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亀田興毅会長の初興行5・22に無観客開催 メインは亀田和毅の復帰戦

亀田興毅会長(2021年3月1日撮影)

元世界3階級制覇王者・亀田興毅会長(34)の3150ファイトクラブによる初興行が、22日に大阪・豊中市の「176BOX」で行うことが13日に発表された。

当初は5日にエディオンアリーナ大阪で行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止による緊急事態宣言発出を受け、延期としていた。

試合は日本ボクシングコミッション(JBC)の要請を受けて、無観客で行われる。メインは元2階級世界王者亀田和毅(29)の復帰戦となる。

興毅会長は「今回の興行は厳しい状況になりますが、調整が大変な中でも必死に練習に取り組んできた選手たちの成果を披露させてあげたい。万全の感染症対策を実施した上で無観客試合で行うことになりました」とコメントした。

その上で、今後はABEMATVとタッグを組むことも明かした。「選手たちがより注目を集め、選手たちにより還元できるような新しいボクシングの形をABEMAさんと一緒につくりあげていきたいと考えています」。新たな興行形態を模索していく上で、ひとつの指針を示した。

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白鷹山が業師宇良に足取りで敗れ2勝3敗 勝武士さん死去から1年奮闘誓う

宇良(手前)に足取りで敗れる白鷹山(撮影・滝沢徹郎)

<大相撲夏場所>◇5日目◇13日◇東京・両国国技館

東十両3枚目白鷹山(26=高田川)が、西十両2枚目宇良に敗れ、序盤戦を2勝3敗で終えた。相手の動きをうかがうように、立ち合いは踏み込みすぎずに立つようにして当たった。「受けたというより相手の動きに合わせて動こうと思った」と業師の動きを警戒するも、タイミングよく中に入られて足取りで敗れた。

この日、同部屋の三段目力士、勝武士さんが新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全で死去してから1年を迎えた。朝は稽古場で黙とうをささげた。白星を飾ることはできなかったが「勝武士さんの魂はいつも僕たちを見守ってくれていると思うので頑張るだけです」と奮闘を誓った。

宇良(右)は白鷹山を足取りで破る(撮影・柴田隆二)
宇良(右)は白鷹山を足取りで破る(撮影・柴田隆二)

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勝武士さん死去から1年、高田川親方「みんな今も共にいると思っている」

勝武士さん(2017年2月11日撮影)

<大相撲夏場所>◇5日目◇13日◇東京・両国国技館

新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全のため三段目力士、勝武士さん(本名・末武清孝)が死去してから1年を迎えた。

師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)が、報道陣の電話取材に対応。この日朝に部屋の力士ら全員で黙とうをささげたという。高田川親方は「いろんなことがあったので一言では言えない」とさまざまな思いを胸に黙とうをささげた。

勝武士さんが新型コロナに感染したのは、昨年の4月だった。同月には高田川親方、十両白鷹山らの感染者が判明するなど、高田川部屋で集団感染が起こり、未知のウイルスの怖さを知った。同月に政府が発令した緊急事態宣言は5月に延長が決定。夏場所が中止となり、日本相撲協会も新型コロナ対策に躍起となっていた。そんな時に、勝武士さんが28歳の若さでこの世を去り、角界が大きな悲しみに包まれた。

今もウイルスは日本全国で猛威を振るい、角界も脅かされている。昨年夏場所こそ中止となったが、翌7月場所以降は新型コロナ対策を徹底するなどして本場所を開催してきた。高田川親方は「みんな今も勝武士が共にいると思っている。恥ずかしくない相撲を」と弟子らに奮闘を期待した。

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国技館に観客戻る「拍手あるのとないので違う」理事長感謝 夏場所

有観客での幕内土俵入り(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇4日目◇12日◇東京・両国国技館

4日目から館内にファンが戻ってきた。新型コロナウイルスの感染防止策として、この日から緊急事態宣言が延長されたが、東京都のイベント緩和策により、集客が可能となった。

