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同門井上尚弥が刺激、中嶋一輝が21日に王座初挑戦「KOでみせたい」

21日に東洋太平洋バンタム級王座決定戦でベルトを狙う同級4位中嶋一輝

ボクシングの19年GOD,LEFTバンタム級トーナメント覇者中嶋一輝(27=大橋)がプロ転向4年目で初王座を狙う。

21日、東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル77大会(日刊スポーツ新聞社後援)で、千葉開(28=横浜光)との東洋太平洋バンタム級王座決定戦に臨む。現在6連勝中の千葉との対決を控え、中嶋は同門のWBAスーパー、IBF世界同級王者井上尚弥(28)らとのスパーリングで調整してきた。

特に同学年の井上とは計4度、スパーリングで拳を交えたという。「引き出しがどんどん見えて対応しきれなかったです。そういう攻め方もあるんやと思いました」と驚きの連続だったという中嶋は「ずっと目標にしていた(選手)。めちゃくちゃ強いと思っていましたが、あんなに違うのかと。1番は悔しかったです」と振り返る。

その姿に師匠の大橋秀行会長(56)は「尚弥とスパーリングする選手はやられるのが当たり前だから『すごいですね』で終わる。しかし中嶋は明らかに悔しそうな態度を示した。この悔しさがあるから、中嶋はもっともっと強くなれる」と大きな期待を寄せている。

今回の王座挑戦決定後からフィジカルトレーニングも増やし、週1回の階段トレに取り組んできた。米プロモート大手トップランク社と契約を結ぶIBF世界スーパーライト級10位の同門、平岡アンディ(24)と走り込み合宿も慣行。下半身強化への手応えもある中嶋は「今までもずっと試合は格の違いをみせつける思いでやってきたので今回も同じ。KOでみせたい」と強い決意をにじませていた。

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【評論】高山勝成TKO負けも持ち味は十分に出した内容/大橋秀行氏

王者ソトと戦う高山(AP)

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇8日(日本時間9日)◇米国テキサス州アーリントン

挑戦者の同級11位・高山勝成(37=寝屋川石田)が王者エルウィン・ソト(24=メキシコ)に9回TKOで敗れ、2階級制覇はならなかった。

  ◇   ◇   ◇

<大橋秀行氏の目>

判定までもつれたら分からない展開になりつつあっただけに、高山にとっては残念な結果だった。課題だった1回の動きは、やはり良くなく、少し腰が落ちてしまうほどの右ストレートを浴びてしまった。普通なら、あれで試合が終わってもおかしくないパンチだったが、2回以降に持ち前の連打で挽回していた。ソトの拳は的確かつ強く、有効打も多かったが、高山は粘りと気合で持ちこたえ、打ち返した。短期間での準備だったと思うが、持ち味は十分に出した内容。米国で大和魂をみせてくれた。

手数で上回っていただけに、高山が中盤から終盤にかけてポイントを奪い返すチャンスはあった。レフェリーストップが少し早かったとも感じるが、7、8回のソトの左強打や連打が効かされているようにみえたことが影響したのだろう。さらに9回は王者の軽いパンチ、強いパンチを自由自在に打たれ、レフェリーストップになりやすい展開を作られてしまったことも大きい。準備期間が十分にあったソト陣営に高山の戦いは研究し尽くされていたのではないだろうか。

またソトの一発-高山の連打という構図の試合展開で、軽量級ながらも米ボクシングの屋内観客数を更新する7万人を超える観衆をわかせていたのも非常に印象的だった。大舞台でも冷静で戦っていた高山の経験の豊富さを感じられた1戦でもあった。(元WBA、WBC世界ミニマム級王者)

王者ソトと戦う高山(AP)

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【評論】不調でも防衛の寺地拳四朗、日本記録可能性更にアップ/大橋秀行氏

2回、久田哲也(左)に右ストレートでダウンを奪う寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇エディオンアリーナ大阪

王者寺地拳四朗(29=BMB)が、号泣の8度目防衛を飾った。同級1位久田哲也(36=ハラダ)から2回にワンツーでダウンを奪って優位に進め、大差判定3-0で勝利した。

