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平幕の若元春、左四つのさらなる強化がテーマ「次もしっかりと出し切りたい」秋場所へ気合十分

取材に応じる若元春(撮影・平山連)

大相撲の夏巡業が11日、茨城・古河市で行われ、平幕の若元春(28=荒汐)が左四つのさらなる強化をテーマに掲げた。この日は関取衆らによる申し合い稽古に参加。今巡業は幕内昇進後としては初の巡業参加とだけあって気合が入っている。「相撲の型は決まっている。左四つなので、そこに持っていくまでの相撲を強化したい」と稽古の狙いを明かした。

7月の名古屋場所でこそ負け越したが、新入幕の初場所から3場所連続で勝ち越すなど、着々と力をつけている。名古屋場所では初金星こそ逃したが、横綱照ノ富士と激しい攻防となった一番を取るなど、存在感も増している。東京・立川市で行われた夏巡業初日では、ぶつかり稽古で照ノ富士に胸を出してもらうなどした。「横綱に胸を出してもらうことはなかなかない。まだまだ頑張らないといけないなと思いました」と刺激になった。

自己最高位で臨んだ名古屋場所は6勝9敗だったが「やることはやれた」と胸を張った。秋場所(9月11日初日、東京・両国国技館)では番付を下げるが、まだまだこれから。「次もまたしっかりと出し切りたい」と気合十分だ。

31年ぶりに開催された茨城・古河市での巡業。会場のイーエスはなもも体育は満チケットが完売し、満員となった(撮影・平山連)
若元春

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照ノ富士2年越し刻名報告祭「歴代横綱たちと肩並べられた」横綱力士碑に自らの名刻み感慨深げ

横綱力士碑刻名式を終え、記念撮影に応じる横綱照ノ富士(右)と伊勢ヶ浜親方(代表撮影)

大相撲の第73代横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)が9日、東京・江東区の富岡八幡宮で行われた「横綱力士碑刻名奉告祭」に出席し、歴代横綱のしこ名が彫られている石碑に自らの名を刻んだ。

「歴代の横綱たちと肩を並べることができたというのは、あらためて感じました」と感慨深げに話した。

21年名古屋場所後に横綱昇進を果たしたが、新型コロナ感染拡大の影響によって開催が先延ばしとなっていた。2年越しの刻名報告祭となったが「世の中こういう状況だから仕方がないこと。できることをみんな精いっぱいやってきて、ちょっとずつ元に戻りつつあるのかなと思う」と話した。

今夏は19年12月の冬巡業以来に巡業が再開するなど、角界も日常に向かって進んでいる。首都圏5カ所で開催される夏巡業も残すところあと2日。「足を運んでくれるお客さんがいる訳ですから。お相撲さんの仕事は土俵の上でちゃんといい成績を残して、皆さんを喜ばすことしかできないので精いっぱい頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。

横綱に昇進してから1年がたった。昇進後は3度優勝するなど、横綱としての責務を果たしている。この1年を振り返り「横綱になるまではいろんなことを考えず、一生懸命強くなりたい、上に番付があるからその番付にないたいという気持ちでずっとやってきた」とがむしゃらだったことを明かした。そして昇進後は「横綱になったならなったで、やらなくちゃいけない責任、横綱としての行動とか、そういったいろんなことを学びつつ。師匠も横綱ですから、師匠といろいろなことを相談して頑張っていきたいなと思っています」と話した。

横綱力士碑にしこ名を刻む横綱照ノ富士関(代表撮影)
玉串拝礼に臨む横綱照ノ富士関(右)(代表撮影)
横綱力士碑刻名式を終え、記念撮影に応じる横綱照ノ富士関(代表撮影)
横綱力士碑刻名奉告祭に臨む横綱照ノ富士関(左)と伊勢ヶ浜親方(代表撮影)
おはらいを受ける横綱照ノ富士関(中央)と伊勢ヶ浜親方(右)(代表撮影)
横綱力士碑刻名式を終え、記念撮影に応じる横綱照ノ富士関(代表撮影)

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【写真特集】NHK中川安奈アナと写真を撮る大栄翔 3大関による申し合い稽古にファン喜ぶ

大相撲の夏巡業3日目が7日、さいたまスーパーアリーナで行われ、力士たちの姿を見ようと約4000人が来場した。

横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)や名古屋場所で初優勝した逸ノ城(29=湊)、新型コロナウイルス関連により今巡業の初日、2日目を休場していた碧山(36=春日野)も公開稽古に参加した。

また、貴景勝(26=常盤山)、御嶽海(29=出羽海)、正代(30=時津風)の3大関による申し合いもあった。お気に入りの力士から写真撮影やサインをもらい、ファンたちは喜びを実感していた。

夏巡業は14日まで。

今後の日程は以下の通り(11日=茨城・古河、14日=埼玉・春日部)。

【初日 東京・アリーナ立川立飛】

【2日目 千葉・船橋アリーナ】

【3日目 さいたまスーパーアリーナ】

さいたまスーパーアリーナの公式マスコットキャラクター「たまーりん」と写真を撮る照ノ富士(撮影・平山連)

ファンから「お兄ちゃ~ん」と呼ばれて笑顔で手を振る若隆景の兄の若元春

「若元春」タオル持つファンと写真を撮る若元春(撮影・平山連)

ちびっこファンとグータッチする碧山(撮影・平山連)

ファンと写真を撮る翔猿(撮影・平山連)

ちびっこファンから借りた帽子を被って場を和ませる翔猿(撮影・平山連)

NHKの中川安奈アナウンサーと写真を撮る大栄翔(撮影・平山連)

ちびっこファンのためにサインをする隆の勝(撮影・平山連)

赤ちゃんに手を振る琴ノ若(撮影・平山連)

稽古に向けて準備する若隆景(撮影・平山連)

腕立て伏せする北勝富士(撮影・平山連)

稽古に向けて準備する正代(撮影・平山連)

新型コロナウイルス関連で夏巡業初日、2日目と休場していた碧山(中央)3日目に姿を見せた(撮影・平山連)

土俵下でダンベルを使ったトレーニングをする照ノ富士

正代と貴景勝の申し合い稽古を見つめる御嶽海(撮影・平山連)

3大関の申し合い稽古を土俵下で見つめる照ノ富士(撮影・平山連)

申し合い稽古で正代を相手に果敢に攻め込む御嶽海(撮影・平山連)

申し合い稽古で御嶽海の果敢な攻めに屈し、土俵外へと出る正代(撮影・平山連)

申し合い稽古をする御嶽海と貴景勝。奥は正代(撮影・平山連)

申し合い稽古をする御嶽海(左)と貴景勝。奥で見つめるのが正代(撮影・平山連)

申し合い稽古で正代の攻めを必死に耐える貴景勝(撮影・平山連)

貴景勝に胸を出す照ノ富士(撮影・平山連)

