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元前頭の旭日松引退、年寄「桐山」襲名 最高位は前頭11枚目

旭日松(2020年7月21日撮影)

日本相撲協会は11日、元前頭で三段目の旭日松(31=友綱)の引退、年寄「桐山」襲名を承認したことを発表した。

旭日松は05年春場所で初土俵を踏み、11年九州場所で新十両、12年秋場所で新入幕。最高位は同年九州場所の東前頭11枚目だった。17年名古屋場所で幕下に陥落してからは、三段目との行き来が続いてた。通算453勝453敗31休。

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千代翔馬ら5人感染 関取15人含め力士65人休場

千代翔馬(18年4月24日撮影)

日本相撲協会は9日、親方や力士ら協会員約900人に対して実施した新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査の結果について、九重部屋の西前頭13枚目千代翔馬、西十両5枚目千代鳳、幕下以下の力士2人、友綱部屋の幕下以下の力士1人の計5人の感染を発表した。また、陽性者及び濃厚接触の可能性がある協会員の初場所(10日初日、東京・両国国技館)休場を発表。休場者は以下の通り。

▽九重部屋

親方 九重親方(元大関千代大海)

幕内 千代の国、千代大龍、千代翔馬

十両 千代丸、千代ノ皇、千代鳳、千代の海

幕下 千代嵐、千代栄、千代の勝、千代大豪

三段目 千代雷山、千代大牙、千代天冨、千代虎、千代大宝、千代北海

序二段 千代太陽、千代大光、千代烈士、千代剣、千代大和、千代泉志、千代煌山、千代青梅、千代大聖

序ノ口 千代天照

行司 木村龍之助

床山 床岳、床九

▽友綱部屋

親方 友綱親方(元関脇旭天鵬)、大島親方(元関脇魁輝)、玉垣親方(元小結智ノ花)

幕内 魁聖

十両 旭秀鵬、旭大星

幕下 魁ノ隆、旭日松、魁鵬

三段目 春日龍、魁錦

序二段 旭鵬山、旭天稜、魁ノ若、旭丸

行司 式守友和、式守友太郎

床山 床幸

▽荒汐部屋

親方 荒汐親方(元前頭蒼国来)

幕内 若隆景

十両 若元春

幕下 荒篤山、若隆元

三段目 飛騨野、寛龍、常川

序二段 綿谷、丹治、廣瀬

行司 式守一輝

床山 床仁、床光

▽宮城野部屋

親方 宮城野親方(元前頭竹葉山)

幕内 白鵬

十両 石浦、炎鵬

幕下 宝香鵬、北青鵬

三段目 大ノ蔵、斗城丸、絢雄、美

序二段 千鵬、石井、當眞、樹龍、海猿、黒熊、竹丸

行司 式守誠輔

床山 床竣

▽湊部屋

行司 木村元基

新型コロナの影響により、関取15人を含めた力士65人が休場する事態となった。

電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「お客さんの安全、安心のために検査した。各部屋の接触は見られなかった。部屋だけで抑えられたのが良かった。1都3県で感染者が爆発的に増えている。見切り発車をして開催していたら、感染者が場所中に出てクラスターが発生しかねない状況だった。(検査は)いい判断だったと思う」と検査結果を振り返った。本場所開催中に感染者が出た場合については「一刻も早く封鎖していくしかない。取組は濃厚接触者に当たらないと専門家の先生も言っていた」と説明した。

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嘉風、一番の思い出は負けた稀勢の里戦/引退会見1

引退会見に臨む嘉風。右は尾車親方(撮影・小沢裕)

大相撲秋場所5日目に現役引退を発表した元関脇嘉風の中村親方(37=尾車)が16日、東京・墨田区のホテルで引退会見を行った。以下、会見前半。

尾車親方(元大関琴風) 本日は皆さま足元の悪い中、また早くからお集まりいただき、誠にありがとうございます。このたび嘉風が約16年の土俵生活を終え、引退することになりました。皆さまにはこの間、大変かわいがっていただき、お世話になり、本当にありがとうございました。今後は年寄中村として後進の指導にあたってまいりますので、今後とも一つご指導のほどよろしくお願いいたします。本日は誠にありがとうございます。

元嘉風 おつかれさんでございます。本日は足元の悪い中、また場所中のお忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございます。私、嘉風は現役を引退し、年寄中村を襲名させていただきました。入門した時はまさか37歳まで現役を続けるとは想像できませんでしたが、親方のご指導のもと、そして、親方とおかみさんがつくる尾車部屋という最高の環境で現役をつづけさせていただくことでこの年までやれたと思います。お集まりの皆さま、応援してくれたファンの皆さま、そして現役中にケガを支えてくれた先生方、私にかかわってくださったすべての方にこの場をお借りして感謝申し上げたい。今後は親方になりますが、尾車親方のもとで、親方というものをまた指導いただきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