 ◇   ◇   ◇

<大橋秀行氏の目>

防衛に成功した寺地の出来は普段の50%ぐらいだったのではないか。過去の試合よりも動きがスローに感じた。2回に左ジャブの相打ちからの右でダウンを奪ったが、あの左ジャブが相打ちになるシーンは、これまで見たことがなかった。不祥事で謹慎し、奉仕活動を続けた上での世界戦は相当な重圧だっただろうと感じた。

不調の中でもペースを握ることができたのは、ステップの速さ、タイミングの良い左ジャブ、多彩な右を持っていたからだろう。ワンツーの右ストレート強度を巧みに変え、かつ同じモーションで右アッパーも放っていた。接近戦のボディーブローの打ち合いも勝り、技術が光った。本当はKOで倒したかっただろうが、不調を乗り越えて判定勝ちできたのは収穫。日本記録の13回防衛を破る可能性は、さらに高まったといえる。

一方の久田は全てを出し切った。王者の左ジャブをもらわず、持ち味の強打を狙う意図は伝わったが、中盤になるとパンチに力がなかった。中盤までに強打で勝負をかけても良かったかなと思う。ポイントは大差だったものの、久田は大健闘だった。(元WBA、WBC世界ミニマム級王者)

試合後のインタビューで涙を見せる寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

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井上尚弥の偽物サイン入りグローブなど無断販売 サイン写真に虚偽説明も

ボクシングWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)のサイン入りグローブ、トランクスなどの偽物商品が無断で販売されていたことが分かった。16日、所属ジムの大橋秀行会長(56)が自らのSNS投稿で報告した。

今年に入って複数の業者のウェブサイトやインスタグラムで井上の直筆サイン入りグローブの偽物商品が販売されていることが判明。無断で販売していた富山県入善町にある株式会社藤塚モーターズ、愛知・名古屋市のワールドスポーツコミュニティに対して抗議を入れ、3月末まで謝罪文を受け取ったという。同会長は2社の承諾を得て、それぞれの謝罪文の写真もSNSに投稿した。

特に正規品販売をうたっている藤塚モータース側は大橋会長が米国で撮影した井上のサインする姿の写真を無断で掲載。「ガラス越しのかなり離れた場所から望遠レンズで撮影」したと虚偽の説明も付け加え、信用を高めようとしていた。また偽物の鑑定書も製作し、ワールドスポーツコミュニティ側に商品を販売していたという。

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那須川天心はスピードがあり、強烈な左カウンターが素晴らしい/大橋秀行

皇治(左)にパンチを浴びせる那須川(2020年9月27日撮影)

私は以前から那須川選手のボクシング技術を評価してきた。3年前には、75年にプロ3戦目で世界王座を獲得したムエタイ出身のサンセク・ムアンスリン(タイ)の記録に並ぶのは、日本人で彼しかいないと感じていた。そして、あれからも順調に成長している。技術的にはスピードがあり、強烈な左カウンターを持っている。この2点が特に素晴らしい。キックボクシングにもボクシングにも通じるパンチ感覚を持っていると言っていい。

22年のうちにプロデビュー戦を計画しているそうだが、村田諒太選手のプロ初戦のように、日本王者と対戦してもいいのではないかというレベルにある。若いし、これから伸びしろも十分。ボクシングの階級で言えばバンタム級、スーパーバンタム級あたりだろう。世界を狙える階級であることも魅力だ。(元WBA、WBC世界ミニマム級王者、大橋ジム会長)

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大橋会長、岩佐の王座統一戦でTKO負け「再起を」

ムロジョン・アフマダエリエフと対戦する岩佐亮佑(AP)

<ボクシングIBF&WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇3日(日本時間4日)◇ウズベキスタン・タシケント

IBF世界スーパーバンタム級暫定王者岩佐亮佑(31=セレス)の2冠奪取はならなかった。

IBF&WBAスーパー世界同級王者ムロジョン・アフマダリエフ(26=ウズベキスタン)との王座統一戦に臨み、レフェリーストップによる5回1分30秒、TKO負けを喫した。19年12月の暫定王座奪取以来の試合となったが、アマ経験豊富な同国の英雄にアウェーで敗れた。本紙評論家で元WBA、WBC世界ミニマム級王者の大橋秀行氏(56=大橋ボクシングジム会長)が勝負の分かれ目を解説した。

