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白鵬が8年8カ月ぶり一人横綱、照ノ富士昇格で4大関に/夏場所新番付

横綱白鵬(2021年3月15日撮影)

日本相撲協会は26日、大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

横綱は、鶴竜(現鶴竜親方)が引退したため白鵬(36=宮城野)だけとなった。番付上の一人横綱は12年秋場所の白鵬以来、8年8カ月ぶり。優勝制度が制定された1909年(明42)夏場所以降、一人横綱は宮城山、玉錦、大鵬、北の富士、千代の富士、北勝海、曙、朝青龍、白鵬と9人いるが、一人横綱経験者が再度、一人横綱になるのは初めてとなった。

大関は、照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が再昇進したことで、19年名古屋場所(豪栄道、高安、貴景勝、栃ノ心)以来の4大関となった。照ノ富士は17年秋場所以来、21場所ぶりの復帰。大関復帰は19年九州場所の貴景勝以来、昭和以降では11人目(栃東が2回あるため12回目)。平幕陥落後の大関復帰は77年春場所の魁傑以来で、序二段陥落後の大関復帰は史上初めて。東の序列2番目の正代(29=時津風)は今年初場所以来、2度目のかど番で臨む。

三役陣は4人。先場所、小結だった高安(30=田子ノ浦)が、7場所ぶりの関脇に復帰した(三役は4場所連続)。西の関脇は、新三役から4場所連続で隆の勝(26=常盤山)。小結は西から東に回った御嶽海(28=出羽海)が3場所連続(三役は6場所連続)、西は先場所に続き大栄翔(27=追手風)が就いた。

大相撲夏場所は、5月7日予定の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。9日の初日を迎える。

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北の富士氏の言い間違いを太田アナが好フォロー

北の富士勝昭氏(19年撮影)

<大相撲春場所>◇7日目◇20日◇東京・両国国技館

大相撲春場所7日目のNHK大相撲中継で、幕内解説を務めた北の富士勝昭氏(78)の言い間違いを、太田雅英アナウンサー(45)がうまくフォローする場面があった。

東前頭4枚目の霧馬山が、大関朝乃山に勝った直後のこと。北の富士氏が「霧ケ嶺はね、化けると、いずれは化けるという…」と霧馬山を言い間違えると、太田アナは「霧馬山ですね」とやんわり指摘した。それでも北の富士氏が間違えに気付かず戸惑っていると、太田アナは「霧馬山のお話、大丈夫です」と促し、北の富士氏に恥をかかせることなく進行した。

北の富士氏は、霧馬山について「面白い力士になると思う。足腰強いしね」と期待した。

ちなみに霧ケ嶺は、近年では井筒部屋に実在し、1990年九州場所を最後に引退。最高位は序二段38枚目だった。

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北の富士氏と実況アナ、感染防止へマスク姿で登場

<大相撲春場所>◇初日◇14日◇東京・両国国技館

初日のこの日から、新型コロナウイルス感染対策の一環として、テレビ中継で解説者の北の富士勝昭氏(元横綱)と実況アナウンサーがマスク姿で登場した。

感染防止策強化で初の試みで、今場所はこのまま続ける方針。場所直前のPCR検査で社会貢献部の親方2人の陽性が判明し、親方では濃厚接触者の5人が全休。同部で一緒に業務に従事した親方15人は再検査で陰性だったが、経過観察で4日目まで休場となった。

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栃ノ海さん死去 歴代横綱最高齢は北の富士氏78歳

北の富士氏(2020年1月8日撮影)

大相撲の第49代横綱栃ノ海の花田茂広(はなだ・しげひろ)さんが29日未明、誤嚥(ごえん)性肺炎のため亡くなった。存命の歴代横綱では最年長の82歳だった。

これで歴代横綱の最高齢は、78歳で北の富士の竹沢勝昭氏となった。現在もテレビなど大相撲中継での硬軟織り交ぜた的確な名解説で活躍中だ。北の富士に次ぐのは、日本相撲協会元理事長で三重ノ海の石山五郎氏。相撲博物館長を務め、2月4日に73歳となる。これに2代目若乃花の下山勝則氏が67歳で続く。歴代最長寿は明治時代中期に綱を張った初代梅ケ谷で、83歳で死去した。

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舞の海氏が北の富士氏に嫉妬「何色を着ても似合う」

舞の海氏(2020年1月8日撮影)

<大相撲初場所>◇7日目◇16日◇東京・両国国技館

NHK大相撲中継で、解説者の舞の海秀平氏(52)が、同じ解説者の北の富士勝昭氏(78)に嫉妬した。

7日目の放送中、NHK大相撲のツイッターアカウントには北の富士氏のオフショットも投稿される旨が紹介された時のこと。この日の正面解説を務めていた舞の海氏は「北の富士さんがうらやましいですね。何色を着ても似合いますね。赤、ブルー系も似合いますね。白、黒、何を着ても似合いますね」とコメント。実況の藤井康生アナウンサーも「78歳であそこまで赤色まで似合う人はいないかもしれません」と同調した。

