。19年6月には元世界王者の亀田興毅とスペシャルマッチ。ボディーブローや左ストレートなどをヒットさせ、KOこそ奪えなかったが、元プロボクサーと互角に打ち合った。

フェデリコ・ローマ(左)にローキックを浴びせる那須川天心(19年3月10日撮影)

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那須川天心が来年中にボクシングデビューへ 期待される武尊戦へも意欲

「炎の体育会TV SP」に出演し、ボクシング転向を表明した那須川天心(TBSテレビ提供)

RISE世界フェザー級王者の那須川天心(22=TARGET/Cygames)が、来年3月でキックボクシングを引退し、ボクシングに転向することを正式に発表した。10日、TBS系列の「炎の体育会TV」に出演し、番組内で22年中のデビューを目指すことを明かした。引退まで最大で4試合を予定しており、来年3月のRISE大会が最後となる。

弟の龍心とともに、ゲスト出演した那須川は、番組の最後に「やり切った。蹴りを捨てて、拳だけで勝負する」と語った。以前から転向をほのめかしており、今年2月には「キックボクシングをある程度広めることはできた。ボクシングでも貢献したい」と話していた。さらに「次元の違う相手は現代にはいない」。相手ではなく、自分(那須川)を倒すにはどうやって戦うかを考え、試合に臨むようになった。自身のユーチューブでは、人気漫画「鬼滅の刃」に出てくる必殺技を練習するなど、アニメの世界に敵を求めるほどで、キックボクシングの世界ではもはや敵無しの状態だった。

14年にプロデビューした那須川は15年5月に史上最年少の16歳9カ月でRISEバンタム級王者に輝いた。18年12月のRIZIN14大会のエキシビションマッチでメイウェザーに敗れた以外は、公式戦では44戦無敗(32KO)で、無類の強さは「神童」と呼ばれている。ここ数年は王者として迎え撃つ立場だったが、常に向上心を持ち「ずっと王者だとつまらない。下から挑戦して、強い相手を倒したい」と転向を決意した。

19年には元世界王者の亀田興毅と対戦。経験が少ない中、左ストレートをヒットさせるなど互角に渡り合い、センスの良さを見せた。同8月には井上尚弥とも対面し「刺激的な1日」と明かしていた。今年からはボクシングジムへ通う回数を増やし、パンチの技術などを身に付けているという。

納得の試合ができるようになったことで、転向がはっきりと見えてきた。2月のRISE横浜大会では志朗に3-0判定勝ち。リベンジを狙い、襲いかかってきた相手に心理戦で勝利。那須川自身もそれまでのテレビ出演を断って作戦を練るなど、この試合に集中していた。KOとはならなかったが「(志朗は)成長させてくれる時間をくれた」と達成感を口にした。さらに「他の選手も育って欲しい。形が変わってきて、試合して終わりじゃなくて、自分を売り出すくらいの気持ちがないといけない」と格闘技界の今後についても提言した。

引退までの1年間で、熱望されているK-1王者、武尊との一戦も期待される。昨年大みそかには武尊が、今年3月28日には那須川が、お互いの試合を観戦。所属の問題などもあり、これまで口を閉ざしてきたが、ようやく自分の言葉で話すようになった。武尊からのラブコールも受け「すべてこれから。長い期間だったけど、1歩前進した。やるなら準備期間をもらってしっかり調整したい」と意欲を見せている。K-1中村プロデューサーは「現段階では日程など調整中」としているが、29歳の武尊は「試合で負けたら引退」と公言していることもあり、世紀の一戦の実現に向け、早い決定が望まれる。

RISE伊藤代表は「苦しい思いもプレッシャーもあった中、それを跳ね返して味方にしてくれた。巣立っていくのは寂しいが、気持ち良く送り出してあげたい」とエールを送る。

