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正代、ファンの漫画「呪術廻戦」休載に「しっかり休んでいただけたら」

幕下力士を相手に相撲を取る正代(右)(代表撮影)

大相撲の大関正代(29=時津風)が11日、週刊少年ジャンプ(集英社)の人気漫画「呪術廻戦」の休載が決まったことについて言及した。都内の部屋での稽古後、代表取材に応じ「しっかり回復されて、また再開したら。その待った分だけ再開したときにうれしいと思うので」と話した。

アニメ鑑賞が趣味で、昨年11月場所前から同作のファンを公言していた。集英社によると、休載理由は作者の芥見下々(あくたみ・げげ)氏が体調不良を訴えたため。ネット上ではファンや著名人からのエールの声があがっていた。

正代も「漫画家さんは多忙な方々ですから。自分たちも体が資本なので、そういう疲れたときにとか、体調崩したときの気持ちはすごく分かる」と話し「しっかり休んでいただけたらと思います」と、ねぎらいの言葉を送った。

自身は名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)に向けて、この日は幕下力士を相手に相撲を取って計10番を全勝。「普通に良く動いていると思います。あとは鋭さとか力強さが大事なのかなと思います」と状態を説明した。

本場所まですでに1カ月を切っているが、東京オリンピック(五輪)も残り50日を切っている。東京・両国国技館はボクシングの会場。ライト級代表の成松大介(31=自衛隊)は同じ熊本農高、東農大の2学年先輩で親交もあるだけに「応援してます」と正代。「今までのオリンピックはどうしても海外で、時間が合わないとかあったんですけど、今回はテレビで見られると思うので(部屋の)みんなでもしかしたら見るのかなとは思いますね」と関心を示していた。

幕下力士を相手に相撲を取る正代(左)(代表撮影)

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両国国技館夏場所後の合同稽古行わず 五輪ボクシング会場の設営準備予定

両国国技館(2021年1月10日撮影)

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は21日、東京・両国国技館の相撲教習所内で行われてきた合同稽古について、夏場所後は実施しないことを明かした。両国国技館は東京オリンピック(五輪)のボクシング会場として使用される予定となっており、同場所後にも設営準備などが始まる予定となっている。

合同稽古は昨年秋場所後の10月に初めて実施された。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、昨年3月の春場所以降は出稽古禁止が続いている。そんな中で協会は、本場所後から翌場所の新番付発表日までの間に一定の期間を設け、希望する力士が両国国技館内の相撲教習所に集まって稽古ができる機会をつくった。自身の部屋に稽古相手がいない関取衆などが集まって申し合い稽古をするなど、貴重な稽古場となっていた。

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照ノ富士無傷5連勝 競泳池江の疾患と闘う姿に「相当な努力」刺激受けた

若隆景を破り懸賞金を受け取る照ノ富士(撮影・滝沢徹郎)

大関に返り咲いた照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が、東前頭筆頭若隆景を寄り切って無傷の5連勝を飾った。4日目までに2大関を破った相手に攻めあぐねる場面こそあったが、最後は右で抱えて主導権を握った。初日から連勝で単独首位と、最高の形で序盤5日間を終えた。2日連続、今場所3度目の4大関安泰も演出。大関貴景勝、かど番の正代、関脇高安ら8人の1敗勢が照ノ富士についていく。

   ◇   ◇   ◇

快勝を重ねる照ノ富士も珍しく「何でもしてくる相手だからいろいろ考えちゃった」と警戒心を明かすほど、集中力がみなぎっていた。若隆景に両はずにあてがわれ、なかなか引っ張り込めない展開。ようやく右で抱えて小手に振りまわすと、休まず体を寄せた。

相手の若隆景は先場所から今場所にかけて大関を4回撃破するなど、最も勢いのある若手の1人。「土俵に上がってから迷いが出てしまったので、相撲もじっくり見ていこうと思った」と、慎重な攻めで序盤5日間を締めくくった。