北の富士氏は赤のレザージャケットも着こなし、ジーンズやパーカーまで幅広くファッションを楽しんでおり、解説時の服装がファンの間で話題になることも珍しくない。同氏は今場所これまで、NHK大相撲中継の解説は初日と5日目を担当し、いずれも和装だった。

舞の海氏は「色気もありますしね」とさらにうらやみ、藤井アナウンサーは「今日はおそらくテレビでご覧だと思います」と画面の向こうの北の富士氏に思いをはせていた。

北の富士氏(2020年1月8日撮影)

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貴景勝Vで今年はすべて優勝力士が別 戦国時代象徴

八角理事長(右)から優勝賜杯を受け取る貴景勝(撮影・鈴木正人)

<大相撲11月場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

今年2度目の優勝を目指した小結照ノ富士(28=伊勢ケ浜)を退け、大関貴景勝(24=千賀ノ浦)が2年ぶり2度目の優勝。看板力士の面目を保ったことで、逆に今年の“主役不在”を物語るデータが出た。

今年の幕内優勝力士は、初場所が徳勝龍、春場所が白鵬、7月場所が照ノ富士、秋場所が正代、そして11月場所が貴景勝と、年間複数回優勝者がなく、それぞれ違う顔触れとなった。

過去に年間で優勝者の顔触れが異なるのは91年(霧島、北勝海、旭富士、琴富士、琴錦、小錦)以来、29年ぶりのこと。年5場所以上に絞っても、57年(千代の山、朝汐、安念山、栃錦、玉乃海)、72年(栃東、長谷川、輪島、高見山、北の富士、琴桜)を合わせて29年ぶり4度目の“珍事”に。主役不在の戦国時代を象徴する年となった。

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正代「硬いですね、まだまだ」初日は防戦一方も勝利

若隆景(右)を突き落としで破る正代(撮影・鈴木正人)

<大相撲11月場所>◇初日◇8日◇東京・両国国技館

新大関正代(29=時津風)が“九死に一生(勝)”を得た。初顔合わせの若隆景と対戦。もろ差しを許し防戦一方も、土俵伝いに回り込み起死回生の突き落としを決めた。緊張感に満ちた大関初土俵も、何とか白星発進となった。白鵬、鶴竜の両横綱が2場所連続休場の中、正代をはじめ朝乃山、貴景勝の3大関がいずれも初日白星を飾った。

   ◇   ◇   ◇

格好は悪くても白星こそすべてだった。硬い表情の正代は動きも硬かった。初顔の若隆景にもろ差しを許し、一気に攻められる。バックギアしか入らなかった新大関は、俵沿いに絶妙のハンドリングで最後は右から突き落とし。尻もち、頭から土俵下に転落した。

物言いがつくも、軍配通りに正代の勝ち。協議の結果がアナウンスされるとうんうんうなずきながら、何とも言えない苦笑いを浮かべる。NHKの解説を務めた元横綱の北の富士さんが「笑ってる場合じゃないぞ」と愛のげきを発した。

「硬いですね、まだまだ。初日というのもあるし、新大関最初の相撲。いろいろ重なって思うように体が動かなかった」。平常心を装っていても、心の内は違った。「いつも通りのつもりだったが土俵に上がると違って、足も出なかった」。大関の地位の重圧をいやというほど味わった。

大関になれば両国国技館の地下駐車場に車で乗り入れできるが、これまでと変わらず部屋から歩いて場所入りした。「いつも通り」は場所入りしてから違った。取組前に優勝掲額の贈呈式。「とてもうれしいし、意識しますよね」。塩をとりにいくたび、ちらちら視界に入った。気持ちは高ぶり、緊張も高まった。

「今日みたいな相撲はとらないようにしたい」と反省も、「あの相撲でも勝つことができた。体が動くようになればもっと内容もよくなると思う」と前向きに捉える。勝ちを拾った相撲から大関正代は始まった。【実藤健一】

▽八角理事長(元横綱北勝海) 正代は頭の中で前に出て勝つのではなく、いなして勝つことを(イメージとして)描いてしまった。硬くはなったが勝ったのは大きい。(今後は)前に出る安定感がほしい。3大関が勝ったことも内容に違いはあるが大きい。特に貴景勝はいい相撲だった。

正代と若隆景の一番で物言いが付き協議する審判団(撮影・小沢裕)
初日を白星で飾った正代(右)は懸賞の束を手にホっとした表情を見せる(撮影・小沢裕)

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解説デビュー元栃煌山に北の富士氏「シャケ」を謝罪

NHK向正面の初解説をする清見潟親方(撮影・鈴木正人)

<大相撲7月場所>◇10日目◇28日◇東京・両国国技館

7月場所前に現役を引退した元関脇栃煌山の清見潟親方(33=春日野)が、NHK大相撲中継で解説デビューを果たした。

黒いスーツ姿で向正面の解説を担当した。力士生活を終えて「あっという間の15年間。たくさんの声援があってここまで来られた。応援してくださった方々、師匠に感謝の思いでいっぱい」と話した。

