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石井慧が錦織圭の五輪開催疑問符に「綺麗事を言うな」アマ選手の胸中察し

石井慧

08年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストで総合格闘家の石井慧(34=チーム・クロコップ)は、男子テニス錦織圭(31=日清食品)が東京オリンピック(五輪)開催に疑問符をつけた記事を引用し、持論を展開した。

11日に自身のツイッターを更新。イタリア国際の男子シングルス1回戦で勝利した後の会見で「アスリートのことを考えれば、できた方がいい」、五輪が開催されれば「でないという選択肢は難しい」としながらも「コロナの感染者が出ない時にやるべきかなとは思う」とした発言について、アマチュア選手の立場と気持ちを想像しながら意見を投稿した。

石井は「競技により五輪の立ち位置は違う。テニスやゴルフなどはプロも確立されているし五輪と並ぶ名誉も何かあるだろう」と率直な意見。テニスや五輪のようなメジャー大会が存在する競技とは異なり、他競技には五輪に並ぶようなビッグイベントは少ないと指摘した。さらに石井は「五輪の為に命を削り名誉と金のために命をかけてる選手は世界に沢山いる。だからこんな綺麗事を言うな」と反論した。

ただし五輪開催について議論すべき、という錦織の意見には賛同している。「俺が(五輪開催を)反対している理由は全く違って自分が1番可愛いからにつきる」(すべて原文ママ)と投稿。4月下旬、石井は新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない現状を受け、東京五輪開催の反対を自らのツイッターで主張(現在は削除)している。

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高山勝成「次戦につなげたい」現役続行示唆、不可解TKO負けで不完全燃焼

不可解なTKO負けを喫した高山勝成は観客に手を振る(AP)

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇8日(日本時間9日)◇米国テキサス州アーリントン

挑戦者の同級11位高山勝成(37=寝屋川石田)が不可解なストップ負けで2階級制覇を逃した。

同級王者エルウィン・ソト(24=メキシコ)に挑戦。9回、大きなダメージも見られない中、レフェリーが突然ストップをかけTKO負けとなった。高山は試合続行可能をアピールするようにシャドーボクシングを披露。「驚きました」と話し、今後の現役続行を示唆した。

   ◇   ◇   ◇

謎のストップだった。9回、挑戦者の高山は王者ソトと打ち合った。それまでもダウンはない。大きなダメージは見られなかったがレフェリーが突然、高山を抱きかかえて試合を止めた。「スタミナも十分残し、ダメージも少ない中、思わぬところでレフェリーストップとなり驚きました」。試合後、高山のコメントがすべてを表現していた。

確かに試合の流れは王者だった。高山は1回から強打でグラつかされたが、手数で抵抗。最後の勝負をかけるところで、予想さえしないレフェリーストップ。ダメージのなさ、まだ戦える意思表示のように激しいシャドーボクシングを披露。「ソト選手のパンチは芯を外していました。そのことを示すために行った試合終了後のシャドーボクシングに対する観客の大声援に感謝します」と言った。

ミニマム級で主要4団体を制した。日本ボクシングコミッション(JBC)を脱退し、当時非公認だったIBFの世界タイトルに挑み、アマチュアに転向。かなわなかったが、東京五輪を目指した。根底には常に反骨と改革がある。昨年、37歳の誕生日を迎えた際も「年齢の壁を越えてもやれることを証明したいとか、そういう思いはあまりない。ただ自分が成し遂げたい。あと1、2年と思っているので、たどり着けるところまでやっていきたい」と言った。限界を設けない。自分への挑戦だった。

今月12日に38歳となる。2階級制覇の目標を遂げて引退も示唆していたが、この日の試合後は「次戦につなげたい」。不完全燃焼の挑戦失敗を次の戦いへの闘志に変えた。【実藤健一】

◆高山勝成(たかやま・かつなり) 1983年(昭58)5月12日、大阪市生まれ。00年10月プロデビュー。05年4月、WBC世界ミニマム級王座獲得。06年11月、WBA世界同級暫定王座。10年9月にIBF、16年8月にWBO王座を獲得し、同級主要4団体を制す。17年4月にプロを引退し、アマチュアで東京五輪を目指す。19年8月、予選で敗れて五輪の夢が断たれる。20年3月にプロ復帰を表明し、同年12月に再起戦で勝利。身長158センチの右ボクサーファイター。32勝(12KO)9敗1無効試合。

試合を止められ、不満げな表情を見せる高山(ロイター)

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高山勝成「驚きました」不可解なストップでTKO負け 2階級制覇ならず

王者ソトと戦う高山(AP)

