上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

正代「自分の相撲に集中」割を確認せず情報遮断

正代(20年10月撮影)

大相撲秋場所で初優勝を果たした新大関の正代(29=時津風)が6日、両横綱が初日から不在となった11月場所(8日初日、東京・両国国技館)に向けて「とりあえず自分の相撲を取り切ることだけに集中したい」と意気込んだ。

この日、両国国技館で取組編成会議が開かれ、初日、2日目の取組が決定した。正代は初日に若隆景、2日目に霧馬山と対戦するが、割を確認していないという。初日、2日目の対戦相手を知らないまま初日を迎えるのは2場所連続で「初日を迎えるまでに考えないようにやっています」と淡々。情報を遮断して初日までの残り2日間を過ごす。

体の仕上がりは「いつも通りの稽古メニューで調整できた」と順調。2場所連続優勝への意欲については「まずは勝ち越してからだと思う。勝ち越したら次の目標としてそれくらいに考えている」と、無欲を強調した。

関連するニュースを読む

正代29歳誕生日「年取ったなあ」若々しい相撲誓う

正代(2020年9月27日)

大相撲秋場所で初優勝を果たした新大関の正代(29=時津風)が5日、29歳の誕生日を迎えた。都内の部屋での稽古後、電話取材に対応。「年取ったなあという感じ。あんまり年は取りたくないものですね。できるだけ若々しい相撲を取れたらと思う」と、20代最後となる1年の意気込みを語った。

後援者からは「生クリームの」ケーキが贈られ、部屋の力士からも祝福の声をかけられた。ケーキには秋場所で賜杯を抱いた写真がプリント。初優勝と誕生日の両方を祝われるかたちとなった。

新大関場所となる11月場所(8日初日、東京・両国国技館)に向けて、先場所に続いて情報を“シャットアウト”する。6日に11月場所の取組編成会議を翌日に控え、いよいよ初日と2日目の対戦相手が決まるが「初日まで対戦相手を見ないようにしようかなと思ってる。SNSとかは見ないようにしようかな」と話した。「できるだけ緊張しないように」と先場所も初日、2日目の対戦相手の情報を遮断。大関昇進を射止めた先場所のルーティンを継続する。

稽古も最終段階に入り、この日は弟弟子の豊山を相手に約10番相撲を取って調整した。「とりあえず今の段階ではいつも通り仕上げられたんじゃないかなと思います」。新大関優勝なら06年の白鵬以来。快挙に向けて準備は整いつつある。

関連するニュースを読む

玉ノ井親方「言葉が出ず」万全尽くしても集団感染

玉ノ井親方(2020年3月15日撮影)

大相撲秋場所前に新型コロナウイルスに集団感染した玉ノ井部屋の玉ノ井親方(元大関栃東)が30日、感染後初めて報道陣の電話取材に応じた。当時の状況について「何も言葉が出てこない感じだった」などと振り返った。

秋場所前の9月5日に、幕下以下の弟子1人の感染が判明。保健所の指導のもと、すぐさま他の力士らもPCR検査を受検すると、さらに18人の力士の感染が判明した。

協会作成のガイドラインのもと、マスク着用や手洗いうがいの徹底、不要不急の外出を控えるなど感染予防は万全なはずだった。だからこそ「びっくりどころの話じゃない『えっ』って」と、まさかの事態に言葉が出てこなかったという。

玉ノ井親方も直接、弟子に対して肌を合わせながら指導していたといい「密着しながらいろいろとやっていたので、自分もうつっていると思ったけど幸いなことにうつってなかった」と話した。

秋場所前には19人の弟子の感染が判明したが、秋場所中の再検査ではさらに5人の感染が判明し、合計で28人中24人の弟子が入院した。

ただ重症者はおらず、弟子が入院する際には「治ったらすぐに戻ってこられるから早く治してきなさい」と1人1人に声を掛けたという。「本人たちの顔色を見ていても『行ってきます』と言ってくれたので。そういうのを見て気分的には早くよくなって帰ってきてくれることを祈っていた。そういうことばかりを考えていた」と毎日祈る思いだった。

また、入院している弟子らと毎日連絡を取るなどして気に掛けていたという。入院期間も長い弟子で2週間、早くて1週間ほどで部屋に戻ってくる弟子もいた。秋場所14日目の9月26日には、入院した全員が部屋に戻ってきたといい「子どもたちを預かっている責任者ですから。きちんと対応していかないといけないと思った」と責任感を口にした。