-本当にお疲れさまでした。引退発表後数日たちました。今の気持ちは

何とも言葉にできないというか、自分が現役をやめたということと、親方になったことの実感がまだわいていません。

-引退決断の経緯を説明してください

少し報道でも、師匠からもお話していただいたと思うんですけど、6月に地元佐伯市で地元をPRするという目的で、佐伯市が企画した、誘致された合宿の行程の中で、これはあんまり言いたくはないのですが、土俵の上ではなくて、佐伯市内の渓谷でキャニオニングという渓流下りというか、調べていただければ分かりますが、キャニオニングを市のPRの目的のもとで行っている最中に、右の膝をケガしてしまって、病院に運ばれまして。その時の診断ではものすごく大きな診断をされて、これは土俵にもう1回立つのは難しいのではないかという先生の見方があったのですが、なかなかその時点で土俵を下りるのが想像できずに、先生の見解をくつがえしてやろうと思ってリハビリに励んでいたのですが、やっぱり、このケガを負って、アスリートが復帰した例が少ないというか、ほぼないということもあって、腓骨(ひこつ)神経まひと診断書には書かせてもらったんですけど、足首が動かないので、足首にまひがのこってしまって、装具をつけなければ、歩行も難しいということで、来場所、幕下に落ちるタイミングということを記事の方に書かれていたのですが、タイミング的にそういうことになったということで、自分としては土俵に戻りたいということでリハビリを続けていましたが、非常に残念ですが、土俵に立つことが厳しいということを実感したというか、あきらめざるを得ない状況になったので、そこで親方に引退しますという思いを伝えました。

-現在のリハビリ状況、ケガの回復は

順調だと思うんですけど、9月場所前に出した診断書の通り、全治は未定ということで。今後の見通しが今のところ立っていないんですけど、本当にいろんな方の支えで、皆さんが、相撲は取れないにしてもなんとか私生活はもとの状態に戻るようにということで、いろいろと考えてくれて、今後何度か手術が必要かもしれないんですけど、土俵に戻れなくても、もう1つの夢である指導者という親方になって若い衆を指導するという、その目標に向かってリハビリを続けている最中です。

-16年間を振り返って

どうかって言われますと困るんですが、相撲が好きという気持ちで始めて、相撲の厳しさに直面した高校時代があって、大相撲ではできないという思いで、体育の指導者を目指して日体大にはいりましたが、相撲がずっと好きなので、相撲を生活の中心、人生の中心にしたいと思って、大相撲の世界に入らせていただいた。学生時代より、仲良くというとちょっとおかしいですが、声をかけていただいた元豪風関の押尾川親方に「尾車部屋は最高の環境だから、ぜひうちの部屋にこい」と言われ、相撲界のことが分からない時期でしたので、豪風関の後押しもあって尾車部屋に入門させていただいて、自分が想像していたものすごい厳しい相撲部屋というのは尾車部屋にはなく、本当は師匠もいいたいことはたくさんあったのかもしれないですけど、わがままを言わせてもらったと。同期生にうちの部屋はこうだという話をしたんですけど、他の部屋の厳しさみたいなのは尾車部屋にはなかった。だからこそ、16年、入った時は関取になれるかどうかも分からないまま手探りというか必死にやってきたんですけど、振り返って37まで相撲が取れたのは最高の環境で相撲がとれたのではないかと。本当にありがたい相撲人生を送らせてもらいました。

-アマ横綱のタイトルを取ったが資格の期限がすぎて序ノ口から。その決断は

3年生の時にアマチュア横綱になって、そのまま順調に大学の4年生をすごしていれば大相撲の世界に入っていないと思う。3年生の最後に大きなタイトルを自分の中ではとってしまったので、4年生でキャプテンを任されて、なかなか気持ち良く相撲が取れなくて、それがプレッシャーになって不本意な、成績も内容もまったく自分の満足いく1年間を送れなかったので、自分の好きだった相撲を取り戻すのは大相撲の世界しかないと思って、そういう決断をさせてもらったのも3年生の時のアマ横綱のタイトルだと思います。

