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RIZIN29が6・27に延期 榊原CEO「観客を入れて行いたい」

榊原信行CEO(2021年3月撮影)

格闘技イベントRIZINの榊原信行CEO(57)は12日、オンラインで会見を開き、5月30日のRIZIN29大会(大阪・丸善インテリックアリーナ)を6月27日(同)に延期することを発表した。大阪府の緊急事態宣言が31日まで延長となったことにより、有観客での開催を考え、決断した。榊原氏は「大阪府やいろんな関係者のご尽力によって、6月27日の同じ会場を押さえてもらった。本来であれば、選手は月末に戦う準備をしてきたが、コンディションの管理や、トレーニングの難しさもある中、全選手がスライドすることを快く受け入れてくれた」と明かした。

新型コロナウイルス感染拡大が収まらない中、苦渋の決断となったが「気付けばもう1年こんな状態。ファンと一緒に生き残っていきたいと思っている。非難や批判をするのではなく、この状況の中でどうルールを守って生き続けていくか。厳しい環境の中で未来を築いていけたら」と前を向いた。収容人数は現時点で当初の予定通り5000人とする。「何としても無観客でなくて観客を入れて行いたい」と力強く語った。調整が難しくなる選手たちには「1カ月伸びたことをプラスに替えられるように精進してもらいたい」とエールを送った。

すでに今月23日に開催予定だったRIZIN28大会(東京ドーム)は6月13日に延期が決まっている。また、大阪大会のチケットはそのまま有効で、払い戻しは18~24日に行う。追加カードや、再販売の案内は数日中に発表される予定。

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朝倉未来「KOしたい」クレベル・コイケと対戦 RIZIN28カード発表

6月13日のRIZIN28大会で対戦する朝倉未来(左)とクレベル・コイケ(撮影・松熊洋介)

格闘技イベントRIZINの榊原信行CEO(57)は4日、都内で会見を開き、6月13日RIZIN28大会(東京ドーム)に朝倉未来(28=トライフォース赤坂)が出場することを発表した。対戦相手はクレベル・コイケ(31=ボンサイ柔術)で、総合格闘技ルール(66キロ、5分×3回、肘あり)で行われる。

スーツにサングラス姿で登壇した朝倉は「1カ月ちょっとあると思う。今までで1番追い込んで、いい試合をしたい」と決意を語った。コイケについては「世界でも戦ってきた選手で、驚異のフィニッシュ率を持っていて危険だなという印象。KOしたい」と明かした。

昨年大みそか以来、半年ぶりの試合となるが「大みそかの時にちょっとスタイルを変えて、自分から攻める展開にしたが、今回は組みでも自分からも攻めるスタイルを取り入れてみたい」と話した。勝てば、現フェザー級王者の斎藤との一戦が現実味を帯びてくる。榊原氏は「この2人の対戦が、斎藤との次期挑戦者決定戦となると思う」と明かした。

また、同大会ではバンタム級トーナメント1回戦4カードも行われ、未来の弟で前バンタム級王者・海の出場も決定している。

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RIZIN、コロナ禍開催に「最大限のチャレンジをする」榊原信行CEO

RIZIN29大会でキックボクシングのワンナイト トーナメントに出場する左から高橋亮、皇治、白鳥大珠、梅野源治。中央は榊原信行CEO(撮影・松熊洋介)

RIZINの榊原信行CEO(57)が、5月30日のRIZIN29大会(大阪・丸善インテックアリーナ)、6月13日のRIZIN28大会(東京ドーム)のコロナ禍での開催について語った。

30日都内で会見を開き「行政、国の決断に従う中で、最大限のチャレンジをする。歩みを止めず、進めていきたい」と話した。特に東京ドーム大会に関しては5月23日の予定を延期しており「これ以上の延期はない。何がなんでもやる。5000人以下でも無観客でもやる」と語気を強めた。

大阪大会はすでにチケットを売り始めており、売れ行きは良好。この日皇治が提案した、4選手によるキックボクシングのワンナイト・トーナメントの開催も発表。「最高のメンバーがそろった」と手応えを感じている。それでも大阪は感染者数が増え続けており、中止の可能性もあるとした上で「感染者数も分母が分からない。現状では判断する時期ではないし(開催されることを)信じて前に進みたい」と語った。

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RIZINカード発表 皇治ら4選手がワンナイト キックトーナメント