取材に応じる御嶽海(撮影・平山連)

子供からの質問コーナーに答える若隆景(左)と北勝富士

碧山の締込や化粧廻しなど道具が入った「明荷」を運ぶ付け人(撮影・平山連)

さいたまスーパーアリーナで行われる夏巡業の板番付(撮影・平山連)

オフィシャルグッズが買える売店は長蛇の列ができる盛況ぶりだった(撮影・平山連)

さいたまスーパーアリーナで開催された夏巡業

会場内に置かれた座布団(撮影・平山連)

会場内に設けられた充実した飲食店群(撮影・平山連)

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【写真特集】隆の勝を撮影しようと集まる「スー女」たち、土俵回りでトレーニングする御嶽海ほか

大相撲の夏巡業2日目が6日、千葉・船橋アリーナで行われ、熱心な相撲ファンが詰めかけた。横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)や名古屋場所で初優勝を果たした平幕の逸ノ城(29=湊)が間近で繰り広げる稽古や攻防ある取組に注目を寄せられた。会場内では相撲グッズが並ぶおみやげ販売のほか、写真撮影会が行われて行列ができた。千葉県出身の隆の勝(27=常盤山)、琴ノ若(24=佐渡ヶ嶽)、琴勝峰(22=同)らと一緒に撮ろうと並ぶスー女(=相撲女子)の姿が目立ち、土俵の外でも相撲人気の高さを感じ取れた。

夏巡業は14日まで。今後の日程は以下の通り(7日=さいたま市、11日=茨城・古河、14日=埼玉・春日部)。

【初日 東京・アリーナ立川立飛】

【2日目 千葉・船橋アリーナ】

会場内に設けられたお土産を買える売店(撮影・平山連)

会場内で買えるおみやげ(撮影・平山連)

来場客が座る座布団(撮影・平山連)

力士たちとの写真撮影に並ぶ観客(撮影・平山連)

力士撮影会の最後尾を示す看板(撮影・平山連)

ファンと写真撮影する琴勝峰(撮影・平山連)

千葉県出身の隆の勝をカメラに納めようと集まる「スー女(相撲女子)」たち(撮影・平山連)

「スー女(相撲女子)」との写真撮影で笑みをこぼす隆の勝(撮影・平山連)

「剣翔」タオルを持ったファンと一緒に写真に写る剣翔(撮影・平山連)

隆の勝(右)との写真撮影で思わず上半身裸になるファン(撮影・平山連)

小さなファンと写真撮影する剣翔(右)(撮影・平山連)

稽古に励む栃ノ心(撮影・平山連)

土俵回りでトレーニングする御嶽海(撮影・平山連)

申し合い稽古で勝ち残りした若元春(中央)を取り囲み、我こそはと名乗り出る関取衆(撮影・平山連)

公開稽古に臨んだ御嶽海(左)と正代(撮影・平山連)

土俵に姿を見せる逸ノ城(撮影・平山連)

申し合い稽古で勝ち残りした逸ノ城(中央)を取り囲み、我こそはと名乗り出る関取衆(撮影・平山連)

稽古中に言葉を交わす3大関。左から正代、御嶽海、貴景勝。手前右はぶつかり稽古で胸を出す照ノ富士

霧馬山(左)に胸を出す照ノ富士(撮影・平山連)

照ノ富士(左)に抱えられる貴景勝(撮影・平山連)

胸を出す御嶽海(撮影・平山連)

胸を出す豊昇龍(撮影・平山連)

豊昇龍、隆の勝、琴勝峰を写真に納めようと集まるファン(撮影・平山連)

子どもたちの質問に答える左から豊昇龍、隆の勝、琴勝峰(撮影・平山連)

質問者に立った子どもたちと写真に納まる3力士(撮影・平山連)

取材に応じる貴景勝(撮影・平山連)

取材に応じる正代(撮影・平山連)

力士たちの活躍を見ようと多くの観客集まった千葉・船橋アリーナ(撮影・平山連)

会場外で照ノ富士の稽古まわしをたたむ後輩力士たち(撮影・平山連)

会場で配られたうちわ(撮影・平山連)

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【写真特集】大相撲の巡業が2年8カ月ぶりに再開 稽古直前まで土俵下でマスク着用

大相撲の夏巡業が5日、東京・アリーナ立川立飛で始まった。コロナ禍前の19年12月の冬巡業以来、約2年8カ月ぶりの開催。巡業初日となったこの日は平日にもかかわらず、約2200人が来場。横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)や名古屋場所で初優勝した平幕の逸ノ城(29=湊)が参加した。場所前に所属する部屋で新型コロナウイルス感染が発覚して名古屋場所を全休した高安(32=田子ノ浦)も姿を見せた。

土俵に上がるまではマスクを着けて汗を流すことが徹底されるなど、コロナウイルスの感染対策も徹底された。夏巡業は14日まで。今後の日程は以下の通り(6日=千葉・船橋市の船橋アリーナ、7日=さいたま市のさいたまスーパーアリーナ、、11日=茨城・古河市のイーエスはなもも体育館、14日=埼玉・春日部市のウイング・ハット春日部)。

開館前から列ができる東京・立川立飛アリーナ(撮影・平山連)

約2年8カ月ぶりの開催となった大相撲の巡業。夏巡業初日の会場の東京・立川立飛アリーナには、約2200人が訪れた(撮影・平山連)

写真撮影会に参加する北勝富士

写真撮影会に参加する名古屋場所で初優勝した逸ノ城

稽古後もマスクを着けることを欠かさなかった力士ら。観客たちもそれに呼応し、感染症対策を徹底して観戦していた(撮影・平山連)

観客に手を振りながら、マスク姿で登場した翔猿(撮影・平山連)

マスクを着けて土俵に姿を見せた逸ノ城(撮影・平山連)

マスクを着けて土俵に姿を見せた遠藤(撮影・平山連)

マスクを着けて土俵に姿を見せた一山本。右は正代(撮影・平山連)

マスクを着けて土俵回りでトレーニングに励む御嶽海(撮影・平山連)

土俵下で体を動かす照ノ富士

公開稽古で精力的に動き、光る汗を流す大関貴景勝(撮影・平山連)

凛々しい姿を見せる高安(撮影・平山連)

豊山(左)に胸を出し、稽古をつける貴景勝(撮影・平山連)

照ノ富士(左)に胸を出してもらう正代(撮影・平山連)

夏巡業に訪れた観客の前で稽古をする関取衆たち(撮影・平山連)

相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する「初っ切り」を披露する大野城(左)と恵比寿丸(撮影・平山連)

相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する「初っ切り」(撮影・平山連)

巡業恒例の相撲甚句は歌い手以外はマスクを着けて行われ、コロナ禍での変化を感じ取れた(撮影・平山連)

「櫓太鼓打分」を披露する幕内呼び出しの利樹之丞(撮影・平山連)