この日の番組では、時速100キロのボールを左ストレートで正確に捉え、ホームランにするシーンもあった。本番での強さや能力の高さをあらためて示した。残り1年。カウントダウンが始まった。那須川は「正直もう悔いはない。22年3月で卒業するが、必ずボクシング業界でも革命を起こす」と語った。無敗のままキックボクシングを卒業し、新天地で世界を見据え、挑戦者としてスタートを切る。

◆那須川天心(なすかわ・てんしん) 1998年(平10)8月18日、千葉県生まれ。5歳で極真空手を始める。小5でジュニア世界大会優勝。その後キックボクシングに転向し、14年7月、RISEバンタム級7位の有松に1回58秒KOデビュー。15年にバンタム級王座獲得。16年12月にRIZIN初参戦。18年6月には階級を上げ、初代RISE世界フェザー級王者に輝いた。昨年6月から始めたユーチューブの登録者数は65万人。矢沢永吉の大ファンで入場曲は「止まらないHA~HA」。165センチ、56・8キロ。

武尊(左)と話す那須川(2020年12月31日撮影)

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亀田和毅「楽しみ」5・5に1年10カ月ぶりの実戦

練習を公開した元2階級世界王者の亀田和毅(撮影・実藤健一)

元世界2階級制覇王者の亀田和毅(29=3150ファイトクラブ)が、5月5日にエディオンアリーナ大阪第2競技場で契約体重56・5キロの8回戦で三宅寛典(32=広島)と対戦する。19年7月以来、約1年10カ月ぶりの実戦となる。

6日に大阪市内で練習を公開した和毅は「約2年も試合をしてなかったんでうれしい。大阪(での試合)は8年ぶりなんでめっちゃ楽しみです」。ただ、テーマを持って臨む。「8ラウンド、フルで戦いたい。タイミングで倒れたらしょうがないけど」。実戦から遠ざかっているだけに、手探りで感触を確かめる。

新型コロナウイルス感染症の影響により、多くのイベントに含まれる形でボクシングも厳しい興行形態をしいられている。ボクシングでいえば、特に関西では厳しく、興行として成り立つ「個」の登場が求められている。

和毅も、事情は理解している。「正直、(業界は)厳しいと思う。その中で自分たちがやれることはいい試合を見せることしかない。生まれ育った大阪だから気合は入っています」と話す。興行主は感染拡大防止へ、最大限の対策を施す。それでも防ぎきれない現状がもどかしい。

チケットを買って、会場で生観戦する。これまでの当たり前が、通用しない時代となった。和毅も「いろんな発信のやり方はあると思う」。それは兄で、3150ファイトクラブ会長の亀田興毅氏(34)が最も力を入れている部分だ。

コロナ禍でのボクシング興行。ともされている火を消すわけにはいかない。さまざまなチャレンジが行われている中、若い亀田興毅会長の発進力も注目される。【実藤健一】

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亀田興毅氏の「3150」ジム、初興行が発表

5・5共同開催の興行を発表した亀田興毅会長(右)と山下会長(撮影・実藤健一)

元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏(34)が会長を務める3150ファイトクラブの初興行が29日、大阪市内の同ジムで発表された。

5月5日に真正ジムとの共同開催で、エディオンアリーナ大阪第2競技場で実施する。メインは元2階級制覇王者・亀田和毅(29)の19年7月以来となる復帰戦。契約体重56・5キロの8回戦で、対戦相手は三宅寛典(32=広島)に決まった。

真正ジムの山下正人会長(58)も会見に同席。「(亀田興毅会長は)知名度抜群。関西のボクシング界を盛り上げていくために協力していきたい」。興毅会長は「マッチメークの難しさを痛感した。(和毅が)どれだけ強い勝ち方をしてくれるか楽しみです」と話し、試合の見せ方についても「新しい配信の方法を考えている」と予告した。

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亀田興毅氏の3150ジムに3人のプロボクサー誕生

3150ファイトクラブのジム開きで会見に応じる亀田興毅会長(21年3月1日撮影)