RIZIN29大会のキックトーナメント1回戦で対戦する皇治(左)と梅野源治(撮影・松熊洋介)

RIZINの榊原信行CEO(57)は30日、都内で会見を開き、5月30日RIZIN29大会(大阪・丸善インテックアリーナ)で4選手によるキックボクシングの「ワンナイト トーナメント」(61キロ、3分×3回)を開催することを発表した。抽選の結果、対戦カードは皇治(31=TEAM ONE)-梅野源治(32=PHOENIX)、白鳥大珠(25=TEAM TEPPEN)-高橋亮(25=真門ジム)となった。

今回のキックトーナメントは、皇治が榊原CEOに以前から提案していたもので、他の3人はSNS等で参戦表明して選出された。皇治は「ずっと言い続けたトーナメントが、開催されてうれしい。俺が中心で、この人たちは俺の脇役なので、しっかりそれを証明したい」と豪語した。対戦相手の梅野に関しては「昔はすごかったかもしれないが、彼もピークではないと思うし、今はただのひょっとこムエタイ」と話した。また前日のユーチューブで挑発を受けた白鳥については「ぴーちくぱーちく格好悪い。当日は俺が実力で黙らせてやる」と相手にしなかった。

同大会ではMMAルールでのバンタム級トーナメントも行われるが、1日でのキックトーナメント開催について榊原CEOは「総合中心の舞台の中で、キックボクシングがどういう感動を与えられるか。ファンの心をつかむような試合をして、今後の注目度を高めていける機会になれば」と4選手に期待を込めた。

また会見ではキックボクシングルールで行われるその他の追加カードも発表された。追加カードは以下の通り。

植山征紀(25=龍生塾ファントム道場)-泉丈成(24=誠至会)、山畑雄摩(26=NJKF将塾)-高橋聖人(23=真門ジム)

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皇治がワンデートーナメント開催要求「勝ち上がった選手がメインで」

5月30日のRIZIN29大会に向け、記者会見を行った皇治(C)RIZIN FF

5月30日に行われるRIZIN29大会(丸善インテリックアリーナ大阪)に出場する皇治(31=TEAM ONE)が23日、オンラインで会見を開き、キックルールでの4選手によるワンデートーナメント開催を改めて要求した。

地元・大阪での開催で榊原信行CEO(57)からメインでの戦いを示唆されていた皇治は「素晴らしい舞台で光栄なこと」と感謝した上で、「俺も格闘家の端くれなんで、そんな同情はいらない。4人で戦って勝ち上がった選手がメインでやる。それだったら問題ない」と提案。昨年9月にRIZINに転向後、那須川、五味と連敗。負けたままでメインを戦うのはプライドが許さない。「RIZINファンにもいいところを見せられていないでの、マジで気合入っている。悔しい思いをしまくっている」と胸の内を明かした。

相手に関しては「実力がどうこうとかピーピー言っているやつがいるじゃないですか。実力が本物なら注目度も人気もすべて俺を超えていると思う。実力で俺が証明する」と、どんな相手でも受け入れるつもりだ。会見に同席した広報の笹原氏は「手を挙げてくれる人がいれば前向きに検討する」と語った。

地方から出てきて地位を確立した皇治。「大阪や地方のやつにもチャンスを与えてやりたいし、格闘技を盛り上げたい」と今回の提案に至った。今月11日には「格闘家は稼げるんだぞと。みんなに夢を見せたい」と都内に自身専用のジムをオープン。地元大阪に戻る選択肢もあったが「5年ほど前に東京に出てきて、逃げたといわれるのが嫌だった。ここからもう1回はい上がるという意味でもこっちに拠点を置きたかった」と原点回帰で再起を誓う。

「体1個しかないけど俺が全員相手してやる」。相変わらずの強気な発言にアンチがいるのも理解した上で全く気にしない。「知名度もなく、ちょっと強いくらいで、いきがっているやつがたくさんいる。有名になってから文句言ってこいと。口だけだと思っているバカ野郎どもをみんなつぶしてやろうと」と話しており、リング上で最強を証明する。

もちろん、連敗中である自分の立場はわきまえており、自信の中にも謙虚な姿勢を見せる。「結果がすべて。先輩(五味)にも後輩(那須川)にも教えられてしまった。すんなりメインで戦うような、そんな格好悪いことしない」。

