上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

尾川堅一「成長ない。悔しい」判定勝ちで4度目防衛

10回、尾川は3度目の防衛成功でガッツポーズ(撮影・浅見桂子)

<プロボクシング:日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦>◇2日◇東京・両国国技館

 王者の尾川堅一(29=帝拳)が、挑戦者で同級1位杉田聖(27=奈良)を2-0の判定勝ちで下し、4度目の防衛に成功した。昨年4月以来の再戦は互いに目上を切る流血戦。前半はジャッジの1人が挑戦者に3ポイントのリードを与えるほどの苦戦だったが、後半からは手数が増え、要所で強烈な右ストレートをたたき込んで挽回した。苦しんでの判定勝利に「初戦も苦戦。今日も苦戦。成長がない。悔しい」と、倒しきれないもどかしさを、試合後のリング上で漏らした。

 2歳で父が主宰する道場で日本拳法を始めた。小学時代に全国優勝、明大ではインカレ団体制覇。「拳だけで戦うボクシングでやりたい」と自信を胸に22歳でプロデビューを飾る。以来、拳法とボクシングの融合を目指す。拳法では右の一撃必殺が売りだった。勝利の9割はパンチ一閃(いっせん)。「神の左」と言われる山中のように「自分は“神の右”と呼ばれたい」と話す。

 課題も残ったが、この日も「神の右」を何度もさく裂させた。「30歳で世界王者になれるように、与えられた試合を良い形で勝っていきたい」。拳法出身では渡辺二郎以来の世界王者は、そう遠くない。

関連するニュースを読む

山中慎介V12 神の左でTKO/ボクシング詳細

<プロボクシング>◇2日◇東京・両国国技館

 王者山中慎介(34=帝拳)が挑戦者の同級6位カルロス・カールソン(26=メキシコ)に7回TKO勝ち、12度目の防衛を果たした。具志堅用高が持つ、日本男子の世界戦連続防衛記録13回に王手をかけた。

12度目の防衛に成功した山中は長女梨理乃ちゃん(左)と長男豪祐くん(右)の祝福を受けて勝利者インタビューに臨む(撮影・小沢裕)

◆WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦

山中慎介(34=帝拳、王者)7回TKOカルロス・カールソン(26=メキシコ、同級6位)

【2回】30秒すぎ、山中の左ストレートが顔面にヒットし相手の足元が一瞬グラリ。カールソンは左目下を切り出血

【3回】1分すぎ、山中の左ボディーがヒット。相手のガードが下がったところを顔面に右ストレート。残り30秒、山中の左ボディーがヒットし相手の顔は苦しそうな表情を見せる

【4回終了】ジャッジ3人は39-37、40-36、40-36で全員山中優勢

【5回】40秒すぎ、相手の左に、山中は左ストレートをカウンター気味に合わせて顔面をヒット。ダウンを奪う。1分すぎ、コンビネーションから山中の右フックが顔面にヒットし2度目のダウン。楽勝ムードかと思われたが、残り30秒、相手の右フックを山中がもらい足元がグラつき、一瞬ヒヤリ

【6回】50秒すぎ、山中が上から下に振り下ろすように放った左ストレートが顔面をとらえダウンを奪う

【7回】開始30秒すぎ、左ストレートでダウンを奪うと57秒、相手のガードを打ち抜くように左ストレートをさく裂させダウン。レフェリーがストップしTKO勝ち

<山中コメント>

「今日もいけるぞというのもあった。KOもできましたけど、相手が来たときの対処の仕方など反省はあった。(相手が)倒れても起き上がってくるのは想定内だった。(12度目防衛で具志堅の防衛記録まであと1つ)自分は意識してなくて、皆さんが期待してくれて楽しんでくれれば」

1回、カールソン(左)に左パンチを放つ山中(撮影・小沢裕)

6回、カルロス・カールソン(右)に左パンチを放つ山中(撮影・小沢裕)

7回、カールソン(右)からダウンを奪ってTKO勝ちし、12度目の防衛果たした山中(撮影・浅見桂子)

7回、カールソン(右)からダウンを奪ってTKO勝ちし、12度目の防衛に成功した山中(撮影・浅見桂子)

◆日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦

尾川堅一(29=帝拳、王者)判定杉田聖(27=奈良、同級1位)

10回、杉田(左)に右パンチを放つ尾川(撮影・小沢裕)

関連するニュースを読む

尾川堅一V4に自信満々「世界戦のステップに」

計量を終えポーズを取る王者尾川(右)と挑戦者杉田(撮影・足立雅史)

 日本スーパーフェザー級王者尾川堅一はセミで4度目の防衛に自信満々だった。計量はリミットを100グラム下回る58・8キロでパスし、鳥のスープやゼリーを補給した。

 V1戦でKOした杉田聖との再戦だが「相手は逃げるだけで、それをどうつかまえるか。出てくるならうれしいパターン」とニヤリ。「今回は前座も次は世界戦が最大の目標。ステップにする」と宣言した。

