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井上尚弥にルイス・ネリら 那須川天心ボクシング転向で挑みそうな階級王者

「炎の体育会TV SP」に出演し、ボクシング転向を表明した那須川天心(TBSテレビ提供)

立ち技打撃格闘技RISEの世界フェザー級王者の那須川天心(22=TARGET/Cygames)が、来年中にボクシングデビューを目指す。

10日、TBS系列の「炎の体育会TV」に出演。番組内で来年3月のRISE大会を最後にキックボクシングを引退し、ボクシングに転向することを正式に発表した。

◆那須川が挑みそうな階級の世界王者 スーパーバンタム級(55・3キロ以下)ではWBAスーパー・IBF王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が筆頭。今月3日にIBF暫定王者岩佐亮佑(セレス)を統一戦で下した。WBC王者にはバンタム級時代、山中慎介との世界戦で体重超過したルイス・ネリ(メキシコ)がいる。1階級上のフェザー級(57・1キロ以下)は世界4階級制覇王者でWBA世界フェザー級王者のレオ・サンタクルス(メキシコ)が人気選手。バンタム級(53・5キロ以下)にはWBAスーパー・IBF王者井上尚弥(大橋)がいる。

流血しながらノニト・ドネア(右)を攻める井上尚弥(2019年11月7日撮影)
ルイス・ネリ(18年3月撮影)

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大橋会長、岩佐の王座統一戦でTKO負け「再起を」

ムロジョン・アフマダエリエフと対戦する岩佐亮佑(AP)

<ボクシングIBF&WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇3日(日本時間4日)◇ウズベキスタン・タシケント

IBF世界スーパーバンタム級暫定王者岩佐亮佑(31=セレス)の2冠奪取はならなかった。

IBF&WBAスーパー世界同級王者ムロジョン・アフマダリエフ(26=ウズベキスタン)との王座統一戦に臨み、レフェリーストップによる5回1分30秒、TKO負けを喫した。19年12月の暫定王座奪取以来の試合となったが、アマ経験豊富な同国の英雄にアウェーで敗れた。本紙評論家で元WBA、WBC世界ミニマム級王者の大橋秀行氏(56=大橋ボクシングジム会長)が勝負の分かれ目を解説した。

  ◇  ◇  ◇

個人的には、ちょっとレフェリーストップが早かったかなと感じた。岩佐選手が相手ラッシュに合わせ、カウンターのタイミングを見計らっている時に止められた印象だった。しかし今は選手の安全面を考慮し、試合ストップが早い傾向にあるのも事実。レフェリー判断を尊重するしかない。

5回、最初に連打を浴びた岩佐選手だが、まだまだスタミナも残り、ダメージもなかったと思う。相打ち覚悟で勝負するシーンが来るのだろうと楽しみにしていたが、唐突に終わってしまった印象だ。何より岩佐選手本人が消化不良だっただろう。

開始1回の岩佐選手は非常に落ち着いていた。右ジャブが良く、ホームのアフマダリエフ選手の方が力んでいた。今まで海外試合を何度も経験している良い入りだったが、2回に入ると右ジャブの打ち合いで、打ち負けていた。あの打ち負ける姿は過去の世界戦でも、あまり見たことがない。勢いづいたアフマダリエフ選手の右ジャブ、ジャブと同じタイミングで右ボディーストレートを打ち込まれ、テクニックと引き出しの多さで押されていたところもある。5回には相手に狙われていたであろう左アッパーを被弾していた。あれは少し効いていたと思う。あの左アッパーの後ぐらいからレフェリーの頭に試合ストップが浮かんできたのだろう。

負けはしたものの、スーパーバンタム級で世界最高峰とされるアフマダリエフ選手とアウェーで互角に渡り合い、十分に実力は証明できたと思う。コンディションも仕上げ、試合の入り方も良かったが、それ以上にアフマダリエフ選手がホームアドバンテージを生かしたという内容だった。これが岩佐選手のラストというのは非常にもったいない。再起してほしいと願う。

ムロジョン・アフマダエリエフと対戦する岩佐亮佑(AP)
ムロジョン・アフマダエリエフに5回TKOで敗れた岩佐亮佑(AP)

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完全アウェー洗礼に散った岩佐「慣れて忘れていた」

ムロジョン・アフマダエリエフに5回TKOで敗れた岩佐亮佑(AP)

<ボクシングIBF&WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇3日◇ウズベキスタン・タシケント

IBF世界スーパーバンタム級暫定王者岩佐亮佑(31=セレス)が、王座統一で2冠奪取に失敗した。

IBF&WBAスーパー世界同級王者ムロジョン・アフマダエリエフ(26=ウズベキスタン)との統一戦。19年に奪取以来1年4カ月ぶりの初防衛戦で、レフェリーリーストップによる5回1分30秒TKO負けを喫した。日本人として旧ソ連での世界戦は5戦全敗となり、5人目の2団体統一王者の座も逃した。

   ◇   ◇   ◇

あっけない幕切れだった。岩佐は5回に左アッパーからの連打にロープまで追い込まれると、あっさりレフェリーが割って入った。早いストップに岩佐は苦笑いも、手が出ずに防戦一方だった。