大阪は新型コロナウイルスの感染者が増え、暗いニュースが続く。「大阪を盛り上げないと。めちゃくちゃ燃えている。楽しみにしておいてくれ」。地元凱旋(がいせん)でメインのリングに立ち、大阪を元気づける。【松熊洋介】

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東京ドームのRIZIN28大会 5月23日から6月13日に日程変更

総合格闘技RIZINの榊原信行CEO(57)は23日、オンラインで会見を開き、5月23日に東京ドームで行われる予定だったRIZIN28大会を6月13日に延期することを発表した。

25日から4都府県に発令される緊急事態宣言を受けての対応で「スポーツイベントは5月11日までは無観客。その後解放されても上限5000人。1万人いけるかどうか。6月になれば、観客も増やせていけるだろう」と語った。

東京ドームでの総合格闘技は18年ぶり。「少しでも快方に向かうことに期待して、収容人数の50%(2万5000人)を目標に前に進みたい。暗いニュースが多い中、演出も含めて驚くような大会にしたい」と前を向いた。

また、先日組み合わせが決まっていたバンタム級トーナメント1回戦の振り分けが決まった。

5月30日(大阪) 金太郎-伊藤空也、大塚隆史-獅庵、滝沢謙太-今成正和、倉本一真-アラン“ヒロ“ヤマニハ

6月13日(東京ドーム) 朝倉海-渡部修斗、石渡伸太郎-井上直樹、元谷夕貴-岡田遼、扇久保博正-春日井“寒天"たけし

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朝倉海「誰でも勝てる」RIZIN1回戦は渡部修斗

対戦が決まりファイティングポーズを決める渡部(左)と朝倉(撮影・河田真司)

5月から行われる総合格闘技RIZINのバンタム級トーナメント1回戦(23日東京ドーム、30日丸善インテックアリーナ大阪)の組み合わせ抽選が26日、都内で行われ、前王者の朝倉海(27=トライフォース赤坂)が渡部修斗(32=ストライプル新百合ヶ丘)と対戦することが決まった。「マークしている選手はいない。誰にでも勝てる。理想はKOだが、圧倒的な実力差を見せることができれば」と余裕の表情で語った。

抽選は「デスティニーシステム」で行われた。1~16の番号札を引いた選手が、順番に自らの意思で好きなヤマに座る。2番を引いた朝倉は「1回戦は誰でも良かったので、すぐ決まる相手を選んだ」と1番を引いた渡部のもとに真っすぐ向かい、横に座った。

朝倉は、昨年大みそかの大会で堀口に1回TKO負けでタイトルを失った。再起をかけた戦いに注目が集まる。「出場するかは悩んだが、負けた状態で海外に挑戦するのは違うと思う」。堀口が出ない中、現時点では優勝候補の1番手であることは間違いない。「優勝は通過点」。自身も納得する形で世界に向かうつもりだ。

榊原信行CEOは「現時点では堀口を除いて各団体を超えてベストな16選手が出そろった。ハラハラドキドキ、最高の格闘ドラマを届ける準備ができた」と明かした。21日のRIZIN27大会(愛知)で同大会の開催を発表。大会を盛り上げるためにはどうしても朝倉の参戦が必要だと考えた榊原氏はリング上で「海選手、出てください」とお願い。朝倉は「社長ずるいですね。こんなところで言われたら断れないので出ます」とファンの前で参戦を表明した。これまでもバンタム級は実力のある選手が多数出場しており、最強王者を決める戦いが待ち望まれていた中、ようやく実現となった。

1回戦は両会場で各4試合が行われ、準々決勝は9月下旬(関東エリア予定)、大みそか大会で準決勝と決勝が行われる。優勝賞金は1000万円、準優勝は500万円。各試合の振り分けについては後日発表される。

集合写真に臨む渡部(左)と朝倉海(撮影・河田真司)

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RIZINバンタム級Tあす抽せん会、朝倉海ら参戦

朝倉海(2021年3月21日撮影)

総合格闘技RIZINは25日、今年5月から開催予定のRIZINバンタム級ジャパンGPトーナメント1回戦の組み合わせ抽選会を26日午後4時から開催すると発表した。抽せん会はRIZIN公式ユーチューブチャンネルでライブ配信され、出場する16選手も発表される。