前日浮上した単独トップの座を守り、早くも2場所連続優勝が期待される。横綱白鵬を除けば現役最多の3度の優勝回数を誇るが、大関としての優勝はまだない。場所前には「できるものならやってみたいですし。それこそ本当に1日の積み重ねだと思う」と地に足をつけていた。大関優勝の先は綱とり。今場所を起点に、4大関の出世レースから抜け出す。

場所前には白血病から復帰して東京オリンピック(五輪)代表に内定した競泳女子の池江璃花子から刺激を受けていたことを明かしていた。「けがしているより病気の方が怖いこと。相当な努力をしたんだなと思います」。自身も両膝のけがだけでなく、糖尿病などの内臓疾患とも戦って土俵に戻ってきた。5連勝発進にも「まだ始まったばかり」と淡々。どん底からはい上がった29歳は、一番一番を全力で努める。【佐藤礼征】

▽幕内後半戦の伊勢ケ浜審判長(元横綱旭富士) 照ノ富士は落ち着いていた。出来れば前に持っていって欲しかったけど、若隆景は土俵際が強いから自分で考えていったと思う。(序盤戦を終えて)これからも大関陣に頑張って欲しい。下の力士も上に勝てるよう頑張ってもらえれば。

若隆景(手前)を攻める照ノ富士(撮影・滝沢徹郎)

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石井慧が錦織圭の五輪開催疑問符に「綺麗事を言うな」アマ選手の胸中察し

石井慧

08年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストで総合格闘家の石井慧(34=チーム・クロコップ)は、男子テニス錦織圭(31=日清食品)が東京オリンピック(五輪)開催に疑問符をつけた記事を引用し、持論を展開した。

11日に自身のツイッターを更新。イタリア国際の男子シングルス1回戦で勝利した後の会見で「アスリートのことを考えれば、できた方がいい」、五輪が開催されれば「でないという選択肢は難しい」としながらも「コロナの感染者が出ない時にやるべきかなとは思う」とした発言について、アマチュア選手の立場と気持ちを想像しながら意見を投稿した。

石井は「競技により五輪の立ち位置は違う。テニスやゴルフなどはプロも確立されているし五輪と並ぶ名誉も何かあるだろう」と率直な意見。テニスや五輪のようなメジャー大会が存在する競技とは異なり、他競技には五輪に並ぶようなビッグイベントは少ないと指摘した。さらに石井は「五輪の為に命を削り名誉と金のために命をかけてる選手は世界に沢山いる。だからこんな綺麗事を言うな」と反論した。

ただし五輪開催について議論すべき、という錦織の意見には賛同している。「俺が(五輪開催を)反対している理由は全く違って自分が1番可愛いからにつきる」(すべて原文ママ)と投稿。4月下旬、石井は新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない現状を受け、東京五輪開催の反対を自らのツイッターで主張(現在は削除)している。

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秋山成勲、政府の感染対策に疑問呈す「世界各国の選手達が余りにも可哀想」

秋山成勲(2004年10月5日撮影)

総合格闘家の秋山成勲(45)が、東京オリンピック(五輪)・パラリンピック開催を目指す日本政府の新型コロナウイルス感染対策に疑問を呈し、「世界各国の選手達が余りにも可哀想でならない」と吐露した。

秋山は11日、ツイッターを更新。「菅首相の万全の対策と言われてるが、今まで万全の対策をして来て、今回の緊急事態宣言。どう考えても、、オリンピックに対して万全の対策が取れるのか、、、疑問しか。開催まで日にちがないのに、世界各国の選手達が余りにも可哀想でならない」と思いをつづった。

開催論を唱える菅義偉首相は10日、衆院、参院の両予算委員会で行われた集中審議で野党側から可否判断を迫られたが「政府としては国民全体の安心、安全を守る立場から水際対策を中心として感染症対策に万全を尽くす」と何度も繰り返すだけだった。

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高山勝成が世界戦へ勝利宣言「世界タイトルを奪取して帰ります」

