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隆の勝「2桁狙って1日一番集中」4場所連続の勝ち越しへ初日白星飾る

隆の勝(右)は千代の国を押し出しで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇初日◇9日◇東京・両国国技館

新関脇から4場所連続の勝ち越しを目指す関脇隆の勝(26=常盤山)が、西前頭3枚目千代の国(30=九重)を押し出し、初日白星を飾った。

立ち合いはやや押し込まれたが、体勢は崩れず一気に逆襲。「立ち合いちょっと起こされたんですけど、そこからの攻めが良かったと思う」と振り返った。

昨年春場所以来の無観客開催。4日目以降は観客を入れるとはいえ「寂しいし、お客さんが盛り上がっていないと物足りない気持ちもある。いつも通りになってくれればいい」と望んだ。

三役で2桁白星に到達したことはない。次期大関候補は「2桁狙って1日一番集中していきます」と明確に目標を掲げた。

千代の国(右)を押し出しで破る隆の勝(撮影・鈴木正人)

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貴景勝「集中してやれた」先場所苦杯なめた若隆景を会心の相撲で圧倒

貴景勝(右)は若隆景を押し出しで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇初日◇9日◇東京・両国国技館

大関貴景勝(24=常盤山)が、先場所苦杯をなめた相手に会心の相撲を見せた。

東前頭筆頭若隆景を鋭い出足から圧倒。回り込む時間すら与えず、一気に押し出した。

春場所では3日目に対戦して敗れていた相手。「(内容は)あまり覚えてないですけど、集中してやれたと思う。稽古場でやっていることしかできない。あまり考えず、集中してやりました」と振り返った。

大関に返り咲いた照ノ富士を含めて、出場最高位の4大関が安泰となった。「毎日一生懸命やり切ること。実力で負けるのはしょうがないので。とにかく自分の持っている力を全部出し切りたい」と力を込めた。

若隆景(右)を押し出しで破る貴景勝(撮影・鈴木正人)

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貴景勝は結びで御嶽海 照ノ富士は北勝富士 2日目幕内取組

日本相撲協会審判部は7日、東京・両国国技館で取組編成会議を開き、大相撲夏場所(9日初日、東京・両国国技館)の初日と2日目の取組を決めた。

3月の春場所を3日目から途中休場し右膝を手術した横綱白鵬(36=宮城野)は、かねて師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)が示唆していた通り、休場届を提出。6場所連続休場が決まった。年6場所制となった58年以降で、横綱として6場所連続休場は3番目の長さとなった(最長は稀勢の里の8場所連続)。これにより出場する番付最上位は、今場所から4人になった大関陣となった。

2日目の取組で、大関返り咲きの照ノ富士(29=伊勢ケ浜)は、西前頭筆頭の北勝富士(28=八角)と対戦する。2年前の夏場所で初優勝した朝乃山(27=高砂)は、東前頭2枚目の明生(25=立浪)の挑戦を受ける。貴景勝(24=常盤山)は結びの一番で小結御嶽海(28=出羽海)と、2度目のかど番となった正代(29=時津風)は東前頭筆頭の若隆景(26=荒汐)と対戦する。

十両以上の休場は白鵬の他もいずれも幕内力士で、平幕の碧山(34=春日野)、竜電(30=高田川)、翠富士(24=伊勢ケ浜)の4人。2日目の幕内取組は以下の通り(左が西)。

千代丸 -石  浦

千代大龍-天空海 

大奄美 -魁  聖

明瀬山 -琴恵光 

隠岐の海-琴ノ若 

照  強-千代翔馬

玉  鷲-志摩ノ海

遠  藤-輝   

剣  翔-栃ノ心 

逸ノ城 -宝富士 

英乃海 -豊昇龍 

妙義龍 -阿武咲 

大栄翔 -霧馬山 

千代の国-高  安

隆の勝 -翔  猿

明  生-朝乃山 

照ノ富士-北勝富士

若隆景 -正  代

貴景勝 -御嶽海 

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白鵬6場所連続休場 照ノ富士は初日に明生 朝乃山は結びで大栄翔

照ノ富士(21年3月撮影)

日本相撲協会審判部は7日、東京・両国国技館で取組編成会議を開き、大相撲夏場所(9日初日、東京・両国国技館)の初日と2日目の取組を決めた。

3月の春場所を3日目から途中休場し右膝を手術した横綱白鵬(36=宮城野)は、かねて師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)が示唆していた通り、休場届を提出。6場所連続休場が決まった。年6場所制となった58年以降で、横綱として6場所連続休場は3番目の長さとなった(最長は稀勢の里の8場所連続)。