  ◇  ◇  ◇

個人的には、ちょっとレフェリーストップが早かったかなと感じた。岩佐選手が相手ラッシュに合わせ、カウンターのタイミングを見計らっている時に止められた印象だった。しかし今は選手の安全面を考慮し、試合ストップが早い傾向にあるのも事実。レフェリー判断を尊重するしかない。

5回、最初に連打を浴びた岩佐選手だが、まだまだスタミナも残り、ダメージもなかったと思う。相打ち覚悟で勝負するシーンが来るのだろうと楽しみにしていたが、唐突に終わってしまった印象だ。何より岩佐選手本人が消化不良だっただろう。

開始1回の岩佐選手は非常に落ち着いていた。右ジャブが良く、ホームのアフマダリエフ選手の方が力んでいた。今まで海外試合を何度も経験している良い入りだったが、2回に入ると右ジャブの打ち合いで、打ち負けていた。あの打ち負ける姿は過去の世界戦でも、あまり見たことがない。勢いづいたアフマダリエフ選手の右ジャブ、ジャブと同じタイミングで右ボディーストレートを打ち込まれ、テクニックと引き出しの多さで押されていたところもある。5回には相手に狙われていたであろう左アッパーを被弾していた。あれは少し効いていたと思う。あの左アッパーの後ぐらいからレフェリーの頭に試合ストップが浮かんできたのだろう。

負けはしたものの、スーパーバンタム級で世界最高峰とされるアフマダリエフ選手とアウェーで互角に渡り合い、十分に実力は証明できたと思う。コンディションも仕上げ、試合の入り方も良かったが、それ以上にアフマダリエフ選手がホームアドバンテージを生かしたという内容だった。これが岩佐選手のラストというのは非常にもったいない。再起してほしいと願う。

ムロジョン・アフマダエリエフと対戦する岩佐亮佑(AP)
ムロジョン・アフマダエリエフに5回TKOで敗れた岩佐亮佑(AP)

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井上拓真が東洋王座返上「世界戦の準備」大橋会長

井上拓真(2021年1月14日撮影)

ボクシングの元WBC世界バンタム級暫定王者で現東洋太平洋同級王者の井上拓真(25=大橋)が同王座を返上すると27日、発表された。井上は今年1月に栗原慶太(28=一力)を9回負傷判定で下し、新王者となり東洋太平洋王座の2階級制覇に成功していた。所属ジムの大橋秀行会長(56)は「拓真の世界戦準備のための返上になります」と説明した。

また空位となった同王座は5月13日、東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル(日刊スポーツ新聞社後援)で同級4位中嶋一輝(27=大橋)-同級12位千葉開(28=横浜光)による決定戦が開催されることも合わせて発表された。

5月に東洋太平洋バンタム級王座決定戦に臨む同級4位中嶋一輝(提供:大橋ジム)

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井上尚弥6・19ベガス防衛戦「油断なく仕上げる」

井上尚弥(2021年1月21日撮影)

ボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)が6月19日、米ラスベガスでIBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)との防衛戦に臨むことに合意した。

25日(日本時間26日)、井上と契約を結ぶ米プロモート大手トップランク社のボブ・アラムCEOが井上の次戦について米メディアに明かしたことを受け、所属ジムの大橋秀行会長(56)が26日に取材対応。「当初は日本でやろうとしたが、コロナウイルスの状況で微妙になった。ほぼ合意です」と明かした。

昨年10月に米ラスベガスに初進出し、ジェーソン・モロニー(オーストラリア)に7回KO勝ちしており、2戦連続でラスベガスでの防衛戦となる。所属ジムを通じ、井上は「前戦から7カ月が経ちましたが、ようやく(防衛戦の)めどが立ちうれしく思います。IBFの指名試合になりますが、油断なく仕上げます。楽しみにしてくれているファンのためにも熱い試合をお見せします。応援よろしくお願いします」と意気込みを示した。WBA王座は5度目、IBF王座は3度目の防衛戦となる。既にダスマリナスと同じサウスポーの選手とスパーリングも開始している。

