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【大ちゃん大分析】前半を1敗で乗り切った正代 ひとまず目標はかど番脱出

明生(手前)を攻める正代(撮影・滝沢徹郎)

<大相撲夏場所>◇4日目◇12日◇東京・両国国技館

かど番の正代が前半の5日間を1敗で乗り切った。

明生は簡単な相手ではないが、左を入れるとその左からすくって起こし、最後は右も入れて圧力をかけた。終始、体幹を生かし前に出るという、正代らしい攻めの姿勢が見て取れた。あのすくい投げも、相手が大きかったら呼び込んで劣勢を招くこともあるが、そこは正代も考えていたと思う。体調は決して万全ではないだろう。優勝して大関昇進を決めた去年の秋場所のような、相手をはじき飛ばす立ち合いはまだない。ただ場所は、まだ3分の1を終えただけだ。今場所のひとまずの目標は、かど番脱出の8勝。その最低目標を中盤戦で早々にクリアして、精神的にも楽になればエンジンもかかるだろう。対戦相手も後半は関脇以上だから、気持ちもグッと盛り上がるはず。1差でついて行けば、乗った時の正代は強い。(元大関朝潮・日刊スポーツ評論家)

正代(手前)は明生を寄り倒しで破る(撮影・柴田隆二)

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北勝富士が顔面流血の熱闘、業師宇良鮮やか足取り/夏場所5日目写真特集

<大相撲夏場所>◇5日目◇13日◇東京・両国国技館

大関に復帰した照ノ富士が、勢いに乗る東前頭筆頭の若隆景を下して、ただ1人の5連勝を飾った。

4大関は2日連続でそろっての白星となった。かど番の正代は明生を破り、貴景勝は霧馬山を圧倒した。 朝乃山は翔猿と微妙な勝負となったが、3勝2敗と白星を先行させた。

5日目の取組を写真で振り返ります。

幕内

天空海突き落とし炎鵬

天空海(左)を突き落としで破る炎鵬(撮影・滝沢徹郎)


石浦送り出し千代大龍

千代大龍(右)を送り出しで破る石浦(撮影・滝沢徹郎)

☆石浦 左が入ったんで。一発でもっていかれないようにしっかり当たっていきました。


千代丸押し出し大奄美

千代丸(左)の足が先に出て大奄美が押し出しで勝利した。行司差し違いで大奄美が勝利した(撮影・柴田隆二)

☆大奄美 (土俵際の攻防で行司軍配差し違えで勝利)勝てて良かった。ラッキーですね。勝ち越さないといけないので頑張ります。

★千代丸 (最後の勝負は)微妙な感じだったと思う。ここまで3勝2敗で白星先行してるんで、体は動けていると思う。


明瀬山突き落とし魁聖

明瀬山(下)を突き落としで破る魁聖(撮影・滝沢徹郎)

☆魁聖 先場所はもろ差しになられて負けている。今場所はもろ差しにならないようにという立ち合いだった。最後は突き落とせて良かった。


琴恵光押し出し隠岐の海

隠岐の海(左)を押し出しで破る琴恵光(撮影・滝沢徹郎)

☆琴恵光 まわしを取られず、自分から攻めることができてよかったです。


玉鷲押し出し千代翔馬

千代翔馬(右)を攻める玉鷲(撮影・滝沢徹郎)


志摩ノ海引き落とし琴ノ若

志摩ノ海(左)を攻める琴ノ若(撮影・滝沢徹郎)

☆琴ノ若 下からあてがわれても落ち着いて取れた。苦しい体勢になっても慌てずに対応できるというか、そういうのもできるようになってきた。


照強押し出し遠藤

照強(手前)を押し出しで破る遠藤(撮影・滝沢徹郎)


剣翔引き落とし

輝(左)は剣翔を引き落としで破る(撮影・柴田隆二)

☆輝 しっかりと落ち着いて冷静に相撲が取れた。内容自体はそれほど悪くはないと思う。この調子で明日からも頑張るだけです。(兄弟子の勝武士さんが亡くなって1年)もう1年たってしまったのかという気持ちと、それだけに今日は負けたくない気持ちだった。(勝武士さんは)兄のような存在でした。