日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は、あらためてファンに感謝の意を示した。報道陣の電話取材に応じ「こうやって(国技館に)来ていただけるのは、本当にありがたいです」と話した。

声援は自粛を求めるが拍手が力士の背中を後押しする。「拍手があるのと、ないのとでは違います。力士も、シーンとした中で相撲を取るのとでは全然、違います」と心情を察した上で「気合のこもった相撲を取ってほしい」と期待した。

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阿炎2連勝「思ったより体が動いているので順調」観客から拍手に感謝

北はり磨を破った阿炎(撮影・滝沢徹郎)

<大相撲夏場所>◇4日目◇12日◇東京・両国国技館

東幕下7枚目阿炎(27=錣山)が、西幕下5枚目北はり磨を押し出しで破って、2連勝した。立ち合いは中に入らせまいともろ手突きで攻め、引いた相手を一気に押し出した。「思ったより体が動いているので順調です」と2番終えての感触を口にした。

この日から有観客開催となり、取組後には観客から拍手が送られた。取組前には緊張感があったといい「緊張するということはまだ集中力が足りていないこと」と反省。それでも「拍手があるだけで全然違う。力にしていきたい」とありがたがった。

場所前には、ファンからさまざまなメッセージをもらったという。幕内にいた頃とは受け止め方が変わったといい「また違った意味で心にくるというか」。昨年7月場所前と場所中に新型コロナウイルス感染対策のガイドラインに違反し、3場所出場停止の処分を受けた。幕内から幕下まで陥落。それでも応援してくれる人への感謝の思いを胸に土俵に上がっている。

北はり磨(左)を押し出しで破る阿炎(撮影・鈴木正人)

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RIZIN29が6・27に延期 榊原CEO「観客を入れて行いたい」

榊原信行CEO(2021年3月撮影)

格闘技イベントRIZINの榊原信行CEO(57)は12日、オンラインで会見を開き、5月30日のRIZIN29大会(大阪・丸善インテリックアリーナ)を6月27日(同)に延期することを発表した。大阪府の緊急事態宣言が31日まで延長となったことにより、有観客での開催を考え、決断した。榊原氏は「大阪府やいろんな関係者のご尽力によって、6月27日の同じ会場を押さえてもらった。本来であれば、選手は月末に戦う準備をしてきたが、コンディションの管理や、トレーニングの難しさもある中、全選手がスライドすることを快く受け入れてくれた」と明かした。

新型コロナウイルス感染拡大が収まらない中、苦渋の決断となったが「気付けばもう1年こんな状態。ファンと一緒に生き残っていきたいと思っている。非難や批判をするのではなく、この状況の中でどうルールを守って生き続けていくか。厳しい環境の中で未来を築いていけたら」と前を向いた。収容人数は現時点で当初の予定通り5000人とする。「何としても無観客でなくて観客を入れて行いたい」と力強く語った。調整が難しくなる選手たちには「1カ月伸びたことをプラスに替えられるように精進してもらいたい」とエールを送った。

すでに今月23日に開催予定だったRIZIN28大会(東京ドーム)は6月13日に延期が決まっている。また、大阪大会のチケットはそのまま有効で、払い戻しは18~24日に行う。追加カードや、再販売の案内は数日中に発表される予定。

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千代の国が左膝半月板損傷、骨挫傷により休場 3日目の御嶽海戦で負傷

千代の国(21年3月撮影)

西前頭3枚目千代の国(30=九重)が夏場所4日目の12日、日本相撲協会に「左膝半月板損傷、骨挫傷により約2週間の加療を要する見込み」との診断書を提出して休場した。3日目の小結御嶽海戦で、取組後に土俵を下りる直前、左足を気にする様子を見せていた。付け人の肩は借りず、ゆっくりとした足取りではあったが、自力で花道を引き揚げていた。

休場は新型コロナウイルスの影響で九重部屋の力士全員が全休した初場所から3場所連続22度目。4日目の対戦相手、小結大栄翔は不戦勝となる。

今場所の十両以上の休場者は初日から休場している横綱白鵬、碧山らを含めて5人目となった。

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先代時津風親方の長男と次男が前相撲デビュー「夢だった土俵」兄の木竜皇

