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ボクシング興行をスポーツ庁視察「厳格に興行運営」

スポーツ庁の担当者が25日、東京・後楽園ホールで開催されたボクシング興行「第599回ダイナミックグローブ」を視察した。

コロナ禍でのボクシング観戦予防対策に関心を示し、同庁の渡辺隆史参事官ら担当者4人が、プロボクシング会場での「声出し」禁止に向けた取り組みをチェック。日本ボクシングコミッション(JBC)によると、同庁からは「リングアナウンサーにより声出し禁止等の注意喚起が頻繁に行われるなど、感染予防に関し、抑止的に厳格に興行運営がなされていることを確認しました」との報告があったという。

JBC安河内剛事務局長は「一定の評価をいただいたことは喜ばしいが、引き続き、興行責任者と協同し、気を緩めず感染拡大予防を徹底していきたい」と話していた。

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JBC関係者ら検査や計量会場の提供受ける病院視察

PCR検査、前日計量の会場となる牧田総合病院のスペースをチェックする日本ボクシングコミッションと日本プロボクシング協会関係者

日本ボクシングコミッション(JBC)が管轄する東日本開催の興行の前日計量と新型コロナウイルスのPCR検査が2月から東京・大田区の牧田総合病院で実施される。

29日にはJBCと日本プロボクシング協会の関係者が同病院を視察。2月9日から開業するという完成間近のA、B棟に分かれる大型の新施設で、選手たちが検査と計量に臨むA棟1階の多目的スペースを確認した。最大で200人まで収容を広げられる会場となる。

昨年7月からJBC事務所で前日計量とともにPCR検査が行われていた。しかし陽性と判定されても医療機関ではないために、保健所への連絡や陽性判定後の対応などに手間取っていった。

前日計量と合わせ、同事務所で対応を継続することに限界に達していたこともあり、医療機関に依頼することで迅速な対応が可能となる。JBC安河内剛事務局長は「コロナ禍で医療機関に負担をかけたくないが、手を差し伸べていただけた。我々も安心してお任せできる」と信頼を寄せた。

2月11日に東京・後楽園ホールで開催される日本フェザー級タイトルマッチのPCR検査と前日計量から牧田総合病院で行われる。

2月からプロボクシングのPCR検査、前日計量の会場となる東京・大田区の牧田総合病院
日本ボクシングコミッションと日本プロボクシング協会がPCR検査の委託と計量会場の提供を受ける牧田総合病院

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注目日本人対決PCR検査義務づけ細心の対策で開催

8回、田中(中央)をTKОで破る井岡(撮影・菅敏)

<プロボクシング:WB0世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇31日◇東京・大田区総合体育館

新型コロナウイルスが感染拡大する中、注目の日本人対決は徹底した感染対策で実現にこぎつけた。日本ボクシングコミッション(JBC)は、両選手に試合1カ月前、2週間前、2日前と3度のPCR検査を義務づけて、試合2日前からホテルの部屋に隔離。トレーナーら関係者との接触を遮断した。

11月のWBA世界ライトフライ級戦を教訓にした。試合前日に王者の京口紘人(ワタナベ)とトレーナーの感染が判明して中止になった。「あの試合は検査はお願いでしたが、今回は義務づけました。1日前の検査では対応が難しいので、最終検査を試合2日前にしました」とJBCの安河内剛事務局長。選手が濃厚接触者になることにも神経をとがらせ、トレーナーとは別移動にした。

レフェリーは試合前日から隔離。試合を中継するTBSのスタッフもPCR検査を受け、観客は収容人数の半分以下の2057人に制限。「テレビ中継もある注目の日本人対決。絶対に実現させるという覚悟で、両陣営もすべて協力してくれた」と安河内事務局長。コロナ禍の世界戦を関係者一丸となって実現させた。【首藤正徳】

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京口の世界戦中止教訓に対策 注目の日本人対決実現

1回、田中(右)の顔面に左フックをヒットさせる井岡(撮影・菅敏)

<プロボクシング:WB0世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇31日◇東京・大田区総合体育館