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇8日(日本時間9日)◇米国テキサス州アーリントン

挑戦者の同級11位・高山勝成(37=寝屋川石田)が王者エルウィン・ソト(24=メキシコ)に9回TKOで敗れ、2階級制覇はならなかった。

強打のソトに対し、手数で対抗した。9回も打ち合い、それほどダメージは見られない中、レフェリーのストップが入った。その直後、高山はまだまだいけるとばかりシャドーボクシングを披露。不可解なストップだった。

試合後は「スタミナも十分残し、ダメージも少ない中、思わぬところでレフェリーストップとなり驚きました。ソト選手のパンチは芯を外していました。そのことを示すために行った試合終了後のシャドーボクシングに対する観客の大声援に感謝します。試合結果としては残念ですが、次戦につなげます」とコメントした。

ミニマム級で世界主要4団体を制し、アマチュアで東京五輪を目指したがかなわずプロに再転向した高山にとって約4年9カ月ぶりの世界戦だった。調整期間は約3週間しかない急なオファー。しかも米国で。厳しい条件を受けたのも、夢へ挑戦する思いの強さだったが、現実は厳しかった。

前日計量を100グラムアンダーの48・8キロでクリアした高山は「無事に計量をクリアできて安心しました。明日の試合でベストを尽くし、世界タイトルを奪取します」とコメントした。その言葉には、ボクシング人生のすべてをかける思いしかなかった。

王者ソトは試合前まで18勝(12KO)1敗の戦績を誇り、若さと勢いで圧倒的優位とみられていた。プロで41戦と倍以上の高山は、王者の勢いをキャリアではね返すと意気込んでいた。しかし、重なった高いハードルを越えられなかった。

東京五輪出場の夢破れ、再びプロに矛先を向けた。そのターゲットは「2階級制覇」しかなかった。復帰を決めた時も「あと1、2年しかないと思う。2階級制覇して引退するのが理想」と話していた。今月12日に38歳の誕生日を迎えるが、試合後は「次戦につなげたい」と現役続行に意欲を示していた。

9回TKOで敗れた高山は試合後ソトと抱擁する(AP)
リングインする高山(AP)

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高山勝成敗れる 4年9カ月ぶり世界戦も厳しい現実/ラウンド詳細

王者ソトと戦う高山(USA TODAY Sports=ロイター)

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇8日(日本時間9日)◇米国テキサス州アーリントン

WBO世界ライトフライ級11位の高山勝成(37=寝屋川石田)が同級王者エルウィン・ソト(24=メキシコ)に挑んだ。

【リングイン】まずは挑戦者の高山が入場した。赤いキャップ、黒いガウン姿で、ロッキーのテーマに乗ってリングインした。グローブは金。王者ソトは黒いキャップをかぶり、足早にリングに入った。こちらのグローブは王者ながら珍しく青だった。

【1R】高山が足を動かしながら左回りし、小刻みにパンチを繰り出していく。ソトは初回から強打を振り、1分すぎに右ストレートでぐらつかせた。さらに残りわずかで左ストレートを見舞い、連打を繰り出して圧倒した。

【2R】高山が左ジャブ、連打で先手をとろうとするが、有効打は奪えない。ソトは左ボディー。終盤右ストレートからの連打で押し込んだ。

【3R】高山は左右ボイディーなど手数では上回るが、ソトは両腕で堅いガード。じりじり詰めながら、大ぶりのパンチを打ち込む。残り10秒でロープに追い込んで連打を浴びせた。

【4R】高山の手数、ソトの強打の流れは変わらず。ソトの右オーバーハンドが2度ヒットする。高山も終盤接近戦で左右ボディーを打ち込んで反撃した。

【5R】高山がジャブからのコンビネーションで攻め込んでいくが、ソトの堅いガードをなかなか崩せない。接近戦となると、休まず連打を打ち込んでいった。

【6R】高山がせわしなくパンチを出し、ソトが攻めきれない。2分すぎにソトのワンツーが決まり、高山がぐらつく。終盤果敢な打ち合いでソトのアッパーが決まった。

【7R】劣勢の高山だが手も、足も止まらない。小刻みなパンチでペースをつかみ、ゴング後には両腕を突き上げた。

【8R】高山が休まずに攻め続ける。ソトは疲れかペースダウンしているが、右ストレート、左アッパーを決める。高山も右ストレートを決めて反撃した。

【9R】1分半すぎにソトがワンツーを決めて追い込んでいく。さらに連打を顔面に見舞う。高山も押し返していくが、まったく手が出ない。防戦一方の展開に、レフェリーが試合を止めた。納得がいかない高山は、セコンドに促され、リング中央でシャドー。まだ続行できたとアピールした。

