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照ノ富士が優勝額贈呈式に出席「今場所もいい成績を」大相撲夏場所9日初日

優勝額贈呈式で記念撮影に臨む照ノ富士(代表撮影)

大相撲夏場所(9日初日、東京・両国国技館)を翌日に控えた8日、同所で恒例の土俵祭りが行われた。力士は参加しなかったが、春場所覇者で大関復帰場所となる照ノ富士(29=伊勢ケ浜)は、その後の優勝額贈呈式に出席。公式ユーチューブチャンネルで「今場所もいい成績を残せるように頑張ります」と意気込みを語った。横綱白鵬の休場により照ノ富士を含めた4大関が出場最高位。電話取材に応じた尾車事業部長(元大関琴風)も「どの大関も横綱を狙える。早く横綱を張る人が出てきてほしい」と期待を寄せた。

大相撲夏場所の土俵祭に臨む伊勢ケ浜審判部長(左)と八角理事長・中央は行司の式守伊之助(撮影・小沢裕)
力士不在で行われた大相撲夏場所の土俵祭(撮影・小沢裕)

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土俵祭り開催 感染予防のため非公開、三役以上の力士は出席せず

大相撲夏場所の土俵祭に臨む、左から高田川審判部副部長、伊勢ケ浜審判部長、八角理事長(撮影・小沢裕)

大相撲夏場所(9日初日、東京・両国国技館)を翌日に控えた8日、同所で本場所の安全を祈願する恒例の土俵祭りが行われた。

先場所に続き、新型コロナウイルス感染予防のため非公開で行われ、三役以上の力士は出席しなかった。

土俵祭りの様子は日本相撲協会の公式ユーチューブチャンネルでライブ配信された。

大相撲夏場所の土俵祭に臨む伊勢ケ浜審判部長(左)と八角理事長・中央は行司の式守伊之助(撮影・小沢裕)
大相撲夏場所土俵祭 大相撲夏場所の土俵祭に臨む、伊勢ケ浜審判部長、八角理事長、花籠審判部長(撮影・小沢裕)

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非公開で土俵祭り 三役以上の力士も出席せず

力士不在の中で行われた大相撲3月場所の土俵祭(撮影・小沢裕)

大相撲春場所(14日初日、東京・両国国技館)を翌日に控えた13日、同所で本場所の安全を祈願する恒例の土俵祭りが行われた。

先場所に続き、新型コロナウイルス感染予防のため非公開で行われ、三役以上の力士も出席しなかった。

土俵祭りの様子は日本相撲協会の公式ユーチューブチャンネルにてライブ配信され、視聴者は約900人にのぼった。

大相撲3月場所の土俵祭に臨む八角理事長(左)と伊勢ケ浜審判部長(撮影・小沢裕)

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九重親方、新拠点から“千代魂”「愛される部屋を」

東京都葛飾区奥戸の新拠点で稽古を行う九重部屋の力士(日本相撲協会提供)

大相撲の九重親方(元大関千代大海)が18日、電話での代表取材に応じ、新拠点での生活について語った。

九重部屋は15日に東京都墨田区石原から葛飾区奥戸に移転。17日から新たな環境での稽古を始めた。

新しい部屋は3階建てでJR新小岩駅から徒歩圏内にある。墨田区石原で先代九重親方(元横綱千代の富士)が部屋開きを行ったのは93年6月。九重親方は「もう先代の部屋が立派すぎたもんだから、そっくりそのままという感じですよ。似たような部屋をつくりました。限られた土地の中で一生懸命、精いっぱいのものをつくりました」と、20年近く過ごした部屋と似た設計にしたという。

16日の土俵祭りでは、師匠は力士らに「これから新しい九重部屋の歴史が始まるけども、一生懸命番付を上げていって、胸を張ってこの地域に愛される相撲部屋を開いていきましょう」と言葉をかけた。場所は変わっても先代の教えを伝える。「千代の富士道場というような感じでやっている。力士たちにも脈々とその気持ちを受け継いでもらっている。千代魂ですよ」。部屋には第41代横綱千代の山、千代の富士、自身の優勝額3枚を飾っているという。

初場所は場所前に新型コロナウイルスの集団感染が発生した影響で、師匠を含めた全力士が全休した。「非常にショックを受けた場所だった。歯がゆい気持ち」。九重親方も感染し、肺炎などの症状に苦しんだ。「10秒しゃべったら5分くらいせきをする。ひどかった。肺が真っ白になって。(入院中に)おかみの方には病院から電話があって『3日が勝負ですね』と言われて。この3日間、酸素濃度が下がったら危ないと。そこまでいった」。現在、後遺症はないという。