元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏(34)が会長を務める3150ファイトクラブに、3人の新人プロボクサーが誕生した。

14日に大阪市内で行われたC級ライセンスのプロテストに同ジムから船橋真道(25)、文能駿祐(19)、佐々木る玖(18)の3人が合格した。

亀田会長は「新たに3人プロボクサーが誕生し、和毅と合わせて3150ファイトクラブの所属プロボクサーが4人になりました。プロテスト合格は想定していましたが、見事に全員突破してくれてうれしいです。3人ともキャラクターが魅力的だし、実力もあるボクサーなので、これから試合を重ねて経験と自信がついてくれば、その先には新人王や日本王者も見えてくると思います。3人ともデビュー前から注目されているし、応援してくれるファンも沢山いるので、これからの将来が楽しみです。まずは来年の新人王狙わせます」と意気込みを語った。

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亀田和毅「年内に」兄興毅会長のジムから世界王者へ

会見に臨む亀田興毅会長(左)と和毅(撮影・実藤健一)

元2階級制覇王者の亀田和毅(29=3150ファイトクラブ)が9日、大阪市内の所属ジムで会見に臨んだ。「1年半以上、試合していない。(国内で試合できる)ライセンスも届いて気合入っている」と意気込んだ。

試合日程に関して、亀田興毅会長(34)は「近々です」と話した。

19年12月に休止状態となった協栄ジムを離れて以降、所属ジムもなく国内で試合ができない状態が続いていた。兄の興毅会長がジムをたち上げ、受け皿となった形。和毅は「年内に(世界)チャンピオンになりたい」と意気込んだ。

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亀田興毅氏「子どもたち憧れの職業に」ジム開設で夢

3150ファイトクラブのジム開きで会見に応じた亀田興毅会長(撮影・実藤健一)

日本選手で初めて世界3階級制覇を遂げた亀田興毅氏(34)が大阪市内に開設したジム「3150(サイコー)ファイトクラブ」のジム開きが1日、行われた。会見した興毅会長は「ボクシング業界の人気が低迷している中で、何かできないかと思っていた。関西のボクシング界を盛り上げていきたい」と意気込んだ。

「世界一のプロモーターになりたい」と目標を掲げ、革命的な興行形態に挑戦。「ボクシングの地位を向上させていきたい。子どもたちがあこがれる職業になる。一番は稼げること。夢がある業界を作りたい」と言う。既存のテレビ局と提携した興行に頼らず、YouTubeなど、新たな発信源を駆使して「稼げる」業界を目指す。

亀田3兄弟でただ1人の現役、元WBO世界バンタム級王者、元WBC世界スーパーバンタム級暫定王者の弟和毅(29)が、現状では唯一の所属プロ選手となる。興毅会長は「何回か(前哨戦を)たたいて世界タイトル戦を実現させたい」と語った。「キャラがある選手を育てたい。この選手を見たい、と。どれだけ人気を出せるか、やから」。現役時代、さまざまな仕掛けで人気者に上り詰めた。その会長らしいプロデュース力で、新たな可能性を切り開く。【実藤健一】

◆ボクシング選手の現状 ファイトマネーだけで食べられる選手は、ほんのひと握りしかいない。主となる収入源は試合の入場収入。かつては世界王者でさえチケットを渡され、売った料金の何割かがファイトマネーとなっていた。テレビの地上波で中継されるボクサーは、その契約料が入る。米国では有料放送が主な収入源。メイウェザーなどは1試合で数十億を稼ぐ。

3150ファイトクラブのジム開きで会見に応じた亀田興毅会長(撮影・実藤健一)

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亀田興毅氏ジム開き「関西ボクシング界盛り上げる」

3150ファイトクラブのジム開きで会見に応じた亀田興毅会長(撮影・実藤健一)

日本選手で初めて世界3階級制覇を成し遂げた亀田興毅氏(34)が、大阪市内にジム「3150ファイトクラブ」を開設し、そのジム開きが1日、行われた。

会見した興毅会長は「ボクシングの人気が低迷している中で盛り上がればいいと、何かできないかと思っていた。関西のボクシング界を盛り上げていきたい」と意気込みを語った。

