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Sフェザー級王者の坂晃典が初防衛 6回TKO勝ち

初防衛に成功した日本スーパーフェザー級王者坂(右)

ボクシングの日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦は22日、東京・後楽園ホールで開かれ、王者坂晃典(28=仲里)が初防衛に成功した。

同級1位渡辺卓也(21=DANGAN AOKI)の挑戦を受け、6回2分45秒、TKO勝ちを収めた。3回に右クロスなどで左目上カットを誘うと、6回には右ストレートでぐらつかせ、再び右でダウンを奪取。そのままレフェリーストップによるTKO勝利となった。19年12月に末吉大を下し、新王者となって以来、1年1カ月ぶりのリング。元WBOアジア・パシフィック同級王者渡辺を確実に仕留めた。

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坂晃典「正直なめていた」TKO勝ちで初防衛も反省

初防衛に成功した日本スーパーフェザー級王者坂(右)

<プロボクシング:日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦>◇22日◇東京・後楽園ホール

王者坂晃典(28=仲里)が初防衛に成功した。

同級1位渡辺卓也(31=DANGAN AOKI)の挑戦を受け、6回2分45秒、TKO勝利でV1防衛。3回に右クロスなどで左目上カットを誘うと、6回には右ストレートでぐらつかせ、再び右でダウンを奪取。そのままレフェリーストップによるTKO勝ちとなり「初防衛してこそ真の王者、と聞いていたので。日本王者の坂晃典になれた」と死守したベルトを巻いて笑顔をみせた。

19年12月に末吉大を下し、新王者となって以来、1年1カ月ぶりのリングだった。試合途中で鼻から出血し、偶然のバッティングで左目上をカットし、同部からの流血で視界が遮られ「あんまり(流血に)なったことがなかったので分からなかったが、バチバチと集中力が切れた。鼻からの呼吸も苦しくなった。正直、なめていたかなと思いました。調子が良くて自分の調子におぼれていたところもある」と反省も忘れなかった。

次戦以降には地元大阪での防衛戦を希望。「次は大阪でやりたいですね。また大阪でも防衛戦ができたら」と、声をはずませていた。

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Sフェザー級王者坂晃典「きれいに勝つ」初防衛戦

日本スーパーフェザー級タイトル戦前日計量をパスした王者坂(右)と挑戦者の同級1位渡辺(DANGANAOKI提供)

ボクシング日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦は22日、東京・後楽園ホールで開催される。

21日には都内で前日計量が行われ、王者坂晃典(28=仲里)、挑戦者の同級1位渡辺卓也(21=DANGAN AOKI)ともにリミット58・9キロでパスした。

昨年12月に末吉大を下し、新王者となった坂は1年1カ月ぶりのリング。初防衛戦は元WBOアジア・パシフィック同級王者渡辺との顔合わせとなり「変な試合はできない。きれいに勝ちたい。明日は強くなった坂晃典をみてほしいと思う」と意気込んだ。新型コロナウイルスの影響によるボクシング人生最長のブランクとなったものの「肉体的にも精神的にも良いクールダウン。心身ともに良い充電期間になった」と充実の表情を浮かべた。

一方の渡辺も19年11月以来1年2カ月ぶりのリング。3度目の日本王座挑戦でもあり「こんなチャンスをもらえる選手もいない。日本王座というメジャータイトルを取りたい。俺の中ではあこがれだし、取っておきたい」と三度目の正直で日本ベルト奪取を誓っていた。

日本スーパーフェザー級タイトル戦の前日計量をパスし、オンラインで取材に応じる王者坂(左)と挑戦者の渡辺

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末吉大が引退表明「ボクシングに出会えてよかった」

末吉大

ボクシング前日本スーパーフェザー級王者末吉大(29=帝拳)が現役を引退した。10日にブログを通じて表明した。

17年10月に初挑戦で日本王座を獲得したが、昨年12月に5度目の防衛に失敗していた。「コロナとかは関係なく、12月の試合が終わってしばらく考えて、このような結論に至りました。100%自分で出した結論です」と記した。