九重部屋の力士にとって春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)は再出発の場所となる。電話取材に応じた部屋頭の前頭千代の国(30)も「やることをやって結果につながればいい」と意気込んだ。師匠は「他のライバルの活躍を見ていてちょっと置いてかれたという気持ちも強いんじゃないか」と奮起を求めた。「うちの部屋は先代から受け継がれて、なにくそという気持ちでけがでも病気でも何でも克服して次のステージにいく」。復帰場所に向けて“千代魂”を発揮することを期待した。

東京都葛飾区奥戸の新拠点で稽古を行う九重部屋の千代翔馬(左)と千代大龍(日本相撲協会提供)
東京都葛飾区奥戸の新拠点で稽古を行う九重部屋の力士(日本相撲協会提供)
東京都葛飾区奥戸の新拠点で稽古を行う九重部屋の力士(日本相撲協会提供)

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大相撲初場所へ親方衆や力士ら全員にPCR検査実施

両国国技館の外観(2020年5月4日撮影)

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が7日、一部を除いた親方衆や力士ら約900人の協会員に対して、新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査を実施することを明かした。電話取材に応じた芝田山広報部長は、この日の執行部による定例会議で決定したと説明。10日に初場所(東京・両国国技館)初日を控えており「相撲を支えて頂いている方々への信用と信頼をかねて、みんなで受けることになった」と検査理由を話した。

昨年の11月場所以降、角界で感染の渦が拡大している。同年12月に立浪部屋で力士11人の集団感染が判明し、年末から年明けにかけて荒汐部屋で力士ら12人の集団感染が判明。さらに4日には幕内格行司の木村元基が、5日には横綱白鵬の感染も判明した。今回の検査は、直近で部屋関係者全員の検査を行った荒汐部屋、湊部屋、宮城野部屋以外の部屋を対象に行われる。

大規模検査により異例事態も発生する。検査キットは各部屋に配布しており「明日、全部集めて検査に回す。取組編成会議は検査結果が出た後に決める」と説明。取組編成会議は本来、本場所初日の2日前に行われる。よって、初場所の同会議は8日に行われる予定だった。しかし、全ての検査結果が判明するのに丸1日要するといい「明後日にずれ込むのではないか」と、初場所初日前日の土俵祭りも行われる9日に行われる予定となった。

現時点で初場所は、1日5000人までの観客を入れて開催する方針となっている。芝田山広報部長は「協会員もお客様も、みんなが安心、安全で初日を迎えられるのが1番」と話した。緊急事態宣言が再発令される中での開催に向けて、大規模検査で安心、安全を確かめて、世間にアピールする。

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正代「自分らしい相撲を取る」気負わず11月場所へ

正代(2020年9月27日撮影)

大相撲11月場所(東京・両国国技館)初日を翌日に控えた7日、新大関の正代(29=時津風)が電話取材に応じ、心境を語った。

緊張感について「日に日に大きくなっている気がする」と、やや緊張気味だが「できるだけのことはやってきた。自分の持ち味をいかせたらいい」と意気込んだ。

11月場所では自身初の年間最多勝が懸かる。45勝でトップに立つが、2位の大関朝乃山とは2差と接戦。それでも「場所が終わってみて、そういうのがついてきたらいい」と自然体だ。白鵬と鶴竜の2横綱が休場とあって、周囲からの期待も高まる。「始まってみないと何とも。とりあえず自分らしい相撲を取りたい」と、気負うことなく新大関場所に臨む。

国技館で行われた土俵祭り後には、優勝額贈呈式に出席した。秋場所優勝時の優勝額を間近で見て「自分のが国技館の上に飾られるのが今でも信じられない」としみじみ。贈呈式には7月場所優勝の照ノ富士も出席。同学年の照ノ富士に対して「同世代ですし正直、負けたくない相手ですね」と刺激を受けた。

1年納めの場所に向けては「ケガなく、勝ち越して終わればいい」と、最後まで気負うことはなかった。年間最多勝や新大関優勝など、周囲からの期待をよそにマイペースで土俵に上がる。【佐々木隆史】

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土俵祭り先場所に続き非公開で開催、動画ライブ配信

力士不在のもと関係者のみが出席して大相撲11月場所の土俵祭が行われた(撮影・小沢裕)