亀田3兄弟で唯一の現役、元WBO世界バンタム級王者、元WBC世界スーパーバンタム級暫定王者の弟・和毅(29)が現状では所属プロ選手となる。

興毅会長は「何回か(前哨戦を)たたいて世界タイトル戦を実現させたい」と目標を語った。

今後、SNSを駆使した新たな興行形態を目指す。「日本のボクシングの底上げをしていきたい。世界一のプロモーターになりたい」と力強く語った。

3150ファイトクラブのジム開きで会見に応じた亀田興毅会長(撮影・実藤健一)

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亀田興毅氏がジム開設「3150ファイトクラブ」

亀田興毅氏(2019年6月21日撮影)

「浪速の闘拳」が大阪に帰ってくる。ボクシングの日本選手で初めて世界3階級制覇を果たした亀田興毅氏(34)が会長として、大阪市内にジムを開設することが22日、関係者の話で分かった。すでに手続きを終えており、ジム開きは3月1日を予定。ジムは父史郎氏(55)がアマチュアジムとして指導していた大阪市西成区の施設を使用。ジム名は史郎氏の決め言葉「3150(サイコー)」を用いた「3150ファイトクラブ」となる。

興毅氏は03年11月に17歳でグリーンツダジムからプロデビュー。破天荒なボクシングで「浪速の闘拳」として人気を博したが、所属ジムのファイトマネー未払い問題により05年4月に協栄ジムに移籍して東京へ。大阪に拠点を戻すのは16年ぶりとなる。昨年9月ごろからジム開設に向けた具体的な動きを開始。各所へのあいさつ回りなどすべて1人で行ったという。

大阪での再出発を決めたのは元WBO世界バンタム級王者、元WBC世界スーパーバンタム級暫定王者の弟・和毅(29)の存在が大きい。19年12月に協栄ジムを離れて以降、所属ジムはなく日本ボクシングコミッション(JBC)の規定により、国内で試合ができない状況にあった。その受け皿となり、再び世界を狙わせる夢へと突き動かされたのは間違いない。

「父子タッグ」はあっても兄が会長で弟と世界を狙うのは異例の挑戦。亀田家の原点となる大阪から、「兄弟タッグ」で新たな夢へと踏み出す。

◆亀田家の紆余(うよ)曲折 亀田興毅が03年に17歳でデビュー。破天荒なスタイルで「浪速の闘拳」として人気を博すが、所属ジムのファイトマネー不払いによるトラブルから3000万円の“競売”にかけられ、協栄ジムに移籍。07年10月、亀田大毅の内藤戦での反則に絡む行為で、父史郎氏がセコンドライセンス無期限停止。08年に亀田ジムを設立も10年3月にトラブルから事実上の活動停止。14年に東京都世田谷区でアマチュアに向けたジムを開設も約2年後に休止。

◆亀田興毅(かめだ・こうき) 1986年(昭61)11月17日、大阪市生まれ。03年12月、17歳でプロデビュー。06年8月、WBA世界ライトフライ級王座獲得。09年11月、WBC世界フライ級王座、10年12月にWBA世界バンタム級王座を獲得し、日本人初の3階級制覇。15年10月に1階級下のWBA世界スーパーフライ級タイトル戦で4階級制覇に挑むも失敗し、のちに現役を引退した。戦績は33勝(18KO)2敗。12年に中学時代からの幼なじみと結婚し、4児の父。

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井岡と田中の世界戦、過去の日本人対決は王者が圧倒

井岡一翔(左)と田中恒成

<プロボクシング:WB0世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇31日◇東京・大田区総合体育館

WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(31=Ambition)と日本人2人目の4階級制覇を狙う同級1位田中恒成(25=畑中)の大みそかの大一番のゴングが鳴る。