正面解説の北の富士勝昭氏(元横綱)からは、異例の謝罪があった。北の富士氏は「現役時代は失礼なことも言ったけど、あなたは真面目でいい力士でした」と褒めたたえた。2009年春場所12日目、栃煌山が無抵抗のまま把瑠都につり出された際、解説だった北の富士氏は「つられっぱなしじゃねぇ…。シャケじゃないんだから」と指摘。一部ネット上で、栃煌山が「シャケ」と揶揄されるきっかけになってしまった。過去の“愛のムチ”に清見潟親方は「現役時代は厳しいことを言ってもらううちが華だなと思っていました」と、ほほ笑みながら感謝した。

清見潟親方は同部屋の大関経験者、前頭栃ノ心らにエールを送った。「栃ノ心と毎日ずっと今まで頑張ってきた。栃ノ心がいたから頑張ってこられた。本当に心が優しい力士。土俵に上がると気持ちが強くて、豪快な相撲を取ってくれる」。現在は春日野部屋の部屋付き親方として、稽古場でまわしを締めて指導している。「今度は栃ノ心、碧山のために頑張っていきたい」と、どんどん胸を出していく意向を示した。

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8位正代へ激励「不貞腐れているような口かわいい」

第9回大相撲総選挙にご投票いただき、ありがとうございました。投票だけでなく、多くの皆さまから熱いメッセージをいただきましたので、ごく一部ですが紹介いたします。

8位 正代 1883票

★ベテランになっても変わらないであろう、素直さ、謙虚さ。三役定着に甘んじず、優勝し大関になってほしい。(30代女性)

★大関貴景勝関に勝って懸賞金もらいニッコニコの小走りでインタビュールーム行ってたのが映ってて見てる側もニッコニコになったから。(30代女性)

★控えめで大きなことは言わないが、内に秘めた思いを持って正々堂々と闘っている。投げでの勝ちが鮮やか。多くの人に慕われる人柄の良さ。(30代女性)

★三役定着から大関昇進に向けて、今後期待の力士。以前は苦言多めだった北の富士さんから、最近はお褒めの言葉が出たりとうれしい限り。あの有名な、笑顔で花道を戻る姿も印象的。土俵では劣勢になりながらも、何事もなかったかのようにクールに勝つシーンが好きです。(40代女性)

★今、脂が乗ってる旬の存在。眠っていたものが一気に開花している。この絶好調のまま、正代らしくひょうひょうと上を目指して欲しい。メラメラして、ギラギラしたものを表に出さないそういう力士がいてもいい。正代は面白い存在感がある。(40代女性)

★見れば見る程、知れば知る程愛らしい。意外と小顔でスタイルが良く、おしゃれ。うらやましいぐらいのサラサラストレート髪もすてき。(30代女性)

★太刀持ちナンバーワンは正代関だと思います。太刀の持ち方や姿勢がきれいです。仕切りの所作もとてもきれいだと思います。いつかの場所で初日から負け続け、ようやく白星を上げた日に支度部屋で泣いていたと放送されてました。そんな人間味あふれる正代関が大好きです。(30代女性)

★インタビューの際に良いこと言うからです。(30代男性)

★かわいいと感じる事が多い。(20代女性)

★普段は優しいのに、土俵に立つと強くてかっこいい。インタビューでは喜びも悲しみも顔に出てしまうところもステキです。以前は表情ひとつ変えないのが力士らしくて良いなと思ってましたが、今は正代関のさまざまな表情を見るのが楽しみです。これからも応援しています。(30代女性)

★昨年のユニセフ募金で見た姿がとてもすてきでした。正代関が募金箱を持って立っていた時に、5歳くらいの男の子が一人でモジモジしながら「サインください」と近寄ってきました(親御さんに「もらってきなさい」と言われたような感じでした笑)。ユニセフ募金は写真とサインがNGでしたので、正代関は「できないんだよ、ごめんね」と何度も小声で近寄ってくる男の子に言ったのですが、男の子は気づかずに正代関の目の前まで来ました。気づいた男の子は泣きそうな表情になってしまい、正代関も申し訳なさそうで悲しそうでした。その後、正代関は「ごめんね」と男の子の頭をポンポンとなでたら、男の子も満足そうに握手をしてかえって行きました。本場所や巡業の時はいつでもサインや撮影、握手に応じている姿を見ますので、この時は今まで以上に正代関の優しさを見ることができました。あの男の子がいつか正代関からサインをもらえる機会があるといいなと思ってます。(30代女性)

★未完の大器。(50代男性)

★強さともろさのアンバランスのてんびんに応援に力が入ります。(60代以上女性)

★初場所の優勝を逃した悔しさはわたしも忘れません! 宇土市民の気分で徳勝龍関の優勝インタビューをぼんやり眺めました。この先何度も優勝のチャンスがあると思っていますので、この経験を糧にどうか優勝してください!(40代女性)

★リスクヘッジな価値観を持っていらっしゃると思うのですが、なんだかんだで強く、大けがもなく、ここまで上り詰めていることがすごいです。もし、大関に昇進したら…どんな口上を用意するのか? インタビューでどんな本心を語るのか? 想定外の発言を期待してワクワクしてしまいます。そんな日が来ることを夢見て応援しています。(40代女性)

