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大橋ジムのホープ、アマ8冠中垣龍汰郎が7・8プロ初王座戦

アマ8冠のスーパーフライ級ホープ中垣龍汰郎(大橋ジム提供)

大橋ボクシングジムは7日、7月8日に東京・後楽園ホールで開催するフェニックスバトル78大会(日刊スポーツ新聞社後援)の対戦カードを発表した。メインイベントは、アマ8冠のホープ中垣龍汰郎(21=大橋)が日本ユース・スーパーフライ級王座決定8回戦で花田歩夢(19=神拳阪神)と拳を交える。中垣は2勝(2KO)、花田も6勝(4KO)という無敗同士の新鋭対決となる。

セミファイナルは日本ユース・ウエルター級王者小畑武尊(22=ダッシュ東保)が近藤哲哉(24=横田スポーツ)とのノンタイトル戦が組まれた。また日本フェザー級10位溜田剛士(27=大橋)がそれいけ太一(29=湘南山神)とスーパーフェザー級8回戦、19年全日本ミニマム級新人王の森且貴(21=大橋)が20年西日本同級新人王の小島蓮(19=江見)と48キロ契約体重6回戦にそれぞれ臨む。

東日本新人王予選として、デビュー戦の厚地嶺(21=大橋)が梶谷有樹(22=八王子中屋)とのフライ級4回戦が決定。デビュー戦となる酒田吹雪(25=大橋)が小林英明(34=DANGAN郡山)との4回戦も決まった。

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石川修司「運命めいたものを感じる」全日本3冠ヘビー級王者の諏訪魔に勝利

石川(上)に試合途中で痛めた首を攻められる諏訪魔(撮影・小沢裕)

<全日本プロレス>◇3日◇無観客試合

チャンピオンカーニバル(CC)最終戦で、石川修司(45)が、3冠ヘビー級王者の諏訪魔(44)に勝利した。

今年1月まで「暴走大巨人」としてコンビを組んでいた元相棒からの勝利に「諏訪魔さんとのシングルマッチは運命めいたものを感じる。今の俺をポンポン投げてくれるのは諏訪魔さんしかいない」と感謝した。

195センチ、130キロの石川と、188センチ、120キロの諏訪魔。“巨人”同士のぶつかり合いは、技の1つ1つに重量感があふれ、リングが揺れた。石川は中盤、場外DDTで首にダメージを与え、優位に試合を進めたが、その後諏訪魔の逆襲に遭い、絞め技で失神寸前に追い込まれた。それでも投げ捨てドラゴンスープレックスで逆転すると、意識もうろうとする諏訪魔に対し、カミゴェ、ランニングニーと畳み掛け、ジャイアントスラムで3カウントを奪った。

「全日本を盛り上げたい」思いが誰よりも強い。3月18日には、葛西とのデスマッチ「GAORA TV チャンピオンシップ」を戦い、勝利した。全日本に乗り込んで、荒らそうとする葛西の陰謀に「全日本はデスマッチ団体ではない」と経験のある石川自ら手を挙げ、葬り去った。同年代の諏訪魔とは「解散してもライバルだと思っている」と言いながらも「敵対するわけじゃなくて、全日本を盛り上げることで勝負したい」と団体の未来を考え、行動する。

CCは5勝4敗で勝ち点10。納得の結果ではなかったが、最後は勝利で締めた。今回参戦した48歳の大谷はケガで残り2戦を欠場。石川自身も若手と回復力の差を感じることもあったという。「(回復力は)ベテランの方が落ちてくる。でも40、50代のおじさんたちのためにも俺は輝いて、輝いて、最終的にはモテたい」。気持ちは若く、これからも全日本を引っ張る。【松熊洋介】

諏訪魔(左)は石川にキックを浴びせられる(撮影・小沢裕)
諏訪魔(左)は石川にジャーマンスープレックスホールドを食らう(撮影・小沢裕)

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ジェイク・リーがチャンピオンカーニバル初V「俺の戦いはまだ終わらない」

チャンピオンカーニバルを制しトロフィーの前でポーズを決めるジェイク・リー(撮影・小沢裕)

<全日本プロレス>◇3日◇無観客試合

チャンピオンカーニバル(CC)最終戦で、ジェイク・リー(32)が宮原健斗(32)を破り、勝ち点12で初優勝を飾った。

それまでの試合で、勝ち点10の佐藤と諏訪魔が敗れ、勝った方が優勝となった一戦。192センチ、115キロのリーと、186センチ、102キロの宮原。両者がぶつかり合うたびに、バチンという大きな音が無観客の会場に響き渡った。25分を超え、2人ともフラフラの状態から先にリーが動き出した。強烈な連続ハイキックから、ジャイアントキリングを後頭部に浴びせ、3カウント奪った。「勝った者が正義だと言ってきた。俺こそが正義だ」と指を高く天に突き上げた。

全日本のエース宮原と真っ向から力勝負を挑んだ。優勢に試合を運ぶも、強烈な頭突きに苦しみ、ペースをつかめなかった。それでも張り手やエルボーの勝負でも宮原を上回った。