世界複数階級制覇経験者の日本人の男子対決は初めて。

 ◇   ◇   ◇

◆複数階級制覇 世界最多はオスカー・デラホーヤ(米国)とマニー・パッキャオ(フィリピン)の6階級で、5階級が7人いる。日本のジム所属選手では、4階級の井岡一翔が男子最多、世界で20人目だった。アジアではパッキャオ、5階級のノニト・ドネア(同)、ドニー・ニエテス(同)に続き4人目。ミニマム級からはレオ・ガメス(ベネズエラ)、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)、ニエテスに続き4人目。国内で3階級は亀田興毅、ホルヘ・リナレス、八重樫東、長谷川穂積、井上尚弥、田中恒成に井岡で7人いる。2階級制覇はファイティング原田から京口紘人まで17人。女子はアマンダ・セラノ(プエルトリコ)の7階級が最多で、国内は藤岡奈穂子の5階級が最多。

 ◇   ◇   ◇

◆世界戦での日本選手対決 67年のスーパーフェザー級が最初で、王者沼田から小林が12回KOで奪取した。過去45試合ある。統一戦、決定戦の各3試合を除くと王者の30勝9敗。今回と同じ世界王者経験者の対決は過去14試合ある。団体統一戦1試合を除き、暫定王者との統一戦を含めて王者が10勝3敗。いずれも王者が勝率77%となっている。

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亀田興毅氏のTV企画でボコられた男、興行再開に涙

コロナ禍後初の国内プロボクシング興行。試合の合間、ロープなどの消毒作業が行われた(撮影・加藤裕一)

新型コロナウイルス感染拡大後、国内初のプロボクシング興行となる中日本新人王予選が12日、愛知・刈谷市あいおいホールで行われた。当初予定の3月29日から延期されていたリングに立った選手は、さまざまな思いを胸に、感謝の思いを口にした。

第1試合で2-1僅差で判定勝ちしたミニマム級松本幸士(30=HEIWA)は「ジムのOBや仲間がずっと応援してくれて。昔世話になった人が今、熊本にいて、豪雨で被災されているのに、LINE(ライン)で激励してくれて」とうれし泣きした。元世界王者亀田興毅氏に挑戦するインターネットTV企画で経験者にボコられ、プロを志した男は「早く元通りになってほしいです」と話した。

第2試合で1回TKO勝ちし、興行解禁後の“KO第1号”になったフェザー級の宮崎裕也(23=薬師寺)は「KO決着になるとは思っていましたし、最後のパンチは覚えています」と話した。昨年12月のデビュー戦は2回TKO負けした。無観客で“借り”を返した形で「スパーリングみたいで緊張しなかったです」と話した。

スーパーフェザー級の“30代デビュー対決”を、強引な右フック一発で1回TKO勝ちした小暮経太(32=中日)は「試合が延期、延期で周りが“遅咲きやのに大変でしょう?”とか気遣ってくださって」と期待に応えられたことを喜んだ。10代で引きこもりになり、手を差し伸べてくれた親友の死に直面、兄一成さん、父孝典さんもここ数年で他界した。多くの喪失感を抱え、昔、父と一緒に見たボクシングに活路を求め、昨年11月にプロテストに合格した。

「こんな僕でも頑張れている。そういうメッセージを少しでも発信できたらうれしいです」。待望の舞台に立ったことが、何よりうれしそうだった。

フェースシールド、防護服姿でリングサイドに陣取ったタイムキーパー(撮影・加藤裕一)

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異例公募の那須川天心「バラエティーではない」

会見で次戦の対戦相手を公募した那須川天心(RISE提供)

那須川の相手出てこい! 立ち技打撃格闘技イベントRISEは10日、Youtubeの公式チャンネルを通し会見を開き、7月11日にAbemaTVで無観客テレビマッチを行い、参戦する那須川天心(21)の相手を公募で決めると発表した。応募資格は日本に在住する18歳以上の男性。試合は3分3回57~58キロの契約で行われる予定だ。