★上位でも優勝に絡み、初場所は惜しかった。まだ若いから頑張れば優勝の可能性はありますよ!(40代男性)

★不貞腐れているような口がかわいい。おばあちゃんもかわいい。相撲も弱気が無ければ立派。(40代女性)

★土俵際の逆転が好き。目指せ大関。(30代男性)

★正代は大関候補筆頭でしょう。(40代男性)

★正代関はキャラクターがよいから。入幕したときの強い力士と戦いたくないと言って親方に怒られていた会見が、とても衝撃的でした。(20代男性)

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歴史的返り入幕の照ノ富士「やめたい」陥落後の苦悩

照ノ富士(2020年3月17日撮影)

中止になった大相撲夏場所の番付で、歴史的な返り入幕を果たした東前頭17枚目の照ノ富士(28=伊勢ケ浜)が31日、NHKに出演し近況などを語った。

NHKは同日午後4時10分から「大相撲特別場所~テレビ桟敷へようこそ~」を放送。中止になった夏場所にかわり、前週から毎週日曜日に、3週にわたり放送するもので、2回目のこの日は「しのぎを削ったライバルたち」と題して、88年放送の「名勝負 栃錦・若乃花」、92年放送の「柔と剛~柏鵬の時代(大鵬・柏戸)~」「綱とり三つ巴の戦い~北の富士・玉の海・琴桜」の3番組を再構成して放送された。

その番組冒頭で照ノ富士が都内の自宅からリモート出演。現在の心境などを語った。

Q2年半ぶりの幕内復帰を果たした心境は

照ノ富士 そうですね、ちょっと長かったと思います。

Q陥落したのは膝のケガだけが原因ではなかった

照ノ富士 糖尿病、C型肝炎と腎臓と3つが重なってしまい、どう頑張っても力が出なかったし、筋肉も落ちました。それを徐々に、徐々に治して頑張りました。

Q陥落して現役をやめようと思ったことは

照ノ富士 正直、大関から落ちた時に、親方(伊勢ケ浜親方=元横綱旭富士)に「やめたい」と。それから5回ぐらい「やめさせてください」と親方に言いました。

Q師匠は何と

照ノ富士 最初に病気を治してからでないと話にならない、と。病気を治してから(その)話はしようと言われました。

Q復帰には師匠の存在が大きかった

照ノ富士 そうですね、いちばん大きかった。

Q優勝も大関にもなって序二段に落ちた

照ノ富士 やっぱり大関になって、横綱も近いと言われてましたからプライドもある。そのプライドを捨てられるか。関取ではない、序二段の土俵でプライドを捨てて相撲を取れるか。一番きつかったのはプライドを捨てられなかったこと。付け人もいない、ゼロから自分でやらなければいけない。

Qそこからどう切り替えたか

照ノ富士 知り合いの人に言われました。自分で思っている以上に、他の人は気にしてないから、と。(照ノ富士は)頑張っているんだ、という目でしか見てないから、もう1回、頑張ればいいじゃないかと。

Q今はどんな稽古を

照ノ富士 (土俵に)復活してから、上半身をメインに筋トレなど。膝は(まだ)3割ぐらいしか戻っていない状態で幕内に上がった。幕内は、そうはいかない(甘くない)から脚をメインに(筋トレなどを)やり続けています。

Q今、力士たちは外出できない中、自宅ではどんな生活を

照ノ富士 ノンビリ家で過ごしています。昔のビデオを繰り返し見たり、道具を買って脚を鍛えたりもしています。(室内筋トレ用の)バイクも買って1時間ぐらい乗ってます。

Q幕内優勝も経験して大関にもなった。次の目標はどこに置いているか

照ノ富士 幕内に上がった以上、落ちるわけにはいかない。年を取っているわけではないので、若手の一人と(いう思いは)自分の中にはある。上位で暴れてみたいです。

Q最後に本場所を楽しみにしているファンへ

照ノ富士 今、コロナで厳しい時期ですけど、力士のみなさんは、それぞれ頑張っている。7月は名古屋でなく東京で開催されますが、そのときは応援、よろしくお願いします。

大関を14場所務めた照ノ富士は、18年初場所を最後に幕内から陥落。その3場所後には十両からも陥落した。4場所連続全休し、手術もした両膝の治療とリハビリ、内臓疾患を治療。19年春場所、西序二段48枚目で本場所の土俵に復帰した。幕下優勝含む32勝3敗の成績で、今年初場所には再十両を果たし関取復帰。先場所、東十両3枚目で10勝5敗の好成績で、18年初場所以来14場所ぶりの再入幕を果たした。元幕内力士が序二段まで降下した後、幕内復帰を果たしたのは史上初という、歴史的な返り咲きだった。

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北の富士氏、夏場所は「中止でよかったと思った」

北の富士勝昭氏(19年撮影)