高山勝成(15年9月撮影)

ミニマム級で世界主要4団体を制し、アマチュアで東京オリンピック(五輪)を目指したがかなわずプロに再転向したWBO世界ライトフライ級11位の高山勝成(37=寝屋川石田)が6日(日本時間7日)、試合地の米国テキサス州アーリントンで記者会見に臨んだ。8日(同9日)に2階級制覇をかけて、同級王者エルウィン・ソト(24=メキシコ)に挑む。

高山は「機会を与えていただき、ありがとうございます。世界タイトルを奪取して帰ります。ソト選手は勇敢でいいファイターですが、私にはそれに対する経験があり、この戦いの準備はできています」と勝利宣言。急なオファーで決まった試合で、減量を含めた調整期間はわずか3週間だった。高山にとって約4年9カ月ぶりの世界戦、しかも米国での試合とハードルは高く重なっている。

王者ソトは18勝(12KO)1敗の戦績を誇る。若く勢いのある王者に、高山は百戦錬磨のキャリアをぶつける。

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京口紘人がソト-高山勝成戦を予想 王者ソト有利とズバリ

京口紘人(2021年1月21日)

ボクシングWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)が、8日(日本時間9日)に米アーリントンで開催される同階級のWBO王者エルウィン・ソト(24=メキシコ)-同級11位の元世界ミニマム級4団体王者高山勝成(37=寝屋川石田)戦を予想した。日本のトップアスリートの言葉を届ける音声コンテンツの定額制配信サービス「Now Voice」内で同カードの試合について語った。

両者のタイプについて「ソトは若くて勢いあり、メキシカンで攻撃的。フックが得意で勢いあるファイター。高山選手は機動力があってスピードの出入り、手数あってスタミナがある」と分析。3度目防衛戦となるソトは京口と同じ英プロモート大手マッチルーム社と契約して初戦を迎える。今年3月、米国で同社と契約後初試合に臨んでいた京口は「アピールしたいと思うので、良い仕上がりだと思う。良い状態で仕上げてくると思う。ソト選手が優勢だと思う」と王者の防衛成功を予想した。

一方、挑戦者高山のソト挑戦が試合まで残り1カ月を切った段階で決まったことを受け、京口は「対策はできないし、底上げしかできない。対策の準備は難しくて体に染み込ませるのは短期間では難しい。世界でのタイトル経験は豊富ですし、敵地とか海外とかの影響はないが、準備期間が少ないのは影響が大きいと思う」と口にした。

東京オリンピック(五輪)出場を掲げ、アマチュアに転向した高山が昨年12月、4年4カ月ぶりにプロ復帰戦を飾ったばかりと持久力が不安視されるものの、京口は「悪い影響はないと思う。アマの3回よりも12回の長丁場の方が高山選手は有効に戦える。プロ向きのボクシングスタイルだと思う」と問題ないとの見方を示した。この勝者との2団体統一戦実現の期待も大きい京口は「今後、統一戦として戦う可能性もあるので。みなさんも楽しみにしてもらえたら」と締めくくっていた。

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高山勝成-ソトの世界戦前日計量も有観客開催 米専門サイト報じる

高山勝成(2020年9月9日撮影)

8日(日本時間9日)に米テキサス州アーリントンで開催されるボクシング元世界ミニマム級4団体王者でWBO世界ライトフライ級11位高山勝成(37=寝屋川石田)-WBO世界ライトフライ級王者エルウィン・ソト(24=メキシコ)戦の前日計量が有観客で開催されると5日(日本時間6日)、米専門サイトのボクシング・シーンが報じた。

報道によると、試合会場のAT&Tスタジアム内にあるAT&Tプラザで約5000人のファンを集め、午後2時(現地時間)から開かれるという。試合も8万人収容のスタジアムに約5万人の観客を入れて開催する見通し。同興行のメインイベントでは「カネロ」の愛称を持つ人気スター選手のWBAスーパー、WBA世界スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(30=メキシコ)が、30戦無敗のWBO世界同級王者ビリー・ジョー・サンダース(31=英国)との3団体統一戦に臨むことで注目されている。