都内で新型コロナウイルスが感染拡大する中、注目の日本人対決は徹底した感染対策で実現にこぎつけた。日本ボクシングコミッション(JBC)は、両選手とトレーナーに試合1カ月前、2週間前、2日前と3度のPCR検査を義務づけた。試合の2日前からは選手をホテルの部屋に隔離して、チーフセコンドらスタッフとの接触も遮断した。

11月のWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチが大きな教訓になった。試合前日にスーパー王者の京口紘人(ワタナベ)とチーフトレーナーの感染が判明して、試合前日に中止になった。「あの試合では検査はお願いでしたが、今回は3段階で義務づけました。また何か起きたときに1日前の検査では対応が難しいので、最終検査を試合2日前にしました」とJBCの安河内剛事務局長。

選手が濃厚接触者になることにも神経をとがらせた。選手とトレーナーはバラバラで移動するように要請した。ホテルも1人1室。レフェリーは試合前日から隔離。JBC関係者をはじめ試合を中継するTBSのスタッフもPCR検査を受けて、この一戦に備えた。

観客は収容人数の半分以下の2000人に制限した。会場も動線を区切って、至るところに消毒液を設置した。「京口の世界戦中止が大きな教訓になった。今回は特にテレビ中継もある注目の日本人対決。絶対に実現させるんだという覚悟で、両陣営ともJBCのリクエストはすべて実行してくれた」と安河内事務局長。コロナ禍の世界戦を関係者一丸となって実現させた。

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寺地拳四朗に3カ月停止、制裁金300万円など処分

寺地拳四朗(2019年12月24日撮影)

日本ボクシングコミッション(JBC)は15日、WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(28=BMB)にライセンス停止3カ月、制裁金300万円に加え、6カ月の社会奉仕の処分を下した。

寺地は今月19日にエディオンアリーナ大阪で同級1位の久田哲也(36=ハラダ)と8度目の防衛戦を予定していた。しかし寺地が知人との会食で酔って東京都内のマンション敷地に不法侵入し、他人の車を破損させたと、週刊誌の報道で発覚。本人も事実関係を認め、予定された世界戦は中止となった。

寺地は処分決定を受け、「今はJBCの処分を本当に真摯(しんし)に受け止めたいと思っています。これからは自分自身を見つめ直して、ひとつずつ信頼を取り戻したい。また、品格のある人になりたいと思いました。お酒は自分の体に合わないと思ったのでやめました」とコメント。元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高の連続防衛日本記録13回の更新を明言してきた。その目標について「(世界戦を)準備してくれた関係者の方々には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。防衛記録に関しては自分の責任なので考えていないです」と話し、「世界チャンピオンでもこんなことがあるのはよくない。本当に恥ずかしい限りです」と猛省した。

今後について、「報道が出たときはすごくいろんなことを考えました。今後、どうしていけばいいか、みたいな。すごく考えました。(進退も)そういうことも考えました。ただ、自分が信頼を取り戻すというか、僕にできることはボクシングしかないなとあらためて思ったし、ここで辞めたら何も返せなくなると考えました」と引退は否定した。

JBCの安河内剛事務局長は「本当に真摯に受け止めて反省していただいていると思う。WBCにはこの内容を先ほど報告した」と説明。その上で「現役の世界チャンピオンの地位は重いと思うので、これぐらいの処分になった。JBCでは体重超過やリング上での処分の規定は厳しく定まっているが、こういったリング外で、真相が分からないものは非常に考えづらい。本人がその処分をしっかり受け止めていただけると思っている」。

寺地の今後はすべて白紙。JBCの処分を受け、WBCの対応も注目される。

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泥酔→中止の寺地拳四朗がJBCに謝罪「判断待つ」

寺地拳四朗(2019年12月24日撮影)

WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(28=BMB)が2日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)を訪れ、謝罪した。寺地は7月、知人と会食後に泥酔状態で都内のマンション敷地に不法侵入し、他人の車を破損させた。週刊誌の報道を受けて事実関係を認めた上で、先月末にマスコミ各社に「謝罪文」を送付。この日、19日に大阪で予定されていた同級1位・久田哲也(36=ハラダ)との8度目防衛戦の中止が正式に発表された。