31日に愛知・日本ガイシホールで開催されたRIZIN27大会で、榊原信行CEOが5月に予定する東京ドーム大会からバンタム級トーナメント1回戦をスタートするとの方針を示した。またRIZIN27大会では前RIZINバンタム級王者朝倉海が同トーナメントに参戦すると正式表明していた。

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8秒殺スダリオ、急速成長で次戦は海外勢と対戦も

1回、スダリオ剛(左)宮本和志にパンチを放ちKOする(撮影・柴田隆二)

<RIZIN27>◇21日◇愛知・日本ガイシホール

総合格闘技のRIZINが21日、愛知・日本ガイシホールで行われた。大相撲の元貴ノ富士のスダリオ剛(23)が、プロレスラーの宮本和志(42)にわずか8秒でTKO勝ちした。

   ◇   ◇   ◇

リング上のスダリオに不満の表情が浮かんだ。20年9月のデビュー以来、過去2戦とも相手はプロレスラー。この日も同様だった。開始早々に右フックをたたきこみ、秒殺KO。マイクを持ったスダリオは「つまらない試合をしてすみません。ちゃんとしたファイターとやらしてください」と要望した。榊原信行最高経営責任者(CEO)は、スダリオが予想以上のスピードで成長しているとし「あれだけ強気なことを言うので、外国勢のトップどころでやってみたらいいんじゃないかな」と語り、次戦は海外勢との対戦を示唆した。

1回、スダリオ剛は宮本和志に勝利した(撮影・柴田隆二)

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RIZIN5月にバンタム級日本GP 朝倉海も参戦

総合格闘技RIZIN27でリングに登場した朝倉海はあいさつをする(撮影・柴田隆二)

<RIZIN27>◇21日◇愛知・日本ガイシホール

RIZINの榊原信行最高経営責任者(CEO)が、5月にバンタム級の日本グランプリを開催することを発表した。

同時に昨年大みそかに同級タイトルマッチで敗れた朝倉海の参戦も発表された。

榊原CEOはリングに上がると「バンタム級のジャパングランプリを、春先から16人の選手で、大みそかに向けてNO・1を決めていく、過酷なトーナメントを開催したい。それにどうしても出てきてほしい男がいます」とリングサイドで観戦していた朝倉を呼び込んだ。

榊原CEOはベルトと優勝賞金1000万を用意していることを発表。リング上で参戦を求められた朝倉は「ちょっと社長ずるいですよ。こんな所で言われたら」と苦笑。海外挑戦の意向があったことを明かしつつも「出ます。負けた状態で行くのも違うので、ここで圧倒的に優勝して行きたいと思います」と語った。

榊原CEOは5月に1回戦を行い、場所も東京ドームを中心に調整していくと宣言。日本最強の男を決めるトーナメントが、始まる。【南谷竜則】

総合格闘技RIZIN27でリングに登場した朝倉海はあいさつをする(撮影・柴田隆二)

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直球より魔球、話題得てナンボ/榊原CEOに聞く2

日刊スポーツの取材に応じた榊原信行CEO(撮影・松熊洋介)

新たなスター誕生へ、第2章が始まる。21日に行われる総合格闘技のRIZIN27大会(愛知・日本ガイシホール)に向け、榊原信行最高経営責任者(CEO、57)が日刊スポーツの取材に応じ、思いを語った。

   ◇   ◇   ◇

榊原氏は、トップ選手の戦いだけでなく、ビジネス面も考え、新たなファン層の獲得にも力を入れてきた。

あらゆるジャンルの中で「一番強いのは誰か」というコンセプトを大事にしてきた。これまでも元大相撲の曙やサップなど毎回、さまざまなジャンルで知名度のある選手に声をかけ、大会を盛り上げてきた。昨年末にはユーチューブで120万人の登録者数を持つシバターが参戦。公式サイトの試合の再生回数は、朝倉兄弟らを抑えてトップの数字をたたきだしている。

榊原氏 最強を決める緊張感のある戦いも評価されるが、それよりも注目されたのはシバター。圧倒的に数が多い。純粋なキャリアとしては出られる力ではないが、志とチャレンジ精神が多くの人に共感を得ている。世界的にもそうだと思う。「RIZINっていつもおもしろいことやるな」と言われるように。そこは大事にしている。

