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肺がん告知の力道山の次男、百田光雄が退院「カウント2・99から逆転」

百田光雄(2019年11月15日撮影)

肺がんと診断され、3月1日から入院生活を送っていた力道山の次男でプロレスラーの百田光雄(72)が10日、退院した。同日、百田の息子でプロレスラーの百田力(39)がSNSで報告した。自らのツイッターを通じ「『末期の肺がん』という人生最大の敵と闘っていた父・百田光雄が、カウント2・99から奇跡の逆転勝利を果たし、本日、無事に退院することができました。父を応援、ご心配してくださった全ての方に御礼申し上げます。皆様、ありがとうございました!」と投稿した。

百田は68年2月に日本プロレスに入門し、70年11月にデビュー。全日本プロレスの旗揚げに参戦し、00年には三沢光晴らとノア旗揚げに参加し、副社長も歴任した。09年にノア退団後、フリー選手として活動を続けている。

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イケメン二郎がWWEデビュー戦決定「とても興奮」205Liveで初陣

205LiveでWWEデビューが決まったイケメン二郎(左端)グレイ(左から2番目)と組み、ニース(同3番目)、デバリ組と対戦(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

昨年12月、WWEと契約を結んだ黒潮“イケメン”二郎(28)がクルーザー級のブランド「205Live」でデビューすることが6日(日本時間7日)、発表された。7日(同8日)の205Live大会で、オーガスト・グレイとタッグを組み、トニー・ニース、アリーヤ・デバリ組と対戦する。デビュー戦決定を受け、イケメン二郎は「とても興奮している。これが俺のWWEデビューだ。是非、205Liveを見てくれ」と自らのツイッターに投稿した。

イケメン二郎は日本では元WWEのTAJIRIのもとでトレーニングを受け、WRESTLE-1や全日本プロレスなどで活躍。福山雅治の「HELLO」に合わせて入場し、1曲終わるまでリング内外を練り歩くスタイルも有名だった。

WWEデビューが発表されたイケメン二郎(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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石川修司「運命めいたものを感じる」全日本3冠ヘビー級王者の諏訪魔に勝利

石川(上)に試合途中で痛めた首を攻められる諏訪魔(撮影・小沢裕)

<全日本プロレス>◇3日◇無観客試合

チャンピオンカーニバル(CC)最終戦で、石川修司(45)が、3冠ヘビー級王者の諏訪魔(44)に勝利した。

今年1月まで「暴走大巨人」としてコンビを組んでいた元相棒からの勝利に「諏訪魔さんとのシングルマッチは運命めいたものを感じる。今の俺をポンポン投げてくれるのは諏訪魔さんしかいない」と感謝した。

195センチ、130キロの石川と、188センチ、120キロの諏訪魔。“巨人”同士のぶつかり合いは、技の1つ1つに重量感があふれ、リングが揺れた。石川は中盤、場外DDTで首にダメージを与え、優位に試合を進めたが、その後諏訪魔の逆襲に遭い、絞め技で失神寸前に追い込まれた。それでも投げ捨てドラゴンスープレックスで逆転すると、意識もうろうとする諏訪魔に対し、カミゴェ、ランニングニーと畳み掛け、ジャイアントスラムで3カウントを奪った。

「全日本を盛り上げたい」思いが誰よりも強い。3月18日には、葛西とのデスマッチ「GAORA TV チャンピオンシップ」を戦い、勝利した。全日本に乗り込んで、荒らそうとする葛西の陰謀に「全日本はデスマッチ団体ではない」と経験のある石川自ら手を挙げ、葬り去った。同年代の諏訪魔とは「解散してもライバルだと思っている」と言いながらも「敵対するわけじゃなくて、全日本を盛り上げることで勝負したい」と団体の未来を考え、行動する。

CCは5勝4敗で勝ち点10。納得の結果ではなかったが、最後は勝利で締めた。今回参戦した48歳の大谷はケガで残り2戦を欠場。石川自身も若手と回復力の差を感じることもあったという。「(回復力は)ベテランの方が落ちてくる。でも40、50代のおじさんたちのためにも俺は輝いて、輝いて、最終的にはモテたい」。気持ちは若く、これからも全日本を引っ張る。【松熊洋介】

諏訪魔(左)は石川にキックを浴びせられる(撮影・小沢裕)
諏訪魔(左)は石川にジャーマンスープレックスホールドを食らう(撮影・小沢裕)

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ジェイク・リーがチャンピオンカーニバル初V「俺の戦いはまだ終わらない」

チャンピオンカーニバルを制しトロフィーの前でポーズを決めるジェイク・リー(撮影・小沢裕)

