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父は先代時津風親方、兄・木竜皇、弟・春雷 初土俵踏む坂本兄弟に期待の声

夏場所の新弟子検査を受ける元前頭時津海の長男の木竜皇(左)と次男の春雷(21年4月28日)

大相撲の先代時津風親方(元前頭時津海)を父に持つ長男の木竜皇(18、本名・坂本博一)と次男の春雷(16、本名・坂本正真)がそろって立浪部屋に入門し、夏場所(9日初日、東京・両国国技館)で初土俵を踏む。先月28日の新弟子検査合格を経て前相撲でデビューする予定。将来性豊かな坂本兄弟に、周囲も期待の声を寄せる。

坂本兄弟はすでに、部屋の幕下を相手に相撲を取っている。5日に報道陣の電話取材に応じた天空海は「持ち前のセンスというか、真面目ですよ。びっくりするくらい。みんな見習うくらい。自分らを見直しちゃうくらい、まじめで謙虚ですね」と2人の稽古姿勢を褒めれば、千葉・柏第二中の先輩でもある豊昇龍は「すぐ上がってくると思いますね」と早期の出世を予感。師匠の立浪親方(元小結旭豊)は「関取(明生、豊昇龍、天空海)の次の勢力になってもらうように期待しています」と期待を寄せていた。

3学年差の2人はともに名門、柏相撲少年団のOBでもある。飛躍が期待される坂本兄弟について、同少年団の監督を務め2人を指導した永井明慶氏は「(兄弟ともに)中1の時から親元を離れて努力してきた。兄弟仲もいい」と振り返る。

兄弟だが性格は違う。兄の木竜皇は「ユーモアな人間性があって、そこをつぶさないように育ててきた」と永井氏。弟の春雷は「すごく真面目で、我が強くてストイック。兄は言われたことをどんどんやるタイプだけど、弟は自分で決めたことをやり通すタイプですね。どちらにも良さがあると思います」と説明する。

先代時津風親方の時津海は、四つ身の技術が光る相撲巧者だった。2人は父と同じ右四つ。永井氏いわく「兄は“受け”が強くて、弟は“攻め”が強い」。木竜皇は父と似て組んでからの攻めが光り、春雷は前に出る力強さがあるという。

入門前の1カ月間は、同少年団の稽古に参加して角界入りの準備を進めてきた。永井氏は「2人でどんどん稽古していた。これから雑用やいろんな苦労があると思うけど、そこは兄弟でうまく苦労を“山分け”して乗り切っていってほしい」とエールを送る。

先月28日の新弟子検査を受けた坂本兄弟は「やっている人たちに目標とされるような力士になりたい」(木竜皇)、「部屋の関取たちのようなお相撲さんになりたい」と目を輝かせた。2人のしこ名が番付に載るのは7月場所となる流れ。夢への階段を上り始める。【佐藤礼征】

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朝乃山が調整「勝敗に関係なく番数を」夏場所へ13勝目標

朝乃山(2021年3月19日撮影)

大相撲夏場所(9日初日、東京・両国国技館)の初日まで3日となった6日、大関朝乃山(27=高砂)が朝稽古後に、報道陣の電話取材に応じた。

先月19日から4日間の日程で行われた合同稽古では、連日の三番稽古(同じ相手と連続して相撲を取る)で、同じ大関の正代(29=時津風)や小結御嶽海(28=出羽海)らと約60番取り、実戦感覚を磨いた。その後の部屋での稽古は関取衆不在のため連日、幕下以下の若い衆と稽古。この日は「勝敗に関係なく番数を取ろうと思って20番ぐらい」(朝乃山)取った。調整に入る時期でもあるため少なめのようだが、番付発表後は30番ほど取ったという。

2年前の夏場所は、トランプ前米国大統領から大統領杯を贈られた記念すべき初優勝。昨年の夏場所は新大関として臨むはずが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて中止。何かと縁深い場所を前に「気付けばもう大関になって1年がたちます。大関になってふがいないし、納得いかない結果になっている。大関に求められるのは優勝ですから」と、休場を除けば8場所連続2ケタ勝利中にも、さらなる向上を自分に求めた。

