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ボクシング世界王者奥田朋子が前王者吉田実代と初防衛戦 敵地で再戦

奥田朋子(2016年7月20日撮影)

ボクシングのWBO女子スーパーフライ級王者奥田朋子(37=ミツキ)が6月29日、東京・後楽園ホールで前王者の吉田実代(33=三迫)と初防衛戦に臨むことが16日、発表された。

20年12月13日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で王者吉田に挑戦し、5回に偶然のバッティングで右目上をカットした影響で、6回に試合ストップ。3-0の負傷判定勝ちを収め、世界初挑戦で王座奪取に成功していた。今回は会場をホームからアウェーに移したダイレクトリマッチとなる。

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井上尚弥、井岡一翔、中谷潤人が年間表彰候補者に

左から井岡一翔、井上尚弥、中谷潤人

日本ボクシングコミッションと東京運動記者クラブのボクシング分科会は19日までに20年の年間表彰ノミネートを選考した。

最優秀選手賞には、WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(大橋)、WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(Ambition)、同フライ級王者中谷潤人(M・T)の3人を候補に選んだ。技能賞にも井上、井岡、中谷潤が候補に。殊勲賞には中谷潤、中谷正義(帝拳)、三代大訓(ワタナベ)を候補に選んだ。

また女子の最優秀選手賞は、岩川美花(高砂)、奥田朋子(ミツキ)、多田悦子(真正)の3人を候補とした。

各賞は東京、関西運動記者クラブのボクシング分科会、ボクシング専門誌の各メディアによる投票で決定する。受賞者は1月28日に発表される予定。

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女子ボクシングの奥田朋子が世界初挑戦でベルト奪取

新王者となりジムの中村会長と喜ぶ奥田(撮影・実藤健一)

<プロボクシング:WBO女子世界スーパーフライ級タイトルマッチ10回戦>◇13日◇エディオンアリーナ大阪第2競技場

挑戦者の日本、東洋太平洋女子バンタム級王者奥田朋子(37=ミツキ)が、世界初挑戦でベルトを奪取した。「闘うシングルマザー」の王者吉田美代(32=三迫)を6回1分38秒、負傷判定3-0で下した。奥田の戦績は7勝(1KO)2敗2分け、吉田は14勝2敗となった。

先制パンチがすべてだった。1回1分過ぎ、奥田が「練習してきた」という右フックが吉田の顔面をとらえ、ダウンを奪う。その後は譲らない打ち合い。奥田は5回に偶然のバッティングで右目上から出血。その傷が深くなり、7回途中でストップ。最初の貯金を生かし、新王座を手にした。「夢のようですけど、こういう状況をイメージしてました」と興奮した。

高校教師と二足のわらじをはく。通信教育制など3校を受け持つ保健体育の教師がもうひとつの顔。立命大卒業後は、奈良の全日制の高校に普通に勤務していた。しかし、30歳を機に「自分はまだ何かできる。何かしたい」と一念発起し、ボクサーとなった。

大学までは柔道選手。大外刈り、大内刈りを得意とする57キロ級で、大学時代はインカレ5位になった3段を所持する実力者。以前に勤務していた高校では柔道部の顧問を務めていたという。その練習中に右膝前十字靱帯(じんたい)を負傷し、手術した。大みそかに病床で見た4階級世界王者井岡一翔の姿に背中を押されたという。

「教える方もやって、私はプレーヤーがやりたいと思った。楽しいことを突き詰めているので、人生楽しいです」。やりたいことをやり尽くす信念で、世界王者に上り詰めた。【実藤健一】

◆奥田朋子(おくだ・ともこ) 1983年(昭58)4月21日、岐阜県各務原市生まれ。鶯谷高から立命大。卒業後は高校の保健体育の教師。30歳からボクシングを始める。15年4月プロデビュー。今年1月に日本、東洋太平洋女子バンタム級王座獲得。戦績は7勝(1KO)2敗2分け。身長167センチの右ボクサーファイター。

新王者をコールされ大喜びの奥田(左)右は敗れた吉田(撮影・実藤健一)