取材に応じる入間川巡業副部長

取材に応じる横綱照ノ富士

思い思いの化粧まわしを締めて土俵入りを行う力士たち(撮影・平山連)

土俵入りを行う関取衆(撮影・平山連)

横綱土俵入りを披露する照ノ富士。左は太刀持ちの翠富士、右は露払いの宝富士

横綱土俵入りを披露する照ノ富士。左は太刀持ちの翠富士、右は露払いの宝富士

取組前の正代(左)と照ノ富士(撮影・平山連)

弓取り式を行う勇輝

会場外には売店が立ち並び、観客のお腹も満たしていた(撮影・平山連)

売店で売られていた「横綱じゃがバター」。ホクホクのジャガイモにたっぷりのバターと塩辛クリームが加わり、美味しさを引き立てていた(撮影・平山連)

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夏巡業2年8カ月ぶり開催 幕内力士のみ参加などのコロナ対策/出場&休場幕内力士一覧

土俵入りを行う関取衆(撮影・平山連)

大相撲の夏巡業が5日、東京・立川市で始まった。コロナ禍前の19年12月の冬巡業以来、約2年8カ月ぶりの開催。この日を含めて首都圏5箇所で開催される。

本来は十両以上の関取衆らが参加するが、今巡業では原則、関取衆は幕内力士のみが参加するなどの新型コロナ感染対策がとられた。日本相撲協会は7月27日に参加力士らなどを対象にPCR検査を実施。この日の巡業では自身が感染したり濃厚接触者扱いとなった力士12人が休場したが、当該力士らは隔離期間などをへて巡業に途中参加する可能性もある。立川市巡業の参加と休場の幕内力士は以下の通り。

参加力士

照ノ富士、貴景勝、御嶽海、正代、若隆景、大栄翔、豊昇龍、霧馬山、隆の勝、琴ノ若、逸ノ城、若元春、高安、遠藤、翔猿、北勝富士、栃ノ心、錦木、琴恵光、千代大龍、明生、琴勝峰、翠富士、宝富士、一山本、剣翔、阿武咲、豊山、大奄美

休場力士

阿炎(ケガにより)、玉鷲、宇良、佐田の海、碧山、隠岐の海、志摩ノ海、照強、千代翔馬、妙義龍、王鵬、錦富士、千代丸

思い思いの化粧まわしを締めて土俵入りを行う力士たち(撮影・平山連)
マスクを着けて土俵回りでトレーニングに励む御嶽海(撮影・平山連)
マスクを着けて土俵に姿を見せた照ノ富士(撮影・平山連)
豊山(左)に胸を出し、稽古をつける貴景勝(撮影・平山連)
照ノ富士(左)に胸を出してもらう正代(撮影・平山連)
正代に胸を出す照ノ富士(撮影・平山連)
相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する「初っ切り」(撮影・平山連)
公開稽古で精力的に動き、光る汗を流す大関貴景勝(撮影・平山連)
マスクを着けて土俵に姿を見せた遠藤(撮影・平山連)
「櫓太鼓打分」を披露する幕内呼び出しの利樹之丞(撮影・平山連)
翔猿と一緒に髪結いの実演に参加した琴ノ若(撮影・平山連)
取組前の正代(左)と照ノ富士(撮影・平山連)
会場外には売店が立ち並び、観客のお腹も満たしていた(撮影・平山連)
相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する「初っ切り」を披露する大野城(左)と恵比寿丸(撮影・平山連)
稽古後もマスクを着けることを欠かさなかった力士ら。観客たちもそれに呼応し、感染症対策を徹底して観戦していた(撮影・平山連)
凛々しい姿を見せる高安(撮影・平山連)

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照ノ富士が横綱として巡業初参加「ファンがあってこその大相撲なので」責任感を口に

マスクをして土俵下で四股を踏む照ノ富士

大相撲の夏巡業が5日、東京・立川市で始まった。コロナ禍前の19年12月の冬巡業以来、約2年8カ月ぶりの開催。横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)は「久しぶりの巡業なのでお客さんを喜ばせるように頑張ります」などと抱負を述べた。

横綱昇進後としては初の巡業参加となる。両膝のケガや内臓疾患などにより、大関だった17年名古屋場所から途中休場や全休が続き、復帰となった19年春場所では序二段からの再出発。とんとん拍子で番付を上げて20年初場所で十両復帰も、すでにコロナ禍だったため巡業は行われていなかった。そのため「自分としても(序二段に)落ちてから上がるのに5年ぐらいかかった。久しぶりだから。協会員の1人として責任を果たしたい。ファンがあってこその大相撲なので」と横綱としての責任感を口にした。

土俵上での稽古は当然大事だが、横綱としての心得も持ち合わせる。「横綱になるまではがむしゃらに強くなりたいでやってきたけど、横綱になってからは責任というか、勉強しないといけないことがたくさんある。これからしっかり学びたい」と話した。

取材に応じる横綱照ノ富士

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夏巡業2年8カ月ぶりに開催 逸ノ城、高安ら土俵下までマスク着用、コロナ感染防止対策徹底

マスクを着けて土俵に姿を見せた逸ノ城(撮影・平山連)

大相撲ファン待望の巡業が再開した。5日、東京・立川市で夏巡業がスタート。コロナ禍前の19年12月の冬巡業以来、約2年8カ月ぶりの開催となった。稽古中の土俵下ではマスク着用が必須など、徹底した感染対策を実施。横綱昇進後としては初参加となった照ノ富士(30=伊勢ケ浜)が、綱締め実演や横綱土俵入りなどで会場を盛り上げた。

   ◇   ◇   ◇

コロナ禍で初めて実施された夏巡業。3500人が入る会場の立川立飛アリーナに、約2200人の相撲ファンが集まった。間近で見る関取衆らによる稽古に、定番の相撲甚句や初っ切りなど、本場所とはまたひと味違う力士らの姿にファンは大にぎわいだった。横綱昇進後、初参加となった照ノ富士は「やっぱりファンがいての大相撲。協会員の1人としてその責任を果たすため、自分も楽しめるように巡業を頑張っていきたい」と意気込んだ。

もっとも、コロナ禍前と、風景は違う。稽古は1組6人を最大とし、組ごとに分けて稽古。次の番の組は土俵下で四股などの準備運動をするがマスク着用が必須だ。握手会や赤ちゃん抱っこなどの接触型のファンサービスも実施せず、代わりに写真撮影会が行われた。入間川巡業副部長(元関脇栃司)は「巡業の楽しみは本場所ではない距離感なので非常に心苦しい。それでもできる限り感染対策をとってファンのみなさんに喜んでもらいたい」と語った。

