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石月祐作RISE勝利 日本タイトル挑戦も視野

快勝し、リング上で喜びを表す石月(右)と伊達代表 提供=KAGAYAKI

<RISE 146>◇23日◇東京・後楽園ホール

スーパーフェザー級戦で同級4位石月祐作(30=KAGAYAKI)が同級3位竹内皇貴(26=チームドラゴン)に2回2分54秒KO勝ちした。

石月は2回、右ストレートでダウンを奪うと終盤に猛ラッシュ。コーナーに詰め連打を浴びせ、竹内をマットに沈めた。これで4連勝。昨年、DBSムエタイ、KROSS×OVERの日本スーパーフェザー級王座の2冠を獲得した実力を1年4カ月ぶりになるRISEのリングでも存分に見せつけた。

上位ランカーに勝ったことでランキング上昇は確実で、RISEの日本タイトル挑戦も視野に入ってきた。KAGAYAKIの伊達皇輝代表(45)は「そういうことを言葉にしてもいいレベルになってきた」と話す。石月は「これからもスーパーフェザー級を盛りあげたい」とアピールした。

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井上尚弥が比嘉に連打浴びせた/LEGEND詳細

<LEGEND>◇11日◇東京・代々木第1体育館

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)らがエキシビション戦に参戦する。スパーリング形式の3分3回で開催。

出場予定だった東京五輪ライト級日本代表の成松大介(31=自衛隊体育学校)が発熱で欠場することが11日、主催者から発表された。PCR検査を受ける前に発熱したため、自宅で静養しているという。成松の代役としてアマチュアから秋山佑汰(26)が出場し、IBF世界スーパーライト級12位平岡アンディ(24=大橋)と対戦した。

【第1試合】

木村翔   
  
 武居由樹

1回

元WBO世界フライ級王者の木村とK-1のスーパーバンタム級王者の武居は、ヘッドギアをつけずにグローブを交えた。開始から距離をとってお互い様子を見ていたが、サウスポーの武居が左アッパーで先制攻撃。その後も武居が左アッパーを軸に連打を畳みかける。木村も1分半すぎに右フックで反撃。残り30秒すぎから武居がコンビネーションで左フックを当てた。

日刊採点10-9(武居)

2回

開始から木村が前進して右パンチを繰り出すが空転。武居が冷静に左パンチをヒット。その後も木村が前進して連打を出すが、武居になかなか当たらない。残り40秒、ようやく木村の右ストレートがヒットするが、ダメージを与えるまでには至らず。ほぼイーブンも、この回は前に出て、手数が多かった木村ややリードか。

日刊採点10-9(木村)

3回、積極的に木村(手前)にパンチを浴びせる武居(撮影・浅見桂子)

3回

開始から木村が前に出てプレッシャーをかけるが、武居は冷静にパンチを見切って、右ジャブ、左のショート、アッパーと的中させる。中盤も武居は打ち合いを避け、距離を取ってジャブやアッパーをヒットさせる。終盤に木村は右ボディーブローを何度かヒットさせたが、武居のペースを崩し切れず。

日刊採点10-9(武居)

3回を終えて、笑顔で手を上げる武居(左)と木村翔(撮影・浅見桂子)

【第2試合】

京口紘人   
  
 八重樫東

1回

現役の世界2階級制覇王者の京口、引退している元3階級制覇王者の八重樫のスパーリングは、両者ヘッドギアを着用してグローブを交えた。開始から京口が前進して左から右アッパーをヒット。八重樫は高いガードからボディーブローを繰り出す。1分半すぎに京口の左右ボディー連打がヒット。八重樫も打ち返すが、京口はしっかりとガード。

日刊採点10-9(京口)

2回

現役の世界2階級制覇王者の京口、引退している元3階級制覇王者の八重樫のスパーリングは、両者ヘッドギアを着用してグローブを交えた。開始から京口が前進して左から右アッパーをヒット。八重樫は高いガードからボディーブローを繰り出す。1分半すぎに京口の左右ボディー連打がヒット。八重樫も打ち返すが、京口はしっかりとガード。

日刊採点10-9(京口)

3回

開始から連打の応酬も、京口のボディーブローが有効にヒットする。八重樫も下がらずに応戦し左右アッパーをヒット。1分すぎから京口の強烈な左ボディーブローがヒットするが、八重樫も前に出て応戦。残り1分から両者と近距離で打ち合い。終盤に京口の強烈な右ストレートがヒットした。

日刊採点10-9(京口)

3回、八重樫(手前)と気迫の打ち合いをする京口(撮影・浅見桂子)

3回を終えて手を上げる八重樫(左)と京口(撮影・浅見桂子)

【第3試合】

森脇唯人   
  
 井上岳志

1回

全日本選手権3連覇中の東京五輪ミドル級日本代表の森脇と、プロで世界挑戦の経験もあるWBOアジアパシフィック・スーパーウエルター級王者の井上のアマチュアとプロのスパーリングは、ヘッドギアなしでグローブを交えた。