前相撲に臨む、先代時津風親方長男の木竜皇(左)と次男の春雷(撮影・河田真司)

<大相撲夏場所>◇3日目◇11日◇東京・両国国技館

先代時津風親方(元前頭時津海)の長男の木竜皇と次男の春雷(ともに立浪部屋)が前相撲デビューを果たした。兄は向中野を下手投げで退けて「自分の夢だった土俵に立てて、身が引き締まる」と感慨深げだった。父は初場所中にマージャン店に出入りするなど、協会の新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反。2月に退職勧告の懲戒処分を受けて協会を去っていた。

今春に青森・三本木農高を卒業した木竜皇は当初、父が師匠を務める時津風部屋に入門する予定だったが、千葉・柏第二中を卒業した弟の春雷とともに立浪部屋に入門。「小さい頃から夢だった。こういうことがあろうと挑戦しようと思っていた」。宮城に逆転の居反りを食らって敗れた春雷も「10代で関取になれるように頑張る」と意気込んだ。

前相撲で向中野(中央)を破る先代時津風親方長男の木竜皇。後方右は審判に入る時津風親方(撮影・河田真司)
前相撲で宮城(上)に破れる先代時津風親方次男の春雷(撮影・河田真司)

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プロボクシング 緊急事態宣言期間内に予定の5興行は有観客で開催へ

日本ボクシングコミッションと日本プロボクシング協会は11日、新型コロナウイルス対策連絡協議会を開いた。緊急事態宣言が31日まで延長されたが、東京・後楽園ホールなどで期間内に予定の5興行は、有観客開催することを確認した。イベント自粛が5000人を上限に定員半数以下と緩和を受けてのもの。

22、23日の3興行は、会場の墨田区総合体育館が休館のために中止となった。合計7タイトル戦が組まれて延期予定だったが、会場が確保できなかった。各試合は他の興行に振り分けられる。

PCR検査と前日計量の会場について、今後は興行ごとに会場を確保することになった。昨年から会場となっていた大田区の牧田総合病院がワクチン接種会場となり、使用できなくなったため。

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石井慧が錦織圭の五輪開催疑問符に「綺麗事を言うな」アマ選手の胸中察し

石井慧

08年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストで総合格闘家の石井慧(34=チーム・クロコップ)は、男子テニス錦織圭(31=日清食品)が東京オリンピック(五輪)開催に疑問符をつけた記事を引用し、持論を展開した。

11日に自身のツイッターを更新。イタリア国際の男子シングルス1回戦で勝利した後の会見で「アスリートのことを考えれば、できた方がいい」、五輪が開催されれば「でないという選択肢は難しい」としながらも「コロナの感染者が出ない時にやるべきかなとは思う」とした発言について、アマチュア選手の立場と気持ちを想像しながら意見を投稿した。

石井は「競技により五輪の立ち位置は違う。テニスやゴルフなどはプロも確立されているし五輪と並ぶ名誉も何かあるだろう」と率直な意見。テニスや五輪のようなメジャー大会が存在する競技とは異なり、他競技には五輪に並ぶようなビッグイベントは少ないと指摘した。さらに石井は「五輪の為に命を削り名誉と金のために命をかけてる選手は世界に沢山いる。だからこんな綺麗事を言うな」と反論した。

ただし五輪開催について議論すべき、という錦織の意見には賛同している。「俺が(五輪開催を)反対している理由は全く違って自分が1番可愛いからにつきる」(すべて原文ママ)と投稿。4月下旬、石井は新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない現状を受け、東京五輪開催の反対を自らのツイッターで主張(現在は削除)している。

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木竜皇、春雷の兄弟が前相撲デビュー「切磋琢磨したい」父は先代時津風親方

前相撲で宮城(上)に居反りで敗れる先代時津風親方次男の春雷(撮影・河田真司)

