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ゴールデンルーキー木村蓮太朗がデビュー4連勝「静岡県で初の世界王者に」

デビュー4連勝を飾ったゴールデンルーキー木村(中央)

<プロボクシング:フェザー級6回戦>◇10日◇東京・後楽園ホール

WBOアジア・パシフィック・フェザー級15位にランクされるゴールデンルーキー木村蓮太朗(23=駿河男児)がデビュー4連勝を飾った。

20年全日本新人王フェザー級西軍代表の福永輝(22=沖縄ワールドリング)と拳を交え、3-0(60-54×3)のフルマークによる判定勝利を収めた。4連続KOこそ逃し「できれば倒したかった」と反省も「(デビューの)最初は全部KOで勝つと言ってきましたが、僕の試合に外れはないと思います」とキッパリ。静岡・函南町出身、所属ジムも静岡・富士市にあるため「静岡県で初の世界王者になりたい」と郷土愛を口にした。

19日に米ラスベガスで防衛戦を控えるWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)の練習パートナーとして5月に20日間、実に36回(ラウンド)のスパーリングを経験した。また東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・フェザー級王者清水聡(35=大橋)や前WBOアジア・パシフィック同級王者森武蔵(21=薬師寺)の練習パートナーも務めるなど総スパーリング数は90回を超えていた。王者クラスのボクサーと実戦練習を積んだこともあり「自信になりました」とも口にしていた。

福永(左)と距離感を計りながら戦う木村

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木村蓮太朗「やり切れ自信に」井上尚弥とスパー42回 プロ4戦目へ手応え

プロ4戦目に備え、計量パスしたWBOアジア・パシフィック・フェザー級15位木村(左)。右は対戦相手の20年全日本新人王フェザー級西軍代表福永(三迫ジム提供)

ボクシングWBOアジア・パシフィック・フェザー級15位にランクされるゴールデンルーキー木村蓮太朗(23=駿河男児)が「モンスター」とのスパーリング経験を生かし、プロ4戦目に臨む。10日、東京・後楽園ホールで福永輝(22=沖縄ワールドリング)との同級6回戦を控え、9日には都内で前日計量に臨み、100グラム少ない57・0キロでクリア。福永も200グラム少ない56・9キロでパスした。

19日に米ラスベガスで防衛戦を控えるWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)の練習パートナーとして5月に20日間、実に42回(ラウンド)のスパーリングを経験した。同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)と同じ長身サウスポーの木村は1日最高8回もこなし、大事な終盤のスパーリング相手を務めたという。「尚弥さんは世界王者の中でもトップクラス。想像以上に強かった。口でアドバイスをもらうより、拳と肌で感じて20日間をやり切れたのは相当、自信になりました」と振り返った。

井上以外にも東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・フェザー級王者清水聡(35=大橋)や前WBOアジア・パシフィック同級王者森武蔵(21=薬師寺)の練習パートナーを務めるなど総スパーリング数は90回を超えているという。木村は「清水さん、森君、尚弥さんとスパーリングして、僕のモチベーションも上がりました。1番、自信もついたと思います」と手応え十分の調整で、プロ4戦目にリングに立つ。【藤中栄二】

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清水聡が王座統一「顔色が変わらずゾンビのようだった」次戦世界挑戦に期待

8回、森(右)に左アッパーを浴びせる清水(撮影・中島郁夫)

<プロボクシング:東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・フェザー級王座統一12回戦>◇21日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社

東洋太平洋フェザー級王者清水聡(35=大橋)が、WBOアジア・パシフィック同級王者森武蔵(21=薬師寺)との王座統一戦を制した。3-0(116-112、118-110×2)の判定勝ちで、2本のベルトを手中に収めた。プロ転向初の判定勝利となった清水は「勝つことだけに徹底しました。途中から実力発揮できたかなと。ロング(の距離で)自分のペースになった。成長できた試合でした」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

序盤は森が仕掛けてきた接近戦に付き合いつつ、5回以降は効果的な右アッパーで何度も相手の顔をはね上げた。清水は「すごく(アッパーを)入れていたのに顔色が変わらず、効いているのか分からなかった。ゾンビのようだった」と森の強さを表現していたが、確実にダメージを与えていた。徐々に両者の距離が離れ、清水が左ストレートを軸とした連打をヒットさせるペースに。「自分の距離で戦えた」とうなづいた。