開始から長身でリーチに勝る森脇の速い左ジャブがヒット。井上はガードを固めて前に出るが、パンチを当てることができない。1分半すぎに森脇の強烈な左ストレートをカウンターで浴びた井上が、左まゆをカット。スパーリングが再開されると、井上は強引に前に出るが、出血が激しくなった。

日刊採点10-9(森脇)

2回

開始から森脇が遠い距離からの速いジャブでペースを握る。井上は相手の左が邪魔でなかなか前に出ることができなかったが、1分すぎに右フックをヒットさせると、一瞬、森脇の動きが止まった。中盤以降は井上がぐいぐい前に出て、体をつけて重いパンチを連打して、乱打戦に持ち込む。

日刊採点10-9(井上)

3回

井上が高いガードでじわじわと前進。森脇が長い左ジャブで距離を取る。1分すぎに井上が相手の胸に頭をつけて右アッパーをヒット。ロープにつけて右フックを浴びせる。残り30秒を切ると、井上が接近戦に持ち込んでパンチをヒットさせた。

日刊採点10-9(井上)

3回、井上(手前)と気迫の打ち合いをする森脇(撮影・浅見桂子)

3回を終えて健闘を称えて手を上げる森脇(左)と井上(撮影・浅見桂子)

【第4試合】

秋山佑汰   
  
 平岡アンディ

1回

出場を予定していた東京五輪ライト級日本代表の成松が発熱で欠場したため、国体優勝3回などアマ5冠を誇る秋山が代役出場した。

IBF世界スーパーライト級12位の平岡とのアマチュアとプロのスパーリングは、アマの秋山がヘッドギアを着用、プロの平岡はヘッドギアなしでグローブを交えた。サウスポー同士で開始からお互い右ジャブを出して距離をはかる展開が続いた。中盤から秋山がジャブを出して前進するが、平岡にヒットすることができない。2分すぎに平岡のオーバーハンドレフトがヒットし、終盤にはロープにつめて連打。お互い決定打はなかったが、やや平岡が優位か。

日刊採点10-9(平岡)

1回、秋山(左)に気迫の表情で打ち込む平岡(撮影・浅見桂子)

2回

ジャブの付き合いでスタート。その後、秋山が前進してパンチを繰り出すが、動きの速い平岡をとらえることができない。1分半すぎから平岡は足を使ってアウトボクシング。2分40秒、平岡の左右フックが秋山の頭をヒットするが、両者ともなかなかかみ合わず。

日刊採点10-9(平岡)

3回

前半は平岡がフットワークを使ってアウトボクシング。50秒すぎに平岡が秋山をコーナーにつめて連打をまとめる。1分すぎから秋山のボディーブローが当たりはじめる。2分すぎに平岡が連打から左ストレートをヒット。秋山もアッパーで応戦するが、最後は平岡の右アッパーが決まったところでゴング。

日刊採点10-9(平岡)

1回、レフェリーを務める渡嘉敷氏(手前下)が倒れ、思わず苦笑する平岡(左)と秋山(撮影・浅見桂子)

【第5試合】

岡沢セオン   
  
 佐々木尽

1回

東京五輪ウエルター級日本代表のアマチュアの岡沢と、プロの日本スーパーライト級ユース王者で10戦全勝(9KO)の19歳の強打者佐々木のスパーリングは、ヘッドギアなしでグローブを交えた。サウスポーの岡沢が開始からワンツーをヒット。1分すぎにも岡沢が長距離からワンツーを決める。佐々木も打ち返すが、速い岡沢をとらえることができない。その後も佐々木が前に出ようとするが、岡沢は速い左で中に入れなかった。

2回

始から佐々木が前へ突進。岡沢は足を使って距離を取る。1分20秒すぎに岡沢のワンツーがヒットするが、佐々木は効いていないとアピール。2分すぎには岡沢が佐々木をコーナーにつめて連打。佐々木はパンチを繰り出すが速い岡沢に当てることができない。ラウンドを通じて岡沢が支配した。

日刊採点10-9(岡沢)

3回

開始からトリッキーな動きで佐々木が打ち合いを誘うが、岡沢は距離を取ってペースを崩そうとはしなかった。1分すぎに佐々木の挑発に、岡沢は両手を腰の後ろにもっていき、ノーガードで戦う余裕を見せる。しかし、残り1分から展開が一変する。突然、両者足を止めて打ち合い。岡沢が左ストレートから右フックを決めると、佐々木も右ストレートをヒットさせて応戦。終了ゴングまで手を緩めずに打ち合った。

日刊採点10-9(岡沢)

3回、佐々木(右)を笑顔で挑発する岡沢(撮影・浅見桂子)

3回、佐々木(手前)と笑顔で打ち合う岡沢(撮影・浅見桂子)