<全日本プロレス>◇3日◇無観客試合

チャンピオンカーニバル(CC)最終戦で、ジェイク・リー(32)が宮原健斗(32)を破り、勝ち点12で初優勝を飾った。

それまでの試合で、勝ち点10の佐藤と諏訪魔が敗れ、勝った方が優勝となった一戦。192センチ、115キロのリーと、186センチ、102キロの宮原。両者がぶつかり合うたびに、バチンという大きな音が無観客の会場に響き渡った。25分を超え、2人ともフラフラの状態から先にリーが動き出した。強烈な連続ハイキックから、ジャイアントキリングを後頭部に浴びせ、3カウント奪った。「勝った者が正義だと言ってきた。俺こそが正義だ」と指を高く天に突き上げた。

全日本のエース宮原と真っ向から力勝負を挑んだ。優勢に試合を運ぶも、強烈な頭突きに苦しみ、ペースをつかめなかった。それでも張り手やエルボーの勝負でも宮原を上回った。

次の目標として、16日(大田区総合体育館)に3冠ヘビー級の防衛戦を行う諏訪魔に挑戦表明。4月10日のCCではジャイアントキリングを食い止められ、持ち上げられて逆転負け。「素晴らしいタイトルを手にしたが、俺の戦いはまだ終わらない。見ている景色はもっと上だ。今度こそ勝って(ベルトを)もぎ取ってやる」と意気込んだ。1年以上君臨し、8度目の防衛戦となる絶対的王者に番狂わせを起こす。【松熊洋介】

宮原(右)にハイキックを浴びせるジェイク・リー(撮影・小沢裕)
宮原(手前)にエルボーを浴びせるジェイク・リー(撮影・小沢裕)

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諏訪魔がV争い首位並ぶ「業界の天下を」芦野祥太郎と“最強タッグ”結成

全日本プロレス 試合後、芦野祥太郎(右)と握手を交わす諏訪魔(撮影・松熊洋介)

<全日本プロレス>◇29日◇無観客試合

チャンピオンカーニバル(CC)で、3冠ヘビー級王者・諏訪魔(44)が芦野祥太郎(31)に勝利し、勝ち点10で優勝争いのトップに並んだ。

序盤は芦野ペースだった。諏訪魔の左膝を徹底的に痛めつけ、試合を優位に運んだが、中盤に諏訪魔のスイッチが入り、逆襲。止めに入ったレフェリーも「うるせぇ」と言って投げ飛ばし、芦野を殴り続けた。ピンチの場面も右ラリアット一撃で逆転し、その後はバックドロップを連発して3カウントを奪った。3度目のシングルでの対戦となったが「暴走させた上で俺が勝つ」と意気込んで臨んだ芦野を今回も退けた。

ともにレスリング上がりの2人。勝利後、諏訪魔は芦野のもとに歩み寄り「レスリング技術にほれたよ。お前と戦うとおもしろい」と声をかけた。さらに「お前の投げと俺の投げ、レスリングの強さを証明するためにもタッグを組んで業界の天下を取ろう」と呼び掛けた。芦野も「よろしくお願いします」と快諾し“最強タッグ”結成を喜んだ。

芦野は2月24日の大会で前ユニットの仲間だった土肥、羆嵐から襲撃され、裏切られていた。それを救ったのが諏訪魔で「悔しい思いがあるなら協力するよ」と声を掛けていた。シングルで相対し、実力を確かめ、満を持して、王者自ら正式にオファーを出した。「久々にワクワクしてきた。みんなぶん投げてやろうぜ」。後輩に力強い言葉を投げかけ、ガッチリ握手を交わした。

13年ぶりの優勝がかかる5月3日のCC最終戦は石川と対戦。その後は3冠ヘビー級8度目の防衛戦が控える。最強タッグとしていいスタートを切るためにも、王者のプライドにかけても負けられない一戦となる。【松熊洋介】

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宮原健斗が青柳優馬破り首位タイ「声を届けるには優勝するしかない」

全日本プロレス 青柳優馬に勝利後、ポーズを決める宮原健斗(撮影・松熊洋介)

<全日本プロレス>◇29日◇無観客試合

チャンピオンカーニバル(CC)で、宮原健斗(32)が青柳優馬(25)を26分59秒、シャットダウン・スープレックスホールドで破り、勝ち点10で首位に並んだ。

「全国に俺の声が聞こえない所までファンがいる。そこまで声を届けるには優勝するしかない」。無観客であろうが、強い意思で挑んだ宮原のパフォーマンスは変わらなかった。普段からタッグを組む弟分の青柳に対しても容赦はしない。場外戦では、見ているファンに届けとばかりに頭突きを連発。「ゴツン」という重い音が会場に響き渡った。その後はレフェリーの制止をはねのけ、コーナーで殴りつけ、蹴りを浴びせた。場外カウント9で、ようやくリングに戻ってきた青柳にすぐに襲いかかり、攻撃の手を緩めなかった。