次の目標として、16日(大田区総合体育館)に3冠ヘビー級の防衛戦を行う諏訪魔に挑戦表明。4月10日のCCではジャイアントキリングを食い止められ、持ち上げられて逆転負け。「素晴らしいタイトルを手にしたが、俺の戦いはまだ終わらない。見ている景色はもっと上だ。今度こそ勝って(ベルトを)もぎ取ってやる」と意気込んだ。1年以上君臨し、8度目の防衛戦となる絶対的王者に番狂わせを起こす。【松熊洋介】

宮原(右)にハイキックを浴びせるジェイク・リー(撮影・小沢裕)
宮原(手前)にエルボーを浴びせるジェイク・リー(撮影・小沢裕)

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ゼロワン田中将人が清宮海斗に勝利「売り込みに来ている」稲村挑戦も受けた

プロレスリング・ノア後楽園大会 清宮海斗(左)にスライディング弾丸エルボーを浴びせる田中将人(プロレスリング・ノア提供)

<プロレスリング・ノア後楽園大会>◇2日◇後楽園ホール◇無観客

ゼロワン所属の田中将人(48)が存在感を見せた。丸藤、武藤らのM's allianceのメンバーとして参戦している田中は、メインマッチで若手実力者の清宮海斗(24)に、シングル初対決で勝利。「ノアのリングに上がっているからには仲間だけでやっているわけにはいかない。ここで田中将人を売り込みに来ている」と力強く語った。

清宮の腰を徹底的に痛めつけ、エプロンで豪快にラリアットを決めた。中盤にはトップロープから雪崩式ブレーンバスターを決め、流れをつかみ、最後はスライディング弾丸エルボーを前後からさく裂させて3カウントを奪った。「(相手は)何個か前のGHCチャンピオン。機会を与えてもらって感謝している。この勝利が何かにつながると思う」と今後を見据えた。

デビュー28年目。新日本や全日本、NWAなどさまざまな団体のリングに立ち、多くのタイトルを取ってきたプライドがある。「若い人間にスパッと負けたら、これまでのプロレスラーや、今まで巻いてきたベルトにも失礼」と話す。試合後にはデビュー3年目、120キロの稲村からにらみ付けられシングルマッチの挑戦を受けた。タッグマッチで何度か対戦経験のある田中は「僕の若いころより全然すごい。重いタイヤを持ち上げたり、いいものを持っているのは肌で感じている」と実力を認めた上で「1つの武器だけど、パワーだけでは勝てない」とベテランの技術で強さを見せつけるつもりだ。

前日1日にはゼロワン岩手大会に出場、4日には札幌でリングに上がる予定だ。コロナ禍で延期になる興行もある中、全国を駆け巡り、ファンを元気づける。プロレス以外でも「ゼロワンお助け隊」として地域貢献や抗原検査キットの配送などにも精を出す。「28年いろんな団体で結果残してきた。若い選手に負けるわけにはいかない」。まだまだ元気いっぱいの田中は、力強いプロレスをこれからもさまざまリングから全国に届ける。【松熊洋介】

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帝拳ジムの村田昴、藤田健児、中野幹士が米進出か プロモート契約と報道

帝拳村田昴

ボクシングの18年全日本選手権バンタム級覇者で昨年6月にプロ転向した村田昴(23)をはじめ、アマ10冠の藤田健児(27)、アマ7冠の中野幹士(25)の帝拳ジム所属3選手が米プロモートのオールスターボクシング社と複数試合契約を結んだと29日(日本時間30日)に米ボクシングサイト「ファイトニュース」が報じた。

マイアミを拠点とする同社のフェリックス“ツト”ザバラ代表(64)は「我々は帝拳ジムの新世代ボクサーを歓迎している。彼らを国際的なスターにしたい」と発表したという。5月7日に米キシミーで試合に臨む予定で、対戦相手などは発表されていない。

正式に試合決定となれば、米国でプロデビュー戦を迎えることになる村田昴は「帝拳ジムでプロのキャリアを続けられることが本当に光栄。国際レベルで自身のスキルを示すことができる。米国で試合することが待ち切れない」と同サイトでコメントしている。

今年3月にプロデビューしたアマ10冠の藤田は試合決定となればプロ2戦目が米国での試合となる。「米国で試合とトレーニングができることに興奮している。自分のプロキャリアにとって大きな経験になる」とコメント。

昨年12月以来となるプロ6戦目のリングが米国になる見通しの中野は「米国進出し、日本のボクシングスターになる準備はできている。世界に私のアイアンフィスト(鉄の拳)を見せられれば」と意気込みをコメントしていた。

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宮原健斗が青柳優馬破り首位タイ「声を届けるには優勝するしかない」

全日本プロレス 青柳優馬に勝利後、ポーズを決める宮原健斗(撮影・松熊洋介)

<全日本プロレス>◇29日◇無観客試合

チャンピオンカーニバル(CC)で、宮原健斗(32)が青柳優馬(25)を26分59秒、シャットダウン・スープレックスホールドで破り、勝ち点10で首位に並んだ。

「全国に俺の声が聞こえない所までファンがいる。そこまで声を届けるには優勝するしかない」。無観客であろうが、強い意思で挑んだ宮原のパフォーマンスは変わらなかった。普段からタッグを組む弟分の青柳に対しても容赦はしない。場外戦では、見ているファンに届けとばかりに頭突きを連発。「ゴツン」という重い音が会場に響き渡った。その後はレフェリーの制止をはねのけ、コーナーで殴りつけ、蹴りを浴びせた。場外カウント9で、ようやくリングに戻ってきた青柳にすぐに襲いかかり、攻撃の手を緩めなかった。