★剣翔 立ち合いは悪くなかったが、足が流れてしまった。あとは気持ちの問題ですね。切り替えていきたい。


英乃海引き落とし宝富士

宝富士(右)を引き落としで破る英乃海(撮影・滝沢徹郎)

☆英乃海 けんか四つなんで立ち合い迷った。体は動いていると思います。


栃ノ心引き落とし阿武咲

阿武咲(上)は栃ノ心を引き落としで破る(撮影・柴田隆二)


豊昇龍寄り切り逸ノ城

逸ノ城(奥)を寄り切りで破った豊昇龍(撮影・滝沢徹郎)

☆豊昇龍 怖がらずに真っすぐ当たることが出来て良かった。(明日の照ノ富士戦は)楽しみ。勝ち負けはどうでもいいので、胸を借りて勉強と思ってぶつかりたい。


妙義龍小手投げ北勝富士

妙義龍(左)は北勝富士を小手投げで破る(撮影・柴田隆二)

妙義龍との取り組みで流血した北勝富士(撮影・滝沢徹郎)

☆妙義龍 今日はなんやかんやで勝ったので自分らしさは出ていない。明日は大関戦を組んでもらったので、切り替えて、集中して頑張ります。


御嶽海押し出し隆の勝

隆の勝(奥)を押し出しで破る御嶽海(撮影・滝沢徹郎)


高安押し倒し大栄翔

高安(右)は大栄翔を押し倒しで破る(撮影・柴田隆二)

☆高安 今日は前向きな相撲を取ろうと思った。昨日はふがいない相撲を取ったけど、明日につなげたい。(今場所は)家族に癒やされながらメリハリつけて臨めている。明日からも励みに頑張りたい。


若隆景寄り切り照ノ富士

若隆景(手前)を攻める照ノ富士(撮影・滝沢徹郎)

☆照ノ富士 土俵に上がってから迷いが出てしまったので、相撲もじっくり見ていこうと思っていました。(若隆景は)何でもしてくる相手ですから、いろいろ考えちゃった。


正代寄り倒し明生

明生(右)を寄り倒しで破った正代は勢い余って転ぶ(撮影・滝沢徹郎)


霧馬山はたき込み貴景勝

霧馬山(左)を攻める貴景勝(撮影・滝沢徹郎)

☆貴景勝 (2日連続の4大関安泰)自分が集中しきることがそういうことにつながる。とにかく一番一番に集中して明日もやっていく。場所中は夢中でやるしかない。とにかく明日の相撲に集中してやるだけです。


朝乃山上手投げ翔猿

朝乃山(奥)は翔猿を上手投げで破る(撮影・柴田隆二)

朝乃山(左)は上手投げで翔猿を破る(撮影・小沢裕)

翔猿(下)は朝乃山に上手投げで敗れる(撮影・滝沢徹郎)

翔猿(右)は朝乃山に上手投げで敗れる(撮影・滝沢徹郎)

5日目の幕内土俵入り(撮影・柴田隆二)

十両

白鷹山足取り宇良

宇良(右)は白鷹山を足取りで破る(撮影・柴田隆二)

宇良(右)は白鷹山を足取りで破る(撮影・柴田隆二)

宇良(右)は白鷹山を足取りで破る(撮影・柴田隆二)

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若隆景3大関撃破ならず「やっぱり強い」照ノ富士を押し込めず寄り切られる

照ノ富士(奥)は若隆景を寄り切りで破る(撮影・柴田隆二)

<大相撲夏場所>◇5日目◇13日◇東京・両国国技館

東前頭筆頭若隆景(26=荒汐)が、大関照ノ富士に寄り切りで負けて、3大関撃破とはいかなかった。

立ち合いすぐに、はず押しで攻めたが押し込めず。1度距離を取って再度、はず押しから中に潜り込もうと試みた。低い姿勢で中に入り込んで右を差したが、差した右腕を抱えられて振られた。思わず体勢を崩して寄り切られ「先に攻めるつもりでいきましたけど、やっぱり強いですね」と脱帽した。