これにより出場する番付最上位は、今場所から4人になった大関陣となった。返り咲きの照ノ富士(29=伊勢ケ浜)は初日、東前頭2枚目の明生(25=立浪)の挑戦を受ける。2年前の夏場所で初優勝した朝乃山(27=高砂)は、結びの一番で小結大栄翔(27=追手風)と対戦する。貴景勝(24=常盤山)は東前頭筆頭の若隆景(26=荒汐)と、2度目のかど番となった正代(29=時津風)は西前頭筆頭の北勝富士(28=八角)と対戦する。

十両以上の休場は白鵬の他もいずれも幕内力士で、平幕の碧山(34=春日野)、竜電(30=高田川)、翠富士(24=伊勢ケ浜)の4人。初日の幕内取組は以下の通り(左が東)。

天空海 -千代丸 

魁  聖-石  浦

千代大龍-大奄美 

明瀬山 -隠岐の海

琴恵光 -千代翔馬

琴ノ若 -照  強

玉  鷲-輝   

志摩ノ海-遠  藤

剣  翔-宝富士 

栃ノ心 -逸ノ城 

英乃海 -阿武咲 

豊昇龍 -妙義龍 

御嶽海 -霧馬山 

千代の国-隆の勝 

高  安-翔  猿

明  生-照ノ富士

正  代-北勝富士

若隆景 -貴景勝 

朝乃山 -大栄翔 

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元朝青龍のおい豊昇龍「スカイツリーは山じゃない」茨城から東京へ部屋移転

夏場所に向けて稽古に励む豊昇龍(日本相撲協会提供)

大相撲夏場所(9日初日、東京・両国国技館)で東前頭5枚目に就いた元横綱朝青龍のおい、豊昇龍(21=立浪)が3日、約3年半過ごした茨城・つくばみらい市の部屋から通う最後の場所に向けて「最後の場所となるので、何とか力を出し切るしかないですね」と意気込んだ。

夏場所後に部屋がつくばみらい市から、2月中旬まで常盤山部屋が使用していた東京都台東区の建物に移転する。稽古後に報道陣の電話取材に応じ「(つくばみらい市の部屋は)入門してからずっといたので。(両国国技館に)近くなるのはいいけど、自分は茨城の部屋が好きでしたよ」と話した。

自然豊かなモンゴル出身。部屋から車で1時間半ほどの筑波山(つくば市、標高877メートル)を登るのが好きだった。「関取になってからよく登りに行っていた。1カ月に1回は行ってました。トレーニングより気持ちのリフレッシュ。モンゴル人は山に登るの好きなんで。昔のことを思い浮かべる。筑波のいろんな場所はモンゴルに似ている感じがして。引っ越しても行きたいね」。移転先からほど近い浅草には、高さ634メートルの東京スカイツリーがあるが「スカイツリーは山じゃないね(笑い)」と笑い、現時点での高い関心は示さなかった。

現部屋での最後の場所は、自己最高位で役力士と対戦する可能性もある。「番付を見たとき、わくわくして早く場所始まらないかなと。体もわくわくして半端なかったです」。おじからは「アドバイスはなかったけど『立ち合い甘いな』と(言われて)、立ち合いのことを意識しました」という。目標は勝ち越し。「早くやりたい。上位倒したらどんだけ気持ちがいいかと」と興奮気味に語った。【佐藤礼征】

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白鵬が8年8カ月ぶり一人横綱、照ノ富士昇格で4大関に/夏場所新番付

横綱白鵬(2021年3月15日撮影)

日本相撲協会は26日、大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

横綱は、鶴竜(現鶴竜親方)が引退したため白鵬(36=宮城野)だけとなった。番付上の一人横綱は12年秋場所の白鵬以来、8年8カ月ぶり。優勝制度が制定された1909年(明42)夏場所以降、一人横綱は宮城山、玉錦、大鵬、北の富士、千代の富士、北勝海、曙、朝青龍、白鵬と9人いるが、一人横綱経験者が再度、一人横綱になるのは初めてとなった。

大関は、照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が再昇進したことで、19年名古屋場所(豪栄道、高安、貴景勝、栃ノ心)以来の4大関となった。照ノ富士は17年秋場所以来、21場所ぶりの復帰。大関復帰は19年九州場所の貴景勝以来、昭和以降では11人目(栃東が2回あるため12回目)。平幕陥落後の大関復帰は77年春場所の魁傑以来で、序二段陥落後の大関復帰は史上初めて。東の序列2番目の正代(29=時津風)は今年初場所以来、2度目のかど番で臨む。