立川市巡業を皮切りに、首都圏で計5日間行われる夏巡業。本来は十両以上の関取衆が参加も、今巡業は原則、幕内力士だけにするなど参加者を減らしての開催となった。この日も自身が感染したり濃厚接触者扱いになるなどして、ケガ人1人を含む計13人の幕内力士が休場。それでも照ノ富士は「開催できたことが1つでも2つでも前に進んでいると思う」と意義を強調した。感染対策に細心の注意を払いながら、残り4日間に臨む。【佐々木隆史】

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亀田和毅ジム移籍初戦で4回KO勝利 親交のある横綱照ノ富士がリングサイドで見守る

3回、エンカーナシオン(左)からダウンを奪う亀田和毅(撮影・岩下翔太)

<プロボクシング:フェザー級ノンタイトル10回戦>◇30日◇神戸市中央体育館

元2階級制覇王者で、WBA世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(31=TRYBOX平成西山)が、4回2分35秒KOでジム移籍初戦を飾った。

12年ロンドン五輪代表で、元WBCラテンアメリカスーパーバンタム級王者のウィリアム・エンカーナシオン(34=ドミニカ共和国)と対戦。19勝15KOと強打を誇る右ボクサーファイターを開始から高速の左ジャブで圧倒。3回に左ボディーで最初のダウンを奪い、ラウンド終了間際にも連打で2度目のダウン。そして4回、左ボディーで試合を終わらせた。

和毅は戦績を39勝(21KO)3敗とした。試合後はリング上で長男の望有(のあ)くん(2)を抱き上げて家族と喜びを分かち合った。「一番最初のやつ(ダウン)が手応えあった。キャリアあるんでクリンチしたりしてきたので、そのあたりが勉強になった」と話した。

リングサイドからは同年代で親交のある横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)が見守った。相撲好きの和毅が伊勢ケ浜部屋へ通い、縁が生まれたという。約8年前からの付き合いで、柔道で五輪2連覇の大野将平と「同世代トリオ」でよく食事に行く仲という。

和毅は「今は自分だけチャンピオンじゃないんで。ものすごく刺激になります」。競技が違えど頂点を極めた2人のエネルギーを得て、再び世界王者を目指す。【実藤健一】

試合を見守った照ノ富士(右)と握手を交わす亀田和毅(撮影・岩下翔太)
エンカーナシオン対亀田和毅 ウィリアム・エンカーナシオンに勝利し、試合を見守った照ノ富士(右)と記念撮影する亀田和毅(撮影・岩下翔太)
エンカーナシオン対亀田和毅 ウィリアム・エンカーナシオンに勝利し、試合を見守った照ノ富士(右)とグータッチを交わす亀田和毅(撮影・岩下翔太)

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逸ノ城、初V一夜明け「優勝したことをきっかけに三役、大関を目指していきたい」と力強く宣言

初優勝から一夜明けて取材に応じる逸ノ城(日本相撲協会提供)

大相撲名古屋場所で初の賜杯を抱いた西前頭2枚目逸ノ城(29=湊)が、優勝を弾みに大関とりを目指すと宣言した。千秋楽から一夜明けた25日、報道陣の取材に応じ「昨日はほっとして、ゆっくり寝れました。優勝したことをきっかけに三役、大関を目指していきたい」と力強く宣言した。

昨夜にはモンゴルいる家族や、相撲留学を受け入れてくれた鳥取城北高相撲部・石浦外喜義監督に電話で報告。母から「よく頑張った」と言われた時、優勝の実感がより一層湧いてきたという。2010年に飛行機で日本に一緒に来た横綱照ノ富士との優勝争いができたことについては「今まで何回か優勝争いしたことはあるが、横綱照ノ富士関とは初めて。一緒に来た仲間として本当によかったと思います」と言葉があふれた。

モンゴルの先輩、元横綱鶴竜親方と元横綱白鵬の間垣親方にも、「おめでとう」「良かったね」とお祝いの言葉をもらった。「自分がモンゴルにいた時からテレビで見て、その人たちに憧れて日本に来たので」と尊敬する2人から激励を受けて喜んだ。

特に鶴竜親方には巡業でよく胸を出してもらい、厳しい指導を受けたこともしばしばあった。その経験が今場所にも生かされた。「まわしを取りに来た時のこととか、よく巡業中にそれを中心に教えてもらって。今場所の相撲も何番かあったので、今回の優勝で(期待に)応えることができたかな」と振り返った。

新入幕から所要47場所での初優勝は史上9位のスロー記録。「長かったなという感じです」というが、決して無駄なことはなかった。ヘルニア発症など度重なる怪我、理想の体重を追い求めたダイエット、自分の相撲のスタイルを確立させる…。「いろんなことを経験しながら、やってきた。それがやっと名古屋場所で優勝までいった」と感慨深そうに言った。

12勝3敗で終えた今場所で自分の相撲に確固たる自信を得た。「自分の圧力から前に踏み込み、まわしを取る。そういう相撲が取れた(大関に)いけると思う」。しばしの休息を得え再び歩き出す時には、さらに成長した姿を土俵で見せるはずだ。

宇良(左)を寄り切りで破る逸ノ城(撮影・和賀正仁)
初優勝から一夜明けて取材に応じる逸ノ城(日本相撲協会提供)
初優勝から一夜明けて取材に応じる逸ノ城(日本相撲協会提供)
初優勝から一夜明けて取材に応じる逸ノ城(日本相撲協会提供)

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逸ノ城、新入幕V争いから8年で悲願初優勝 周囲の支えでけがやコロナ禍乗り越え次の目標は大関

【イラスト】新入幕からスロー初V

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇24日◇ドルフィンズアリーナ

「未完の大器」が真の怪物になった。西前頭2枚目逸ノ城(29=湊)が12勝3敗で初優勝した。

宇良を退け、3敗で並んでいた横綱照ノ富士が敗れた。新入幕から所要47場所は史上9位のスロー記録。1972年名古屋場所で米ハワイ出身の平幕高見山が外国出身力士初制覇を果たしてから50年の節目に、モンゴル出身力士が初優勝を達成。コロナ禍で途中休場の関取が戦後最多23人と、前代未聞の場所でもあった。

   ◇   ◇   ◇

怪物と呼ばれた男が、ついに悲願を達成した。逸ノ城は「本当に夢のような感じ。いつか優勝したいと思っていた」としみじみ言った。新入幕の14年秋場所で白鵬と優勝を争ってから8年。回り道をしながら、やっと頂点にたどり着いた。

過去4勝3敗と苦手意識のあった業師の宇良にも惑わされない。立ち合いから素早く右を差すと、関取最重量211キロの巨体をいかして一気に寄り切った。3敗を死守し、並んでいた横綱照ノ富士にプレッシャーをかけた。結びの一番での照ノ富士の敗戦は支度部屋で見届けた。

初土俵からわずか4場所で幕内に駆け上がった。14年秋場所。まげも結えずざんばら髪で迎えた新入幕で旋風を起こす。大関稀勢の里、豪栄道、横綱鶴竜を撃破。横綱白鵬に敗れ、100年ぶりの新入幕優勝こそ逃したが、13勝を挙げて殊勲、敢闘賞を受賞し、怪物と呼ばれた。