海外は3連続4戦目で、過去3敗はすべて左も前回はTKO奪取した。岩佐は「海外経験はあるし、左の鬼門は突破した」と自信を見せていた。相手はプロ初の凱旋(がいせん)試合で、国挙げての興行に大観衆。レフェリーはロシア人と完全アウェーだった。

「あっけなく止められた。あそこまで想定できなかったのは自分の落ち度。アウェーに慣れて、アウェーを忘れていた」と反省が口をついた。

2回から圧力に手数も少なくペースをとられた。「前半は耐えてと思っていた」が「勢いづかせない」作戦を遂行できず。左目周囲に赤いあざが残る。「今までで一番のパンチ力。5回は効いてひるんだのは確か」と相手の実力を認めた。

髪をマゲのように束ねたヒゲ面で、ガウンは着物を模した。サムライ魂で挑んだ「人生で一番大きな試合」で、WBC王者ネリに山中のあだ討ちの野望も、アウェーの洗礼に砕かれた。「正直もう少しやらせてほしかった。少し休みます」とのコメントを残した。

ムロジョン・アフマダエリエフと対戦する岩佐亮佑(AP)
ムロジョン・アフマダエリエフと対戦する岩佐亮佑(AP)
ムロジョン・アフマダエリエフと対戦する岩佐亮佑(AP)

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岩佐亮佑2冠奪取失敗反省「あっけなく止められて」

ムロジョン・アフマダエリエフに5回TKOで敗れた岩佐亮佑(AP)

<ボクシングIBF&WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇3日◇ウズベキスタン・タシケント

IBF世界スーパーバンタム級暫定王者岩佐亮佑(31=セレス)が、王座統一での2冠奪取に失敗した。IBF&WBAスーパー世界同級王者ムロジョン・アフマダエリエフ(26=ウズベキスタン)と対戦。19年12月の王座奪取以来の試合だったが、アマ経験豊富な同国の英雄に5回1分30秒TKO負けした。岩佐は試合後に、左目の周囲に赤いあざのある顔写真とコメントをSNSに投稿した。

5回に後退してロープに詰まると、突然とも言えるレフェリーストップ負けした。「前半は予想通りガンガンくると思っていたので、耐えてと思っていましたが、あっけなく止められてしまいました。あそこまで想定できなかったのも自分の落ち度でした。アウェーに慣れて、アウェーを忘れてしまっていました」とコメント。海外では4戦目だったっが、アウェーの洗礼を浴びる結果を振り返り、反省の弁を記していた。

初防衛に成功したアフマダエリエフに対しては「めちゃくちゃ強かった。今までで一番パンチ力ありました。びっくりしました」と潔く実力を認めていた。今後については「少し休みます」とした。

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岩佐亮佑2冠ならず、旧ソ連での世界戦は5戦全敗

ムロジョン・アフマダエリエフと対戦する岩佐亮佑(AP)

<ボクシングIBF&WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇3日◇ウズベキスタン・タシケント

IBF世界スーパーバンタム級暫定王者岩佐亮佑(31=セレス)が、2冠奪取に失敗した。IBF&WBAスーパー世界同級王者ムロジョン・アフマダエリエフ(26=ウズベキスタン)との王座統一戦。19年12月の王座奪取以来の試合だったが、アマ経験豊富な同国の英雄に5回TKO負けを喫した。日本人として旧ソ連での世界戦は5戦全敗となり、5人目の2団体統一王者の座も逃した。

   ◇   ◇   ◇

岩佐は伸ばした髪を束ね、まるで野武士のような風貌だった。グレーのガウンは羽織はかまを模し、右胸には赤い金魚が描かれていた。「人生で一番大きな試合。侍の姿を見てほしい」と誓ったリング。コロナ禍で1年4カ月ぶりの試合だった。完全アウェーにも侍魂で勝利を期したがはね返された。

相手は300勝15敗という元アマエリートで、16年リオ五輪では銅メダルを獲得した。18年のプロデビューから8戦目の世界初挑戦で王座を奪取。岩佐は「アマ出身で技術があり、自由奔放で勢いがある」と分析。小林会長は「勢いをつけさせないよう前半は腹に打ち込みたい。5回まで五分なら」と読んでいた。

アフマダエリエフは昨年1月に2冠王者だったダニエル・ローマン(米国)に2-1で判定勝ちした。岩佐は現地で観戦していた。史上初めて4団体を統一したバーナード・ホプキンス(米国)からは会場で「お前を知っている。お前なら勝てる」とエールを送られた。何よりの自信となっていたが、期待に応えられなかった。

これまでに喫した3敗は、後に世界王者となった山中の1敗と、世界戦での2敗。いずれもサウスポーと苦手にしていた。19年12月のマーロン・タパレス戦では左ストレートできれいに仕留め「前回結果を出した。鬼門は突破した」と話していたが、またもサウスポーの壁が立ちはだかった。

米国を拠点とするアフマダリエフにとって、プロ初となるホームでの凱旋(がいせん)試合。国を挙げてのイベントで、岩佐陣営は入国審査もなく、飛行機に横付けされた車でホテル入り。まさに「国賓級の扱い」だった。