今後はJBCの倫理委員会で処分の有無などが協議される。寺地は「JBCの判断を待ちます。被害者の方に申し訳ない気持ちでいっぱい」。被害者とは示談が成立も、父で所属ジムの寺地永会長は「厳しい判断が下される可能性も覚悟している」とした。JBCの安河内剛事務局長は「寺地選手は相当に反省している様子で、自分がやったことの責任を痛感しているのがうかがえた」と語った。

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陽性反応も再検査で陰性、中止の高山プロ復帰戦相手

日本ボクシングコミッション(JBC)は25日、新型コロナウイルス検査で陽性反応を示したWBC世界ライトフライ級11位小西怜弥(27=SUN-RISE)が2度にわたる再検査で陰性と判定されたと発表した。小西は23日に兵庫・三田市総合文化センターで、世界ミニマム級で4団体を制覇し、アマチュアにも挑戦した高山勝成(37=寝屋川石田)のプロ復帰戦の対戦相手だったが、22日のPCR検査で陽性と判定され、試合中止となっていた。

JBCの安河内剛本部事務局長は「小西選手には申し訳ないが、ガイドラインに沿った試合中止決定に問題はないと考えている。今後は興行において発生し得るあらゆるリスクをどう回避していけるかを全力で検討していく必要がある」とコメントした。

また2度のPCR検査で陰性が確認された小西はJBCを通じ「11月23日の試合を楽しみにしてくださった皆様、関係者の皆様、試合をお見せすることができなくて本当に申し訳ございませんでした。僕は今回、高山選手と戦えることを本当に楽しみに万全の態勢で練習に取り組んできました。試合当日に『陽性』と聞かされた時は本当に信じられませんでしたが、2度にわたるLAMP法とPCR検査の結果、『陰性』と証明できて、家族とともに本当にほっとしてういます。高山選手と今すぐにでも戦いたい気持ちでいっぱいです! 早く皆さんの前で試合ができることを目標に練習します!」とコメントしていた。

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復帰戦中止の高山勝成「残念ですが、致し方ない」

高山勝成(17年4月撮影)

世界ミニマム級で4団体を制覇し、アマチュアにも挑戦した高山勝成(37=寝屋川石田)のプロ復帰戦が急きょ中止となった。

高山は23日、兵庫・三田市総合文化センターでWBC世界ライトフライ級11位小西怜弥(27=SUN-RISE)と48・9キロ契約6回戦で対戦予定だったが、前日計量後のPCR検査で小西が陽性と判定され、試合中止が決まった。既に22日の判定後から隔離中で、現在保健所の指示を待っているという。アマチュアに転向し、東京五輪挑戦が終わった高山は約4年3カ月ぶりにプロ復帰戦に臨む予定だった。興行は予定通り開催される。

高山は「練習を積み重ねてきた中で、当日の試合中止は残念ですが、致し方ないと思っております。小西選手や新型コロナウイルスに感染された方々の回復をお祈りしております。次の試合に向けて気持ちを切り替えていきます」と無念のコメント。

日本ボクシングコミッションの安河内剛本部事務局長は「小西選手は1週間前にも1度PCR検査を受けており(陰性)、選手個人もジム側も相当程度感染予防対策を講じていたことを確認している。すでに何が起きてもおかしくない状況にあると考えざるを得ない。検査体制のみならず、興行そのもののあり方も含め26日のコロナ対策小委員会で協議する予定である」とコメントした。

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高山勝成のプロ復帰戦が中止 対戦相手がコロナ陽性

高山勝成(2019年8月31日撮影)

世界ミニマム級で4団体を制覇し、アマチュアにも挑戦した高山勝成(37=寝屋川石田)のプロ復帰戦が急きょ中止となった。

高山は23日、兵庫・三田市総合文化センターでWBC世界ライトフライ級11位小西怜弥(27=SUN-RISE)と48・9キロ契約6回戦で対戦予定だったが、前日計量後のPCR検査で小西が陽性と判定され、試合中止が決まった。