2カ月前から3食ともに鍋料理を中心とした自炊を続け、栄養管理を徹底。さらに所属ジムと同じビルにある低酸素専門の高地トレーニングジムに週2回ペースで通った。17日の低酸素トレでは、富士山超えの標高3500メートルの環境で走ったという。「1時間ぐらい動けないほどだった。でも最後の粘りが出たのは低酸素をやったからだと思う」と効果を口にした。

WBO同級4位の森を下したことで世界ランクの上位アップも見込める。大橋秀行会長(56)は「世界4団体で挑戦のチャンスがある。海外挑戦になると思うが、次戦には世界でやらせたい」と大きな期待を寄せた。それでも清水は気を緩めない。「すぐ調子乗っちゃうので。一戦必勝、全力で勝負を挑みたい。この試合に全力を懸けたので少し休ませてください」。冗談交じりに35歳のベテランらしい顔ものぞかせた。【藤中栄二】

OPBF東洋太平洋・WBOアジアパシフィックフェザー級統一王者に輝いた清水(撮影・中島郁夫)
8回、森(右)に左フックを浴びせる清水(撮影・中島郁夫)
8回、森(左)に右ストレートを浴びせる清水(撮影・中島郁夫)

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世界が見えてきた! 清水聡判定Vで王座統一「一戦必勝、しっかり練習を」

OPBF東洋太平洋・WBOアジアパシフィックフェザー級王座統一王座に輝いた清水(撮影・中島郁夫)

ボクシング東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・フェザー級王座統一12回戦は21日、東京・後楽園ホールで行われ、東洋太平洋フェザー級王者清水聡(35=大橋)が王座統一に成功した。

WBOアジア・パシフィック同級王者森武蔵(21=薬師寺)との王者対決を3-0の判定で制した。距離を詰めた森に細かくパンチを当て、中盤以降は左強打を軸とした連打でポイントを重ねた。判定勝ちは初めてとなる清水は「気にしていない。勝つことが大事なので。一戦必勝、全力で勝負を挑みたい」と口調を強めた。所属ジムの大橋会長から「世界(王座)が見えてきた」と言われたが「すぐ調子乗っちゃうので。この先もしっかり練習したい」と気を引き締めた。

8回、森(左)に右ストレートを浴びせる清水(撮影・中島郁夫)
8回、森(右)に左アッパーを浴びせる清水(撮影・中島郁夫)

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清水聡前日計量パス「重要な試合」 世界挑戦への生き残り懸け王座統一戦へ

計量パスし、仕上がった肉体でガッツポーズする東洋太平洋フェザー級王者清水(大橋ジム提供)

ボクシング東洋太平洋フェザー級王者清水聡(35=大橋)が世界挑戦への生き残りを懸け、王座統一戦に臨む。

21日、東京・後楽園ホールで開催されるWBOアジア・パシフィック同級王者森武蔵(21=薬師寺)との統一戦に備え、20日には都内で前日計量に臨み、100グラム少ない57・0キロでパスした森に対し、200グラム少ない56・9キロでクリア。世界王座を見据える12年ロンドン五輪バンタム級銅メダリストは「かなり重要な試合。世界につながる、プロになってから一番重要なところ」と気持ちを引き締めていた。

統一戦に向けて計量パスした東洋太平洋フェザー級王者清水(左)とWBOアジア・パシフィック同級王者森(大橋ジム提供)

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清水聡が2度の延期乗り越え王座統一戦 35歳も低酸素トレ導入で自信

21日の東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・フェザー級統一戦に向け、気合を入れ直す東洋太平洋同級王者清水聡

ボクシング東洋太平洋フェザー級王者清水聡(35=大橋)が2度の試合延期を乗り越え、王座統一戦に臨む。21日に東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル77大会(日刊スポーツ新聞社後援)でWBOアジア・パシフィック同級王者森武蔵(21=薬師寺)と2本のベルトを懸けた王者対決を控える。当初は3月に組まれていた王者対決だったが、森の負傷で5月13日に延期。さらに政府による緊急事態宣言の発令を受け、2度目の延期となったカードだ。

昨年7月、無観客試合で5度目の防衛を成功させていた清水にとって約10カ月ぶりのリングとなる。2度にわたる延期で長い試合間隔となってしまったものの「プラスに考えている。自分のコンディションだけを考えていました」とクールな笑み。今回は有観客試合になることもあり「シーンとなる中で試合するのは嫌なので(有観客は)良かったですね」と安堵(あんど)の表情も浮かべた。