海外では4戦目で、15年には英国でも世界挑戦した。「1回経験して不安はない」と話していた。ホテル内にジムもあるが、調整は自室にこもって汗を流した。小林会長は「これまでも海外では部屋で練習していた」と話し、体をケアするトレーナーも同行して万全を期していた。

旧ソ連では、これまで日本人がウクライナで3人、ロシアで1人と、計4人が世界戦に出場。いずれも世界挑戦だったが敗れていた。これで5戦全敗。気負いもなく抜かりない対策をとったが、会場には英雄を応援する観客約6000人を収容。やはり慣れぬアウェーのハンディはあっただろう。

岩佐はすでに次なる標的をぶち上げていた。WBC世界同級王者ルイス・ネリ(26=メキシコ)。自身が黒星を喫した山中に連勝も、薬物疑惑に体重超過の問題児。「いけ好かない。山中さんの意思を引き継いでぶっ飛ばしたい」と意気込んでいた。そのチャンスをつかむ前に王座陥落となった。

ムロジョン・アフマダエリエフと対戦する岩佐亮佑(AP)
ムロジョン・アフマダエリエフに5回TKOで敗れた岩佐亮佑(AP)

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岩佐亮佑「侍の姿見て」ウズベキスタンで計量クリア

計量をクリアして右腕を突き上げる岩佐亮佑(セレスジム提供)

ボクシングIBF世界スーパーバンタム級暫定王者岩佐亮佑(31=セレス)が2日、ウズベキスタン・タシケント市内で前日計量をクリアした。

岩佐はリミット55・3キロより100グラム少ない55・2キロ、IBF&WBAスーパー世界同級2冠王者ムロジョン・アフマダリエフ(26=ウズベキスタン)は55・3キロでパスした。岩佐は「まず計量をクリアできほっとしてます。あすは僕のすべてをかけて戦ってきます!侍の姿を見てほしい」と決意のコメント。試合は日本時間の3日深夜に行われる。

フェイスオフする2冠正規王者ムロジョン・アフマダリエフ(左)と暫定王者岩佐亮佑(セレスジム提供)
計量をクリアした2冠正規王者ムロジョン・アフマダリエフ(左)と暫定王者岩佐亮佑(セレスジム提供)

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岩佐亮佑 統一2冠戦へ小林会長「減量も順調です」

岩佐亮佑(左)はホテルの自室で同行したパートナー南出とマスボクシングで調整(セレスジム提供)

ボクシングIBF世界スーパーバンタム級暫定王者岩佐亮佑(31=セレス)が1日、ウズベキスタン・タシケント市内で統一2冠戦への記者会見に出席した。

3日にIBF&WBAスーパー世界同級王者ムロジョン・アフマダリエフ(26=ウズベキスタン)と対戦する。岩佐は「コロナでこのような状況の中で試合を開催してくれ、みんなに感謝している。必ずいい試合にする」とスピーチした。

岩佐はホテル内のジムは使わずに自室で調整している。小林会長を相手にミット打ち、パートナー南出とマスボクシングなどで汗を流している。体をケアするトレーナーも同行して調整に余念がない。

米在住の岡部トレーナーも合流してセコンドに入る。伊藤雅雪、中谷潤人らを指導し、世界王者に育てた。岩佐のセコンドに入ってからは4連勝中と勝利の女神でもある。小林会長は「減量も順調」とコメントを寄せた。

現地にはトルコ・イスタンブール経由で3月27日に到着した。入国審査もなく、飛行機に横付けされた車でホテル入りと「国賓級の扱い」という。抑留された日本人墓地も訪問した。「日本人は真面目に働いて、今も尊敬されている。先人に感謝」とSNSを通じてコメント。王座統一へ決意を新たにしたようだ。

アフマダリエフはプロ入り後米国を拠点としてきた。9戦目で初のホームと凱旋(がいせん)試合。国を挙げてのイベントとあって「ウズベキスタンでできてうれしい。頑張ります」と初防衛を目指す。

岩佐亮佑(左)はホテルの自室で小林昭司会長とミット打ちで調整(セレスジム提供)

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岩佐亮佑タシケント入り、対戦相手は「VIP待遇」

岩佐亮佑

ボクシングIBF世界スーパーバンタム級暫定王者岩佐亮佑(31=セレス)が27日、統一戦に臨むウズベキスタン・タシケントに到着した。4月3日にIBF&WBAスーパー世界同級2冠王者ムロジョン・アフマダリエフ(26=ウズベキスタン)と対戦する。トルコ・イスタンブールを経由しての長旅で、決戦の地に入った。

アフマダリエフは16年リオデジャネイロ五輪銅メダルで、プロ入り後は米国を拠点に経験を積んできた。今回がプロ初の凱旋(がいせん)試合で、国を挙げての興行となるという。小林会長によると「VIP待遇」で、空港にも宣伝する特大ポスターがあり、岩佐は早速現地マスコミからインタビューを受けた。厳しいアウェーでの試合ながらも、2度目の王座を獲得した対戦相手としてリスペクトされているようだ。