勝利後はカメラに向かって「5勝目だ~」と吠えた。トップだったジェイク・リーが敗れたことで勝ち点10で5人が並ぶ混戦ながらトップに浮上した。5月3日の最終戦はリーと対戦。「すべてを兼ね備えた男になったのは認める」としながらも「俺と同じ時代に生きたことを後悔することになる」と挑発した。

自らを「プロレス界のスーパースター」と呼び、全日本を引っ張る存在だと自覚する。それでも大会前は「エースを名乗るのはやめる」と控えめだった。マスコミへの露出が減り、諏訪魔には1年以上、3冠ヘビー級の防衛を許している。さらに「俺がメインに立たなくても興行が締まっている」と、青柳ら若手の台頭もあり、自分中心の全日本ではなくなってきていると実感。CCを優勝することで復活を遂げ、新たなスタートを切りたいと考えている。

2年ぶり2度目の優勝を視界に捉えた。無観客試合が続くが「盛り上げるのは俺しかいない。宮原健斗すべてを表現する」。この日、試合後恒例の「最高~」は封印。「優勝してからに取っておく。3150倍(サイコー)の最高マイクで21年のCCを締めくくる」。有言実行し、大復活を成し遂げる。【松熊洋介】

全日本プロレス 鉄柱に青柳優馬(右)をたたきつける宮原健斗(左)。上は和田レフェリー(撮影・松熊洋介)

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大谷晋二郎が右腕骨折と右肩鎖関節脱臼、チャンピオンカーニバル無念の離脱

25日、チャンピオンカーニバルの試合後にバックステージで取材に応じる大谷晋二郎

全日本プロレスは29日、現在行われているチャンピオンカーニバル(CC)に出場中だった大谷晋二郎(48)が右上腕骨近位端骨折と右肩鎖関節脱臼のため、残りの公式戦(29日VS佐藤耕平、5月3日VSゼウス)を欠場することを発表した。

大谷は前日28日保土ケ谷大会の諏訪魔戦で右肩を痛め、そのまま敗退。2勝4敗1分けで優勝争いから脱落していた。現在ゼロワンの代表を務めている大谷は初参戦の今大会に「昔から見ていて、CCのファンだった」と話していた。毎試合後にも「勝っても負けても、おもしろい。はまってしまったよ。何が起こるか分からないし、最後まで諦めない」と語っていたほど気合が入っていたが、無念の離脱となった。

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全日本が昨年7月以来の無観客試合、選手たちが拍手や声援で試合盛り上げる

全日本プロレス チャンピオンカーニバルで諏訪魔に勝利し、ロープに上ってポーズをとる宮原健斗(撮影・松熊洋介)

<全日本:無観客試合>◇25日

東京都の緊急事態宣言により、昨年7月以来となる無観客での開催となった。

前日24日に決定したばかりだったが、昨年の経験もあり、スムーズに進行。関係者も「特に問題はなかった」と明かした。

選手たちは、LIVE配信で視聴するファンに届くようにと、いつも以上に大きな声で叫びながらぶつかり合い、時にはカメラ目線でポーズを取りながら気合を見せた。拍手による応援がないため、レフェリーのカウントをコールする声も会場内に響き渡った。選手が場外に落ちてもリングアナによる「お気を付けください」のアナウンスはなく、いつも以上に激しい場外戦を展開した。

第1試合に登場し、勝利したイザナギは「勝ったぞ~」と大きな声で何度も連呼しながら花道を去っていった。第5試合に登場し、4敗目を喫した石川は「こんな世の中だからこそ、逆転目指して全力で戦う」と前を向いた。試合を終えた選手たちが大きな拍手や声援で試合を盛り上げ、最後は世界タッグ王者の宮原が、3冠ヘビー級王者の諏訪魔に勝利。カメラに向かって「全日本プロレス最高ですか~」と叫び、しっかりと無観客の大会を締めた。【松熊洋介】

全日本プロレス チャンピオンカーニバルで諏訪魔に勝利し、ガッツポーズを見せる宮原健斗(撮影・松熊洋介)
全日本プロレス チャンピオンカーニバルで石川修司(左)に頭突きを食らわせる佐藤耕平(撮影・松熊洋介)

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諏訪魔が納得の完勝、CC13年ぶりVへ「突っ走っちゃおうかな」

全日本新木場大会 雪崩式ブレーンバスターの体勢に入る諏訪魔。手前は青柳優馬(撮影・松熊洋介)