東京オリンピック(五輪)出場を掲げ、アマチュア活動していた高山は昨年12月に4年4カ月ぶりにプロ復帰戦に臨み、世界ランカーの小西伶弥に勝利。3度目の防衛戦となるソトに挑戦することが決まっていた。

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照ノ富士「相当努力したんだな」池江璃花子、松山英樹から刺激

21年3月28日、優勝インタビューで笑顔を見せる照ノ富士

大相撲春場所後に大関復帰を果たした照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が、競泳女子で白血病から復帰し東京オリンピック(五輪)代表に内定した池江璃花子や、男子ゴルフでメジャー王者となった松山英樹から刺激を受けた。

19日、報道陣の電話取材に応じた。自身も糖尿病や内臓疾患に苦しんで番付を落とした経験があるだけに、池江について「すごいなと思いますよ。けがしているより病気の方が怖いこと。けがで死ぬことはないけど、病気で死ぬことはたくさんありますから。そういった意味で(自分も)病気の怖さというのは体で感じた。(池江は)相当な努力をしたんだなと思います」と感銘を受けていた。松山とは同学年。「同世代の方たちが頑張っているのは刺激になる」と話した。

アスリートのドキュメンタリー番組を通じて、自身の姿を重ねることもある。印象的なのは片腕の肘から先を切断しながら、アマチュア相撲で奮闘した選手のドキュメンタリー番組。「この体でも一生懸命相撲を取っているのを見ると、自分もという気持ちになる」。両膝のけがなどに苦しんで車いす生活を送っていた時期も、同番組を思い出したこともあったという。

21場所ぶりの大関復帰場所となる夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)に向けて、この日は都内の部屋で関取衆を相手に15番相撲を取って調整した。春場所終盤に痛めた右膝については「大丈夫」と回復を強調。2場所連続優勝を目指す夏場所へ「堅苦しいことを考えず、できることを精いっぱいやろうと考えてます」と意気込んだ。

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37歳高山勝成、王者のオファー受け世界挑戦決意 

高山勝成(15年9月撮影)

ミニマム級で世界主要4団体を制し、アマチュアで東京オリンピック(五輪)を目指したがかなわずプロに再転向した高山勝成(37=寝屋川石田)が、WBO世界ライトフライ級王者エルウィン・ソト(メキシコ)に挑む。英国興行大手マッチルームが発表した。試合は5月8日に米国テキサス州アーリントンで行われる。

高山陣営は対戦オファーを受け、試合までの短期間での調整を含め、慎重に検討を重ねてきた。その上で挑戦を決めた。近日中に正式発表される。

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プロ再転向の高山勝成が2階級制覇へ来月世界挑戦 ESPNが報じる

高山勝成(15年撮影)

ボクシングのミニマム級で世界主要4団体を制し、アマチュアで東京オリンピックを目指したがかなわずプロに再転向したWBA世界ライトフライ級5位の高山勝成(37=寝屋川石田)は、5月8日に米テキサス州で、WBO同級王者エルウィン・ソト(メキシコ)に挑戦することが、17日、分かった。

スポーツ専門局ESPN(電子版)は「対戦する」と報じており、2階級制覇挑戦が現実に近づいている。

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ボクシング五輪米大陸予選が新型コロナの影響で中止

東京オリンピック(五輪)のボクシングを運営する国際オリンピック委員会(IOC)の特別作業部会は15日、5月の米大陸予選(ブエノスアイレス)を新型コロナウイルスの影響で中止すると発表した。

出場枠は、国際大会の成績をポイント化したランキングで割り振る。(共同)

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村田諒太が松山偉業絶賛「歴史に名を残した」数年前対面「“ごついな”と」

WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(2021年1月12日撮影)

ボクシングWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(35=帝拳)が、男子ゴルフ松山英樹(29=LEXUS)のマスターズ優勝という偉業をたたえた。12日、都内の所属ジムで練習に臨んだ村田は「今まで青木(功)さんをはじめ、誰も成し遂げていないすごいこと。本当に偉業だと思います」と日本初となるメジャー制覇を喜んだ。

松山とは数年前に表彰式で対面したといい「今まで出会ったゴルファーの方とは違い『ごついな』と感じましたね。自分の身長(183センチ)と変わらないし、同席していたプロ野球選手と遜色ない体格だった。飛距離という欧米人との体格差が出る競技の最高峰で勝つというのは、歴史に名を残したなと思います」と絶賛した。

村田自らは5月下旬から6月上旬に国内で計画されている2度目の防衛戦に向けて調整中。今後の米ツアーをはじめ、今年控える東京オリンピックでも活躍が期待される松山に向け「スポーツ界を盛り上げてもらえればと思います。自分も次の試合に向けて調整していきます」とエールを送っていた。

米ゴルフのマスターズ・トーナメントで、日本男子初のメジャー制覇を果たし、トロフィーを手に笑顔の松山(AP)

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五輪ボクシング代表入江聖奈「緊張」入学式で大役

ファイティングポーズを見せるボクシング東京五輪女子フェザー級代表の入江(撮影・平山連)

ボクシング東京オリンピック(五輪)女子フェザー級代表の入江聖奈(20=日体大3年)が3日に日体大世田谷キャンパスで行われた入学式に出席し、在校生代表として新入生に歓迎の言葉を送った。来月にはロシアで開催される国際大会に派遣予定となっている入江は「1年2カ月ぶりとなる外国人選手との戦いになり、海外選手の圧力や距離感を経験したい」と意気込みを語った。

大役を終えて入江は「オリンピック予選くらい緊張した」と笑みを交えて振り返り、「オリンピックでは金メダルを取ることしか考えてないので、夏に向けて突っ走っていきたいです」と今夏に迫る東京大会に向けた意欲を見せた。

今春、体育学部3年に進級した。教職を取りながら、文武両道の学生生活を送っている。新入生に向けて「大学は自分で考えて行動しないといけない。先生の言葉を待っているだけではいけないので、これから4年間で『考える力』を磨いてほしい」と先輩の威厳を見せた。

先月24日に53歳で亡くなった古賀稔彦さんは母校の大先輩で、入江が目指す金メダルを獲得した1人。「オリンピック予選を経験して、メダルを取るすごさを身に染みて感じた。母校にそんな偉大な先輩がいると実感し、より身が引き締まった」と語っていた。【平山連】

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アマ10冠藤田健児TKOデビュー格闘一家の最終兵器

5回、木村(左)にパンチを浴びせる藤田(撮影・野上伸悟)

<プロボクシング:フェザー級6回戦>◇25日◇東京・後楽園ホール

アマ10冠ボクサー藤田健児(27=帝拳)が鮮やかな6回TKOでプロデビューを飾った。

木村元祐(34=JM加古川)とフェザー級6回戦で拳を交え、6回2分38秒、レフェリーストップによるTKO勝利を収めた。左右にスイッチし、ディフェンシブな木村に対し、サウスポースタイルから的確な左ボディーストレートをヒット。3回には強烈な左ストレートを打ち込むと、相手の左目下は内出血で大きく腫れた。4回には右フックでダウンも奪取。最終6回にコーナーへと追い込み、連打を続けてレフェリーストップ勝ちとなった。

高校総体3連覇、全日本選手権3度Vなどアマ10冠、海外でもアジア選手権銅メダルと実績十分の藤田は19年に東京オリンピック(五輪)出場の目標が断たれ、昨年9月、プロテストに合格した。所属ジムでは高校6冠で元世界2階級制覇王者の粟生隆寛トレーナー(36)との指導でレベルアップを図ってきた。