35歳を迎えた12年ロンドンオリンピック(五輪)男子バンタム級銅メダリストはコンディション作りに低酸素トレを導入した。所属ジムのビル内にある低酸素環境専門の高地トレーニングジムに週1~2回ペースで通い、心肺機能や持久力を養ってきた。今月には休日にも低酸素トレに取り組み「最後も仕上げていきたい」と油断はない。「ダイヤモンドレフト」と言われる左拳でWBOアジア・パシフィック王者森を倒すイメージはできている。「勝つことが大事。ベルトが増えることにこしたことはないが勝てばついてくることなので」。キャリアと実績で上回る清水が、王座統一に向けて自信を示していた。

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清水聡と森武蔵の王座統一戦が5・13から5・21に変更 緊急宣言受け

清水聡(2020年7月16日撮影)

大橋ボクシングジムは29日、公式サイトで5月13日に開催するフェニックスバトル(日刊スポーツ新聞社後援)を同21日に変更すると発表した。

会場は後楽園ホールで変更なく、開始時間は未定。メインイベントでは東洋太平洋フェザー級王者清水聡(35=大橋)-WBOアジア・パシフィック同級王者森武蔵(21=薬師寺)の王座統一戦が組まれている。

東京都の緊急事態宣言発出を受け、現在、後楽園ホールのイベントは無観客開催などに制限されている。公式サイトでは「昨今の状況での延長を考慮して、日時の変更をすることといたしました」と報告。チケットの一般販売、当日販売はしないという。

3度目の防衛に成功したWBO・アジア・パシフィック・フェザー級王者森武蔵(2020年11月28日撮影)

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35歳清水聡、5・13に21歳森武蔵と王座統一戦

清水聡(20年7月撮影)

5月13日に東京・後楽園ホールで開催されるプロボクシングのフェニックスバトル77大会(日刊スポーツ新聞社後援)のカードが発表され、13日に35歳の誕生日を迎えた東洋太平洋フェザー級王者清水聡(大橋)がWBOアジア・パシフィック同級王者森武蔵(21=薬師寺)との王座統一戦に臨むことになった。

サウスポー同士の1戦はメインイベントで予定され、清水にとっては6度目の防衛戦となる。また「モライモンスター」松本圭祐(21=大橋)がプロ3戦目で室田拡夢(25=T&T)とのフェザー級8回戦に臨む。

発表カードは次の通り。

◇東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・フェザー級タイトルマッチ

清水聡(35=大橋)-森武蔵(21=薬師寺)

◇フェザー級8回戦

松本圭佑(21=大橋)-室田拡夢(25=T&T)

◇ライト級8回戦

保田克也(28=大橋)-高田朋城(27=ワールドスポーツ)

◇スーパーフェザー級6回戦 

佐藤諄幸(23=厚木ワタナベ)-関根駿(23=ワールドスポーツ)

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前K1王者武居由樹も初参加、大橋ジム丹沢合宿開始

大橋ジムの丹沢合宿参加メンバー。左から清水、内田、八重樫トレーナー、武居、桑原、E&Jカシアスジムの内藤、平岡、中嶋(大橋ジム提供)

大橋ボクシングジムの所属ボクサーたちがこのほど神奈川・丹沢合宿を開始した。

元世界3階級制覇王者八重樫東、ジャスティス両トレーナーのもと、フィジカル強化を中心としたキャンプで、参加選手は3月11日、東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル76大会(日刊スポーツ新聞社後援)が中心。19年7月以来、約1年8カ月ぶりの国内試合を控えるIBF世界スーパーライト級12位平岡アンディ(24)をはじめ、東洋太平洋フライ級8位桑原拓(25)、内田勇心(18)、1月8日にボクシングのプロテストに合格した前K-1スーパーバンタム級王者武居由樹(24)も初参加した。

また5月13日、東京・後楽園ホールでのフェニックスバトル77大会で、WBOアジア・パシフィック・フェザー級王者森武蔵(21=薬師寺)との王座統一戦を控える東洋太平洋同級王者清水聡(34)や、日本バンタム級4位中嶋一輝(27)も合流。E・Jカシアスジムの内藤未来(28)も飛び入りで参加している。大橋秀行会長は「いい走り込みができています」と報告していた。

ダッシュする元K-1スーパーバンタム級王者でボクシング転向した武居(左)。右は八重樫トレーナー(大橋ジム提供)