-決断は間違っていなかった

そうですね。間違っていなかったと思います。

-嘉風関は30歳超えてから初金星、新三役。30を超えて強くなった

自分の中では3つのターニングポイントがあって、1つは師匠が巡業部長を務めておられる時、大阪で大負けした。番付下がるのが分かった伊勢神宮での春巡業の初日にあいさつにいったら「嘉風はこのまま終わるのか。幕内上位で名前を覚えてもらったのに、下に落ちるのは、早いよ」と。自分にとっては激励だったんですけど、「稽古してもう1回上でとれるように頑張れ」と声をかけていただいて、自分なりに巡業で土俵に立つようにして、そのころ、タイミングが良かったというか、横綱稀勢の里関に声をかけていただき、三番稽古やるぞと、いうことで少し稽古をやるようになった。これが1つ。あとは、いつかの九州場所で地元から応援団がきている目の前で、相手は今は幕下の旭日松だったと思うんですけど。旭日松相手に勝つ姿見せたくて、安易にはたきにいったところ、全然通用せず、なんとも恥ずかしい相撲で負けてしまった。その前の秋場所でケガをして途中休場していたので、その復帰場所だった九州場所で、帰り道のバスの中での応援団の方の声を母親が代弁してくれたんですけど、勝つ姿を見るためでなく、土俵に立つ姿を見られた、それができたのでみんな喜んでいたという言葉をいただいたので、安易に変化にはしったことを本当に恥ずかしく思った。そこから勝つ相撲でなく、自分が相撲をとっている姿をみてもらいたいと強く思えた。もう1つは、なかなか上位に上がれない時に、妻にふと「あなたが対戦する相手が三役になっているのに、あなたは何で三役になれないのかな」と、感情のない感じで言われたのが心に響いた。言い返す言葉もなく、確かになと。家族も悔しい思いをしているんだなと思ったのと、そこでちょっと奮起して、上を目指して頑張ろうと思った。この3つで、30を超えていい相撲をとれるようになった。

-若い頃はスピード、30超えて左四つ、うまい相撲に変わってきた。何か精神面で変わったのか

精神面しか変わっていないと思うんですよね。同級生の立田川親方のような猛稽古はしたことがなくて。ただ知人に、「好きで始めた相撲がやっていて楽しくないのはおかしい」と言われたんです。「好きでやっているのに、土俵の上で楽しくないとか、成績ばかり気にして後ろ向きになっているのはおかしくないか」と言われて。確かになと思って。相撲界は30を超えると晩年というか、30半ばで終わる人が多いので、自分もそういう言葉をいただいて、いつやめてもおかしくない年齢なので、完全燃焼で終わりたいとそこで強く思った。スピード相撲からうまい相撲に変わったのは、解説をしていただく親方によく「無駄な動きが多い」と言われていたんですけど、そういう言葉も相手より少し早く動こうと思ったり、特別変えたことはないんですけど、周りの方に言っていただく言葉を自分に合うように変換できたのがよかったのかなと思います。

-引退を関取衆に伝えると、いろんなアドバイスもらったという声が多かった

それぞれ力士には師匠がいるので、自分がアドバイスは大変おこがましいので、そういうつもりはないのですが、その力士と相撲の話をするのが好きで。アドバイスといってもらえると大変うれしいですが、自分としては、自分の思いを話して楽しませてもらったという感覚です。

-琴奨菊には「相撲愛が足りないのでは」と言ったとか

元大関なんですけど、ずっと昔から顔を知っていて、ここ数年は巡業などでいろんな話をさせてもらった。相撲愛が足りない? 菊関はどういう解釈をしてくれたのかもしれない。元大関なんですけどいろいろ探求心があって、菊関自身が自分のことを信じられていないと思ったので、もっと自分を信じてやっていくというのがそうとらえられたのかもしれない。

-思い出の一番は

やめていく力士の引退会見を見て、この質問は定番だったので、考えたんですけど、思い出の一番を出すと、例えばそれが勝った相撲だと、いわゆる負けた相手を出すことになるので、それはあんまりしたくないと思ったのと、そんな中で強いて挙げるなら、確か自分が新小結で7日目か8日目か、確か刈屋さんが実況していた。まだ横綱になる前の稀勢の里関とめいっぱいの力を出し切って負けた。負けた時の声援が、負けて今までもらった声援の中で一番大きかった。体の芯から震えるような拍手をもらって、花道も堂々と引き揚げた思いがある。声援は9割9分、稀勢関へのものだったと思うんですが、ものすごくあの一番が印象に残っています

-新三役の稀勢の里戦というと26年夏場所の9日目。自分が負けた相撲が思い出の相撲というのは、嘉風関らしい

負けましたけど、すべて出しました。師匠が解説をしていたと思います。持っているものを全部だして通用しなかったんですけど、あの時の達成感、充実感は今までの勝ち星にも替えられないと思います。(後半に続く)