既に22日の判定後から隔離中で、現在保健所の指示を待っているという。アマチュアに転向し、東京五輪挑戦が終わった高山は約4年3カ月ぶりにプロ復帰戦に臨む予定だった。

日本ボクシングコミッションの安河内剛本部事務局長は「小西選手は1週間前にも1度PCR検査を受けており(陰性)、選手個人もジム側も相当程度感染予防対策を講じていたことを確認している。すでに何が起きてもおかしくない状況にあると考えざるを得ない。検査体制のみならず、興行そのもののあり方も含め26日のコロナ対策小委員会で協議する予定である」とコメントした。

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30代プロ選手ら兵庫のボクシングジムで7人が感染

日本ボクシングコミッション(JBC)は15日、兵庫県内のボクシングジムで新たに5人が新型コロナウイルス検査で陽性判定を受けたと発表した。

30歳代の男性プロ選手、20歳代の男性トレーナー、50歳代の男性練習生が13日、10歳代の男性練習生、20歳代の男性プロ選手が14日のPCR検査で陽性となった。30歳代の男性プロ選手、20歳代の男性トレーナーは倦怠(けんたい)感、10歳代の男性練習生は発熱、20歳代の男性プロ選手は下痢と発熱の症状で自宅待機中。50歳代の男性練習生は、発熱で入院している。

これで同ジムからは現在まで計7人の陽性者が出ており、保健所の指導を受けて閉館している。JBCの安河内剛本部事務局長は「市中感染の広がりを実感している。ボクシングジムが感染源とならないよう冬場に向け、いま一度ガイドラインの遵守を喚起したい」とコメントした。

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都内ジムで3人コロナ陽性JBCは予防徹底呼びかけ

日本ボクシングコミッション(JBC)は7日、東京都内のボクシングジムで3人が新型コロナウイルス検査で陽性判定を受けたと発表した。

3人のうち、感染した40歳代の女性プロ選手は倦怠(けんたい)感と微熱を訴えて病院で隔離中。20歳代の女性プロ選手は無症状で自宅待機、20歳代の男性練習生は味覚、嗅覚障害でホテル隔離されている。なお同ジムでは11月2日に2人がPCR検査で陽性者が出ており、計5人となった。

JBCの安河内剛本部事務局長は「全国的に感染状況が拡大傾向をみせているとはいえ、近時ボクシング関係者の感染報告が続いていることは、極めて遺憾である。このままでは、ジムの運営、興行の再開に関するガイドラインの大幅な見直しをせざるを得ない。コンタクトスポーツというボクシングの競技性を再認識し、特にジムの感染予防の徹底をあらためて呼び掛けたい」とコメントした。

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世界初挑戦の中谷潤人は12種類のワンツー武器

計量をクリアしたする中谷潤人(帝拳プロモーション提供)

ボクシングWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が12種類のワンツーで世界をつかむ。

6日の世界初挑戦へ、5日に都内で前日計量に臨んだ。中谷は50・7キロ、同級1位マグラモ(フィリピン)は50・6キロと、ともにリミット以下でパスした。

中谷は前日にPCR検査を受けてホテル入り。今年国内男子初の世界戦へ、最後の関門もクリアした。夕食は家族が届けたうなぎとオムライス。5キロほど増量して決戦へと備える。

2度延期した分「成長した自信はある」。対策も完璧だ。カギは「長い距離をキープできるか」。8センチ低く中に入ろうとするマグラモを突き放すつもりだ。

15歳から米国を拠点も、16歳からはM・Tジムで熊本道之コーチの指導を受けた。駒大出身で岡山・関西高で銅メダリスト清水らを育てた。上下、角度、ステップなどが違う12種類のワンツーを教え込まれた。「まだ40点でここまできた」と熊本コーチ。中谷は「使い切れてない」と言うが、最大の武器になる。

中1でボクシングを始めた。「10年7カ月、世界王者を目指してきた思いを伝えたい。存分に楽しんで、しっかり結果を出して、明るいニュースを届けたい」と決意を口にした。【河合香】