対戦相手を公募という異例の形だが、那須川は「バラエティーではない」「ガチの試合」と真剣勝負であることを強調。「なかなかないですし、非常に楽しみです。どういう人が来るのかわからないですし。強い人を選んで試合したい。那須川天心を倒してやってやろうという選手に来てほしい」と話した。伊藤隆代表も「那須川天心に勝てればすべてが変わる。ノリで出てくるんじゃなく、アスリートに出てきてほしい。ぎらぎらしている、特に若い子に名乗り出てほしい」と生きの良い対戦相手を求めた。応募は15日まで。会見中に那須川は自身のツイッターアカウントで「天心の相手を知りませんか」のハッシュタグをつけて早速応募フォームを投稿。Abema関係者によれば、約50分間の会見終了時点で既に数件応募があったという。

新型コロナウイルスの影響で試合の延期が重なり、那須川にとってこれが昨年大みそかのRIZIN20大会以来7カ月ぶりの試合となる。実戦間隔は空いたが、その分イメージトレーニングや基礎の見直しなどを行い、充実した練習ができていたという。「みなさん(僕が)試合するのをすごい待ってたと思うので、爆発させるというか、元気を与える試合をしたい」と意気込んだ。

昨年は3、4、6、7、9、12月とハイペースで6試合をこなすだけでなく、亀田興毅とのエキシビションボクシングマッチを行うなど年間通じて活躍し、格闘技界を盛り上げた。会見後の取材では今後の試合について、「決まればやる。条件があって、けががなければやりたい」とできる限り試合に参戦したい意向を示した。

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亀田3兄弟訴訟、JBCに4500万円賠償命令判決

亀田興毅氏

ボクシングの元世界王者の亀田興毅さん(33)ら3兄弟側が日本ボクシングコミッション(JBC)による処分に対し、JBCと理事長らに総額約6億6400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は1月31日、計4550万円の支払いを命じた。

都内で会見した亀田興毅さんは「経済的ダメージは計り知れないものがあった。長かったが、一区切りついて安堵(あんど)している。JBCは公平、中立でないといけない」などと述べ、関わった幹部などの退陣を求めた。JBCは秋山理事長名で「判決内容を精査し、当法人としても論点整理含め、代理人と協議したうえで、今後の対応について考えたいと思っております」とコメントした。

この裁判は、13年12月に行われた次男大毅さんの世界戦を巡り、JBC側とトラブルに発展。14年2月、亀田ジムの会長とマネジャーの資格更新をJBCが認めない決定を下し、3兄弟は国内で試合ができなくなったもの。今回の損害賠償額は、資格があれば14年に3兄弟が1試合ずつ行ったとし、前年のファイトマネーを基に算出した額となっている。

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那須川誓う打倒五輪「面白いことしようじゃねえか」

那須川対江幡 勝ち名乗りを受ける那須川(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN20>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

ライバルは東京五輪だ。那須川天心(21)が新日本キックボクシング協会のエース江幡塁(28)と56キロ契約で戦い、1回2分46秒TKO勝利した。

1年前の大みそかにボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーとエキシビションマッチで戦い、1回TKO負け。大みそかに借りを返すとともに、20年は五輪を超える活躍をすると宣言した。

   ◇   ◇   ◇

那須川が日本人最強の刺客ともいえる江幡を一蹴した。試合開始早々、前へ突進し、左ハイキック、ワンツーをさく裂。強烈な連打でダウンを2度奪っても手を緩めない。この日のために用意してきた回転回し蹴りを見事に決め、粘り強く立ち上がる相手に再びパンチを連打。予告通りのKO勝利を果たし、「めちゃくちゃ気持ちよかった」と笑顔で叫んだ。

本物の戦いを求めている。1カ月半前の昨年11月7日。さいたまスーパーアリーナでワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)の井上尚弥-ノニト・ドネア戦を生観戦。世界最高峰の攻防に胸を熱くし、嫉妬した。「誰も文句言えない。比べるのは失礼かもしれないけど、格闘技をやっている者として負けたくない」。