三役陣は4人。先場所、小結だった高安(30=田子ノ浦)が、7場所ぶりの関脇に復帰した(三役は4場所連続)。西の関脇は、新三役から4場所連続で隆の勝(26=常盤山)。小結は西から東に回った御嶽海(28=出羽海)が3場所連続(三役は6場所連続)、西は先場所に続き大栄翔(27=追手風)が就いた。

大相撲夏場所は、5月7日予定の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。9日の初日を迎える。

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朝鬼神克忠が朝鬼神閻魔、嶺刃常乃助は峰刃幾叉丸に改名/夏場所新番付

初場所の両国国技館(2021年1月10日撮影)

日本相撲協会は26日、大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。番付降下、改名、引退などの力士、年寄など協会関係者は以下の通り。

【降下】

<幕内から十両>

豊山(27=時津風)東前頭15枚目→東十両4枚目

琴勝峰(21=佐渡ケ嶽)西前頭11枚目→東十両5枚目

<十両から幕下>

矢後(26=尾車)西十両10枚目→西幕下筆頭

【改名<1>】(しこ名の上の部分)

<幕下>

中園→島津海(しまづうみ=二所ノ関)

津志田→時乃平(ときのひら=時津風)

大天馬→北勝丸(ほくとまる=八角)

<三段目>

琴粂→琴羽黒(ことはぐろ=佐渡ケ嶽)

嶺刃→峰刃(みねやいば=錣山)

横江→剛士丸(ごうしまる=武蔵川)

琴伊藤→琴拓也(ことたくや=佐渡ケ嶽)

佐々木→北勝栄(ほくとさかえ=八角)

琴進→琴大進(ことだいしん=佐渡ケ嶽)

若松永→透輝の里(ときのさと=西岩)

<序二段>

舛乃山→舛ノ山(ますのやま=常盤山)

中田→北勝岩(ほくといわ=八角)

琴長濱→琴大河(ことたいが=佐渡ケ嶽)

福井→北勝八雲(ほくとやぐも=八角)

札野→北勝大(ほくとひろ=八角)

秋山→北勝空(ほくとそら=八角)

松岡→北勝真(ほくとしん=八角)

青乃潮→北勝潮(ほくとしお=八角)

<序ノ口>

石坂→藤雄峰(ふじゆうほう=藤島)

【改名<2>】(しこ名の下の部分も含める)

朝鬼神克忠→朝鬼神閻魔(あさきしん・えんま=高砂)

嶺刃常乃助→峰刃幾叉丸(みねやいば・きしゃまる=錣山)

横江黎→剛士丸黎明(ごうしまる・れいめい=武蔵川)

琴粂貞→琴羽黒貞晴(ことはぐろ・さだはる=佐渡ケ嶽)

琴伊藤暉→琴拓也暉紘(ことたくや・あきひろ=佐渡ケ嶽)

琴進洸希→琴大進光輝(ことだいしん・こうき)

琴長濱大河→琴大河誠哉(ことたいが・せいや)

朝玉勢一嗣磨→朝玉勢大幸(あさぎょくせい・たいこう=高砂)

若松永輝透→透輝の里大(ときのさと・だい)

【改名<3>】(年寄)

錣山矩幸→錣山瑛一(しころやま・えいいち)

【引退】

舛東欧(常盤山)光源治、大勇人(以上、峰崎)斗城丸(宮城野)華王錦(東関)綾風、宙風(以上、尾車)富栄、勇富士、八百ツ富士(以上、伊勢ケ浜)播磨灘(尾上)琴今川(佐渡ケ嶽)大翔鶴(追手風)玉の星(片男波)清水(武蔵川)太田(山響)久之虎(出羽海)霧乃龍(陸奥)煌(朝日山)東照錦(錦戸)

【退職(年寄)】

時津風正博(元前頭時津海、退職勧告処分)

千賀ノ浦靖仁(元関脇舛田山=契約満了)

【停年退職(床山)】

床淀

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八角部屋が所属力士最多に、閉鎖東関部屋から力士受け入れ/夏場所新番付

両国国技館(2021年1月10日撮影)