【第6試合】

内山高志   
  
 坂晃典

1回

一時代を築いた元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王座を11度防衛の内山と、現役の日本スーパーフェザー級王者で日本王座2階級を制した坂のスパーリングは、現役の坂がヘッドギアを着用、内山はヘッドギアなしでグローブを交えた。開始1分は両者警戒して手数が少なかった。1分20秒すぎに内山の左ジャブからワンツーが坂の顔面をとらえた。2分すぎにも右フックから左ボディーブローがヒット。坂は前に出るが、内山がたくみにサイドに回る。残り30秒すぎに内山の左ボディーブローが再びヒットした。

日刊採点10-9(内山)

2回

開始から坂が左ジャブをついてじりじりと前に出る。30秒すぎに内山の右ストレートが坂のボディーにさく裂。1分半すぎに坂が内山をロープにつめて右フックをヒット。1分50秒、内山の右ストレートが、2分には内山の左ボディーブローがまともに坂に決まる。終了20秒前から坂が連打でラッシュもダメージは与えられず。

日刊採点10-9(内山)

3回

坂がヘッドギアを外して登場。左ジャブをついて内山をロープにつめて連打。内山は体力を消耗したのか手数が減る。2分すぎに内山の右ストレートが坂の顔面にヒット。左ボディーブローも決めたが、坂もジャブから右ストレートで応戦した。坂が手数でやや上回ったか。

日刊採点10-9(坂)

3回、内山(右)と坂は気迫のこもったと打ち合いを披露(撮影・浅見桂子)

3回、内山(手前)と打ち合う坂(撮影・浅見桂子)

3回、内山(手前)がよろめき、笑みを浮かべる坂(撮影・浅見桂子)

【第7試合】

井上尚弥   
  
 比嘉大吾

1回

世界3階級制覇王者で現役最強と言われる井上と、元WBC世界フライ級王者で2階級制覇を目指す比嘉のスパーリングは、ヘッドギアを着用してグローブを交えた。50秒すぎに井上の右ストレートがヒット。その後は鋭いジャブで井上がペースを掌握。1分半すぎに比嘉が井上をロープにつめて連打をたたきこんだところに、井上が右アッパーから左ボディーを決める。その後も井上が比嘉をロープに誘い、カウンターを狙う。「ガチでやりたい」という井上の試合前の宣言通り、スパーリングとは思えない迫力のある攻防が繰り広げられた。

日刊採点10-9(井上)

2回

開始から速く鋭い左ジャブで井上がペースを握る。比嘉は前へ出てパンチを繰り出すが井上はしっかりとガード。1分すぎから井上はノーガードで打ち合う余裕も。1分半すぎから左ボディーブローから右ストレートで比嘉をのけぞらせる。2分すぎには右ストレートで比嘉を何度ものけぞされる。比嘉は必死に前に出て手を出すも、井上のカウンターの連打を浴びる。

日刊採点10-9(井上)

3回

両者ヘッドギアをはずして登場。30秒すぎに井上が連打から左ボディーブローを決める。1分すぎに比嘉の右フックもヒット。1分半すぎに比嘉がロープにつめてラッシュするも、井上はクルクルとパンチを外してみせる。1分すぎにロープに詰めて比嘉が右ストレートを決めるが、井上が右アッパー3連発で比嘉のあごをはね上げる。井上はロープに下がって、比嘉にパンチを出させる余裕を見せた。

日刊採点10-9(井上)

3回、ヘッドギアを取って気迫の打ち合いをする井上(左)と比嘉(撮影・浅見桂子)

3回、ヘッドギアを取っての打ち合いを終え、笑顔で健闘を称え合う井上(右)と比嘉(撮影・浅見桂子)

3回、ヘッドギアを取っての戦いで比嘉(左)にパンチを放つ井上(撮影・浅見桂子)

3回、ヘッドギアを取って気迫の表情で井上(手前)に打ち込む比嘉(撮影・浅見桂子)

3回、佐々木(手前)と笑顔で打ち合う岡沢(撮影・浅見桂子)

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Sフェザー級王者の坂晃典が初防衛 6回TKO勝ち

初防衛に成功した日本スーパーフェザー級王者坂(右)

ボクシングの日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦は22日、東京・後楽園ホールで開かれ、王者坂晃典(28=仲里)が初防衛に成功した。

同級1位渡辺卓也(21=DANGAN AOKI)の挑戦を受け、6回2分45秒、TKO勝ちを収めた。3回に右クロスなどで左目上カットを誘うと、6回には右ストレートでぐらつかせ、再び右でダウンを奪取。そのままレフェリーストップによるTKO勝利となった。19年12月に末吉大を下し、新王者となって以来、1年1カ月ぶりのリング。元WBOアジア・パシフィック同級王者渡辺を確実に仕留めた。

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坂晃典「正直なめていた」TKO勝ちで初防衛も反省

初防衛に成功した日本スーパーフェザー級王者坂(右)