▼マグラモ 日本に来てからの調整は順調で、戦う準備はできている。中谷は背が高い選手だが、明日は倒す自信がある。

○…世界戦のオフィシャルは全員が日本ボクシングコミッション(JBC)役員による構成となった。通常は中立国出身者が務めるが、出入国制限や隔離期間があるため。スーパーバイザーがJBC安河内剛事務局長、レフェリーが池原信遂、ジャッジはビニー・マーチン、野田昌宏、村瀬正一の各氏となった。

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中谷潤人「感謝」計量後は恒例うなぎとオムライス

計量をクリアした中谷潤人(帝拳プロモーション提供)

ボクシングWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M.T)が最後の関門をクリアした。6日の東京・後楽園ホールでの世界初挑戦へ向け、5日に都内で前日計量に臨んだ。中谷は50・7キロ、同級1位ジーメル・マグラモ(26=フィリピン)は50・6キロと、いずれも50・8キロのリミット以下でパスした。

中谷は計量後にオンラインで取材に応じた。いよいよ決戦を待つだけに「存分に楽しんで勝利したい。しっかり結果を出して明るいニュースを届けたい」と決意を口にした。

前日にPCR検査を受け、そのまま都内のホテル入りしていた。「家にいる感じで環境もいいので感謝」。夕食には計量後は恒例のうなぎとオムライスを家族が届けてくれるという。王座決定戦での世界初挑戦。「挑戦者らしく」とトランクスなどのコスチュームは青を基調にした。

中1で世界王者を目指してボクシングを始めた。中卒で単身で米国修業し、確実にステップを踏み、今年国内で男子では初の世界戦までたどり着いた。「10年7カ月、世界王者を目指してきた思いを伝えたい」。あとはリングでベルトをつかむだけだ。

オフィシャルは全員が日本ボクシングコミッション役員で構成されることも発表された。スーパーバイザーが安河内剛、レフェリーが池原信遂、ジャッジはビニー・マーチン、野田昌宏、村瀬正一となった。

3日のWBA世界ライトフライ級王座戦は、スーパー王者京口紘人(ワタナベ)が前日計量後に陽性が判明で中止となった。この一戦も4、8月と2度延期の末に、コロナ禍で国内で初めて外国選手を招いた世界戦となる。20戦全勝(15KO)で国内一番のホープが、2年ぶりの新王者誕生を狙う。

計量をクリアした中谷潤人(帝拳プロモーション提供)

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中谷潤人&マグラモは前日計量パス 世界王座決定戦

計量をクリアした中谷潤人(帝拳プロモーション提供)

ボクシングWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M.T)が最後の関門をクリアした。6日の東京・後楽園ホールでの世界初挑戦へ向け、5日に都内で前日計量に臨んだ。

中谷は50・7キロ、同級1位ジーメル・マグラモ(26=フィリピン)は50・6キロと、いずれも50・8キロのリミット以下でパスした。

オフィシャルは全員が日本ボクシングコミッション役員で構成されることも発表された。スーパーバイザーが安河内剛、レフェリーが池原信遂、ジャッジはビニー・マーチン、野田昌宏、村瀬正一となった。

3日のWBA世界ライトフライ級王座戦は、スーパー王者京口紘人(ワタナベ)が前日計量後に新型コロナウイルス陽性が判明し中止となった。この一戦も新型コロナ感染拡大で4、8月と2度延期の末に行われ、今年国内で初の男子世界戦となる。

20戦全勝(15KO)で国内一番のホープが、2年ぶりの新王者誕生を狙う。

計量をクリアしたジーメル・マグラモ(帝拳プロモーション提供)
計量をクリアした中谷潤人(帝拳プロモーション提供)

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京口は前日まで陰性 万全感染対策実らず苦渋の中止

WBA世界ライトフライ級タイトルマッチの調印式を行い会見に臨むスーパー王者京口(左)と挑戦者タノンサック(右)(撮影・清水貴仁)

世界戦が新型コロナウイルスの影響で、ドタバタの末に試合前日に中止に追い込まれた。

日本ボクシングコミッション(JBC)は2日、大阪市のインテックス大阪で3日に開催予定だったWBA世界ライトフライ級タイトルマッチを、スーパー王者の王者京口紘人(26=ワタナベ)と、セコンドを務める50代男性の2人に陽性反応が出たため中止を発表。2日午前中に調印式、計量が行われ、挑戦者の同級10位タノンサック・シムシー(20=タイ)とも問題なくクリアした直後の出来事だった。