勝利後はカメラに向かって「5勝目だ~」と吠えた。トップだったジェイク・リーが敗れたことで勝ち点10で5人が並ぶ混戦ながらトップに浮上した。5月3日の最終戦はリーと対戦。「すべてを兼ね備えた男になったのは認める」としながらも「俺と同じ時代に生きたことを後悔することになる」と挑発した。

自らを「プロレス界のスーパースター」と呼び、全日本を引っ張る存在だと自覚する。それでも大会前は「エースを名乗るのはやめる」と控えめだった。マスコミへの露出が減り、諏訪魔には1年以上、3冠ヘビー級の防衛を許している。さらに「俺がメインに立たなくても興行が締まっている」と、青柳ら若手の台頭もあり、自分中心の全日本ではなくなってきていると実感。CCを優勝することで復活を遂げ、新たなスタートを切りたいと考えている。

2年ぶり2度目の優勝を視界に捉えた。無観客試合が続くが「盛り上げるのは俺しかいない。宮原健斗すべてを表現する」。この日、試合後恒例の「最高~」は封印。「優勝してからに取っておく。3150倍(サイコー)の最高マイクで21年のCCを締めくくる」。有言実行し、大復活を成し遂げる。【松熊洋介】

全日本プロレス 鉄柱に青柳優馬(右)をたたきつける宮原健斗(左)。上は和田レフェリー(撮影・松熊洋介)

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宮原健斗が諏訪魔に勝利しCC優勝宣言「俺には主役しか似合わない」

全日本プロレス チャンピオンカーニバルで諏訪魔(左)とにらみ合う宮原健斗(撮影・松熊洋介)

<全日本:無観客試合>◇25日

無観客試合で行われたチャンピオンカーニバル(CC)で、宮原健斗(32)が諏訪魔(44)に勝利し、4勝2敗(勝ち点8)で首位を守った。

3冠ヘビー級王者の諏訪魔に終始劣勢の展開だった。序盤は場外で痛めつけられ、カウント9で戻るのがやっと。その後はエルボー合戦でお互いフラフラになったが、諏訪魔の連続ラリアットにKO寸前だった。それでも最後に流れを引き寄せると、シャットダウンスープレックスホールドで逆転勝ちを収めた。勝利後はカメラに向かって大きくガッツポーズ。勝ち点を8に積み上げ、首位をキープし「4勝目ゲットだ。すなわち1位だ。混戦となった今、俺が優勝する」と画面越しに宣言した。

昨年3月に3冠ヘビー級のベルトを奪われて以来、約1年ぶりの対戦。全日本を引っ張るエースとして諏訪魔に防衛され続けているのを黙って見ているわけにはいかない。「あの試合で負けたことを、忘れたことは1度もない。今日勝ったことでいろいろ見えてきたな」。東京都の緊急事態宣言により、無観客試合となったが「世の中のことはプロに任せて、俺がやるべきことはCCで優勝すること。俺には主役しか似合わない」と力強い。

勝利後にはカメラの向こうのファンに向かって「みなさんは誰が優勝することを望みますか~?」と語りかけた後「満場一致で宮原健斗です」と自ら回答。「カメラ越しの声? 聞こえてないよ」と一蹴したが、魂のこもったメッセージは映像で見ていたファンにしっかり届いたはずだ。【松熊洋介】

全日本プロレス チャンピオンカーニバルで諏訪魔に勝利し、ガッツポーズを見せる宮原健斗(撮影・松熊洋介)
全日本プロレス チャンピオンカーニバルで諏訪魔に勝利し、ロープに上ってポーズをとる宮原健斗(撮影・松熊洋介)

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全日本が昨年7月以来の無観客試合、選手たちが拍手や声援で試合盛り上げる

全日本プロレス チャンピオンカーニバルで諏訪魔に勝利し、ロープに上ってポーズをとる宮原健斗(撮影・松熊洋介)

<全日本:無観客試合>◇25日

東京都の緊急事態宣言により、昨年7月以来となる無観客での開催となった。

前日24日に決定したばかりだったが、昨年の経験もあり、スムーズに進行。関係者も「特に問題はなかった」と明かした。

選手たちは、LIVE配信で視聴するファンに届くようにと、いつも以上に大きな声で叫びながらぶつかり合い、時にはカメラ目線でポーズを取りながら気合を見せた。拍手による応援がないため、レフェリーのカウントをコールする声も会場内に響き渡った。選手が場外に落ちてもリングアナによる「お気を付けください」のアナウンスはなく、いつも以上に激しい場外戦を展開した。