◇  ◇  ◇

前日6日に計量をクリアした高山は「無事に計量をクリアできて安心しました。明日の試合でベストを尽くし、世界タイトルを奪取します」とコメントしていた。急なオファーで決まった試合で、減量を含めた調整期間はわずか3週間だった。

ミニマム級で世界主要4団体を制し、アマチュアで東京五輪を目指したがかなわずプロに再転向した高山にとって、約4年9カ月ぶりの世界戦。勝てば、37歳11カ月で世界王座奪取は日本男子最年長となる。

王者ソトは18勝(12KO)1敗の戦績を誇り、若く勢いがある。高山は32勝(12KO)8敗1無効試合。

王者ソトと戦う高山(AP)
王者ソトと戦う高山(AP)
王者ソトと戦う高山(AP)
リングインする高山(AP)

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高山勝成、2階級制覇へ懸案の前日計量クリア「世界タイトルを奪取します」

計量をクリアしてポーズを決める高山(高山陣営提供)

2階級制覇へ、最初の関門を突破した。ミニマム級で世界主要4団体を制し、アマチュアで東京五輪を目指したがかなわずプロに再転向したWBO世界ライトフライ級11位の高山勝成(37=寝屋川石田)が7日(日本時間8日)、米国テキサス州アーリントンで計量に臨み、クリアした。

高山はリミットを100グラム下回る48・8キロ。同級王者エルウィン・ソト(24=メキシコ)も48・8キロでパスした。試合は8日、日本時間の9日朝に行われる。

高山は「無事に計量をクリアできて安心しました。明日の試合でベストを尽くし、世界タイトルを奪取します」とコメントした。急なオファーで決まった試合で、減量を含めた調整期間はわずか3週間だった。懸案材料のひとつだったウエートをクリアし、高山にとって約4年9カ月ぶりとなる世界戦に臨む。

王者ソトは18勝(12KO)1敗の戦績を誇り、若く勢いがある。高山は32勝(12KO)8敗1無効試合。倍以上のキャリアを武器に日本選手最高齢での王座奪取を狙う。

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正代かど番脱出へ全集中「今回に関しては勝ち越さんと話にならないので」

幕下以下の若い衆と相撲を取る大関正代(右)

大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)にかど番で臨む大関正代(29=時津風)が6日、都内の部屋で行った朝稽古後に、報道陣の電話取材に応じた。

この日は、幕下以下の若い衆と約20番相撲を取ったと説明。「とりあえず初日を迎えてみないと何とも言えないけど、立ち合いの圧力や出足は意識して稽古はしてきたつもりです」と感触を口にした。

かど番は初場所以来2度目となる。春場所では、思うような立ち合いが出来ずに7勝8敗と及ばず。同場所後は、立ち合いの確認を入念に行ってきたという。「できるだけ番数をなるべく多く取って、どういう状況でも出足と圧力が相手に伝えられるように、いろいろ試しながらやった」と説明。大関4場所目にして、早くも2度目のかど番だが「前回のかど番に比べるとモチベーションといいますか、そういうのは安定はしている。あまり考えないようにしている」と自然体を強調した。

本来であれば5月5日に、東京五輪の聖火ランナーとして地元・熊本を走る予定だった。しかし、時期が本場所4日前だったことや新型コロナウイルス感染拡大の影響などにより辞退。直接、地元で勇姿を見せることはできなかったが「参加できなかったのは残念だけど本職は力士。今回は残念でしたけど、場所の方で活躍して地元の人に頑張っている姿を見ていただけたら、それでいいかなと思っています」と言葉に力を込めた。

かど番脱出を目指す夏場所は、緊急事態宣言発令に伴い、3日目までの無観客開催が決まっている。しかし、緊急事態宣言は延長される可能性があり、それに合わせて4日目以降も無観客開催となる可能性も出てきた。「去年の3月に無観客の経験はしているので違和感はそこまでない。あまり影響を受けずに自分の相撲を取り切れたら、テレビで見ていただいている方にも楽しんでもらえると思う」と話した。「とりあえず勝ち越せたらいい。今回に関しては勝ち越さんと話にならないので」と、かど番脱出に全神経を集中させる。

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37歳高山勝成2階級制覇へ向け渡米「思い切り暴れてタイトル奪取します」

2階級制覇へ米国へ出国した高山(高山陣営提供)