関連するニュースを読む

尾川堅一4度目防衛戦「前半で決め次のステップへ」

 3月2日のWBC世界バンタム級タイトル戦の前座で世界を目指す2人も、28日の都内での調印式と記者会見に出席した。

 セミファイナルに登場する日本スーパーフェザー級王者尾川堅一(29=帝拳)は杉田聖(27=奈良)と4度目の防衛戦。昨年4月の初防衛戦で9回KOした相手に「当たり前のようにKOしてアピールしたい。前半で決めて、次のステップへ進みたい」と自信満々。自らは前列の山中を見下ろす後列に座った。「世界戦の行事でいい経験もできた。次は前の列でいろいろやりたい」と、予行演習で世界への意気込みは一層高まっていた。

 IBF世界スーパーバンタム級3位の岩佐亮佑(27=セレス)は、グレン・メデュラ(21=フィリピン)と世界前哨戦の8回戦となる。指名挑戦が決まっている同級王者小国以載(角海老宝石)の左手負傷のために調整試合を挟んだ。「試合勘をなくさないためにも大事。1発ももらわずに、完璧に勝って相手を倒して、次へアピールしたい」と抱負。若手のファイター相手に「仮想小国にはならないが、逆によかった」と、夏の日本人対決を見据えての試合になる。

関連するニュースを読む

日本Sフェザー級王者尾川堅一「神の右」滑った

杉田聖との対戦を発表した日本スーパーフェザー級王者尾川堅一(撮影・中島郁夫)

 日本スーパーフェザー級王者尾川堅一(28=帝拳)が、同級1位杉田聖(27=奈良)を迎える4度目の防衛戦の発表会見が23日、都内で行われた。

 尾川が“スリップ”した!? 昨年4月以来となる同級1位杉田との再戦で4度目の防衛戦。司会者からジムの先輩山中の「神の左」にひっかけて話題を振られると、「『神の右』と呼んでもらいたい」と発言したが、会場はシーン…。戸惑いながらも言葉を続けたが、「すべったわ~」と会見後は嘆き節だった。ともあれ、期待の世界ランカーは今年が勝負年。「なぎ倒すなり、失神させられれば最高ですね」と右拳さく裂を約束した。

関連するニュースを読む

山中慎介 防衛戦「モレノ戦以上のインパクトを」

防衛戦を発表したWBC世界バンタム級王者山中慎介(右)と日本スーパーフェザー級タイトルマッチを発表した王者尾川堅一(撮影・中島郁夫)

 ボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)の12度目となる防衛戦の発表会見が23日、都内で行われた。

 挑戦者は同級9位のカルロス・カールソン(26=メキシコ)。23戦22勝(13KO)1敗の元WBCラテン・バンタム王者で、右ボクサーファイターになる。会場は両国国技館で、3月2日の開催となる。

 山中にとっては昨年9月、アンセルモ・モレノ(パナマ)戦以来の試合となる。倒し、倒されの激闘は海外からも大きな評価を得た。約半年ぶりのリングに向け、「対戦相手は前回のモレノからは知名度的には劣るが、22連勝中で、ブンブン振ってくる。左フックもあるが、逃げ回る気はない。しっかり迎え撃って、モレノ戦以上のインパクトある試合をしたい」と意気込みを語った。

 同興行では日本スーパーフェザー級王者尾川堅一(28=帝拳)が、同級1位杉田聖(27=奈良)を迎える4度目の防衛戦に加え、IBF世界スーパーバンタム級世界前哨戦として岩佐亮佑、元2階級王者ブライアン・ビロリア(米国)も出場する。

関連するニュースを読む

チャンピオンカーニバルの日程発表 2・4開幕

ポーズを取るチャンピオンカーニバルの出場選手(撮影・阿部健吾)