日本相撲協会は26日、大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

3月の春場所を最後に東関部屋と峰崎部屋が閉鎖されたため、部屋数は44部屋から42部屋に減少。新番付にしこ名が載った力士総数は、春場所の新弟子が多かったことから、春場所比で18人増え670人になった。部屋別、出身地別のナンバーワンはどこか…。データを紹介します。

【部屋別力士数】

長らく最多を誇った佐渡ケ嶽部屋が、1位の座を譲る格好となった。閉鎖された東関部屋から力士を受け入れた八角部屋が、春場所の24人から6人増え一気に30人となり最多となった。2位は佐渡ケ嶽部屋と九重部屋の29人。木瀬部屋と玉ノ井部屋の28人が4位タイで続く。

以下、6位境川部屋(27人)、7位高砂部屋(25人)、8位高田川部屋(22人)、9位追手風部屋(20人)と続き、ここまでが20人以上の部屋。トップ10の最後は19人の式秀部屋だ。

関取輩出では、追手風部屋(幕内5人、十両2人)、九重部屋(幕内4人、十両3人)、木瀬部屋(幕内3人、十両4人)の3部屋が7人を擁してトップ。5人の伊勢ケ浜部屋(幕内4人、十両1人)、4人の常盤山部屋(幕内2人、十両2人)がこれに続く。

力士数の最少は鏡山部屋の2人で、片男波部屋と錦戸部屋は4人の“少数精鋭”で臨んでいる。

【出身地別力士数】

ここ数年の傾向で、日本全国の人口比率に準じている順位に、ほとんど変動はない。1位は東京都の54人。以下<2>大阪府35人<3>愛知県と兵庫県が33人と、本場所開催3都府県が上位3傑に入る。以下<5>千葉県32人<6>神奈川県30人<7>埼玉県29人<8>福岡県と鹿児島県26人<10>熊本県25人と、ここまでがベスト10入り。

幾多の横綱を輩出した“相撲どころ”の北海道が22人で続く。幕内7人、十両4人とも出身地別で最多のモンゴルは20人で、ここまでが20人超え。北海道同様、やはり多くの名力士を輩出した相撲どころの青森県は春場所から2人増えて11人(18位タイ)となっている。なお47都道府県の最少は鳥取県と滋賀県の1人。福井県が3人、奈良県と和歌山県が4人となっている。

国別ではモンゴルの20人がダントツで、ブラジル、ロシア、ジョージア、ブルガリア、フィリピン、ウクライナが各1人となっている。

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貴景勝夏場所へ基礎運動「体をつくっていく感じ」 今後相撲を取る稽古再開

夏場所に向けて稽古に励む貴健斗(左)と貴景勝(代表撮影)

大相撲の大関貴景勝(24=常盤山)が20日、都内の部屋で四股、すり足などの基礎運動を中心に体を動かし、夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)に向けて調整した。

約2時間、上半身、下半身ともにみっちり鍛えた。体の状態については「毎日変化があるので。言葉で表すのは難しいけど、感覚ですから。初日までに仕上げて、体をつくっていく感じです」と話した。

土俵に入って押しを確認する場面もあった。「しっかりいっちょ押しもぶつかりもこなして、実戦に入っていけたらと思っています。いま何をすべきか、テーマを持って。全てを中途半端にやるのが一番ダメ。基礎が一番しんどいですから。(これから)相撲勘もちょっとずつ磨いていけたらと思う」と、今後相撲を取る稽古を再開させるという。

19日から両国国技館内の相撲教習所で行われている合同稽古の参加は見送った。昨年12月に参加した経験があるが「先場所がこうだったから今場所も、というのは当てはまらないですから。徐々にやっていきたいと思います」と話した。

夏場所に向けて稽古に励む貴健斗(左)と貴景勝(代表撮影)
付け人を背負ってスクワットをする貴景勝(代表撮影)

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明生が連日合同稽古、茨城から東京へ部屋移転「寂しいけど近くなる」

夏場所に向けた合同稽古に参加し、関取衆との申し合いを行う明生(代表撮影)

大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)に向けた合同稽古の2日目が20日、両国国技館内の相撲教習所で行われ、平幕の明生(25=立浪)は初日から連日参加した。

この日は大関正代らと計11番相撲を取って汗を流した。複数の関取が参加しているため、多くの番数は確保できないだけに「だらだらやらないような気持ちでやっている。少なく濃くという意識」と、一番一番を集中して臨んでいるという。