大相撲解説者の北の富士勝昭氏(元横綱)が24日、NHKの「大相撲特別場所~テレビ桟敷へやようこそ~」に電話出演した。

本来ならこの日が初日予定だった夏場所が、新型コロナウイルスの影響で中止になったことについて持論を展開。「寂しいですけどね。大阪から帰ってきてもコロナがありましたから。でも力士も稽古不十分だったでしょう。(ファンらに)いい相撲を見せられないなと危惧していました。申し訳ないけど、本場所は中止でよかったと思った」と話した。

電話出演の前には1987年(昭62)放送の「燃える九重 名コンビ」の映像が紹介された。自身が九重親方だった頃に、弟子の横綱千代の富士と横綱北勝海(現八角理事長)との対談映像が流れた。千代の富士と北勝海によるぶつかり稽古の映像なども流れ「しかし稽古しましたね2人は。ぶつかり稽古見ましたか? 今の力士もやってもらいたいよね。やっぱりぶつかり稽古は大事ですよ」と現役力士に向けてぶつかり稽古の大切さを説いた。

しかし現在は新型コロナの感染防止のため、出稽古は禁止で、接触を伴う稽古は各師匠の判断となっている。これにはさすがに「よその部屋への出稽古は無理でしょうね。同じ部屋だったら同じ生活でしょうから、感染の危険性は少なくなるかもしれませんけど、外部に出ると分かりませんからね」と同情した。

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夏場所中止でNHKが「特別場所」名勝負など放送

鶴竜

NHKが20日、中止になった大相撲夏場所に替わって24日から3週にわたって放送する「大相撲特別場所~テレビ桟敷へようこそ~」の番組内容を発表した。夏場所の初日、8日目、千秋楽の日程に合わせ、過去にNHKが制作した名勝負や名力士のドキュメンタリー番組を放送するほか、本場所再開を待つ現役力士が、3週連続でリモート出演をする予定。3週ともに総合テレビで放送される。

第1回(24日放送)は「歴史彩る横綱全盛期」と題して、元横綱千代の富士や朝青龍らに焦点を当てる。1987年(昭62)の「燃える九重名コンビ ~大相撲この1年~」と、2004年(平16)の「激闘 新たな夢へ ~大相撲この1年~」を放送し、横綱鶴竜と、春場所で大関昇進を決めた朝乃山がリモート出演で今の生活の日々を語る。

第2回(31日放送)のテーマは「しのぎを削ったライバルたち」。88年(昭63)放送の「名勝負 栃錦・若乃花」、92年(平4)放送の「柔と剛 ~柏鵬の時代(大鵬・柏戸)~」、同年放送の「綱とり三つどもえの戦い ~北の富士・玉の海・琴桜~」が再放送され、現役力士では大関貴景勝と、序二段から史上初の再入幕を遂げた照ノ富士がリモート出演する予定。

第3回(6月7日放送)では横綱白鵬と前頭炎鵬の特集が再放送される。昨年放送の「目撃! にっぽん おそれず“前”へ ~炎鵬 ともに戦う日々~」と、08年放送の「スポーツ大陸 激突 朝青龍と白鵬」。その白鵬と炎鵬もリモート出演する予定で、本場所再開への思いを語る。

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貴景勝「調子いい方だと思う」新旧大関対決で好感触

高安(右)と激しい稽古をする貴景勝(撮影・鈴木正人)

大相撲初場所(12日初日、東京・両国国技館)で2度目の優勝を目指す大関貴景勝(23=千賀ノ浦)が、新旧大関対決で、好感触をつかんだ。

8日、東京・江東区の尾車部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古に参加。三番稽古で、大関から陥落した関脇高安を指名して7勝3敗だった。立ち合いの圧力で圧倒する場面が目立ち、相撲解説者の北の富士勝昭氏(元横綱)からも絶賛された。

  ◇    ◇    ◇

一門の最高位力士として初めて臨んだ連合稽古で、貴景勝は持ち味を存分に発揮した。高安に対して鋭い踏み込みからの電車道、押し込めなくても反応良く突き落としを決めるなど、いきなり6連勝した。「足の運び、突き押し、体の反応、相撲勘を意識した」。普段は自身の状態について言及しない。「自分で調子いいとか悪いとかではない」と前置きはしたが、思わず本音がこぼれたのか「調子はいい方だと思う」と、珍しく仕上がりの良さを自らアピールした。

相撲解説者の北の富士氏と舞の海秀平氏(元小結)も、昨年に続く若き大関の活躍に期待を寄せた。北の富士氏は「元気じゃない? 貴景勝。貴景勝でしょう。あっ…言っちゃった」と、初場所の優勝候補の筆頭であることを示唆。舞の海氏も「元に戻っている。けがの影響を感じない。稽古場の力を出せれば優勝争いに絡める」と、昨年負傷した左胸の回復ぶりに舌を巻いた。

昨年の下半期は、けがに泣いたが「久々に不安なく迎えられる」と表情には自信がみなぎる。「最後の番付(=横綱)になるには、優勝しかありえない」。見据える先は、綱取りの起点だけだ。【佐藤礼征】

高安(手前右)と激しい稽古をする貴景勝。後方の関取は左から竜電、玉鷲、輝、阿武咲、琴ノ若(撮影・鈴木正人)
高安(後方右)と激しい稽古をする貴景勝(撮影・鈴木正人)