 プロボクシングのチャンピオンカーニバル日程が13日、都内で発表された。2月4日から5月1日まで13階級で日本王座戦が実施される。

 各階級の王者、ランク上位者と対戦者のコメントは以下のとおり。

 【ミニマム級】

 同級1位小西伶弥(23=真正) (対戦する)谷口選手は地元(兵庫県神戸市)も年齢も一緒で共通点が多いですが、どんなボクシングをしても勝ちます。

 同級2位谷口将隆(22=ワタナベ) プロ2年目の4月にタイトルに挑めるのはめったにないチャンス。ステップアップしていく。

 【ライトフライ級】

 王者拳四朗(25=BMB) こんなところでは負けられない。世界戦も待っていると思うので、KOで勝ってつなげたい。

 同級1位久田哲也(32=ハラダ) 相手が誰であろうと僕が勝つ。自分のボクシングを貫く。

 【フライ級】

 同級1位ユータ松尾(27=ワールド) 初の日本タイトル挑戦。いつも通りにしっかり集中して良い試合をしたい。

 同級2位黒田雅之(30=川崎新田) 歴史も長い大会。これに勝って上のランクにいきたい。

 【スーパーフライ級】

 王者中川健太(31=レイスポーツ) 初防衛戦が高校の同級生になりましたが、さらに上に行きます。

 同級1位船井龍一(31=ワタナベ) こんな舞台で戦えるのは光栄。しっかり体つくって勝ちます。

 【バンタム級】

 同級1位赤穂亮(30=横浜光) 世界戦からここまで落ちたかという気持ちがある。勝って当たり前。

 同級2位田中裕士(25=畑中) ベストな状態ですべてぶつけてベルトを取りたい。

 【スーパーバンタム級】

 王者石本康隆(35=帝拳) 相手有利の声もチラホラありますが、良いモチベーションです。1発目(2月4日開催)なので熱い試合をして盛り上げたい。

 同級1位久我勇作(26=ワタナベ) 1年前に負けているが、石本選手を倒すためにやってきた。世界ランクもベルトも僕がもらいます。

 【フェザー級】

 王者林翔太(29=畑中) 2度目の防衛戦。相手は勢いとパワーがありますがベルトは大事なもの。必ず防衛する。

 同級1位坂晃典(24=仲里) とても楽しみにしてきました。大切なベルトというのは僕も同じ。

 【スーパーフェザー級】

 王者尾川堅一(28=帝拳) 欠席のためコメントなし

 同級1位杉田聖(27=奈良) 尾川選手とは2度目ですが、良い試合をしようとは思わない。ただ勝つことしか考えていない。

 【ライト級】

 王者土屋修平(30=角海老宝石) 初めての防衛戦です。3月4日、倒します。以上です。

 同級1位西谷和宏(29=VADY) 強いチャンピオンとやれて光栄。勝ったら自分の価値を見いだせる。必ず勝ちます。

 【スーパーライト級】

 同級1位麻生興一(30=三迫) 3度目の挑戦ですので、チャンスに感謝して試合頑張ります。

 同級2位松山和樹(30=FUREA山上) 初のタイトル挑戦なので、このチャンスをものにしたい。

 【ウエルター級】

 王者有川稔男(32=川島) 去年より強くなった姿をみせて勝ちます。

 同級1位坂本大輔(35=角海老宝石) 習志野高でボクシングを始めて20年、プロになって10年目の節目。必ずチャンピオンになります。

 【スーパーウエルター級】

 王者野中悠樹(39=井岡弘樹) (相手の斉藤も37歳で)ボクサー定年を越えた2人の戦いは数年前には考えられなかった奇跡的。まだまだ満足せずに上のステージを見据えて、世界にいける勝ち方をしたい。

 同級1位斉藤幸伸丸(37=輪島) 欠席のためコメントなし。

 【ミドル級】

 王者西田光(29=川崎新田) チャンピオンになってからろくに働いてないので、良い試合をしたい。

 暫定王者胡朋宏(28=横浜光) 暫定なので自分のベルトは2月に返さないといけない。もう1度、5月(の試合で)勝って手にしたい。

関連するニュースを読む

尾川堅一が初防衛、左フック一閃KO「上を目指す」

<プロボクシング:日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦>◇2日◇東京・後楽園ホール

 同級王者尾川堅一(28=帝拳)が、KO勝ちで初防衛に成功した。

 同級1位杉田聖(26=奈良)と対戦。序盤から、強化してきたジャブを有効に使い、5回終了時の採点は3-0でリードした。その後、タイトル初挑戦の杉田のカウンターを浴びる場面もあったが、9回に「効いているのが分かった」と勝負を決めにいった。ワンツーで相手の動きを止めると、強烈な左フックでダウンを奪い、そのままKO勝ち。

 「最後は倒せて良かったが、相手を見すぎた。いろんなことを考えすぎた。上を目指して、しっかりやっていきたい」と話した。尾川は戦績を18勝(15KO)1敗とした。

関連するニュースを読む

王者尾川「全戦全KOで駆け上がる」初防衛へ自信

計量をクリアしポーズを取る日本スーパーフェザー級王者尾川

 日本スーパーフェザー級タイトルマッチ(東京・後楽園ホール)の前日計量が1日、都内で行われた。

 王者尾川堅一(28=帝拳)はリミットの58・9キロ、挑戦者の同級1位杉田聖(26=奈良)は58・8キロでパスした。

 尾川は昨年12月に前王者・内藤律樹(E&Jカシアス)からタイトルを奪取し、今回が初防衛戦。明大日本拳法部出身の右の強打者は「日本タイトルは世界への通過点だと思っている。ここからの成長が重要。全戦全KOで駆け上がっていきたい」と自信の表情。

 杉田については「失礼だけど、印象はない。攻撃していけば自然と崩せると思う。守る気はないし、最初からガンガン行く。最終的には右で倒す」とコメントした。

 初のタイトル挑戦となる杉田は「キャリアでも一番大きな試合。右のストレートが当たれば倒せると思う。打ち合いになった時がポイント。強い相手だが、必ず自分がチャンピオンになる」と王座奪取を誓った。

関連するニュースを読む