いろいろなスポーツをミックスした異種格闘技戦を目指してきたが、徐々に競技化されてきた。選手たちは総合格闘技(MMA)の中で勝つために戦略を重ね、トレーニングに励む。ランキングを決め、勝てば上位の選手と対戦していくオートマチックなシステムにも「変化がないし、(世間は)飽きているかもしれない」と人気低下を危惧する。

榊原氏 ストレートではなく、魔球のようなものを投じて、世界を振り向かせていきたい。コツコツやっている選手からすると、話題先行で出てくる選手には「ふざけるな」と思うかもしれないが、世間と向き合う以上は、話題を取ってナンボ。強くなることだけがトップアスリートに求められるものじゃない。格闘技は、野球やサッカーのように浸透したものではない。視聴率が上がって、チケットが売れるなら、僕らは何の照れもなく出場機会を与えると思う。

昨年末にはレスリング五輪銀メダリストの太田が参戦。オリンピアンだけでなく、アマチュアの選手たちの中には格闘技に興味を抱く選手も多いという。

榊原氏 メダリストになれば、セカンドキャリアの道もあるが、五輪が終わったら、食べていけなくなる選手も出てくると思う。日本全国に勇気を与えようとしていたその熱い思いを、格闘技で生かしてみてはどうかと。そういうチャレンジはぜひ応援したい。

もちろん、世界で活躍できる強い選手を作り出すことが最優先ではあるが、ビジネスとしての成功がなければ、存続は不可能。人気と実力のバランスを考えながら、榊原氏は日々模索し続けている。(終わり)

【松熊洋介】

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選手の生き様訴えて市場拡大/榊原CEOに聞く1

日刊スポーツの取材に応じた榊原信行CEO(撮影・松熊洋介)

新たなスター誕生へ、第2章が始まる。21日に行われる総合格闘技のRIZIN27大会(愛知・日本ガイシホール)に向け、榊原信行最高経営責任者(CEO、57)が日刊スポーツの取材に応じ、思いを語った。

   ◇   ◇   ◇

今大会は、実力を兼ね備える朝倉兄弟や那須川天心、堀口恭司ら看板選手が出場しない。榊原氏は「あえてそのようなカードを組んだ」と真意を明かした。

榊原氏 昨年の大みそかの大会からすると見劣りするかもしれないが、だからこそ見てもらいたい。彼らが出ると注目を持って行かれてしまう。打倒・朝倉兄弟や天心、堀口に届く注目選手がたくさんいる。これから大化けするかもしれない。

今大会は女子のスーパーアトム級タイトルマッチ(浜崎-浅倉)がメイン。以前から女子の格闘技を強化してきた榊原氏が、熱いメッセージを込めたカードだ。最軽量が52キロという米団体のUFCにはない49キロ級を立ち上げた。「世界一」を名乗り、日本から世界へ向けた選手を作り上げる思いがある。

榊原氏 女子選手が男子をおさえてメインが張れる。2人(浜崎と浅倉)だったら男子選手をしのぐくらい、ドラマチックな試合を見せてくれると思う。この試合を見て女子選手たちにはもっと奮起してもらいたい。

榊原氏は15年のスタートから20年までを「第1章」とし、昨年大みそかの大会を集大成と位置付けた。97年に立ち上げたPRIDEは世界から注目を集めて広まったが、団体も増えてきた中で、業界そのものの選手層も厚くなり、RIZINは「すぐには興味を持たれなかった」という。

海外の団体に声を掛け、世界で通用する規模の舞台にしようと、ヒョードルを好条件で現役復帰させた。それでも反響は得られず、ファンは振り向かなかった。

2度の興行で「費用対効果が全く合わなかった」と痛感。海外の選手はファイトマネーも高く、つり合わないと考えた榊原氏は、日本のファンを獲得することに軌道修正。圧倒的な求心力を手に入れるため、国内のマーケットを大きくしようとかじを切った。

16年に那須川に声を掛け、17年には堀口を海外から呼んだ。選手の生き様やドラマに興味を示す日本特有のファンの心に向けて発信している。

徐々に知名度も上がり、ファンに評価され、人気も出てきた。海外選手も呼べるようになり、YouTubeなどで世界に発信。視野を広げ、米国のマーケットが少しずつ見えてきた。

榊原氏 体が小さくてもスピードはあるし、魅力ある試合ができる。選手の生き様にスポットを当てるPRIDEと同じような形で、ドラマチックな戦いに酔いしれるコンテンツにできてきた。