東前頭3枚目だった春場所では2大関を破るなど10勝5敗の好成績を残し、初めての三賞(敢闘賞)も獲得した。新三役も目前。「常に上の番付を狙っている。しっかり我慢して、勝ち越していけるように」と意気込む。

茨城県つくばみらい市の部屋が、夏場所後に東京都台東区の旧常盤山部屋に移転する。夏場所が、茨城から本場所に通う最後の場所になる。「(茨城の部屋は)10年いた場所。入門してずっといた場所なので、そこを離れるのは寂しいけど、距離が近くなるのはうれしい」と喜んだ。

夏場所に向けた合同稽古に参加し、ぶつかりで正代の胸を借りる明生(左)(代表撮影)

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大関朝乃山、三番稽古で正代を圧倒 残り3日間も関取衆との稽古に意欲

若い衆を相手に稽古を行う朝乃山(代表撮影=2021年4月16日)

4日間の日程で行われる大相撲の合同稽古が19日、東京・両国国技館内の相撲教習所で始まり、大関朝乃山(27=高砂)が大関同士の三番稽古(同じ相手と連続して相撲を取る稽古)で正代(29=時津風)を圧倒。12勝3敗でスタートを切った。

横綱白鵬(36=宮城野)、大関の貴景勝(24=常盤山)と照ノ富士(29=伊勢ケ浜)は不在のため、番付最高位で臨んだ2人は、関取衆の申し合い終了後、土俵に入り23分間、相対した。ほとんどの相撲で立ち合いは互角で右四つに組む相撲が多かったが、左上手を素早く引く得意の形になった朝乃山が、その後の攻めも圧倒。そのまま一気に寄り切ったり、上手投げ、すくい投げで仕留めるなど動きの良さが目立った。

三番稽古は朝乃山の方から、それとなく打診して実現した。「関取衆とは久しぶりにやるので、ケガなく終われたらいいし、踏み込み、左上手、そうゆうのを大事にしながらやっていきたい。いろんなタイプの関取衆がいるので(翌日からは)誰か指名してやろうかなと」と狙いを説明し、残り3日間は三役以下の関取衆との稽古にも意欲を見せた。

初場所後に、約1年ぶりに故郷の富山に帰省。大関昇進後は初めてで、あいさつ回りなどで気分転換を図れた。富山商高時代の相撲部監督で、4年前に死去した浦山英樹さんの自宅も訪問。仏壇に手を合わせ、心の中で、大関昇進の報告と稽古に精進して頑張ることを誓った。「大関になってちょっと、ふがいない場所が続いていますので。ケガしないように見守っていてください、と言いました」。富山商高にも足を運び、部活動で汗を流している後輩たちに、自己紹介と“訓示”もした。「『3年間、短いようで長いような、アッという間なので、1日1日むだにしないように高校生活を送ってください』と言いました」と朝乃山。その言葉は、高校卒業から9年たった今でも、自分に言い聞かせている言葉なのかもしれない。

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貴景勝「一生懸命やるだけです」夏場所に向けて気持ち高める

ダンベルを使って両腕を鍛える貴景勝(代表撮影)

大相撲の大関貴景勝(24=常盤山)が15日、夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)に向けて、都内の部屋で調整した。

四股やすり足の基礎運動のほか、バーベルを扱ったトレーニングで上半身、下半身を鍛えた。稽古後、代表取材に応じ「一生懸命やるだけですね」と、夏場所に向けて気持ちを高めた。

3月の春場所では千秋楽まで自力優勝の可能性を残していたが、本割で照ノ富士に敗れて10勝5敗に終わった。夏場所では昨年11月場所以来、大関として2度目の優勝を目指す。

立ち合いの姿勢を真っすぐにすることを意識させるために、ほうきを使って貴健斗を指導する貴景勝(右)(代表撮影)

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隆の勝、麒麟児さん訃報は「知り合いから連絡来た」同郷柏出身で同じ関脇

すり足で下半身を鍛える隆の勝(代表撮影)

大相撲の関脇隆の勝(26=常盤山)が15日、同じ千葉県柏市出身で3月1日に死去した元関脇麒麟児の垂沢和春さんについて言及した。都内の部屋での稽古後、代表取材に応じ「(今月13日の訃報は)知り合いから連絡が来て、すぐニュースを見て、亡くなったと知りました」と話した。

18年3月の定年まで北陣親方として協会に所属していた間に「2、3回話したけど、向こうも(同郷だとは)知っていないと思う」と隆の勝。柏市出身で大関はいない。新関脇から3場所連続で勝ち越している大関候補は「(柏市出身)第1号になれるように」と、大関昇進に意欲を示した。

