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丸藤正道、流血“因縁”村上和成をKO「思いの強さ力に」6月の武藤戦へ

プロレスリング・ノア後楽園大会 村上和成(右)に逆水平チョップを浴びせる丸藤正道(撮影・松熊洋介)

<ノア:後楽園大会>◇3日◇後楽園ホール

ノアを運営するサイバーファイト副社長も務める丸藤正道(41)が、2日連続の無観客試合の最後を、自らの勝利で締めた。

「俺たちには画面の前のみんなの声も気持ちもしっかり届いています」とカメラ越しに思いを伝えた。さらに「スタッフ、関係者のみなさん、俺たちにプロレスをさせてくれてありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

望月と組み、杉浦、村上組と対戦した試合では、序盤から劣勢の展開が続いた。コーナーに追い詰められて、2人に踏み付けられ、村上には強烈な頭突きを何度も食らった。村上とは07年6月に流血戦を繰り広げて敗れていたことを覚えていた。「プロレス人生の中で一番の流血をさせられた相手。忘れてはいない。こうやってリングに上がるとあの時のことを思い出す」と振り返った。その後、杉浦との誤爆によって村上が流血。丸藤は、前後の強烈な蹴りで村上をふらつかせ、最後は両耳をつかんでからの新型虎王・零でKOし、リングに沈めた。

4月29日名古屋大会でGHCヘビー級王者の武藤に挑戦表明。6月6日(さいたまスーパーアリーナ)の対戦が決まり「こんなところで負けていてはいけない」と、熱い気持ちをリングで表現した。同じM's allianceの同門対決となるが「俺はこのリングを守り続けてきた。それだけは絶対に負けない」とプライドをのぞかせた。

武藤との大一番はサイバーファイトが運営する、DDT、東京女子、ガンバレ☆プロレスの合同開催というビッグイベントの中で行われている。「思いの強さは絶対力になることを胸にたたき込んで武藤敬司の前に立ちます」と意気込んだ。副社長とプロレスラーの役割をしっかり果たした丸藤。「コロナもどうなるか分からないけど、やることをしっかりやって、ファンにプロレスを伝え続ける。必ず恩返しする。これからもプロレスリング・ノア、前を向いて走り続けます」と力強い言葉で締めた。【松熊洋介】

プロレスリング・ノア後楽園大会 バックステージで取材に応じる丸藤正道(左)、望月成晃組(撮影・松熊洋介)

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田中将斗2日連続で若手圧倒「すごいぞと思われるのが目標」4連戦も貪欲

プロレスリング・ノア後楽園大会 稲村愛輝(左)にエルボーを浴びせる田中将斗(撮影・松熊洋介)

<ノア:後楽園大会>◇3日◇後楽園ホール

田中将斗(48)が2日連続で若手を圧倒した。

デビュー3年目、120キロの稲村愛輝(28)とシングルマッチを戦い、13分54秒、スーパフライ2発からの片エビ固めで勝利した。序盤の場外戦や張り手合戦で圧倒した田中は、30キロ差をものともせず、雪崩式ブレーンバスターや、ボディスラムなどを浴びせ、巨体を豪快にリングにたたきつけた。

前日の清宮戦に勝利後、稲村がリングに上がり、田中をにらみ付け、対戦要求。「やってやるよ」と受けて立った。「タイヤばかり持ち上げているだけでは勝てない」と挑発していたが、実際に対戦して「軽々ポンポン投げられたね」と稲村のパワーに苦しんだ。「体を合わせてみて、あれでいいんじゃないかな。まだ3年目。今の時点であれだけ抜きんでたものがあるのは素晴らしい」と評価した。さらに「これからいろんな人間と戦っていくし、そこで課題が生まれたら、練習していけばいい」とデビュー28年目のベテランらしくアドバイスを送った。

ゼロワン所属だが、ただ参戦しているわけではない。「画面で見てくれている人に、田中すごいぞと思われるのが目標。(前日の)清宮戦含め、うまく料理して、形を残していけたら、もっと違ったカードも組まれると思う」と、貪欲な姿勢を見せた。4日は所属のゼロワン札幌大会に出場予定。1日から4連戦となるが「待っているだけじゃないし、これが僕のアピール」。48歳のパワフルおじさんは、リングに上がれば、いつでもどこでも最高のパフォーマンスで応える。【松熊洋介】

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YOSHI-HASHIが4度目防衛成功 「戦友」如意棒を取り返し安堵

新日本プロレス後楽園大会 KENTA(手前)から棒を奪い取ったYOSHI-HASHI(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇20日◇東京・後楽園ホール

「棒」がようやく手元に返ってきた。

NEVER無差別級6人タッグ選手権試合で、YOSHI-HASHI(38)が、石井智宏(45)、後藤洋央紀(41)と組んで勝利。最多タイとなる4度目の防衛に成功し、試合後にKENTAに奪われていた如意棒を取り返した。