大相撲11月場所(8日初日、東京・両国国技館)を翌日に控えた7日、同所で本場所の安全を祈願する恒例の土俵祭りが行われた。

先場所に続き非公開で行われ、日本相撲協会の公式YouTubeチャンネルでライブ配信された。

新型コロナウイルス感染予防のため三役以上の力士は出席しなかったが、約600人の視聴者がライブ配信を通じて土俵祭りの様子を見守った。

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貴景勝「いい成績残したい」“婚約場所”Vへ平常心

貴景勝(2019年9月19日)

大関貴景勝(24=千賀ノ浦)が、婚約発表後初めての場所を最高位として引き締める。秋場所(13日初日、東京・両国国技館)を翌日に控えた12日、同所で恒例の土俵祭りが行われた。貴景勝は初日に、大関経験者で7月場所優勝の前頭照ノ富士と対戦する。両横綱の休場により、大関朝乃山とともに出場最高位力士として迎える今場所。2年ぶりの優勝を果たし、公私をますます充実させる。

  ◇    ◇    ◇

看板力士としての自覚は十分だった。電話取材に応じた貴景勝は「番付最上位が両大関なので自分たちが一番、一生懸命やって結果を残していかないといけない」と責任感を口にした。白鵬、鶴竜の両横綱が初日から休場。1年で2度の幕尻優勝が生まれるなど波乱続きの本場所を、最高位として静める役割が求められる。

初日は照ノ富士との“新旧”大関対決が組まれた。照ノ富士との対戦は17年名古屋場所の1度だけで、貴景勝が押し出しで勝利。当時は貴景勝が西前頭筆頭で、照ノ富士が大関と逆の立場だった。いきなり先場所覇者との顔合わせとなったが「自分が目指す相撲というのを取っていきたい。15日間どっかでやるんだから初日も何日も関係ない。やるか遅くやるかだけ」と、平常心を強調した。

“婚約場所”を飾りたい。先月8月30日に元大関北天佑の次女で元モデルの千葉有希奈さん(28)との婚約を発表。場所前には「1人の時も一生懸命やっているから特に変わることはないけど、いい成績を残したいと思うのはある」と意気込んでいた。2度目の優勝を果たせば、嫁取り直後の綱取りが待っている。【佐藤礼征】

大相撲秋場所の土俵祭に臨む協会関係者たち(撮影・小沢裕)

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土俵祭りをライブ配信 三役以上の力士は出席せず

大相撲秋場所の土俵祭りに臨む協会関係者たち(撮影・小沢裕)

大相撲秋場所(13日初日、東京・両国国技館)を翌日に控えた12日、同所で本場所の安全を祈願する恒例の土俵祭りが行われた。先場所に続き非公開で行われ、日本相撲協会の公式ユーチューブチャンネルにてライブ配信された。

新型コロナウイルス感染予防のため三役以上の力士は出席しなかったが、約700人の視聴者がライブ配信を通じて土俵祭りの様子を見守った。

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貴景勝「結果残さないと」横綱不在場所へ大関の自覚

貴景勝(2020年7月23日撮影)

大相撲の大関貴景勝(24=千賀ノ浦)が12日、報道陣の電話取材に応じ、大関の自覚を見せた。秋場所(東京・両国国技館)初日前日のこの日は、両国国技館で土俵祭りが行われたが、新型コロナウイルス感染防止のため参加せず。電話取材で「自分ができることを精いっぱいやってきた」と調整に悔いはなさそうだった。

白鵬と鶴竜の両横綱が休場となったため「番付最上位が両大関なので自分たちが一生懸命やって結果を残していないといけないと思った」と大関の自覚を口にした。

初日は7月場所で優勝した東前頭筆頭の照ノ富士と対戦する。17年名古屋場所以来の対戦となるが「自分が目指す相撲を取っていきたい。15日間どこかでやるんだから、初日も何日も関係ないです」と言葉に力を込めた。

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マス席から見た本場所初日、金星出ても座布団飛ばず

大相撲7月場所初日 鶴竜(左)を腰砕けで破る遠藤(撮影・河田真司)  

<大相撲7月場所>◇初日◇19日◇東京・両国国技館

4カ月ぶりに再開した本場所を、観客という立場で見届けた。「チケット大相撲」でマス席の入場券を購入。感染予防を徹底する現場の雰囲気を感じてきた。

普段より5時間遅い午後1時開場に合わせて、列の最後尾に並んだ。フェースシールドを着用した誘導員に1メートルの間隔を指示されながら、並ぶこと約20分。まずは手をアルコール消毒し、サーモグラフィーでの検温を終えると、入場券もぎり後再度、額に非接触の検温。机に並べてある取組表などを自ら取って、入場完了となる。今場所は木戸番を務める親方衆が不在。往年の名力士と触れ合う機会がないのは、寂しい限り。