世界挑戦には届かなかったが「ボクシングに出会えてよかったし、ボクシングを通じてできた経験、出会えた人々、すべてが最高でした」とつづった。

末吉は5歳で空手、中1でキックボクシングをへて、千葉経大付でボクシングを始めた。東洋大に進学もプロで世界王者を目指して2年で中退。11年6月に帝拳ジムからプロデビューした。

12年の東日本新人王準々決勝では、のちの世界王者伊藤雅雪(横浜光)に僅差判定で初黒星を喫した。その後はB級トーナメントを制し、13連勝で日本王座を獲得。18年には東洋太平洋同級王者三代大訓(ワタナベ)と2冠統一戦に臨むも引き分けた。通算19勝(11KO)2敗1分け。

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坂晃典6回TKO2階級制覇「作戦通りやれた」

6回、末吉(左)からダウンを奪う坂(撮影・鈴木正人)

<ボクシング日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦>◇7日◇東京・後楽園ホール

日本スーパーフェザー級8位坂晃典(27=仲里)が6回TKOで、フェザー級に続いて2階級制覇を達成した。

同級王者末吉大(29=帝拳)のV5戦で対戦。初回からプレスをかけて、左ジャブに右ストレートをクリーンヒットさせた。4回には左まぶたをカットさせ、6回に猛攻で最後はワンツーでコーナーに吹っ飛ばし、レフェリーが即座にストップ。6回1分30秒TKO勝ちした。

坂は「3、4回でちょっと集中力がなくなったが、セコンドのいうことを聞けていた。作戦通りにやれた」と満面の笑み。前日計量前にホテルへチェックインする際、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(27=BMB)と偶然会った。関大では同級生で仲が良かった。23日に防衛戦を控えながら応援に駆けつけてくれ、試合後は抱き合って喜んだ。

この試合は9月に予定されたが、末吉が右足甲の疲労骨折で延期となっていた。坂は日本フェザー級王座の初防衛戦でKO負けなど、後楽園ホールでは2勝3敗だった。「ボクはただ頑張っただけ。周りのみんなに感謝しかない」と頭を下げた。

末吉からTKO勝利した坂(撮影・鈴木正人)

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末吉大「全体的にレベルアップした」骨折延期も自信

計量をクリアした挑戦者坂晃典(左)と王者末吉大

ボクシング日本スーパーフェザー級タイトルマッチの前日計量が、7日に都内で行われた。8日に東京・後楽園ホールで、同級王者末吉大(29=帝拳)はV5戦で、同級8位坂晃典(27=仲里)が2階級制覇を狙う。両者ともにリミットで計量をパスした。

末吉は「バッチリ。全体的にレベルアップした。すべてがでかくなった」と自信を見せた。この試合は9月に予定されたが、末吉が右足甲の疲労骨折で延期となっていた。1カ月はジムワークができなかったが、筋トレ、水泳、自転車こぎなどをこなして「いつもと違うことやって体に使い方がよくなった」。災い転じて福の効果を強調した。

世界ランク入りしていて、日本は卒業し、ステップアップしたいところ。「好戦的相手だが、自分の距離でしっかり差をつけたい。まずは目の前の試合に勝つ」と力を込めた。

坂は日本フェザー級に続く王座を狙う。「世界ランカーで相手に不足はない。もったいないくらいだが、攻撃的に倒せるように練習してきた。どのパンチも自信はある」と負けてはいない。後楽園ホールでは王座陥落など2勝3敗だが「自分に落ち度があった」と振り返る。今回は万全を期している。

計量前にホテルへチャックインする際に、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(27=BMB)と偶然出くわした。関大では同級生で、オフも一生懸命練習した仲良しだった。「前はうらやましかったが、ボクは結果を出していない。今までやってきたすべてを出して王者になる」と誓った。

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末吉大、判定勝ちで4度目防衛「パッとしない試合」

4度目の防衛に成功した日本スーパーフェザー級王者末吉大

<プロボクシング:日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦>◇4日◇東京・後楽園ホール◇観衆1760人