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岩佐亮佑が統一戦へ出発「必ずベルト2本持ち帰る」

ウズベキスタンへ出発した岩佐亮佑(セレスジム提供)

ボクシングIBF世界スーパーバンタム級暫定王者岩佐亮佑(31=セレス)が26日、統一戦に向けてウズベキスタンへ出発した。

4月3日にタシケントで、IBF&WBAスーパー世界同級2冠王者ムロジョン・アフマダリエフ(26=ウズベキスタン)と対戦する。トルコ・イスタンブール経由の長旅だが、一気に2冠戦に「必ず勝ってベルトを2本持ち帰ります」と宣言した。

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岩佐亮佑1年4カ月ぶり統一2冠戦 敵地ウズベクで

岩佐亮佑(2019年11月27日撮影)

ボクシングIBF世界スーパーバンタム級暫定王者岩佐亮佑(31=セレス)が、アウェーでの統一2冠戦に挑む。4月3日にウズベキスタン・タシケントで、IBF&WBAスーパー世界同級2冠王者ムロジョン・アフマダリエフ(26=ウズベキスタン)と対戦する。16日に千葉・柏市内のジムでのオンライン会見で発表した。

岩佐は19年に米ニューヨークで王座奪回以来、1年4カ月ぶりの試合となる。二転三転しての決定も、統一だけでなく一気に2本のベルトが掛かる。「よく耐えた。人生で一番大きな試合。このフラストレーションを爆発させたい」と力を込めた。

アフマダエリエフは16年リオ五輪銅メダルで、300勝15敗という元アマエリート。米国でプロ経験を積み、今回がプロ初の凱旋(がいせん)試合。国を挙げてのプロモートで、同地で日本人初の世界戦は完全アウェーとなる。

岩佐は海外で過去3戦し、15年には英国でも世界挑戦した。「1回経験して不安はない」と言い切る。左を苦手にしていたが、暫定王座決定戦で11回TKO勝ち。「前回結果を出した。鬼門は突破した」と自信をみせた。

昨年1月にアフマダリエフがプロ8戦目で王座奪取した試合は現地観戦した。「アマ出身で技術があり、自由奔放で勢いがある」と分析。史上初めて4団体を統一したバーナード・ホプキンスから、会場で「おまえなら勝てる」と声をかけられ、自信は深まった。

2冠獲得後の標的もぶち上げた。WBC王者ルイス・ネリ(26=メキシコ)。唯一黒星を喫した日本人の山中慎介に連勝も、薬物疑惑に体重超過の問題児。「いけ好かない。山中さんの意思を引き継いでのあだ討ち。ぶっ飛ばしたい」と息巻いた。

それにはアウェーで2冠奪取が絶対となる。昨年の自粛期間中には約10万円でバーベルなどの器具を購入し、ファンダメンタルの強化を図ってきた。2月からアマ上がりの左相手に、スパーリングは60回こなしてきた。小林会長は「相手に勢いをつけさず、前半は腹に打ち込みたい。5回まで五分ならいける」と読んでいる。

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井上尚弥、村田諒太ら審査員!高校生シャドー大会

井上尚弥(2019年12月23日撮影)

日本ボクシング連盟は26日、「高校生シャドーボクシングチャレンジ2020」を開催すると発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大により、今年の高校生の全国大会がすべて中止や延期となったことを受け、練習の成果を発揮する場として設けられた。

1人で相手をイメージしながら行う練習がシャドーボクシング。同連盟に選手登録済みの現役高校生(男女不問)が、ツイッター上に指定のハッシュタグをつけて動画を投稿することでエントリーできる。応募期間は8月1日から16日まで。

審査員には超豪華な面々がそろった。井岡一翔、井上拓真、井上尚弥、岩佐亮佑、内山高志、京口紘人、清水聡、寺地拳四朗、村田諒太、八重樫東(50音順)らが現時点で参加が決定。今後も交渉中だという。

結果発表は8月22日で、「○○選手賞」など、優秀賞に選出した審査員の名前がついた賞を発表する。

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ロマチェンコ恐ろしく芸術的な軽打/岩佐亮佑の一撃

ロマチェンコ(2019年12月5日撮影)

<ボクシング、忘れられない一撃~19>

一発のパンチですべてが変わるボクシング。選手、関係者が「あの選手の、あの試合の、あの一撃」をセレクトし、語ります。IBF世界スーパーバンタム級暫定王者岩佐亮佑(30=セレス)があげたのは、現ライト級3団体統一王者ワシル・ロマチェンコ(32=ウクライナ)の「心を折る軽打」。世界が注目した「五輪2大会連続金メダリスト対決」で、ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)を翻弄(ほんろう)した戦いを語りました。(取材・構成=奥山将志)

◇     ◇    ◇

▼試合VTR 17年12月9日、米ニューヨークで、08年北京五輪、12年ロンドン五輪金メダルのWBO世界スーパーフェザー級王者ロマチェンコが、00年シドニー五輪、04年アテネ五輪金メダルのリゴンドーの挑戦を受けた。高い技術戦が期待されたビッグマッチだったが、「ハイテク」の異名を取るロマチェンコが、その強さを見せつける展開となった。ジャブの差し合いで早々にペースを握ると、2回以降は手数を重視した軽いパンチと、出入りのスピードでリゴンドーを圧倒。一方的な展開で迎えた6回終了時に「キューバの英雄」が棄権を申し出た。これにより、ロマチェンコは、4試合連続で相手の棄権によるTKO勝ち。相手に何もできない絶望感を与える、その強さが際立つ一戦となった。