<プロボクシング:日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦>◇22日◇東京・後楽園ホール

王者坂晃典(28=仲里)が初防衛に成功した。

同級1位渡辺卓也(31=DANGAN AOKI)の挑戦を受け、6回2分45秒、TKO勝利でV1防衛。3回に右クロスなどで左目上カットを誘うと、6回には右ストレートでぐらつかせ、再び右でダウンを奪取。そのままレフェリーストップによるTKO勝ちとなり「初防衛してこそ真の王者、と聞いていたので。日本王者の坂晃典になれた」と死守したベルトを巻いて笑顔をみせた。

19年12月に末吉大を下し、新王者となって以来、1年1カ月ぶりのリングだった。試合途中で鼻から出血し、偶然のバッティングで左目上をカットし、同部からの流血で視界が遮られ「あんまり(流血に)なったことがなかったので分からなかったが、バチバチと集中力が切れた。鼻からの呼吸も苦しくなった。正直、なめていたかなと思いました。調子が良くて自分の調子におぼれていたところもある」と反省も忘れなかった。

次戦以降には地元大阪での防衛戦を希望。「次は大阪でやりたいですね。また大阪でも防衛戦ができたら」と、声をはずませていた。

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Sフェザー級王者坂晃典「きれいに勝つ」初防衛戦

日本スーパーフェザー級タイトル戦前日計量をパスした王者坂(右)と挑戦者の同級1位渡辺(DANGANAOKI提供)

ボクシング日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦は22日、東京・後楽園ホールで開催される。

21日には都内で前日計量が行われ、王者坂晃典(28=仲里)、挑戦者の同級1位渡辺卓也(21=DANGAN AOKI)ともにリミット58・9キロでパスした。

昨年12月に末吉大を下し、新王者となった坂は1年1カ月ぶりのリング。初防衛戦は元WBOアジア・パシフィック同級王者渡辺との顔合わせとなり「変な試合はできない。きれいに勝ちたい。明日は強くなった坂晃典をみてほしいと思う」と意気込んだ。新型コロナウイルスの影響によるボクシング人生最長のブランクとなったものの「肉体的にも精神的にも良いクールダウン。心身ともに良い充電期間になった」と充実の表情を浮かべた。

一方の渡辺も19年11月以来1年2カ月ぶりのリング。3度目の日本王座挑戦でもあり「こんなチャンスをもらえる選手もいない。日本王座というメジャータイトルを取りたい。俺の中ではあこがれだし、取っておきたい」と三度目の正直で日本ベルト奪取を誓っていた。

日本スーパーフェザー級タイトル戦の前日計量をパスし、オンラインで取材に応じる王者坂(左)と挑戦者の渡辺

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久我勇作「早く試合がしたい」悪夢払う再起目指す

日本スーパーバンタム級タイトル戦の前日計量をパスした王者久我(右)と挑戦者の同級1位古橋(DANGANAOKI提供)

ボクシング日本スーパーバンタム級王者久我勇作(30=ワタナベ)が悪夢を払う再起を目指す。22日、東京・後楽園ホールで同級1位古橋岳也(33=川崎新田)とのV2戦に臨む。

21日に都内で前日計量に臨み、両者ともリミット55・3キロでクリア。19年大みそかにWBOアジア・パシフィック同級王座決定戦でラモナル(フィリピン)に84秒でKO負けを喫して以来の再起戦。「勝つためにやってきた。早く試合がしたい」と防衛成功で復活を証明する。また日本スーパーフェザー級タイトル戦の計量も行われ王者坂晃典(28=仲里)、挑戦者の同級1位渡辺卓也(21=DANGAN AOKI)ともにリミット58・9キロでパスした。

日本スーパーバンタム級タイトル戦の前日計量をクリアし、オンラインで取材に応じた王者久我(左)と挑戦者の古橋

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王者の勅使河原弘晶、移籍初戦で河村真吾を迎え撃つ

三迫ボクシングジムは28日、東洋太平洋スーパーバンタム級王者勅使河原弘晶(30=三迫)の移籍初戦を発表した。

10月8日に東京・後楽園ホールで、同級15位河村真吾(30=ミツキ)を、4度目の防衛戦で迎え撃つ。

勅使河原は世界初挑戦に向けて、11日に海外に強いパイプを持ち、選手層も厚く練習環境に恵まれた名門ジムに移籍した。

現在、IBFで3位、WBCで8位に世界ランク入りしている。世界前哨戦を期して早くも試合がセッティングされた。

セミファイナルの8回戦では、日本スーパーフェザー級4位中川兼玄(25=三迫)と、日本同級6位で元日本フェザー級王者源大輝(29=ワタナベ)が対戦する。上限700人で観客を入れる。

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末吉大が引退表明「ボクシングに出会えてよかった」

末吉大

ボクシング前日本スーパーフェザー級王者末吉大(29=帝拳)が現役を引退した。10日にブログを通じて表明した。

17年10月に初挑戦で日本王座を獲得したが、昨年12月に5度目の防衛に失敗していた。「コロナとかは関係なく、12月の試合が終わってしばらく考えて、このような結論に至りました。100%自分で出した結論です」と記した。