終盤、高橋裕二郎がレフェリーの気を引く間にKENTAが棒を取り出し、攻撃を開始。気付いたYOSHI-HASHIは、すぐに奪い取り、思いっ切り殴りつけた。勝利後、相棒を取り戻し、ホッとした表情を見せたYOSHI-HASHIは「どんな時もこの棒を持って入場してきた。苦楽をともにしてきた戦友」と熱い思いを明かした。

一方、敗れたKENTAは目が覚めたのか「もう冷めたわ。この1カ月、俺はどうかしてた。そんなのどうでもいい」。リング上でキスをしたり、東京タワー“デート”の写真をSNSにアップするなど愛情を注いでいたが「家の物干しさおにまでヤキモチを焼くし、束縛がきつかったから、ちょうど良かった」と悲しむ様子も見せなかった。

11年に海外修業を終えて帰国したYOSHI-HASHIは、12年からCHAOSの一員として棒と一緒に戦ってきた。昨年8月にようやく手にした初のベルトを今回もしっかり守り「歩みを止めないで、いろんなものを積み上げて来たから今、俺はここにいる」と語った。棒を巡る争奪戦にようやく終止符が打たれたが、ジュニアを引っ張る2人の戦いはこれからも続いていく。誰に何と言われようとも、棒もベルトも渡すつもりはない。【松熊洋介】

新日本プロレス後楽園大会 NEVER無差別級6人タッグ選手権で4度目の防衛に成功した、左から後藤洋央紀、石井智宏、YOSHI-HASHI(新日本プロレス提供)

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後藤組が歴代最多タイV4「プロレスは負けない」 鬱憤晴らすGTRで勝利

新日本プロレス後楽園大会 NEVER無差別級6人タッグ選手権で4度目の防衛に成功した、左から後藤洋央紀、石井智宏、YOSHI-HASHI(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇20日◇東京・後楽園ホール

NEVER無差別級6人タッグ選手権試合は、YOSHI-HASHI(38)、石井智宏(45)、後藤洋央紀(41)組が、石森太二(38)、高橋裕二郎(40)、KENTA(40)組に勝利し、最多タイとなる4度目の防衛に成功した。

最後にリングに立っていたのは後藤だった。前日の前哨戦で敗れた石森を頭突きでふらつかせると、自らの右膝に相手の背中を打ち付ける必殺技、GTRを決め、たまった鬱憤(うっぷん)を晴らした。勝利後、マイクを取り「コロナでこんな時代になったが、また超満員の後楽園ホールを見るまでは俺たちは負けない。また大歓声をもう1度聞くまでは、プロレスは負けない」と集まったファンに向けて、力強くメッセージを届けた。

19日の前哨戦ではあと1歩の所まで追い込みながら、石森に逆さ押さえ込みで逆転負け。「何の言い訳も思い付かない」と珍しく弱気な発言で肩を落とした。この日も痛めた左腕の影響からか、序盤から10分近くも相手に捕まり、集中攻撃を受けた。それでも石井のアシストもあり、豪快なラリアットから、ヘッドロックで流れを引き寄せた。中盤には石森が、レフェリーの目を盗み、ロープに足をかけてフォールする反則を仕掛けたが、カウント2でしっかり返し、その後の連携技につなげた。

4度目の防衛を果たし、真壁、矢野、田口組と並んで歴代最多タイとなった。YOSHI-HASHIがKENTAに奪われていた「棒」も返ってきた。「勝ったのは俺たち。それが事実。試合を見たお客さんが、明日への活力になってくれたら」。結束を強めた3人は、最多防衛に向け、これからも真っ向勝負で立ち向かう。【松熊洋介】

新日本プロレス後楽園大会 KENTA(手前)から棒を奪い取ったYOSHI-HASHI(新日本プロレス提供)

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石井智宏が高橋裕二郎に勝利「お前はもう終わりだ」開始から怒りMAX

新日本プロレス後楽園大会 高橋裕二郎に強烈なラリアットを決める石井智宏(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇19日◇後楽園ホール

石井智宏(45)が、20日に控えるNEVER無差別級6人タッグ選手権の前哨戦で、高橋裕二郎(40)とのシングルマッチに勝利した。

開始から怒りMAXだった石井。サミングなど反則技を繰り出す高橋に対し、険しい表情で正攻法でぶつかっていった。串刺しラリアットから高橋をコーナートップに上げ、滞空時間の長い雪崩式ブレーンバスターでリングにたたきつけた。終盤、ヘッドバッドで流れを引き寄せると、垂直落下式ブレーンバスターで3カウントを奪った。

かつて同じCHAOSに所属していた高橋が14年に仲間を裏切り脱退。バレットクラブ加入直後に石井が持っていたNEVER無差別級のベルトを奪われた。7年前の悔しさを晴らすかのように、今シリーズの前哨戦では「ベルト挑戦するレベルでない」と毎試合リング上でにらみつけ、試合後には罵倒し続けた。バレットクラブに「あいつは何も結果が残せていない。パートナーを変えなくていいのか」と要求するほど。この日の試合後も「やっぱり(ディック)東郷に変われ。お前はもう終わりだ」と言い放った。