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元Jリーガーのダン、大橋ジムでプロテスト合格

大橋ジムからボクシングデビューする元Jリーガーのハウバート・ダンがプロテスト合格(提供:大橋ジム)

サッカーのJリーグ京都などでFWとして在籍した元Jリーガーのハウバート・ダン(33)が大橋ボクシングジムでプロボクサーに転向する。

大橋秀行会長(56)が26日、東京・後楽園ホールでのC級(4回戦)プロテストに合格したことを明かした。

リベリア人の父と日本人の母を持つダンは4歳の時、リベリアから横浜に移住。サッカー選手として名門の多々良学園(現高川学園)に進学し、全国高校選手権で4強に入った。愛知学院大時代の10年には当時のJ1京都に特別指定選手として登録し、リーグ戦4試合に出場。11年にはJ2でリーグ7試合に出場した。Jリーガー時代のサイズは185センチ、75キロ。中量級でのデビューとなりそうだ。

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京口宣言通り「横綱相撲」チャンス広がる/大橋秀行

京口紘人(2021年1月21日)

<ボクシング:WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日(日本時間14日)◇米テキサス州ダラス◇観衆約5000人

WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)が、米デビュー戦でV3に成功した。英プロモーターのマッチルームとの契約初戦。接近戦で優位に立つと、同級10位アクセル・アラゴン・ベガ(20=メキシコ)が右拳を負傷。レフェリーストップで5回1分32秒TKO勝ちした。

<大橋秀行の目>

技術的には王者京口が格上だった。ベガの身長の低さを想定した練習の成果だろう。実にコンパクトなアッパーを的確に打ち込んでいた。左アッパー、右オーバーハンドをヒットさせ、接近戦を狙うベガの突進を許さなかった。コロナ禍で約1年半もリングから遠ざかり、かつ米初陣だった。力んだパンチにもなりそうだが、無駄な力は抜けていた。逆に京口らしい強打が少ないようにも見え、海外調整が難しかったのかと心配したが、展開から想像すると中盤から終盤の勝負に出るつもりだったのだろう。

最後がベガの右手負傷という結末だったものの、本人が宣言していたような「横綱相撲」だった。何より今回は米初リングでKO勝ちすることが最優先。英マッチルームと契約した初試合をTKO勝ちでクリアした意味は大きい。次戦以降、統一戦など大きな試合を組んでもらえるチャンスが広がったのではないだろうか。(元WBA、WBC世界ミニマム級王者)

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元K1王者武居が衝撃103秒殺ボクシングデビュー

1回、高井(左)を攻める武居(撮影・鈴木みどり)

<プロボクシング:54・5キロ契約体重6回戦>◇11日◇東京・後楽園ホール

元K-1スーパーバンタム級王者武居由樹(24=大橋)が衝撃の「103秒殺」でボクシングデビュー戦を飾った。同じサウスポーの高井一憲(34=中日)との初陣に臨み、いきなり1回に右フックからの連打でダウンを奪取。立ち上がった高井に追い打ちの連打からの左フックを浴びせて2度目のダウンを奪い、1回1分43秒、レフェリーストップによるTKO勝利を収めた。

武居は「K-1からきた、大橋ジムの武居です。とりあえずデビュー戦はここから勝たないといけない。まずデビュー戦で勝ててよかった。最後のパンチは分からないです」と初々しい笑顔をみせた。K-1でプロ25戦を経験しており、K-1傘下のKrushで後楽園ホールでの試合も経験済み。競技は違うものの、昨年3月のK-1最大の祭典ケイズフェスタ3大会以来となるリングに「試合自体は1年ぶりでボクシングデビュー戦で後楽園ホールも久々で楽しめました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

3月1日からの一般販売のチケットは数十分で800枚近くが売り切れた。武居は「このコロナ禍でたくさんきてくれてうれしい。感謝の気持ちです。勝たなければいけないなと思いました。プレッシャーはありましたね。勝たなければいけない、みなさんの期待は感じましたが、力にできて良かったです」と入場時の胸中を明かした。