王者の末吉大(28=帝拳)が4度目の防衛を果たした。

昨年2月に勝利して以来、1年3カ月ぶりに同級1位大里拳(24=大鵬)との再戦に臨み、2-0の判定勝ちを収めた。左ジャブを主体としてペースをつかみ、5回終了時にポイントでリード。8回に偶然のバッティングで右目上をカットしたものの、9回には右フック3連発からのラッシュもみせた。

3回から鼻血を出しながら攻めてきた大里を退けた末吉は「(大里は)いい選手でした。パッとしない試合をしてしまい、すみませんでした。もっと強くなって、試合で実力を出せるようにしたい」と安堵(あんど)の表情をうかべた。

末吉にとって初防衛戦だった前回の試合は3回に右ストレートを浴びてダウンを喫したが、左ジャブを軸に応戦して立て直した。左まぶたのカットに追い込む攻撃で、8回負傷TKO勝利を挙げた。今回は判定ながら返り討ちした形となった。

4度目の防衛に成功した日本スーパーフェザー級王者末吉大

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末吉大V4戦へ「極秘」元世界王者からアドバイスも

計量パスした日本スーパーフェザー級王者末吉大(左)と挑戦者の同級1位大里拳

ボクシング日本スーパーフェザー級王者末吉大(28=帝拳)が、元世界3階級制覇王者とのスパーリングで得た自信を胸に4度目の防衛戦に臨む。4日、東京・後楽園ホールで同級1位大里拳(24=大鵬)とのV4戦を控え、3日には都内の日本ボクシングコミッションで前日計量に出席。大里とともに100グラムアンダーの58・8キロでクリアした。

4月中旬、同門の元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(帝拳)と5~6回のスパーリングに挑んだことを明かし「いい意味でできたことがあり、自信になりましたね」と充実した表情。1年ぶりの再戦となる大里とのファイトに向けて「アドバイスももらいました。内容は極秘です」と不敵な笑みもみせた。昨年2月の対戦では3回に右ストレートを浴びてダウンを許した末吉だったが、すぐに盛り返して8回TKO勝ちで初防衛に成功。1年3カ月ぶりのリマッチに向け、末吉は「まったく違う相手と戦うつもりです。同じ展開にはならないのでは」と気合を入れ直していた。

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V2戦へ王者三代「KOを」叩き上げ挑戦者と対戦

計量をクリアした王者三代(左)と挑戦者渡辺

ボクシング東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチの前日計量が26日に都内で行われた。V2戦となる同級王者三代大訓(24=ワタナベ)は58・8キロ、同級4位でシルバー王者の渡辺卓也(30=青木)はリミット58・9キロでパスした。

昨夏にはスパーリングして互いの実力を知る者同士。中大出身で7戦6勝(2KO)1分けと無敗のホープと、45戦目で4度目の王座挑戦となるたたき上げの対決となる。

三代は初防衛戦で日本同級王者末吉大(帝拳)と統一戦も、三者三様で引き分けた。左は得意だが、右は大振りと課題にし、右ストレートを磨いてきた。「総合力が高く、国内に4、5人いる強い選手の一人。ベルトよりもやらないといけない相手と思っていた。流れの中でKOを狙いたい」と気合を入れた。

渡辺は国内では2年ぶりで、これまで地域タイトルを5度とったが、日本は2度と東洋太平洋王座挑戦は失敗してきた。30日に上海で再起する同門の前世界王者木村翔とは同じ年。「国内はやっぱり楽。久々で成長した姿を見せたい。木村には刺激をもらってきたが、今回は勝利のバトンをつなぎたい」と意気込んだ。

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井上尚弥、拳四朗ら4人が最優秀選手候補 年間表彰

井上尚弥(2018年8月21日撮影)

日本ボクシングコミッションと東京運動記者クラブのボクシング分科会が、10日に都内で18年の年間表彰ノミネート選考会を開いた。

最優秀選手賞候補は3階級制覇を達成して連続初回KOの井上尚弥(大橋)、史上最速タイ12戦目で3階級制覇の田中恒成(畑中)、3度防衛した拳四朗(BMB)、海外奪取にKO防衛した伊藤雅雪(伴流)の4人。受賞者は2月8日に都内のホテルで発表、表彰される。