第1試合に登場し、勝利したイザナギは「勝ったぞ~」と大きな声で何度も連呼しながら花道を去っていった。第5試合に登場し、4敗目を喫した石川は「こんな世の中だからこそ、逆転目指して全力で戦う」と前を向いた。試合を終えた選手たちが大きな拍手や声援で試合を盛り上げ、最後は世界タッグ王者の宮原が、3冠ヘビー級王者の諏訪魔に勝利。カメラに向かって「全日本プロレス最高ですか~」と叫び、しっかりと無観客の大会を締めた。【松熊洋介】

全日本プロレス チャンピオンカーニバルで諏訪魔に勝利し、ガッツポーズを見せる宮原健斗(撮影・松熊洋介)
全日本プロレス チャンピオンカーニバルで石川修司(左)に頭突きを食らわせる佐藤耕平(撮影・松熊洋介)

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佐藤耕平が石川修司に逆転勝ち「気を引き締めて」CC優勝へ秘めたる闘志

全日本プロレス チャンピオンカーニバルで石川修司(左)に頭突きを食らわせる佐藤耕平(撮影・松熊洋介)

<全日本:無観客試合>◇25日

無観客で行われたチャンピオンカーニバル(CC)で、佐藤耕平(43)が石川修司(45)に勝利し、4勝2敗(勝ち点8)とした。

序盤から力勝負が続き、互角の戦いだったが、終盤劣勢に。石川にカミゴェ、ランニングニーと畳み掛けられたが、ファイヤーサンダーをラ・マヒストラルでかわすと、横回転エビ固めで丸め込んだ。一瞬のスキを突いての逆転勝ちに「(混戦で)楽しいとか言ってられる状況でもないので、ちょっと引き出しを開けました」と笑顔を見せた。大日本時代に「ツインタワーズ」としてコンビを組んでいたよく知る相手。「横にいる時は頼もしかったが、やると嫌だね」と振り返った。

昨年も無観客試合を経験した。「最初はお客さんの後押しがないと、いいパフォーマンスができるか戸惑った部分もあった。今は技や痛みなどを画面を通して伝えることで、自分たちも勉強させてもらっている」と話した。この日は激しい頭突き合戦も行い、額には血がにじんだ。「有観客の時よりももっと伝えられるように」と普段以上に技や動きに魂を込め、リング上で表現した。

4勝目を挙げ、首位をキープ。初出場ながら優勝を狙える位置に付けている。残り3戦。「1人はくせ者のリー。1人は若さあふれる青柳、もう1人はずっと前から知っている大谷」。厳しい戦いが続いていくが「気を引き締めて行きたい」。夕方からは疲れも見せず、別団体の大会に出場。若手相手にシングルマッチで完勝し、経験と実力の差を見せつけた。プロレスと真っすぐに向き合う男が、CC優勝に向け、秘めたる闘志を燃やしている。【松熊洋介】

全日本プロレス チャンピオンカーニバルで石川修司を破り、取材に応じる佐藤耕平(撮影・松熊洋介)

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諏訪魔が納得の完勝、CC13年ぶりVへ「突っ走っちゃおうかな」

全日本新木場大会 雪崩式ブレーンバスターの体勢に入る諏訪魔。手前は青柳優馬(撮影・松熊洋介)

<全日本:新木場大会>◇24日◇新木場1stRING

10選手による総当たり戦のチャンピオンカーニバル(CC)が行われ、3冠ヘビー級王者の諏訪魔(44)が青柳優馬(25)を破って3勝2敗の勝ち点6とした。

15分を超え、リングに倒れ込んだ両者。先に立ち上がったのは諏訪魔だった。連続バックドロップで青柳を放り投げ、強烈な右ラリアット。さらに必殺技のバックドロップホールドでたたみかけ、青柳をKOした。「俺の完勝だ。これで勝ち星先行。調子が出てきた。優勝目指して突っ走っちゃおうかな」と納得の勝利にトークも滑らかだった。

4都府県に発令された緊急事態宣言により、25、29日、5月3日の後楽園ホール3大会が無観客開催となった。3冠王者として全日本のトップに立つ諏訪魔は「こういう状況だからこそ、俺が勝たないといけない。先頭に立って盛り上げないと。今こそもう1度プロレスの力を見せる時。団体は関係ない」。今後の無観客試合は全日本プロレスTVで生中継される。CCは勝ち点6で6人が並ぶ大混戦。「強いやつが残っていく。熱い試合をするから見ていてくれよ」。画面越しでも勇気と元気を与え、13年ぶりの優勝に突き進む。

全日本新木場大会 チャンピオンカーニバルで青柳優馬に勝利後、取材に応じる諏訪魔(撮影・松熊洋介)

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宮原健斗が3勝2敗で首位「優勝するからその姿を見ていてくれよ」

全日本新木場大会 チャンピオンカーニバルで佐藤耕平に勝利した宮原健斗(撮影・松熊洋介)

<全日本プロレス新木場大会>◇24日◇新木場1stRING◇観衆150人

強烈な膝蹴りで優勝を視界に捉えた。10選手による総当たり戦のチャンピオンカーニバル(CC)が行われ、宮原健斗(32)が佐藤耕平(43)に勝利し、3勝2敗で首位に並んだ。「勝ちを手にして優勝圏内に突入した」と興奮気味に叫んだ。