<大相撲夏場所>◇3日目◇11日◇東京・両国国技館

先代時津風親方(元前頭時津海)を父に持つ長男の木竜皇(きりゅうこう、18=立浪、本名・坂本博一)と次男の春雷(しゅんらい、16=立浪、本名・坂本正真)が、ともに前相撲デビューを果たした。

兄の木竜皇は同学年で鳥取城北高出身の向中野(18=宮城野)を下手投げで破り白星デビューを飾った。あこがれの本場所の土俵。「自分の夢だった土俵に立てて、すごい身が引き締まる気持ちです。素直にうれしい」と喜んだ。

坂本兄弟の父である先代時津風親方は、初場所中にマージャン店に出入りするなど、協会作成の新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反。2月に退職勧告の懲戒処分を受け、協会を退職した。

兄の木竜皇は今春に青森・三本木農高を卒業。当初、父が師匠を務める時津風部屋に入門する予定だったが、父の退職をきっかけに入門部屋を再考。同じく今春に千葉・柏第二中を卒業した弟の春雷とともに立浪部屋入門を決断した。

木竜皇は「小さい頃から力士になるのが夢だったので、こういうこと(父の退職)があろうと挑戦しようと思っていた。兄弟で入門したので、つらいことも苦しいことも分け合って切磋琢磨(せっさたくま)したい。まずは関取を目指して頑張っていきたい」と話した。

弟の春雷は学生相撲出身の宮城(22=尾車)に敗れた。立ち合いから一気に土俵際まで持ち込んだが、反り技で逆転を食らった。「焦って出てしまった。一気に持っていったけど、そこをうまくうっちゃられたというか、居反りでひねられて負けてしまった。最初の相撲は勝ちたかったので悔しい」と振り返った。

3学年上の兄と出世を目指す。「10代で関取になれるように頑張ります。お兄ちゃんに負けたくない気持ちはあります」と力を込めた。

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秋山成勲、政府の感染対策に疑問呈す「世界各国の選手達が余りにも可哀想」

秋山成勲(2004年10月5日撮影)

総合格闘家の秋山成勲(45)が、東京オリンピック(五輪)・パラリンピック開催を目指す日本政府の新型コロナウイルス感染対策に疑問を呈し、「世界各国の選手達が余りにも可哀想でならない」と吐露した。

秋山は11日、ツイッターを更新。「菅首相の万全の対策と言われてるが、今まで万全の対策をして来て、今回の緊急事態宣言。どう考えても、、オリンピックに対して万全の対策が取れるのか、、、疑問しか。開催まで日にちがないのに、世界各国の選手達が余りにも可哀想でならない」と思いをつづった。

開催論を唱える菅義偉首相は10日、衆院、参院の両予算委員会で行われた集中審議で野党側から可否判断を迫られたが「政府としては国民全体の安心、安全を守る立場から水際対策を中心として感染症対策に万全を尽くす」と何度も繰り返すだけだった。

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127キロ若隆景168キロ正代を圧倒し初日 祖父は元小結、受け継ぐ技術

懸賞金の束を手に土俵を引き揚げる若隆景(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇2日目◇10日◇東京・両国国技館

東前頭筆頭の若隆景(26=荒汐)が、新三役候補の存在感を示した。かど番の大関正代を一方的に寄り切り、初日を出した。

祖父は元小結、父は元幕下、そして3兄弟が現役力士という相撲一家に育った。127キロと小柄ながら、脈々と受け継ぐ相撲の技術が光った。初日はそろって白星の4大関は照ノ富士だけが勝ち、朝乃山、貴景勝、正代に早くも土がついた。

   ◇   ◇   ◇

体重127キロの若隆景が、168キロの大関正代を圧倒した。低い立ち合いから前に出て攻め込む。「差されないように、下から押し上げることを意識した。よく体も動いたし、よかったと思う」。大関にほぼ何もさせない。下から下からの攻めで、正代の上体を浮き上がらせて寄り切った。

再入幕6場所目、自己最高位で迎えた。今年初場所は新型コロナウイルスの影響で部屋全体が休場となったが、昨年九州場所(7勝8敗)を除き、3場所で2桁勝利を挙げている。西前頭2枚目の先場所も10勝5敗の好成績ながら、前頭筆頭に据え置かれた。それでも「一番一番、やるだけです」と言った。