3月の春場所では6日目まで5勝1敗と好調だったが、中盤戦から終盤戦にかけて失速し、8勝止まりに終わった。「4連敗したときはメンタルもどんどん悪い方向に進んだ。あきらめかけたことも若干あった。自分の相撲が分からなくなっていった」と、精神面で課題を残したという。

自身より番付が上の朝乃山、正代の2大関、大関復帰を決めた照ノ富士の3人から白星を挙げられず、地力の差を感じた。「立ち合いでは(差を)感じなかったが、そのあと動きで落ち着いて対応されるので、余裕がなかった。その余裕があるから大関なのかな、と」。まだ上位に定着して1年ほど。「壁にぶち当たっていかないと強くならないし、いい機会、いい経験。勝ち越すまでの相撲内容をしっかりしないと。大関(相手)だから負けてもいいや、ではなくて、大関を倒してやろう、という気持ちの強さがもっと必要。今まで以上にもっと必要だと思った」と前を向いた。

夏場所に向けて稽古に励む隆の勝(中央)。左は貴源治(代表撮影)

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貴景勝、合同稽古参加は「体調次第」マスターズV松山は「すごいですね」

貴景勝(2021年3月18日撮影)

大関貴景勝(24=常盤山)が13日、大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)に向けた朝稽古後、報道対応した。

この日の稽古は約1時間半。四股、スクワット、かかと上げ、すり足などの基礎運動と、立ち合いの確認を8回、行った。その後もてっぽう、腕立て伏せ、アームカールなど基礎運動で汗を流した。

かど番を脱出した初場所後、1週間の休養を経て先週から稽古を再開。夏場所に向けて「頑張って稽古をするだけです」と話した。19日から4日間の日程で予定されている合同稽古の参加については「体調次第ですね」と現状では明言を避けた。マスターズで優勝した男子ゴルフ松山英樹の快挙には「すごいですね」と答えた。

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70歳で角界去る千賀ノ浦親方、隆の勝に「唐揚げみたいな稽古を」とエール

左が千賀ノ浦親方(元関脇舛田山)、右は常盤山親方(元小結隆三杉)(2016年4月8日)

10日に70歳の誕生日を迎える千賀ノ浦親方(元関脇舛田山)が9日に日本相撲協会の再雇用制度を終える。拓大を経て74年春場所に初土俵。48年間も身を置いた角界を去ることになる。8日までに電話取材に応じ「9日が過ぎないとピンとこない。3月場所が最後と思うと、名残惜しい気持ちになりました」と心境を明かした。

定年後の5年間は「早かったけど、連れてきた子(弟子)が何人残っていたかを気にかけていた」と振り返る。89年名古屋場所限りで現役を引退して春日野部屋付きとなり、04年9月に独立して千賀ノ浦部屋を創設。10年九州場所では舛乃山(当時のしこ名は舛ノ山)が新十両昇進を果たし、部屋から初めて関取を輩出した。

16年4月に65歳となり協会の定年を迎え、現常盤山親方(元小結隆三杉)に部屋を継承したが、東京・台東区の稽古場は自宅でもある。現常盤山部屋が今年2月に東京・板橋区に移転するまでは、部屋内で力士らとコミュニケーションを取ることも多かったという。

自身が引き連れてきた力士も少なくなってきた。史上初のハンガリー出身力士として話題となった舛東欧は、春場所限りで引退。最高位は西幕下8枚目と関取の座に近づいたが、たび重なるケガに泣いた。「ケガがなければチャンスがあったと思うけど、こればかりはしょうがない」と千賀ノ浦親方。舛東欧は引退後、都内の飲食関連の企業に就職するという。「今までも何度も相談に乗ってきた。第2の人生も頑張ってほしい」とエールを送る。

躍進を期待するのが、関脇まで番付を上げた隆の勝(26=常盤山)だ。現在の活躍に、千賀ノ浦親方も「15歳で入門してきて、体を大きくするのに時間がかかった。メシの時間は逃げていたときもあったね(笑い)。素質は良かったけど正直、三役に定着するとは予想外」と驚く。「体重が増えてスピードと勢いが変わった。右を差して半身になるクセがあったが、左が入ったときのスピードがいい。自信もついてきたように見える」。