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東洋太平洋清水とWBO・AP森の王者対決が決定

来年3月11日、東京・後楽園ホールで対戦が決まった東洋大平洋フェザー級王者清水(左)とWBOアジア・パシフィック同級王者森(大橋ジム提供)

ボクシング東洋太平洋フェザー級王者清水聡(34=大橋)が21年3月11日、東京・後楽園ホールでWBOアジア・パシフィック同級王者森武蔵(21=薬師寺)と対戦することが決まった。1日、大橋ジムが両王者によるダブルタイトル戦を発表した。

ロンドン五輪男子バンタム級銅メダリストの清水は今年7月に殿本恭平(勝輝)を7回TKOで撃破し、5度目の防衛に成功して以来、森は11月に溜田剛士(大橋)に11回TKO勝ちし、3度目の防衛に成功して以来の試合となる。

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井上尚弥、村田諒太ら審査員!高校生シャドー大会

井上尚弥(2019年12月23日撮影)

日本ボクシング連盟は26日、「高校生シャドーボクシングチャレンジ2020」を開催すると発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大により、今年の高校生の全国大会がすべて中止や延期となったことを受け、練習の成果を発揮する場として設けられた。

1人で相手をイメージしながら行う練習がシャドーボクシング。同連盟に選手登録済みの現役高校生(男女不問)が、ツイッター上に指定のハッシュタグをつけて動画を投稿することでエントリーできる。応募期間は8月1日から16日まで。

審査員には超豪華な面々がそろった。井岡一翔、井上拓真、井上尚弥、岩佐亮佑、内山高志、京口紘人、清水聡、寺地拳四朗、村田諒太、八重樫東(50音順)らが現時点で参加が決定。今後も交渉中だという。

結果発表は8月22日で、「○○選手賞」など、優秀賞に選出した審査員の名前がついた賞を発表する。

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清水聡が5度目防衛“再出発”の日に1年ぶり再起

ボクシング東洋太平洋フェザー級タイトル戦 清水聡対殿本恭平 7回、清水聡(右)は殿本恭平を左ストレートで倒し、TKOで勝利(代表撮影)

ボクシングの興行再開後、国内最初のタイトルマッチが16日、東京・後楽園ホールで行われた。東洋太平洋フェザー級王者清水聡(34=大橋)は、同級14位殿本恭平(24=勝輝)と対戦。初回に2度のダウンを奪うと、7回2分10秒、連打を集めたところでレフェリーがストップし、5度目の防衛に成功した。日本スーパーライト級王者井上浩樹(28=大橋)は同級1位永田大士(30=三迫)に7回2分17秒TKO負けし、2度目の防衛に失敗。16戦目でプロ初黒星を喫した。

  ◇    ◇    ◇

無観客の「聖地」に清水のパンチ音が響き渡った。1回に得意の左ストレートでダウンを奪うと、直後に右フックで2度目。その後は殿本の手数に苦しむも、「ジャブが当たると分かった」とリーチ差を生かし、ペースを奪い返した。勝負に出たのは7回。ボディーで後退させると、コーナーで一気の連打を浴びせ、試合を終わらせた。

19年7月のWBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者ノイナイ戦で6回TKO負け。両眼計4カ所を骨折し、緊急手術を受ける悪夢のプロ初黒星を喫した。1年ぶりの再起戦を勝利で飾り「(コロナ禍で)対人練習が出来なかった影響も出たが、プロは勝つか負けるか。勝ててよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

ジムが使えない自粛期間中には、1カ月で300キロのロードワークで下半身を強化し、外食中心だった食生活も自炊に切り替えた。減量や計量後の食事などの調整は、同門の3階級王者八重樫に教え受け、切れ味鋭いパンチを取り戻した。

次戦について大橋会長は、アジアパシフィック同級王者の20歳、森武蔵(薬師寺)との対戦を示唆。清水も「最終的には世界」と力を込めた。ボクシングの“再出発”の日に、8年前の銅メダリストが存在をアピールした。【奥山将志】

ボクシング東洋太平洋フェザー級タイトル戦 清水聡対殿本恭平 殿本恭平に勝利し、OPBF東洋太平洋フェザー級王座を防衛した清水聡(代表撮影)
6回、永田大士(左)のパンチを浴びる井上浩樹=東京都文京区の後楽園ホール(代表撮影)