37歳のアメリカンドリームはかなうか。ミニマム級で世界主要4団体を制し、アマチュアで東京五輪を目指したがかなわずプロに再転向したWBO世界ライトフライ級11位の高山勝成(37=寝屋川石田)が3日、5月8日(日本時間同9日)の2階級制覇挑戦に向けて出国した。米国テキサス州で同級王者エルウィン・ソト(メキシコ)に挑む。

高山は関係者を通じ「短い準備期間でしたが、今できるベストは尽くしてアメリカに向かいます。リングの上で思い切り暴れてタイトルを奪取します」とコメント。指導する中出博啓トレーナーは「たった3週間の準備期間ですがやれることはやり、勝負できる体勢はできました。春はWBCやIBFの世界タイトルを獲得した私たちにとって縁起のいい時期です。試合までの間、新型コロナウイルスの感染予防を徹底してリングに上がりWBOの世界タイトルを持って日本に帰ってきます」と宣言した。

高山の世界戦は16年8月20日のWBO世界ミニマム級王座決定戦で判定勝利して以来、約4年9カ月ぶり。「2階級制覇」を公言してプロボクシングに復帰し、昨年末の復帰戦に勝利して世界ランク入りを果たしていた。37歳、しかも敵地・米国で王座奪取となればまさに快挙となる。

王者ソトは高山よりひとまわり以上若い24歳で、18勝(12KO)1敗の戦績を誇る右ボクサーファイター。王者の破壊力に対し、高山はテクニックと経験値で挑む。【実藤健一】

2階級制覇へ米国へ出国した高山(左)と中出トレーナー(高山陣営提供)

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37歳高山勝成、5・8世界戦正式決定 米国で2階級制覇へ

世界挑戦が正式に決まった高山(高山陣営提供)

ミニマム級で世界主要4団体を制し、アマチュアで東京五輪を目指したがかなわずプロに再転向したWBO世界ライトフライ級11位の高山勝成(37=寝屋川石田)の世界挑戦が29日、正式に決まった。5月8日(日本時間同9日)に米国テキサス州で同級王者エルウィン・ソト(メキシコ)に挑む。

高山の世界戦は16年8月20日のWBO世界ミニマム級王座決定戦で判定勝利して以来、約4年9カ月ぶり。「2階級制覇」を公言してプロボクシングに復帰し、昨年末の復帰戦に勝利して世界ランク入りを果たしていた。37歳、しかも敵地・米国で王座奪取となればまさに快挙となる。

高山は「タイトルの奪取、2階級制覇のためにベストを尽くして戦います。この世界戦に勝利してライトフライ級戦線に乗り込む決意です。現在の仕上がりに関しては極端に短期間なので何とも言えませんが、今できる準備を行っています。今回のオファーは急でした。いろいろな選手に声をかけていたようですが、打診されて『やる』と答えたまでです。6万人の大観衆の前で戦うことを楽しみにしています」とコメント。

指導する中出トレーナーは「突然の決定でしたが、今までの海外での世界戦の経験、キャリアでの技術、コンディショニングの知識、勝てるサポート体制のスタッフのすべてのリソースを駆使してタイトルを奪いにいきます」。5月3日に出国の予定。悲願の2階級制覇へ、米国に飛ぶ。【実藤健一】

世界挑戦が正式に決まった高山(高山陣営提供)

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翔猿、同郷池江璃花子に「めちゃくちゃ感動」 関取衆との申し合い稽古調整

夏場所に向けて稽古に励む翔猿(左)(日本相撲協会提供)

大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)で西前頭2枚目に就いた翔猿(29=追手風)が28日、埼玉・草加市の部屋で関取衆との申し合い稽古などを行って調整した。春場所では10勝5敗の好成績。報道陣の電話取材に応じ「楽して勝とうとせずに、我慢して我慢して取ってるのがよかったのかなと思います」と振り返った。

注目される取組ほど燃えるタイプ。「やっぱり一矢報いてやろうという気持ちはいつでもあります」。夏場所は自己最高位を更新し、昨年から目標に掲げている新三役も見えてきた。「一番一番大事にしたい。チャンスは何度も来るもんじゃないし」と意気込む。

東京・江戸川区出身で競泳女子の池江璃花子とは同郷。白血病から復帰し、先日の日本選手権で東京五輪の内定を決めた泳ぎには「めちゃくちゃ感動しましたね。すごかったですね。僕も頑張ろうと思いました」と感激していた。

夏場所に向けて稽古に励む翔猿(左)(日本相撲協会提供)

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井筒親方が聖火ランナー トーチの重さは白鵬関の太刀持ちと「一緒くらい」

土俵入りする白鵬(中央)。左は太刀持ち豊ノ島(現井筒親方)、右は露払い臥牙丸(2014年2月9日撮影)