<全日本:新木場大会>◇24日◇新木場1stRING

10選手による総当たり戦のチャンピオンカーニバル(CC)が行われ、3冠ヘビー級王者の諏訪魔(44)が青柳優馬(25)を破って3勝2敗の勝ち点6とした。

15分を超え、リングに倒れ込んだ両者。先に立ち上がったのは諏訪魔だった。連続バックドロップで青柳を放り投げ、強烈な右ラリアット。さらに必殺技のバックドロップホールドでたたみかけ、青柳をKOした。「俺の完勝だ。これで勝ち星先行。調子が出てきた。優勝目指して突っ走っちゃおうかな」と納得の勝利にトークも滑らかだった。

4都府県に発令された緊急事態宣言により、25、29日、5月3日の後楽園ホール3大会が無観客開催となった。3冠王者として全日本のトップに立つ諏訪魔は「こういう状況だからこそ、俺が勝たないといけない。先頭に立って盛り上げないと。今こそもう1度プロレスの力を見せる時。団体は関係ない」。今後の無観客試合は全日本プロレスTVで生中継される。CCは勝ち点6で6人が並ぶ大混戦。「強いやつが残っていく。熱い試合をするから見ていてくれよ」。画面越しでも勇気と元気を与え、13年ぶりの優勝に突き進む。

全日本新木場大会 チャンピオンカーニバルで青柳優馬に勝利後、取材に応じる諏訪魔(撮影・松熊洋介)

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宮原健斗が3勝2敗で首位「優勝するからその姿を見ていてくれよ」

全日本新木場大会 チャンピオンカーニバルで佐藤耕平に勝利した宮原健斗(撮影・松熊洋介)

<全日本プロレス新木場大会>◇24日◇新木場1stRING◇観衆150人

強烈な膝蹴りで優勝を視界に捉えた。10選手による総当たり戦のチャンピオンカーニバル(CC)が行われ、宮原健斗(32)が佐藤耕平(43)に勝利し、3勝2敗で首位に並んだ。「勝ちを手にして優勝圏内に突入した」と興奮気味に叫んだ。

東京都の緊急事態宣言により、25、29日と、5月3日の3大会が無観客試合となった。「そんなことよりCCで優勝することが最も重要」と語ったが、宮原なりの熱いメッセージだった。「世の中の動きは世の中の人に任せておけばいい。プロレス界は俺に任せろ」。暗いニュースが続く中、無観客だろうとこれまで通り、自分のプロレスで、ファンを元気づけることに変わりはない。「優勝するからその姿を見ていてくれよ」と力強く宣言した。

この日も元気いっぱいだった。序盤から佐藤の右膝を集中的に狙い、ドロップキックを連発。その後も容赦なく踏み付けた。最後は豪快に右膝蹴りを顔面に浴びせ、シャットダウン・スープレックス・ホールドで3カウント。敗れた佐藤は「あんなやんちゃな膝小僧が飛んでくるとは」とキックの威力に完敗を認めるしかなかった。

勝ち点6で6人が並ぶ大混戦にしっかりと加わった。次戦は3冠ヘビー級王者の諏訪魔が相手。全日本を引っ張る2人の対決に注目が集まる。「ファンも楽しみしていると思う」。元気いっぱい、迫力満点のプロレスで、世の中を明るくする。【松熊洋介】

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過去最多9人在籍、日本選手が求められる背景/WWEの世界(2)

アスカ(右)とWWE女子タッグ王者に君臨していたカイリ・セイン(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

4月22日配信のWWE・NXT大会では、Sareeeのリングネームで活躍していたサレイ(25)がWWEデビューを果たした。現在、中邑真輔(41)、アスカ(39)、戸沢陽(35)、カイリ・セイン(32)、紫雷イオ(30)、KUSHIDA(37)、里村明衣子(41=センダイガールズ)、樋口“イケメン”壮士朗(28=黒潮“イケメン”二郎)の日本人9選手がWWEと契約を結び、過去最多所属人数となっている。「WWEの世界」第2回は、WWEの「アンバサダー」を務めるカイリの証言をもとに日本人レスラーが増えつつある背景に迫る。【取材・構成=藤中栄二】

   ◇   ◇   ◇

WWEにはロウ、スマックダウン、NXT、NXT UKと4ブランドがある。ロウにアスカと戸沢、スマックダウンに中邑、NXTには紫雷、KUSHIDA、サレイ、NXT UKに里村が在籍し、各ブランドで活躍中だ。アスカとWWE女子タッグ王座も獲得したカイリは団体内に漂う日本プロレスへの敬意を感じてきたと明かす。