格闘一家で育った。ボクシングでアマ5冠の次兄大和は格闘家に転身し、現在は総合格闘技団体DEEPのフライ級暫定王者に就く。RIZINにも参戦し、キックボクシング界の「神童」那須川天心とも対戦している。次姉翔子はDEEPに参戦し、今月初勝利を挙げたばかり。長兄和典氏は元東洋太平洋フェザー級暫定王者で故郷岡山県内でジムを経営し、長姉典子さんは極真空手世界3位の実績を持つスポーツインストラクターだ。その兄姉たちから藤田は「藤田家の最終兵器」と呼ばれている。会場に駆けつけた大和、翔子の目前で白星プロデビューを挙げた。

プロデビュー戦で6回TKO勝ちし、喜ぶ藤田(撮影・野上伸悟
6回、木村(左)にパンチを浴びせる藤田(撮影・野上伸悟)

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37歳高山勝成が大学卒業「最も学んだ準備大事さ」

名古屋産大の卒業式に出席した元世界王者の高山

プロボクシング元ミニマム級世界主要4団体を制し、アマチュアで東京オリンピック(五輪)を目指したがかなわず、プロに再転向したWBA世界ライトフライ級5位の高山勝成(37=寝屋川石田)が19日、名古屋産大(愛知県尾張旭市)の卒業式に出席した。高山は30歳の14年に愛知・菊華高に進学。17年に33歳で大学に進学していた。

「4年間、しっかり学ぶことができてたくさん発見できた。最も学んだことは準備する大事さ。前回の試合(昨年12月27日)もそうですし、準備する大切さがこれまでの大学生活で強く感じたことでした」

高山はボクシング競技の振興や社会貢献に寄与したとして、同大から「特別賞」の表彰を受けた。

今後はボクシングに専念する。次戦は未定だが、目標の2階級制覇へ、陣営はWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)への挑戦を熱望する。「明日から大阪に戻って練習します」。大学での経験を糧に、次の夢へと突き進む。

名古屋産大の卒業式に出席した元世界王者の高山(前列右)

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赤井英和の長男がプロ転向 父の夢継ぎ世界王座狙う

帝拳ジムからプロデビューすることになったミドル級の赤井英五郎

「浪速のロッキー」と呼ばれた元プロボクサーの俳優赤井英和(61)の長男英五郎(26)が15日、名門・帝拳ジムからプロデビューすることを表明した。アマチュアで目指した東京オリンピック(五輪)出場の可能性が19年に消滅。父が歩んだ道を追うようにプロ転向を決断した。今年の東日本ミドル級新人王にエントリーし、プロデビューする予定。大けがで引退を余儀なくされた父が届かなかった世界王座獲得を将来的な目標に掲げた。

   ◇   ◇   ◇

父譲りの強打を誇る赤井がプロ転向する。アマで目指していた東京五輪の夢が19年11月の全日本選手権で絶たれると、すぐプロ転向への気持ちがわき上がったという。「ボクシングを続けたい気持ちだった。いずれプロになろうと思っていた」。19年に左足アキレス腱(けん)を断裂し、20年2月には左手首の手術を受けたため、昨年は治療に専念。アマ時代から練習で通っていた名門・帝拳ジムを所属先に選択し、満を持して今年からプロボクサーとしての活動を開始する。

父からボクシングの指導を受けたことはないが、自宅に地下トレーニングルームを設置してくれるなどのサポートを受けている。赤井は「父は子供ではなく一個人として見てくれている。プロ転向の反対もなかった」と振り返る。今年の全日本新人王のミドル級にエントリーし、プロデビューする予定。「相手は誰でもいい。新人王を取りにいきたい」と父も獲得した称号を狙う。

「父は20歳でデビューし25歳でプロを引退、自分はアマですが20歳でデビューし25歳でアマを辞めて、重なる部分がある」。父は2度目の世界挑戦を目指した前哨戦でKO負けし、急性硬膜下血腫で重体となって現役引退を余儀なくされた。なし得なかった夢を継ぐように赤井は「ボクシングを始めるからには『世界』と思っていた。世界王者になりたい。プロの自覚を持って帝拳ジムでやりたい」と決意を示した。