相撲は「必然」だった。祖父は元小結若葉山で、父は元幕下の若信夫。長兄の若隆元は西幕下38枚目、次男は東十両9枚目の若元春の現役力士3兄弟の末弟で小学1年から相撲を始めた。体は大きくならなくても、相撲の技術を磨く環境は十分にあった。低い姿勢から攻め上げる相撲は、親方衆も高く評価している。

場所前の合同稽古でも、正代の胸を借りた。「稽古をつけてもらった、そういう感触は持っていた」。腰高とされる正代の特徴を逆につかみきっていた。「自分の形になればある程度、相撲はとれる。自分の相撲を信じていきたい」。その言葉を土俵で示した。

福島市出身。学法福島高在学時に11年の東日本大震災を経験した。その時から復興に励む故郷を勇気づける思いも強く持った。震災から10年を迎えた後の先場所後も、故郷を勇気づける活躍を誓い、技能賞を獲得した。

横綱不在で大関陣も不安定と混戦の場所が続く。若隆景にとっては、そんな状況はチャンスになる。「勝ち越しを目指して、しっかりやりたい」。堅実な言葉に意欲がにじんだ。【実藤健一】

▽八角理事長(元横綱北勝海) 若隆景は、おっつけなど右からの攻めが良くうまい相撲を取った。小兵でも跳んだり跳ねたりせず実力でいい相撲を取る。当たりがいいから流れがいい。照ノ富士は押し込んでいるから余裕がある。冷静に相撲を取れている。

正代(右)を寄り切りで破る若隆景(撮影・小沢裕)
正代は若隆景(左)に寄り切りで敗れる(撮影・小沢裕)
正代(左)を攻める若隆景(撮影・鈴木正人)

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阿炎が白星発進「柔らかい人だったので前に出すぎずに様子を見ながら」

阿炎(右)ははたき込みで平戸海を破る(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇2日目◇10日◇東京・両国国技館

東幕下7枚目阿炎(27=錣山)が、西幕下6枚目平戸海をはたき込みで破って、白星発進した。

「非常に柔らかい人だったので前に出すぎずに様子を見ながら」と、立ち合いから突いて距離を取った。相手が距離を詰めてきたのを見計らってはたき込み。取組後の表情には余裕があった。

昨年の7月場所前と場所中に、新型コロナウイルス感染対策のガイドラインに違反した。3場所出場停止の処分を受け、幕内上位から幕下下位に転落。復帰した3月の春場所では全勝優勝を果たし、今場所は全勝優勝なら十両復帰も狙える位置にいる。「一番、一番と思っている」と欲は出さず。場所前の4日には27歳の誕生日を迎え「先場所も言ったけど1歩ずつ進まないといけない。人として成長できる年にしたい」と誓った。

平戸海(手前)を激しく攻める阿炎(撮影・鈴木正人)
平戸海(右)を激しく攻める阿炎(撮影・鈴木正人)

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「大関照ノ富士」21場所ぶりに響く 史上初“復帰V”へ期待の白星発進

明生(右)を攻める照ノ富士(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇初日◇9日◇東京・両国国技館

大関に返り咲いた春場所覇者の照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が、東前頭2枚目明生をきめ出しで下して白星発進した。2場所連続、昭和以降では初の大関復帰場所での優勝に向けて、17年秋場所3日目以来1355日ぶりの大関白星を挙げた。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止。2年ぶりの夏場所は3日目まで無観客で開催される中、16年九州場所5日目以来の4大関安泰で幕を開けた。

   ◇   ◇   ◇

照ノ富士が3年半ぶりに大関として勝った。2度目の立ち合いで、明生の両腕を抱え込むと、じわじわと体を寄せて、焦らず料理。危なげない一番に「(相手が立ち合いの呼吸を)合わせてくれなかったが、前に足が出たので良かった」と納得するようにうなずいた。

