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中学生プロレスラーの吏南が大きな1勝 シンデレラトーナメント2回戦進出

スターダム後楽園大会 シンデレラトーナメント1回戦に勝利した吏南(撮影・松熊洋介)

<スターダム:後楽園大会>◇10日◇後楽園ホール

中学生プロレスラーが大きな1勝を手にした。

20選手による「シンデレラトーナメント」が開幕。1回戦10試合が行われ、吏南(14)がAZM(18)に勝利し、2回戦進出を果たした。

巡ってきたチャンスをものにした。AZMをオーバー・ザ・トップロープで場外に落とし、勝利を決めると、跳び上がって両手で何度もガッツポーズを見せ、喜びを爆発させた。同ユニット・大江戸隊の鹿島の欠場により、急きょ出場が決定。「実力差もまだあったけど、出るからには夢に近づけるように頑張ろうと思った」と笑顔を見せた。

先に入場した吏南は相手の花道に向かって一直線。「対戦が決まってから、ずっと考えていた」と、リングに上がる前のAZMを襲撃し、場外戦を仕掛けた。試合は終始AZMペース。何度もフォールで3カウントを奪われそうになったが、何とか回避。大江戸隊のナツコ、小波らの“アシスト”もあり、エプロンで粘るAZMを強烈なドロップキックで場外に蹴り落とした。

現在14歳の中学3年生。格闘技をやっていた父に連れられ、スターダムの試合を見て興味を持った。対戦したAZMは、17年に中3でアーティスト・オブ・スターダムを巻いており、目標にしている。「自分がこれまで続けてこられたのもAZMさんがいたから。とても感謝している。自分も中学生のうちにベルトを巻きたい」。少しずつ周囲に知られてきて、今では学校の友だちも応援に来てくれることもあるという。「14歳のシンデレラになりたい」。最年少女王を目指す14歳は、力強く優勝宣言した。

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「花さんに届くように」選手それぞれの形で追悼表す

故木村花さんに向けて会場に鳴り渡る10カウントゴング(撮影・河田真司)  

<スターダム:新木場大会>◇21日◇東京・新木場1stRING

女子プロレス団体スターダムが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月24日後楽園大会以来中止していた興行を約3カ月ぶりに再開した。その間、5月23日には、所属選手の木村花さんが22歳の若さで急逝した。この日の試合前には追悼の10カウントゴングを鳴らし、リングサイドに並んだ所属選手が黙とうをささげた。

木村さんが率いていたユニット「TOKYO CYBER SQUAD(トーキョーサイバースクワッド、以下TCS)」のメンバーで、木村さんの最期に声をかけ続けたジャングル叫女(29)は試合前にリング上であいさつ。まだ気持ちの整理がつかないため、出場予定だったこの日の試合を欠場すると説明した。

「自分の中でまだ気持ちの整理がついてなくて、戦える状態ではなく、欠場させていただくこととなりました。いろんな思いがあるんですけど、それはまたリングに戻ってきた時に、試合を通して伝えていきたいと思っています。必ず戻ってきます。今よりも何十倍も強い覚悟と心でまたリングに必ず戻ってきますので信じて待っていてください」と気丈に語った。

選手がそれぞれの形で木村さんへの追悼を表した。第1試合の3WAY戦に出場したTCSメンバーの吏南(13)は、木村さんのトレードマークであるガスマスクを着けて登場。木村さんの得意技だったアジサイの名の技、ハイドレンジア(グラウンド卍(まんじ)固め)で勝利した。第3試合で刀羅ナツコとシングルで戦ったTCSの小波(23)は、目をつぶり、両手を合わせてからリングイン。メインの8人タッグ戦に出た木村さんのライバル、ジュリア(26)は木村さんの動きにインスパイアされたランニングビッグブーツを繰り出した。吏南は「(ハイドレンジアを)教えてもらっていた。花さんに届くようにと思って試合に臨みました」と話した。

この日の観客はファンクラブ会員の100人限定。席間を空け、来場者全員の体温を測るなど感染予防対策に努めた上で行われた。次の試合は来月開催予定。コロナ感染予防のため、しばらくは観客の数をおさえた形となるという。木村さんの追悼興行は現段階では日時未定。なるべく多くのファンに来場してもらえるよう、感染状況を見ながら開催時期を決めるという。

リングであいさつをするジャングル叫女(撮影・河田真司)
リングであいさつをするジャングル叫女(撮影・河田真司)
STARSとの試合を終えマイクパフォーマンスをするジュリア(撮影・河田真司) 

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スターダム岩谷麻優「STARSは正統派」を宣言

スターダム2019ドラフト会議で新メンバーが決まったSTARS。前列中央がリーダーの岩谷麻優(撮影・桝田朗)

<スターダム:新木場大会>◇14日◇新木場1st RING

スターダムの2019ドラフト会議が行われ、今年の各ユニットの陣容が決定した。

メインで行われたドラフト会議5WAYバトルで、STARSの岩谷麻優、クイーンズクエスト(QQ)の渡辺桃、JANのジャングル叫女、大江戸隊の花月、多国籍軍(仮名)の木村花の各リーダーによる指名順を決める戦いが行われた。

今回は、この試合で最後に負けたリーダーのユニットは自動的に解散という厳しいルールも設けられた。試合は、花月を場外に落とし最初に勝利した岩谷が指名順1位を獲得。2位渡辺、3位が花月と決まっていき、最後は木村と叫女が軍団の存続を掛けて戦い、木村が勝利。叫女が昨年立ち上げたJANは解散となってしまった。

続けて1位から順に指名するドラフト会議が始まった。各ユニットの指名選手は次の通り。

☆STARS <1>スターライト・キッド<2>星輝ありさ<3>中野たむ<4>鹿島沙希<5>羽南<6>ザイヤ・ブルックサイド<7>飯田沙耶

☆QQ <1>AZM<2>林下詩美<3>ビー・プレストリー<4>バイパー<5>シャーダネー<6>小野崎玲皇<7>妃南

☆大江戸隊 <1>葉月<2>アンドラス宮城<3>刀羅ナツコ<4>ジェイミー・ヘイター<5>“セッション・モス”マルティナ<6>夏すみれ

☆多国籍軍(仮名) <1>ジャングル叫女<2>小波<3>マリー・アパッチェ<4>ナツミ<5>レベル・ケル<6>ボビー・タイラー<7>ルアカ<8>吏南<9>米山香織

陣営が確定しSTARSの岩谷は「これからこのメンバーでSTARSは正統派をやっていく」と宣言。QQの渡辺は「このメンバーでベルト総取りをねらっていく」。大江戸隊の花月は「これまでのメンバーにナツコさんが加わった。ナツコさんが大江戸隊で変わることを期待してください」と新メンバーに期待を寄せた。多国籍軍の木村は「スターダム所属の選手はスターダムの飼い犬。その中で野良犬の素質をもっている人を選んだ。(ユニットの名前は)ベルトを取ったら決めようと思っている。革命を起こしてみせます」と宣言した。

スターダム2019ドラフト会議で新メンバーが決まったクイーンズクエスト。前列中央がリーダーの渡辺桃(撮影・桝田朗)
スターダムドラフト会議2019で新メンバーが決まった大江戸隊。前列右がリーダーの花月(撮影・桝田朗)
スターダム2019ドラフト会議で新メンバーが決まった多国籍軍。前列中央がリーダーの木村花(撮影・桝田朗)

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