ボクシング界での目標はK-1王者時代と同じく、ボクシング世界王座の奪取となる。大橋秀行会長(56)も「素材としては2年以内に世界王者になれる。人を引きつけるスター性もある」と期待を寄せている。武居は「ボクシングにチャレンジにきた僕は挑戦者。こちらでも(世界)ベルト巻きたいし、ここでベルトを巻いたら歴史に残る選手になると思うので頑張りたい」と強い決意を示した。さらに東日本大震災から10年の3月11日にプロボクサーとしてデビューしたことに触れ「今日が3・11から10年で、きっと何かがあるのかなと思う。日本を背負えるようなボクサーになっていきたい」と強調していた。

1回、高井(奥)からダウンを奪いTKO勝ちしガッツポーズする武居(撮影・鈴木みどり)
1回、高井(左)を攻める武居(撮影・鈴木みどり)
1回、高井からダウンを奪いTKO勝ちしガッツポーズする武居(撮影・鈴木みどり)

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井上尚弥21年初戦6月 大橋会長が誕生日に明かす

8日に56歳の誕生日を迎え、元世界3階級制覇王者八重樫トレーナー(右)からプレゼントを受け取る大橋会長(撮影・藤中栄二)

元WBA、WBC世界ミニマム級王者で大橋ボクシングジム会長の大橋秀行氏が8日、56歳の誕生日を迎えた。

元世界3階級制覇王者八重樫東トレーナー(38)ら同ジムの選手たちから次々とプレゼントや祝福の言葉を受け取り、照れ笑いを浮かべた。21年も月2回のペースでフェニックスバトル興行(日刊スポーツ新聞社後援)を続ける予定で「(新型)コロナウイルスを倒したい」と強調しつつ「完全には無理だろうから、共存共栄も考えたい」と気を引き締めた。

また11日に東京・後楽園ホールでボクシングデビューを控える元K-1スーパーバンタム級王者武居由樹(24=大橋)に期待を寄せ「彼にはスター性がある。勝負はもちろん、人を引きつけるスター性が大事。タイミングなどもあるが、2年以内には世界王者になれる資質を持っている」とキッパリ。さらにWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)の21年初戦について「6月あたりを考えている」と明かした。井上はIBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)との指名試合が濃厚となっている。

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井上拓真が異例の早期スパー「鉄は熱いうちに」父

同門の松本亮(右)と4回のスパーリングに臨んだ井上拓真

ボクシングの元WBC世界バンタム級暫定王者井上拓真(25=大橋)が年内の世界王座返り咲きを見据え、早くもスパーリングを開始した。

14日に東洋太平洋同級王者栗原慶太(28=一力)に挑戦し、9回負傷判定勝ちを収めた井上は26日、神奈川の所属ジムで同門の元東洋太平洋スーパーフライ級王者松本亮(27)と4回のスパーリングを消化。試合から12日後で本格的な実戦トレに入った。

3日間休んだ後、既に18日からロードワークなどで体を動かしていたという井上は「試合のダメージは何もないし、(父)真吾トレーナーと相談してスパーリングを始めると決めました。1つ1つ、父も納得するような内容をみせていきたい」と充実した笑み。真吾トレーナーも「鉄は熱いうちにうて、の通り、良いイメージを継続するためにのスパーリング。良い内容だった」と合格点を出した。異例の早期スパーリング開始に大橋秀行会長も「恐るべき向上心です」と驚いていた。

19年11月、WBC世界同級正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)との王座統一戦に判定負けし、1年2カ月が経過。WBAスーパー・IBF世界同級王者の兄尚弥(27=大橋)と同じ時間帯で練習しており「年内には世界王座に再挑戦したい」と兄弟世界王者復活を目標に掲げている。その決意の表れとも言える早期スパーリング開始。「もう相手に付き合って打ち合ったりするのではなく、自分が思い描く試合、ボクシングスタイルをしていきたい」とイメージしながら、スパーリングを継続していく。

松本亮(左)とのスパーリングを消化した井上拓真

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前K1王者武居由樹も初参加、大橋ジム丹沢合宿開始

大橋ジムの丹沢合宿参加メンバー。左から清水、内田、八重樫トレーナー、武居、桑原、E&Jカシアスジムの内藤、平岡、中嶋(大橋ジム提供)