◇     ◇    ◇

相手の頭を触るような「パチ、パチ、パチ」という軽いパンチが、見ていて恐ろしく、芸術的とさえ感じました。あのリゴンドーに何もさせなかった。すごい試合でした。

ロマチェンコの特徴は、一発の強さはないですが、すべての種類のパンチを打てること。そして、相手の周りをぐるぐる回りながら、常に相手を触り続ける。一般受けする選手ではないかもしれませんが、対戦相手からすると、崩しにくい、本当に戦いにくい選手だと思います。

選手目線で見れば、学ぶべきところが多いですね。たとえばメイウェザーやハメドの動きはまねできませんが、ロマチェンコはできる。

ベースにあるのは運動量で、どれだけ動くんだというぐらい徹底して足を動かし、出入りのボクシングでペースをつかむ。防御も、ガードをしっかりして、上体の動き、膝の沈め方でパンチをかわす。ナチュラルな「天才」というより、基本を忠実に追い求め、努力でつくりあげた「天才」だと思います。

アマチュアのような戦いで、プロでも新たな形をつくりだしたロマチェンコ。学ぶべきところは多いですし、少しでも自分のものにしていきたいですね。

◆岩佐亮佑(いわさ・りょうすけ)1989年(平元)12月26日、千葉・柏生まれ。地元のセレスジム開設に合わせ、中2で入門。習志野高3年で3冠。アマ戦績60勝(42KO)6敗。08年プロデビュー。11年に日本バンタム級王者山中慎介に挑戦も失敗。2戦後に日本同級王座、13年に東洋太平洋同級王座獲得。15年に英国でIBF世界同級暫定王座決定戦での世界初挑戦は失敗。17年9月にIBF世界スーパーバンタム級王者小国を破り王座獲得。19年12月にIBF同級暫定王座を獲得し、王座返り咲きに成功。171・5センチの左ボクサーファイター。家族は両親と姉。

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井上尚弥2年連続2冠 最優秀選手賞と年間最高試合

ドネアを破りWBSS優勝を果たした井上尚弥はアリ・トロフィーを掲げる(2019年11月7日撮影)

ボクシングの19年度年間表彰式が8日に都内で開催され、WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が、最優秀選手賞と年間最高試合で2年連続2冠となった。

ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)準決勝では2回TKOでIBF王座を獲得し、決勝では5階級制覇のWBA世界同級スーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)に判定勝ちでWBA王座を統一した。

最優秀選手は4人の候補がいたが、年間最高試合とも32票中27票を獲得した。いずれも2年連続3度目の受賞で、14年はKO賞と3冠で3度目の複数受賞となった。

技能賞は日本人初の4階級制覇を達成して初防衛した井岡一翔(30=Reason大貴)、殊勲賞はWBA世界ミドル級王座を奪回して初防衛した村田諒太(34=帝拳)が初受賞した。村田は2連続KOでKO賞も初受賞し、初の複数受賞となった。

この賞は日本ボクシングコミッション、日本プロボクシング協会、東京および関西運動記者クラブ・ボクシング分科会の主催、選考による。各賞の受賞者は以下の通り。

◆最優秀選手賞 井上尚弥(大橋)=2年連続3度目

◆技能賞 井岡一翔(Reason大貴)=初

◆殊勲賞 村田諒太(帝拳)=初

◆努力敢闘賞 永野祐樹(帝拳)=初

◆KO賞 村田諒太(帝拳)=初

◆新鋭賞 中谷潤人(M.T)=初

◆年間最高試合 WBAスーパー&IBF世界バンタム級統一戦 井上尚弥(大橋)-ノニト・ドネア(フィリピン)

◆世界戦以外の最高試合 WBOアジア太平洋ウエルター級王座決定戦 矢田良太(グリーンツダ)-別府優樹(久留米櫛間&別府優樹)

◆女子最優秀選手賞 天海ツナミ(山木)=2年連続2度目

◆女子最高試合 WBC世界フライ級王座戦 藤岡奈穗子(竹原&畑山)-天海ツナミ

◆優秀選手賞 井岡一翔(Reason大貴)、井上尚弥(大橋)、岩佐亮佑(セレス)、京口紘人(ワタナベ)、田中恒成(畑中)、寺地拳四朗(BMB)、村田諒太(帝拳)

◆特別賞 河野公平(ワタナベ)、田口良一(ワタナベ)、福原辰弥(本田)、故三迫仁志(元日本プロボクシング協会会長)

◆優秀トレーナー賞 加藤健太(三迫)