カイリ 日本のプロレスラー、日本のプロレスに対してのリスペクトがありますね。「あの選手が格好良い」とか、日本のプロレスの話をしているようなイメージです。

WWEの選手育成道場となるパフォーマンスセンターでは、日本の試合を見てプロレスの勉強をする選手も多いという。

カイリ 昼休みにはモニターがあるラウンジに選手たちが集まり、ランチを食べながらプロレスの試合を見るのですが、日本の試合もよく選ばれていました。小橋(建太)さんや三沢(光晴)さんの過去の試合をはじめ、もちろん今の試合もありましたね。日本で試合経験している選手はステータスが上がるようで「オレは日本に行ったことある」と自慢するのです。AJスタイルズさん、フィン・ベイラー(プリンス・デヴィット)さんは他選手から見られる目も違いましたね。

現在、WWEの選手統括トップは全日本プロレスで活躍したジョニー・エースことジョン・ローリナイティス氏(58)、パフォーマンスセンターのコーチは新日本プロレスでファイトしたジャイアント・バーナードことマシュー・ブルーム氏(48)が務めている。日本でキャリアを積んだ元選手が裏方に多い。

カイリ バックステージのプロデューサーもカメラマンも元プロレスラーが多く、日本のプロレスを知っている。欧州、米国とそれぞれプロレスのスタイルはありますが、日本は独特のジャンルに見られています。「なぜ日本人はやられても、やられても立ち上がり続けるのか」と。その侍スピリッツを驚かれます。

WWEと契約した選手はパフォーマンスセンターで一定期間、トレーニングを積むことにある。この場でも日本人レスラーであることが、1つのアドバンテージになるそうだ。

カイリ 真輔さん、アスカさんをはじめ、先輩方のご活躍があり、日本人レスラーは最初から注目されていると思います。その中でうまくステップアップしていくためには試合の技術だけでなく、マイクパフォーマンスやキャラクター、コミュニケーション力など、多くの要素が必要になってきます。

まだデビューしていない樋口“イケメン”もパフォーマンスセンターで切磋琢磨(せっさたくま)し、いずれデビューするだろう。世界のプロレスファンが注目するWWEでも「チーム・ジャパン」が一大勢力になりつつある。

NXT時代に紫雷イオ(左)ともリング上で並び立ったカイリ・セイン(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.
NXTでWWEデビューを果たしたSareeeことサレイ(上)(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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WWE、IGF出身の鈴木秀樹と契約 コーチングスタッフに

WWEパフォーマンスセンターのコーチングスタッフ入りした鈴木秀樹

米プロレスWWEは24日(日本時間25日)、アントニオ猪木が主宰していたIGF(イノキ・ゲノム・フェデレーション)出身のプロレスラー鈴木秀樹(41)と契約したと公式サイトで発表した。22日配信のNXT大会でデビューした日本女子レスラーのSareeeことサレイらとともに新加入したメンバーの1人として名を連ねた鈴木はWWEパフォーマンスセンターのコーチングスタッフになったと報告された。

公式サイトでは「レジェンドの(人間風車)ビル・ロビンソンのもとスネーク・ピット・ジャパン(東京・杉並区)でキャッチ・アズ・キャッチ・キャンの訓練を受けた北海道出身の日本人」などと紹介されている。

08年にIGFでデビューした鈴木は14年からフリーに転向し、ゼロワンや全日本プロレス、大日本プロレス、女子プロレスのアイスリボンなど多くの国内団体に参戦。今年1月に渡米していた。

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WWE、元王者サモア・ジョーら9選手解雇、祭典翌週での発表に衝撃走る

米プロレスWWEは15日(日本時間16日)、元WWE・US王者サモア・ジョー(42)ら9選手の解雇を発表した。

ジョーは米国でWWE、ROH、TNA、日本ではゼロワンで活躍し、日米で人気のあるサモア系米国人レスラー。WWEではNXT王座、US王座を各2度戴冠していた。近年は脳振とうなどの負傷が続き、ロウ大会の解説者などを務めていた。

また女子選手ではWWE女子王座5回、ディーバズ王座1回の計6回王座戴冠を誇るミッキー・ジェームス(41)や、ユニット「アイコニックス」として活躍した元WWE女子タッグ王者ビリー・ケイ(31)、ペイトン・ロイス(28)もそろって解雇となった。

年間最大の祭典レッスルマニア37大会を終えた翌週での主力メンバーのリリース発表は衝撃が走った。

今年3月からWWE選手部門の責任者に再び就任したジョン・ローリナイティス氏(58=元全日本プロレスのジョニー・エース)は米メディアに対し、予算削減が複数選手の解雇理由だと明かしているという。WWEは新型コロナウイルス感染拡大を受け、年間の予算削減を掲げている。