東京都の緊急事態宣言により、25、29日と、5月3日の3大会が無観客試合となった。「そんなことよりCCで優勝することが最も重要」と語ったが、宮原なりの熱いメッセージだった。「世の中の動きは世の中の人に任せておけばいい。プロレス界は俺に任せろ」。暗いニュースが続く中、無観客だろうとこれまで通り、自分のプロレスで、ファンを元気づけることに変わりはない。「優勝するからその姿を見ていてくれよ」と力強く宣言した。

この日も元気いっぱいだった。序盤から佐藤の右膝を集中的に狙い、ドロップキックを連発。その後も容赦なく踏み付けた。最後は豪快に右膝蹴りを顔面に浴びせ、シャットダウン・スープレックス・ホールドで3カウント。敗れた佐藤は「あんなやんちゃな膝小僧が飛んでくるとは」とキックの威力に完敗を認めるしかなかった。

勝ち点6で6人が並ぶ大混戦にしっかりと加わった。次戦は3冠ヘビー級王者の諏訪魔が相手。全日本を引っ張る2人の対決に注目が集まる。「ファンも楽しみしていると思う」。元気いっぱい、迫力満点のプロレスで、世の中を明るくする。【松熊洋介】

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ゴルフ大好きグレート小鹿、松山偉業に感激「池ポチャにはオレが冷や汗」

グレート小鹿(2020年3月16日撮影)

松山英樹(29=LEXUS)が、日本男子ゴルフ界悲願のマスターズ優勝を果たした。これを受けて、国内最年長現役レスラーのグレート小鹿(78=大日本)も、松山の偉業に感激した。

「いやあ、感動するね。これまで、ジャンボ尾崎や青木功とか、多くの日本人が越えられなかった壁を越えて、グリーンジャケットに袖を通した。途中、15番で池ポチャしたときは、オレが冷や汗かいたよ。2日連続で早起きして、眠いけど、朝早くから日本国民に感動を与えてくれて、うれしいね」としみじみと話した。

米国でレスラーとして活躍していた1968年。ジョージア州アトランタで試合をしているときに、マスターズの存在を知った。

「米国でゴルフのすごい大会をやっているって。そのあと、ジャンボ尾崎が来るようになって、注目していたもんだよ。ジャンボ鶴田が来ていたときには、尾崎と会えないかって、いろいろ手配したんだよ。結局実現しなかったけど」

自身も、現役時代は1週間に5回プレーするほどのゴルフ好きだった。全日本時代は、ジャイアント馬場の運転手として、巡業のたびに全国のゴルフ場を回った。「馬場さんが、ゴルフ場の名前の入ったステッカーを集めるのが趣味で、ステッカー収集用のアルバムを何冊も持って回ったものです」。

「次に生まれ変わったらゴルファーになりたいと思った時期もあった。ゴルフは面白いね。松山は今日も試練を乗り越えて頑張った。彼の表情が印象的だったね。失敗しても“しまった”っていう顔をしないし、表情が変化しない。オレからみたら、とても安心感があった」と、松山のプレーに感動しきりだった。

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前田稔輝人生初ダウンも7連勝「今日みたいな試合じゃ日本王者に勝てない」

人生初のダウンを食らいながら無傷の連勝を7に伸ばした前田は苦笑い(撮影・実藤健一)

<プロボクシング:ノンタイトル戦>◇11日◇エディオンアリーナ大阪第2競技場◇フェザー級8回戦

19年度の同級全日本新人王・前田稔輝(じんき、25=グリーンツダ)が、人生初のダウンを食らいながら、判定で無傷の連勝を7に伸ばした。

前田は「人生初です。いい経験をさせてもらった」と苦笑い。その場面が4回だった。人生初のダウン。「効いたが、その後は落ち着いて対処することができた」。試合を支配することはでき、判定は3-5ポイントの3-0で完勝した。

大商大2年時に日本拳法で日本一になり、ボクシングの世界に飛び込んだ。「バリエーションが少ない」と反省したように、いまだ日本拳法のスタイルから抜け出せず、キャリアを重ねながらさまざまな局面への対応を学んでいる。

戦績を7勝(3KO)無敗としたが現状、日本同級17位。目指すタイトルへ、よりキャリアを積むことが求められる。「今日みたいな試合じゃ、日本王者には勝てない。もっとキャリアを積んでいきたい」と前向きに語った。【実藤健一】

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「キックの鬼」沢村忠さんが死去 肺がんで入院

沢村忠氏(右)は「キックの鬼」と呼ばれ国内では連戦連勝、キックボクシングが大ブームになった(1969年1月4日撮影)

「キックの鬼」の異名で一世を風靡(ふうび)した元キックボクサーの沢村忠さん(本名・白羽秀樹)が、3月26日に死去した。1日、親族が発表した。78歳だった。葬儀は近親者で行った。昨年から肺がんを患い、千葉県内の病院に入院していた。

目黒ジムで沢村さんの付け人も務めた後輩で、元WKBA世界ウエルター級王者でもある伊原道場の伊原信一会長は「今朝(1日)連絡を受けました。肺がんで闘病されているのは聞いていましたが、病気になって彼は人と会わなくなり、コロナ禍で見舞いにも行けなかった。本当に残念です」と語った。