結果的には2ケタ勝利を挙げても、番付下位への取りこぼしで優勝争いには、なかなか加われない状況が続く。「自分より下の番付(の力士)に負けないことが大事。それを突破しても大関同士で(の対戦)も勝っていかないといけない」と本人も重々、承知のことだ。大関昇進時に先代の師匠(現錦島親方=元大関朝潮)から「13勝で優勝しなければダメだ」と言われたことも頭にあり「12番しかないので、それ以上、勝たないといけない」とクリアすべき数字も明確に挙げた。

季節がら相撲界では関取衆が、後援者らに日頃の感謝のしるしとして贈る、浴衣地の反物を作るシーズンだ。朝乃山は今年、チューリップをデザインした反物を作った。出身地・富山の名花で「地元のやつを何か入れようかなと思ってチューリップがあるので。皆さんに喜んでいただけるように、少しでも地元を入れたいと思って」と説明。夏場所初日は母の日でもあり「5月場所と(母の日が)重なるので白星を届けることが一番のプレゼント」と話すように、浴衣地の反物同様、感謝の思いを土俵上の白星とともに送る。

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元朝青龍のおい豊昇龍「スカイツリーは山じゃない」茨城から東京へ部屋移転

夏場所に向けて稽古に励む豊昇龍(日本相撲協会提供)

大相撲夏場所(9日初日、東京・両国国技館)で東前頭5枚目に就いた元横綱朝青龍のおい、豊昇龍(21=立浪)が3日、約3年半過ごした茨城・つくばみらい市の部屋から通う最後の場所に向けて「最後の場所となるので、何とか力を出し切るしかないですね」と意気込んだ。

夏場所後に部屋がつくばみらい市から、2月中旬まで常盤山部屋が使用していた東京都台東区の建物に移転する。稽古後に報道陣の電話取材に応じ「(つくばみらい市の部屋は)入門してからずっといたので。(両国国技館に)近くなるのはいいけど、自分は茨城の部屋が好きでしたよ」と話した。

自然豊かなモンゴル出身。部屋から車で1時間半ほどの筑波山(つくば市、標高877メートル)を登るのが好きだった。「関取になってからよく登りに行っていた。1カ月に1回は行ってました。トレーニングより気持ちのリフレッシュ。モンゴル人は山に登るの好きなんで。昔のことを思い浮かべる。筑波のいろんな場所はモンゴルに似ている感じがして。引っ越しても行きたいね」。移転先からほど近い浅草には、高さ634メートルの東京スカイツリーがあるが「スカイツリーは山じゃないね(笑い)」と笑い、現時点での高い関心は示さなかった。

現部屋での最後の場所は、自己最高位で役力士と対戦する可能性もある。「番付を見たとき、わくわくして早く場所始まらないかなと。体もわくわくして半端なかったです」。おじからは「アドバイスはなかったけど『立ち合い甘いな』と(言われて)、立ち合いのことを意識しました」という。目標は勝ち越し。「早くやりたい。上位倒したらどんだけ気持ちがいいかと」と興奮気味に語った。【佐藤礼征】

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明生「まずは三役に上がりたい」豊昇龍、天空海らを相手に約20番

夏場所に向けてマスクを着用しながら稽古に励む明生(日本相撲協会提供)

大相撲夏場所(9日初日、東京・両国国技館)で東前頭2枚目に就いた明生(25=立浪)が新三役への思いを語った。5日、茨城・つくばみらい市での部屋での稽古後、報道陣の電話取材に応じた。春場所では2大関撃破を含む10勝5敗で、初めての敢闘賞も獲得するなど飛躍。自己最高位に並ぶ夏場所に向けて「しっかり気持ちを強く持って自分の相撲を信じて、15日間取り切れば大丈夫。まずは三役に上がりたい気持ちを強く持っています」と意気込んだ。

左上腕の負傷で昨年初場所を休場して以降、専属トレーナーをつけた効果が出ているという。「(専属トレーナーとのトレーニングを)週4回くらい、2時間くらいやっている。相撲は動きがある中でのトレーニングなので、動きを取り入れたトレーニングだったり、そういうことを意識しながらやっている。全部(相撲に)生きていると思う」。稽古熱心で知られるが、けがをするまでは土俵外でのトレーニングに頓着していなかった。「相撲を強くなるのは相撲しかないという意識ではいたので、そこの意識、考え方が少し変わった」と明かした。