早速腹ごしらえを…と思い売店をのぞいたが、飲食物は限られていた。人気の横綱、大関の力士弁当はなく、名物の焼き鳥10本(1400円)くらい。その焼き鳥と、今場所から発売されたというアルコール入りウエットシート(20円)を購入した。決済手段は現金のほかに15種類ほど。店員によると電子決済は1月の初場所から導入されたという。協会も非接触の電子決済を推奨しているため、クレジットカードを使用した。

4人用マス席には、座布団が1枚ぽつんと置いてあった。隣の観客との距離は1メートルほど。到着すると「お食事は可能な限り控えていただき…」というアナウンスがあった。申し訳ございません。罪悪感を覚えながら急いで焼き鳥を完食。マスクを着用していない観客は、見渡す限りいない。

取組では観客がマスクを外して大声を出すなどの場面はなかった。人気の炎鵬でさえ声援ではなく温かい拍手のみだったが、敗れると黄色い悲鳴が。横綱鶴竜が金星を配給しても、座布団は飛ばなかった。

この日最も見応えのあった場面の1つが、横綱土俵入りだった。普段なら「よいしょ」の掛け声が飛ぶが、代わりに四股を踏むたびに拍手。大相撲の再開を歓迎するような、大きな拍手だった。

打ち出し後の退場誘導は2階の観客が1階の観客に3分遅れて退場するというもので、複雑ではない。1階マス席の記者もよどみなく退場した。

館内はほとんどの扉が開放され、換気は十分だった。アルコール消毒液もいたるところにある。でき得る限りの感染対策を施している印象。あとは無事に15日間乗り切ることを祈るしかない。【佐藤礼征】

▼7月場所の開催方式

・1日当たりの総観客数を約2500人と縮小(通常は約1万1000人)

・すべての4人マス席を1名ずつで利用(料金は1人分)

・イス席は横に3席空け、前後は互い違いにする

・タマリ席(維持員席含む)はなし

・通路側のマスは不使用

・接触を伴うファンサービスを中止

・アルコール類の販売中止。食事の販売も最小限

・観戦後は時間差退場

・初日前日の土俵祭りは無観客開催。力士の参加もなし

・密になる可能性がある関連イベントは中止

・開場時間を13時に変更

▼観客への観戦予防策

・マスク着用、入場時の手指消毒を義務付け

・声援自粛、拍手推奨

・入場時に検温し、37・5度以上の場合は入場を断る

・もぎりでの取組表と消毒液は、入場客自身が取る

・全員にミニ消毒液を配布

・飲酒禁止

・感染者が発生した場合に備え、入場券半券の14日間保管や接触確認アプリへの登録を促進

▼協会員への主な観戦予防策

・支度部屋でもマスクを着用。準備運動時も

・支度部屋ではアクリル板で各関取の間を仕切る

・支度部屋での滞在時間を短くするため髪結いは部屋で極力行う

・花道奥では足元シールを貼り密集を避ける

・取組を行う力士は支度部屋を出たらマスクを外し、取組後は支度部屋に入る際に新しいマスクをつける

・相撲教習所を十両の支度部屋とし、幕内、十両、付け人による密集を防ぐ

初日を落とし控えでがっくりする鶴竜(撮影・小沢裕)

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立行司の式守伊之助が体調不良で7月場所を休場

日本相撲協会は18日、立行司の式守伊之助(60=高田川)が体調不良のため、7月場所を休場すると発表した。

木村庄之助は空位のため、今場所は立行司が不在となる。この日午前に行われた土俵祭りでは、三役格行司の木村玉治郎(59=立浪)が祭主を務めていた。

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いよいよ「命懸け」7月場所、完走へ厳戒態勢の祈願

新型コロナウイルス感染を避けるため力士不在で行われた大相撲7月場所の土俵祭りに臨む親方ら協会関係者たち(撮影・小沢裕)

厳戒態勢の中、いよいよ大相撲が始まる。7月場所(東京・両国国技館)初日を翌日に控えた18日、同所で恒例の土俵祭りが行われた。

力士の参加、一般公開はなく、出席者も限定される中、本場所の安全を祈願。新型コロナウイルスの影響で無観客で開催された3月の春場所、中止となった5月の夏場所を経て、協会の尾車事業部長(元大関琴風)が「命懸けの場所」と緊張感を強める15日間が幕を開ける。