序盤戦を終えて朝乃山、正代と2大関を撃破し、関脇高安からも白星を挙げるなど、3勝2敗ながらも存在感を示している。新三役への期待が高まるが「1日一番、自分の相撲を取りきることだけを意識したい」と話すなど、今は目の前の一番に集中する。

照ノ富士(左)は若隆景を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)

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高安突き押し負けず4勝「今日は前向きな相撲取ろう」前日初黒星も連敗せず

大栄翔(右)の突き押しをこらえる高安(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇5日目◇13日◇東京・両国国技館

関脇高安(31=田子ノ浦)が、小結大栄翔を押し倒して4勝目を挙げた。大栄翔の突き押しに対して、高安も負けじと突き押しで対抗。大栄翔を土俵際に追い込むと。右からの強烈な突きで押し倒した。4日目に今場所初黒星を喫するも連敗は許さず。「昨日はふがいない相撲だったので、今日は前向きな相撲を取ろうと思っていた」と話した。

2月に地元・北海道で里帰り出産した演歌歌手の杜このみ夫人と長女との新生活が、3月の春場所後に始まった。合間を見ながら家事もこなす父は「家族に癒やされながらメリハリをつけて臨めている。明日からも励みに頑張りたい」と気合を入れた。先場所は惜しくも届かなかった初優勝に向けて「守る相撲ではなく積極的に攻める相撲を目指したい」と引き締めた。

高安(右)は大栄翔を押し倒しで破る(撮影・柴田隆二)

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八角理事長は好調大関陣解説 照ノ富士に「安定感」、貴景勝「まだ様子見」

若隆景(手前)を攻める照ノ富士(撮影・滝沢徹郎)

<大相撲夏場所>◇5日目◇13日◇東京・両国国技館

3大関の先場所は11、12日目の2回しかなかった大関白星そろい踏みが、4大関で迎えた今場所、早くも前半5日目を終え3回目の安泰となった。無傷の照ノ富士(29=伊勢ケ浜)を1差で貴景勝(24=常盤山)と正代(29=時津風)が追う展開で、久しぶりの大関優勝の期待がかかる。

   ◇   ◇   ◇

日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は、2大関を撃破している若隆景(26=荒汐)の挑戦をアッサリ退けた照ノ富士の好調ぶりを「今日にしても攻めている相撲に安定感がある。相手を正面に置いて冷静に取っている」と評した。霧馬山(25=陸奥)に完勝した貴景勝の前半5日間は「まずまずじゃないでしょうか。まだまだ様子見という感じでは」とエンジン全開と言わないまでも、無難な前半戦を評価。やはり1差につける、かど番の正代についても「(前半戦を)何とか乗り切ったという感じでは。突き落としは危なかったが、左の差し手が効いていた」とし「初優勝した時のような腰は高くても(相手を)いっぺんに持っていく相撲を目指してほしい」と馬力不足ながら今後に期待。最後は尻もちをつくような格好で3勝目を挙げた朝乃山(27=高砂)については「慌ててはいなかった。思い切り大きい相撲を取るのも1つ(大事なこと)」と、最後の4番を締めた大関陣を、それぞれの切り口で解説した。

霧馬山(左)を攻める貴景勝(撮影・滝沢徹郎)

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正代3連勝、かど番脱出に前進「体は動いている方、このまま取り切れたら」

明生(手前)を攻める正代(撮影・滝沢徹郎)

<大相撲夏場所>◇5日目◇13日◇東京・両国国技館

正代が3連勝で4勝1敗とし、かど番脱出に前進した。

「立ち遅れたかな。左がささってくれたんで、我慢して攻められたのがよかった」。先場所は黒星を喫した明生が相手だった。落ち着いて取り切った白星に「先場所に比べたら状態はいいのかな」。まずは勝ち越して2度目のかど番を脱したい。「体は動いている方だと思うんで、このまま取り切れたらと思います」と手応えを口にした。

正代(右)は明生を寄り倒しで破る(撮影・小沢裕)
正代(手前)は明生を寄り倒しで破る(撮影・柴田隆二)

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朝乃山が白星先行「何をしてくるか分からない」翔猿を上手投げで下す