この日はベルトを持つ他の2人もシングルマッチの前哨戦だった。石井は試合後すぐに後藤のセコンドに向かい、リング下からエールを送った。メインのYOSHI-HASHIの試合は後藤も駆けつけ、見守った。普段から強い絆で結ばれている3人。リング中央で相手を袋だたきにする暴れ太鼓は、他がまねできないほど息ピッタリの得意技だ。連携では負けないCHAOSの3人が4度目の防衛戦でもしっかりとベルトを守る。

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武藤敬司が王者初敗戦、監獄固めに悲鳴…まさかのギブアップ 試合後は無言

プロレスリング・ノア後楽園大会 マサ北宮(左)の監獄固めで悲鳴を上げる武藤敬司(プロレスリング・ノア提供)

<ノア:後楽園大会>◇18日◇東京・後楽園ホール

GHCヘビー級王者の武藤敬司(58)が、2月に王者になって以来、初めて敗れた。

4月29日名古屋大会で防衛戦を戦うマサ北宮(32)との前哨戦で、監獄固めで足をキメられ、まさかのギブアップ。昨年4月のノア参戦後、武藤自身が敗れるのは、今年1月4日に潮崎に3カウントを奪われて以来、2度目の屈辱となった。

2度の北宮の監獄固めに珍しく激しい悲鳴を上げた。完全に膝の上に乗られ、身動きが取れなかった。1度目は丸藤がカットに入り、何とか逃れたが、2度目はなすすべなく、叫ぶことしかできなかった。頭突きをくらい、額から流血。レフェリーが試合を止めた。試合後は悔しそうな表情を見せ、無言で会場を後にした。

先発を買って出るなど、序盤から軽快な動きを見せていたが、北宮の逆襲に屈した。2月12日に初戴冠、3月14日に初防衛戦を行った。普段から「タイトルマッチは年数回でいいと思っているが、ノアが許してくれないんだよ」とぼやくが、約1カ月ぶりの試合で躍動した。串刺しシャイニングウィザード、ドラゴンスクリューなど、技を試しながら、足4の字固めなどで相手を追い込んでいただけに悔しい敗戦となった。

武藤のお株を奪うような得意の足技で、ギブアップさせた北宮は「チャンピオン、膝の調子はどうだ? 何度でもたたきつけてやる」と自信満々。さらにGHCヘビー級5度目の挑戦となる29日の本番に向けて「これまでいろんな悔しい思いをしてきた。テメェとはベルトに対する執念が違うんだよ」と言い放った。

タイトルマッチまで残り10日。武藤は試合直後、痛めた膝を押さえるシーンもあったが、仲間の手を借りず、1人で花道を歩いて帰り、元気な様子を見せた。「せっかくベルトを取ったから、少しは防衛を重ねていきたい」と語る武藤。タイトル獲得から2カ月。まだベルトを手放すわけにはいかない。

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王者藤田和之がエルボー&張り手の殴り合い制す KOされた杉浦は動けず

ノア後楽園大会 ケンドー・カシンと桜庭和志が場外でやり合う(左側)中、リング上でお互いをにらみ付ける藤田和之(右)と杉浦貴(撮影・松熊洋介)

<ノア:後楽園大会>◇18日◇後楽園ホール

GHCナショナル王者の藤田和之(50)が、顔面蹴り3発で杉浦貴(50)をKOした。

4月29日の前哨戦となった今試合。藤田はカシンと組み、杉浦、桜庭組と対戦。投げ技も組むことも1度もなく、エルボー、張り手の殴り合いを制し、杉浦をリングに沈めた。敗れた杉浦は自力で動くことができず、仲間に抱えられて退場。29日の本番に向け、不安を露呈した。

ともに2番手で出場した両者は、先発のカシンと桜庭がやり合っている間も、試合も見ることなく、両コーナーからにらみ合った。2人の試合が場外戦に持ち込まれると、今度はリングに入って再びにらみ合い。その後、お互いに試合権利を得ると、雄たけびを上げながら強烈なエルボー合戦を始め、その激しさに観客も引き込まれていった。最後はうずくまる杉浦の顔面に豪快にサッカーボールキックを3度蹴り込んだ。

普段は同じ杉浦軍として一緒にタッグを組むことが多いが、杉浦が「たとえ仲間であっても強いやつとやりたい」と挑戦を持ち掛け、対戦が実現。藤田は「どんな相手ともやる」と受けて立った。総合格闘家としての経験もあり、さまざまな団体を渡り歩いてきた藤田。杉浦軍のリーダーであろうが、リングに上がれば関係ない。この日は約5分だけだったが、長いときには30分以上も視線をそらさずににらみ付けることもある。試合後は「次は名古屋。以上」と一言でバックステージを去った。男・藤田はリングの上だけで結果を見せる。