なお解雇された選手たちは次の通り。

(1)サモア・ジョー

(2)ミッキー・ジェームス

(3)ビリー・ケイ

(4)ペイトン・ロイス

(5)チェルシー・グリーン

(6)カリスト

(7)タッカー

(8)ウェズリー・ブレイク

(9)ポー・ダラス

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「殺されるような目つき」小橋建太、藤波辰爾も恐れたザ・グレート・カブキ

ザ・グレート・カブキ(撮影・柴田隆二)

レジェンドたちが恐れていたプロレスラーがいた。3日に都内で行われた、日本プロレス殿堂会設立1周年記念イベント「レジェンドサミット」で全日本プロレスなどで活躍したザ・グレート・カブキ(72)が登場した。

イベントにはほかに藤波辰爾(67)、長州力(69)、小橋建太(54)、田上明(59)、越中詩郎(62)が参加。昭和時代からリングを沸かせてきた選手たちが、司会者からの「若手のころ怖かった先輩がいたか」の質問に長州、田上以外の3人が口をそろえて「カブキさん」と答えた。70年に日本プロレスに入った藤波は「雰囲気が怖かった。リングサイドで見ていて蹴りも動きがすごかった」と明かした。小橋は「やっぱりカブキさん。殺されるような目つき。近寄れなかったし、控室でも話せなかった」と苦笑いを見せた。

新日本プロレスの平成維震軍として一緒に戦った越中は「キャリアも年齢も違ったが、とても頼もしかった」と話した上で「試合で怒られた記憶しかない」と振り返った。さらにプライベートでの逸話を披露。「本当によく飲まされた」。メンバーで食事に行った際には仲間の“後始末”もさせられることが多かったようで「朝4時ごろに六本木警察に行ったこともある」とエピソードを語った。

後輩たちの暴露にさすがのカブキも苦笑い。「ほかの選手が『カブキと飲み行くな』と言っていたみたい」。周りに一目置かれる存在だったが、それでも平成維震軍のメンバーに溶け込もうと、加入後には結束の証しとして頭をそり上げた。「家で髪を切った。娘が保育園から帰って来て、お帰りと言ったらぎゃーって逃げていった。それが一番の思い出」と目を細めた。

現在でも平成維震軍のメンバーがリングに上がることもある。カブキも毎試合、セコンドとして参戦する。「日本での最高のチームだと思っている。お客さまを引きつけて、喜ばせるのがプロレス。試合を見ていたら、またやりたくなりますよ」。イベント後には集まったファンとにこやかな笑顔で記念撮影。現役時代からリングの上でも外でも暴れ、恐れられたカブキだが、プロレスへの愛着と魂は今も昔も変わらない。【松熊洋介】

ザ・グレート・カブキ(左から2人目)ら平成維新軍のメンバー(1994年12月12日撮影)
グレート・ムタ(右)とザ・グレートカブキ

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元王者ロブ・ヴァン・ダムが21年殿堂入り、5人目

21年のWWE殿堂入りが決まったロブ・ヴァン・ダム(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

「RVD」コールに合わせ親指を立てた両腕を広げ、自分の顔に向けて動かす独特のポーズを取ることで人気を博した元WWEヘビー級王者ロブ・ヴァン・ダム(50)が21年WWE殿堂入りすると29日(日本時間30日)発表された。90年代後半に全日本プロレス、08年にはアントニオ猪木主宰のIGFにも参戦するために何度も来日している。

90年にプロデビューを果たし、92年にWCWと契約。96年にECWに参戦し、98年にはECW世界TV王座を奪取し、699日間の保持記録を樹立。さらにサブゥーとのタッグでECW世界タッグ王座も奪取し、2冠王となった。ECW崩壊後、01年にはWWEに参戦。アライアンスの一員としてWWEハードコア王座で躍動し、タッグ戦ではケイン、ブッカーT、レイ・ミステリオJr.のパートナーとしても人気を集めた。

06年4月、年間最大の祭典レッスルマニア22大会でマネー・イン・ザ・バンク・ラダー戦に勝利し、1年間有効の王座挑戦権利証をゲット。同年6月のPPV大会で、当時のWWEヘビー級王者ジョン・シナを下し、最高位のベルト奪取にも成功していた。

これで21年WWE殿堂入りはモーリー・ホーリー、エリック・ビショフ、ケイン、ザ・グレート・カリに続き5人目となる。昨年式典が中止となったものの、20年WWE殿堂入りが発表されたバティスタ、nWo、ベラ・ツインズ、ジョン“ブラッドショー”レイフィールド、デイビーボーイ・スミス、そして獣神サンダー・ライガーも出席する21年WWE殿堂入り式典は6日に開催される。