不安を抱えながら臨んだ場所だった。場所前の調整について、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「膝の調子があんまりよくない。稽古はちょっと足りてない」と、古傷の両膝の状態を懸念。「出るからには、大関としての責任を果たせるように頑張ってもらいたい」と求めている。

昭和以降、大関復帰場所で優勝した例はない。現行のかど番制度となった69年名古屋場所以降では、7人8例が大関に返り咲いたが、復帰場所での最多白星は05年春場所での栃東の10勝。データ上では優勝争いに絡んだケースすらない中で、史上初の“復帰V”が期待される。

無観客開催で国技館内は静寂に包まれる。場内アナウンスなどで「大関照ノ富士」のしこ名が17年秋場所以来、21場所ぶりに響くが本人は「特に(感想は)ありません」と感慨にふける様子はない。4日目の12日から上限約5000人で観客が入る。「やることは変わらないが、身近で見て盛り上がってくれればいいこと」。照ノ富士の白星が号砲となるように、4大関全員が白星。出場最高位として土俵を引っ張っていく。【佐藤礼征】

▼八角理事長(元横綱北勝海) 照ノ富士からすれば差されたら(相手の腕を)きめるのはいつものこと。先に動いたのが良かった。相撲が安定していて優勝争いの中心になるでしょう。(4大関安泰に)勝つべく人が勝って盛り上がる場所になりそうな感じがする。

照ノ富士(左)はきめ出しで明生を破る(撮影・小沢裕)
照ノ富士(左)はきめ出しで明生を破る(撮影・小沢裕)

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4大関揃って白星発進 照ノ富士は大関復帰初日を飾る/夏場所初日写真特集

<大相撲夏場所>◇初日◇9日◇東京・両国国技館

昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となった場所が、無観客で幕を開けた。場所前に横綱鶴竜が引退し、白鵬は休場。横綱不在で初日を迎えた。

大関に復帰の照ノ富士は明生にもろ差しを許しながら、かまわず圧力をかけてきめ出した。豪快な相撲で大関復帰初日を白星で飾った。

2度目のかど番となる大関正代は、北勝富士を突き落として白星発進。貴景勝は若隆景を一方的に押し出した。

結びの一番では朝乃山が大栄翔を送り出し。番付上、実質的な最高位となる4大関がそろって白星のスタートとなった。

初日の取組を写真で振り返ります。

白鵬は6場所連続の休場となった(撮影・河野匠)

協会あいさつに臨む、前列左から正代、朝乃山、八角理事長、貴景勝、照ノ富士、後列左から御嶽海、高安、隆の勝、大栄翔(撮影・小沢裕)

幕内

天空海引き落とし千代丸

天空海(左)を引き落としで破る千代丸(撮影・鈴木正人)

▼天空海 立ち合いが高かった。引いてくるのは分かっていたが、足が出なかった。明日から脇を締めて前に出たい。

魁聖寄り切り石浦

石浦(左)を寄り切る魁聖(撮影・河野匠)

▽魁聖 立ち合いから膝が曲がって足も出た。右を差せたのがよかった。

千代大龍突き出し大奄美

大奄美(左)を突き出す千代大龍(撮影・河野匠)

明瀬山寄り切り隠岐の海

明瀬山(後方)を寄り切りで破る隠岐の海(撮影・鈴木正人)

▼明瀬山 (隠岐の海とは)高校の時に1回当たったぐらい。やっぱり上手ですね。

琴恵光小手投げ千代翔馬

千代翔馬(左)を小手投げで破る琴恵光(撮影・鈴木正人)

千代翔馬(下)を小手投げで破る琴恵光(撮影・鈴木正人)

琴ノ若足取り照強

琴ノ若(左)を足取りで下す照強(撮影・河野匠)

琴ノ若(左)を足取りで下す照強(撮影・河野匠)

▼琴ノ若 自分が思っている以上に意識してしまった。切り替えて思い切っていきたい。

玉鷲押し出し

輝(左)を押し出す玉鷲(撮影・河野匠)