世界挑戦には届かなかったが「ボクシングに出会えてよかったし、ボクシングを通じてできた経験、出会えた人々、すべてが最高でした」とつづった。

末吉は5歳で空手、中1でキックボクシングをへて、千葉経大付でボクシングを始めた。東洋大に進学もプロで世界王者を目指して2年で中退。11年6月に帝拳ジムからプロデビューした。

12年の東日本新人王準々決勝では、のちの世界王者伊藤雅雪(横浜光)に僅差判定で初黒星を喫した。その後はB級トーナメントを制し、13連勝で日本王座を獲得。18年には東洋太平洋同級王者三代大訓(ワタナベ)と2冠統一戦に臨むも引き分けた。通算19勝(11KO)2敗1分け。

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森武蔵 ファイトマネーで故郷熊本にマスク寄贈

森武蔵

ボクシングのWBOアジアパシフィックフェザー級王者森武蔵(20=薬師寺)が6日、故郷(熊本県菊池市出身)の熊本県庁を訪れ、マスク3000枚を寄贈した。

4月18日に熊本で防衛戦が予定されていた森は、3月に地元で合宿中に新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、「何か力になれないか」。元WBC世界バンタム級王者の薬師寺保栄会長や後援会の会長に相談し、自身のファイトマネーで寄贈を決めた。4月の試合は延期。「今はボクシング一本でやらせてもらっている。ファイトマネーが入らないのは正直厳しいが、何かの役に立ちたかった」と話す。

自身も苦しい思いをしてきたからこそ、人のためになりたいと思う。13歳の時、ロードワーク中に後ろから車に追突された。腰と両足骨折の重傷。半年間、入退院を繰り返した。医者からは通常の生活はできても、ボクシングは無理と通告された。再起不能の宣告だったが、森は「自分の心は折れなかった」。必死の努力で全国U-15ジュニアボクシング大会で優勝した。

そんな姿勢が元世界王者の薬師寺会長の目に留まった。母は高校進学を願ったが、森は「プロ以外に興味ない」と薬師寺会長の名古屋行きを即断した。中学の卒業式に薬師寺会長が迎えにきたという。その後に大阪で世界ランカーとのスパーリングでボコボコにされた。「やり返したる」。逆に闘争心がわいた。

サウスポーのファイターで、プロでは全日本スーパーフェザー級新人王を獲得するなど11戦全勝(6KO)。現在、WBO世界フェザー級5位で、世界挑戦も期待される。「自分は若く、まだまだ成長期。力を備えて挑みたい」。与えられた困難を乗り越え、世界のベルトを目指す。

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坂晃典6回TKO2階級制覇「作戦通りやれた」

6回、末吉(左)からダウンを奪う坂(撮影・鈴木正人)

<ボクシング日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦>◇7日◇東京・後楽園ホール

日本スーパーフェザー級8位坂晃典(27=仲里)が6回TKOで、フェザー級に続いて2階級制覇を達成した。

同級王者末吉大(29=帝拳)のV5戦で対戦。初回からプレスをかけて、左ジャブに右ストレートをクリーンヒットさせた。4回には左まぶたをカットさせ、6回に猛攻で最後はワンツーでコーナーに吹っ飛ばし、レフェリーが即座にストップ。6回1分30秒TKO勝ちした。

坂は「3、4回でちょっと集中力がなくなったが、セコンドのいうことを聞けていた。作戦通りにやれた」と満面の笑み。前日計量前にホテルへチェックインする際、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(27=BMB)と偶然会った。関大では同級生で仲が良かった。23日に防衛戦を控えながら応援に駆けつけてくれ、試合後は抱き合って喜んだ。

この試合は9月に予定されたが、末吉が右足甲の疲労骨折で延期となっていた。坂は日本フェザー級王座の初防衛戦でKO負けなど、後楽園ホールでは2勝3敗だった。「ボクはただ頑張っただけ。周りのみんなに感謝しかない」と頭を下げた。

末吉からTKO勝利した坂(撮影・鈴木正人)

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末吉大「全体的にレベルアップした」骨折延期も自信

計量をクリアした挑戦者坂晃典(左)と王者末吉大

ボクシング日本スーパーフェザー級タイトルマッチの前日計量が、7日に都内で行われた。8日に東京・後楽園ホールで、同級王者末吉大(29=帝拳)はV5戦で、同級8位坂晃典(27=仲里)が2階級制覇を狙う。両者ともにリミットで計量をパスした。

末吉は「バッチリ。全体的にレベルアップした。すべてがでかくなった」と自信を見せた。この試合は9月に予定されたが、末吉が右足甲の疲労骨折で延期となっていた。1カ月はジムワークができなかったが、筋トレ、水泳、自転車こぎなどをこなして「いつもと違うことやって体に使い方がよくなった」。災い転じて福の効果を強調した。