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中学生プロレスラーの吏南が大きな1勝 シンデレラトーナメント2回戦進出

スターダム後楽園大会 シンデレラトーナメント1回戦に勝利した吏南(撮影・松熊洋介)

<スターダム:後楽園大会>◇10日◇後楽園ホール

中学生プロレスラーが大きな1勝を手にした。

20選手による「シンデレラトーナメント」が開幕。1回戦10試合が行われ、吏南(14)がAZM(18)に勝利し、2回戦進出を果たした。

巡ってきたチャンスをものにした。AZMをオーバー・ザ・トップロープで場外に落とし、勝利を決めると、跳び上がって両手で何度もガッツポーズを見せ、喜びを爆発させた。同ユニット・大江戸隊の鹿島の欠場により、急きょ出場が決定。「実力差もまだあったけど、出るからには夢に近づけるように頑張ろうと思った」と笑顔を見せた。

先に入場した吏南は相手の花道に向かって一直線。「対戦が決まってから、ずっと考えていた」と、リングに上がる前のAZMを襲撃し、場外戦を仕掛けた。試合は終始AZMペース。何度もフォールで3カウントを奪われそうになったが、何とか回避。大江戸隊のナツコ、小波らの“アシスト”もあり、エプロンで粘るAZMを強烈なドロップキックで場外に蹴り落とした。

現在14歳の中学3年生。格闘技をやっていた父に連れられ、スターダムの試合を見て興味を持った。対戦したAZMは、17年に中3でアーティスト・オブ・スターダムを巻いており、目標にしている。「自分がこれまで続けてこられたのもAZMさんがいたから。とても感謝している。自分も中学生のうちにベルトを巻きたい」。少しずつ周囲に知られてきて、今では学校の友だちも応援に来てくれることもあるという。「14歳のシンデレラになりたい」。最年少女王を目指す14歳は、力強く優勝宣言した。

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飯伏が躍動!光り輝く新“相棒”からパワーもらった

新日本プロレス後楽園大会 ジェフ・コブにカミゴェをさく裂させる飯伏幸太(右)(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇30日◇東京・後楽園ホール

IWGP世界ヘビー級の新ベルトを手にした初代王者の飯伏幸太(38)が、4日(両国国技館)の初防衛戦の相手、ウィル・オスプレイとの前哨戦に勝利した。

ベルトは「(防衛戦に)勝つまで巻かない」と肩にかけて入場。光り輝く新しい“相棒”からパワーをもらい、躍動した。

オスプレイと相対した飯伏は、素早い身のこなしから、ムーンサルトを決め、ラリアットでなぎ倒した。かわされたカミゴェは、その後コブにさく裂させ、3カウントを奪った。勝利後は「どうだ」と言わんばかりの表情で、オスプレイをにらみ付け、王者の貫禄を見せつけた。

オスプレイとは昨秋のG1クライマックスで勝利しているが「その頃とは違う」と成長を認める。今月行われたニュージャパンカップでは、SANADA、鷹木ら強敵を倒して優勝しただけに、若さと勢いを警戒する。「このキャリアであれだけできるのは、当時の自分と比べても上だと思う」と語った。

1月に2冠王者となってから、並みいる強豪を退け、ベルトを守り続けた。反対する選手もいる中、自分の意志を貫き、統一を実現しただけに思い入れは強い。試合前に行われた贈呈式では、肌身離さず持ち続けてきた2本のベルトに感謝の気持ちを込めながら返還。「2つのベルトが大好きだったから、世界に向けて大きく、新しくしていきたい。形は1つになったが、気持ちは2つ(のまま)」。4日、初防衛戦に勝利してベルトを腰に巻き、IWGP世界ヘビー級の歴史をスタートさせる。【松熊洋介】

贈呈されたIWGP世界ヘビー級のベルトをアピールする飯伏(撮影・山崎安昭)

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飯伏幸太が新ベルト授与「歴史を継いだまま大きく」

贈呈されたIWGP世界ヘビー級のベルトをアピールする飯伏(撮影・山崎安昭)

新日本プロレスの最高峰IWGP世界ヘビー級のベルトが30日、後楽園大会前に披露された。IWGP世界ヘビー級は、今年1月4日にIWGPヘビー級(ヘビー級)と同インターコンチネンタル(IC)の2冠王者となった飯伏の要求で、統一が実現し、新日本プロレスの最高峰のベルトとして新設された。

これまでと同じ、黒を基調とした新ベルトは、放射状に広がるライン(初代)や世界に羽ばたく羽根(3代目)など、4代にわたるベルトの歴史が刻まれ、さらにサイドバックルは、インターコンチネンタル(IC)の形状が継承された。