朝乃山(左)は上手投げで翔猿を破る(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇5日目◇13日◇東京・両国国技館

朝乃山が翔猿を上手投げで下し、3勝2敗と白星を先行させた。

初顔だが「何をしてくるか分からないんで」と警戒。慎重に相手の動きを見極め、最後は危ない場面もありながら勝ちきった。「しっかり、どっしりした相撲をとりたい。また明日から自分の相撲を取りきりたいです」と反省をにじませた。

朝乃山(右)は翔猿を上手投げで破る(撮影・柴田隆二)
翔猿(下)は朝乃山の足にしがみつくが、上手投げで敗れる(撮影・滝沢徹郎)

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貴景勝3連勝「とにかく集中。夢中でやるしかない」 2日連続4大関安泰

霧馬山(左)を攻める貴景勝(撮影・滝沢徹郎)

<大相撲夏場所>◇5日目◇13日◇東京・両国国技館

大関貴景勝(24=常盤山)が1敗を守って序盤5日間を終えた。

東前頭4枚目霧馬山を下して4勝目。機敏に動き回る相手に対し、立ち合いから一気に持っていくことはできなかったが、まわしを求めにきたところでタイミング良くはたき込んだ。

2日目に小結御嶽海に敗れて初黒星を喫したものの、立て直して3連勝。2日連続で4大関が安泰となったことについては「自分が集中しきることがそういうことにつながる。とにかく一番一番に集中して明日もやっていく。場所中は夢中でやるしかない。とにかく明日の相撲に集中してやるだけです」と強調した。

霧馬山(左)をはたき込みで破る貴景勝(撮影・滝沢徹郎)

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照ノ富士、若隆景を退け唯一無傷の5連勝 連覇へ淡々「始まったばかり」

若隆景(手前)を攻める照ノ富士(撮影・滝沢徹郎)

<大相撲夏場所>◇5日目◇13日◇東京・両国国技館

大関に返り咲いた照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が、今場所2大関を破って好調の東前頭筆頭若隆景(26=荒汐)を退け、初日から唯一無傷の5連勝を飾った。

相手のはず押しに攻めあぐねて、なかなかつかまえることはできなかったが、右を抱えると照ノ富士のペース。小手に振りまわして体勢を崩し、すばやく体を寄せた。

4日目までに2大関を倒している相手だけに「土俵に上がってから迷いが出てしまったので、相撲もじっくり見ていこうと思っていました。何でもしてくる相手ですから、いろいろ考えちゃった」と警戒心を持って臨んだという。

前日4日目に単独トップに浮上し、この日も万全の内容で白星を挙げた。大関復帰が懸かった先場所は12勝3敗で自身3度目の優勝を果たした。連覇に向けて、最高の形で序盤5日間を終えたが「始まったばかりなので」と淡々としていた。

照ノ富士(左)は若隆景を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)

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照ノ富士ただ1人の5連勝 かど番の正代ら4大関2日連続そろって白星

若隆景(手前)を攻める照ノ富(撮影・滝沢徹郎)

<大相撲夏場所>◇4日日◇12日◇東京・両国国技館

大関に復帰した照ノ富士が、勢いに乗る東前頭筆頭の若隆景を下して、ただ1人の5連勝を飾った。

4大関は2日連続でそろっての白星となった。かど番の正代は明生を破り、貴景勝は霧馬山を圧倒した。

朝乃山は翔猿と微妙な勝負となったが、3勝2敗と白星を先行させた。

関脇高安、小結御嶽海と実力者が4勝目をあげた。

明生(手前)を寄り倒しで破る正代(撮影・滝沢徹郎)

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炎鵬ようやく初日「相手に勝つ前に自分に勝てるように」天空海突き落とす

天空海(左)を突き落としで破る炎鵬(撮影・滝沢徹郎)

<大相撲夏場所>◇5日目◇13日◇東京・両国国技館

人気小兵の東十両筆頭炎鵬(26=宮城野)にようやく初日が出た。

懸命の相撲だった。初日から4連敗で迎えた天空海戦。得意の左を差して回り込みながら勝機をうかがい、最後は右に開いて突き落とし。「とにかく必死に相撲を取りました」と汗をぬぐった。