5年で軌道に乗せ、納得の形で第1章を終えた。「現状どれだけのものが見せられるかが、RIZINの底力。ようやくそういうチャレンジができるところまで来た。ハングリーな選手たちの生き残りをかけた戦いが見せられるので、このラインアップで世間と勝負してみたい」と力を込めた。

新たなスターが生まれることを願い、第2章の挑戦が始まる。(続く)

【松熊洋介】

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浜崎朱加が初メイン気合 堀口恭司と王者交流で刺激

21日の初防衛戦に向け、オンラインで報道陣の質問に応じるRIZIN女子スーパーアトム級王者浜崎

RIZIN女子スーパーアトム級王者浜崎朱加(38=AACC)がカウンターパンチと強打をスタンバイし、RIZINで自身初となるメインを飾る意気込みを示した。21日、愛知・日本ガイシホールで開催されるRIZIN27大会で、浅倉カンナ(23=パラエストラ松戸)との初防衛戦を控える。10日にはオンラインで練習を公開した。

RIZINでの女子メインは18年7月のRIZIN11大会以来(浅倉-RENA戦)だ。自身初のメイン登場で、18年大みそかに同王座を懸けて対戦した浅倉との再戦になる浜崎は「プレッシャーはないです。しっかりフィニッシュを決めたい」との意気込みを示した。

榊原信行CEOからも「男子の試合よりもスリリングなものをみせてほしい」と大きな期待を寄せられているカード。「浅倉選手も2度目でリベンジを狙っているだろうし、ベルトも懸かっている。必死な気持ちでやるのは分かっている。浅倉選手の死ぬ気でやってくるだろうし、私もそれに応える形で。必死に2人でいいものを作り上げていきたい」。ほど良い緊張感を漂わせた。

打撃指導を受ける野木丈司トレーナーとはカウンターパンチと、強打を放つことを意識したメニューを積んできたという。「ミットと対人とは感覚が違うので試合になってみないと分からないですが、試せれば」と謙虚に話しつつ「3ラウンドをフルにやるとは考えていない。今回に限らず1本やKOを狙っている。戦いの意識は変わらない」と強調した。

2月の対戦カード発表会見時には、浅倉の印象について「2年前の対戦と正直変わっていないかな」と王者らしく宣言した。浜崎は「差は縮まっていないと思う。(浅倉戦に向け)余裕や油断はない。しっかりやればやることを遂行していければいいと思う」と気持ちを引き締めた。

ユーチューブ企画で、RIZINバンタム級王者に返り咲いた堀口恭司と会話する機会があり「やっぱり考え方はポジティブ。エネルギーもらった。勉強にもなった」と刺激を受けた様子。王者同士の交流で触発された浜崎がベルト死守に向けて集中力を高めていく。

公開練習で寝技のスパーリングをみせたRIZIN女子スーパーアトム級王者浜崎(右)(C)RIZIN FF
公開練習したRIZIN女子スーパーアトム級王者浜崎(C)RIZIN FF

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RIZIN王者堀口恭司は夏以降ベラトール王座戦へ

堀口恭司(2020年12月31日)

RIZINバンタム級王者堀口恭司(30=アメリカントップチーム)が8~9月に米国で米団体ベラトール王座に挑戦する見通しとなった。

7日にライブ配信アプリ「17 Live(イチナナライブ)」の生配信に登場したRIZINの榊原信行CEO(57)が明かしたもので「8月末から9月あたまに(堀口が)米国でRIZIN王者としてベラトール王者に挑戦します」と現状を説明した。

現ベラトール同級王者フアン・アーチュレッタ(33=米国)は5月7日、挑戦者セルジオ・ペティス(27=米国)との初防衛戦を控えている。この勝者と堀口が対戦することになるという。現在、米フロリダに戻っている堀口は19年に右膝手術のために返上したRIZIN、ベラトールのベルトを再び同時に巻き、2冠王者に返り咲くことを希望している。

榊原CEOは「(ベラトールの)スコット・コーカー社長とはずっと連絡を取り合っている。(ベラトール王座挑戦前、堀口に)1回、日本で試合してくれたらと思っている」とも付け加えていた。

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榊原氏がシバターの継続参戦とRENAの会談明言

シバター(2020年12月31日撮影)