テレビCMに出演するなど、ブームを起こす。だれもが優勝はもちろん、次の横綱すら期待したが、その衝撃的な幕内デビューがあだとなる。テレビ出演などが重なった疲労で、ストレスから帯状疱疹(ほうしん)を発症して入院。歯車が狂い始める。その後は腰のけがなどに苦しむ。勝ち越しと負け越しを繰り返し、三役に定着できない。19年に2度目のヘルニアを発症した時には歩けないほどまで悪化した。

「もしかしたら土俵に上がることもできないんじゃないか」。20年初場所には十両に陥落した。この時支えてくれたのが、湊親方ら部屋の関係者だった。おかみさんで医師でもある三浦真さんに付き添われ病院に通い、再起に向けリハビリに励んだ。復帰後はモンゴルの先輩、朝青龍のかかけりつけと聞いた高崎市内の接骨院にも足を運んだ。

勝つことが周囲への恩返しになると信じた。先場所は新型コロナウイルスの影響で全休。けがの経験があるからこそ、焦らず自分のペースで稽古に打ち込み、全休明けの平幕優勝の快挙につなげた。「みんなに支えてもらった。感謝しかないです」。ようやく、周囲からのサポートを受けた恩に報いることができた。

10年3月に照ノ富士と同じ飛行機で来日。その盟友が結びの一番で敗れて歓喜の時を迎えた。秋場所は三役復帰が確実。「どの地位でも気持ちよく勝っていきたい」。白星で恩返しを重ね、真の怪物になる。【平山連】

<逸ノ城駿(いちのじょう・たかし)>

◆本名 三浦駿(21年9月に日本国籍取得前はアルタンホヤグ・イチンノロブ)

◆生まれ 1993年4月7日、モンゴル・アルハンガイ県。ゲルと呼ばれる移動式住居で生活する遊牧民で13歳からモンゴル相撲。

◆来日 10年に横綱照ノ富士らとともに来日して鳥取城北高に相撲留学。卒業後は鳥取県体育協会に勤務しながら同校相撲部でコーチを務め、13年全日本実業団選手権を制覇。湊部屋に入門し14年初場所、幕下15枚目格付け出しで初土俵。

◆スピード出世 所要2場所で十両昇進、同4場所での新入幕は歴代2位タイのスピード。新入幕場所で13勝し翌場所関脇に。所要5場所での新三役は歴代1位のスピード記録。

◆好きな食べ物 ケーキ、からあげ。

◆好きなアーティスト 長渕剛。

◆サイズ 192センチ、211キロ。得意は右四つ、寄り。

◆家族 両親と妹、弟。

◆愛称 イチコ。

○…外国出身力士の幕内優勝は、今場所を制した逸ノ城で15人目、125度目となった。50年前に高見山が優勝して以降、同じ米国出身の小錦、曙、武蔵丸が続いた。琴欧洲、把瑠都、栃ノ心といった欧州勢が台頭することもあったが、現在は横綱照ノ富士らモンゴル勢が角界をけん引。モンゴル出身力士の優勝者はこれで8人目、通算95度目になる。

優勝パレード用の車に乗り込み、記念撮影で万歳する逸ノ城(右)。旗手は阿炎(代表撮影)
宇良(左)を寄り切りで破る逸ノ城(撮影・和賀正仁)
元横綱白鵬の間垣親方(左)と初優勝を喜ぶ逸ノ城(代表撮影)
名古屋場所で初優勝し、賜杯を持つ逸ノ城(代表撮影)
初優勝を飾り、インタビューに答える逸ノ城(代表撮影)
元横綱白鵬の間垣親方(左)と握手して初優勝を喜ぶ逸ノ城(代表撮影)
宇良(左)を寄り切りで破る逸ノ城(撮影・和賀正仁)

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211キロ逸ノ城V 体重200キロ台で幕内優勝したのは大乃国、小錦、曙、武蔵丸に次いで5人目

初優勝を飾り、インタビューに答える逸ノ城(代表撮影)

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇24日◇ドルフィンズアリーナ

西前頭2枚目逸ノ城(29=湊)が、初優勝を飾った。本割で西前頭3枚目宇良(30=木瀬)を下し3敗を守った。星が並んでいた横綱照ノ富士が大関貴景勝に敗れたため4敗に後退し、逸ノ城の優勝が決まった。

   ◇   ◇   ◇

過去に体重200キロ台で幕内優勝したのはわずか4人(大乃国、小錦、曙、武蔵丸)。今場所優勝により、211キロの逸ノ城が新たに加わった。20歳で入門した時には既に183キロあり、28キロ増えた今もずっとベスト体重を探してきた。29歳となった今は、自己管理ができるように成長を遂げている。

関取になって間もない頃には湊親方やおかみを務める三浦真さんの目を盗み、大好きなアイスクリームを部屋で爆食いしていたこともあった。バレないようにとゴミを布団の中に隠していると、たまたま部屋を掃除したおかみさんに見つかって大目玉を食らったこともあった。

ヘルニアを発症して以降は重い体を支えきれなくなり、体をかばうような相撲が目立った。危機感が募り、ダイエットを敢行。最高227キロまであったが、稽古に打ち込み今場所は16キロ減。入門以来そばで見てきたおかみさんは「20歳のころは食事のことなど何かと口を挟んできましたが、けがをしてから変わりました。プロですから、ここ数年は何も言わなくなりました」と自己管理ができるように成長したと実感していた。【平山連】

○…外国出身力士の幕内優勝は、今場所を制した逸ノ城で15人目、125度目となった。50年前に高見山が優勝して以降、同じ米国出身の小錦、曙、武蔵丸が続いた。琴欧洲、把瑠都、栃ノ心といった欧州勢が台頭することもあったが、現在は横綱照ノ富士らモンゴル勢が角界をけん引。モンゴル出身力士の優勝者はこれで8人目、通算95度目になる。

元横綱白鵬の間垣親方(左)と握手して初優勝を喜ぶ逸ノ城(代表撮影)
内閣総理大臣杯を受け取る逸ノ城(左)(代表撮影)
名古屋場所で初優勝し、賜杯を持つ逸ノ城(代表撮影)
殊勲賞を受賞した逸ノ城(代表撮影)
元横綱白鵬の間垣親方(左)と初優勝を喜ぶ逸ノ城(代表撮影)
【イラスト】新入幕からスロー初V
宇良(左)を寄り切りで破る逸ノ城(撮影・和賀正仁)
逸ノ城(左)は宇良を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)

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逸ノ城、コロナ休場明けで初V「ほかの力士より休んだと思ってその分稽古をやった」/一問一答