2日目の宇良戦で右肘を痛め、サポーターを着用して取組に臨んでいる。「土俵に上がっている以上は自分のできることを。相手に勝つ前に、自分に勝てるようにやっていければ」と覚悟を持って土俵に上がっている。

昨年11月場所後に十両陥落。「早くまた幕内の土俵に戻れたら」と幕内復帰を誓う。

この日の朝は稽古場で横綱白鵬から「頑張れよ」と言葉をかけてもらったという。休場中の兄弟子の分も土俵で存在感を示したい。

炎鵬(上)は天空海を突き落としで破る(撮影・柴田隆二)
炎鵬は天空海を突き落としで破り懸賞金を受け取る(撮影・柴田隆二)

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幕内復帰を目指す宇良4勝目、低く潜り込み足取りで白鷹山下す

宇良(右)は白鷹山を足取りで破る(撮影・柴田隆二)

<大相撲夏場所>◇5日目◇13日◇東京・両国国技館

幕内復帰を目指す人気力士の西十両2枚目宇良(28=木瀬)が、東十両3枚目白鷹山(26=高田川)を足取りで下し、4勝1敗で序盤5日間を終えた。

白鷹山に突っ張られたが低く潜り込み、相手の左足を取って持っていった。

前日4日目に初黒星を喫したが連敗は許さなかった。序盤5日間が終了。「長いですよね。まだ5番しか取っていない」と苦笑いを浮かべた。

関取復帰を果たして4場所目。今場所の成績次第では、17年九州場所以来の幕内復帰が決まる。「力を出し切ってという気持ちが大きい。(幕内復帰の)意識は全然していないです。また白星を重ねていければいい」と話した。

白鷹山(左)を攻める宇良(撮影・滝沢徹郎)
白鷹山(左)を攻める宇良(撮影・滝沢徹郎)

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白鷹山が業師宇良に足取りで敗れ2勝3敗 勝武士さん死去から1年奮闘誓う

宇良(手前)に足取りで敗れる白鷹山(撮影・滝沢徹郎)

<大相撲夏場所>◇5日目◇13日◇東京・両国国技館

東十両3枚目白鷹山(26=高田川)が、西十両2枚目宇良に敗れ、序盤戦を2勝3敗で終えた。相手の動きをうかがうように、立ち合いは踏み込みすぎずに立つようにして当たった。「受けたというより相手の動きに合わせて動こうと思った」と業師の動きを警戒するも、タイミングよく中に入られて足取りで敗れた。

この日、同部屋の三段目力士、勝武士さんが新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全で死去してから1年を迎えた。朝は稽古場で黙とうをささげた。白星を飾ることはできなかったが「勝武士さんの魂はいつも僕たちを見守ってくれていると思うので頑張るだけです」と奮闘を誓った。

宇良(右)は白鷹山を足取りで破る(撮影・柴田隆二)
宇良(右)は白鷹山を足取りで破る(撮影・柴田隆二)

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大鵬の孫・十両王鵬6発で突き出し白星先行「今はいい相撲が取れている」

荒篤山(手前)を攻める王鵬(撮影・滝沢徹郎)

<大相撲夏場所>◇5日目◇13日◇東京・両国国技館

元横綱大鵬の孫で元関脇貴闘力の三男、西十両14枚目王鵬(21=大嶽)が、東幕下筆頭荒篤山(27=荒汐)を突き出して3勝2敗と白星を先行させた。

押し合いで終始優勢。相手を常に正面に置き、計6発で土俵外に持っていった。「相手も突き相撲だったので、今日はまわしを取らないようにということだけ(意識した)。体の調子もどんどん上がっていくと思う。星が並んでしまう方なので、1個でも白星を積めたらいい」と振り返った。

新十両だった1月の初場所は5勝10敗とはね返された。関取として初めての勝ち越しを目指す今場所。「(突き押しの)威力が上がっているというよりは、しっかり当てていると思う。今はいい相撲が取れている」と話した。

荒篤山(左)を攻める王鵬(撮影・滝沢徹郎)