新関脇から3場所連続で勝ち越し、当然「次期大関」の期待も高まってくる。「(コロナ禍で)出稽古ができないけど、白鵬や照ノ富士みたいな四つ相撲の上位の人にも胸を借りて力をつけてほしいね。泥んこにならないと成果は出ない。お茶漬けを食ったような稽古じゃなくて、こってりした唐揚げみたいな稽古をしてほしいね」と独特な言い回しでエール。「幕下の頃のように、ある意味“バカ”になって頑張ればきっと(大関に)上がれると思いますよ」と笑った。

台東区の部屋には5月の夏場所後に立浪部屋が移転してくる。11月の九州場所後には完全譲渡する予定。自身も今年10月いっぱいまでは居住する。「相撲部屋として残ってくれるのはうれしい」と同親方。今後も相撲界を見守っていく。

【佐藤礼征】

隆の勝(2020年12月10日撮影)

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立浪部屋、5月の夏場所後に旧常盤山部屋に移転

茨城県つくばみらい市に拠点を構える立浪部屋が、大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)後に、東京都台東区にある旧常盤山部屋へ移転することが4日、分かった。2月中旬に東京都板橋区へ移転した旧常盤山部屋を改装し、新たに部屋を構える。

旧常盤山部屋は現在、3階に所有者である千賀ノ浦親方(元関脇舛田山)が住んでいる。9日に70歳の誕生日を迎え、日本相撲協会の再雇用制度が切れ退職となるが、今年10月いっぱいまでは居住。11月に予定される九州場所後に完全譲渡される。それまでは立浪親方(元小結旭豊)と力士らは1、2階に居住する。

建物の1、2階部分を改修するため、移転時期について立浪親方は「工事が間に合わないので5月場所後になると思う」と話した。移転話は昨年末あたりから進められ、今年に入って決まったという。最寄り駅の「みらい平」(つくばエクスプレス)から両国まで1時間ほどかかるが、台東区橋場に構える新しい部屋からは、車で15分ほどに短縮される。新型コロナウイルスの影響で現在は出稽古が禁止されているが、解禁されれば稽古環境も改善される。

地域密着で応援してくれた、つくばみらい市に対する恩もあり「残念がっている」と感じつつ「やっぱり力士のためを思って。出世していけばいくほど、力士のことを考えてやらないといけない」と立浪親方。3月の春場所では明生(25)が待望の三賞を初受賞し、三役も目前。元横綱朝青龍をおじに持つ豊昇龍(21)や十両天空海(30)らの、さらなる出世に思いを込めた移転となる。

移転した高砂部屋の後を受け、現在の台東区橋場に部屋を新設した千賀ノ浦親方も「ここに部屋を構えて21年になるかな。自分がここを離れる時は、その後は相撲部屋として引き継いでもらいたいと常に思っていた。一門とか縁はなくても、引き続き相撲部屋として存続してくれるのはうれしい」と話した。

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華王錦、舛東欧ら幕下以下20人の引退発表

華王錦(2020年7月22日撮影)

日本相撲協会は3月31日、大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、春場所中に引退した横綱鶴竜(35=陸奥)改め年寄鶴竜襲名と、幕下以下20人の引退を発表した。元十両で春場所を最後に部屋がなくなった東関部屋の華王錦(42)や、唯一のハンガリー出身の舛東欧(35=常盤山)ら、以下の20人。

【引退】舛東欧(常盤山)光源治、大勇人(以上、峰崎)斗城丸(宮城野)華王錦(東関)綾風、宙風(以上、尾車)富栄、勇富士、八百ツ富士(以上、伊勢ケ浜)播磨灘(尾上)琴今川(佐渡ケ嶽)大翔鶴(追手風)玉の星(片男波)清水(武蔵川)太田(山響)久之虎(出羽海)霧乃龍(陸奥)煌(朝日山)東照錦(錦戸)

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3大関倒しVの照ノ富士は「安定してる」理事長評価

八角理事長(右)から内閣総理大臣杯を受け取る照ノ富士(撮影・河田真司)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇28日◇東京・両国国技館

関脇照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が、大関貴景勝(24=常盤山)を冷静にさばき、3度目の幕内優勝を達成。確実にした大関復帰に花を添えた。

負ければ優勝決定ともえ戦に持ち込まれる一番は、貴景勝の突き押しを下からあてがい、捨て身ともいえる小手投げにも冷静に対処。最後はお株を奪うように、もろ手でドンと突いて土俵下まで押し出した。