大相撲の井筒親方(37=元関脇豊ノ島)が19日、出身地の高知・宿毛市で東京五輪の聖火ランナーを務めた。聖火リレーは同日、高知県での初日を迎え、高知市の坂本龍馬像前からスタートし、井筒親方が最終ランナーとしてゴールした。約200メートルを走りきり「こういう経験はなかなかできることではないので、いい経験をさせてもらいました」と振り返った。

ゴール後は、トーチを持ったまま市長あいさつなどのセレブレーションがあったため「手がプルプル震えて、でも、持ち替えたら失礼だと思って…。白鵬関の太刀持ちをやらせてもらった現役時代を思い出しました。(重さは)一緒くらいかな」と苦笑いした。ユニホームは、元力士という体形の事情もあり、特注を用意してもらったという。

五輪開催に向けての考えは、コロナ禍という事情を考慮してコメント。「本当に難しい。新型コロナウイルスがまん延している中、慎重にならないといけない面もあります。勝負の世界に生きてきた人間としては、選手が輝ける場があったらいいなと思います」と言葉を選びながら、心境を口にした。

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37歳高山勝成に5・8WBO世界戦オファー、1カ月切っており慎重に検討

高山勝成(2015年9月10日撮影)

元ミニマム級世界主要4団体を制し、アマチュアで東京五輪を目指したがかなわずプロに再転向したWBA世界ライトフライ級5位の高山勝成(37=寝屋川石田)に、WBO同級王者エルウィン・ソト(メキシコ)から対戦オファーが届いたことが17日、分かった。

試合の予定は5月8日に米国テキサス州で、すでに1カ月を切っている。減量など調整の問題を含め、陣営は慎重に検討している。

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御嶽海、東洋大後輩萩野公介に東京五輪金メダルの夢託す「大きな刺激を」

若い衆の稽古を見つめる御嶽海(代表撮影)

小結御嶽海(28=出羽海)が後輩に、2大会連続五輪金メダルの夢を託した。

御嶽海は16日、大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)に向けた朝稽古後、報道対応。先の競泳日本選手権の男子200メートル個人メドレーで東京五輪代表の座をつかんだ、16年リオデジャネイロ五輪金メダリストで、東洋大の後輩にあたる萩野公介に「五輪で金メダルを取って、自分に大きな刺激を与えてくれることを楽しみにしている」と期待を込めた。

ライバルの瀬戸に0秒02差と競り負けながら代表に選出された、かわいい後輩とはレース後に電話で言葉を交わし「0秒02差の僅差でも五輪に出られることになって良かったな、頑張って、と伝えた」と御嶽海。5月に萩野が、御嶽海の故郷・長野にある高地トレーニング用プール(東御市)で合宿することを聞くと「食材を差し入れする」と約束したそうだ。

東洋大卒業後も、たまに食事に行く間柄だが、コロナ禍とあって、その機会を奪われたままだ。それでも萩野が休養中に「プロの道を選んだ者の責任として、遠回りをしたとしても、やり続けることが大事」とアドバイスしたという。肝臓の数値異常で入院するなど一時は引退もよぎった後輩は、今大会では五輪連覇のかかった400メートル個人メドレーを回避。その決断に「種目を絞って出場したことが良かった」と話し「水泳から距離を置いて分かったこともあったと思う。苦しい時期があるのはセンス、能力があるからこそ」と心中をおもんぱかった。

この日の稽古は約2時間。四股、てっぽう、すり足などの基礎運動と、土俵内では幕下以下の2人に胸を出した。2度の優勝で次期大関候補の期待を背負いながら、朝乃山、正代、そして復帰した照ノ富士(29=伊勢ケ浜)に大関の座を奪われた。そんな現状にも「勢いがあって一気に2歩、3歩と進んでいる関取がいたとしても、今の自分は1歩ずつ着実に進むことが大切だと思っているし、進んでいる実感もある」と意に介さない。後輩の復活劇に自分を重ね合わせるように、角界の看板力士を目指す。

四股を踏む御嶽海(代表撮影)

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7月場所の名古屋開催も残る不安「感染状況に注視」

名古屋・ドルフィンズアリーナ

日本相撲協会は1日、東京・両国国技館で理事会を開き、7月場所(4日初日)を名古屋市のドルフィンズアリーナで開催する方針を発表した。地方場所開催は、史上初の無観客開催となった昨年3月に大阪で開催した春場所が最後。観客数は収容人数の半分の3800人以下、4人升席は2人で使用など、これまでにコロナ禍で開催された本場所の開催方法を踏襲する。