世界ランク入りしていて、日本は卒業し、ステップアップしたいところ。「好戦的相手だが、自分の距離でしっかり差をつけたい。まずは目の前の試合に勝つ」と力を込めた。

坂は日本フェザー級に続く王座を狙う。「世界ランカーで相手に不足はない。もったいないくらいだが、攻撃的に倒せるように練習してきた。どのパンチも自信はある」と負けてはいない。後楽園ホールでは王座陥落など2勝3敗だが「自分に落ち度があった」と振り返る。今回は万全を期している。

計量前にホテルへチャックインする際に、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(27=BMB)と偶然出くわした。関大では同級生で、オフも一生懸命練習した仲良しだった。「前はうらやましかったが、ボクは結果を出していない。今までやってきたすべてを出して王者になる」と誓った。

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正木脩也「むかついた」体重超過の相手を怒りのKO

初めてメイン出場し、3回KO勝ちを収めた日本スーパーフェザー級3位正木(右)

<プロボクシング:スーパーフェザー級8回戦>◇2日◇東京・後楽園ホール

日本スーパーフェザー級3位正木脩也(25=帝拳)が体重超過の対戦相手をKO撃破し、初メインを勝利で締めくくった。

フィリピン同級7位ローマン・カント(29)とノンタイトル8回戦で拳を交え、3回1分9秒、KO勝ちを収めた。

前日計量で800グラムオーバーしたカントに対し「むかついていた」と言いながらも、正木のファイトは冷静だった。序盤から的確な左ボディー、右ストレートを放ち、ペースを握った。3回には、大振りの左右両フックで攻める相手の左わき腹に狙いすませた左ボディーをねじ込んでダウンを奪取。右足をつらせたカントは立ち上がることはできなかった。

「帝拳ジムの興行で初メインだったのでKOしたい気持ちがあった。結果的にKOで良かったです」と振り返った正木は今年7月のアル・トヨゴン(フィリピン)戦に判定勝ち後、大阪から上京してきた母知佐子さん(48)に試合内容を激怒されたという。2時間ほどの説教で「ボクシングを辞めてしまえ、と怒られました。同じ空間にいるのがつらくて、コンビニエンスストアのイートインで悔しくて泣いてしまいました」。母に成長した姿をみせ、安堵(あんど)の笑みを浮かべつつ「来年、タイトルに近づけるように。ベルトを巻けるように頑張りたい」と決意を新たにしていた。

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10連勝狙う佐々木蓮「KOD冠大会負けられない」

計量をクリアした若松竜太(左)と山内祐季

ボクシングKNOCK OUT DYNAMITE賞金マッチトーナメントの前日計量が、18日に都内で行われた。3階級6試合の準決勝に出場する12人全員が計量をクリアした。

56キロ級山内祐季(24=真正)はデビュー3連勝中(2KO)で、4戦目で初の日本人相手となる。「ずっとフィリピン人相手。日本人は新鮮で怖さもあるが、経験も積めるので」と出場を決めた。

3歳で空手、小1でボクシングを始め、相生学院時代に高校3冠を獲得した。芦屋大では主将で国体を制し、世界選手権2位。東京オリンピック(五輪)を目指していたが、昨春卒業と同時にプロ入りした。

手ほどきから指導を受けてきたのは、元日本スーパーフェザー級2位だった父雄三トレーナー(55)。「父と2人を受け入れてくれ、世界を目指すためにも」と真正ジムに入門した。「倒すことにこだわらないが、ビシッと決めたい。優勝して結果を出し、上に上がっていきたい。3年で世界挑戦できるレベルに」と抱負を話した。

同級もう1試合では佐々木蓮(24=ワタナベ)が10連勝(6KO)を狙う。「一番の仕上がり。流れの中で倒せればいい」と話した。中学まではサッカーも長続きせず。盛岡から上京して、格闘技好きからキックボクシングを体験も肌が合わず。テレビで見たワタナベジムに入門した。

フェザー級で17年全日本新人王に輝き、昨年にはB級優勝とトーナメントには強い。元世界王者内山氏が経営する四谷のKODラボで、トレーナーとして働いている。オーナーが大会の冠に負けるわけにはいかない。優勝賞金50万円に加え、KOラウンドにより上乗せがある。連続1回KOなら合計150万円も「お金より勝ちたい」と必勝を期した。

10連勝を狙う佐々木蓮

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尾川堅一が太平洋王座挑戦、世界戦難航し狙い変更

ボクシング元日本スーパーフェザー級王者尾川堅一(31=帝拳)が12月7日、東京・後楽園ホールでWBOアジア太平洋同級王者ジョー・ノイナイ(23=フィリピン)に挑戦することが決まった。

30日、帝拳ジムが発表した。当初は9月にIBF世界同級挑戦者決定戦に臨む予定だったが、対戦相手だった同級4位アジンガ・フジレ(南アフリカ)陣営の事情で来日が難しいため、日本王座に続くベルト獲得を目指すことになった。