技能賞は井上、ホルヘ・リナレス(帝拳)、拳四朗、田中、亀田和毅(協栄)、殊勲賞は伊藤、田中、KO賞は井上、清水聡(大橋)、竹迫司登(ワールド)、新鋭賞は小浦翼(E&Jカシアス)、勅使河原弘晶(輪島功一)、竹迫、吉野修一郎(三迫)、矢田良太(グリーンツダ)、努力敢闘賞は中谷正義(井岡)、細川バレンタイン(角海老宝石)、黒田雅之(川崎新田)、久田哲也(ハラダ)が候補となった。

年間最高試合候補はWBAライト級ワシル・ロマチャンコ(ウクライナ)-リナレス、WBOフライ級田中-木村翔(青木)、WBAバンタム級井上-ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)の3試合。世界戦以外の最高試合は日本スーパーバンタム級和気慎吾(FLARE山上)-久我勇作(ワタナベ)、日本スーパーライト級細川-デスティノ・ジャパン(ピューマ渡嘉敷)、日本&東洋太平洋スーパーフェザー級末吉大-三代大訓(ワタナベ)、日本ミドル級竹迫-西田光(川崎新田)の4試合。

女子最優秀選手賞候補は天海ツナミ(アルファ)、藤岡奈穂子(竹原畑山)、多田悦子(真正)の3人。最高試合はWBOライトフライ級天海-チャオス箕輪(ワタナベ)、WBOアトム級岩川美花(高砂)-池山直(フュチュール)、WBCフライ級藤岡-イルマ・サンチャス(メキシコ)、WBOミニマム級多田悦子(真正)-江畑佳代子(ワタナベ)が候補となった。

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末吉、三代ともに悔しさ…ドローで両者が王座防衛

激しく攻防を繰り広げる三代(左)と末吉

<日本、東洋太平洋スーパーフェザー級王座統一戦>◇6日◇後楽園ホール

日本王者末吉大(27=帝拳)と東洋太平洋王者三代大訓(23=ワタナベ)の一戦は1-1の判定で引き分けとなり、両者が防衛を果たした。

序盤は距離を取る末吉に、好機を探る三代の展開。中盤以降は近距離も増え、激しい打ち合いが繰り広げられた。3度目の防衛となった末吉は「(王座が)取れなかった悔しさが強い」と言い、キャリア7戦目での2本目のベルトを狙った三代は、初防衛にも「考えすぎた。もったいなかった」と悔恨した。

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3度目防衛戦の末吉、三代と対面も「何も感じない」

計量後に居並ぶ末吉(左)と三代

日本、東洋太平洋スーパーフェザー級王座統一戦(6日、後楽園ホール)の前日計量が5日に都内で行われ、日本王者末吉大(27=帝拳)と東洋太平洋王者三代大訓(23=ワタナベ)がともに100グラムアンダーとなる58・8キロで一発パスした。

3度目の防衛戦となる末吉は、相手との対面にも「強いオーラとかも感じなくて、自分が強くなったのもあると思いますが、何も感じませんでした。自信がある」と強気を隠さなかった。キャリア20戦目。唯一の黒星(12年の東日本新人王フェザー級準々決勝)を喫した伊藤雅雪(伴流)が今夏に世界王者となった。「実力的には差がないと思う。前向きに考えたい」と述べた。

初防衛戦となる三代はデビューしてまだ1年半。中大ボクシング部の主将からプロ入りし、キャリア6戦目だった6月のタイトルマッチで王座を手にした。「自分に勢いを感じている。これからワクワクしてくると思う」と自然と笑みがこぼれる。勝利の鍵を距離とし、「僕が空間を支配する」とさわやかに豪語した。