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横綱は4場所連続の序列、栃ノ心かど番 新番付発表

白鵬

日本相撲協会は27日、大相撲秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

横綱は東西、東2枚目の順に鶴竜(33=井筒)、白鵬(33=宮城野)、稀勢の里(32=田子ノ浦)で、4場所連続の序列となった。

大関陣は先場所、ともにかど番を脱出した豪栄道(32=境川)、高安(28=田子ノ浦)が東西を張る。新大関の名古屋場所で途中休場し負け越した栃ノ心(30=春日野)は、現行制度の69年名古屋場所以降としては、00年秋場所の雅山(現二子山親方)以来8人目の、大関2場所目でのかど番を迎えた。過去7人で、かど番場所を負け越して翌場所、関脇に陥落したのは武双山(のち大関再昇進、現藤島親方)だけ(かど番場所を全休した千代大海=現九重親方=は当時、公傷制度があり陥落せず)。何とか勝ち越したいところだ。

関脇は東西が入れ替わり、2場所連続で御嶽海(25=出羽海、関脇は2場所連続、三役は10場所連続)と逸ノ城(25=湊、関脇は3場所連続、三役は4場所連続)の顔ぶれ。名古屋場所で初優勝した御嶽海は、秋場所の成績次第で大関昇進の期待がかかる。

小結は東が2場所連続の玉鷲(33=片男波)、西が今年初場所以来、4場所ぶりに返り咲いた貴景勝(22=貴乃花)の陣容となった。

新入幕の隆の勝(23=千賀ノ浦)は、現師匠(元小結隆三杉)が16年4月に先代(元関脇舛田山)から部屋を継承してからは初めての新入幕。千賀ノ浦部屋としては11年秋場所の舛ノ山(現舛乃山)以来となった。また千葉県出身では、12年秋場所の旭日松(友綱)以来、戦後22人目の新入幕となった。

再入幕は2人。昨年10月、横綱日馬富士(当時)から暴行を受け2場所連続全休で十両に陥落した貴ノ岩(28=貴乃花)は、5場所ぶりの幕内返り咲きとなった。琴勇輝(27=佐渡ケ嶽)は3場所ぶりの再入幕を果たした。

新十両はなく、再十両は4人。白鷹山(23=高田川)は2場所ぶり、炎鵬(23=宮城野)は3場所ぶり、天空海(27=立浪)は4場所ぶりの復帰。常幸龍(30=木瀬)は14場所ぶりの返り咲き。14年秋場所で小結を務めているが、三役経験者が三段目に降下してからの十両復帰は、十両が地位として明確になった1888年(明21)1月場所以降では初めての復活劇となった。

秋場所は、9月7日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決定。9日の初日を迎える。

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白鵬が充実出稽古「前に出られるのは気持ちいいね」

友綱親方(右)と談笑する白鵬(撮影・渡辺佳彦)

 横綱白鵬(33=宮城野)が1日、大相撲名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)前としては初めて、友綱部屋で出稽古した。

 友綱部屋で平幕力士の魁聖と旭大星、十両旭秀鵬と幕下旭日松、やはり出稽古に来た伊勢ケ浜勢の前頭宝富士、十両照強、錣山部屋から参戦の青狼の7人を相手に17番取り、魁聖に寄り切られた1敗だけ。

 「良かったんじゃないかな。前に出る時は出たし、きのう(6月30日の稽古を)休んだことで、今日の稽古に生きた感じ。前に出られるのは気持ちいいね」と笑みを浮かべながら充実の稽古を振り返っていた。

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日馬富士が1年ぶりに東正位、九州場所の新番付発表

横綱日馬富士(17年10月4日撮影)

 日本相撲協会は30日、大相撲九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)の新番付を発表した。

 5場所連続で4人が就く横綱陣では、2場所連続通算10回目の優勝を目指す日馬富士(33=伊勢ケ浜)が、1年ぶりに最上位となる東正位に就いた。秋場所を全休した他の3人は、白鵬(32=宮城野)が西正位、稀勢の里(31=田子ノ浦)が東の2枚目、鶴竜(32=井筒)は西の2枚目で再起の土俵に上がる。