尾川は所属ジム公式サイトで「待ちに待った試合が決まりました! 約3カ月後と少し先ですが、とてもうれしいです。南アフリカのフジレ選手との挑戦者決定戦で落札してもらいましたが、フジレ選手陣営が来日することを渋っているとも聞き、このまま進展を待つよりも今後は団体にこだわらず、どこの王座でもチャンスを狙っていくというスタンスに切り替えると聞いていました。すぐに大きなチャンスをつくってもらえて本当にうれしいです」とコメントした。

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末吉大、判定勝ちで4度目防衛「パッとしない試合」

4度目の防衛に成功した日本スーパーフェザー級王者末吉大

<プロボクシング:日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦>◇4日◇東京・後楽園ホール◇観衆1760人

王者の末吉大(28=帝拳)が4度目の防衛を果たした。

昨年2月に勝利して以来、1年3カ月ぶりに同級1位大里拳(24=大鵬)との再戦に臨み、2-0の判定勝ちを収めた。左ジャブを主体としてペースをつかみ、5回終了時にポイントでリード。8回に偶然のバッティングで右目上をカットしたものの、9回には右フック3連発からのラッシュもみせた。

3回から鼻血を出しながら攻めてきた大里を退けた末吉は「(大里は)いい選手でした。パッとしない試合をしてしまい、すみませんでした。もっと強くなって、試合で実力を出せるようにしたい」と安堵(あんど)の表情をうかべた。

末吉にとって初防衛戦だった前回の試合は3回に右ストレートを浴びてダウンを喫したが、左ジャブを軸に応戦して立て直した。左まぶたのカットに追い込む攻撃で、8回負傷TKO勝利を挙げた。今回は判定ながら返り討ちした形となった。

4度目の防衛に成功した日本スーパーフェザー級王者末吉大

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末吉大V4戦へ「極秘」元世界王者からアドバイスも

計量パスした日本スーパーフェザー級王者末吉大(左)と挑戦者の同級1位大里拳

ボクシング日本スーパーフェザー級王者末吉大(28=帝拳)が、元世界3階級制覇王者とのスパーリングで得た自信を胸に4度目の防衛戦に臨む。4日、東京・後楽園ホールで同級1位大里拳(24=大鵬)とのV4戦を控え、3日には都内の日本ボクシングコミッションで前日計量に出席。大里とともに100グラムアンダーの58・8キロでクリアした。

4月中旬、同門の元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(帝拳)と5~6回のスパーリングに挑んだことを明かし「いい意味でできたことがあり、自信になりましたね」と充実した表情。1年ぶりの再戦となる大里とのファイトに向けて「アドバイスももらいました。内容は極秘です」と不敵な笑みもみせた。昨年2月の対戦では3回に右ストレートを浴びてダウンを許した末吉だったが、すぐに盛り返して8回TKO勝ちで初防衛に成功。1年3カ月ぶりのリマッチに向け、末吉は「まったく違う相手と戦うつもりです。同じ展開にはならないのでは」と気合を入れ直していた。

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再起戦飾った尾川堅一、練習再開「いつでもやれる」

練習を再開した前日本スーパーフェザー級王者尾川

今月2日に1年2カ月ぶりの再起戦を飾った前日本スーパーフェザー級王者尾川堅一(31=帝拳)が14日、東京・新宿区の所属ジムで本格的な練習を再開した。

シャドーボクシングなどのジムワークで1時間強のトレーニングを消化。偶然のバッティングで負った右目上のカットも「縫うほどではなかった」と明かし「1年以上ぶりの試合だったので疲労が大きかったです。3~4日はゆっくりしました。まあ2週間弱は少し早いぐらいですけど、今年は勝負だと思っていますので」と緊張感を持って動きだした。

17年12月の世界戦で起こった薬物陽性反応から1年間の資格停止処分を経て、リング復帰できた喜びがある。「モチベーションは高くもっているし、どの試合でも全力で臨みたいと思っています」とキッパリ。時期は未定ながらも次戦に向けて「大きい試合が決まればいけますし、いつでもやれる準備はしていきたいと思っています」と気持ちを引き締めていた。

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尾川堅一 涙の再起戦勝利「子供を思って戦った」

梓夫人のお手製の文字の光るTシャツで入場した前日本スーパーフェザー級王者尾川堅一

<プロボクシング:59・8キロ契約体重10回戦>◇2日◇東京・後楽園ホール

17年12月の世界戦で薬物検査違反を指摘され、1年間のライセンス停止処分を受けた前日本スーパーフェザー級王者尾川堅一(31=帝拳)が復帰戦勝利で感謝の涙を流した。

フィリピン・ライト級王者ロルダン・アルデア(24)を3-0の判定で下し、1年2カ月ぶりのリングで安堵(あんど)の表情を浮かべた。KOは逃したものの、キレのある右ストレートを何度も打ち込んでの快勝劇。「復帰させてもらってありがとうございます」と感謝の言葉を口にした。