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末吉大 大差判定でV2 打ち合いは「収穫」

末吉はV2達成に笑顔

<プロボクシング:日本スーパーフェザー級タイトルマッチ>◇30日◇後楽園ホール

 王者末吉大(27=帝拳)が同級1位東上剛司(ドリーム)を3-0の大差判定で下して2度目の防衛を果たした。

 15敗でKO負け1回とタフ自慢の挑戦者から初回に右でダウンを奪ったが、以降は「良い場面も悪い場面もあった」と仕留めきれず。「タフだからこそKOで倒したかった」との後悔はWBO同級ランク7位と世界を目指すからで、最終回は玉砕覚悟の相手と打ち合って会場を沸かせ、「打ち合いしないといけない場面も出てくる。収穫ですね」とまとめた。

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末吉大2度目の防衛戦「もっとボコボコに」意気盛ん

計量を終えた末吉(右)と東上(撮影・阿部健吾)

 ボクシングの日本スーパーフェザー級タイトルマッチの前日計量が29日に都内の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、2度目の防衛戦となる王者末吉大(27=帝拳)が100グラムアンダーの58・8キロ、挑戦者の同級1位東上剛司(37=ドリーム)がリミットちょうどの58・9キロで一発パスした。

 「もっとはっきり勝ちたい」。末吉が期すのは、2月のV1戦での失敗から。不用意にガードをまっすぐ後退したところにパンチをもらい、ダウンを喫した苦い経験がある。結果的には8回TKO勝ちも、「余計なダウン。内容的にもぱっとしなかった。もっともっとボコボコにして勝ちたい」と意気盛ん。

 理想とする打たせずに倒すスタイルは、アマチュアも含めたさまざまなボクサーの要素を盗みつつ、オリジナルなものに昇華する途上で、「頭の中になんとなくこんな感じというのはあるけど、試合には移せていない」と追い求める。WBOの世界ランクでも7位につける新鋭は、試合内容も世界レベルを目指してリングに上がる。

 対する東上は、プロ15年目、35戦目でたどり着いた日本タイトルになる。「夢がかなう。ワクワクしている。チャンピオンになるためにこれだけ負けても続けてきた。目の前、たまらないです」と高揚感一杯。14勝(3KO)15敗5分けの成績に「勝ち負けがトントン。ドラマがあると思う。誰か1人にでも勇気を与えられたら」と期した。

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末吉大がTKO初防衛「50点。内容ではまだまだ」

勝ち名乗りにも笑顔なしの末吉

<プロボクシング:日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦>◇3日◇東京・後楽園ホール

 日本スーパーフェザー級王者末吉大(27=帝拳)が同級1位大里拳(23=大鵬)を8回2分25秒TKOで破り初防衛を果たした。「50点。今日の内容ではまだまだ」と反省しきりは、3回にダウンを喫するなど不注意な場面が散見したため。

 得意の左ジャブを中盤以降に顔面に集めて左目まぶたを腫れ上がらせ、最後は右ストレートで流血させて試合終了も、「上に行くことを考えたら良くない」。世界ランク入りする期待の星には笑顔なき勝利となった。

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王者末吉大が初防衛も「半歩小さかった」ダウン猛省

勝ち名乗りにも笑顔なしの末吉

<日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦>◇3日◇東京・後楽園ホール◇観衆1148人

 王者末吉大(27=帝拳)が同級1位大里拳(23=大鵬)を8回TKOで下して初防衛に成功した。中盤以降に得意のジャブを効果的に強く顔面に集め、最後は右ストレートで大きく腫れ上がった大里の左まぶたをパックリと切り裂いた。出血過多でレフェリーストップを呼び込み、ベルトを守った。

 もっとも、当人は浮かれた様子も笑顔もなし。「良くないですね、上に行くことを考えたら」と振り返ったのは3回。スウェーで後退したところを思い切って飛び込んだ大里の右クロスの餌食となり、ダウンを喫した。「(下がるのが)半歩小さかった。ガードが下がり、自分の不注意」。ダメージは残らないが、危ない場面を招いてしまった。

 この日は初回から抜群の距離感で放つ得意の左ジャブで手応えをつかめず。「なんでなのか。そこを調整しないと。課題だと思う」と首をかしげた。「最後のラウンドは良い感覚だったんですけど」と8回には世界ランカーらしい倒すパンチも放ったが、世界を目指すからこそ、その表情は最後まで険しかった。