日大3年の時に空手の全日本学生選手権で優勝した沢村さんは、キックボクシングを創設した野口修プロモーターにスカウトされ、66年にデビュー。「真空飛びひざ蹴り」を武器にKO勝利を重ね、67年に獲得した東洋ミドル級王座を14度、その後、同ライト級王座を20度防衛。昭和40年代に空前のキックボクシングブームを巻き起こした。

沢村さんの半生を描いたテレビアニメ「キックの鬼」(TBS系列)は視聴率30%を超え、映画やテレビドラマにも出演。73年にはプロ野球3冠王の巨人王貞治氏らを抑えて、日本プロスポーツ大賞を受賞した。

77年10月に232勝(228KO)5敗4分けという驚異的な戦績を残して、34歳で現役を引退。その後は格闘技界との関係をすべて断ち切り、かねて興味を持っていた自動車整備士の資格を取得。80年に独立して都内で整備工場を経営していた。関係者によると子どもたちを指導するなど後進の育成にもあたっていたという。

野口氏の継承者として新日本キックボクシング協会の代表も務める伊原会長は「沢村さんは人一倍の努力家で、気配りも一流だった。女性が列をつくるほどもてた。キックをやっている人間として、彼が作り上げてきたものに感謝の気持ちを持ち、一層頑張っていきたい」と思い出を語り、故人をしのんだ。

◆沢村忠(さわむら・ただし)本名は白羽秀樹。1943年1月5日、旧満州の新京生まれ。法大一-日大芸術学部映画科。大学3年の全日本学生選手権で優勝。66年にキックボクシングデビュー。2戦目にタイ人選手に16度のダウンを奪われて4回KO負けを喫したことで発奮。以降「真空飛びひざ蹴り」を武器に、東洋ミドル級と同ライト級王座を通算34度防衛。77年引退。現役時代は174センチ、61キロ。家族は妻と1男2女。次女の白羽玲子さんは元タレント。

沢村忠氏(2004年1月15日)
沢村忠氏は「キックの鬼」と呼ばれ国内では連戦連勝、キックボクシングが大ブームになった(1969年1月4日撮影)

諏訪魔が自己新V7「あと2日で1年」ヨシタツ撃破

諏訪魔(2021年1月24日撮影)

<全日本:京都大会>◇21日◇KBSホール

全日本の3冠ヘビー級王者諏訪魔(44)が7度目の防衛に成功した。

21日の京都大会のメインでヨシタツ(43)の挑戦を受け、27分14秒、岩石落とし固めで撃破した。自己最多となる7度目の防衛に成功し「あと2日で3冠を取ってから1年になるし、自己新記録でうれしい」と喜びを表現。さらに4月のチャンピオンカーニバル制覇も掲げ、5月の大田区大会での防衛戦も見据えていた。

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赤井英和の長男がプロ転向 父の夢継ぎ世界王座狙う

帝拳ジムからプロデビューすることになったミドル級の赤井英五郎

「浪速のロッキー」と呼ばれた元プロボクサーの俳優赤井英和(61)の長男英五郎(26)が15日、名門・帝拳ジムからプロデビューすることを表明した。アマチュアで目指した東京オリンピック(五輪)出場の可能性が19年に消滅。父が歩んだ道を追うようにプロ転向を決断した。今年の東日本ミドル級新人王にエントリーし、プロデビューする予定。大けがで引退を余儀なくされた父が届かなかった世界王座獲得を将来的な目標に掲げた。

   ◇   ◇   ◇

父譲りの強打を誇る赤井がプロ転向する。アマで目指していた東京五輪の夢が19年11月の全日本選手権で絶たれると、すぐプロ転向への気持ちがわき上がったという。「ボクシングを続けたい気持ちだった。いずれプロになろうと思っていた」。19年に左足アキレス腱(けん)を断裂し、20年2月には左手首の手術を受けたため、昨年は治療に専念。アマ時代から練習で通っていた名門・帝拳ジムを所属先に選択し、満を持して今年からプロボクサーとしての活動を開始する。

父からボクシングの指導を受けたことはないが、自宅に地下トレーニングルームを設置してくれるなどのサポートを受けている。赤井は「父は子供ではなく一個人として見てくれている。プロ転向の反対もなかった」と振り返る。今年の全日本新人王のミドル級にエントリーし、プロデビューする予定。「相手は誰でもいい。新人王を取りにいきたい」と父も獲得した称号を狙う。

「父は20歳でデビューし25歳でプロを引退、自分はアマですが20歳でデビューし25歳でアマを辞めて、重なる部分がある」。父は2度目の世界挑戦を目指した前哨戦でKO負けし、急性硬膜下血腫で重体となって現役引退を余儀なくされた。なし得なかった夢を継ぐように赤井は「ボクシングを始めるからには『世界』と思っていた。世界王者になりたい。プロの自覚を持って帝拳ジムでやりたい」と決意を示した。

プロで最初の目標は父がマークした12連続KO勝利を設定した。赤井は「KO記録は身近な目標としてわかりやすい。13連続KOができたら新しい目標も出てくる。自分は(中量級の名王者)ハグラーやデュランのようなオールドスタイルが好き。倒せるのが1番。ボディーで倒してみたい」と目を輝かせた。ファイタースタイルの強打に磨きをかけ、プロデビュー戦に備える。【藤中栄二】