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勝武士さん死去から1年、高田川親方「みんな今も共にいると思っている」

勝武士さん(2017年2月11日撮影)

<大相撲夏場所>◇5日目◇13日◇東京・両国国技館

新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全のため三段目力士、勝武士さん(本名・末武清孝)が死去してから1年を迎えた。

師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)が、報道陣の電話取材に対応。この日朝に部屋の力士ら全員で黙とうをささげたという。高田川親方は「いろんなことがあったので一言では言えない」とさまざまな思いを胸に黙とうをささげた。

勝武士さんが新型コロナに感染したのは、昨年の4月だった。同月には高田川親方、十両白鷹山らの感染者が判明するなど、高田川部屋で集団感染が起こり、未知のウイルスの怖さを知った。同月に政府が発令した緊急事態宣言は5月に延長が決定。夏場所が中止となり、日本相撲協会も新型コロナ対策に躍起となっていた。そんな時に、勝武士さんが28歳の若さでこの世を去り、角界が大きな悲しみに包まれた。

今もウイルスは日本全国で猛威を振るい、角界も脅かされている。昨年夏場所こそ中止となったが、翌7月場所以降は新型コロナ対策を徹底するなどして本場所を開催してきた。高田川親方は「みんな今も勝武士が共にいると思っている。恥ずかしくない相撲を」と弟子らに奮闘を期待した。

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“おにぎり君”で人気の隆の勝「右を差されないように」左四つの展開制す

妙義龍(左)を攻める隆の勝(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇4日目◇12日◇東京・両国国技館

「おにぎり君」で人気の隆の勝(26=常盤山)が、左四つの展開を制した。

左下手を取って組み止めると、右はおっつけて寄り立てた。左を差す相撲は珍しいが「落ち着いて相手を見ながら前に出られた。とにかく右を差されないように意識して相撲を取れた」と納得顔。この日から観客も入り「拍手もある分やる気も違う」と気持ちを高ぶらせた。

妙義龍(下)を寄り切りで破った隆の勝(撮影・鈴木正人)

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照ノ富士4連勝 天空海は取り直しで大銀杏ほどける熱戦/4日目写真特集

<大相撲夏場所>◇4日目◇12日◇東京・両国国技館

東前頭筆頭の若隆景が勢いに乗って、初日から3連勝だった高安も撃破した。低い立ち合いで右からおっつけ、最後は両はずで前に出て押し出した。大関連破に続き、大関経験の実力者にも完勝し、2日目から3連勝と今場所の主役候補に躍り出た。

4大関は初日以来のそろっての白星となった。照ノ富士は御嶽海との“全勝対決”。立ち合いで左上手を引いた照ノ富士が、一気に圧力をかけて、相手に何もさせずに寄り切った。 

連敗中だった朝乃山は、北勝富士に攻め込まれながら、差した右からすくって体勢を逆転して寄り切り、星を五分に戻した。かど番の大関正代は、翔猿を寄り切った。貴景勝は明生を立ち合いから圧倒して、ともに3勝1敗とした。

4日目の取組を写真で振り返ります。

幕内

魁聖寄り切り千代大龍

千代大龍(右)を寄り切りで破る魁聖(撮影・鈴木正人)

☆魁聖 お客さんがいるのは全然違う。拍手があるだけでうれしい。土俵入りの時に(観客席に)知り合いがいるのが見えると気合が入る。今日はいませんでしたけど。

明瀬山下手投げ石浦

明瀬山(手前)を下手投げで破る石浦(撮影・河田真司)

天空海肩透かし大奄美

大奄美(左)と天空海の取り組みは同体となり取り直しとなる(撮影・滝沢徹郎) 

天空海(右)を肩透かしで破る大奄美(撮影・滝沢徹郎) 

大奄美に敗れた天空海(撮影・滝沢徹郎) 

取り直しの一番で大奄美に肩すかしで敗れ、大銀杏が崩れた状態で引き揚げる天空海(撮影・河田真司)

琴恵光突き落とし千代丸

琴恵光(右)を突き落としで破る千代丸(撮影・鈴木正人)

千代丸(右)に突き落としで敗れる琴恵光(撮影・河田真司)