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末吉大2・3初防衛戦へ決意「リング上で見せます」

末吉は対戦相手が欠席したため1人でポーズを取る

 ボクシングのチャンピオンカーニバルの日程が12日に都内で発表され、2月3日に後楽園ホールで初防衛戦に臨む日本スーパーフェザー級王者末吉大(まさる、27=帝拳)が意気込みを語った。

 今年も1月20日から5月7日まで13階級で日本王座戦が実施される毎年恒例のイベントだが、この日の会見では対戦相手の同級1位大里拳(23=大鵬)が欠席。「そのせいか少し緊張感に欠けました」と振り返ったが、マイクを握った決意表明では「リングの外でべらべらしゃべるのはあまり好きじゃないので、リング上で見せようと思います」と短く決意を述べた。

 帝拳ジムでは前同級王者の尾川堅一が、昨年12月に米ラスベガスで行われたIBF同級王座決定戦に勝利して世界王者になったばかり。普段から食事などもともにする先輩の快挙に、「すごく刺激になった」と視線も自然と上を向く。名門ジム期待のホープだけに、V1戦でつまずいていられない。「しっかり勝って、いつチャンスが来ての良いようにしていきたい」と語気を強めた。

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末吉大、日本Sフェザー新王者にも「課題ばかり」

新王者の末吉

<プロボクシング:日本スーパーフェザー級王座決定戦>◇7日◇東京・後楽園ホール

 ボクシングの日本スーパーフェザー級王座決定戦が7日に東京・後楽園ホールで行われ、同級1位末吉大(27=帝拳)が同級2位高畑里望(38=ドリーム)を3-0の判定で下し、新王者となった。

 長身で懐の深い相手に苦戦しながら、要所でパンチを集めた。ただ、当人は「自分がダメでした。課題ばかり」と反省。同門の先輩尾川の返上で決まった決定戦の勝利こそ「そこはうれしい」とベルト受け継ぎを素直に喜んだが、「相手に合わせる自分の悪い癖が前面に出た」と最後まで浮かない顔だった。

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末吉大、17戦目で王座初挑戦「圧倒的な内容を」

王座決定戦の計量を終えた末吉(右)と高畠

 ボクシングの日本スーパーフェザー級王座決定戦の前日計量が6日に都内のJBCで行われ、同級1位末吉大(26=帝拳)、同級2位高畑里望(38=ドリーム)ともに100グラムアンダーの58・8キロでパスした。

 WBC、WBOでも世界ランクしている末吉は、11年6月のプロデビューから6年目、17戦目での王座初挑戦になる。同じ帝拳ジム所属の前王者尾川堅一のタイトル返上により、挑戦者決定戦が王座戦に変更になった経緯をふまえ、「尾川さんが持っていたベルトはほしい。ちょうど良いタイミング」と力を込めた。

 国内のスーパーフェザー級戦線は、世界王者になった内山高志、三浦隆司も引退し、新たな世代の芽吹きを待っている。15勝(10KO)1敗の末吉にも、後継候補の1人として期待がかかる。「まだ中間地点です」と目標高く、「圧倒的なパフォーマンスを見せたい」と誓った。

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末吉大が3回TKO12連勝、左ボディー「無意識」

ネルソン・ティナンパイに3回KO勝ちした末吉大

 ボクシングのWBO世界スーパーフェザー級13位末吉大(26=帝拳)が18日に後楽園ホールで同級10回戦に臨み、フィリピン同級6位ネルソン・ティナンパイに3回KO勝ちで12連勝を飾った。

 「練習でやっていたが、無意識に出た」強烈な左ボディー一発で相手をもん絶させ、初のメインイベントの大役を全うした。村田諒太と同じ田中トレーナーに指導を受け、「ミット打ちで手が痛い。インパクトのスナップの利かせ方など、センスです」とパンチ力を認められる。6月に世界ランク入りも果たした名門ジムの期待の星は「ベルトは欲しい」と望んだ。

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