11月場所(8日初日、東京・両国国技館)に向けて、相撲を取る稽古を10月中旬頃から再開したという。それまでは落ちた体力や筋力を取り戻すために、筋力トレーニングなどに励んでいたという。「急に体力が戻る訳ではない。少しずつ体調を戻しながら。少しずつ本来の形に戻ってこられたというのはありがたい」と当たり前だった日常に戻りつつあることに感謝した。

秋場所を全休となった弟子らの番付は、秋場所後に行われた番付編成会議で据え置きの措置が取られた。「協会の親方衆もそうですけど、理事長もはじめ執行部の皆様方の考えでこういう風にして頂いたのは本当に感謝しきれないくらい有り難い話」と感謝。だからこそ「本人(弟子)たちも土俵に上がれる喜びと感謝もそうですけど、とにかく土俵で先場所できなかったことをおもいきりやってくれればと思う」と弟子の奮闘に期待した。

関連するニュースを読む

29歳控え正代「若くはない」アンチエイジング誓い

11月場所に向けて稽古に励む正代

大相撲秋場所で初優勝を果たした新大関の正代(29=時津風)が29日、1週間後に29歳の誕生日を控え「正直若くはないので、ちゃんと体のケアとかを今まで以上に意識していけたら」と“アンチエイジング”を誓った。

新大関ながら3大関では最年長で、11月5日が29回目の誕生日。現役力士として脂が乗ってくる年齢だが、今後の力士人生に向けて「(現役としては)まあ35とか、いけたら十分なんじゃないですか。長く相撲が取りたいというのは昔から思っていたので」と話した。

29歳、そして大関として初めて迎える11月場所(8日初日、東京・両国国技館)に向けて、前日28日に都内の部屋で相撲を取る稽古を再開した。この日は幕下力士を相手に計10番。「踏み込みができるようになってきたような気がします」。新大関場所に向けて、状態が上向いてきた。

若い衆を相手に稽古に励む正代

関連するニュースを読む

豊山「7割ぐらい回復。15日間フルで戦える体を」

すり足で下半身を鍛える豊山

大相撲秋場所を右足首の負傷で途中休場した東前頭12枚目豊山(27=時津風)が29日、電話取材に応じ、患部の回復具合について「7割ぐらい。体と相談してやっている」と説明した。

都内の部屋で若い衆を相手に計12番、右足首にテーピングを施して相撲を取った。秋場所は2勝5敗の8日目から途中休場しただけに、11月場所(8日初日、東京・両国国技館)に向けて「全部出るが1つの目標。休んで家で人の相撲を見るのは一番つらい。15日間フルで戦える体をつくりたい」と、皆勤を誓った。

11月場所では3月の春場所以来となる勝ち越しを目指す。秋場所後に兄弟子の正代が大関昇進。「今は誰にでも(大関に)なるチャンスがあるってことだと思う。そういう意味で狙わない人はいない」と、身近な存在から刺激を得ていた。

若い衆を相手に稽古に励む豊山

関連するニュースを読む

イケメン小兵の翔猿 番付も上がり「わくわく感が」

すり足で下半身を鍛える翔猿

大相撲秋場所で新入幕ながら11勝を挙げた西前頭4枚目翔猿(28=追手風)が28日、自己最高位を更新する11月場所(8日初日、東京・両国国技館)に向けて気持ちを高ぶらせた。

埼玉県内の部屋で関取衆と申し合いなどを行って調整し、稽古後に電話取材に対応した。

上位との戦いも予想される11月場所へ「思ったより(番付が)上がっていてうれしかったのもあるけど、やっぱり上位とも当たるかなという期待や心配があります。まあわくわく感が強いですね」と心境を明かした。

先場所、千秋楽まで優勝を争った反響は大きく「結構名前も覚えてもらって、いろんな人に声をかけられるようになりました」と声を弾ませた。

11月場所は観客の上限が2500人から5000人へと引き上げられる。人気上昇中のイケメン小兵は「歓声が大きくなると思う。やっぱり(会場に)来た時に楽しんでもらいたいと思ってます」と話した。

関取衆と稽古する翔猿(左)
関取衆と稽古する翔猿(左)

関連するニュースを読む

高安「二人三脚で頑張る」年明けに第1子誕生予定

両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加し、会話を交わす白鵬(左)と高安

大相撲秋場所で2場所連続の2桁白星を挙げた大関経験者の高安(30=田子ノ浦)が21日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に初参加した。