☆千代丸 立ち合いから攻めきれなかったが、右がいいところに入った。お客さん入った方が気合入ります。調子いい感じです。

隠岐の海上手投げ千代翔馬

隠岐の海(右)を上手投げで破る千代翔馬(撮影・滝沢徹郎) 

☆千代翔馬 立ち合いは一番ダメ。当たれなかった。

玉鷲押し出し琴ノ若

玉鷲(右)を押し出しで破る琴ノ若(撮影・滝沢徹郎) 

☆琴ノ若 昨日1つ勝ったが内容はよくなかった。お客さんが入ってくれて、そこを自分の流れになればと思います。

照強突き落とし

照強(下)を突き落としで破る輝(撮影・鈴木正人)

☆輝 しっかり我慢できて、いい流れになったと思う。体がちゃんと動いてくれた。

剣翔突き落とし志摩ノ海

剣翔(右)を突き落としで破る志摩ノ海(撮影・鈴木正人)

☆志摩ノ海 張り差しにいって(相手の)右が入ったんで、反応で突き落としにいったと思う。体は反応できている。もっと前に出る相撲がとれれば。

遠藤寄り切り宝富士

遠藤(手前)に寄り切りで敗れる宝富士(撮影・滝沢徹郎) 

英乃海寄り切り栃ノ心

栃ノ心(右)を寄り切りで破る英乃海(撮影・河田真司)

逸ノ城はたき込み阿武咲

阿武咲(左)をはたき込みで破る逸ノ城(撮影・鈴木正人)

霧馬山上手出し投げ豊昇龍

豊昇龍(左)を上手出し投げで破る霧馬山(撮影・河田真司)

千代の国不戦大栄翔

千代の国が欠場のため大栄翔の不戦勝となる(撮影・滝沢徹郎) 

高安押し出し若隆景

高安(左)を押し出しで破る若隆景(撮影・滝沢徹郎) 

☆若隆景 下から前に出られたのが良かった。下から差されないように攻められた。

妙義龍寄り切り隆の勝

妙義龍(左)を寄り切りで破る隆の勝(撮影・滝沢徹郎) 

☆隆の勝 落ち着いて相手を見ながら前に出られたので良かった。とにかく右を差されないように意識して相撲を取れたのかなと思う。

正代押し出し翔猿

翔猿(手前)を押し出しで破る正代(撮影・滝沢徹郎) 

明生押し倒し貴景勝

明生(手前)を押し倒しで破る貴景勝(撮影・滝沢徹郎) 

☆貴景勝 (この日から観客が入る)お客さんがいる方が盛り上がる。どっちにしろ力を出すことを最初にやっていかないといけない。拍手いただけるのはありがたいこと。プラスにして明日もやっていきたい。

朝乃山寄り切り北勝富士

北勝富士(手前)の攻めを土俵際で耐える朝乃山(撮影・滝沢徹郎) 

北勝富士(右)を寄り切りで破る朝乃山(撮影・河田真司)

御嶽海寄り切り照ノ富士

御嶽海(左)を攻める照ノ富士(撮影・河田真司)

御嶽海(左)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

御嶽海(左)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

御嶽海を寄り切りで破り、懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる照ノ富士(撮影・河田真司)

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連勝の貴景勝「自分にとってありがたい」国技館に熱気戻りファンへ感謝

明生を破り懸賞を手に引き揚げる貴景勝(撮影・滝沢徹郎) 

<大相撲夏場所>◇4日目◇12日◇東京・両国国技館

国技館に熱気が戻ってきた。この日から上限5000人で観客を入れて開催。大関貴景勝(24=常盤山)がファンの見守る中、今場所初の連勝を飾った。先場所に敗れた東前頭2枚目明生を押し出して3勝目。入場制限が緩和された昨年11月場所では、大関として初優勝を果たした。ファンへの感謝を胸に、残り11日間を戦う。勝ちっ放しは大関照ノ富士ただ1人となった。

   ◇   ◇   ◇

番付の違いを見せつけた。明生のかち上げをはじき返すと、利き手の左から強烈なおっつけを見舞う。横向きにさせて一押し。今場所初めて訪れた観客に、持ち味の突き押し相撲を存分に見せつけた。