 大関陣では、昇進3場所目で秋場所は途中休場(1勝2敗12休)した西の高安(27=田子ノ浦)が、初のかど番で迎える。

 関脇は御嶽海(24=出羽海)が3場所連続(三役は5場所連続)、嘉風(35=尾車)は2場所連続(同4場所連続)。かど番の大関だった秋場所を負け越した(1勝5敗9休)照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は15場所ぶりに陥落した関脇で迎える。大関からの降下は今年春場所の琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)以来で、大関降下規定が変更になった69年名古屋場所以降では17人(20回)目だ。10勝を挙げれば大関再昇進となる。05年初場所の栃東(現玉ノ井親方)以来となる1場所での大関返り咲きはなるか。

 新三役を果たしたのは、西小結の阿武咲(21=阿武松)。史上初の新入幕から3場所連続2桁勝利を挙げて、駆け上がった。阿武松部屋からは、現師匠(元関脇益荒雄)が94年10月1日に部屋を創設して以降として、12年初場所の若荒雄(現不知火親方)以来2人目。青森県出身では、15年名古屋場所の宝富士(30=伊勢ケ浜)以来、戦後24人目。21歳3カ月での新三役は、平成以降初土俵としては6位の若年昇進(1位は白鵬の19歳9カ月)。琴奨菊は2場所ぶりの小結となる。

 新入幕は大奄美(24=追手風)。現師匠(元前頭大翔山)が98年10月1日に部屋を創設以降、16年春場所の大翔丸(26)以来、7人目の新入幕を果たした。鹿児島県出身では今年初場所の千代皇(26=九重、現千代ノ皇)以来、戦後23人目。日大出身では16年九州場所の石浦(27=宮城野)以来、36人目で、学生相撲出身としては先場所の朝乃山(23=高砂)以来、92人目となる。

 再入幕は、8場所ぶりの安美錦(39=伊勢ケ浜)、2場所ぶりの琴勇輝(26=佐渡ケ嶽)、3場所ぶりの妙義龍(31=境川)の3人。安美錦の39歳0カ月での再入幕は、土佐ノ海(現立川親方)の38歳6カ月を抜き昭和以降1位の高齢昇進となった。

 十両昇進は2人。新十両は、舛の勝改め隆の勝(22=千賀ノ浦)で、千賀ノ浦部屋からは10年九州場所の舛ノ山以来で、現師匠(元小結隆三杉)が16年4月8日に先代(元関脇舛田山)から部屋を継承してからは初めて。千葉県出身では、11年九州場所の旭日松(28=友綱)以来、戦後27人目の関取誕生となった。貴源治(20=貴乃花)は今年夏場所以来、3場所ぶりの十両復帰となった。

 九州場所は、11月10日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決定。12日の初日を迎える。

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豊ノ島、6番相撲2敗目に反省「考えすぎたかな…」

<大相撲秋場所>◇12日目◇21日◇両国国技館

 元関脇で西幕下17枚目の豊ノ島(34=時津風)が、既に勝ち越しを決めて臨んだ6番相撲で敗れ、4勝2敗となった。

 幕下陥落2場所目で同11枚目の旭日松(28=友綱)と対戦。突き押しの応酬から、まわしを狙った豊ノ島だったが、相手も俊敏な動きで引くなど、距離をとって応戦。赤房下で俵を背に、体を開き右から突いて逆転しようとした豊ノ島だったが、正面に体を置かれたまま押し出された。

 やや立ち遅れた感のあった立ち合いから「受けすぎたかな。下がるのは良くない」と豊ノ島。勝ち越したことで来場所は、7戦全勝なら関取復帰できる幕下15枚目以内は確実。「勝ち越したことで一つ、気持ちがね…。何と言ったらいいか、考えすぎたかな…」と反省の弁が口を突いて出た。残りは最後の7番相撲。4勝止まりでも5勝に伸ばしても、来場所の「関取復帰条件」はほぼ変わりないが、ここは有終の美を飾り、いいイメージで11月の決戦地・博多に乗り込みたいところ。「最後の一番、しっかり締めくくりたい」と引き締めた。

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十両で珍事2年ぶり大成道が照強を「とっくりなげ」

大成道(右)はとっくり投げで照強を下す(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇3日目◇12日◇東京・両国国技館

 新十両の大成道が照強にとっくり投げを決めた。

 この珍技は、相手の首、頭をとっくりに見立て、それを両手で挟んで左右にひねって倒す。01年初場所で新設された12の決まり手の1つで、十両では15年夏場所9日目に旭日松が大翔丸に決めて以来約2年ぶり。幕内では1度も出ていない。

大成道(右)はとっくり投げで照強を下す(撮影・小沢裕)

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白鵬、出稽古で16番全勝「よかったんじゃない」

時津風部屋への出稽古で新入幕の豊山を上手投げで転がす白鵬(撮影・佐々木隆史)