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井上尚弥らボクシング最優秀選手賞候補 2・7発表

アリトロフィーを掲げる井上尚弥(2019年11月7日撮影

日本ボクシングコミッションと東京運動記者クラブのボクシング分科会が12日、都内で19年の年間表彰ノミネート選考会を開いた。

最優秀選手賞候補はワールド・ボクシング・スーパーシリーズを制した井上尚弥(大橋)、日本人初の4階級制覇の井岡一翔(Reason大貴)、ミドル級王座奪回の村田諒太(帝拳)、唯一世界戦3勝の田中恒成(畑中)の4人。受賞者は2月7日に都内のホテルで発表、表彰される。他の各賞候補は次の通り。

◆技能賞 井岡、寺地拳四朗(BMB)、田中

◆殊勲賞 岩佐亮佑(セレス)、村田、井岡

◆KO賞 村田、寺地、栗原慶太(一力)、吉野修一郎(三迫)、勅使河原弘晶(輪島功一)

◆新鋭賞 重岡銀次朗(ワタナベ)、井上浩樹(大橋)、中谷潤人(M.T)

◆努力敢闘賞 野中悠樹(井岡弘樹)、渡部あきのり(角海老宝石)、永野祐樹(帝拳)、田中教仁(三迫)

◆年間最高試合 WBA&IBFバンタム級井上-ノニト・ドネア(フィリピン)、同井上-エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)、WBOスーパーフライ級井岡-アストン・パリクテ(フィリピン)、WBAミドル級村田-ロブ・ブラント(米国)

◆世界戦以外の最高試合 日本ミドル級竹迫司登(ワールド)-加藤収二(中野サイトウ)、WBOアジア太平洋ウエルター級別府優樹(久留米櫛間&別府優樹)-矢田良太(グリーンツダ)、日本ユース・バンタム級石井渡士也(REBOOT.IBA)-石川春樹(RK蒲田)

◆女子最優秀選手賞 天海ツナミ(山木)、佐伯霞(真正)、吉田実代(EBISU K’s BOX)

◆女子最高試合 WBCフライ級藤岡菜穗子(竹原&畑山)-天海、WBOミニマム級佐伯-エリザベス・ロペス(メキシコ)、WBAアトム級モンセラッット・アラルコン(メキシコ)-宮尾綾香(ワタナベ)

バトラーに5回TKO勝利して初防衛を果たし、1本指を立てる村田諒太(2019年12月23日撮影)

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岩佐亮佑が凱旋、王座返り咲き「人生で一番の収穫」

2本目となるベルトを高々と掲げる岩佐亮佑(撮影・河合香)

ボクシングIBFスーパーバンタム級暫定王者となった岩佐亮佑(29=セレス)が9日、米ニューヨークから凱旋(がいせん)帰国した。

同級3位マーロン・タパレス(27=フィリピン)を11回TKOで、昨年8月の同正規王座陥落から1年3カ月で王座返り咲きとなった。「ラストチャンスと覚悟を決めて臨んだ。すごいステージで勝ち、心の底からうれしい」と満面の笑みだった。

米国で奪取は日本6人目で、KOとなると39年ぶり2人目となる。2月に米ロサンゼルスでの再起戦に勝利していたが「ニューヨークというのがうれしい。雰囲気ある会場で堂々と戦い、勝てた。人生で一番の収穫で、一番うれしい。前回がまぐれでなく、左が苦手でないことも証明できた」と胸を張った。

日本製バンデージは使用許可されず、巻くのも普段より約30分遅く、巻き方にもクレームをつけられた。小林会長は「試合直前までバタバタだった。イライラして。ボクの方が緊張した」と言う。岩佐は「全力を出そうと吹っ切れていた。一番落ち着いていた。冷静に戦えた」と精神面の成長を口にした。

3回にはバッティングながらダウンを先行した。「ダウンと思っていなかった。相手も疲れてきたのに、スタミナも気持ちも余裕あった。5回にはいろんな面が見えた。一皮むけた」と振り返った。11回の決着には「あのパンチだけガツンと感触があった。久しぶりにきれいに倒せ、いい印象を与えられた」と今後へもアピールを強調した。

正規王者はWBAとの2団体統一王者ダニエル・ローマン(29=米国)。左肩を痛めて9月の試合が来年1月に予定されているという。岩佐は「暫定でとりあえずの王者。正真正銘の王者に、統一しか見えていない」。統一戦を見据えて現地視察に行くつもりだ。小林会長は「返上とか、認定されるかとか、どうなるかは分からない。IBFの指令を待つ」と今後は未定だ。

17年の世界王座獲得時に、後援者からお祝いに高級外車フェラーリを贈られたが、陥落すると返却した。岩佐は現在は3台を所有するが普段は軽自動車に乗っているという。「正規王者になって、次は自分でフェラーリを買う。中古で」と新たな目標を定めた。

セレスジム小林昭司会長(左)と世界王者に返り咲いた岩佐亮佑(撮影・河合香)

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岩佐亮佑が暫定王者 鮮やかな左で11回TKO勝利

マーロン・タパレスを11回TKOで下し暫定王座を獲得した岩佐亮佑(AP)

<プロボクシング:IBFスーパーバンタム級暫定王座決定戦12回戦>◇7日◇米ニューヨーク・バークレイズセンター

ボクシング元IBFスーパーバンタム級王者で同1位岩佐亮佑(29=セレス)が同3位マーロン・タパレス(27=フィリピン)を11回1分9秒TKOで下し、暫定王座を獲得した。