梓夫人が縫ったスパンコールで輝く「CRUSHRIGHT」の文字の入ったTシャツで入場。同夫人、長男豹(ひょう)くん(5)、次男亜陸(あり)くん(4)、三男皇(おう)くん(3)が見守る中で10回を戦い抜いた。「子供の存在は大きい。9、10回は子供を思って戦った。もっと強いパパをみせたいと思う」と家族の支えに感謝した。

さらにジムの先輩、後輩たち、500人以上集まった応援団の声援。激励は試合中から耳に入った。「粟生(隆寛)さん、村田(諒太)さんのゲキがあった。後輩たちから『尾川さん、頑張れ』と言われ、強い先輩でありたいです」と強調。満員で埋め尽くされた後楽園ホールからの大歓声に「期待を感じました。変なヤジとかあるかと思ったけれど。本当にうれしかった」と両目を赤くした。

17年12月にIBF世界同級王座決定戦で判定勝利したはずが、18年に入って薬物違反で無効試合とされた。同年6月からジムワークを許され、昨年12月にライセンス停止が解除された。ようやく踏み出せた第1歩。帝拳ジムの浜田剛史代表は「フルラウンドをやれて実戦感覚が戻ったのでは。次からが本番なんだと思う」とエールを送った。前日に31歳となり「時間もあまり残されていない」と強調した尾川は「今年、勝負をかけたいと思います」と何度も口にした。感謝の思いを胸に秘め、再び世界王座奪取へ突き進む構えだ。

トロフィーとともに写真に納まる尾川(撮影・河田真司)
ロルダン・アルデアに勝利し涙を浮かべる尾川(撮影・河田真司)

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資格停止解除の前日本王者・尾川、再起戦へ計量パス

前日計量をパスした前日本スーパーフェザー級王者尾川堅一(左)と対戦相手のフィリピンライト級王者ロルダン・アルデア

ボクシング世界戦のドーピング違反によるプロライセンス停止処分が解除された前日本スーパーフェザー級王者尾川堅一(31=帝拳)が2日、東京・後楽園ホールでフィリピン・ライト級王者ロルダン・アルデア(24)と59・8キロ契約体重10回戦に臨む。31歳の誕生日を迎えた1日、都内の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、リミットでクリア。アルデアは59・5キロでパスした。

禁止薬物の陽性反応が出た17年12月の世界戦(IBF世界同級王座決定戦)以来、約1年2カ月ぶりとなる復帰戦。自身の31歳、三男の皇(おう)くんの3歳の誕生日翌日に設定されたカムバックの機会で「息子3人がそろって後楽園ホールに来るのは初めて。『パパはすごいよ』というところをみせたいですね」と声をはずませた。

ドーピング検査で禁止薬物の陽性反応を示し、無効試合となり、日本ボクシングコミッションから1年間のライセンス停止処分を科された。ジムワークは6月から許され、本格的なトレーニングを再開。試合を控えるジムメートのスパーリングパートナーを務めながら実戦感覚をキープしてきた。「(昨年)4~5月ぐらいが苦しかった。7、8割は完全に辞めるつもりだった。1度は心が折れた」と振り返る。再起への気持ちが芽生えたのは家族の支え。長男豹(ひょう)くん(5)、次男亜陸(あり)くん(4)らが「パパ、ベルトが欲しいよ」とお願いされ続けたという。

「うちの玄関にベルトを飾ってあったので。今はない。だから(世界)ベルトを取り戻したい」と口調を強めた。これまで通り、KOへのこだわりを持ってリングに上がる。

「尾川とKOはセット。そういう気持ちでいきたい。久びさの試合で緊張している。これが尾川のボクシングというのをみせたい」。

“幻”となった世界王座を必ずつかみ取るため、尾川が再起のリングに立つ。

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尾川堅一、31歳での復帰戦「気持ち入った試合を」

来月2日の復帰戦に向け、サンドバックを打つ尾川

ボクシング世界戦のドーピング違反によるプロライセンス停止処分が解除された元日本スーパーフェザー級王者尾川堅一(30=帝拳)は2月2日、東京・後楽園ホールでフィリピン・ライト級王者ロルダン・アルデアと59・87キロ契約体重10回戦に臨む。9日、東京・新宿区の帝拳ジムで練習し「家族や、自分を信じて応援してくれる方々のため、気持ちの入った試合がしたい」と意欲を口にした。

禁止薬物の陽性反応が出た17年12月の世界戦以来、1年2カ月ぶりとなるリング復帰戦は、2月1日に迎える31歳の誕生日翌日に設定され「まさか自分が31歳になるなんて。今は立ち止まれない。今年が勝負だと思っている」と意気込んだ。ジムワークは6月から許され、本格的なトレーニングを再開。試合を控えるジムメートのスパーリングパートナーを務めながら実戦感覚をキープしてきた。

日本ボクシングコミッションの停止処分が明ける昨年12月には「いつでも試合ができるように準備していた。活動可能になって2月に試合だと言われ、あと2カ月間だと。自分はいつでも試合ができる状態だと思っています」と、はやる気持ちを抑えていた。

田中トレーナー(左)とミット打ちに取り組む尾川

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