初日から参加メンバーに入っていたものの「体のコンディションがちょっと良くなかったので見送りました」と、途中参加の理由を明かした。この日の申し合い稽古では不調を感じさせない動きで、計14番で10勝だった。

7月に結婚した演歌歌手の杜このみ(31)は現在妊娠中で、年明けに第1子が誕生する見通し。「自分もサポートしてもらっていますし、妻も大変な時期ですから互いにサポートしながら、二人三脚で頑張っています」。相撲を取っている自身の姿を、生まれてくる子どもに見せるのが目標。「まだまだ引退するつもりはない。相撲を頑張って、物心がついた時にいい姿を見せられるようにまだまだ頑張らないといけない」と誓った。

両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加し、会話を交わす御嶽海(左)と高安
両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古で申し合い稽古に参加した高安(右)

関連するニュースを読む

白鵬、正代圧倒19勝1敗「できたね!いい稽古が」

両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古で正代を指名して三番稽古を行う白鵬

大相撲秋場所を全休した横綱白鵬(35=宮城野)が21日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加し、三番稽古で新大関の正代を19勝1敗と圧倒した。

序盤こそ出足を止められる場面が目立ったが、番数を重ねるごとに一方的な内容となった。右前まわしを素早く引いて一気に攻め立てれば、途中3番続けて張り差しを見舞うなど立ち合いも厳しかった。圧倒的な内容に「できたね! いい稽古が」と満足げ。8月に右膝の内視鏡手術を受けた影響をみじんも感じさせず「多少(右膝に)硬さはありましたけどね。まあこれだったら行けるなと思って」と笑顔を見せた。

合同稽古の前半から「勢いもらわないと」と、秋場所で初優勝を果たした正代の指名を予告していた。新大関の勢いを肌で感じた感想については「想像にお任せします」と、多くは語らなかった。

両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加し、正代(右)を指名して三番稽古を行う白鵬

関連するニュースを読む

正代、白鵬に1勝19敗「ぶつけられていない」

両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加し、ぶつかり稽古に励む正代と胸を出す白鵬(左)

大相撲秋場所で初優勝を果たした新大関の正代(28=時津風)が21日、横綱白鵬に三番稽古で圧倒された。東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加し、白鵬に指名を受けた三番稽古で1勝19敗。「ちゃんとぶつけられていないような感じ」と、立ち合いの圧力を伝えられなかった。

前日20日の反省を生かし、三番稽古の前は申し合いに参加して体を温めた状態で臨んだ。「(本場所の感覚と)違いますね、稽古場は。とりあえずけががなくて良かった」と言葉少な。元気なく国技館を引き揚げた。

16日の初日から前日20日まで合同稽古に参加していた大関貴景勝は欠席した。

両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加し、正代(右)を指名して三番稽古を行う白鵬

関連するニュースを読む

正代2勝8敗と精彩欠く「ちょっといかんですね」

申し合い稽古で碧山(左)に押し出される正代

大相撲秋場所で初優勝を果たした新大関の正代(28=時津風)が20日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加した。平幕との申し合い稽古で2勝8敗と精彩を欠いた。

三番稽古で逸ノ城、碧山を指名して逸ノ城に1勝3敗、碧山に1勝5敗。立ち合いから相手の圧力に屈する内容が続き「今日はですね、ちょっといかんですね」と肩を落とした。事前の申し合い稽古にも参加していた2人で「みんなの方が体が温まっている。普通に勝てなかった。でも、もうちょっと勝てたらなとは思ったんですけど」と振り返った。大関貴景勝は相撲を取らず、四股やすり足、テッポウなどの基礎運動を入念に行った。

合同稽古は前半3日間が終わり、1日の休みを挟んで迎えた後半初日だった。正代は休みだった前日19日もリモート取材に対応。稽古以外でも多忙を極めるが「それなりに休めました」と気丈に振る舞った。

大関昇進から約3週間が経過したが、現在も東京・墨田区の時津風部屋で生活している。部屋を出て、徒歩圏内の賃貸物件に移住する願望はわずかにあるものの「出てもいいけどさみしがり屋のところがあるし、出たら出たで付け人も困ると思う」と、現状維持の理由を明かした。

しかし、部屋から新たな関取が誕生すれば引っ越しを余儀なくされる可能性もあるという。「次、誰かが関取に上がったら自分が追い出されるかたちになる。もう部屋がないので」。関取用の個室は計4室で時津風部屋の関取は正代と豊山の2人だが、新型コロナウイルスの感染者が出た場合を想定して“隔離部屋”が必要で実質、空き部屋がない。幕下上位には入門2年目で東農大の後輩でもある時栄らもいるだけに「できれば追い出してほしいですよね」と期待した。