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ヨシタツ「俺が王者になる」バックドロップ対決完勝

全日本プロレス後楽園大会 勝利後、諏訪魔(右)に「3冠ヘビー級のベルトを持って来い」と指をさすヨシタツ(撮影・松熊洋介)

<全日本:後楽園大会>◇14日◇東京・後楽園ホール

「バックドロップ対決」を制した。21日京都大会で3冠ヘビー級王者・諏訪魔(44)に挑むヨシタツ(43)が前哨戦に勝利し、初タイトルに弾みを付けた。

8日保土ケ谷大会で諏訪魔から「新日育ちのお前と、全日本の俺のバックドロップ、どっちがすごいか勝負しようぜ」と持ち掛けられていた。ヨシタツは序盤から諏訪魔の攻撃を阻止し、積極的に技を仕掛けてた。最後は相手2人にバックドロップを浴びせて完勝。もん絶する諏訪魔に「見とけ」と言いながら、佐藤光留にも決め、3カウントを奪った。

諏訪魔とのシングルマッチは現在3連勝中。初の3冠ヘビーのベルトを視界に捉えた。「4連勝して俺が64代王者になる」と意気込む。試合後にはファンに向けて3つのマニフェストを掲げた。

<1>全日本プロレスの海外進出

<2>映画『ヨシタツ村』の制作

<3>全日本プロレスのイメージアップ

来月からの10選手による総当たり戦「チャンピオンカーニバル」には出場しない。「それぐらいの覚悟を持ってやっている。本気で全日本、業界全体を変えていこうと。ヨシタツ革命ののろしが上がった」。21日、王者に輝き、マニフェスト実現に向け、動き始める。【松熊洋介】

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石川修司が羆嵐に勝利 デスマッチに向け弾み

試合後、バックステージで取材に応じる石川修司(撮影・松熊洋介)

<全日本:新木場大会>◇6日◇新木場1stRING

石川修司(45)が羆嵐(30)に勝利し、18日に行われる葛西純(46)とのデスマッチ「GAORA TV チャンピオンシップ」に向けて弾みを付けた。

130キロの石川と、120キロの羆嵐。羆嵐がフライングボディアタックを決めれば、石川も雪崩式ブレーンバスターで応戦。コーナーからリングにたたきつけられると、重量感のある音が響き渡った。技の迫力だけでなく、スピードやキレ味も兼ね備えた2人の攻防は休む間もなく続いた。最後は石川が、相手の胴を両足で挟み込み、前に倒れこんで押し倒す、フライングボディシザースドロップで勝利した。

勝利後は怒りの収まらない羆嵐に襲撃され、後味の悪い結果になった。18日の葛西とのタイトルマッチが控えるが「気持ち良くタイトルマッチに向かいたかったけど…」と明かした。それでも強敵を倒し「実力ある相手。気合が乗っていたし、勝ったのは大きい」と手応えを感じた。

18日のデスマッチは、パイプ椅子やテーブル、串刺しなど何でもアリの戦いとなる。全日本プロレス史上初のワンマッチ興行で前売りチケットは完売と注目度は高い。今年1月3日に王座戴冠し、全日本をかき回す葛西にずっと不満を抱いていた。同24日に挑戦表明。2月23日の前哨戦では剣山を持ち出すなど暴れて反則負けとなっていた。

石川自身、過去にも経験があり、背中には今でも痛々しい傷が残る。それでも「全日本はデスマッチ団体ではない。やれるのは俺だけ」との思いがあり、今大会も全日本の通常大会の1試合ではなく、別日での開催となった。「ベルトを全日本に取り戻して、葛西に去ってもらいたい」と意気込む。口達者な葛西に対し「めちゃめちゃ響くことを言うけど、結局はリングで勝てばいい」。不敵な笑みを見せながら騒ぎ回る葛西を新木場のリングで葬り去る。【松熊洋介】

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アブドーラ小林「最高」宮原健斗との前哨戦で大暴れ

全日本新木場大会 試合後バックステージで取材に応じるアブドーラ小林(撮影・松熊洋介)

<全日本プロレス新木場大会>◇18日◇新木場1stRING

大日本プロレス所属のアブドーラ小林(44)が、今月23日の世界タッグ選手権(後楽園ホール)で対戦する宮原健斗(31)との前哨戦で大暴れした。

入場から奇襲攻撃を仕掛けた。リングで待ち受ける宮原に対し、入場曲が流れる中、一向に現れない。いら立つ宮原はレフェリーらと花道の方を見ていたスキに背後から襲いかかった。その後逆襲に遭ったが、終盤にスパナを持ち出し、応戦。宮原の喉に突き刺し、ジュラルミンケースを投げ付け、最後はテーピングで首を締め上げるなどやりたい放題で、そのまま反則負けとなった。