   ◇   ◇   ◇

静まり返った館内で、土俵祭りが始まった。八角理事長(元横綱北勝海)をはじめ、出席した審判部の親方衆らはマスクを着用し、隣との間隔を空けて椅子に着席。通常は出席する三役以上の力士は不参加で、行司も資格者のみの参加。一般公開はなし。徹底した新型コロナの感染防止策が敷かれた中で、土俵の安全を祈願した。

コロナ禍の中で開催される7月場所。力士は支度部屋でもマスク着用が必須で、上がり座敷にはアクリル板を立てて座る場所を仕切るなど、いくつもの予防策が敷かれる。報道陣の電話取材に応じた尾車事業部長(元大関琴風)は「厳戒態勢みたいな感じ。命懸けの場所というような雰囲気」と緊張感を強めた。土俵祭り後には執行部による会議を行い、感染防止策の再確認を行ったという。「感染者を出すようなことがあってはいけない。緊張感でいっぱいです」と明かした。

観客への注意も忘れない。マスク着用や大声での声援を控える等の注意事項が書かれた看板が、館内の至る所に設置された。1日の観客上限数は約2500人。満員時の4分の1程度だが当然、油断はない。「感染症の専門家の先生と何度も意見交換をしながら準備を進めてきた。コロナ禍で物事を進めていくには、それぐらいの注意喚起が必要」と強調した。

力士も、相撲ファンも待ちに待った本場所。新大関の朝乃山や序二段から史上初の再入幕を果たした照ノ富士など、注目力士は多数いる。尾車事業部長は「会場に足を運んでいただくお客様、テレビで観戦していただくお客様に、勇気とか希望を与えられるような場所になったらいい」と切に願った。異例な場所が、いよいよ始まる。【佐々木隆史】

<7月場所中の主な感染防止策>

▽力士らは支度部屋でもマスク着用。準備運動時も。

▽支度部屋ではアクリル板で各関取の間を仕切る。

▽花道奥では足元シールを貼り密集を避ける。

▽取組を行う力士は支度部屋を出たらマスクを外し、取組後は支度部屋に入る際に新しいマスクをつける。

▽1日当たりの総観客数を約2500人に縮小。

▽全ての4人マス席を1人ずつで利用。

▽観客は入場時に取組表を自ら取り、手を消毒する。

▽感染者発生の場合に備え、入場客には入場券の14日間保管や接触確認アプリへの登録を促進する。

▽観戦後は時間差退場。

▽アルコール類の販売中止。食事の販売も最小限。

▽開場時間を午前8時から午後1時に変更。

▽接触を伴うファンサービスを中止。

大相撲7月場所土俵祭り、新型コロナウイルス感染を避けるため互いに距離を保ちながら力士不在で行われた大相撲7月場所の土俵祭りに臨む、左から出羽海親方、錦戸親方、八角理事長、藤島親方、伊勢ケ浜親方(撮影・小沢裕)
国技館内のトイレの洗面台に貼られた30秒の手洗いを促すステッカー(撮影・小沢裕)

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尾車事業部長「自分の相撲取るのがプロ」厳戒本場所

尾車事業部長(2019年12月25日撮影)

大相撲7月場所(東京・両国国技館)を翌日に控えた18日、同所で本場所の安全を祈願する恒例の土俵祭りが行われた。

通常は三役以上の力士が出席するが、新型コロナウイルス感染防止のため力士の参加はなく、一般公開もなし。八角理事長(元横綱北勝海)や審判部の親方衆は通常通りに出席するも、行司の出席者は資格者のみになるなど、厳かな雰囲気の中で行われた。

土俵祭り後には、協会執行部による会議が行われた。報道陣の電話取材に応じた尾車事業部長(元大関琴風)は「3月と変わらずにコロナ禍の中で始まるから緊張感でいっぱいです」と現在の心境を明かした。同会議では、感染防止策について再確認が行われたという。「もちろん春場所も毎日緊張感あってやったけど、今回は場所も違うし、動線も違ってくる。なんてたってお客さんを入れることになりましたから。そこが一番大きいと思いますね。責任が増したということ」と観客が入ることで、より引き締まった。