開催方針を決めた一方、不安材料が残る。これまでも地方場所は開催を目指しつつ、最終的に両国国技館で開催。新型コロナ感染拡大の状況次第では、名古屋での開催も危ぶまれる。しかし、両国国技館は7月に開催される東京五輪のボクシング会場のため、7月場所期間中は使用できない。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「日々の感染状況や政府からの発令に注視する。現段階で何とも言えない」と話すにとどめた。名古屋での開催を断念せざるを得ない状況になった場合の見通しは明かされなかった。

また、力士ら協会員の名古屋入りについては、恒例の新幹線による「相撲列車」ではなく、各部屋ごとの移動になる。東京で全協会員がPCR検査を実施してから名古屋入りするという。【佐々木隆史】

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7月場所を2年ぶり名古屋開催 五輪で国技館使えず

名古屋・ドルフィンズアリーナ

日本相撲協会は1日、東京・両国国技館で理事会を開き、7月場所(7月4日初日)を2年ぶりに名古屋・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催することを発表した。昨年は東京・両国国技館で開催しており、名古屋での開催は19年以来となる。

報道陣の電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱大乃国)によると、7月場所では両国国技館を使用できない事情があったという。両国国技館は東京五輪のボクシング会場として使われ、7月24日から競技が始まる。7月場所は同月18日に千秋楽を迎えるため開催期間は重ならないが、設営期間などもあるため、名古屋開催の判断に至った。

開催方法は東京場所を踏襲する。1日の入場者数の上限は3800人で、会場の収容人数の50%以内。4人マス席は2人で使用する形となる。

開場時間は変わらず午後1時。観客のマスク着用、声援を控えて拍手での応援の推奨、座席での最低限の水分補給以外は不可、アルコール飲料の持ち込み禁止など、引き続き感染防止策が徹底される。

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鶴竜お気に入りはCロナウド 多様なスポーツの知識

3点シュートを決め、ポーズを決める大相撲横綱鶴竜(2019年8月24日撮影)

<こんな人>

日本相撲協会は24日、横綱鶴竜(35=陸奥)の引退と、年寄「鶴竜」の襲名を承認したことを発表した。

   ◇   ◇   ◇

鶴竜は相撲だけでなく、スポーツ知識の引き出しの多さも横綱だ。朝稽古を終えて帰宅すると、録画しておいた欧州を中心とした海外サッカーや、米バスケットボールNBAなど、さまざまな競技をテレビ鑑賞しながら気分転換することが日課だった。

相撲の話を聞く前に、「サッカーの欧州チャンピオンズリーグ、すごい大逆転劇でしたよね」など、他競技の話題で入ることで、鶴竜の舌は滑らかさを増した。一番のお気に入りはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドだった。

どんな流れで聞いたのかは、記憶にないが、横綱に「プロレスの鶴竜(正確には鶴龍)コンビってご存じですか?」と問い掛けたことがある。汗をタオルで拭いながら「分からないですねえ」と横綱。「ジャンボ鶴田と天龍源一郎のダッグの愛称です」と伝えると、「天龍さんは相撲界の大先輩ですよね」と即答した。

後日、鶴竜の出稽古先で取材した。遠目に私の姿を見つけると、右膝を胸のあたりまで上げて、笑った。ジャンボ鶴田の得意技「ジャンピング・ニー・パット」だった。分からないことは、すぐに調べて、また引き出しを増やす。競技、国内外問わず、知識や興味は幅広い。次は今夏の東京五輪・パラリンピックで日刊スポーツ評論家に推薦。評論コーナーのタイトルは「鶴のひと声」で。【13~14年大相撲担当・鎌田直秀】

大相撲を観戦に訪れた柔道男子73キロ級大野将平(左)は横綱鶴竜と握手する(2019年9月11日撮影)

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ボクシング東京五輪代表の岡沢セオン所属先決まる

岡沢セオン(2021年2月11日撮影)

ボクシングで東京五輪代表の岡沢セオン(25=鹿児島県体協)が4月から「アマチュアボクサーのプロ」として活動していくことになった。

23日、日本ボクシング連盟が企画した五輪を想定したテストマッチを終えてオンラインで取材に対応。「応援してくれた企業さんに所属の命名権を取ってもらえたのはうれしい。自分とアマチュアボクシングの新しいやり方に協力してくれる人を裏切らないように。ずっと夢だったので」と笑顔をみせた。所属先はフィットネス業を営む「INSPA」になり、創業者が現在拠点を置く鹿児島県鹿屋市出身の縁があり、契約に至ったという。あくまでプロボクサーに転向するわけではなく、「アマチュアのプロ」という肩書にこだわった。