 大相撲の横綱白鵬(32=宮城野)が8日、東京・墨田区の時津風部屋に出稽古をして、夏場所(14日初日、東京・両国国技館)に向けて調整を行った。

 前頭正代、豊山、十両旭大星、錦木、旭日松らと16番取って全勝。春場所の途中休場の原因となった右足裏と右太ももの負傷の影響を感じさせない、鋭い踏み込みと力強い上手投げや押し出しで終始圧倒した。「(自分の体に)重さもあったし、残る稽古もできた。よかったんじゃないかな」と手応え十分。全身から噴き出る大量の汗と引き締まった表情が、充実した稽古内容を物語っていた。

 出稽古を見守った師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)は「モンゴルでのトレーニングがものすごくきつくて、大関に上がる前以上のことをやったと本人が言っていた。下半身を鍛えているからぶれない。落ち着いて投げられている。今場所は気合が入った良い相撲を見られる」と期待していた。

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新十両力真が白星発進 初体験の土俵入りは所作失敗

<大相撲初場所>◇初日◇8日◇東京・両国国技館

 新十両で西十両12枚目の力真(21=立浪)が白星発進した。西十両12枚目の旭日松(27=友綱)を寄り切り。「いいですね。結構、緊張していたんですけど」と喜んだ。

 実は初体験の十両土俵入りの際、所作を間違ってしまった。周囲よりワンテンポ早く手をたたいてしまい「そこから一気に緊張してしまった」と頭をかいた。

 それでも動いた体。年末は31日まで稽古し、年明けは阿武松部屋への出稽古で関取衆と申し合い稽古を重ねたという。場所後には、2年に1度の部屋の海外旅行で、ハワイが待っている。気分よく南国の地を満喫するためにも「最低でも勝ち越したい」と誓い「今年の目標は頑張って、早く幕内まで上がりたい」。190センチの大きな体で、新年の目標を掲げた。

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白鵬「横綱になって初めての感覚」16番取り手応え

稽古を終え記念撮影する白鵬(後列中央)ら(撮影・佐々木隆史)

 大相撲九州場所(13日初日、福岡国際センター)で史上3人目の1000勝まで、あと3勝に迫った横綱白鵬(31=宮城野)が、大きな手応えをつかんだ。7日、福岡県篠栗町の宮城野部屋に同じ伊勢ケ浜一門の友綱部屋から魁聖、旭秀鵬、旭日松、旭大星に加え、一門外から荒鷲、逸ノ城、東龍、青狼ら関取衆8人が集結。1人2番ずつ、計16番を取った白鵬は息を切らし「10年ぶりに勝負したいと思った。横綱になって初めての感覚。とにかく気持ちいい」と振り返った。

 先場所を右足親指の負傷などにより全休。秋巡業も途中から参加するなどもどかしい思いもあった。ただ「完全にいい状態で土俵に上がるのにこだわった」と焦らず我慢したからこそ、この日の稽古が楽しく感じた。16番で15勝1敗。本場所まで1週間を切って強い横綱が帰ってきた。

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秋元才加が秋場所観戦、幼なじみ高安の勝利に拍手

高安が勝利し笑顔で拍手する秋元才加(撮影・横山健太)

<大相撲秋場所>◇9日目◇19日◇東京・両国国技館

 元AKB48で女優の秋元才加(28)が、NHK大相撲中継のゲストで両国国技館を訪れて、秋場所を観戦した。「和装デー」にちなみ、和服姿で国技館の中を紹介。向正面の解説席にも座った。

 小学生時代の幼なじみの新関脇高安(26=田子ノ浦)とは「母同士が仲がいい。最初に力士の幼なじみがいるよと、話だけ聞いていたんです」。その高安が大関照ノ富士(24=伊勢ケ浜)を粘り強く破った一番には思わず拍手が飛び出て「(大関が左のかいなを返して)手が全部、持って行かれたときには大丈夫かな、負けるかなと思った。格好良かったですね」と祝福した。

 高安の少年時代は「本当にまじめで、黙々と自分の目標に突き進んでいく姿はずっと変わらない」という。昨年、フィリピンの当時のアキノ大統領が来日した際に久しぶりに再会し、そこから相撲に興味を抱いた。今回は4回目の観戦で「相撲って、私たちが思っているよりすごく身近なんだと思いました。今日はすごくいい取組を見せていただいて、どの取組にも思わず拍手してしまいますね」と感激した様子だった。

 また、高安には「大関や、頂点に手が届きそうな場所にいる。私も体は小さいけど、負けていられないなと思いました。本人も横綱を目指しているでしょうし、私もどんどん成長して、お互いそういう方向になったらいいですね」と切磋琢磨(せっさたくま)していくことを誓った。