17年4月、WBO世界バンタム級王座戦の計量失敗で王座剥奪されたタパレス相手に岩佐は3回にダウンを奪い、4回には左ストレートをさく裂。「ラストチャンス」と位置づけた覚悟のリング。タパレスが中盤から失速する中、最後までスタミナをきらさず、11回に鮮やかな左ストレートで倒した。

17年9月に王者となったが、昨年8月の2度目の防衛戦でT・Jドヘニー(アイルランド)に敗れ陥落。今年2月、セサール・フアレス(メキシコ)とのIBF世界スーパーバンタム級王座挑戦者決定戦を制し、再起2戦目で訪れた返り咲きへのチャンスだった。この勝利で、WBA、IBF同級統一王者ダニエル・ローマン(米国)との統一の権利を得て、さらなる大舞台への扉が開いた。

プロデビューから11年目。今が1番「のびのびやっている」と充実感を口にする。世界王者となった17年ごろは、プレッシャーのあまり、3時間おきぐらいに目が覚める「中途覚醒」という不眠症に悩まされた。昨年王座から陥落し、現役続行を決めた後は、「負けてもいいから大好きなボクシングをやろうと」と肩の力を抜いて、ボクシングに向かえるようになった。楽しいからこそ、肉体改造など新しいことにどんどん挑戦できる。結果、小林昭司会長が「今までの岩佐で1番強い」と驚くほど、心身ともに成長を遂げた。

目標がある。「井上尚弥とやること」。現在バンタム級の井上が階級を上げる時まで、スーパーバンタム戦線に残り、対決することを願う。「あそこまで強ければ。絶対やってみたい。だからこそ、勝ち続けなきゃいけない」。ビッグマッチ実現のため、さらに自分を高めていく。

マーロン・タパレスを11回TKOで下し暫定王座を獲得した岩佐亮佑(AP)
岩佐亮佑にダウンを奪われるマーロン・タパレス(AP)
相手のガードの上から左フックを放つ岩佐亮佑(AP)

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岩佐亮佑がNYへ「人生かけた重い試合」暫定王座戦

IBFスーパーバンタム級暫定王座決定戦に向け、米ニューヨークへ出発した岩佐亮佑

ボクシング元IBFスーパーバンタム級王者で同1位岩佐亮佑(29=セレス)が12月1日、7日に米ニューヨークで行われる同3位マーロン・タパレス(27=フィリピン)とのIBF同級暫定王座決定戦に向け、成田空港から出発した。

17年9月に同王者となったが、昨年8月の2度目の防衛戦でT・Jドヘニー(アイルランド)に敗れ陥落。今年2月、セサール・フアレス(メキシコ)とのIBF世界スーパーバンタム級王座挑戦者決定戦を制し、再起2戦目ですぐ返り咲きへのチャンスが巡ってきた。岩佐は初のニューヨークでの大舞台を前に「夢のつまった可能性のあるリング」と喜びつつ、「(世界進出に向けた)第1歩であり、ラストチャンス。人生をかけた重い試合」と覚悟を口にした。

アクシデントから得た成功体験を生かす。今年2月のフアレス戦では試合が大幅に遅延し、計3度も準備をする羽目に。だが、それがかえっていいパフォーマンスにつながった。「感覚としては、緊張に慣れた。緊張するのに飽きた、という感じだった。(試合前に)緊張しなさすぎて大丈夫かなと思ったけど、リングにあがったら悪くなかった」。今回も「早めに会場入りしようかな」と緊張のピークを超えた、“抜け”の状態でリングに立つつもりだ。

IBFスーパーバンタム級暫定王座決定戦に向け、米ニューヨークへ出発した岩佐亮佑。出発前に成田空港内に設置されたサンタクロース人形とポーズ

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世界戦へ岩佐亮佑が大胆身辺整理「気持ちすっきり」

ミット打ちする岩佐(撮影・鈴木正人)

身も心もスッキリして世界に返り咲く! ボクシング元IBFスーパーバンタム級王者で同1位岩佐亮佑(29=セレス)が27日、千葉・柏市の所属ジムで練習を公開。12月7日に米ニューヨークで行われる同3位マーロン・タパレス(27=フィリピン)とのIBF同級暫定王座決定戦に向け、上々の仕上がりをみせた。

11月2週目には、引っ越しと大胆な整理を敢行。すっきりした心持ちで大一番に臨む。

   ◇   ◇   ◇

岩佐がキレキレの動きで2回の最終スパーリングを終えた。相手は日本バンタム級4位でサウスポーの定常育郎(T&T)。距離を置きふりかぶって打つ定常の戻り際を狙い、右フックをさく裂。短い時間の中でも「イーグル・アイ」と呼ばれる自慢の洞察力と、技術が光った。拳をあわせた定常は「右の使い方が超一流。右フックがあごに入り倒れそうだった」と感服した。その後、ミットを受けた小林昭司会長(46)は左右のボディー攻めに「本当に痛い」ともん絶。「明らかにパワーアップしている」「ミットを持っていても追いつかない時がある」と愛弟子の成長を喜んだ。岩佐は「疲れがたまっていたけど絶好調だった」と満足そうに練習を振り返った。