17日から4試合を戦ったテストマッチでは、体重調整なども行い、4カ月後へ向けた予行演習となった。「久しぶりでしたが、減量はうまくいった。試合のことに関しては、コーチからも助言もらったのを鹿児島で修正して、次の機会にはもっといいボクシングができるようにしたい」と視線を上げた。海外客の受け入れ拒否も決定したが、「こういう状況で五輪開催に動いてくれた結果。受け入れたいし、いけないといけない。海外の楽しみにしていたみなさんにお見せできないのは寂しい。オンラインで見る方にも、生で見てるくらいおもしろい試合をお見せしたい」と志した。

チャリティーボクシング「LEGEND」 3回、佐々木尽(手前)と笑顔で打ち合う岡沢セオン(2021年2月11日撮影)

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アマ10冠の藤田健児「結果出す」25日プロデビュー

世界2階級制覇王者粟生トレーナー(左)とのコンビでプロデビューする藤田健児

格闘技一家の末っ子でアマ10冠ボクサーの藤田健児(27=帝拳)がプロデビューする。

25日に東京・後楽園ホールで木村元祐(34=JM加古川)とのフェザー級6回戦でプロ初戦を迎える。23日も体重調整した藤田は「倒せるボクシングをしたい」と気合を入れた。

ボクシングでアマ5冠の次兄大和は格闘家に転身しした現DEEPフライ級暫定王者。RIZINで那須川天心と対戦している。次姉翔子もDEEPに参戦し、今月初勝利を挙げた。長兄和典氏は元東洋太平洋フェザー級暫定王者、長姉典子さんは極真空手世界3位の実績を持つ。その兄姉たちから藤田は「藤田家の最終兵器」と呼ばれる。

藤田自らも高校総体3連覇、全日本選手権3度V、アジア選手権銅と実績十分だ。19年に東京五輪の夢が断たれ、昨年9月にプロテストに合格。元世界2階級制覇王者粟生トレーナーとのタッグで世界を狙う。「27歳なので遠回りしたくない。1つ1つの試合で結果を出す」と意気込んだ。

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白鵬「最後を懸ける」大横綱の覚悟示す時/記者の目

白鵬(2021年3月15日撮影)

さすがの白鵬も、進退を懸ける覚悟を示さないといけない状況になった。

久しぶりの本場所出場も、出場はわずか2日。初場所こそ新型コロナ感染で休場を余儀なくされたが、これで5場所連続休場となり、もう言い訳はできない状況に追い込まれた。横綱審議委員会(横審)は「引退勧告」の決議を下すことができるが、勧告に強制力はない。また、横綱は他の地位と違い、成績不振によって番付が落ちることがない。だからこそ力量、品格が求められる。裏を返せば、横綱として出場するのは当然で、結果も常に求められる。残念ながらここ数年の白鵬に、その姿は見られない。

白鵬は以前から、東京五輪までの現役続行にこだわりを見せている。18年に死去した父ムンフバトさんは、レスリング選手として64年の東京五輪に出場。「同じ景色を見たい」と青写真を描いている。1年延期となった東京五輪は、目前に迫ってきている。

だからと言って休場が続いては、横綱の務めを果たしたとは言えない。これまで数々の偉業を達成してきた大横綱だからこそ、引き際も腹を決めて欲しい。きれいでなくても良い。泥臭くても良い。ただ「最後を懸ける」と言った名古屋場所では、白鵬の覚悟を見せて欲しい。大横綱に二言があってはならない。【佐々木隆史】

白鵬(2021年3月15日撮影)

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赤井英和の長男がプロ転向 父の夢継ぎ世界王座狙う

帝拳ジムからプロデビューすることになったミドル級の赤井英五郎

「浪速のロッキー」と呼ばれた元プロボクサーの俳優赤井英和(61)の長男英五郎(26)が15日、名門・帝拳ジムからプロデビューすることを表明した。アマチュアで目指した東京オリンピック(五輪)出場の可能性が19年に消滅。父が歩んだ道を追うようにプロ転向を決断した。今年の東日本ミドル級新人王にエントリーし、プロデビューする予定。大けがで引退を余儀なくされた父が届かなかった世界王座獲得を将来的な目標に掲げた。