   ◇   ◇   ◇

この日午前9時半から大阪市内のホテルで調印式と記者会見、その後に計量と、世界戦前恒例のイベントをつつがなく終えた後に不測の事態は発覚した。同日のPCR検査で王者京口、セコンドを務める50代のチーフトレーナーが陽性反応を示した。2人とも無症状。感染経路は調査中で、保健所の指示を待つためホテルで隔離状態。陣営は調印式開始から7時間後の午後4時半に緊急会見。中止の決定となった。

コロナ対策は万全を施してきた。前日1日にも両者に抗原検査を実施し、陰性だったという。それが一転しての陽性反応に中止せざるをえなかった。その結果を伝え聞いた京口は「すみません」と言ったという。

光をともす試合になるはずだった。新型コロナウイルス感染症の影響で興行を中止にするなど、ボクシング界も停止してきた。無観客から徐々に再開され、今回は感染拡大後、国内では初めて外国選手を招いての世界戦。京口は3度目の防衛をかけ、後はリングで戦うだけだった。WBA、IBF世界バンタム級王者井上尚弥が米ラスベガスで鮮烈なKO防衛を飾った直後と、追い風が吹いていた。

調印式後は「日本ボクシング界の明るいニュースになる」と話していた、JBCの安河内剛事務局長も「難しさを実感している」。再開にあたり、感染予防に最善を尽くしてきた。人数制限はあるものの観客も動員予定と、ようやくこぎ着けた世界戦がドタバタの末に中止。スポーツ庁からは、来年に延期された東京オリンピック(五輪)開催への一例となる興行として関心を示されていた。

ワタナベジムの渡辺均会長は「対戦相手に大変、申し訳ない」と陳謝。タノンサックのビザが有効な年内に、試合実現を目指す意向を示した。世界戦以外の前座試合開催も検討されたが結局、すべての試合が中止となった。興行を主催するワタナベジムは「すべての払い戻しに応じる」としたが、かなりの損失を被る。それ以上にボクシングの興行の難しさが露呈された。「苦渋の決断だった」。安河内事務局長の言葉がすべてを表した。【実藤健一】

▽日本プロボクシング協会新田渉世事務局長の話 ボクシング界としては、日本ボクシングコミッションと連携してガイドライン作るなど、感染防止へ最善の努力をしてきた。世界戦が中止とは残念としか言いようがない。全国のジムに感染予防を今1度注意喚起していく。

◆京口紘人(きょうぐち・ひろと)1993年(平5)11月27日、大阪・和泉市生まれ。3歳から空手を始め、12歳からボクシングに転向。中学時代には大阪帝拳ジムで辰吉丈一郎から指導を受けた。大商大卒業後の16年4月にワタナベジムからプロデビュー。17年7月、日本最速となるデビュー1年3カ月でIBF世界ミニマム級王座を獲得。2度防衛後に王座返上。18年12月にWBA世界ライトフライ級スーパー王座を獲得し、2階級制覇を達成した。161センチ。右ボクサーファイター。

【京口の動向】

◆10月19日 東京都内ジムで練習公開。報道陣約40人には検温や消毒を実施。ジム内は換気もされていたが、本人はマスクなし。スパーリングなどを行った。「チャンスがくればKOしたい」と抱負。

◆同26日 日本外国特派員協会に招かれて都内で会見。「東京五輪も無事開催してほしい。いい影響を与えられれば。世界中でビッグファイトができるように、しっかり成功させたい」と誓った。