17年9月にIBF王者となったが、昨年8月に陥落。今回の暫定王者決定戦はその王座に返り咲くためのステップとなる。「本当に本心でラストチャンス。死にものぐるいで、どんな泥臭いボクシングでも勝ちにこだわっていきたい」と言葉に力を込めた。

12月26日に30歳を迎える。その前に「断捨離(だんしゃり)しようと思って」。11月の2週目、世界戦が決まる前から予定していた引っ越しをした。その機に家具や服など余計なものをすべて捨て、自動車のローンも完済。身のまわりを徹底的にきれいにした。「チャンピオンになってなんか買おうとか、30になって何かやろうとかはない。今はすっきりした気持ちでボクシングに集中できている」。新たになった精神状態で1日、決戦の地ニューヨークへと向かう。【高場泉穂】

ファイティングポーズする岩佐(撮影・鈴木正人)
スパーリングする岩佐(撮影・鈴木正人)

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岩佐亮佑12・7暫定王座戦「ラストチャンスだと」

12月7日に米ニューヨークでIBFスーパーバンタム級暫定王座戦を行う岩佐亮佑

元IBF世界スーパーバンタム級王者で同1位岩佐亮佑(29=セレス)が王座返り咲きへのチャンスをつかんだ。12月7日に米ニューヨーク・バークレイズセンターで同3位マーロン・タパレス(27=フィリピン)と暫定王座戦を行うことが決定し、12日千葉・柏市内の所属ジムで会見を行った。

岩佐は「ラストチャンスだと思っている。泥臭くても、かっこ悪くてもいいのでとにかく返り咲く姿をみせたい」と決意を語った。

昨年8月の初防衛戦でドヘニーに敗れ、陥落も、今年2月セサール・フアレス(メキシコ)との挑戦者決定戦で勝利。WBA、IBF同級統一王者ダニエル・ローマン(米国)が9月に左肩を負傷したことで、IBFから暫定王座戦の指令がおりた。

今回暫定王者となれば、熱望していたローマンとの統一王座戦がみえてくる。「統一戦となれば、チャンピオン同士で条件がよくなる。ありがたい」と、ローマンのけがでもたらされた状況をむしろ歓迎した。

小林会長は「ドヘニーに負けてから向上心がより強くなった」と心身ともにレベルアップしたと説明。「今までの岩佐の中で1番強いんじゃないかと思う。このチャンスをものにしたい」と語った。

相手タパレスは元WBOバンタム級王者の強敵。岩佐も「覚悟はしてます。フィリピン人独特のタイミングの真骨頂みたいなボクサー」と警戒する。タパレス対策のため、16日からはIBFバンタム級1位のマイケル・ダスマリナス、アンソニー・ヘラルドのフィリピン人トップボクサーを呼び、10日間毎日スパーリングを予定。「そこで感覚を合わせていく」とイメージを膨らませた。

会見の後には、現地で観戦したという7日の井上尚弥-ノニト・ドネア戦にも言及した。2回のドネアの右フックで右眼窩(がんか)底を骨折しながら判定勝ちした井上尚に対し、「どこで経験したんですか、あの子は」とあまりのすごさにあきれ顔。「前世はいろんな修羅場をくぐり抜けてきた戦国時代の将軍だったなんじゃないですか」とモンスターの前世を分析した。

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ローマン2団体統一 岩佐に王座奪回チャンスなるか

ダニエル・ローマン(18年2月撮影)

<ボクシング世界WBA&IBFスーパーバンタム級王座統一12回戦>◇26日◇米ロサンゼルス

WBA同級王者ダニエル・ローマン(28=米国)が、IBFと2団体統一に成功した。

IBF同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)との統一戦。2度のダウンを奪い、2-0も判定勝ちを収めた。WBAは4度目の防衛となった。

ローマンは2回に左フックでダウンを奪い、試合を優勢に進めた。11回にもボディーで2度目のダウンを奪取。採点は2人が116-110、1人が113-113だった。

ローマンは17年に久保準(29=真正)から王座を奪い、昨年には松本亮(25=大橋)に判定で初防衛していた。元IBF同級王者岩佐亮佑(29=セレス)は2月の負傷判定勝ちで、IBF王座挑戦権を獲得している。米国での世界再挑戦も想定して、現在は当地で合宿している。

ローマンは4戦目に岡田隆志に初黒星と、日本人とは3人と対戦している。岩佐が4人目となって王座奪回のチャンスとなるか。ローマンの今後の動向が注目となる。

メインのWBC世界スーパーフライ級タイトル12回戦は、同級1位ファン・フランシスコ・エストラーダ(29=メキシコ)が王座を奪回した。昨年2月に判定負けした同級王者シーサケット・ソールンビサイ(32=タイ)との再戦に3-0で判定勝ち。フライ級に続く2階級制覇となった。

エストラーダはスピードで上回り、足を使って、的確にパンチを打ち込み、終始ペースを握り続けた。採点は2人が115-113、1人が116-112だった。シーサケットは4度目の防衛に失敗となった。

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