初優勝を飾り優勝インタビューで笑顔を見せる逸ノ城(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇24日◇ドルフィンズアリーナ

西前頭2枚目の逸ノ城が初優勝を飾った。

相撲巧者の宇良と対戦。上手をがっちり取って動きを止め、寄り切る万全の相撲で12勝目。同じ3敗の横綱照ノ富士と大関貴景勝の結びの一番を待った。

その結びで照ノ富士は貴景勝に押し出された。逸ノ城の初優勝が決まった。

殊勲賞も受賞した逸ノ城は、館内でのインタビューで喜びを語った。

-今の気持ちは

逸ノ城 とてもうれしいです。(優勝決定は支度部屋で)もう一番とれるように気持ちはしていました。(貴景勝が勝った時は)決まってくれてよかったです。

-入門して8年

逸ノ城 (質問を)もう1回お願いします。(優勝できると)思ってました。前に13勝、14勝しても優勝できなかった。今日は優勝できてよかった。うれしいです。

-今場所は休場明けだった

逸ノ城 コロナにかかってほかの力士より休んだと思って、その分(稽古を)やってたんでよかったです。

-優勝争いの緊張は

逸ノ城 少しあったんですけど、何とかよかったです。(前日14日目に負けたが)昨日のことは昨日で忘れて、今日が最後と思って気持ちを切り替えていけた。引きずることはなかったと思います。

▽逸ノ城駿(いちのじょう・たかし)

◆本名 三浦駿(21年9月に日本国籍取得前はアルタンホヤグ・イチンノロブ)

◆生まれ 1993年4月7日、モンゴル・アルハンガイ県。ゲルと呼ばれる移動式住居で生活する遊牧民で13歳からモンゴル相撲。

◆来日 10年に横綱照ノ富士らとともに来日して鳥取城北高に相撲留学。卒業後は鳥取県体育協会に勤務しながら同校相撲部でコーチを務め、13年全日本実業団選手権を制覇。湊部屋に入門し14年初場所、幕下15枚目格付け出しで初土俵。

◆スピード出世 所要2場所で十両昇進、同4場所での新入幕は歴代2位タイのスピード。新入幕場所で13勝し翌場所関脇に。所要5場所での新三役は歴代1位のスピード記録。

◆好きな食べ物 ケーキ、からあげ。

◆好きなアーティスト 長渕剛。

◆サイズ 192センチ、211キロ。得意は右四つ、寄り。

◆家族 両親と妹、弟。

◆愛称 イチコ。

優勝した逸ノ城に賜杯を渡す陸奥親方(撮影・和賀正仁)
初優勝を飾った逸ノ城(左)は伊勢ケ浜審判部長から優勝旗の授与を受ける。新型コロナウイルス感染者が出たためこの日途中から休場した八角理事長不在のなか表彰式が行われた。左奥から陸奥事業部長、粂川審判部副部長、藤島同副部長(撮影・小沢裕)
宇良(左)を寄り切りで破る逸ノ城(撮影・和賀正仁)
元横綱白鵬の間垣親方(左)と初優勝を喜ぶ逸ノ城(代表撮影)
元横綱白鵬の間垣親方(左)と握手して初優勝を喜ぶ逸ノ城(代表撮影)
初優勝を飾り、インタビューに答える逸ノ城(代表撮影)
名古屋場所で初優勝し、賜杯を持つ逸ノ城(代表撮影)
優勝パレード用の車に乗り込み、記念撮影で万歳する逸ノ城(右)。旗手は阿炎(代表撮影)

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貴景勝、優勝消滅した状況も横綱照ノ富士撃破で意地見せる「しっかり出し切ろうと」

照ノ富士(左)を押し出しで破る貴景勝(撮影・和賀正仁)

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇24日◇ドルフィンズアリーナ

大関貴景勝(25=常盤山)が、横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)を押し出しで破って大関の意地を見せた。

立ち合いからしつこく下から低くぶつかって、まわしを狙う照ノ富士をはじき返した。先に取り組みを終えた3敗の平幕の逸ノ城が勝ったため、自身の優勝は消滅が決定した状況での一番。「しっかり出し切ろうと思った。しっかり準備はできた」と気にせずに土俵に上がっていた。

新型コロナウイルス感染拡大により、角界でも多くの力士が休場した。関取の休場は戦後最多の23人。異常事態となった本場所だが「こういう時期でもお客さんに見に来てもらってありがたい。お客さんに盛り上げてもらった。それで頑張れました」と感謝した。

照ノ富士(左)は貴景勝に押し出しで敗れる(撮影・小沢裕)

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照ノ富士8度目V逃すもさばさば 一緒に来日した逸ノ城初優勝「“番”が来たんじゃないですか」

貴景勝(右)に押し出される照ノ富士(撮影・和賀正仁)

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇24日◇ドルフィンズアリーナ

横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)は、勝てば逸ノ城と優勝決定戦となる結びの一番で大関貴景勝に押し出された。終盤はらしくない相撲で2連敗。2場所連続、8度目の優勝はならなかった。

本人はさばさばした表情を見せる。「今場所、自分のできることをやった。来場所に向けて体を一から作りたい」。優勝したのがモンゴルから同じ飛行機で来日し、鳥取城北高の寮でも同部屋だった逸ノ城だけに感慨深い。「(モンゴルから)一緒に来てね。できたら千秋楽、決定戦と思ってましたけど。今まで何度も優勝を争ってきたから。今場所は“番”が来たんじゃないですか」と話した。

今後、ライバルになるかの問いには「自分のライバルは自分なんで」ときっぱり言い切る。コロナ禍で休場者が続出した異常な場所で、横綱の務めを果たした。

初優勝を飾り優勝インタビューで笑顔を見せる逸ノ城(撮影・小沢裕)

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逸ノ城が初優勝 星が並んでいた照ノ富士が貴景勝に敗れる/名古屋場所千秋楽写真特集

<大相撲:名古屋場所>◇千秋楽◇24日◇ドルフィンズアリーナ

西前頭2枚目の逸ノ城が初優勝を飾った。 相撲巧者の宇良と対戦。上手をがっちり取って動きを止め、寄り切る万全の相撲で12勝目。同じ3敗の横綱照ノ富士と大関貴景勝の結びの一番を待った。

その結びで照ノ富士は貴景勝に押し出された。逸ノ城の初優勝が決まった。 逸ノ城は殊勲賞も受賞。敢闘賞は新入幕で2桁10勝を挙げた錦富士が受賞した。

表彰式

初優勝を飾った逸ノ城(左)は新型コロナウイルス感染者が出たため休場となった八角理事長の代理を務めた陸奥事業部長から賜杯贈呈を受ける。左奥は伊勢ケ浜審判部長、右奥は粂川審判部副部長(撮影・小沢裕)

優勝した逸ノ城に賜杯を渡す陸奥親方(撮影・和賀正仁)