11年技量審査場所が初土俵で、夏場所から11年目となる。大関復帰を果たした照ノ富士や、幕下15枚目付け出しでデビューした日体大出身の千代大龍らが同期。中学を卒業して15歳で入門した明生は「学生の人たちに負けたくないなとずっと思ってましたね」。新弟子のとき、教習所の稽古ではレベルの高いA土俵へ勝手に乗り込んでいたと振り返る。「吹っ飛ばされていた。(相手は)学生ばっかりで。何か負けたくなかったので(A土俵に)いったんですけど、全然相手になっていなかったと思います」。元来の負けず嫌いだった。

入門から丸10年がたち、三役目前の地位まで番付を上げた。「やはり三役とかそういうことより、入門したときからずっと横綱になりたくて入ってきた。簡単なことではないが、横綱にと思ってやってきて入ってきたので、ずっと思って10年たった」。高い志を持って今後も出世を目指す。

この日は平幕の豊昇龍、天空海らを相手に約20番取って汗を流した。初日まで残り4日。「上位なので厳しい戦いになると思う。しっかり勝ち越せるように強い気持ちで土俵に上がりたい」と話した。

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響龍さん死去で対策は 相撲診療所の医師が早く駆けつけられる体制作りを

響龍さん(2020年7月21日撮影)

大相撲の土俵でアクシデントが起きた場合、日本相撲協会はどう対処すればいいのか。三段目力士、響龍の天野光稀(あまの・みつき)さんが28日に亡くなった。春場所13日目の3月26日、取組中にすくい投げを食らい、土俵に頭を打ち付けた。倒れたまま動けなくなり、担架で運ばれるまで約6分を要した。この時、何があったのか、取材をもとに振り返ってみる。

響龍さんがうつぶせに倒れた1分後、呼び出し3人によってあおむけにされた。響龍さんには意識があり、周囲からの問いかけに応じることができた。「首から下の感覚がない。(うつぶせで)息ができない」という本人の訴えがあり、体の向きを変えられた。この行為の是非を問う声もあるが、現場ではこのような事情があった。

審判長はイヤホンマイクを通じて、審判部室の横にあるビデオ室と交信。審判部はすぐに相撲診療所に電話し、医師を土俵に呼んだ。この時、審判部室にいたある親方は、こう語る。「審判部はすぐに連絡をしていた。でも、診療所と土俵は階も違うし、医師が到着するまで時間がかかった。もっとスムーズにできるよう、こういう時はどうするか練習しておくべきだったかもしれない。最善は尽くしましたが、先生が駆けつけるまで時間がかかったのは事実です」。

なぜ、土俵の近くに医師が常駐していないのか。これまで、その必要がなかったからだ。今回のように、土俵での事故が死につながるケースは記憶にない。もちろん、人命に勝るものはなく、万が一に備えた医師の常駐は力士のことを思えば最善策といえる。

ただし、運用面について、こんな指摘をする親方もいる。

「もちろん命は大事ですが、こういうケースは何十年に1度あるかないか。本場所は朝8時半から午後6時まで、15日間ある。仮に1時間交代で見守るとすれば、何人必要になるのか。ボクシングみたいに、数試合見ればいいというものではない。1年間、1度も出番がないケースもあるでしょう。これをどう考えるか。こうしなくても、やり方次第では、診療所からもっと早く先生が駆けつけることもできるはずなんです」

繰り返すが、人命に勝るものはない。この親方もそれを承知の上で、現実的な運用を探っている。医師の診断は早いほどいいが、今回の件は到着の遅れがどの程度、健康面に影響があったのか、専門家による検証があってもいい。また、響龍さんは頭を打って頸椎を痛めたとみられるが、死因は「急性呼吸不全」。当社の取材では、入院生活により肺血栓を患っていたという。取組がきっかけになった訃報だが、頭や首を痛めたことがどう影響したのか、こちらも医師らの知見を参考にするべきだろう。

春場所千秋楽の3日後となる3月31日、夏場所の番付編成会議が行われた。審判部によるこの会議で、「医師が土俵の近くにいるようにしましょう」という意見が出た。出席者によると、「(意見を)上に上げる」方向でまとまったという。ここから先は、協会役員らによる理事会での判断に委ねられる。