6日間の合同稽古も残り2日。この日相撲を取る稽古を再開した横綱白鵬からも“ラブコール”を受けている新大関は「そうですね。1日空いて、早く本調子に戻してって感じですかね」と、白鵬との三番稽古に向けて準備を整える姿勢を見せた。【佐藤礼征】

申し合い稽古で碧山の攻めをしのぐ正代(右)

関連するニュースを読む

鶴竜「自分で分かってる」横審からの休場多さ指摘に

都内の陸奥部屋で稽古を行う鶴竜

大相撲秋場所を全休した横綱鶴竜(35=陸奥)が18日、復活に向けて都内の部屋ですり足などの基礎運動を入念に行った。休場の要因となった腰の状態については「常に疲れがたまっていた。なるべくいつもケアはしているけど痛くなる」と説明。東京・両国国技館で行われている合同稽古には横綱白鵬や貴景勝、正代の両大関が参加している。以前から出稽古の解禁を希望していたが「(時期的に)もうちょっと後だと思っていたけど、思ったより早かったから行けなかった」と部屋での調整を選択した。

秋場所後の横綱審議委員会(横審)では、白鵬とともに休場の多さを指摘された。厳しい意見が出ていることについて「自分で分かっているから。こういう時だけど、大目に見てくれないので」と心境を吐露。11月場所(8日初日、両国国技館)に向けて師匠の陸奥親方(元大関霧島)も「進退懸けてやらなきゃいけない」と危機感を募らせる中、鶴竜は「しっかりやらないといけないし、焦ってもいけない」と強調した。

秋場所中の9月16日は先代井筒親方(元関脇逆鉾)の命日だった。先代師匠への思いは「自分が死ぬまで忘れない」と鶴竜。秋場所前には墓参りをしたが、土俵で結果を残せない場所が続いているだけに「かみ合わないし、うまくいかない」と、もどかしさを感じている。天国で見守る先代師匠のためにも、11月場所で結果を残すべく調整を進める。

都内の陸奥部屋で稽古を行う鶴竜

関連するニュースを読む

白鵬が22勝1敗と圧倒「30番いきたかったな!」

御嶽海と三番稽古を行う白鵬(左)

大相撲秋場所を全休した横綱白鵬(35=宮城野)が20日、約3カ月ぶりに相撲を取る稽古を行った。東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加。関脇御嶽海を指名して三番稽古を行い、22勝1敗と圧倒した。四つに組み止めて一方的に寄り切れば、豪快な上手投げも披露。蹴返し、外四つからクレーン車のようにつり上げる場面もあった。稽古で相撲を取るのは7月場所前以来。稽古後の代表取材では開口一番「30番いきたかったな!」と物足りない様子で、表情も明るかった。

8月に内視鏡手術を受けた右膝の状態もまだまだ回復途上だが、11月場所(8日初日、東京・両国国技館)出場に向けて1歩前進する稽古内容だった。「今日は気分がいいね。相撲を取れたというのがね。今日稽古できたというのが、ひとつ前に進んだというのがありますね」。相撲勘を取り戻すように、多彩な技を繰り出したが「内容と言うより番数。相撲勘、土俵勘、押していく、離れていく、その土俵の中の円の動きというのかな? そういうのを意識した。痛みが少しずつ消えていっているという証拠かもしれませんね」と説明した。

計6日間の合同稽古も残り2日で、新大関の正代との稽古にも意欲をのぞかせている。「まあ明日か明後日でしょうね。でもあまり言うと、来なくなるかもしれない」と不敵な笑み。2場所連続休場中の横綱が、復活に向けて好感触をつかんだ。【佐藤礼征】

白鵬と三番稽古を行う御嶽海(右)

関連するニュースを読む

新大関正代「いたるところが痛い」貴景勝と三番稽古

合同稽古で貴景勝と三番稽古を行う正代(右)

大相撲秋場所で初優勝を果たした新大関の正代(28=時津風)が18日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加して、3日連続で大関貴景勝との三番稽古を行った。

前日17日は6勝6敗だったが、この日は5勝8敗。「体のいたるところが痛いので、ちょっとそこだけに集中できていない」と疲労もたまっている様子だが「ま、それなりに体は動いてきたと思います」と、手応えを口にした。

合同稽古は1日の休養日を挟んで、20日から後半3日間が行われる。正代は「このペースでやっていけたら、と思いますが。どうなるか。まぁ、しっかりやりきりたいですね」と話した。