初優勝を飾った逸ノ城(左)は伊勢ケ浜審判部長から優勝旗の授与を受ける。左奥から陸奥事業部長、粂川審判部副部長、藤島同副部長(撮影・小沢裕)

初優勝を飾った逸ノ城(左)は河村たかし名古屋市長から名古屋市長杯の授与を受ける(撮影・小沢裕)

初優勝を飾り優勝インタビューで笑顔を見せる逸ノ城(撮影・小沢裕)

幕内

妙義龍寄り切り英乃海

妙義龍 毎日、休場者が出る中で千秋楽まで相撲がとれたんで。自分らがやれることは限られている。(コロナに)かかるやろなと思ってやっていた。(9勝には)まあまあいいんじゃないですか。一生懸命やった結果です。

妙義龍(右)を寄り切りで破る英乃海(撮影・和賀正仁)

妙義龍(右)を寄り切りで破る英乃海(撮影・和賀正仁)


竜電寄り切り宝富士

竜電(左)を寄り切りで破る宝富士(撮影・和賀正仁)

竜電(左)を寄り切りで破る宝富士(撮影・和賀正仁)


志摩ノ海押し出し水戸龍

水戸龍(右)は志摩ノ海を押し出しで破る(撮影・小沢裕)


栃ノ心押し出し豊山

豊山(右)は栃ノ心を押し出しで破る(撮影・小沢裕)


錦富士不戦勝北勝富士

錦富士 (不戦勝で2桁10勝目をあげて敢闘賞受賞)素直にうれしいです。勝った相撲はしっかり当たって自分の相撲がとれたと思う。(不戦勝は)複雑な気持ちもあるが、運も実力のうちかと。場所に来て休場を知らされる。今までにないことだったが、ペースを崩さずにやれた。

北勝富士の休場で不戦勝となる錦富士(撮影・小沢裕)


隠岐の海不戦勝千代丸

隠岐の海の休場による千代丸が不戦勝となる(撮影・小沢裕)

千代丸(不戦勝を聞いたのは)土俵入りのときです。びっくりしました。いろいろと大変でしたけど、来場所から頑張れるように今場所の反省をしたいです。(6勝9敗と負け越し十両に落ちる可能性が高いが)1場所で戻れるように頑張りたいです。


碧山押し出し照強

照強(左)は碧山を押し出しで破る(撮影・小沢裕)


王鵬寄り切り佐田の海

佐田の海は王鵬(左)を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)


若元春寄り切り千代大龍

若元春 今場所通してなんだろ、いい相撲はとれていたんで、次の場所以降に生かせるよう頑張りたい。(力はついた?)どうですかね。何とかやっていきたいなと思う。(コロナ禍)が気にならなかったといえばうそになる。やるべきことをやるしかないんで。


宇良寄り切り逸ノ城

宇良 頑張ろうと思いました。(左からの張り手は)痛かったです。(上位に)全く何も通じないと思いました。1場所で力がつくわけじゃない。今まで通り、稽古を重ねていくだけです。

逸ノ城(左)は宇良を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)


霧馬山上手投げ千代翔馬

霧馬山(右)は千代翔馬を上手投げで破る(撮影・小沢裕)


明生突き出し阿炎

明生 しっかり1歩1歩足を出していこうという気持ちでした。稽古してきたことを少しは出せたかなと思います。(9勝は)自分の体とメンタルの戦いと思っていた。9番勝つことができてうれしいです。

明生(左)は阿炎を突き出しで破る(撮影・小沢裕)


豊昇龍渡し込み翠富士

翠富士(左)は豊昇龍を渡し込みで破る(撮影・小沢裕)

翠富士(右)は豊昇龍を渡し込みで破る(撮影・小沢裕)


若隆景叩き込み正代

正代(右)ははたき込みで若隆景を破る(撮影・小沢裕)

正代(右)ははたき込みで若隆景を破る(撮影・小沢裕)


照ノ富士突き出し貴景勝

照ノ富士 今場所、自分のできることをやった。(逸ノ城とはモンゴルから)一緒に来たんで、できたら千秋楽決定戦と思ってましたけど。今まで何回も優勝争いしてきたから今場所は「番」が来たんじゃないですか。

照ノ富士(左)は貴景勝に押し出しで敗れる(撮影・小沢裕)

照ノ富士(左)は貴景勝に押し出しで敗れる(撮影・小沢裕)

懸賞金を受け取る貴景勝(撮影・小沢裕)

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初優勝逸ノ城の課題は「立ち合いからの攻め。ズルズル下がる相撲をしないこと」粂川審判副部長

宇良(左)を寄り切りで破る逸ノ城(撮影・和賀正仁)

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇24日◇ドルフィンズアリーナ

西前頭2枚目逸ノ城(29=湊)が、初優勝を飾った。本割で西前頭3枚目宇良(30=木瀬)を下し3敗を守った。星が並んでいた横綱照ノ富士が大関貴景勝に敗れたため4敗に後退し、逸ノ城の優勝が決まった。

   ◇   ◇   ◇

▽粂川審判副部長(元小結琴稲妻) (照ノ富士は)受けすぎましたね。膝が悪いところがあるのか。昨日は攻め急いだだけ。今日は受けてしまった。休場者が多く大変な場所でね。(逸ノ城は)落ち着いて相撲をとっていた。張り差しから左上手をとって、相手を動かさない作戦勝ち。(15日間)落ち着いていた。上がってきた時はすぐ上にいくと思っていたが足踏みがあった。(課題は)立ち合いからの攻め。ズルズル下がる相撲をしないことだ。

初優勝を飾った逸ノ城(左)は伊勢ケ浜審判部長から優勝旗の授与を受ける。新型コロナウイルス感染者が出たためこの日途中から休場した八角理事長不在のなか表彰式が行われた。左奥から陸奥事業部長、粂川審判部副部長、藤島同副部長(撮影・小沢裕)
初優勝を飾り優勝インタビューで笑顔を見せる逸ノ城(撮影・小沢裕)

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混戦制し初V逸ノ城に春日野巡業部長「右四つに絶対の自信。前に落ちない相撲取れば大勝ちする」

初優勝を飾り優勝インタビューで笑顔を見せる逸ノ城(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇24日◇ドルフィンズアリーナ

混戦場所を制したのは、西前頭2枚目の逸ノ城(29=湊)だった。宇良を落ち着いた取り口で寄り切って3敗をキープ。結びの一番で、並走していた横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)が大関貴景勝(25=常盤山)に敗れ初優勝が転がり込んできた。