   ◇   ◇   ◇

父譲りの強打を誇る赤井がプロ転向する。アマで目指していた東京五輪の夢が19年11月の全日本選手権で絶たれると、すぐプロ転向への気持ちがわき上がったという。「ボクシングを続けたい気持ちだった。いずれプロになろうと思っていた」。19年に左足アキレス腱(けん)を断裂し、20年2月には左手首の手術を受けたため、昨年は治療に専念。アマ時代から練習で通っていた名門・帝拳ジムを所属先に選択し、満を持して今年からプロボクサーとしての活動を開始する。

父からボクシングの指導を受けたことはないが、自宅に地下トレーニングルームを設置してくれるなどのサポートを受けている。赤井は「父は子供ではなく一個人として見てくれている。プロ転向の反対もなかった」と振り返る。今年の全日本新人王のミドル級にエントリーし、プロデビューする予定。「相手は誰でもいい。新人王を取りにいきたい」と父も獲得した称号を狙う。

「父は20歳でデビューし25歳でプロを引退、自分はアマですが20歳でデビューし25歳でアマを辞めて、重なる部分がある」。父は2度目の世界挑戦を目指した前哨戦でKO負けし、急性硬膜下血腫で重体となって現役引退を余儀なくされた。なし得なかった夢を継ぐように赤井は「ボクシングを始めるからには『世界』と思っていた。世界王者になりたい。プロの自覚を持って帝拳ジムでやりたい」と決意を示した。

プロで最初の目標は父がマークした12連続KO勝利を設定した。赤井は「KO記録は身近な目標としてわかりやすい。13連続KOができたら新しい目標も出てくる。自分は(中量級の名王者)ハグラーやデュランのようなオールドスタイルが好き。倒せるのが1番。ボディーで倒してみたい」と目を輝かせた。ファイタースタイルの強打に磨きをかけ、プロデビュー戦に備える。【藤中栄二】

○…大阪市出身の父赤井英和は、浪速高でボクシングを始め高校総体優勝。近大に進学したが日本がボイコットした80年モスクワ五輪の最終選考で落選。その後、大阪の三和ツダジム(後のグリーンツダジム)からプロ転向した。好戦的なスタイルと強打を武器にデビュー以来12連続KO勝利の快進撃で、“浪速のロッキー”と呼ばれて絶大な人気を誇った。83年にWBC世界スーパーライト級王者ブルース・カリー(米国)に初挑戦して7回TKO負け。再起したが、85年に世界再挑戦のための前哨戦で大和田正春に7回KO負けを喫し、脳出血を起こして意識不明の重体となった。緊急手術を受けて一命を取り留めたものの、引退を余儀なくされた。その後、俳優としてドラマや映画で活躍している。

○…赤井の前妻の次女赤井沙希(34)は、DDTで人気プロレスラーとして活躍している。174センチのスラリとした長身で、10代で芸能界デビューして、06年には旭化成のキャンペーンモデルに抜てきされるなどモデル、タレントとしても活躍。13年8月のDDT両国大会でプロレスデビューし、14年のプロレス大賞で女子初の新人賞を受賞した。得意技はケツァル・コアトル。

◆赤井英五郎(あかい・えいごろう)1994年(平6)9月22日、東京・世田谷区生まれ。小、中学校とラグビー、米ハワイで過ごした高校時代はアメリカンフットボールを経験。米カリフォルニア州ウィディア大に進学し、20歳の時、ボクシングを開始。16年に大学を一時休学し、日本で本格的に東京五輪を目指す。18年全日本社会人選手権ミドル級優勝。アマ戦績は8勝(4KO)6敗。通常体重は77キロ。身長179センチの右ファイター。

サンドバッグ打ちする赤井英五郎
ミット打ちに取り組むミドル級の赤井英五郎(左)
大和田正春の鋭い左フックを浴びマットに沈む赤井英和(右)。赤井はそのまま脳挫傷で意識不明となり病院に搬送された(1985年2月5日)
ファイティングポーズをみせる赤井英和(1982年2月)
DDTプロレスで世死琥(左)にボディーアタックを見舞う赤井沙希(19年7月15日)

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東京五輪のボクシング欧州予選は6月パリ開催

東京五輪のボクシング運営を担う国際オリンピック委員会(IOC)の特別作業部会は2日(日本時間3日)、新型コロナウイルスの影響で昨年3月に大会中断していた欧州予選を、6月4日から8日にパリで開催すると発表した。

昨年3月14日からロンドンで行われた予選は16日に中断が決まっていた。新日程では打ち切り前までの成績を持ち越し、五輪出場枠を決めることも明言された。

作業部会は欧州選手権の開催日程が6月にずれ込んだことに伴い、同月に予定されていた世界最終予選の中止を発表している。最終予選で決める予定だった男女計53枠については、17年からの国際大会の結果を含めた独自のランキングで選考する。

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