1日の観客数の上限は約2500人。満員時の4分の1程度だが「見届け人が多ければ多いほど、力士というのは緊張感も増す。今まで以上に体も動いて、力も出るんじゃないかな」と予想。観客にはマスク着用を義務づけ、大声での声援を控えさせるなど、多くの制約をかけることになる。それに対して「心苦しいけど、これも1つお客さんを守るという意味。感染症の専門家の先生と何度も意見交換をしながら進めてきた。ご協力いただきたいという気持ちです」と観客を思いやった。

観客同様に力士への制約も多い。支度部屋ではマスク着用が必要で、アクリル板を立てて座る場所を仕切るなどの感染防止策が敷かれている。「厳戒態勢みたいな感じ。命懸けの場所というような雰囲気になっていますけど、日本全体がそういうことですから」と説明。「その中において結果を出し、自分の相撲を取るのがプロだと思います。とにかく力士には頑張ってくれという気持ち。文句を言いたいのもよく分かります。それ以上に協会は彼たちの命とか、大きな意味があってやっていることですから分かってくれよ、という気持ちです」と話した。

無観客で行われた3月の春場所、5月の夏場所中止を経て、ようやく開催される観客入りの本場所。「会場に足を運んでいただくお客様、テレビで観戦していただくお客様に、いろんな意味で勇気とか希望を与えられるような場所になったらいい。それを期待して15日間頑張ろうというところです」と思いを込めた。

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力士出席せず非公開で土俵祭り ユーチューブで配信

大相撲7月場所(19日初日、東京・両国国技館)を翌日に控えた18日、同所で本場所の安全を祈願する恒例の土俵祭りが非公開で行われ、日本相撲協会の公式ユーチューブチャンネルにてライブ配信で放送された。

通常は三役以上の力士が出席するが、新型コロナウイルス感染予防のため力士の出席はなかった。行司も資格者のみで、親方衆は審判部、名古屋場所責任者を務める出羽海担当部長(元前頭小城ノ花)らが出席した。

密集を避けるため、親方衆は椅子の間隔を広めに取って座った。

力士は参加しなかったものの、1000人を超える視聴者がライブ配信を通じて土俵祭りの様子を見守った。

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7月場所開催へ、33ページ細心ガイドライン作成

20年1月の大相撲初場所で満員御礼となった両国国技館

日本相撲協会は13日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、大相撲7月場所(19日初日、両国国技館)の開催を正式決定し、観客を入れて実施することを発表した。

当初は無観客開催を検討していたが、新型コロナウイルス感染対応のガイドラインの作成や、専門家のアドバイスを受けるなど徹底した感染予防策を制定。1日当たりの総観客数を約2500人に制限して開催することとなった。本場所開催は無観客開催となった3月の春場所以来4カ月ぶりで、観客を入れて実施するのは1月の初場所以来6カ月ぶりとなる。

   ◇   ◇   ◇

一足早く、ファンに直接、大相撲を披露することになった。相撲協会は7月場所を観客を入れて開催する決断を下した。同場所の開催地を通常の名古屋から東京への変更を発表した5月4日の理事会では、無観客開催を想定。観客を入れるのは9月の秋場所から、という見方をする協会幹部もいた中で、当初の方針の変更に踏み切った。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、5月の夏場所は中止となった。以降協会は、各部屋に外出自粛や出稽古禁止などを通達。希望する協会員を対象に、感染歴を調べる抗体検査を実施するなど感染予防に努めてきた。さらに専門家の助言を踏まえたガイドラインを作成。臨時理事会後に行った年寄総会で、全親方に内容を伝えるなど徹底した感染予防策を敷いてきたことが、観客を入れて開催することにつながった。

春場所以来4カ月ぶりの本場所開催に、八角理事長(元横綱北勝海)は「力士たちは4月から約3カ月半、厳しい外出規制や感染予防策を忠実に守り、7月場所に備えてきました。大相撲ファンの皆さまのご期待に沿った、迫力ある土俵をお見せできることと存じます」とコメント。春場所後に大関昇進を果たした朝乃山も「より一層気持ちも高まる。見に来てくださる方はコロナに気をつけて応援に来てほしい。この地位では初めての場所なのでしっかり準備して期待に応えたい」と言葉に力を込めた。

徹底した感染予防策を敷いて観客を迎え入れる。1日あたりの総観客数は、国技館の定員約1万1000人の4分の1にあたる約2500人に設定。通常4人座れる升席を1人ずつの利用にするなどして密を避ける。力士らにも支度部屋でのマスク着用を義務づけるなど、さまざまな感染防止策を実施する。