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戦うシングルマザー吉田実代「自覚変わった」V2戦

前日計量をパスしたWBO女子世界スーパーフライ級王者吉田実代(左)と挑戦者の奥田朋子(写真提供:三迫ジム)

13日にエディオンアリーナ大阪第2で開催されるWBO女子世界スーパーフライ級タイトルマッチの前日計量が大阪市内で開かれ、王者吉田実代(32=三迫)が200グラム少ない51・9キロ、挑戦者となる東洋太平洋女子バンタム級王者奥田朋子(37=ミツキ)はリミット52・1キロでクリアした。

「戦うシングルマザー」となる吉田は、2度目の防衛戦に向けて新型コロナウイルス感染対策に徹した。試合前の2週間は愛娘の実衣菜ちゃんと一緒にホテルで生活。東京-大阪間の移動も新幹線を回避し、三迫会長ら関係者と一緒に約10時間かけた。長時間移動による疲労もみせず「みんなで一緒に試合やボクシングの話をして、なごやかに話せて逆に良かったです」と前向き。計量パス、PCR検査も陰性判定となり「自覚、自信、誇りを胸に持ってリングに上がりたい。娘や周り(のサポート)が熱いので、世界王者の自覚が変わった。みんなに『さすが王者』と言われるように必ず勝ちたい」と意気込んだ。

一方、世界初挑戦となる奥田は「(吉田は)人間のエネルギーがある人。やりたかった相手。明日は自分の人生を思い切り表現したい。次のステージのために」と世界王座奪取に向けて集中していた。

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吉田実代「試合できること感謝」12・13に防衛戦

オンラインで2度目の防衛戦の意気込みを口にしたWBO女子世界スーパーフライ級王者吉田実代

ボクシングのWBO女子世界スーパーフライ級王者吉田実代(32=三迫)が12月13日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で2度目の防衛戦に臨むことが13日、発表された。

東洋太平洋・日本バンタム級王者奥田朋子(37=ミツキ)を挑戦者に迎える。同日にオンラインで報道陣に対応した吉田は昨年大みそかの初防衛戦以来、約1年ぶりのリングとなり「(コロナ禍で)先が見えない状況の中で試合ができることをただ感謝しています」と素直な心境を口にした。

今年8月には「変化が欲しかった。練習環境がすごくいいと聞いていたので」とEBISU K,BOXから三迫ジムに移籍。三迫ジムの加藤健太トレーナーのもとで、あらためて基本的な動きや基礎的なトレーニングを積んできた。奥田の地元大阪に乗り込む形となる吉田は「すごくアウェーで嫌だなと思いましたが、それをかき消すぐらいの練習をしている。加藤トレーナーに教えてもらったことを試せるのが楽しみです」とプラス思考を貫いた。

指導する加藤トレーナーは「基本の動きはかたまってきている。前へ行く部分、足を使って距離感を取るメリハリの部分を練習してきた。基本は伸びている。基礎の部分をやればしっかり勝てる」と太鼓判を押していた。

吉田は昨年6月、モートン(米国)とのWBO女子世界スーパーフライ級王座決定戦を判定で制し、同王座を獲得。同12月に石麗萍(中国)を判定撃破し、初防衛に成功していた。

12月13日、大阪で2度目の防衛戦に臨むことが発表されたWBO女子世界スーパーフライ級王者吉田実代

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奥田朋子が王者吉田実代に挑戦「自分の人生に期待」

世界挑戦に意気込む女子ボクシングの奥田(ミツキジム提供)

WBO女子世界スーパーフライ級タイトルマッチ10回戦が12月13日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で行われることが13日、両陣営から発表された。

同級王者吉田実代(32=三迫)に東洋太平洋・日本バンタム級王者の奥田朋子(37=ミツキ)が挑む。

挑戦者の奥田は「こうして吉田選手に挑戦させていただけること、自分の人生に挑戦できることを大変ありがたく感じております。自分がどこまでいけるか楽しみでワクワクしていると同時に限界を感じなければならないかもしれないという狭間にいます。ただ、自分の人生に期待しており、見たことがないステージに自分がいけることをイメージしています」とコメントした。

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