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井上浩樹、清水聡ら計量パス PCR検査も実施

前日計量をクリアした東洋太平洋フェザー級王者清水(大橋ジム提供)

新型コロナウイルス感染拡大後、国内で最初のプロボクシングのタイトル戦が16日、東京・後楽園ホールで行われる。15日の前日計量では、日本スーパーライト級王者井上浩樹(28=大橋)、挑戦者の同級1位永田大士(30=三迫)、東洋太平洋フェザー級王者清水聡(34=大橋)、挑戦者の同級14位殿本恭平(24=勝輝)の4人ともパスした。

出場選手とチーフセコンドは、計量前に、新型コロナウイルスのPCR検査を受け、計量後は感染予防のため外部との接触を避け、近隣ホテルへの宿泊を義務付けられている。検査の結果は16日に公表される。

12年ロンドン五輪銅メダリストの清水は、昨年7月のWBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者ノイナイ戦でプロ初黒星を喫して以来の再起戦。無観客での試合に「全然気にならない。防御のうまい選手なので、そこをどう崩していくか」。井上は1回目の計量で200グラムオーバーも、規定時間内の再計量でクリア。「日本止まりか、世界にいけるかはこの試合の勝ち方次第でわかると思う。とにかく良い試合をしたい」と意気込んだ。

PCR検査を受ける東洋太平洋フェザー級王者清水

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大橋ジム王者清水ら無観客興行でPCR検査実施

清水聡(2018年12月3日撮影)

大橋ボクシングジムの大橋秀行会長(55)は26日、7月16日に東京・後楽園ホールで予定している興行(無観客)でPCR検査を実施すると明らかにした。

ボクシングでは、既に感染歴の有無を調べる抗体検査は行われているが、さらなる安全確保のため試合前日のPCR検査の早期導入を進めてきた。

検査を受けるのは、東洋太平洋フェザー級タイトルマッチを行う王者清水聡(34=大橋)、挑戦者の殿本恭平(24=勝輝)、日本スーパーライト級タイトルマッチを行う王者井上浩樹(28=大橋)、挑戦者の永田大士(30=三迫)の出場4選手とチーフセコンドで、試合前日に実施される。

すでにボクシングの興行が再開されている米国やメキシコなどでは抗体検査ではなくPCR検査が義務づけられており、日本も国際基準に合わせた形だ。

大橋会長は「選手が不安なく戦えることが1番だし、コロナ後の最初のタイトルマッチで、日本のボクシングがきちんとした対策を取っていることを国内外に伝えることも重要」と話した。c

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井上浩樹VS清水聡が抗体検査「日本活気づけたい」

抗体検査を受けた清水(右)と井上浩

ボクシングの東洋太平洋フェザー級王者清水聡(34)と日本スーパーライト級、WBOアジアパシフィック同級王者井上浩樹(28=ともに大橋)が25日、横浜市内の病院で新型コロナウイルスの抗体検査を受けた。

来月16日に東京・後楽園ホールで予定されている防衛戦(無観客)に向け、日本ボクシングコミッションから義務付けられたもので、結果は26日以降に判明する。コロナ禍後、国内で最初のタイトル戦。殿本恭平とのV5戦に臨む清水は「ジムだけでなく、ボクシング界を盛り上げ、日本を活気づけたい」。永田大士とのV2戦となる井上は「結果もだが、内容も大事になる」と盛り上げを誓った。

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大橋ジムが中止要請明け初タイトル戦を7月に計画

大橋秀行会長(2020年1月31日撮影)

大橋ボクシングジムが、新型コロナウイルスの感染拡大による興行中止が続く中、初めてのタイトル戦を、7月16日に東京・後楽園ホールで計画していることが判明した。大橋秀行会長(55)が7日、明かした。

東洋太平洋フェザー級王者清水聡(大橋)が殿本恭平(勝輝)を迎え撃つ5度目の防衛戦、日本スーパーライト級王者井上浩樹(大橋)の永田大士(三迫)とのV2戦の2試合の開催を目指し、この日までに日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)に申請した。

JBCとJPBAは新型コロナウイルス対策連絡協議会を継続的に開き、6月30日までの興行中止要請を決めている。7月以降は、最初の興行として、5日に中日本新人王予選(愛知・刈谷市あいおいホール)が予定されている。