志摩ノ海送り出し遠藤

志摩ノ海(手前)を送り出しで破る遠藤(撮影・鈴木正人)

剣翔寄り切り宝富士

剣翔(右)を寄り切りで破る宝富士(撮影・鈴木正人)

▽宝富士 立ち合いから流れが良かったと思う。(3日目まで無観客開催だが)静かな方が僕は合っていると思う。

▼剣翔 思い切り当たって突き放してもろ差しを狙った。入ったは入ったが、中途半端だった。

栃ノ心寄り切り逸ノ城

栃ノ心(右)を寄り切る逸ノ城(撮影・河野匠)

▽逸ノ城 右四つになって、自分の形になったので寄るしかないと。先に攻めたのが良かった。(3日目まで無観客開催だが)今はしょうがない。

英乃海押し出し阿武咲

英乃海(左)を押し出しで破る阿武咲(撮影・鈴木正人)

豊昇龍寄り切り妙義龍

妙義龍(左)を寄り切る豊昇龍(撮影・河野匠)

▽豊昇龍 先場所終わった瞬間に自分の相撲を変えないといけないと思って前に出る相撲を磨いてきた。明生関、天空海関ともいい稽古ができた。太ったからいい感じで動けているし、最後までいきたい。

御嶽海押し出し霧馬山

立ち合いで力いっぱいぶつかる御嶽海(右)と霧馬山(撮影・河野匠)

霧馬山(左)を押し出しで破る御嶽海(撮影・鈴木正人)

▽御嶽海 決めきれなかったのは反省点だけど、相手の動きを見て足を動かすことができたのは良かった。(4大関時代は)悔しいのもあるけど自分のペースでやるだけ。

千代の国押し出し隆の勝

千代の国(右)を押し出しで破る隆の勝(撮影・鈴木正人)

▽隆の勝 立ち合いちょっと起こされたけど、そこからの攻めが良かった。(3日目まで無観客開催)寂しいし、お客さんが盛り上がっていないと物足りない気持ちもある。いつも通りになってくれればいい。

高安突き出し翔猿

翔猿(右)を突き出しで破る高安(撮影・鈴木正人)

▽高安 自分の考えていた攻めがしっかりできた。先場所はふがいない相撲が終盤にあったので、しっかりと次に生かしたい。

明生極め出し照ノ富士

明生(右)を攻める照ノ富士(撮影・鈴木正人)

照ノ富士(左)はきめ出しで明生を破る(撮影・小沢裕)

照ノ富士(左)はきめ出しで明生を破る(撮影・小沢裕)

▽照ノ富士 前に足出たので良かったです。(3日目まで無観客開催)テレビの前で見て応援してくれていると思っている。全力を出して頑張りたいと思います。

正代突き落とし北勝富士

北勝富士(右)を突き落としで破る正代(撮影・鈴木正人)

若隆景押し出し貴景勝

貴景勝(右)は若隆景を押し出しで破る(撮影・小沢裕)

朝乃山送り出し大栄翔

大栄翔(左)の攻めに耐える朝乃山(撮影・河野匠)

大栄翔(手前)と攻め合う朝乃山(撮影・鈴木正人)

大栄翔(左)を送り出しで破る朝乃山(撮影・鈴木正人)

大相撲夏場所初日、弓取式に臨む将豊竜(撮影・小沢裕)

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復帰の照ノ富士、かど番正代ら4大関そろって白星発進 夏場所

明生(手前)の腕をきめる照ノ富士(撮影・河野匠)

<大相撲夏場所>◇初日◇9日◇東京・両国国技館

昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となった場所が、無観客で幕を開けた。場所前に横綱鶴竜が引退し、白鵬は休場。横綱不在で初日を迎えた。

大関に復帰の照ノ富士は明生にもろ差しを許しながら、かまわず圧力をかけてきめ出した。豪快な相撲で大関復帰初日を白星で飾った。

2度目のかど番となる大関正代は、北勝富士を突き落として白星発進。貴景勝は若隆景を一方的に押し出した。

結びの一番では朝乃山が大栄翔を送り出し。番付上、実質的な最高位となる4大関がそろって白星のスタートとなった。

北勝富士(右)を突き落としで破る正代(撮影・鈴木正人)