 ちなみに、高安以外の推しメン(力士)を尋ねられると「大砂嵐さんと、女性から見て千代丸さんと千代鳳さん兄弟はかわいらしくて土俵の上では格好良い。旭日松さんも笑顔がすてき」と挙げていた。

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宇良、無傷の3勝目「あまり緊張しなくなった」

旭日松(手前)を突き落としで破り、3連勝の宇良(撮影・岡本肇)

<大相撲名古屋場所>◇3日目◇12日◇愛知県体育館

 西十両8枚目の宇良(24=木瀬)が無傷の3勝目を挙げた。西9枚目旭日松(26=友綱)の厳しい立ち合いにひるんだが、直後の引き技には落ちず。逆に押し込み、突き落としで逆転した。

 今場所は最高位を更新して「(体が)動いているというよりも、あまり緊張しなくなった」と、十両2場所目で雰囲気にも慣れた様子。3連勝には「まだ3日目なんで」と気にしないが「強いて言うなら立ち合い。今日もビックリしましたよ。気づいたら当たられていた」と課題も口にした。

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綱取り稀勢の里3連勝 日馬、鶴竜に土 名古屋場所

宝富士(手前)を寄り切り3連勝の稀勢の里(撮影・岡本肇)

<大相撲名古屋場所>◇3日目◇12日◇愛知県体育館

 綱取りを目指す大関稀勢の里(30=田子ノ浦)が3連勝を飾った。前頭2枚目宝富士(29=伊勢ヶ浜)を寄り切った。

 3横綱は波乱となった。3連覇と通算38度目の優勝を狙う白鵬(31=宮城野)は初顔合わせとなった前頭筆頭の御嶽海(23=出羽海)を危なげなく寄り切り3連勝とした。一方、日馬富士(32=伊勢ケ浜)は前頭2枚目隠岐の海(30=八角)に押し出され、鶴竜(30=井筒)も前頭筆頭栃煌山(29=春日野)に送り倒され、ともに2勝1敗となった。

 2度目のかど番となる大関照ノ富士(24=伊勢ケ浜)は小結琴勇輝(25=佐渡ケ嶽)を寄り切って3連勝。大関豪栄道(30=境川)は小結高安(26=田子ノ浦)の上手出し投げに敗れ1勝2敗となった。大関琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)は前頭3枚目妙義龍(29=境川)に押し出され3連敗となった。

 前頭7枚目逸ノ城(23=湊)は同5枚目の正代(24=時津風)寄り切って3連勝とした。人気力士の前頭6枚目遠藤(25=追手風)は同8枚目豪風(37=尾車)に押し倒され3連敗となった。

 業師の十両8枚目宇良(24=木瀬)は同9枚目旭日松(26=友綱)を逆転の突き落としで下して3連勝を飾った。

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白鵬が2場所連続37度目の優勝 夏場所

日馬富士(左)を寄り切った白鵬(撮影・神戸崇利)

<大相撲夏場所>◇14日目◇21日◇東京・両国国技館

 横綱白鵬(31=宮城野)が2場所連続37度目の優勝を飾った。横綱日馬富士(32=伊勢ケ浜)を寄り切って無傷の14連勝。1敗で追う大関稀勢の里(29=田子ノ浦)が結びの一番で横綱鶴竜(30=井筒)に寄り切られ、千秋楽を待たず優勝が決まった。

 他の大関勢は琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)が同4枚目嘉風(34=尾車)を押し出して9勝目。豪栄道(29=境川)は同大関の照ノ富士(24=伊勢ケ浜)を押し出して9勝目。照ノ富士は12連敗となった。

 前頭15枚目の遠藤(25=追手風)は同5枚目の高安(26=田子ノ浦)を寄り切って11勝目。新十両宇良(23=木瀬)は同10枚目の旭日松(26=友綱)に土俵際まで追い詰められながら逆転の上手出し投げで10勝に乗せた。同じ新十両の佐藤(19=貴乃花)は同3枚目の千代の国(25=九重)との「トップ対決」に敗れ3敗目を喫した。

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宇良10勝またも華麗逆転劇、夢は「幕内で技能賞」

上手出し投げで旭日松(右)を下す宇良(撮影・横山健太)