この日、幕内力士の北勝富士(30=八角)に新型コロナウイルス感染が判明。そのため師匠の八角理事長(元横綱北勝海)が場所途中に職務を離れることになった。ここまで報道陣のリモート取材に応じていた同理事長に代わり、日本相撲協会の理事を務める春日野巡業部長(元関脇栃乃和歌)が報道対応。逸ノ城の優勝に、まずは「私の現役時代から名古屋場所では平幕優勝がけっこうある。体調管理が難しい時期である中、横綱が走っていて、まさか昨日、今日と連敗するとは思わなかった」と波乱の展開を振り返った。今場所の逸ノ城については「右四つに絶対の自信があった。早くその形になって圧力をかけ、前に落ちない相撲を取れば大勝ちする力士」と評した。

結びの一番については「(照ノ富士は)安易な相撲になってしまいましたね。でも貴景勝が意地を見せた。そこを褒めるべきでしょう」と、取組前に優勝の可能性が消えながら、大関の責務を果たした貴景勝をほめていた。

初優勝を飾った逸ノ城(左)は部屋から新型コロナウイルス感染者が出たため休場となった八角理事長の代理を務めた陸奥事業部長から賜杯贈呈を受ける。左奥は伊勢ケ浜審判部長、右奥は粂川審判部副部長(撮影・小沢裕)
宇良(左)を寄り切りで破る逸ノ城(撮影・和賀正仁)

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逸ノ城初優勝!宇良下し12勝3敗 トップで並んでいた照ノ富士が敗れ決定 外国出身15人目

逸ノ城(左)は宇良を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇24日◇ドルフィンズアリーナ

西前頭2枚目逸ノ城(29=湊)が、初優勝を飾った。本割で西前頭3枚目宇良(30=木瀬)を下し3敗を守った。星が並んでいた横綱照ノ富士が大関貴景勝に敗れたため4敗に後退し、逸ノ城の優勝が決まった。

先場所は新型コロナウイルスの影響で全休。迎えた今場所は初日から好調を維持し、6連勝するなど、一時は単独トップに立っていた。だが、7日目には大関正代、8日目には平幕の琴ノ若に連敗。その後は再び連勝街道に乗って盛り返したが、前日の14日目には明生に寄り切られて完敗。同じ星で並んでいた横綱照ノ富士にも土が付いたため首位陥落は回避。迎えた千秋楽では落ち着きを取り戻し、初優勝を手にした。

1972年名古屋場所で米ハワイ出身の高見山が外国出身力士として初の幕内優勝を果たしてから50年を迎えた節目の場所で、新たに15人目の外国出身の優勝力士が誕生。モンゴル勢としては最多を更新する8人目となった。

逸ノ城は殊勲賞も受賞。敢闘賞は新入幕で2桁10勝を挙げた錦富士が受賞した。

◆幕内で優勝した外国出身力士たち(今年5月の夏場所終了時点)

▽モンゴル 朝青龍(25回)、白鵬(45回)、日馬富士(9回)、旭天鵬(1回)、鶴竜(6回)、照ノ富士(7回)、玉鷲(1回)

▽米国 高見山(1回)、小錦(3回)、曙(11回)

武蔵丸(12回)

▽ブルガリア 琴欧洲(1回)

▽エストニア 把瑠都(1回)、

▽ジョージア 栃ノ心(1回)

▽逸ノ城駿(いちのじょう・たかし)

◆本名 三浦駿(21年9月に日本国籍取得前はアルタンホヤグ・イチンノロブ)

◆生まれ 1993年4月7日、モンゴル・アルハンガイ県。ゲルと呼ばれる移動式住居で生活する遊牧民で13歳からモンゴル相撲。

◆来日 10年に横綱照ノ富士らとともに来日して鳥取城北高に相撲留学。卒業後は鳥取県体育協会に勤務しながら同校相撲部でコーチを務め、13年全日本実業団選手権を制覇。湊部屋に入門し14年初場所、幕下15枚目格付け出しで初土俵。

◆スピード出世 所要2場所で十両昇進、同4場所での新入幕は歴代2位タイのスピード。新入幕場所で13勝し翌場所関脇に。所要5場所での新三役は歴代1位のスピード記録。

◆好きな食べ物 ケーキ、からあげ。

◆好きなアーティスト 長渕剛。

◆サイズ 192センチ、211キロ。得意は右四つ、寄り。

◆家族 両親と妹、弟。

◆愛称 イチコ。

初優勝を飾った逸ノ城(左)は新型コロナウイルス感染者が出たため休場となった八角理事長の代理を務めた陸奥事業部長から賜杯贈呈を受ける。左奥は伊勢ケ浜審判部長、右奥は粂川審判部副部長(撮影・小沢裕)
【イラスト】新型コロナ感染による各部屋の休場力士数
照ノ富士(左)は貴景勝に押し出しで敗れる(撮影・小沢裕)
宇良(左)を寄り切りで破る逸ノ城(撮影・和賀正仁)
宇良(左)を寄り切りで破る逸ノ城(撮影・和賀正仁)
宇良(左)を寄り切りで破る逸ノ城(撮影・和賀正仁)
初優勝を飾り優勝インタビューで笑顔を見せる逸ノ城(撮影・小沢裕)
初優勝を飾った逸ノ城(左)は伊勢ケ浜審判部長から優勝旗の授与を受ける。左奥から陸奥事業部長、粂川審判部副部長、藤島同副部長(撮影・小沢裕)
優勝した逸ノ城に賜杯を渡す陸奥親方(撮影・和賀正仁)
【イラスト】新入幕からスロー初V
【イラスト】名古屋場所十両以上の休場
元横綱白鵬の間垣親方(左)と初優勝を喜ぶ逸ノ城(代表撮影)
優勝パレード用の車に乗り込み、記念撮影で万歳する逸ノ城(右)。旗手は阿炎(代表撮影)
初優勝を飾り、インタビューに答える逸ノ城(代表撮影)
殊勲賞を受賞した逸ノ城(代表撮影)
名古屋場所で初優勝し、賜杯を持つ逸ノ城(代表撮影)
元横綱白鵬の間垣親方(左)と握手して初優勝を喜ぶ逸ノ城(代表撮影)

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錦富士10勝で敢闘賞「運も実力のうちかと」千秋楽相手休場の不戦勝で受賞条件満たす

北勝富士の休場で不戦勝となる錦富士(撮影・小沢裕)

<大相撲:名古屋場所>◇千秋楽◇24日◇ドルフィンズアリーナ

新入幕の東前頭17枚目錦富士(26=伊勢ケ浜)が2桁10勝をあげて敢闘賞を受賞した。

「勝てば」の条件付きで候補にあがっていたが、対戦相手の北勝富士が休場となり不戦勝で大きな白星を手にした。「素直にうれしいです。勝った相撲はしっかり当たって自分の相撲がとれたと思う。(不戦勝は)複雑な気持ちもあるが、運も実力のうちかと」と前向きにとらえた。

先場所は十両優勝。幕内でも力を発揮した。横綱照ノ富士から「(優勝)決定戦をやろう」ともちかけられていたが、それはかなわず。「自分の中で高い目標になります」。大きな自信を得て来場所に向かう。

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