精神的にも安定した状態を、協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)は「押し込まれても焦らなかった。冷静だった。辛抱勝ちでしょう」と評した。逆に番付上の貴景勝の心理を読むように「貴景勝の方が焦って小手に振った。あそこは(照ノ富士が)はたくのを待つぐらいの我慢がほしかった。勝負を焦った」と解説した。

これで大関昇進は確実。現状では3大関より力が上であることを証明した場所でもあった。「今場所は3大関に勝ってる。正代はいっぺんに持っていったし、朝乃山には相撲を取らせなかった。そして今日。体さえ良ければ、経験からしても一番、安定している」と同理事長。今後については「膝のケガとかで大関から落ちたから、それに気をつけさえすれば立派に大関を務められる。膝の強化と体調管理。そこに気をつけてほしい」と期待した。

貴景勝(右)を土俵際に追い込む照ノ富士(撮影・河田真司)
貴景勝(右)を押し出しで破り、幕内優勝を決める照ノ富士(撮影・河田真司)

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照ノ富士が3度目の殊勲賞、若隆景は初の技能賞

照ノ富士(21年3月撮影)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇28日◇東京・両国国技館

日本相撲協会は28日、両国国技館内で大相撲春場所の三賞選考委員会を開き、受賞力士及び条件付きの候補力士を決めた。本割の結果が出たことで、受賞力士が確定した。

殊勲賞は、千秋楽を前に11勝3敗で優勝争いの単独トップに立つ関脇照ノ富士(29=伊勢ケ浜)の、3回目の受賞(三賞通算は9回目)が決まった。本割で大関貴景勝(24=常盤山)を破り、12勝3敗で3度目の優勝に受賞で花を添えた。

敢闘賞は、いずれも千秋楽本割で勝った場合、という条件付きで小結高安(30=田子ノ浦)、平幕の明生(25=立浪)と碧山(34=春日野)の3人を選出した。直接対決で高安に勝った碧山が、4度目の受賞(三賞は5回目)を決め、高安は逃した。明生も剣翔に勝ち10勝目を挙げ、待望の初の三賞受賞となった。

技能賞は、小兵ながら粘り強い押し相撲で大関2人を破った西前頭2枚目の若隆景(26=荒汐)が、初受賞(三賞も初受賞)を決めた。千秋楽も北勝富士を破り10勝5敗。幕内6場所目で3度目の2ケタ勝利となった。

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照ノ富士理詰めでV王手に「相撲うまかった」理事長

朝乃山(右)と立ち合う照ノ富士(撮影・河田真司)

<大相撲春場所>◇14日目◇27日◇東京・両国国技館

大関復帰を確実にしている関脇照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が、今場所4日目以来の単独トップに立ち、大関返り咲きに花を添える、昨年7月場所以来3度目の幕内優勝に王手をかけた。

結びの一番で、対戦成績4戦全勝と相性のいい大関朝乃山(27=高砂)と対戦。意表を突くような朝乃山の、もろ手突きの立ち合いも冷静に対処。右の相四つで激しい攻防を展開したが、最後は左上手を引きつけ、右のかいなを返した照ノ富士が、万全の体勢で寄り切った。

大型力士同士の四つ相撲に、協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)は「見応えのある、いい内容だった」と両者の力の出し合いを評価した。朝乃山の立ち合いには「右を深く差せれば、というところだったのではないかな」と朝乃山の意図をくんだ。その上で「やっぱり上手を取って強かった。上手と(右)下手をね」と照ノ富士の力を、あらためて評価した。力ばかりでなく「相撲がうまかった。(朝乃山の)上手を切りながら、かいなを返しながら(の寄り)。朝乃山も先手を取りたかっただろうが終始、照ノ富士の流れだった」と理詰めの攻めもほめた。

千秋楽で照ノ富士は、4敗の大関貴景勝(24=常盤山)と対戦する。敗れれば、高安-碧山戦の勝者を加えた優勝決定ともえ戦に持ち込まれる。昨年の11月場所千秋楽も、星の差1つで両者は対戦。リードしていた貴景勝が本割で照ノ富士に敗れ並ばれたが、優勝決定戦で下し2度目の優勝を遂げた。「以前(昨年11月場所)と反対だったでしょう? 照ノ富士が(本割で)勝って決定戦で負けた。似たような感じ(状況)でしょう」と4カ月前のシーンを思い起こすように同理事長は話していた。

照ノ富士(左)は朝乃山を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)
懸賞金を手にする照ノ富士。3敗で単独トップに立ち千秋楽に臨む(撮影・小沢裕)

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