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女子ボクシング王者の花形冴美が王座返上 夫・岡庭健氏の誕生日に

夫の岡庭健氏(左端)と師匠花形進会長(右端)とリング上で記念撮影するIBF女子世界アトム級王者花形冴美

花形ボクシングジムは10日、所属選手となるIBF女子アトム級王者花形冴美(36)が王座返上の意思をIBFに伝えたと発表した。

3月18日、東洋太平洋同級王者松田恵里(26=TEAM10COUNT)と引き分け、2度目の防衛に成功した後、正式に現役引退を表明していた。同日の返上報告は夫で日本ボクシングコミッション審判員・岡庭健氏の誕生日に合わせたものだという。

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花形冴美ドロー防衛で引退 今後は小学校教員の道へ

防衛成功後、夫の岡庭氏(左)と師匠花形会長とリング上で記念撮影する花形

<ボクシング:IBF女子世界アトム級タイトルマッチ10回戦>◇18日◇東京・後楽園ホール

同級王者花形冴美(36=花形)が引き分けで2度目の防衛に成功し、引退試合を飾った。同級6位となる東洋太平洋同級王者松田恵里(26=TEAM10COUNT)の挑戦を受け、0-1(93-97、95-95×2)のドローで王座防衛となった。

序盤からサウスポーの松田から左アッパーやワンツーなどで攻められたものの、中盤以降から接近戦からのフック連打などで追い上げてV2防衛。花形は「悔いのない試合。5度目の世界挑戦で王座を奪い、思い返せば苦しいことが多かった。人に恵まれたボクシング人生です」と涙ながらに感謝の言葉を口にした。

引退試合日となった3月18日は母吉本知子さんの64歳の誕生日だった。ボクシングのために大学も中退していた経緯もあり、花形は「何の運命か母の誕生日。苦しい時に支えてくれた。この母に生まれて良かった。母も『やっと辞めてくれる』とほっとしているみたいです」と世界ベルトを肩に掛けて感謝の言葉を口にした。

19年11月、日本ボクシングコミッション審判員の岡庭健氏と結婚した花形は、既に引退後のプランも勧めている。「子供も欲しい。主人は(ボクシングを)辞めて欲しいと思っていて、それを押し切ってやっていたので」と説明。さらに小学校教員になるため、昨秋から通信制の大学にも通い始めている。来秋には卒業見込みで、教員試験に合格すれば23年4月から教職に就くことが可能。「(学校は)子供たちが主役なので個性を尊重していけるような教員になりたい。会長から学んだ『継続は力なり』を子供たちに教えたい」と早くも気持ちを切り替えた。

師匠となる元WBA世界フライ級王者の花形進会長(74)は「俺は(世界王者時代に)防衛できなかったから立派だった。防衛は難しいのに2回も防衛したんだから。チャンピオンのまま引退するなんて、こんな格好いいことはない」とねぎらっていた。

涙ながらにあいさつするIBF女子世界アトム級王者花形
試合後、挑戦者の秋田(右)に笑顔であいさつする王者花形

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引退試合の女王花形「存分に」挑む松田「始まりに」

計量パスしたIBF女子世界アトム級王者花形(右)と挑戦者の松田(DANGAN提供)

ボクシングのIBF女子世界アトム級タイトルマッチ10回戦は18日、東京・後楽園ホールで開催される。同級王者花形冴美(36=花形)が同級6位となる東洋太平洋王者松田恵里(26=TEAM10COUNT)との2度目の防衛戦を控え、17日には都内で前日計量に臨み、王者花形は300グラム少ない45・9キロ、松田は200グラム少ない46・0キロでクリアした。

このV2戦を最後に現役引退を表明している花形は「今回は勝敗は気にしていないです。楽しむということが今回のテーマ。自分の力も出し切れるし、苦しい思いをしたので最後ぐらいは存分に楽しもうと思います」と意気込みを示した、19年11月、日本ボクシングコミッション審判員の岡庭健氏と結婚。セカンドキャリアとして小学校教員になるため、昨秋から通信制の大学にも通い始めているという。花形は「子供も欲しい。主人は(ボクシングを)辞めて欲しいと思っていて、それを押し切ってやっていた。周りも試合すると思っていたので、区切りとなる試合をしてから辞めたかった」と集大成をみせる覚悟を示した。