○…大阪市出身の父赤井英和は、浪速高でボクシングを始め高校総体優勝。近大に進学したが日本がボイコットした80年モスクワ五輪の最終選考で落選。その後、大阪の三和ツダジム(後のグリーンツダジム)からプロ転向した。好戦的なスタイルと強打を武器にデビュー以来12連続KO勝利の快進撃で、“浪速のロッキー”と呼ばれて絶大な人気を誇った。83年にWBC世界スーパーライト級王者ブルース・カリー(米国)に初挑戦して7回TKO負け。再起したが、85年に世界再挑戦のための前哨戦で大和田正春に7回KO負けを喫し、脳出血を起こして意識不明の重体となった。緊急手術を受けて一命を取り留めたものの、引退を余儀なくされた。その後、俳優としてドラマや映画で活躍している。

○…赤井の前妻の次女赤井沙希(34)は、DDTで人気プロレスラーとして活躍している。174センチのスラリとした長身で、10代で芸能界デビューして、06年には旭化成のキャンペーンモデルに抜てきされるなどモデル、タレントとしても活躍。13年8月のDDT両国大会でプロレスデビューし、14年のプロレス大賞で女子初の新人賞を受賞した。得意技はケツァル・コアトル。

◆赤井英五郎(あかい・えいごろう)1994年(平6)9月22日、東京・世田谷区生まれ。小、中学校とラグビー、米ハワイで過ごした高校時代はアメリカンフットボールを経験。米カリフォルニア州ウィディア大に進学し、20歳の時、ボクシングを開始。16年に大学を一時休学し、日本で本格的に東京五輪を目指す。18年全日本社会人選手権ミドル級優勝。アマ戦績は8勝(4KO)6敗。通常体重は77キロ。身長179センチの右ファイター。

サンドバッグ打ちする赤井英五郎
ミット打ちに取り組むミドル級の赤井英五郎(左)
大和田正春の鋭い左フックを浴びマットに沈む赤井英和(右)。赤井はそのまま脳挫傷で意識不明となり病院に搬送された(1985年2月5日)
ファイティングポーズをみせる赤井英和(1982年2月)
DDTプロレスで世死琥(左)にボディーアタックを見舞う赤井沙希(19年7月15日)

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宮本和志が公開練習 スダリオ剛の印象「涙もろい」

公開練習を行った宮本和志。左はラッキィ池田似の振り付け仮面。右はタッピィ池田((C)RIZIN FF)

RIZIN27大会(21日、愛知・日本ガイシホール)に出場するプロレスラーの宮本和志(42=和志組)が15日、公開練習を行った。

冒頭スクワットを行っていた宮本のもとに突然、ラッキィ池田扮(ふん)するマスクマンが「タッピィ池田です」という女性とともに登場。「振り付け仮面です」と名乗り、突然「プロレス体操で体をほぐしていきましょう」と宮本に促した。突然の出来事に驚いた様子の宮本だったが「プロレスの醍醐味(だいごみ)が詰まっているという、あの伝説の体操ですね」となぜかノリノリ。3人で元気に体操を始めた。その後もスパーリングなどは行わず、振り付け仮面が持ち出したヤカンを回してトレーニングを続け、異例の内容でそのまま終了した。

練習後、取材に応じた宮本は「ワクワクしていて、早く試合が来ないかなという感じ」と6日後に迫った大会を心待ちにした。対戦相手は大相撲元十両のスダリオ剛(23)。「パワーでは誰にも負けない」と力勝負に自信を持つ。ベンチプレスは300キロを上げたこともあるという。「真っ向勝負でいく」と話すものの、相手について聞かれると「涙もろいところがある」と謎の回答。対策については「お楽しみ」と答え、相手に勝っている点は「絶対的に勝っているのは年齢」とはぐらかした。

01年にプロレスデビューした宮本は、新日本、全日本、ノア、ゼロワンなど数々の団体を渡り歩き、米国での修業も経験。「何にでも対応できるのがプロレスラー。やることは変わらない」と自信を見せた。若手時代に指導を受けたケンドー・カシンからは、練習や食事などのアドバイスをもらったという。「(カシンに)たくさん技を食らわされてきた。その数だけ強くなってきたと思う。勝って吉報を届けたい」と明かした。

全日本時代には藤原喜明のもとで練習もした。「先輩方が築き上げてきた礎というのをここでガツンと見せたい」と教わったことを無駄にはしない。「作戦に関しては秘密」と改めて語った宮本。公開練習も含め、謎だらけだが、すべては21日、リングの上で明らかにする。【松熊洋介】

公開練習でヤカンを持ってトレーニングする宮本和志(中央)。左はラッキィ池田似の振り付け仮面。右はタッピィ池田((C)RIZIN FF)

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宮原&青柳組V2「勝ってしまったよ」ゼウスに雪辱

全日本プロレス後楽園大会 世界タッグ選手権で2度目の防衛に成功した青柳優馬(左)と宮原健斗(撮影・松熊洋介)