プロで最初の目標は父がマークした12連続KO勝利を設定した。赤井は「KO記録は身近な目標としてわかりやすい。13連続KOができたら新しい目標も出てくる。自分は(中量級の名王者)ハグラーやデュランのようなオールドスタイルが好き。倒せるのが1番。ボディーで倒してみたい」と目を輝かせた。ファイタースタイルの強打に磨きをかけ、プロデビュー戦に備える。【藤中栄二】

○…大阪市出身の父赤井英和は、浪速高でボクシングを始め高校総体優勝。近大に進学したが日本がボイコットした80年モスクワ五輪の最終選考で落選。その後、大阪の三和ツダジム(後のグリーンツダジム)からプロ転向した。好戦的なスタイルと強打を武器にデビュー以来12連続KO勝利の快進撃で、“浪速のロッキー”と呼ばれて絶大な人気を誇った。83年にWBC世界スーパーライト級王者ブルース・カリー(米国)に初挑戦して7回TKO負け。再起したが、85年に世界再挑戦のための前哨戦で大和田正春に7回KO負けを喫し、脳出血を起こして意識不明の重体となった。緊急手術を受けて一命を取り留めたものの、引退を余儀なくされた。その後、俳優としてドラマや映画で活躍している。

○…赤井の前妻の次女赤井沙希(34)は、DDTで人気プロレスラーとして活躍している。174センチのスラリとした長身で、10代で芸能界デビューして、06年には旭化成のキャンペーンモデルに抜てきされるなどモデル、タレントとしても活躍。13年8月のDDT両国大会でプロレスデビューし、14年のプロレス大賞で女子初の新人賞を受賞した。得意技はケツァル・コアトル。

◆赤井英五郎(あかい・えいごろう)1994年(平6)9月22日、東京・世田谷区生まれ。小、中学校とラグビー、米ハワイで過ごした高校時代はアメリカンフットボールを経験。米カリフォルニア州ウィディア大に進学し、20歳の時、ボクシングを開始。16年に大学を一時休学し、日本で本格的に東京五輪を目指す。18年全日本社会人選手権ミドル級優勝。アマ戦績は8勝(4KO)6敗。通常体重は77キロ。身長179センチの右ファイター。

サンドバッグ打ちする赤井英五郎
ミット打ちに取り組むミドル級の赤井英五郎(左)
大和田正春の鋭い左フックを浴びマットに沈む赤井英和(右)。赤井はそのまま脳挫傷で意識不明となり病院に搬送された(1985年2月5日)
ファイティングポーズをみせる赤井英和(1982年2月)
DDTプロレスで世死琥(左)にボディーアタックを見舞う赤井沙希(19年7月15日)

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正代「タイミング的に嫌だなと…」辞退の心境明かす

正代(2021年1月22日撮影)

大相撲の大関正代(29=時津風)が4日、都内の部屋での稽古後、報道陣の電話取材に応じ、出身の熊本県宇土市で走る予定だった東京オリンピック(五輪)の聖火ランナーを辞退したことについて「(走りたかった)気持ちはあるけど、いろんな条件をクリアしてやっと走れるものと思っているので仕方ないですね」と残念がった。

新型コロナウイルス感染対策として日本相撲協会が場所前2週間の外出を原則禁止としており、走行予定の5月5日は夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)の直前にあたる。正代自身は「走るつもりだった」と走行の意欲を持っていたが、スケジュールの都合が合わなかった。

聖火ランナーの辞退者が相次いでいる中での発表となった。世間が敏感に反応する話題だけに「タイミング的には嫌だなと思いましたね。(著名人が)次々と辞退されているのを、ちらっとニュース見ましたけど。タイミング良すぎるなと」と、苦笑を交えて複雑な心境を明かした。