キックボクシングは現在日本ではメジャーな競技とはいえない。だからこそ、那須川自身が知名度アップへ先頭に立つ。昨年5月にはAbemaTVの企画「那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円」に参加。同6月は再びAbemaTV企画で亀田興毅氏と特別ボクシングルールで対戦。この日も、試合直前に裏番組「ガキ使」に出演した。「試合を見たことなくても僕を見たことがある人に『すごい』と思ってほしい」。狙い通り、格闘家としてもすごみを示した。

「2020年は東京五輪がある。五輪より面白いことしようじゃねえか。自分でもどういう風に成長するかわからない。もっと強くなりたい」。現在世界中の格闘技団体からオファーを受けており、20年は世界進出が濃厚。天心の野望は続く。【高場泉穂】

那須川対江幡 江幡(右)に蹴りを見舞う那須川(撮影・滝沢徹郎)

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名門看板下ろす協栄ジム、会長は再建意欲も不透明

協栄ジムの金平会長

ボクシングで具志堅用高、亀田興毅ら国内ジム最多13人もの世界王者を輩出した協栄ジム(東京都新宿区)がプロジムとしての活動を休止(休会)することが7日、分かった。実質的オーナーとの方向性の違いを理由に、金平桂一郎会長が決断した。9日にもジム会長らで組織する東日本ボクシング協会に休会届を申請し、統括団体の日本ボクシングコミッション(JBC)に説明するという。

   ◇   ◇   ◇

6日にジム休会の意向を東日本協会、JBCに伝えたという金平会長は「月曜日(9日)にも協会に休会届けを出します」と表明した。世界戦の赤字で経営が苦しくなり、12年には自社ビルを売却。現在の実質的オーナーらの支援を受けて運営してきたものの、今年になって方向性の違いが表面化したという。金平会長は「経営者とのトラブルです。弁護士を通じ、法的なものを進めていきます。協会から厳しい声も頂きましたが、私の責任においてできるのは休会ぐらい」と説明した。

協栄ジムは1959年(昭34)設立。海老原博幸をはじめ、日本歴代最多13度の防衛を誇るWBA世界ライトフライ級王者具志堅、渡嘉敷、鬼塚、亀田興ら有名な世界王者を育成してきたが、経営難で今年の協栄ジム主催興行はゼロだった。父正紀氏から引き継いだジムの歴史に1度、幕をおろす同会長は「ジムができて60年。このような結果になってしまって残念。責任を感じる」と口にした。

現在、協栄ジムには10人以上のプロ選手が在籍している。休会届が認められれば、JBC管轄下でのプロ興行開催、プロ選手の試合出場が不可能になる。亀田3兄弟のいとこ、京之介が在籍しており22日には全日本新人王決勝(東京・後楽園ホール)を控えている。「なるべく早く発表して、新たな所属で試合をしてほしいと思いました」としたが、移籍などの早急な対応が必要になる。

休会後、東日本協会に手続きを踏めば活動は再開できる。金平会長は「新たなスポンサーを探し、なるべく早く復活させたい」としたが、今後は不透明な状況となる。また同会長が務めている東日本協会副会長、日本プロボクシング協会理事は辞職になるという。国内ではガッツ石松ら5人の世界王者を輩出したヨネクラジムが17年に閉鎖となった。昭和の時代から日本のボクシング界を支えてきた名門ジムが、またも苦境に陥った。

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金平会長ジム休止表明、協栄HPはジム運営継続掲載

協栄ジム・金平桂一郎会長

プロボクシングの名門・協栄ジムが活動休止(休会)することが7日、分かった。

金平桂一郎会長が明かしたもので、9日に日本プロボクシング協会、日本ボクシングコミッション(JBC)に休会手続きを申請するという。同会長は「月曜日にも協会とJBCに休会届を出します」と明かした。休会理由は実質的オーナーと同会長の方向性の違いで「経営者とのトラブルです」と説明した。