一方、挑戦者となる松田はプロ5戦目で世界挑戦となる。花形とはスパーリング仲間で、プロの姿勢を学ぶことも多かったという。恩返しは勝って世界王座を奪い、世代交代を実現することだ。松田は「(勝つことで)松田に任せたと思ってほしいですね。5戦目でこのような状況で挑戦させていただくのはありがたい。私としては『始まりの日』になるように、世界王者になりたいと思います」と決意を新たにした。

計量クリアに笑顔をみせるIBF世界アトム級王者花形(DANGAN提供)
計量パスしたIBF世界アトム級1位松田(DANGAN提供)

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花形冴美V2戦日程変更 緊急事態宣言発出で調整

花形冴美(2018年3月8日撮影)

2月に予定されたボクシングIBF女子世界アトム級王者花形冴美(36=花形)の世界戦が延期されると21日、発表された。

2月26日、東京・後楽園ホールで同級7位で東洋太平洋同級王者の松田恵里(26=TEAM10COUNT)との2度目の防衛戦に臨む予定だったが、3月18日に変更された。緊急事態宣言の発出に伴っての日程調整となり、対戦相手と会場に変更はない。

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女子ボクシング世界王者の花形冴美が結婚後初防衛戦

16年に東洋太平洋王者となった花形冴美(左)とレフェリーだった岡庭健さん(花形ジム提供)

ボクシングIBF女子世界アトム級王者花形冴美(36=花形)が結婚後初の防衛戦に臨む。花形ジムは28日、来年2月26日に東京・後楽園ホールで同級7位松田恵里(26=TEAM10COUNT)とのV2戦を発表した。花形は昨年9月に初防衛に成功し、11月には日本ボクシングコミッション審判員の岡庭健さんと結婚していた。

花形は18年9月に元世界王者黒木優子(YuKO)に判定勝ちし、花形会長と同じ5度目の挑戦で世界王座を獲得した。昨年には過去2度引き分けた池山直(フュチュール)に判定勝ちで決着をつけた。そのリング上で宣言した通りに、2カ月後に結婚した。

花形は16年3月に東洋太平洋王座を獲得した。その時にレフェリーとして裁いたのが岡庭さんでもあった。ジャッジを含めて担当したのはこの1試合だけ。昨年5月に知人を通じて出会い、交際を始めたという。現役王者と審判員の結婚は、日本では初めてとなる。

松田は国体5位のアマ経験者で、プロ2戦目で東洋太平洋王座、3戦目には日本王座との王座統一に成功。プロ5戦目での世界初挑戦で、ジム初の世界王座獲得を目指す。

V2戦に臨む花形冴美(花形ジム提供)

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プロ2戦目千本瑞規が日本王者に「勝ててホッと」

2戦目で日本王者となった千本瑞規(撮影・河合香)

<ボクシング:日本女子ミニマム級タイトルマッチ6回戦>◇25日◇東京・後楽園ホール

芦屋大出身の千本瑞規(25=ワタナベ)が、プロ2戦目の最速タイで新王者となった。同級王者日向野知恵(34=スパイダー根本)の初防衛戦で挑戦。1回から試合を優位に進め、最終6回にバッティングで眉間をカット。ドクターストップも2-0で、6回33秒負傷判定勝ちとなった。

千本は初回は左ジャブ、2回には右アッパーで圧倒したが、右拳を痛めた。「あとは左だけしか使えなかった。バレないようにと戦った」と、試合後は笑顔はなく終始顔をしかめた。前に出てくる王者に5回には反撃を浴びた。「気持ちが強くてタフだった」が、アマ45勝12敗で全日本2位の技術で上回った。

昨年11月にプロデビューし、2戦目の王座獲得は、昨年12月に東洋太平洋アトム級王者となった松田恵里(TEAM10COUNT)に並ぶ。「うれしいけど、とりあえず勝ててホッとしている。ここからも決まった試合を確実に勝っていきたい」。

2戦目で日本王者となった千本瑞規(撮影・河合香)

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松田恵里2冠!鳥海会長トランクス着用し恩返し勝利

3戦目でプロボクシング女子アトム級東洋太平洋、日本の2冠を達成した松田恵里。左は所属ジムの鳥海純会長

<プロボクシング:東洋太平洋・日本女子アトム級王座統一8回戦>◇13日◇東京・後楽園ホール

昨年8月に男女通じ最速のプロ2戦目で東洋太平洋女子アトム級王者となった松田恵里(24=テンカウント)が、日本王座の鈴木菜々江(26=シュウ)を3-0の判定で破り、プロ3戦目での2冠を達成した。