贈呈式に登場した初代王者の飯伏幸太(38)は、スーツ姿でリングに上がると、ヘビー級を菅林会長に、ICを大張社長に納め、新ベルトを受け取った。「この2つのベルトが大好きだから、1つにして世界に向け、歴史を継いだまま大きくしていきたい」。生まれ変わった最高峰のベルトを目指し、レスラーたちがまた新たな歴史を作り出す。

◆IWGPヘビー級とICのベルト 初代ベルトは83年第1回IWGP王座決定リーグ戦で優勝したホーガンが初めて巻いた。97年に旗揚げ25周年を迎えて2代目に一新。その後2代目は05年に亡くなった故・橋本真也さんに贈呈。同10月から3代目となり、08年3月に4代目が制作された。ICは11年に創設され、翌年に中邑がデザイン変更を要求し2代目に。その後17年から3代目となった。

贈呈されたIWGP世界ヘビー級のベルトをアピールする飯伏(撮影・山崎安昭)
返還するIWGPヘビー級のベルト(左)とインターコンチネンタルのベルトを持ってリングに上がった飯伏(撮影・山崎安昭)

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藤田和之が初GHCタイトル「頂点には変わらない」

ノア後楽園大会 GHCナショナル王者に輝いた藤田和之(撮影・松熊洋介)

<ノア:後楽園大会>◇21日◇東京・後楽園ホール

GHCナショナル選手権試合は挑戦者の藤田和之(50)が王者・拳王(36)を体固めで破り、初のGHCタイトルに輝いた。

藤田には杉浦軍の、拳王には金剛の選手たちが総勢で見守る中、開始からにらみ合いが続いた。観客の手拍子が続く中、お互いに視線をそらすことなく、相手の目だけを見つめ、7分半。昨年3月には潮崎と30分以上にらみ合ったことからすれば、だいぶ短いが、時間が経つごとに緊張感が増していった。

拳王の仕掛けで始まったが、内容でもパワーでも勝っていた。強烈な右足の蹴りを浴びせる拳王に「もっと来いよ」と挑発。30発以上を受けてもリングに立ち続けた。途中からは張り手で応戦。最後はパワーボムから顔面を蹴り上げ、3カウントを奪った。

もともと多くを語る方ではなく、リングの上で気持ちを表現する。挑戦者に指名された、7日の横浜武道館大会では「そういうことなので」と会場を後にした。今試合後も感想を聞かれた藤田は「あいつ(拳王)は男だよ」と一言。次戦は同門の杉浦の挑戦を受けるが「基本はいつ、何時でもやる」と語った。ノアでの初めてのタイトル。「どんなに高い山でも低い山でも頂点には変わらない」。相手が誰であろうとも、王者のプライドを維持し、真っすぐにただ勝利だけを追い求める。

ノア後楽園大会 GHCナショナル王者に輝いた藤田和之(撮影・松熊洋介)

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オスプレイ「整形手術費用高い」SANADAに怒り

新日本プロレス後楽園大会 場外でSANADA(下)の鼻をつかみ、押さえ付けるウィル・オスプレイ(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

ウィル・オスプレイ(27)が、18日のニュージャパンカップ準々決勝(静岡)で対戦するSANADA(33)との前哨戦で“痛すぎる”勝利をつかんだ。

14日2回戦のザック・セイバーJr.戦で鼻を痛めた。オスプレイ自身が「骨折していると思う」と話すほどの痛み。この日も試合前に「鼻を攻めるな」と膝をついて懇願。最初はSANADAも受け入れ、下半身を中心に攻めていた。ところが、オスプレイの方から先にSANADAの鼻をつかみ、仕掛けたことで怒りを買い、返り討ちにあった。終盤、鼻を思いっ切りつかまれたオスプレイは、痛みに耐えられず、もん絶。試合後は氷嚢(ひょうのう)で顔を押さえ、険しい表情を見せた。

試合に勝利はしたが、SANADAの一撃で、イケメンの鼻はさらに腫れてしまった。「試合前に俺の鼻に手をかけないって言っていたのに、ひどい。正々堂々と戦おうって言っただろ」と騒いだ。さらに「整形手術費用を調べたら信じられないくらい高い。イギリスと日本、2カ国で家賃を払っているし、ロレックスの時計も買おうと思っていた。全部SANADAのせいだ」と怒りは収まらない。

毎試合リング脇から応援する恋人のプレストリーの前で、大事な顔のパーツを痛めつけられ、ぶざまな姿を見せてしまった。自分から仕掛けたこともあり、自業自得のようにも思えるが、この屈辱はリングで晴らすしかない。

新日本プロレス後楽園大会 鼻を痛そうに押さえるウィル・オスプレイ(右)。左はビー・プレストリー(新日本プロレス提供)

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4強鷹木にEVIL「俺に勝とうなんて顔じゃねえ」

新日本プロレス後楽園大会 KENTA(右)にエルボーを浴びせる鷹木信悟(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