試合後にはマイクを取り「散々、小バカにしやがって。お前は俺を舐めすぎた。舐めすぎるとどうなるか分かるか、爆発しちゃうんだよ」。負けたにもかかわらずリング上を支配。その後起き上がった宮原から会場の外まで転がされたが、バックステージでも「最高の前哨戦だよ。来週は勝つべくして俺たちが勝つ」と元気いっぱいだった。

因縁の発端は昨年11月の世界タッグリーグ戦。関本と組んで初出場した小林は初戦でいきなり優勝候補の宮原・青柳組に勝利。敗れた宮原に「最大の汚点」と言わせた。今年に入り、世界タッグ王者となった宮原・青柳組の初防衛戦という最高の舞台で再戦が決定。小林は「お前らの最大の汚点は来週のタッグマッチで、俺たちに連敗することだ」と吐き捨てた。

165キロの巨漢ながら、動きは意外に軽やか。コーナーに上って宮原に飛び掛かるなど技も多彩。それでも真っ向勝負で分が悪いことは認識しており、レフェリーの目を盗み、さまざまな凶器を使って勝利を収めた。そんな小林でもタイトルマッチでは正々堂々と勝負するつもりだ。「最も権威のあるタイトル。お前たちのルールでやってやる」とクリーンな戦いを自ら提言した。「勝てば、宮原がアブドーラ小林に2連敗した男になる」。再び3カウントを奪い、全日本のエースを黙らせる。【松熊洋介】

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佐藤耕平が前哨戦で諏訪魔に勝利「小細工せず」

全日本新木場大会 試合後バックステージで取材に応じる佐藤耕平(左)と石川修司(撮影・松熊洋介)

<全日本プロレス新木場大会>◇18日◇新木場1stRING

23日の3冠ヘビー級選手権で王者・諏訪魔(44)に挑戦する佐藤耕平(43=フリー)が、前哨戦に勝利した。「パートナーの石川(修司)さんに助けられた」と謙遜したが、諏訪魔をエルボーでKOし、佐藤光瑠にパイルドライバーを豪快に決めて3カウントを奪った。

多くを語らず、虎視眈々(たんたん)と初のビッグタイトルを狙う。「レスラーというのは言葉でああだこうだ言うより、1回のリングで結果を出した方がいい」。昨年まで長く在籍していたゼロワンでは、05年に亡くなった故・橋本真也さんの魂を継承してきた。付き人を務め、時にはタッグを組んで戦った。今年1月24日後楽園大会で、橋本さんも巻いたことのある3冠ヘビー級のベルトに挑戦表明。「師匠でもある橋本真也も巻いたことのある強さの象徴のベルト。挑戦を受けていただきたい」と頭を下げた。

相手は史上最多の7度戴冠を誇る諏訪魔。前哨戦で勝利はしたが「レスリングの実績もあるし、派手さはないけど重量感がある」と油断はできない。「変な小細工とかせずに正面からぶつかっていく。ベルトを取って全日本をかき回したい」。内に秘めた闘志をリングで爆発させる。【松熊洋介】

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WWEアスカ、SNS上でリック・フレアーと舌戦

リック・フレアーとSNS上で“舌戦”を展開したロウ女子王者アスカ(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

WWEロウ女子王者アスカが、SNS上で「レジェド」のリック・フレアー(71)と“舌戦”を展開した。21日(日本時間22日)のPPV大会エリミネーション・チェンバーで、リックの「恋人」レイシー・エバンス(30)との防衛戦を控える。先にフレアーが85年の全日本プロレスで臨んだジャンボ鶴田とのシングル戦を表紙で報じる週刊ゴングの写真を添え、アスカに向け「日本での私の成功を振り返って…。2つのワード、トータル・ドミネーション(すべて支配)だ」と自身のツイッターに投稿してきた。

するとアスカはフレアーに返信する形で「(シャーロット・フレアーの)パパ! あなたは日本ですごく有名なスター。この表紙にはテレビ視聴率競争も書かれているぐらい。ちなみにレイシーと私の王座戦を邪魔しないで! 私はあなたを愛している」と妨害行為を止めるように訴えた。

アスカはリックの娘シャーロットと組み、昨年12月のPPV大会でWWE女子タッグ王座を獲得。その後、フレアーとエバンスに何度も試合を妨害され、先月のPPV大会では王座から陥落した。さらに今月8日のロウ大会では、エバンスとの次期王座挑戦者決定戦に臨んだシャーロットを邪魔し、エバンスの反則勝ちを誘発。リングで親子げんかするなど険悪ムードが漂っていた。

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