大橋会長は「選手のモチベーションを考え、無観客試合も含め、さまざまな感染予防策を考えながら開催を目指したい」と話した。

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五輪入江聖奈「とっとこハム太郎」に周囲は…/略歴

<ボクシング:東京五輪アジア・オセアニア予選>◇9日◇ヨルダン・アンマン◇男女8階級

女子フェザー級準々決勝で入江聖奈(19=日体大)が昨年の世界選手権優勝のネスティー・ペテシオ(フィリピン)を4-1の判定で破り、東京オリンピック(五輪)出場を決めた。今大会で出場枠を獲得した選手が内定とする日本連盟の内規を満たした。

お笑いコンビ南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代の挑戦で注目された12年ロンドン大会から採用され、3大会目。五輪のボクシング女子で日本勢初出場を決めた。

   ◇   ◇   ◇

☆入江聖奈(いりえ・せな)☆

◆生まれ 2000年(平12)10月9日、鳥取県。

◆戦績 中学生以下による全日本アンダージュニア大会を第1回(14、15年)から連覇。鳥取・米子西高では3年で全日本選手権優勝。通算では「50戦42勝8敗くらい」。

◆憧れ 「がんばれ元気」も世代ではないが、いま動画を見るボクサーも古い。タイソン、レナード、メイウェザーがお気に入り。日本人ではロンドン五輪銅の清水聡がイチ押し。

◆大学生 日体大では柔道で東京五輪代表の阿部詩と同級生。兄の一二三とは授業が同じこともあるそうで、「オーラ発している。一発で強いと分かる」とか。

◆ムードメーカー 明るい性格で日本代表の中でも笑顔が絶えない。練習曲に「とっとこハム太郎」のテーマ曲を選んで、「みんな気に入ってます」と主張も、周りは「いやいやです」と苦笑い。

◆身長 164センチ。

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入江聖奈が五輪代表!タイソン好き、阿部詩と同級生

<ボクシング:東京五輪アジア・オセアニア予選>◇9日◇ヨルダン・アンマン◇男女8階級

女子フェザー級(54~57キロ)準々決勝で入江聖奈(19=日体大)が昨年の世界選手権優勝のネスティー・ペテシオ(フィリピン)を4-1の判定で破り、東京オリンピック(五輪)出場を決めた。

今大会で出場枠を獲得した選手が内定とする日本連盟の内規を満たした。お笑いコンビ南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代の挑戦で注目された12年ロンドン大会から採用され、3大会目。五輪のボクシング女子で日本勢初出場を決めた。

   ◇   ◇   ◇

最終3ラウンドでも入江のスピードは落ちなかった。ワンツー、上下への打ち分けで初回から握った主導権を渡さない。中東の地で9分間、堂々と打ち合う。運命の時。勝利のコールを聞くと両手を挙げ、白い歯を見せた。「今まで勝った試合の中で一番うれしい。世界女王に勝って決めることができて最高」。日本女子初の快挙に声が弾んだ。

小2から磨き続けたワンツーがさえた。距離を詰めてくるペテシオを、リーチをいかした多彩なジャブで迎撃。好機に右を打ち込み、ボディーにも拳をめり込ませた。2回には苦しくなった相手がホールディングで減点1を受け、大きくリード。最終回もパンチをまとめて逃げ切った。

鳥取県米子市の自宅で「ひまつぶし」に読んだ漫画が始まりだった。母が好きだった小山ゆうの「がんばれ元気」。世代ではないボクシング漫画で「ベルトを巻く姿が格好良かった」と興味を持つと、すぐに市内のシュガーナックルジムへ通った。試合でパンチがあたる快感にのめり込んでいった。13年に東京五輪開催が決まった頃は後藤ケ丘中の1年生。鳥取県内で日本連盟に選手登録している女子はただ1人だった。

同時に同中の陸上部にも属し、中1で駅伝のメンバーになるほど。同部の朝練、午後練に出て、夜にジムに通う生活。過酷な掛け持ち生活を貫いた。ジムの伊田会長は「才能ではなく、地味な練習をコツコツこなせるのが強みだった」と証言する。抜群のスタミナはいまでも武器だ。

「意識はする。光栄なので、絶対に取りたい」と誓った女子1号を決めた。次は「ここまで来たらファイナリストになりたい」。そして、その次は…。「東京五輪では絶対に金メダルを取りたい」。地道に、頂点への階段を上る。

☆入江聖奈(いりえ・せな)☆

◆生まれ 2000年(平12)10月9日、鳥取県。

◆戦績 中学生以下による全日本アンダージュニア大会を第1回(14、15年)から連覇。鳥取・米子西高では3年で全日本選手権優勝。通算では「50戦42勝8敗くらい」。

