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藤本京太郎、アジア初の東洋太平洋ヘビー級王者

王者となった藤本(左)は阿部トレーナー(中央)、小国(右)と勝利の笑顔

<ボクシング:東洋太平洋ヘビー級王座決定戦>◇12回戦◇14日◇東京・後楽園ホール

 同級1位藤本京太郎(30=角海老宝石)が2度目の挑戦でアジア人初の王座に就いた。同級2位ウィリー・ナッシオ(30=オーストラリア)に対し、2回に右カウンターでダウン。軽快に足を使って的確にパンチを当て、3-0の判定勝ちを引き出した。ヘビー級王者となったK-1から転向して約6年、17戦目。4年前に唯一の黒星を喫したタイトル戦で雪辱し、快挙を遂げた。

 12回終了のゴングとともに、藤本はキャンバスに両膝をついた。「しんどいわ~」。心の底から声が出た。約16キロ重いオーストラリア国内王者の豪打を、足を使ってさばききったピンク髪の三十路(みそじ)男は、「30歳で取れて幸せ。僕はホンマに臆病。そこが持ち味」と胸を張った。

 2回には右カウンターでダウンを奪ったが、「1回ずつと決めていた」と作戦は変えず。時には駆け足で大振りのパンチをかわし、的確にパンチを上下に打ち分けるスタイルは、冷静な自己分析ゆえ。小学校では同級生より2回りも大きくても、リレーの選手。マンション2階から転落して腕を骨折しても、「痛いな~」と泣かずに軽やかな足取りでその場を去ったこともあった。軽快な足さばきは、最大の長所だった。

 年末に同門で後輩の小国が世界王者になったことも、「すごい力になった」。ボクシング転向後の1つの目標だった国際的なベルトを獲得し、今後はクルーザー級転向も視野に入れる。

 ◆藤本京太郎(ふじもと・きょうたろう)1986年(昭61)6月23日、大阪市生まれ。キックボクサーとなり、07年にK-1トライアウト合格。09年に第2代ヘビー級トーナメントを制し、日本初の重量級王者に。アーツにKO勝ちで防衛1回。11年にプロボクサーに。16勝(8KO)1敗。183センチの右ボクサー。

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藤本京太郎「4年前取り戻したい」東洋タイトル挑戦

計量を終えて万歳するナッシオ(右)を横にしかめっ面の藤本

 東洋太平洋ヘビー級王者決定戦(14日、東京・後楽園ホール)でタイトル取りに挑む同級1位藤本京太郎(30=角海老宝石)が13日に都内で前日計量に臨み、103・0キロでパスした。

 対戦相手となる同級2位ウィリー・ナッシオ(30=オーストラリア)が118・8キロでパスするのを見届けると、「あの体で118キロというのは(筋肉が)詰まっているんでしょう。あのタイプは体つきは生まれ持っているものがある」と分析。4年前に唯一の黒星を喫したのが東洋太平洋タイトルマッチだっただけに「4年前を取り戻したい。時間が止まっているので、取り戻す気持ちが大きい」と決意の大きさをうかがわせた。

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京太郎TKO復活/ボクシング

<プロボクシング:ヘビー級8回戦>◇17日◇東京・後楽園ホール◇1430人

 元K-1ヘビー級王者のプロボクサー藤本京太郎(26=角海老宝石)が再起戦を飾った。ファブリス・ウォーレン(31=フランス)と激突。昨年大みそかの東洋太平洋同級王座決定戦でハウモノ(オーストラリア)に失神TKO負けで初黒星を喫して以来、約3カ月半ぶりの試合だったが、積極的に打ち合って計3度のダウンを奪った。7回も右フックをヒットさせ、そのままレフェリーストップ。同回1分11秒、TKO勝ちで白星をもぎ取った。

 7月25日、東京・後楽園ホールで、元東洋太平洋ヘビー級王者オケロ・ピーター(40=緑)との日本同級王座決定戦が内定済み。藤本の負傷回復次第だが、正式決定すれば、57年5月の片岡昇-中越豊戦以来、実に56年ぶりの日本同級タイトル戦となる。藤本は「もっと練習して王座戦に臨みたい」と気合十分だった。

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高橋良輔ヘビー級ライセンス再取得要望へ

 東日本ボクシング協会理事会が12日、都内で行われ、西島洋介山に次ぐ日本人2人目の元東洋太平洋クルーザー級王者で現在ライセンス失効中の高橋良輔(39=金子)について、ヘビー級でライセンス再取得の要望書を日本ボクシングコミッション(JBC)に出すことが了承された。

 高橋は、タイトル防衛失敗後、故障もありライセンスを失効していたがカムバックを希望。クルーザー級でライセンス再取得の要望を出したが、昨年暮れに37歳定年の規則のため却下されていた。今回は、ボクシング界でヘビー級を盛り上げようという機運が高まり、理事会でも特例措置として要望書を出すことになった。高橋は、05年に日本人で初めて東洋太平洋ヘビー級王座に挑んだが、オケロ・ピーターに敗れている。

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京太郎 東洋タイトルへ「豪」武者修行

 元K-1ヘビー級王者でボクシングに転向した藤本京太郎(25=角海老宝石)が、オーストラリア武者修行で東洋太平洋ヘビー級上位ランカーと対戦することが23日、分かった。4月10日から約2週間、世界王者を育成したアンジェロ・ハイダー氏のジムで合宿。同級1位ルーカス・ブラウニー(32)や同7位マーク・デモリ(30)、同クルーザー級6位ピーター・クローニー(29)ら同国強豪とのスパーリングが決定した。

 京太郎は今月6日に東洋8位の金在贊(韓国)から初のTKO勝ちを収めてデビュー2連勝を飾り、A級ライセンス取得とともに東洋ランク入りが確実に。国内にヘビー級の練習相手が不足する中、5月に予定されている3戦目を前に、海を渡る。萩森健一マネジャーは「階級が下の選手との練習では力を加減せざるを得なかったので、全力でぶつかって実力を試せれば」と“仮想王座挑戦”での収穫を期待した。

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ヘビー級京太郎「強豪求ム」海外武者修行

東洋太平洋ヘビー級タイトルを目指し本格始動した藤本京太郎(撮影・山下健二郎)

 元K-1ヘビー級王者でボクシングに転向した藤本京太郎(25=角海老宝石)が東洋太平洋ヘビー級タイトルに照準を定め、今夏にも海外遠征を行うことが16日、分かった。昨年大みそかのプロデビュー戦でマイケル・オドネルに判定勝ち。次戦で2連勝してA級ライセンスを取得した場合、オーストラリア、カナダ、米国に渡って、ヘビー級の選手と拳を交える。

 本格始動した京太郎は「まず日本人が手にしていない東洋太平洋ヘビー級王座。海外で強豪の胸を借りて力をつけたい」と目標を定めた。国内では相手が不足するうえ、東洋太平洋同級ランカー8位以上のうち6人がオーストラリア勢。武者修行で体格、パワーに優れる外国人選手の攻略法を学ぶ。今月31日の所属ジム興行(東京・後楽園ホール)での公開スパーリングを経て、プロ2戦目は4月にも行われる。

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