13年前の雪辱を果たした。ニュージャパンカップ(NJC)準々決勝で、鷹木信悟(38)がKENTA(40)との初シングルを制し、4強に進出した。

序盤は逃げ回るKENTAにイライラを募らせ、術中にはまった。鉄柵の外でDDTを浴び、腕をロックされ、首を絞め上げられるGAME OVERで追い詰められた。顔面を蹴られ「これで終わりか? (13年前と)何にも変わってねえな」と罵倒されたが、立ち上がり、パンピングボンバーで逆転。意識もうろうのKENTAをラスト・オブ・ザ・ドラゴンで沈めた。オカダ、後藤に続き、23分に及ぶ激戦。「NJCはどう見てもG1クライマックスより強烈じゃねえか」と感じるほど、厳しい戦いを制した。

2人の前回の対決は過去1度だけ。08年5月のジュニアヘビー級タッグマッチまでさかのぼる。その時は真っ向勝負のKENTAにgo 2 sleepを食らい、脳振とうで病院送りにさせられた。13年たってもその時の屈辱は忘れていなかった。「どれだけ危険な技か分かっている。食らうわけにはいかない」と必死に抵抗して回避し、勝機を呼び寄せた。

試合後には準決勝(20日、仙台)の相手、EVILがリングに登場。「言いたいことがあるなら、今すぐここでやるか?」とにらみ合ったが、背後からディック東郷に襲われ、マジックキラーでKOされた。EVILからは「この俺に勝とうなんて顔じゃねえんだよ、この野郎」と一蹴された。

1月にNEVER無差別級王者のベルトを失ったが、すぐに気持ちを切り替え今シリーズにかけてきた。優勝まであと2勝。願い続けてきた「鷹木待望論」もだんだん大きくなってきた。勝利の余韻に浸ることはできなかったが「アイツにはいろいろと思うところがある。願ったりかなったりだ」。襲撃を受けた借りは、準決勝のリングで必ず返す。【松熊洋介】

新日本プロレス後楽園大会 勝利した鷹木信悟は準決勝の相手、EVILとリング上でにらみ合う(新日本プロレス提供)

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矢野通が逆転負け 突然暗転の“連携技”対処できず

新日本プロレス後楽園大会 EVILをリングの下に放り込む矢野通(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

勝利目前の暗転でまさかの逆転負けを喫した。ニュージャパンカップ準々決勝で、矢野通(42)が、前年度覇者のEVILに敗れ、4強進出はならなかった。

矢野は、相手セコンドのディック東郷から奪った鉄製のワイヤでEVILを締め上げると、そのままリングの下に放り込んだ。場外カウントが数えられ、勝利を確信した矢野は両手を挙げ、笑顔を見せた。ところがカウント18で突然暗転。「なんだ、おい?」と叫ぶ矢野。明かりがついた瞬間、背後からEVILに襲われ、得意技のEVILで3カウントを奪われた。実は直前に東郷が会場を去り、スイッチの方へ行く姿が目撃されていた。巧みな“連携技”に屈した矢野は、リング上で立ち上がることができなかった。

東郷を排除できなかったことが響いた。ゴングが鳴ると、いきなり場外に逃げ「(東郷を)下げろ」とレフェリーに向かって叫んだが、受け入れられず。逆に場外カウントを数えられ、リングに戻ったところで先制攻撃を食らった。その後も連携技に苦しめられ、流れをつかむことができなかった。終盤、ワイヤを奪ったところまでは良かったが、最後は残っていた東郷にライトを消されてしまい、目前で勝利を逃した。

初戦はコーナーの鉄柱にテーピングで固定されながら、急所一撃でファレに勝利。2回戦はO・カーンの髪を鉄柵に結び付け、その後の急所蹴りで破った。毎試合コーナーパッドを外し、相手を挑発するなど、巧みな技を駆使しながら勝ち上がってきた矢野だったが、今回は相手の策にまんまとはまってしまった。【松熊洋介】

新日本プロレス後楽園大会 EVILから鉄柵に体をぶつけられる矢野通(新日本プロレス提供)

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フィンレーが準々決勝進出「今年の俺はひと味違う」

新日本プロレス後楽園大会 YOSHI-HASHI(下)から3カウントを奪い、両手を突き上げるデビッド・フィンレー(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇15日◇東京・後楽園ホール

ニュージャパンカップ(NJC)2回戦は、デビッド・フィンレー(27)がYOSHI-HASHI(38)を破り、初出場で準々決勝に進出した。

序盤こそ、ドロップキックなどで優位に試合を進めたが、その後は終始相手ペース。ドラゴンスープレックスから、かち上げ式ラリアットの後、KUMAGOROSHI…。YOSHI-HASHIの「これで決まったと思った」技をカウント2で何とか返し、ACID DROPで逆転の3カウントを奪った。試合前から「俺の踏み台になる」と挑発していたフィンレーは「言った通りになっただろ」と納得の表情を見せた。