春場所(14日初日、両国国技館)まで10日。「今回は残念でしたけど、その分、期待に応えられるくらいの成績を残せたらいいなと思っています」。土俵での活躍を故郷に届ける。

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正代が聖火ランナー辞退 夏場所直前にあたるため

正代(2021年1月22日撮影)

大相撲の大関正代(29=時津風)が出身の熊本県宇土市を走る予定だった東京オリンピック(五輪)の聖火ランナーを辞退したことが3日、分かった。

当初は5月5日を走る予定だったが、日本相撲協会の新型コロナウイルス感染対策ガイドラインにより場所前2週間の外出が原則禁止となっており、夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)の直前にあたるため、協会を通じて同市に辞退の連絡があった。

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奈良井翼が鮮やかTKOでボクシング新人王&MVP

プロボクシング全日本新人王決勝戦を制し記念撮影に臨む選手たち。左からミニマム級の小島、ライトフライ級の狩俣、フライ級の宝珠山、スーパーフライ級の久保、バンタム級の冨田、スーパーバンタム級の福永、フェザー級の平野、スーパーフェザー級の奈良井、ライト級の浦川、スーパーライト級の高畠、ウエルター級の山崎、ミドル級の中田(撮影・小沢裕)

<プロボクシング:全日本新人王決勝戦>◇21日◇東京・後楽園ホール◇スーパーフェザー級◇無観客開催

スーパーフェザー級で、東軍の奈良井翼(21=RK蒲田)が鮮やかな1回TKO勝ちで全日本新人王を獲得し、MVPにも輝いた。

西軍の福田星河(21=エディタウンゼント)と対戦すると、左ボディーで相手ガードを下げさせ、得意の左フックからの連打でダウンを奪取。立ち上がった福田に対し、さらに連打を浴びせて右ストレートでレフェリーストップに追い込み、1回2分5秒、TKOで撃破した。なお技能賞はスーパーフライ級の久保春平(23=宮田)、敢闘賞はライトフライ級の狩俣綾汰(25=三迫)が受賞した。

2度目の新人王挑戦で頂点にのぼりつめた奈良井は「多分、左フックを警戒していると思ったが、うまく当てられる練習をしていて、ずっと考えていました」と得意パンチで勝利できた喜びに浸った。スーパーバンタム級でエントリーした初挑戦の19年は東日本新人王準決勝で体重超過し棄権。今回は一気に2階級上げての挑戦だったが「パンチには自信があった」と自信ものぞかせた。

小学校でキックボクシングを始めた際、自宅1階にサンドバッグが吊された練習場が設置されるなど、常に家族のバックアップがあったという。リング上で父優さん(40)、母幸さん(40)、妹愛さん(17)に向けて「ママ、おとん、愛、ありがとう」と感謝の言葉を送った。特に父が1月1日に50歳の誕生日を迎えており「これがプレゼントです」と満足そうな笑みもみせた。

中学から始めたボクシングで東京オリンピック(五輪)を目指し、自衛隊に入った。射撃練習などをしていたものの、競技に専念できる環境まで時間を要したためにプロ転向を決断。ようやく区切りとなる称号を手にした。7勝(6KO)と負けなしで、日本ランキング入りも確実となった。奈良井は「日本ユース王座がほしい。2~3年で日本王者になりたい。目標は5年で世界王者です」と気合十分だった。

プロボクシング全日本新人王決勝戦のスーパーフェザー級 1回、福田(手前)からダウンを奪う奈良井(撮影・小沢裕)
プロボクシング全日本新人王決勝戦のスーパーフェザー級 1回、福田(手前)からダウンを奪う奈良井(撮影・小沢裕)
プロボクシング全日本新人王決勝戦のスーパーフェザー級 1回、福田(右)からダウンを奪う奈良井(撮影・小沢裕)
プロボクシング全日本新人王決勝戦で表彰される、左から技能賞のスーパーフライ級・久保、MVPのスーパーフェザー級・奈良井、敢闘賞のライトフライ級・狩俣(撮影・小沢裕)

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