◆同31日 夜に大阪入り。

◆11月1日 JBC関西事務局(大阪市)で予備検診。挑戦者のタノンサックと初めて対面する。

◆同2日 午前9時30分から大阪市内のホテルで調印式と記者会見。京口は同20分ごろにひな壇に1度姿を見せて、その後に会見に臨む。

会見後、午前10時ごろに計量。新型コロナウイルス感染症予防から報道陣ら関係者と完全隔離で実施。リミットを100グラム下回る48・8キロで一発パスする。

○…王者京口は午前中の会見で、防衛に意欲を示してした。計量はリミット48・9キロを100グラム下回る48・8キロでパスしていた。「完勝するのが1番のテーマ。自分のボクシングをすれば結果はついてくる。それだけに徹底したい」と話していた。前日にWBA、IBF世界バンタム級王者井上が米ラスベガスで鮮やかなKO防衛を飾った。「同級生なんですごい刺激をもらっている。自分も頑張りたい」と話していたが、まさかの事態に巻き込まれた。

○…今回の世界戦はアマチュア側も来年の東京五輪開催の機運醸成になると意識を共有していた。入国制限の中、プロの日本ボクシングコミッション(JBC)とアマの日本ボクシング連盟が動き、スポーツ庁など関係省庁と約1カ月に及ぶ交渉で五輪につながる公益性を訴え、タイ人挑戦者の入国ビザが発給された。日本連盟の仲間達也専務理事は「国内でイベントが開催されることが(ボクシングの)盛り上げにつながる」と語っていた。挑戦者は10月7日の来日後、2週間の隔離生活を送り、両選手のPCR検査も実施。JBCの安河内剛事務局長は「あとは我々が信頼を裏切らないように試合の運営をしていく」と話していたが、その試合を目前に信頼が裏切られる結果になった。

◆海外の世界戦での新型コロナウイルス感染 WBO世界スーパーフェザー級王者ヘリング(米国)は2度延期になった。7月2日に米ラスベガスで、井上尚弥と同じ宿泊施設と試合会場が一体のザ・バブルで無観客試合の予定だった。6月23日に感染して延期となった。7月3日に再検査陰性で14日と再設定も、試合前日の13日に再感染が判明して再延期された。試合は9月5日に開催され、昨年5月に伊藤雅雪(横浜光)から王座奪取のヘリングが8回失格勝ちした。8月1日に米コネティカット州でのWBO世界スーパーバンタム級王座決定戦は、7月29日に同級1位フルトン(米国)が陽性と判明。対戦予定だった同級2位レオ(同)と、前座の予定だった同級6位ウィリアムス(同)の対戦に変更された例もある。

前日計量をクリアしポーズを取るスーパー王者京口(右)と挑戦者タノンサック(撮影・清水貴仁)

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ボクシング界“客入れ基準”探る、無観客は経営直結

フェースシールド、防護服姿でリングサイドに陣取ったタイムキーパー(撮影・加藤裕一)

新型コロナウイルス感染拡大後、国内初のプロボクシング興行となる中日本新人王予選が12日、愛知・刈谷市あいおいホールで行われた。3月29日予定だった5試合を無観客で行い、選手は3週間前と前日の2度、抗体検査を受け、陰性となり、前夜はホテルに“隔離”された。

感染予防対策で屋外に面したドアは開放され、リングサイドのタイムキーパーらはフェースシールド、医療用防護服を着用。ロープ、リングをこまめに消毒、セコンドはマスクをし、大声の指示を出さないよう伝達された。“勝者第1号”のミニマム級の松本幸士(30)は昨年11月のデビュー戦で惨敗。「試合できるのかとずっと思っていて…。負けたままは嫌だった」とうれし泣きした。

ただ、ボクシング界はチケット収入が経営に直結するだけに試練はこれからだ。新人王予選は底辺拡大の面で無観客だとしても行う価値が高く、経費約140万円を日本プロボクシング協会が負担した。中日本プロボクシング協会の東信男会長は「今回で次につながったと思うが(無観客では)行き詰まる」とも。日本ボクシングコミッションの安河内剛本部事務局長は“客入れ基準”を「一番は行政、自治体の方針」とし、業界全体で落としどころを探っていく。【加藤裕一】

コロナ禍後初の国内プロボクシング興行。試合の合間、ロープなどの消毒作業が行われた(撮影・加藤裕一)

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感染後国内初のプロボクシング興行「選手に拍手を」

コロナ禍後初の国内プロボクシング興行。試合の合間、ロープなどの消毒作業が行われた(撮影・加藤裕一)