次戦は18日、棚橋を破ったホワイトと対戦する。18年にはIWGP USヘビー級王座に挑戦し、敗れている。「認めたくはないが、30歳以下のレスラーの中では間違いなくトップを張る1人」と警戒した。「絶対に優勝する。今年の俺はひと味違う」。プロレスラーの父を持つ初出場のサラブレッドが、NJCで波乱を巻き起こす。

新日本プロレス後楽園大会 勝利後、YOSHI-HASHI(右)に話し掛けるデビッド・フィンレー(新日本プロレス提供)

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エース棚橋弘至が初戦で姿消す「頼りにならんな…」

新日本プロレス後楽園大会 ジェイ・ホワイトにスリングブレイドを決める棚橋弘至(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇15日◇東京・後楽園ホール

エースが初戦で姿を消した。

ニュージャパンパンカップ(NJC)2回戦で、1回戦シードのNEVER無差別級王者・棚橋弘至(44)がジェイ・ホワイト(28)に敗れた。

ホワイトのブレードランナーをかわし続け、ドラゴンスクリューで応戦したが、最後に豪快に決められ、リングに沈んだ。肩を担がれ、バックステージに現れた棚橋はそのまま床に倒れ込み「あー、クソー。頼りにならんな、どこぞのエースは」と叫んだ。

自慢の腹筋は“完成”する前に敗れた。この日もいつものようにゴング前に肉体美を披露。未完成ながら鍛え上げられたムキムキの体に場内から拍手が沸き起こる。これには横で見ていたホワイトも負けじとマッスルポーズを見せつけた。その後はリングサイドの外道にも見せて挑発。これがホワイトの怒りを買い、場外で、セコンドの辻とともに痛めつけられるなど、防戦が続いた。中盤ではホワイトに腹の肉をつままれる屈辱も味わった。終盤ドラゴンスクリュー合戦を制し、流れをつかみかけたが、一撃で仕留められた。

優勝すれば、新設された世界ヘビー級への挑戦権が得られるとあって、どうしても手にしたいタイトルだった。NEVER王者が取ることで「ベルトの価値を上げたい」と話していたが、初戦で打ち砕かれた。

チャンスがあれば貪欲にベルトを狙いに行く棚橋。先月、KENTAがモクスリーに挑戦したIWGP USヘビー級選手権試合を解説した際には「(今度は)俺が行くかなあ。どこかで発信しておかないと」と意欲も見せていた。08年以来となる、NJC3度目の優勝は持ち越しとなったが、コロナ禍の中、棚橋の盛り上げは新日本に欠かせない。「こういう時に力を発揮してみんなを安心させて、導いていくのがエース」。常々言い続けてきた言葉を胸に前に進み続ける。「NEVER GIVE UP」。NEVERのベルトを肩にかけ次なる戦いに向かった。【松熊洋介】

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宮原&青柳組V2「勝ってしまったよ」ゼウスに雪辱

全日本プロレス後楽園大会 世界タッグ選手権で2度目の防衛に成功した青柳優馬(左)と宮原健斗(撮影・松熊洋介)

<全日本:後楽園大会>◇14日◇東京・後楽園ホール

世界タッグ選手権試合は、88代王者の青柳優馬(25)、宮原健斗(32)組が、ゼウス(39)、入江茂弘(32)組を破り、2度目の防衛に成功した。

青柳は、今月6日の前哨戦でゼウスにボコボコにされていた。青柳の「脳みそ筋肉野郎」発言で火が付いたゼウスが激怒。試合後に会場の外まで連れ出され襲撃を受けていた。この日もゼウスの強烈な逆水平に苦しめられた。中盤にはブレーンバスターでリングにたたきつけられると、入江にフライングボディアタックを決められた。万事休すかと思われたが、エンドゲームで捕獲。首を絞められ、意識を失ったゼウスがレフェリーストップとなり、勝利を手にした。

勝試合後マイクを手にした青柳は、ゼウスのタオルを掲げるファンに向かって「ゼウスさんに勝ってしまったよ」と笑顔を見せつけた。来月からは10選手による総当たり戦「チャンピオンカーニバル」に出場。今度はシングルでの対戦となるが「世界タッグチャンピオンとして出場する。覚悟しておけ。この脳みそ筋肉野郎」と再び挑発した。狙うは優勝。その先には5月16日(大田区総合体育館)での3冠ヘビー級選手権試合を見据える。「別に期待しなくていい。結果がすべてだ」。不敵な笑みを浮かべながら頂点に向け、闘志を燃やした。【松熊洋介】

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ヨシタツ「俺が王者になる」バックドロップ対決完勝

全日本プロレス後楽園大会 勝利後、諏訪魔(右)に「3冠ヘビー級のベルトを持って来い」と指をさすヨシタツ(撮影・松熊洋介)