待望の観客が入った本場所となるが、ぶつかり稽古の自粛や出稽古禁止の状況下、調整に苦しむ力士は多い。玉ノ井親方(元大関栃東)は「休場明けで関取衆と1度も稽古せずに臨むのと同じ感覚。誰もが不安だろう」と懸念する。しかし、土俵に上がる以上は言い訳はできない。力士にとって地力が試される異例の場所となる。【佐々木隆史】

<開催方式の変更>

・1日当たりの総観客数を約2500人と縮小(通常は約1万1000人)

・すべての4人マス席を1名ずつで利用

・イス席は横に3席空け、前後は互い違いにする

・タマリ席(維持員席含む)はなし

・通路側のマスは不使用

・接触を伴うファンサービスを中止

・アルコール類の販売中止。食事の販売も最小限

・観戦後は時間差退場

・初日前日の土俵祭りは無観客開催。力士の参加もなし

・密になる可能性がある関連イベントは中止

・開場時間を13時に変更

<入場客への観戦予防策>

・マスク着用、入場時の手指消毒を義務付け

・声援自粛、拍手推奨

・入場時に検温し、37・5度以上の場合は入場を断る

・もぎりでの取組表と消毒液は、入場客自身が取る

・全員にミニ消毒液を配布

・飲酒禁止

・感染者が発生した場合に備え、入場券半券の14日間保管や接触確認アプリへの登録を促進

<協会員への主な感染予防策>

・支度部屋でもマスクを着用。準備運動時も

・支度部屋ではアクリル板で各関取の間を仕切る

・支度部屋での滞在時間を短くするため髪結いは部屋で極力行う

・花道奥では足元シールを張り密集を避ける

・取組を行う力士は支度部屋を出たらマスクを外し、取組後は支度部屋に入る際に新しいマスクをつける

・相撲教習所を十両の支度部屋とし、幕内、十両、付け人による密集を防ぐ

◆日程 ▽14日 御免札立て▽17日 取組編成会議▽18日 土俵祭(役員、審判部のみの出席で非公開)▽19日(初日)新序出世披露(春場所で披露できなかった者が対象)▽26日(8日目)新序出世披露(7月場所新弟子検査合格者)※通常、初日2日前に行う宿禰神社例祭は中止、初日前日の優勝額贈呈式は延期

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相撲協会員の抗体検査終了、7月場所は理事会で判断

日本相撲協会広報部の高崎親方(元前頭金開山)が15日、報道陣の電話取材に応じた。

協会員を対象とした新型コロナウイルスの抗体検査について「追加はないとのことで、先日お伝えした通り検査は終わったということ。ただ結果を集めるだけではいけないので、どういう形で発表するかを専門家の先生に意見を聞きながら執行部で検討している段階です」と話した。全45部屋の協会員に部屋関係者を含めた約1000人の抗体検査は、すでに12日に終了。協会は検査結果などの詳細な発表について、6月中を目標にしている。

7月場所(19日初日、東京・両国国技館)の開催は、今後の理事会を経て判断される。「番付発表をしないと言っても、ある程度のけじめをつけないといけないと私たちも思っています。番付発表日を基準にして、そこから7月19日に向かっていきたい」と高崎親方。土俵祭り、横綱審議委員会、除幕式などの日程も調整中で「今後、無観客開催のプロジェクトチームでやることを考えていく」と説明した。

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夏場所番付表、協会が各部屋に郵送での対応を通達

芝田山親方(2020年2月11日撮影)

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は22日、報道陣の電話取材に応じ、一部関係者に渡す夏場所(5月24日初日、東京・両国国技館)の番付表を、郵送で対応するよう各部屋に通達したと明かした。

通常、場所前日の土俵祭りに呼び出しが足を運ぶ関係者には、番付発表日に直接番付表を手渡していた。夏場所の番付は27日に発表される予定。また各部屋がぶつかり稽古などの自粛を継続している中で、芝田山広報部長は「基礎運動だけというのも難しい。親方がどういう稽古にするか考えないと」と、稽古の工夫を求めた。

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場所中は観客席に親方衆、力士モチベーション増へ策

力士不在で執り行われた土俵祭り(撮影・鈴木正人)