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貴景勝が高安圧倒 北の富士氏「優勝狙えるかな?」

高安(左)と激しい稽古をする貴景勝(撮影・鈴木正人)

大相撲初場所(12日初日、東京・両国国技館)に向けた二所ノ関一門の連合稽古が8日、東京・江東区の尾車部屋で行われ、大関貴景勝(23=千賀ノ浦)が“新旧大関”対決で存在感を放った。三番稽古で大関から関脇に陥落した高安(29=田子ノ浦)を指名して、10番取って7勝3敗だった。

鋭い踏み込みから電車道で持っていくなど、いきなり6連勝。後半は高安の体当たりで押し込めない場面もあったが、タイミング良く突き落としを決めるなど、反応の良さも光った。「足の運び、突き押し、体の反応、相撲勘を意識した」と貴景勝。「全然悪くない。調子はいい方だと思う」と、初場所に向けて好感触をつかんだ。

周囲の期待も高まっている。稽古を見守った相撲解説者の北の富士勝昭氏(元横綱)は「元気じゃない、貴景勝。押し相撲、強いからね。優勝狙えるかな?」と、笑みが止まらなかった。同じく相撲解説者の舞の海秀平氏(元小結)も「元に戻っている。(左胸の)けがの影響も感じなかった。稽古場の力を出せれば優勝争いに絡める」と絶賛していた。

貴景勝(左)と激しい稽古をする高安(撮影・鈴木正人)

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稀勢の里「一片の悔いも」/印象残った言葉・上半期

引退表明会見で涙ぐむ横綱稀勢の里(2019年1月16日撮影)

2019年が間もなく終わる。この1年、相撲界では、さまざまなことが起きた。角界での「印象に残った10の言葉」を、1月から順に紹介したい。まずは上半期から。【取材・構成=佐々木一郎】

(1)「私の…、土俵人生において、一片の悔いもございません」(稀勢の里、1月16日)

横綱稀勢の里が初場所中に引退。両国国技館での会見で、こうコメントした。元ネタは、漫画「北斗の拳」に登場するラオウの名ぜりふ「わが生涯に一片の悔いなし!!」。稀勢の里は荒磯親方となり、出版した自伝のタイトルは「我が相撲道に一片の悔いなし」。こんなにラオウが好きだったのかと驚かされた。親方になってから出演したNHK大相撲中継では、その解説が適切でわかりやすく、いかに考えて相撲を取っていたかがよく分かる。荒磯親方が解説を務める日の中継は、録画してでも見る価値がある。

(2)「ジャストミートだねえ」(北の富士勝昭、1月27日)

玉鷲が初場所で初優勝を果たした。優勝が決まった千秋楽、次男が生まれた。NHKの大相撲中継でこのエピソードが紹介されると、解説者の北の富士さんは「ジャストミートだねえ」と思わず口にした。北の富士さんの自由奔放な発言は、視聴者を少しハラハラさせつつも多くの支持を集めている。和装から赤レザージャケットまでファッションも注目されており、こんなにモテる77歳はまずいない。

(3)「武士道精神を重んじ…」(貴景勝、3月27日)

貴景勝が大関昇進を決め、伝達式で口上を述べた。「大関の名に恥じぬよう、武士道精神を重んじ、感謝と思いやりの気持ちを忘れず、相撲道に精進してまいります」。あまり感情を表に出さず、伝統文化を重んじる貴景勝らしい言葉。その後、ケガに苦しんだが、土俵への姿勢に共感する相撲ファンは多い。

(4)「痛めてないですよ」(貴景勝、5月15日)

夏場所4日目、貴景勝は御嶽海を寄り切った際、右膝を痛めた。土俵上で一瞬動けなくなり、支度部屋では右膝をアイシング。うめき声を上げるなど、明らかに痛そうだった。ケガについて聞かれると「痛めてないですよ」とケガそのものを否定。取り囲んだ報道陣の多くは「いやいや、どう見ても痛めてるでしょ」と心の中で突っ込んだ。翌日から休場したが、弱音を吐かない貴景勝らしい一場面だった。

(5)「大統領に『センキュー』と言われました」(西岩親方、5月26日)

夏場所千秋楽、トランプ米大統領が観戦に訪れ、優勝した朝乃山に大統領杯を手渡した。表彰式の際、介添え役として大統領杯授与を手伝ったのが西岩親方(元関脇若の里)だ。本場所中に極秘で任命され、本場所終盤は打ち出し後、毎日のようにリハーサルを繰り返していたという。「控室で2度、『センキュー』と言われました。大統領から『センキュー』と言われる日本人はそう何人もいませんよ(笑い)」。日本相撲協会から信頼されるからこその大役。西岩親方にとって、名誉はもちろん、鉄板ネタができた。

(下半期に続く)