合同稽古を終えて両国国技館を引き揚げる正代(左)と霧馬山

関連するニュースを読む

白鵬が順調な調整アピール「不安がなくなってきた」

合同稽古で霧馬山を相手に稽古する白鵬

大相撲秋場所を全休した横綱白鵬(35=宮城野)が18日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に3日連続で参加し、順調な調整ぶりをアピールした。

モンゴル出身の前頭霧馬山を相手に、相撲を取る動きを計10度確認。前日17日よりも踏み込みの強度も上がり、右四つで体を入れ替える動きや、寄り返す場面もあった。

8月に内視鏡手術を行った右膝の回復を印象づけ「だんだんと不安がなくなってきたかなという気がしますね」と納得顔。合同稽古は前半の3日間が終わり、20日から後半3日間が行われる。白鵬も20日から申し合いを再開させる方針で「ペースを上げられればいい」と話した。

前半3日間では秋場所後に昇進した正代と貴景勝の両大関が連日、白熱した三番稽古を展開している。目の前で切磋琢磨(せっさたくま)する2人に白鵬も「まだペースを上げるのは早いと思うけど、その中で自分たちの持ち味を出しているんじゃないか。押して貴景勝、残して正代というね」と評価した。

合同稽古を前に検温を行う白鵬

関連するニュースを読む

新大関正代が貴景勝と三番稽古「すごい新鮮な感じ」

合同稽古で貴景勝と三番稽古を行う正代(右)

大相撲秋場所で初優勝を果たした新大関の正代(28=時津風)が17日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に連日参加して、大関貴景勝との三番稽古を行った。

計12番で6勝6敗だったが押し込まれる場面も目立ち「まだまだ。体力が落ちている。馬力もそうですし、もうちょっと柔らかさというかそういうのもほしい」と課題を口にした。

巡業を含めて貴景勝と稽古する機会はほとんどなかったため「すごい新鮮な感じ」と振り返る。新大関として注目を集める立場で参加した異例の合同稽古だが「総見みたいな感じなら意識もするでしょうけど、この人数。そこまで意識しなくて済む。逆にいい環境だと思う」と、自然体で稽古に臨んだことを強調した。

関連するニュースを読む

新大関の正代「いい刺激に」合同稽古で9勝15敗

合同稽古で横綱白鵬(左)の胸を借りる新大関の正代

大相撲秋場所で初優勝した新大関の正代(28=時津風)が16日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古初日に参加した。

大関貴景勝との三番稽古や関取衆との申し合い稽古で、計14番取って5勝9敗。ぶつかり稽古では横綱白鵬の胸を借りるなど、花籠相撲教習所所長(元関脇太寿山)に見守られながら精力的に取り組んだ。

新型コロナウイルスの影響で3月の春場所以降、出稽古禁止が続いていた。力士会からの要望などもあり、他の部屋に行く出稽古とは異なる形ながらも、約7カ月ぶりに他の部屋の関取と肌を合わせる機会となった。合同稽古には、白鵬、貴景勝、正代、関脇御嶽海、平幕の霧馬山、碧山、逸ノ城、十両の勢、錦木が参加。正代は「出稽古の良さはあると実感した。部屋の稽古では体験できない、違った緊張感もある。いい刺激になる」と振り返った。

合同稽古は22日まで行われる予定となっている。11月場所(8日初日、東京・両国国技館)に向けて、これとない貴重な稽古場。「まずは本調子に1日でも戻してという感じ。ここから徐々に動いて大関としてちゃんと稽古ができたらいい。ケガせずに参加できたらいい」と、新大関場所に向けて稽古に励む。【佐々木隆史】

合同稽古後に記念撮影を行う力士ら。上段左から4人目が花籠親方(元関脇太寿山)
合同稽古で大関貴景勝(右)と稽古する新大関正代

関連するニュースを読む

豊山 右足首は5、6割「無理する時期じゃない」

朝稽古を行う豊山

大相撲秋場所を右足首負傷で途中休場した平幕の豊山(27=時津風)が14日、都内の部屋で立ち合いの確認などを行った。右足首の状態について「5、6割ぐらい。まだ無理する時期じゃない。ずっとこっち(東京)にいられるので、しっかり治していこうかなと思います」と説明した。

休場した翌日から上半身のトレーニングを、体調をみながら行ってきたという。今週からは四股を踏み始めたといい「右足以外に悪いところはない。感覚的には悪くない。もっと右足がいけてれば変わってくると思います」と話した。