大橋ボクシングジムの所属ボクサーたちがこのほど神奈川・丹沢合宿を開始した。

元世界3階級制覇王者八重樫東、ジャスティス両トレーナーのもと、フィジカル強化を中心としたキャンプで、参加選手は3月11日、東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル76大会(日刊スポーツ新聞社後援)が中心。19年7月以来、約1年8カ月ぶりの国内試合を控えるIBF世界スーパーライト級12位平岡アンディ(24)をはじめ、東洋太平洋フライ級8位桑原拓(25)、内田勇心(18)、1月8日にボクシングのプロテストに合格した前K-1スーパーバンタム級王者武居由樹(24)も初参加した。

また5月13日、東京・後楽園ホールでのフェニックスバトル77大会で、WBOアジア・パシフィック・フェザー級王者森武蔵(21=薬師寺)との王座統一戦を控える東洋太平洋同級王者清水聡(34)や、日本バンタム級4位中嶋一輝(27)も合流。E・Jカシアスジムの内藤未来(28)も飛び入りで参加している。大橋秀行会長は「いい走り込みができています」と報告していた。

ダッシュする元K-1スーパーバンタム級王者でボクシング転向した武居(左)。右は八重樫トレーナー(大橋ジム提供)

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井上尚弥、IBFの指名試合に合意と米メディア

井上尚弥(2020年11月19日撮影)

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)がIBFの指名試合を受け入れたと15日(日本時間16日)、米メディア「ボクシングシーン」が報じた。

IBFからは指名試合として同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)との対戦指令を受けていたが、両陣営が対戦に同意に達し、予定されていた入札はキャンセルになったという。開催地は19年11月のワールド・ボクシング・スーパシリーズ決勝以来となる日本を予定。14日には所属ジムの大橋秀行会長(55)が「尚弥が指名試合を受けることになっている」と明かしていた。

正式決定すればIBFは3度目、2団体統一王者としては2度目の防衛戦となる。同メディアによると、新型コロナウイルスの影響により、旅行制限などがあるために開催時期は未定となっている。ダスマリナスは19年10月、井上の弟で元WBC世界同級暫定王者の拓真(25=大橋)の練習パートナーとして来日。19年10月以来、リングから遠ざかっている。

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井上尚弥の次戦IBF指名試合が基本線「その流れ」

リングサイドから観戦する井上尚(撮影・横山健太)

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)は次戦がIBFの指名試合になる見通しとなった。

14日、所属ジムの大橋秀行会長(55)が「一応、尚弥が指名試合を受けることになっている。その流れがある」と明かした。IBFからは同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)との指名試合の指令を受けている。

ダスマリナスは19年10月、井上の弟で元WBC世界同級暫定王者・拓真の練習パートナーとして来日している。

試合に勝利した弟・拓真(右)とタッチをかわす井上尚(撮影・横山健太)
井上拓真(右)のスパーリングパートナーを務めていたダスマリナス=2019年10月4日

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東洋大主将の豊嶋海優、大橋ジムからプロ入りへ

大橋ジム入りが決まった東洋大ボクシング部主将の豊嶋海優(大橋ジム提供)

大橋ボクシングジムは8日夜、東洋大で主将を務めた豊嶋海優(21)がプロ入りすると発表した。横浜総合高時代に総体で4強入りし、東洋大へ進学した。大橋ジムでは中学時代からトレーニングを積んできたという。大橋秀行会長は「関東大学リーグ戦のポスターにもなりました。デビュー戦など決まりましたらお知らせします」と期待を寄せていた。

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元K1王者・武居由樹プロテスト合格 大橋会長期待

ボクシングのB級プロテストに合格した武居

昨年12月、K-1スーパーバンタム級王座を返上し、ボクシング転向を表明した武居由樹(24=大橋)が8日に所属ジムでB級(6回戦)プロテストを受験し、合格した。筆記試験、実技(ロープ、シャドーボクシング、スパーリング2回)をクリア。同門となる日本フェザー級9位溜田剛士(27)とのスパーリングでは、パワーで押し込む場面もあった。

武居は「K-1を引退してすぐ、このような緊急事態宣言の中、プロテストを受けさせていただき、本当にありがたかった。これでボクサーとしてスタートラインに立てた。(元世界3階級制覇王者)八重樫(東)トレーナーにビシビシ鍛えてもらおうと思います」と合格証書を手にしながら笑顔を見せた。