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新日本、発熱2選手に続き7選手が感染 陽性の全選手は軽症もしくは無症状

新日本プロレスのエンブレム(2018年3月24日撮影)

新日本プロレスは9日、新たに7選手が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性判定されたと発表された。

4月から5月にかけたシリーズ終了後、帯同メンバーを対象に実施し、判明したという。陽性判定を受けた全選手とも軽症、無症状ではあるものの、保健所、医療機関の指導のもと、隔離措置した上で治療に専念する予定。5月4日の福岡国際センターの午前中に発熱があった2選手も陽性判定を受けており、計9選手が感染したことになる。

新日本プロレスでは日常的な体温、血中酸素飽和濃度の把握、定期的なPCR検査をはじめたとした事前対策、巡業中も会場入り時の検温や練習中や控室のマスク着用義務、弁当形式の夕食、夜間外出の禁止などを実施してきた。公式サイトでは「今回の事象を重く受け止め、さらなる感染対策の強化を努めてまいります」と報告している。

同団体では現在、東京都の緊急事態宣言発令により8、10、11日の後楽園大会が中止。また、15日の横浜スタジアム大会、29日の東京ドーム大会も延期が発表されている。

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尾車事業部長「無事に15日間、千秋楽まで」これが一番の目標

尾車事業部長(20年1月撮影)

日本相撲協会の尾車事業部長(元大関琴風)が8日、報道陣の電話取材に応じ、翌日に控えた夏場所(9日初日、東京・両国国技館)開催について「緊急事態宣言も延長になっていますし、いろんな意味でまっただ中。無事に15日間、千秋楽まで迎えることができるように、これが一番の目標として頑張っていきたい」と話した。

場所前に全協会員を対象に行ったPCR検査では、全員が陰性だった。「日頃から1人1人が自覚を持って注意して生活してくれているという結果。大変うれしく思う」。昨年5月13日に高田川部屋の三段目力士、勝武士さん(当時28)が新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全で死去して1年。尾車事業部長は「身近でああいう不幸なことが起こると遠い話じゃない、人ごとじゃないと思って危機感を持ってくれたんだと思う」とした。

土俵では朝乃山、貴景勝、正代、照ノ富士の4大関が優勝争いを引っ張る展開が期待される。「どの大関も横綱を狙える大関だと思う。横綱がいないんだから俺たちの中から優勝しなきゃダメなんだという目標を立てて、明日から臨んでもらいたい。臨むだけじゃなくて、僕らからすれば早く綱を張るような人が出てきてもらいたいと思います」と期待した。

新型コロナウイルス感染対策のガイドラインに違反する行動があったとして、師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)からの申し出により、東前頭17枚目竜電(30=高田川)が休場することになった。尾車事業部長によると、場所後にコンプライアンス委員会が調査を行う見通し。「いろいろ話を聞いて、処分いけないようなことなら処分しないといけないだろうし。そのときは皆さんに発表することになると思う」と話した。

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土俵祭り開催 感染予防のため非公開、三役以上の力士は出席せず

大相撲夏場所の土俵祭に臨む、左から高田川審判部副部長、伊勢ケ浜審判部長、八角理事長(撮影・小沢裕)

大相撲夏場所(9日初日、東京・両国国技館)を翌日に控えた8日、同所で本場所の安全を祈願する恒例の土俵祭りが行われた。

先場所に続き、新型コロナウイルス感染予防のため非公開で行われ、三役以上の力士は出席しなかった。

土俵祭りの様子は日本相撲協会の公式ユーチューブチャンネルでライブ配信された。

大相撲夏場所の土俵祭に臨む伊勢ケ浜審判部長(左)と八角理事長・中央は行司の式守伊之助(撮影・小沢裕)
大相撲夏場所土俵祭 大相撲夏場所の土俵祭に臨む、伊勢ケ浜審判部長、八角理事長、花籠審判部長(撮影・小沢裕)

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