新型コロナウイルスの影響で、史上初の無観客開催となる大相撲春場所初日を翌日に控えた7日、会場のエディオンアリーナ大阪で、土俵祭りが行われた。感染防止のために通常は参加する横綱白鵬ら三役以上の力士の姿はなく、一般客もなし。八角理事長(元横綱北勝海)や審判部の親方衆などが出席した。濃厚接触を避けるために、出席者が順々にお神酒を口にする儀式だけがなく、それ以外は厳かな雰囲気の中で行われた。高島春場所担当部長(元関脇高望山)は「1人も(感染者が)出ないことを祈った。無事に千秋楽を迎えたい」と切に願った。

日本相撲協会による感染予防策が、あらゆる所に敷いてある。この日までに協会はマスク3000枚を用意。さらに消毒スプレーを350本、会場内に設置する除菌消臭液を噴霧する器機も約20台購入した。報道陣の会場入りの際には検温が必須で、会場内の席で取組を見る際も記者同士の間隔を左右2席、前後1列空けるように要請。協会員から1人でも感染者が出た場合は中止となるだけに、細心の注意を払っている。

土俵祭り後に協会員らで行われた会議で、本場所中に理事の親方衆が観客席で取組を見守ることが決まった。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「力士らも引き締まるだろうと。緊張感が出るから」と、力士のモチベーションを上げる策であることを明かした。この日まであらゆる対応に追われてきたが「ここまで準備しても気が抜けない」。異例の場所が、いよいよ始まる。

<春場所の主な変更点>

◆完全無観客 相撲協会員と報道陣、一部の業者以外、会場は一切立ち入り禁止。特に土俵周辺から升席までは力士、親方、行司、呼び出しら協会員しかいない。報道陣が土俵を直接見るには、後方のいす席の所定位置への着席が義務。

◆打ち切りの可能性も 協会員が新型コロナウイルスに感染したと判明した場合、即座に中止。その場合の成績の取り扱いは未定。

◆2日連続発熱で休場 力士ら協会員の検温は朝、夜の1日2回。37度5分の熱が2日続けば休場。報道陣も会場入りの際に検温し「検温済証」が渡される。

◆風物詩が激減 のぼりや開催を告げる触れ太鼓は取りやめとなった。懸賞も昨年春場所と比べて半減。

◆移動はタクシーか自家用車 力士ら協会員の会場への行き来は原則、公共交通機関を利用しない。タクシー代は全額協会が負担。

◆会場入り後の外出は禁止 1度会場に入った協会員は、食事や買い物など、理由を問わず外出は不可。忘れ物厳禁で、食事などはあらかじめ購入して入場。

◆会場への差し入れ、出前は不可 部外者は会場にいる関係者に差し入れ、出前など接触することはできない。各部屋への差し入れは、従来通りにできる。

◆ファンは接触不可 ファンの入り待ち、出待ちはできない。警備員が接触できないよう定期的に巡回。

報道陣は入場時に検温し、平熱だと検温済のカードが渡される(撮影・鈴木正人)
土俵祭りを終え、引き揚げる八角理事長(中央)(撮影・鈴木正人)

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朝乃山は腹くくった「お客さんがいるみたいに取る」

若い衆を相手に立ち合いの確認をする朝乃山(左)

大相撲春場所(8日初日、エディオンアリーナ大阪)で大関とりに挑戦する関脇朝乃山(26=高砂)が初日前日の7日、大阪市内の部屋で最終調整を行った。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、史上初の無観客開催となる今場所。この日は本来なら、三役以上の力士は恒例行事の土俵祭りに出席するが、感染予防のため欠席することになった。新小結だった昨年九州場所から2場所連続で出席していた朝乃山だが「ルーティンとかはない。いつもと変わりません」と、晴れやかな表情。異例の場所へ、気持ちを入れ替えた。

初日は相四つの東前頭2枚目隠岐の海(34=八角)との対戦が組まれた。白星スタートに向けて、この日は若い衆を相手に踏み込みを確認。右四つ、左上手の感覚を刻み込んだ。「しっかり踏み込んで当たれていた。この感覚を忘れないようにしたい」。相手は関脇経験者のベテラン。過去7勝1敗と合口はいいが「しっかり自分の相撲を取るだけ。余計なことは考えたくない。明日につながる相撲を取っていきたい」と、気を引き締めた。

史上初の無観客開催となる本場所を翌日に控えても「想像つかない」と、イメージはまだ膨らんでいないが、腹はくくった。「気持ちをいつも通り、お客さんがいるみたいに取る。集中力が大事になる」。より精神力が問われる15日間へ、準備は整った。

若い衆を相手に立ち合いの確認をする朝乃山(左)
力士不在で執り行われた土俵祭り(撮影・鈴木正人)

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