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初金星に禁断の日本人初ガッツポーズ/井筒親方悼む

84年1月、初場所7日目に全勝の隆の里から初金星を挙げた逆鉾は土俵上で思わずガッツポーズ

大相撲の元関脇逆鉾の井筒親方(本名・福薗好昭=ふくぞの・よしあき)が16日、都内の病院で死去した。58歳だった。秋場所前から体調を崩し、本場所を休場して入院。16日夜に容体が悪くなった。関係者によると、膵臓(すいぞう)がんとみられる。

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土俵ではやんちゃで血気盛んだった。84年初場所7日目に、全勝の横綱隆の里を得意の外掛けで破った。初金星に、思わず土俵上でご法度のガッツポーズをした。それまで高見山が1度やったが、それ以来となる日本人力士で初めてのことだった。

両手をつく立ち合い正常化が求められた秋場所では、取り直し第1号にもなった。大関北天佑をもろ差しで電車道も、九重審判長(元横綱北の富士)に「ちょん立ちだからもう1回」と不可とされた。これに逆鉾はぶぜんとし、審判長をにらみつけながら土俵を横切って戻ったこともあった。

弟寺尾ら昭和38年生まれのサンパチ組が活躍する時代に、2歳年上も存在感があった。父譲りのもろ差しからガブリ寄りが十八番で、相撲っぷりに血統もあって人気者。金星7個に三賞9度。胸を張り、肩をいからせ闊歩(かっぽ)していた。土俵でもアゴが上がる癖が直らなかったが…。

普段はシャイでまじめ。初めて飲んだ時も「記者さん、俺なんか意味ないよ。アビ(弟寺尾の愛称)を誘った方がいいよ」とはにかんだ。小さいころから初代若乃花のファン。雑誌や本を買いあさり、現役時も読みふけった。昭和の土俵を沸かせた個性派だった。【河合香】

井筒親方(10年01月11日撮影)

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隠岐の海が1人無敗守る「まだ早いわな」八角理事長

阿武咲(左)を激しく攻める隠岐の海(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇8日目◇15日◇東京・両国国技館

東前頭8枚目の隠岐の海(34=八角)が、同11枚目の阿武咲(23=阿武松)を寄り切った。初日から負けなしでの勝ち越しは初めて。優勝争いの単独トップの座も守った。

過去の対戦成績が2勝5敗と合口のよくない相手だったが「集中して、相手のことは考えずに当たっていくだけ。そういうことは考えない。1日1日、集中していくだけです」と、相撲内容には触れずに話した。

ストレート給金にも過度には喜ばず、その先を見ている。「ここまできたら、自分のやりたいようにやるだけ。初日から勝っているので、せっかくのチャンスを大事にしたい。いつも通りだけど、勝っているのは大きい」と話した。

NHKの大相撲中継では解説者の北の富士さんが「ひょっとすると、ひょっとするかな」と初優勝を期待。師匠の八角理事長(元横綱北勝海)は、優勝争いについて「まだ早いわな。これからでしょう、しんどいのは。まず目標は2桁」としながらも、優勝については「そのつもりじゃないと相撲はとれない」と指摘した。

隠岐の海も、初優勝への意識は隠さない。「初日からみんな優勝目指してますよね。当たり前です」と言い切った。

インタビュールームに向かう隠岐の海(撮影・鈴木正人)

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北の富士氏 貴景勝復調「まだまだ遠い」厳しい見方

ぶつかり稽古する貴景勝(下)と白鵬(撮影・鈴木正人)

横綱審議委員会による稽古総見を見守った、相撲解説者の北の富士勝昭氏(77=元横綱)が、関脇に陥落した貴景勝(23=千賀ノ浦)の復調ぶりについて「まだまだ遠い」と、厳しい見方を示した。右膝の負傷で5月の夏場所を途中休場、7月の名古屋場所を全休した貴景勝について「体がやっぱり(大関に)上がった時の、はち切れそうな感じではなく、緩んでいる」と分析。秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)まで約1週間の状態としては物足りなさを感じているようで「ちょっとなあ…。もう少し時間がほしいな。今日の稽古を見ると」と、計5番の稽古量にも注文を付けた。

とはいえ、秋場所は10勝以上で大関に返り咲くことができるが、その可能性がまったくないわけではないと感じている様子だ。「本場所だと(貴景勝のような)押し相撲は調子に乗ると良くなる。やっぱり前半戦でしょう」と、スタートダッシュに成功すれば、波に乗る展開も予想する。

最後は「押し相撲は、稽古が足りないと自信もつかないし、何とも言えない」と語って締めた。現状は、本調子に「まだまだ遠い」と見ている状況だが、残る約1週間で、どれだけ稽古を積むことができるか。スタートダッシュに成功するかどうかの明暗を分けるだけに、初日までの過ごし方の重要性を説いていた。

申し合い稽古する貴景勝(右)と碧山(撮影・鈴木正人)
申し合い稽古する貴景勝(左)と明生(撮影・鈴木正人)

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北の富士氏は喝!も、貴景勝「勝負より高める場」

横審の稽古総見を見学した北の富士勝昭氏(撮影・河田真司)

「角界のご意見番」が新大関に喝! 大相撲夏場所(12日初日、東京・両国国技館)に向けた横綱審議委員会(横審)による稽古総見が6日、同所の相撲教習所内で行われ、新大関貴景勝(22=千賀ノ浦)は三役以上の申し合いで3勝8敗と存在感を示せなかった。