<全日本:後楽園大会>◇14日◇東京・後楽園ホール

世界タッグ選手権試合は、88代王者の青柳優馬(25)、宮原健斗(32)組が、ゼウス(39)、入江茂弘(32)組を破り、2度目の防衛に成功した。

青柳は、今月6日の前哨戦でゼウスにボコボコにされていた。青柳の「脳みそ筋肉野郎」発言で火が付いたゼウスが激怒。試合後に会場の外まで連れ出され襲撃を受けていた。この日もゼウスの強烈な逆水平に苦しめられた。中盤にはブレーンバスターでリングにたたきつけられると、入江にフライングボディアタックを決められた。万事休すかと思われたが、エンドゲームで捕獲。首を絞められ、意識を失ったゼウスがレフェリーストップとなり、勝利を手にした。

勝試合後マイクを手にした青柳は、ゼウスのタオルを掲げるファンに向かって「ゼウスさんに勝ってしまったよ」と笑顔を見せつけた。来月からは10選手による総当たり戦「チャンピオンカーニバル」に出場。今度はシングルでの対戦となるが「世界タッグチャンピオンとして出場する。覚悟しておけ。この脳みそ筋肉野郎」と再び挑発した。狙うは優勝。その先には5月16日(大田区総合体育館)での3冠ヘビー級選手権試合を見据える。「別に期待しなくていい。結果がすべてだ」。不敵な笑みを浮かべながら頂点に向け、闘志を燃やした。【松熊洋介】

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ヨシタツ「俺が王者になる」バックドロップ対決完勝

全日本プロレス後楽園大会 勝利後、諏訪魔(右)に「3冠ヘビー級のベルトを持って来い」と指をさすヨシタツ(撮影・松熊洋介)

<全日本:後楽園大会>◇14日◇東京・後楽園ホール

「バックドロップ対決」を制した。21日京都大会で3冠ヘビー級王者・諏訪魔(44)に挑むヨシタツ(43)が前哨戦に勝利し、初タイトルに弾みを付けた。

8日保土ケ谷大会で諏訪魔から「新日育ちのお前と、全日本の俺のバックドロップ、どっちがすごいか勝負しようぜ」と持ち掛けられていた。ヨシタツは序盤から諏訪魔の攻撃を阻止し、積極的に技を仕掛けてた。最後は相手2人にバックドロップを浴びせて完勝。もん絶する諏訪魔に「見とけ」と言いながら、佐藤光留にも決め、3カウントを奪った。

諏訪魔とのシングルマッチは現在3連勝中。初の3冠ヘビーのベルトを視界に捉えた。「4連勝して俺が64代王者になる」と意気込む。試合後にはファンに向けて3つのマニフェストを掲げた。

<1>全日本プロレスの海外進出

<2>映画『ヨシタツ村』の制作

<3>全日本プロレスのイメージアップ

来月からの10選手による総当たり戦「チャンピオンカーニバル」には出場しない。「それぐらいの覚悟を持ってやっている。本気で全日本、業界全体を変えていこうと。ヨシタツ革命ののろしが上がった」。21日、王者に輝き、マニフェスト実現に向け、動き始める。【松熊洋介】

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武藤敬司が初防衛「有酸素プロレスやっちゃったよ」

ノア GREAT VOYAGE 2021 in FUKUOKA 武藤敬司対清宮海斗 初防衛に成功した武藤敬司(撮影・屋方直哉)

<ノア:福岡大会>◇14日◇福岡国際センター

GHCヘビー級王者で58歳の武藤敬司が、清宮海斗(24)の挑戦を退け、初防衛に成功した。

武藤が限界を超えた。若き挑戦者の執拗(しつよう)な絞め技で体力を奪われた。清宮のジャーマンスープレックスホールドでカウント2。花道からダッシュでスピードに乗ったウルトラタイガードロップにも耐えた。激しい攻めをしのぐと、トップロープから雪崩式フランケンシュタイナーで形勢逆転。年齢からは考えられない大技に、会場はどよめいた。さらに、ドラゴンスクリューで弱らせ、シャイニングウィザードから腕ひしぎ逆十字固めで勝負を決めた。王者は清宮のスタイルが昔の米国のプロレスに似ているとし「やっていて楽しかったですよ。でも、(会場が)暑かった。有酸素プロレスやっちゃったよ」と独特の言い回しで、激闘を振り返った。

歩んできたプロレスの道で、歴史を刻んできた。主要団体(ノア、新日本、全日本)の3大メジャータイトルを獲得(史上3人目)。18年3月、変形性ヒザ関節症を発症。人工関節を埋め、第一戦に復帰した。この日は34歳下の挑戦者。武藤の息子と同じ年だ。王者は清宮を“仮想息子”とし「おやじが息子に負けたら威厳がなくなる。意地でも負けられない部分があるんですよ」と執念の勝利だった。

試合後にGHCタッグ選手権者のマサ北宮(32)が挑戦を表明した。防衛を終えたばかりの58歳は「休む暇を与えてもらえない。でも、片っ端から挑戦を受けてやりましょう」と力強く宣言した。【南谷竜則】

ノア GREAT VOYAGE 2021 in FUKUOKA 武藤敬司対清宮海斗 シャイニングウイザードを決める武藤(撮影・屋方直哉)

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