<全日本:後楽園大会>◇14日◇東京・後楽園ホール

「バックドロップ対決」を制した。21日京都大会で3冠ヘビー級王者・諏訪魔(44)に挑むヨシタツ(43)が前哨戦に勝利し、初タイトルに弾みを付けた。

8日保土ケ谷大会で諏訪魔から「新日育ちのお前と、全日本の俺のバックドロップ、どっちがすごいか勝負しようぜ」と持ち掛けられていた。ヨシタツは序盤から諏訪魔の攻撃を阻止し、積極的に技を仕掛けてた。最後は相手2人にバックドロップを浴びせて完勝。もん絶する諏訪魔に「見とけ」と言いながら、佐藤光留にも決め、3カウントを奪った。

諏訪魔とのシングルマッチは現在3連勝中。初の3冠ヘビーのベルトを視界に捉えた。「4連勝して俺が64代王者になる」と意気込む。試合後にはファンに向けて3つのマニフェストを掲げた。

<1>全日本プロレスの海外進出

<2>映画『ヨシタツ村』の制作

<3>全日本プロレスのイメージアップ

来月からの10選手による総当たり戦「チャンピオンカーニバル」には出場しない。「それぐらいの覚悟を持ってやっている。本気で全日本、業界全体を変えていこうと。ヨシタツ革命ののろしが上がった」。21日、王者に輝き、マニフェスト実現に向け、動き始める。【松熊洋介】

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髪守った中野たむベルトも守った、絶好調3人で連係

アーティスト・オブ・スターダムの初防衛に成功した、左から白川未奈、中野たむ、ウナギ・サヤカ(撮影・松熊洋介)

<スターダム:後楽園大会>◇7日◇東京・後楽園ホール

ワンダー・オブ・スターダム王者の中野たむが、所持していたもう1つのベルト、アーティスト・オブ・スターダムの初防衛に成功した。自身が立ち上げたユニット、COSMIC ANGELSの白川、ウナギと組み、岩谷、キッド、飯田組の挑戦を退けた。

3月3日の日本武道館大会では、中野がジュリアと髪切りマッチに挑み、初戴冠。さらにここ1カ月、7番勝負で力を付けたウナギが、22人で争ったオールスターランブルで優勝。同試合でケガから復帰した白川も、ウナギと一緒に最後まで残るなど、絶好調の3人が、しっかりとベルトを守った。中野は「これからどんどん防衛していく」と力強く宣言した。

王者の強さが試合にも出た。2本のベルトを引っ提げ、いつも以上に落ち着いた振る舞いで入場。相手のリーダー岩谷と1対1での撃ち合いを演じ、20回以上の強烈なエルボーを受けても倒れず、劣勢を跳ね返した。3人の連係技も決まり、最後はキッドに鮮やかなタイガー・スープレックス・ホールドで3カウントを奪った。

次期挑戦者は、この日行われた試合で勝利した上谷、渡辺、AZM組。「強敵だけど力を合わせて防衛したい」と語った。さらに白川、ウナギがゴッテス・オブ・スターダムのベルトに挑戦することも表明。頼もしい後輩たちに「2人が取れば、全員が2つずつベルトを持つことになるので頑張って欲しい」とエールを送った。「COSMIC ANGELS旋風を巻き起こす」。たくましくなったアイドルレスラーは、力強い言葉を残して、悠々と会場を去った。【松熊洋介】

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ジュリア「ハゲ跡見つかった」髪切った姿でリングへ

髪を切った姿でリングに上がり、ゴキゲンです☆(右)に勝利したジュリア(中央)(撮影・松熊洋介)

<スターダム:後楽園大会>◇7日◇東京・後楽園ホール

3月3日の日本武道館大会でワンダー・オブ・スターダム選手権&髪切りマッチに敗れたジュリア(27)が、髪を切った姿でリングに上がった。

「デビュー戦の時のように緊張した」と帽子にサングラスでゆっくりと登場。これまでは黒の鮮やかな衣装を身にまとっていたが「あまりにもイメージが違う」と私服のミリタリーパンツを着用。リング上で帽子を取ると大きな拍手が沸き起こった。

再スタートの思いを込めて第1試合を直訴。髪を切ったからといっても、プロレスに関しては「今までのジュリアと変わらない」。対戦したゴキゲンです☆にはヘッドロックをされた際に「(髪が)ないでーす」と罵倒されたが、わずか3分であっさり勝利。集まったファンに向け「いろんなものがなくなったけど、これから再起していくところを見ていてください」とメッセージを送った。

細身ながら、クールで力強いイメージのジュリアでも「すごく恥ずかしいし、悔しい。ハゲ跡も見つかったし、惨めだった」と悲しい胸の内を吐露。それでも周りの選手からは「似合っているし、かっこいい」との声もあった。ジュリア自身も朝控室に入った時は「男の人が入ってきたと思って驚かれた」と話すなど、前向きな一面も。さらに「お風呂から上がって髪を乾かすのにドライヤーが要らないので楽」と笑顔を見せた。

「またメインに立ってベルトを巻いた姿を見せたい」。力強く王者奪還を誓った。【松熊洋介】

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