インファイトで向かってくる鈴木に対し、距離をつくって有効打を重ねた。採点は1人が79-74、2人が78-74と圧倒。身体能力を生かした足さばきで、経験の差をカバーした。松田は試合後のリング上で「鈴木選手は、本当に気持ちの選手だった。もっと突き放せるように練習したい」と謙虚に勝利を喜んだ。

この日着用したトランクスとガウンは、アマチュア時代から指導を受ける元東洋太平洋バンタム級王者鳥海純会長(45)が現役時に使っていたものを、小さくリメークしたものだった。鳥海会長は「ゼロから育てて、応えてくれた。娘みたいなもの」。松田も「お父さんのトランクスをはいて勝ててうれしい」。会長が取れなかった日本タイトルを取り、恩返しした。

プロ4戦目での国内最速の世界タイトル奪取に期待がかかるが、鳥海会長は「まだ王者には力が及ばない。じっくり育てて、みんなが認めてもらってから」と慎重な姿勢をみせた。プロデビューからわずか7カ月で2つのベルトをつかんだ松田は「女子でも、男子のようにかっこいい試合ができるボクサーになりたい」と夢を語った。

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国内最速王者狙う松田恵里、宮尾ら世界戦へ意気込み

左から松田恵里、世界王者江畑佳代子、元世界王者宮尾綾香

ボクシング女子世界戦2試合が26日に都内で発表された。

元WBAアトム級王者宮尾綾香(35=ワタナベ)が11月20日に東京・後楽園ホールで、元WBO王者池山直(49=フュチュール)との再戦でWBA暫定王座決定戦に出場する。WBOミニフライ級王者江畑佳代子(42=ワタナベ)は12月1日にエディオンアリーナ大阪で、元WBA、IBF王者多田悦子(37=真正)の挑戦を受ける。

宮尾は16年に池山のV5戦で対戦も、スリップダウンの際に右ひざ前十字靱帯(じんたい)を断裂し、6回TKO負けした。今年6月の再起まで1年半のブランクを作ったが「まだ恐怖もあるが、今月に完治したと言われた。ここまで帰ってこれたが、しっかりベルトをとりたい」と話した。当初は挑戦予定だった王者のケガで暫定王座が設定された。池山は昨年7月のV6後に引退宣言から復帰戦となる。「前回は途中で終わってしまった。帰ってきてくれてうれしい」と雪辱のチャンスを歓迎した。

江畑は昨年5月に6度目の挑戦で悲願の王座を獲得し、今回は2度目の防衛戦となる。多田とは女子が未公認前からの仲だが、アマ時代は2階級の差があった。「私が年上も、経験では向こうが上。階級も違い、対戦するとは思ってもいなかった。楽しみ。技術戦になる。敵地だけど必ずベルトを持ち帰る」と誓った。

また、大阪のセミでは東洋太平洋アトム級王座決定戦があり、松田恵里(24=テンカウント)と慶美奈代(26=真正)が対戦。アマ経験者の松田は国内最速の2戦目で王座を狙う。「2戦目で挑戦はびっくりも、ありがたい。このチャンスをつかみたい」と目を輝かせた。

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鈴木菜々江が初V「東洋太平洋王者と試合がしたい」

初防衛に成功した日本女子アトム級王者鈴木菜々江

<ボクシング:日本女子アトム級タイトルマッチ6回戦>◇20日◇東京・後楽園ホール◇観衆727人

 同級王者の鈴木菜々江(26=シュウ)が初防衛に成功した。

 同級1位の荒瀬あかり(36=ヨシヤマ)の挑戦を受けると、序盤から手数多く攻め込んだ。パワーある挑戦者に手を焼きながらも、積極的に前に出て連打も繰り出し、3-0の判定勝利を収めた。

 V1王者となった鈴木は「東洋太平洋のランキングにも入っているので、東洋太平洋の王者とも試合がしたい」と2本目のベルトを目指す意欲を示した。

 試合後には、同日に日本同級5位葉月さな(34=YuKOフィットネス)を判定で下し、プロデビューを飾った松田恵里(24=TEAM10COUNT)から挑戦状をたたきつけられたものの「会長とも相談して決めたい」と言うにとどまった。

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