対戦相手は未定ながら、3月11日に東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル(日刊スポーツ新聞社後援)でのプロデビューが発表済み。武居は「今はまだプロになったばかりで大きいことは言えませんが、1試合1試合、ボクサーとしての武居由樹をみせたい。K-1の時のようにインパクトのある試合をみせられれば」と意欲満々だった。

プロテストを見守った八重樫トレーナーは「デビュー戦に向けてすべてを底上げしていきたい。バンタム級、スーパーバンタム級という非常にハードな熱い階級で世界を目指そうとしているわけですから」とプロテスト合格を契機に徐々にトレーニングメニューをレベルアップさせていく方針。大橋秀行会長は「スパーリングを見て、あらためて潜在能力の高さを感じた。暗い話題が多い今、武居は実力とともに明るい話題になりそうな選手だと感じている」と期待を寄せていた。

プロテストでスパーリングに臨む武居由樹
プロテストの合格証書を手にする武居由樹

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気迫田中に理詰め井岡これぞボクシング/大橋秀行氏

8回、田中恒成(手前)をTKОで破り、雄たけびを上げる井岡一翔(撮影・菅敏)

<プロボクシング:WB0世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇31日◇東京・大田区総合体育館

WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(31=Ambition)が、世代交代を阻止するV2を飾った。日本人2人目の4階級制覇を狙った同級1位田中恒成(25=畑中)と対戦。8回1分35秒、TKO勝ちで、プライドを示した。9度目の大みそかで国内は負け知らずの8勝目となり、日本人の世界戦最多勝利を17に伸ばした。

<大橋秀行氏の目>

緊張感のある素晴らしい試合だった。田中はスピードを生かした最高の立ち上がりだったが、井岡はそれに慣れるまで、無理をせずに冷静に戦っていた。完璧なディフェンスで3回に見切ると、そこから、ノーモーションの左ジャブでペースを奪い返した。打ち終わりに田中の右ガードが下がるところを狙うのは作戦通り。実行しきるのは、キャリアのたまものだと思う。接近戦の技術もさらに上がっていた。大振りをせず、左右のアッパー、ショートの右フックを多彩な角度で当てる、理詰めのような戦いで追い詰めていった。

田中はスピードは抜群だが、野球のピッチャーにたとえると、160キロの直球を投げ続けているような印象で、もう少し緩急がほしい。ただ、勝つんだという気迫は見ている人に伝わったし、次につながる負けだと思う。コロナの影響で明るい話題が少ない1年だったが、最後に見ていて気持ちいい、これぞボクシングという試合を見せてもらった。(元WBC、WBA世界ミニマム級王者)

6回、田中(左)の顔面にアッパーを入れる井岡(撮影・菅敏)
試合後、田中(右)と抱き合い健闘をたたえ合う井岡(撮影・菅敏)

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武居由樹「1ミリでも近づけるよう」井上尚弥目指す

ダウンを奪う武居由樹(左)(2019年6月30日撮影)

13日にプロボクシング転向を表明した前K-1スーパーバンタム級王者武居由樹(24)が自らのSNSで所属先となる大橋ボクシングジムで同門となるWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27)とのツーショット写真を投稿した。自身のツイッターで写真とともに「まだまだスタートラインに立てていませんが、1ミリでも近づけるように」とつづった。

13日のK-1 WORLD GP両国大会で大橋ジムからプロボクサーとしてデビューすることを表明した後、武居は記者会見に臨み「目指すスタイルは、同じジムになる井上尚弥選手のような、あんなパーフェクトな感じを目指したい。K-1やってきたスタイルも残しつつ、武居由樹というスタイルをつくりたい。もらわずに打つ。K-1と変わらないスタイルを目指したい」と掲げていた。

大橋秀行会長(55)は来春のデビューを予告されている。階級は井上尚弥と同じバンタム級が基本線。武居は会見で「本当にボクシングに行ったらプロテストから、一からのスタートになる。なるべく早く(世界戦に)いけるぐらいの試合をやっていきたい。しっかり勝って目立っていきたい」と決意を新たにしていた。

流血しながらノニト・ドネア(右)を攻める井上尚弥(2019年11月7日撮影)

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