新型コロナウイルス感染拡大後、国内初のプロボクシング興行となる中日本新人王予選が12日、愛知・刈谷市あいおいホールで行われた。

試合開始前に中日本プロボクシング協会の東信男会長(中日ジム会長)が「コロナとは長い付き合いになります。覚悟を持って、今回の興行を成功させて、いい形でバトンをつなげたい」とあいさつ。日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛・本部事務局長は「最も不安だったのは選手です。この日、リングに上がることに心から感謝の拍手を贈りましょう」と場内の関係者に呼びかけた。

興行は5試合で、出場10選手は3週間前と前日11日、抗体検査を2度行い、いずれも陰性が確認されていた。会場は換気のため、外部に面したドアは常時開放され、リングサイドのタイムキーパーらは飛まつを防ぐため、フェースシールド、医療用防護服を着用。セコンドはマスクをし、大声の指示を出さないように気をつけた。

フェースシールド、防護服姿でリングサイドに陣取ったタイムキーパー(撮影・加藤裕一)

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出場選手が計量と抗体検査パス 中日本新人王予選

JBC安河内剛事務局長(2018年10月10日撮影)

新型コロナウイルス感染拡大後、国内初のプロボクシング興行となる中日本新人王予選(12日、愛知・刈谷市あいおいホール)の前日計量と抗体検査が11日、刈谷市内の病院で行われた。出場10選手が検査を受けて全員が陰性で、計量も一発でパス。選手は会場近くのホテルに移動した。

ミニマム級で第1試合に出場する松本幸士(30=HEIWA)は抗体検査を初めて受けたと言い「今までの計量はパパッとやって終わりだったけど、こんな大ごとになるとは…。でも、大変なのはみんな大変なので」と話した。

日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛・本部事務局長は「感染予防が最も大事。勇気を持ってリングに上がる選手がベストな状態で試合に臨めるようにサポートする」と言う。興行は無観客開催。選手たちは体調を申告、検温などを行い、セコンドはマスクを着用する。「密」を極力避けるため、途中で会場内の換気を行う。選手控室は使わず、選手は所属ジムごとにパーティションで仕切ったエリアで待機する。さまざまな感染防止策を講じている。

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ボクシングPCR検査を導入へ 国際基準に合わせる

日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)は25日、新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、PCR検査を導入する見込みが立ったと発表した。

米国やメキシコなどでは抗体検査ではなくPCR検査が義務づけられており、国際基準に合わせる形だ。7月25日に神戸市立中央体育館で開催予定の試合では、出場選手とチーフセコンドにPCR検査を実施する見込み。JBCの安河内剛事務局長は「いろんなスポーツ界でもPCR検査に移行しているので、早期に実現したい」と話した。

関係者によると、7月16日に東京・後楽園ホールで行われる興行から導入される可能性もあるという。

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比嘉大吾が処分解除申請 年末に復帰戦を希望

比嘉大吾

昨年4月にボクサーライセンス無期限停止処分を受けた元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(23=白井・具志堅スポーツ)が処分解除を申請したことが分かった。所属ジムの具志堅用高会長(64)とともに27日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)を訪れて申し入れた。処分から1年5カ月が経過しており、JBCは来週に倫理委員会を開き、処分解除に向けた協議に入る。

比嘉は3度目の防衛戦となった18年4月の前日計量で、国内世界戦としては日本人初の体重超過を喫し、王座剥奪された。JBCからライセンス無期限停止処分を受けた際、1階級以上の転級、定期的なコンディション管理報告の義務づけなど解除条件を提示されていた。JBCによれば、比嘉からは半年前から週6回の練習を続け、次戦は階級を上げて試合することの報告があったという。

JBC安河内剛事務局長は「処分から長期間が経過していますし、比嘉選手は日本ボクシング界の宝。申し出を受けたので倫理委員会で対応します」と説明。解除になれば、年末に復帰戦を希望しているという。17年5月に同王座を獲得した比嘉は昨年2月、2度目の防衛に成功し、日本記録に並ぶ15連続KO勝利を挙げていた。

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