<大相撲夏場所>◇14日目◇21日◇東京・両国国技館

 西十両13枚目の宇良(23=木瀬)が、またも華麗な逆転劇を見せた。

 東十両10枚目の旭日松(26=友綱)に土俵際まで追い詰められたが、右足1本で俵を伝って回り込み、最後は左足1本で立ちながら右から上手出し投げを決めた。

 ともにレスリング経験者で、高い身体能力を誇る力士同士の対決。「旭日松さんは、何でもやってきそうなイメージだった。形を崩さず攻めようとしたら、結果的にああなりました」と振り返った。

 途中、強烈な張り手も食らい「張られて真っ暗だった。一瞬、びっくりした」と動揺しながらも、最後まで勝負をあきらめなかった。これで白星も2桁10勝目に乗せ「良かったです」とひと安心。今場所9種類目の決まり手には「たまたまです。珍しいなあと(思った)」と話し「早く幕内に上がって技能賞が欲しい。夢の話ですよ。将来です」と口も滑らかだった。

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白鵬、稀勢の里10連勝、照ノ富士負け越し 夏場所

琴奨菊(左)を寄り倒しで下し胸を張る稀勢の里(撮影・中島郁夫)

<大相撲夏場所>◇10日目◇17日◇東京・両国国技館

 2場所連続37度目の優勝を目指す横綱白鵬(31=宮城野)と成績次第では横綱昇進の可能性のある大関稀勢の里(29=田子ノ浦)が10連勝を飾った。

 白鵬は大関照ノ富士(24=伊勢ケ浜)を右四つに組み止め、危なげなく寄り切った。照ノ富士は8連敗で負け越しが決まった。

 稀勢の里は大関琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)に土俵際まで押し込まれたが、体を入れ替えて押し返し寄り倒した。

 2敗対決は横綱日馬富士(32=伊勢ケ浜)が大関豪栄道(29=境川)を速い攻めで寄り切った。横綱鶴竜(30=井筒)も小結隠岐の海(30=八角)を寄り切って2敗を守った。

 前頭15枚目の遠藤(25=追手風)は、2敗の同8枚目御嶽海(23=出羽海)を寄り切って勝ち越しに王手をかけた。

 新十両宇良(23=木瀬)は十両9枚目出羽疾風(27=出羽海)に腰投げで勝って勝ち越しを決め、優勝争いのトップに並んだ。同じ新十両の佐藤(19=貴乃花)は十両10枚目旭日松(26=友綱)に押し倒されて連敗の2敗目を喫した。

 幕内は全勝で白鵬、稀勢の里、2敗で日馬富士、鶴竜が追っている。

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遠藤4勝目、言葉少なも会心相撲でハイタッチ

<大相撲春場所>◇6日目◇18日◇エディオンアリーナ大阪

 東十両6枚目遠藤(25=追手風)が会心の相撲で4勝目を挙げた。同9枚目旭日松(26=友綱)と立ち合いから突き合いになったが、相手をのけ反らせて一気に攻め込んで押し出した。

 相撲内容が充実してきたからか、支度部屋では穏やかな表情。そのことを質問されると「そうですね」と言葉少なだったが、関係者とハイタッチするなど笑顔で引き揚げた。

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魁聖が出稽古 疲労ピーク「腰が痛い」

出稽古後に疲れ切った表情を見せる魁聖(撮影・木村有三)

 大相撲春場所(13日初日、エディオンアリーナ大阪)に備えて、西前頭7枚目の魁聖(29=友綱)が10日、大阪市天王寺区の宮城野部屋で出稽古した。

 同僚の幕内旭秀鵬、十両旭日松、旭大星らと姿を見せた魁聖は、横綱白鵬と三番稽古を消化。最初の2番は力強く左上手を引くなどして連勝したが、その後は横綱に左上手を奪われて抵抗できず、結局2勝8敗で終了した。場所前で疲労はピークの様子で「ダメ。もう、疲れた。腰が痛い。ダメだ」と泣き言を連発しながら引き揚げた。

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白鵬豆まきに4000人、昨年の遠藤&逸ノ城上回る

わしづかみで豪快に豆まきする白鵬(撮影・木村有三)

 大相撲の横綱白鵬(30=宮城野)、幕内貴ノ岩(25=貴乃花)、十両旭日松(26=友綱)、大島親方(41=元関脇旭天鵬)が6日、京都府宇治市の龍神総宮社で豆まきを行った。

 人気力士の遠藤と逸ノ城らが参加した昨年より500人多い約4000人の観衆が詰めかけた。同社での豆まきは5年ぶり2度目の参加となった白鵬は、子供らにも優しく豆を投げ、サインを求めるファンにも気さくに応じた。「赤ちゃんから大人まで、豆をあげることができた。『横綱にもらった』と、喜んでもらえれば」と笑顔で話した。

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