持ち前の当たりを組み止められる場面が目立ち、解説者の北の富士勝昭氏(元横綱)にも活気の乏しさについて疑問符を打たれた。

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能あるタカは爪を隠す!? 申し合いで大きく負け越したものの、貴景勝は「立ち合いはいい感触。あとは勝負勘です」と気丈にふるまった。鋭い出足は影を潜め、立ち合いから突き放す展開はほとんどなかった。「組み止められましたね。簡単にはいかない」。11番中6番は鶴竜や豪栄道、高安と取り、わずか1勝。横綱、大関陣に圧倒される結果となったが、本人は意に介さない。あくまで本場所の結果が全て。「そこ(勝敗)はあまり気にしていない。勝負より自分を高める場。場所前のいい悪いは、何も参考にならない」と強調した。

角界の未来を背負う22歳に、期待の大きさゆえか、厳しい目も向けられた。稽古を見学した解説者の北の富士勝昭氏(元横綱)は、貴景勝について「もっとねぇ~。時代も(令和に)変わったわけだから、もっと元気にいってほしかったな。朝稽古がコレじゃあなぁ…」と先が思いやられる様子。「オレだってヒマじゃないんだから。もっといい稽古が見たかった」と、がっくりと肩を落とした。横審の矢野弘典委員長も「まだ調子は十分じゃない。ときどきいい立ち合いもあったけど」と評価した。

当の貴景勝は、ハイレベルな稽古場で充実感を覚えた。新大関としては自身初となる横審の稽古総見。申し合い後のぶつかり稽古では、横綱白鵬の胸を借りた。「角界の1番強い人たちと肌を合わせられる。そういうことが脳に感覚が残る」。直近の稽古では、苦手意識を抱く四つに組まれる展開も想定。この日の申し合いで最後に行われた逸ノ城との一番では、まわしを切って押し出す場面もあった。初日まで残り6日。「区切りの場所。いいスタートを切りたい」。新元号「令和」として初めて迎える場所へ、最終調整に入る。【佐藤礼征】

鶴竜(中央左)と取組稽古をする貴景勝(同右)。後方左は八角理事長、同右は白鵬(撮影・河田真司)

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北の富士氏「ガックリ。お通夜だよ」令和ボヤキ連発

貴景勝(左)を支える白鵬(撮影・河田真司)

大相撲夏場所(12日初日、両国国技館)の開幕まで1週間を切った6日、横綱審議委員会による稽古総見が両国国技館で開かれた。やや活気に欠ける内容に「角界のご意見番」の相撲解説者・北の富士勝昭さん(77=元横綱北の富士)のボヤキ節は止まらなかった。

稽古の終盤は、三役以上による申し合い稽古。右上腕を負傷し、夏場所出場が微妙な横綱白鵬(34=宮城野)を除く8人が参加し、大関豪栄道(境川)が9勝2敗で勝率トップ、横綱鶴竜(井筒)が9勝3敗と、33歳の2人は奮闘したが、期待された新大関の貴景勝(22=千賀ノ浦)は3勝8敗と苦戦した。

稽古終了後、北の富士さんは目立った力士として「鶴竜と豪栄道かな」と2人の名前を挙げたが、あとはバッサリ。「あとは、ひと山いくらになっちゃったな」と最初のボヤキ。続けて貴景勝について「もっとねぇ~。時代も(令和に)変わったわけだから、もっと元気にいってほしかったな。朝稽古がコレじゃあなぁ…」と先が思いやられる様子。「オレだってヒマじゃないんだから。もっといい稽古が見たかった」と嘆いた。

稽古全体を通しても「質量ともに全体的に(実りは)ない。新しい年(元号)になって早々にグチャグチャ言いたくないけど、期待して来ただけにガックリだよ」とボヤキ節は止まらない。令和になり「今年は、おとなしくして、しゃべらないと思ったけど、最初からボヤキだな。生きていてもいいことないな。(稽古全体が)シーンとしてて、お通夜だよ。非常におとなしい」と活気のなさを嘆いた。

ウイットに富んだジョークも止まらない。大関高安が、初場所途中で引退した元横綱稀勢の里の荒磯親方と稽古を積んでいることも知っており「稀勢の里に1勝20敗とかだよね。稀勢の里が今場所出れば、おれは優勝候補の一番に挙げるよ」と言ってニヤリ。白鵬の出場については「今日はいいコーチだったね。白鵬が理事長みたい」と前置きした上で「見た感じ、出られないでしょう。でも分からんよ。出てきたら勝つ。1年に3回ぐらい出ればいいんじゃないの? それでも勝つんだから。どこが痛くてもね」と推察。ひとしきり嘆いた後に、あまりのボヤキ節の多さに「あした(日本相撲協会から)呼び出されたりしてな」と笑いながら国技館を引き揚げた。

横綱審議委員会稽古総見に臨む白鵬(撮影・河田真司)
横綱審議委員会稽古総見後に笑顔の北の富士氏(撮影・河田真司)

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