総合格闘技RIZINの榊原信行CEO(57)が7日、初めて「17 Live(イチナナライブ)」の生配信に臨み、人気ユーチューバーで格闘家のシバター(35)の継続参戦を明言した。昨年大みそか「魔裟斗2世」HIROYAとミックス(総合格闘技+キック)ルールで対戦して勝利を挙げ、大きな注目を集めたシバターについて言及。榊原CEOは「(シバターを)呼びます。シバターが出たいだろうし、彼も『RIZIN無敗のシバターです』と言っている。シバターだけでなく、発信力のある人たちと交流していきたい」と強調した。

また昨年9月のRIZIN24大会で残り2、3試合での現役引退を表明したRENA(29)の今後について、3月中に直接、本人と話し合いの場を持つことを明かした。昨年大みそかも欠場した女子格闘技の人気選手だけに「しっかり戻ってきてほしい。直接会いたい」とリング復帰に向けて会談する意向を示した。

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オーフレイムがUFC契約解除 RIZINが興味?

アリスター・オーフレイム(10年12月撮影)

10年K-1ワールドGP覇者で11年からUFCヘビー級で活躍していたアリスター・オーフレイム(40=オランダ)が4日(日本時間5日)までにUFCと契約解除となった。

既に元UFC同級王者ジュニオール・ドス・サントス(37=ブラジル)とともに、UFCヘビー級ラインキングからも外れ、UFCデイナ・ホワイト社長も米メディアに両者の契約解除を認めた。

日本ではPRIDE、DREAMでも活躍したオーフレイは現役続行を希望。RIZINの榊原信行CEO(57)は米メディアの取材に対し「彼が望むなら、日本で引退するのは理にかなっている。彼が日本でキャリアを終えることを希望するファンはきっとたくさんいるでしょう」などと興味を示していた。

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RIZINドーム延期 今後もユーチューバー起用へ

3・14東京ドーム大会の延期と、3月21日のRIZIN27大会を発表するRIZINの榊原CEO

総合格闘技RIZINは4日、今年の第1弾イベントとしていた3月14日、東京ドーム大会の延期を発表した。

同日夜、RIZINの榊原信行CEO(57)がRIZIN公式ユーチューブで会見。大みそかのRIZIN26大会のリング上で、表明していた3・14東京ドームの第1弾イベントを春先か夏前ごろに延期すると表明した。その上で3月21日、愛知・名古屋市の日本ガイシホールで21年第1弾としてRIZIN27大会を開催すると発表した。

榊原CEOは「3月14日は延期します。東京ドームは必ず実現させたい。RIZINのブランドネームで開催したい。上期、前半戦で実施したい」と熱弁。21年に東京ドーム大会を開催する強い意欲を示した。

年間7大会を計画しているという。今秋からフェザー級GPを開催する姿勢を示し「ワールドワイドな大会したい」と強調。大みそかに参戦したシバター(35)の反響の大きさを認め、今後もユーチューバーの起用を考えていることを明かした。

またビッグマッチも1つのキーワードとして挙げた。キックボクシング界の「神童」那須川天心-K-1の3階級制覇王者武尊戦のカードについても「今年はどう具現化していくのか。RIZINの力だけでは無理ですが、動かしていくのはファンの原動力。たくさんの人たちの声となって届くと動かないものも動くと思います。ビッグマッチに向けて動きたい」とも力説した。

新型コロナウイルスで大きな会場での大会が自由にできない状況のため、通常のナンバーシリーズ以外の興行スタイルも模索していることも付け加えた。榊原CEOは「コロナ禍が1つのトリガーとして実験的かもしれないが、スタジオRIZINという無観客のリモートでやるのもいい。また方向性の違う大会や地方都市で開催していくとか」と説明していた。

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朝倉未来、シバターと対談「皇治選手は」進言したが

朝倉未来

人気総合格闘家の朝倉未来(28)が、親交あるユーチューバー格闘家のシバター(35)にRIZIN参戦2戦目の相手に“因縁関係”にある皇治(31)を勧めた。19日夜に自らのユーチューブチャンネルで「シバターと祝勝会してみた」を投稿。大量のマクドナルドのハンバーガーなどを用意した上で、RIZINマスク、18万円のスニーカーで登場したシバターを出迎えた。