◆憧れ 「がんばれ元気」も世代ではないが、いま動画を見るボクサーも古い。タイソン、レナード、メイウェザーがお気に入り。日本人ではロンドン五輪銅の清水聡がイチ押し。

◆大学生 日体大では柔道で東京五輪代表の阿部詩と同級生。兄の一二三とは授業が同じこともあるそうで、「オーラ発している。一発で強いと分かる」とか。

◆ムードメーカー 明るい性格で日本代表の中でも笑顔が絶えない。練習曲に「とっとこハム太郎」のテーマ曲を選んで、「みんな気に入ってます」と主張も、周りは「いやいやです」と苦笑い。

◆身長 164センチ。

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尾川堅一「子供に約束していたのに」王座奪取ならず

試合後、ジョー・ノイナイ(右)と抱き合う尾川(撮影・鈴木正人)

<ボクシングWBOアジア太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦>◇7日◇東京・後楽園ホール

WBOアジア太平洋スーパーフェザー級1位尾川堅一(31=帝拳)の王座奪取はならなかった。V2戦となる同級王者ジョー・ノイナイ(24=フィリピン)に挑戦。両者がバッティングでまぶたをカットし、6回途中で王者が再びカットするとドクターストップ。負傷判定に持ち込まれたが、採点は三者三様の1-1で引き分けとなった。

2回にまずノイナイが左まぶた、3回に尾川が右まぶた、4回にはノイナイが左まぶたを新たにカットした。いずれも偶然のバッティングによるものだった。5回に再びバッティングでノイナイの傷が深くなり、ドクターストップで負傷判定に持ち込まれた。結果は1-1の引き分けで王者が防衛となり、ベルトは奪えなかった。

王者は3月に坂晃典(仲里)を2回KOで、王座を獲得した。7月には8連勝していた銅メダリスト清水聡(33=大橋)を7回TKOで初防衛していた。IBF3位、WBA4位、WBO10位と3団体で世界ランク入りしている尾川。実力者を相手に来年の世界再挑戦をアピールするつもりだった。

尾川は「2回から頭を振るように言われ、自分のペースになったと思った。カットは相手も切れて一緒だと。ただ、慎重になって、単発になった」と試合を振り返った。

17年にIBF同級王座を獲得も、薬物検査で陽性反応が出て無効試合となった。資格停止から再起後2連勝し、9月にIBF世界同級挑戦者決定戦が決まったが、相手が来日を拒んで方針変更して臨んだ一戦だった。「子供にベルト約束していたのに…」というと涙ぐんだ。再び岐路に立たされた。

3回、流血する尾川(撮影・鈴木正人)
2回、ノイナイ(左)とバッティングする尾川(撮影・鈴木正人)

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尾川堅一しゃれたKO宣言 来年世界再挑戦へ前哨戦

計量をクリアした尾川堅一(左)と王者ジョー・ノイナイ

ボクシングWBOアジア太平洋スーパーフェザー級1位尾川堅一(31=帝拳)が、来年世界再挑戦へ前哨戦KOを期した。7日の東京・後楽園ホールで挑戦を控え、6日に都内で前日計量があった。尾川はリミットより100グラム軽い58・8キロでクリアした。V2戦となる同級王者ジョー・ノイナイ(24=フィリピン)は1回目で約400グラムオーバーも、再計量はリミットでパスした。

尾川は試合展開を問われると「イニシャルで」とニヤリ。しゃれた「KO」宣言だった。再起後2連勝し、9月にIBF世界同級挑戦者決定戦が決まったが、相手が来日を拒んで方針変更した。「ちょっとやる気をなくしたが、スライドしたがチャンスをもらえた。すぐに切り替えた」。

王者は3月に坂晃典(仲里)を2回KOで、王座を獲得した。7月には8連勝していた銅メダリスト清水聡(33=大橋)を7回TKOで初防衛している実力者。「右ストレート気味のジャブとカウンターの左を気をつけて。スピードの差があるから大丈夫。調子もいいので自分のやることをやる」と自信を口にした。

IBF3位、WBA4位、WBO10位と3団体で世界ランク入りしている。来年2月には32歳になる。「選手生命はそう長くない。来年は一発勝負をかけたい。次につながる試合にする」と気合を込めた。

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