春場所で黒星を喫した相手に何もさせなかった。「集中して明日もやりたい」と淡々と振り返る。土俵下で取組を見守った幕内後半戦の高田川審判長(元関脇安芸乃島)は「当たりがいい。だから自分のリズムで相撲が運べている」と称賛。「4大関が引っ張っていってほしい」と話す同審判長の期待に応えるように、初日以来、今場所2度目の4大関安泰に貢献した。

会場の“温度”からファンのありがたみを感じ取っている。前場所から観客の上限が2500人から5000人に緩和された昨年11月場所では、初日の取組を終えて「花道より土俵の方が温かくなる。2500人のときには感じられなかった。自分にとってありがたい」と話した。同場所では大関として初めての優勝。観客の存在が励みになった。

「拍手をいただけるのはありがたいこと」とこの日も感謝。ファンを大事にするからこそ、テレビ越しに応援するファンにも力強い相撲を届ける。「(有観客と無観客)どっちも均等に力を出さないといけない」と決意を新たにした。昨年は協会公式アプリの有料会員が選ぶ「敢闘精神あふれる力士」で、最多12回の1位を獲得。人気、実力を兼ね備える24歳は期待を力に変えていく。【佐藤礼征】

○…夏場所4日目から有観客開催となった。日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「拍手だけの応援かもしれないが力士には励みになる」と感謝した。緊急事態宣言を受け、同場所の入場券販売を4月27日で売り止めにして以降、再販売や当日券の販売はない。販売当初から1日あたりの観客数は5000人が上限。4日目から千秋楽までの12日間分で売れた入場券は約3万枚と春場所よりも少ないが「お客さんがいるのといないのでは違う」と話した。

明生(右)を押し倒しで破る貴景勝(撮影・鈴木正人)

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国技館に観客戻る「拍手あるのとないので違う」理事長感謝 夏場所

有観客での幕内土俵入り(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇4日目◇12日◇東京・両国国技館

4日目から館内にファンが戻ってきた。新型コロナウイルスの感染防止策として、この日から緊急事態宣言が延長されたが、東京都のイベント緩和策により、集客が可能となった。

日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は、あらためてファンに感謝の意を示した。報道陣の電話取材に応じ「こうやって(国技館に)来ていただけるのは、本当にありがたいです」と話した。

声援は自粛を求めるが拍手が力士の背中を後押しする。「拍手があるのと、ないのとでは違います。力士も、シーンとした中で相撲を取るのとでは全然、違います」と心情を察した上で「気合のこもった相撲を取ってほしい」と期待した。

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照ノ富士完勝、169キロ御嶽海浮かせた「逆に踏み込み押し込んだ」理事長

御嶽海(左)を攻める照ノ富士(撮影・河田真司)

<大相撲夏場所>◇4日目◇12日◇東京・両国国技館

初日に続き4大関安泰の一日となった。注目は結びの一番の全勝対決。熱戦が期待されたが、大関照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が、優勝2回の実力者で小結の御嶽海(28=出羽海)に完勝し、早くも4日目にして単独トップに立った。

報道陣の電話取材に応じた協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)は、取組前に「御嶽海に勝機があるとすれば」と問われ「いい当たりをして距離を保つこと。(照ノ富士に)押し込まれて(そこから)押し返すには馬力不足だから、いい当たりをすること。御嶽海には『勝機は逃さない』という攻めの厳しさがある」と見通しを語っていた。

だが勝負は、あっけないほど照ノ富士が実力差を示した。立ち合いから押し込んだのは照ノ富士。下がりながら御嶽海も浅い二本差しとなったが、いかんせん窮屈な体勢に。御嶽海の両腕を挟み付けるように絞りながら、両前まわしを引きつけると、169キロの御嶽海がフワリと浮くほどの強烈な引きつけだった。盤石の相撲で寄り切り。同理事長も「立ち合いから押し込まれない。逆に踏み込んで押し込んだから、まわしも取れる。御嶽海には反撃する力がなかった」と照ノ富士の強さを説いていた。

御嶽海(左)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

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