朝倉の推薦で昨年大みそかRIZIN26大会(さいたまスーパーアリーナ)への初参戦が実現したシバターは「魔裟斗2世」の元Krush65キロ級王者HIROYA(28)とオープンフィンガーグローブを装着し、ミックス(キックボクシング1回、総合格闘技1回、判定決着なし)ルールで対戦し、一本勝ちを収めた。朝倉は「この間の説得力が一気に増したわけですよ。すごい人なんだみたいな」と勝利をねぎらった。

さらに「皇治選手はどうなんですか? (RIZIN)2戦目は絶対にあるでしょ」と水を向けた。既にRIZIN榊原信行CEOから継続参戦を「前向きに検討したい」と言われているとしたシバターは「皇治とやりたいけど、やらないでしょ、あいつ。体重30キロ差あるんですよ」などと分析。通常体重で92~93キロあるため、65~70キロあたりの皇治とのウエート差やルールがネックになるとの見通しを口にした。

もともと大みそか参戦時、シバターは皇治戦が提案されていながら「皇治さんが逃げた」と主張していた“因縁”がある。朝倉は「2戦目があるということで皇治戦いきますか! いくしかないすよね」とあおり、大きな態度のシバターから「やってもいいよ」と返答されると「完全にチャンピオンの風格なんだよな」と大笑い。さらにRIZIN事務所での動画撮影しながら皇治との対戦交渉なども勧めていた。

「試合自体も盛り上がっちゃうじゃないですか。本当のあおりじゃないですか。それだけ盛り上がるなら俺も同じ大会に出たいもん」と言いながら、皇治戦を無差別級でHIROYA戦同様、ミックスルールでの対戦を勧めた。一方、朝倉に持ち上げられて上機嫌のシバターは上から目線で「(皇治は)RIZIN未勝利ですからね。2戦2敗。(自分は)1戦1勝。戦績が違うじゃないですか」とノリノリだった。

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堀口恭司、朝倉海と3度目対決は「間を置きたい」

アクリル板を介して会場のファンからの質問にも応じるRIZINバンタム級王者堀口

RIZINバンタム級王者堀口恭司(30)が「一定期間」を設けて前王者朝倉海(27)との3度目の対決を受ける意向を示した。7日、都内の会場とオンラインでのトークイベント「Memolete Live」に参加。昨年大みそかのRIZIN26大会(さいたまスーパーアリーナ)で王者朝倉に挑戦。約1年4カ月ぶりの再戦で1回TKO勝ちを収め、同王座に返り咲いた。

これで朝倉とは1勝1敗。RIZINの榊原信行CEOから3度目対決のマッチメークに意欲を示されている。さらに試合後の控室で朝倉から直接、再戦を希望されたことを明かした堀口は「まあまあ、本当にもう1回やってもいいですけど(間を)置きたいですね。日本で盛り上がるカードがなくなっちゃうし。返したベラトールのベルトも取り返さないといけない。それをやってからかな」と発言。まずは右膝手術の際、RIZINのベルトとともに返上した米団体ベラトールのバンタム級王座への返り咲きを最優先したい考えを口にした。

RIZINは3月14日に東京ドームで21年第1弾興行の開催を発表したが、堀口は「3月の東京ドームでやるという大会は出ない。1月いっぱいは休む」と欠場意向。ベラトール・バンタム王者フアン・アーチュレッタ(米国)との対決時期について「4、5、6月あたりでやりたいですね」との展望を口にした。

またトークライブ後には、大みそかに使用した非売品キャップ2個、バンテージ2個のオークションが開催され、キャップは8万円、バンテージは6万7500円で落札された。なお落札金を含めた本イベントの売り上げのうち、10%が一般社団法人スポーツインフィニティが運用する「すべての子どもにスポーツを基金」に寄付されるという。

トークライブで21年の展望を口にしたRIZINバンタム級王者堀口

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RIZINが来年3・14東京ドームで第1弾開催

リング上であいさつする榊原CEO(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN26>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

RIZIN榊原信行CEOが、3月14日に東京ドームで21年第1弾の興行を開催すると発表した。

第7試合終了後の休憩時間にリングに立ち、新型コロナウイルス感染拡大の中、会場に集結した観客に向け「次の5年の第1歩は東京ドームではじめたい」とサプライズ発表した。

20年にRIZINは6大会を行い、すべて有観客で開催。11月のRIZIN25大会では大阪城ホールで5487人を集めた。

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