金平会長の休会表明を受け、同ジム公式サイトは「本日、一部のメディアにおいて、当ジムが活動休止を予定している旨の報道がありましたが、当ジムが発表したものではなく、活動休止を予定している事実もございません。当ジムは、引き続き、会員の皆様に対してこれまで同様のサービスを提供してまいります」(原文まま)とのコメントを掲載。ジム自体の運営は続けられる内容となっているが、金平会長が週明けに休会届を提出して認められればプロ活動は制限。選手はJBC管轄下での試合ができなくなる。

76年に設立された協栄ジムは現会長の父となる金平正紀前会長が設立。海老原博幸、西城正三、具志堅用高、上原康恒、渡嘉敷勝男、鬼塚勝也、勇利アルバチャコフ、オルズベック・ナザロフ、佐藤修、亀田興毅、坂田健史、佐藤洋太、亀田和毅と国内ジムではトップとなる計13人の世界王者を輩出している。同会長は「早く復活させたいと思っています」とも口にした。

現在、亀田3兄弟のいとこ京之介が在籍。22日には全日本新人王決勝(東京・後楽園ホール)を控えており「なるべく早く発表して、新たな所属先で試合をしてほしい」と話した。

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世界王者多数協栄ジムが経営者トラブルで活動休止へ

協栄ジムの金平会長

プロボクシングの名門・協栄ジムが活動休止することが7日、分かった。金平桂一郎会長が明かしたもので、9日に日本プロボクシング協会、日本ボクシングコミッション(JBC)に休会手続きを申請するという。同会長は「月曜日に協会とJBCに手続きします」と明かした。休会理由は実質的オーナーと同会長の方向性の違いで「経営者トラブルです」と説明した。

76年に設立された協栄ジムは現会長の父となる金平正紀前会長が設立。海老原博幸、西城正三、具志堅用高、上原康恒、渡嘉敷勝男、鬼塚勝也、勇利アルバチャコフ、オルズベック・ナザロフ、佐藤修、亀田興毅、坂田健史、佐藤洋太、亀田和毅と国内ジムではトップとなる計13人の世界王者を輩出している。同会長は「早く復活させたいと思っています」とも口にした。

現在、亀田3兄弟のいとこ京之介が在籍。22日には全日本新人王決勝(東京・後楽園ホール)を控えており「本当は決勝まで、とは思っていたのですが…。早く所属先をみつけてほしい」と話した。

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井上尚弥11・7さいたまSAでWBSSドネア戦

井上尚弥(2019年6月26日撮影)

ボクシングWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が11月7日、さいたまスーパーアリーナで5階級制覇王者となるWBA世界同級スーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)とワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝に臨むことが7日(日本時間8日)、WBSS公式サイトで正式発表された。

5月18日、英スコットランド・グラスゴーで開催された当時のIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)との準決勝から81日。ついに決勝の舞台が整った。WBSS公式サイトを通じ、井上は「ドネアは私にとってレジェンド的な存在です。WBSS決勝で対戦できて光栄に思います。最善を尽くして(優勝副賞のムハマド・)アリトロフィーを奪いにいきたいと思います」とコメント。一方のドネアも「日本での決勝戦が素晴らしい戦いになることを楽しみに待っています。準備は万端です。井上に対してゲームプランを確実につくれば、アリトロフィーを獲得できる」との意気込む言葉を寄せた。

昨年10月7日、横浜アリーナで開催された元WBA世界同級スーパー王者フアンカルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)とのWBSS1回戦に続き、ファイナルの舞台は日本に決定。最大で約3万5000人を収容できるさいたまスーパーアリーナへの初進出が決まった。同会場で日本勢の世界戦が行われるのは10年12月26日、亀田興毅、大毅のダブル世界戦以来、約9年ぶりとなる。

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