秋場所で兄弟子の正代が初優勝を果たして、新大関に昇進。「これから比べられることもあると思う。頑張らないといけないと思います」と話した。

関連するニュースを読む

秋場所Vの新大関正代、同郷の植田直通V弾に刺激

朝稽古で四股を踏む新大関の正代

大相撲秋場所で初優勝した新大関の正代(28=時津風)が14日、都内の部屋で朝稽古を行った。

柔軟やスクワットなど、相撲は取らずに軽めの運動で調整。19日から期間限定で両国国技館内の相撲教習所で行われる合同稽古について「どうしても前半は相撲を取る力が出るか分からない。あまり無理もしたくない、体を動かしたばかりなので」と慎重な構えを見せた。

13日に行われたサッカー日本代表の欧州遠征の国際親善試合は、DF植田直通の得点で1-0でコートジボワールに勝利。植田とは同じ熊本・宇土市出身で「同じ地元ですからね。同郷の人が活躍するのはうれしい」と刺激を受けた。

関連するニュースを読む

正代は大関昇進後も「普通に歩いて行くと思います」

11月場所に向けて稽古に励む正代

大相撲秋場所で初優勝を果たした新大関の正代(28=時津風)が13日、大関昇進後も東京場所は徒歩で場所入りする方針を示した。都内の部屋での稽古後に取材に応じ、11月場所(8日初日、東京・両国国技館)での会場までの移動手段について「とりあえず変わらない。普通に歩いて行くと思います」と明言した。

地位が変わっても特権にこだわらない。大関以上は自家用車で両国国技館の地下駐車場まで乗り入れが可能。昇進直後の取材対応では「体が大きいのでゆったり座れる、そういう車だったらいいかな」と理想の自家用車を想像していた。しかし、時津風部屋と国技館は徒歩10分圏内で、車なら5分もかからない距離。今までのルーティンを崩さず、国技館まで歩きながら気持ちを整える。

昇進から約2週間が経過したが、謙虚な姿勢は変わらない。呼称は「関取」から「大関」に変わったものの「まだ呼ばれ慣れていない。だんだん慣れてくるのかな」と、違和感をぬぐえないのが本音。それでも「そう大関はごろごろ歩いていないので。あ、自分かなというぐらいには」。1カ月を切った新大関場所へ、徐々に自覚が伴ってきた。【佐藤礼征】

◆力士の場所入り 幕下以下は電車などの公共交通機関を利用。十両以上の関取はタクシーや知人が運転する車などで場所入りする。大関以上は運転手付きの車で両国国技館の駐車場まで乗り入れができる。現役では白鵬、鶴竜の両横綱、大関貴景勝が自家用車で場所入りする。

◆大関の待遇 月給は横綱の300万円に次ぐ250万円で、三役(関脇、小結)より70万円増。公演などの海外渡航はファーストクラスで、新幹線はグリーン車。化粧まわしも関脇以下では禁じられている紫色が使える。引退後は協会に残るためには年寄名跡が必要だが、元大関は現役のしこ名で3年間、年寄として協会に残ることができる。

関連するニュースを読む

正代「あとは相撲に集中するだけ」11月場所へ

都内の時津風部屋ですり足を行う正代

大相撲秋場所で初優勝を果たした新大関の正代(28=時津風)が12日、都内の部屋で帰京後初めての稽古を行った。稽古場の土俵が乾いていないため、土俵に入っての稽古はできなかったが、ダンベルや40キロのバーベルを使った筋力トレーニング、すり足などの基礎運動で約1時間体を動かした。

優勝と大関昇進の報告として7日から故郷熊本であいさつ回りを行い、10日に東京の部屋に戻ってきたばかりだった。地元の励ましに感謝しつつも「正直気を休めることもなかったです。性格的に疲れることが多かった」と本音を吐露。新大関として迎える11月場所(8日初日、東京・両国国技館)に向けて「あとは相撲に集中するだけだと思います。そんなに影響があるわけではないと思う」と気持ちを切り替えた。

16日から22日まで国技館内の相撲教習所で行われる合同稽古についても、参加への意欲をのぞかせた。「どうするかというのはだいたい決めています。体調次第。行けたら行く」と明言はしなかったが、相撲を取る稽古の再開日を問われると「1日2日で取ろうとは思っていない。出稽古は何日からでしたっけ? その日(16日)までに間に合うようにしたいと思っています」と含みを持たせた。

都内の時津風部屋ですり足を行う正代

関連するニュースを読む