日本相撲協会は28日付で親方衆らに「土俵上の緊急対応講習会開催のお知らせ」と題したメールを送った。5月7日に国技館で、春日野警備本部長(元関脇栃乃和歌)を筆頭に、警備担当の親方全員、若者頭全員、呼び出しの一部が集まり、緊急事態に備えた講習を受ける。

すでに日本相撲協会はAEDの設置を各部屋に義務づけ、定期的に講習も行っている。1月の初場所中、力士が脳振とうを起こした後、審判規定の一部を変更し、力士の健康に配慮している。今回の問題は、日ごろは大相撲のニュースに触れない人たちにも目に届きやすくなるため、あえて併記しておく。

今回の訃報は、協会内にも強いショックを与えた。ある親方は「勝つために、落ちる時は手をつかないで顔から落ちろと教えてきたけど、今はそうも言えなくなってきた」とまで言う。特に若い親方衆を中心に、何かを変えていかなくてはいけないとの思いは強い。

総合的に対策を考えると、いくつか思い浮かぶ。土俵近くの医師常駐は理想だが、まずは早急に相撲診療所の医師が早く駆けつけられる体制作りをする。親方衆らは常識的な緊急事態対応を学ぶ。頭部を固定でき、体重200キロにも耐えうる担架を常備する。今回の悲報を受け、特に対戦相手の力士や、境川部屋の力士への精神的ケアも求めたい。さらには、対策がまとまった時点での、力士や相撲ファンへの丁寧な広報を願いたい。

相撲ファンの多くは協会を批判したいのではなく、力士が全力を尽くせる土俵を見ながら、安心して大相撲を楽しみたいのだ。【佐々木一郎】

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【記者の目】響龍さん死去は大相撲の未来に警鐘 頭部強打で迅速に対応を

響龍さん(2020年7月21日撮影)

<記者の目>

大相撲の境川部屋の三段目力士、響龍(ひびきりゅう)さん(本名・天野光稀)が28日午後6時20分、急性呼吸不全のため東京都内の病院で死去した。日本相撲協会が29日、発表した。28歳だった。響龍さんは、春場所13日目の取組で頭部を強打。救急搬送されて入院中だった。現役力士の死去は、昨年5月に新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全でなくなった三段目の勝武士さん以来。取組で負傷した力士が死亡するのは異例の事態となった。

   ◇   ◇   ◇

あらためてアクシデントが発生した際の協会の対応を振り返った。取組後、響龍さんはうつぶせのまま動けず、倒れてから約1分後に呼び出し3人があおむけにした。その約3分後、国技館内の相撲診療所から医師が到着。響龍さんの状態を確かめ、担架に乗せて土俵を降りて救急搬送した。一連の対応に、約6分以上の時間を要した。

協会としてはできる限りの対応をしたと見るべきか。しかし、響龍さんが6分間以上、土俵に倒れていたのは、異様な光景に見えた。医師の到着が遅くはないか、もっと迅速に対応できなかったのか、そう思わざるを得なかった。

春場所後に行われた審判部による夏場所番付編成会議では、土俵近くに医師を滞在させた方がいいのではないか、という意見が出たという。今後は日本相撲協会として対応を考えることになる。当時の取組後の対応などについて問われた芝田山広報部長は「ここでは何とも言えない。後日、まとめてお伝えできる状態にしたい」とした。相撲協会は5月7日に警備担当の親方衆や若者頭らを集めて「土俵上の緊急対応講習会」を実施する。響龍さんの死去は、大相撲の未来に警鐘を鳴らす形になった。【佐々木隆史】

【プロボクシングはドクター義務づけ】

○…プロボクシングの興行では日本ボクシングコミッション(JBC)のライセンスを持つコミッションドクターが、リングサイド最前列に着席して立ち会うことを義務づけている。レフェリーの要請があれば負傷ボクサーの診断をし、緊急事態が起こった場合は速やかに応急の処置をとる。また、ボクサーに試合を続行させることが適切でないと判断した場合は、レフェリー及びJBCに試合中止を勧告する権限もある。試合前日の計量から立ち会い、身体検査も行う。

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千代の国、ケガで気負い自制も新三役へは「もちろん、もちろん」と意気込む

千代の国(19年9月撮影)

大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)まで10日となった29日、平幕の千代の国(30=九重)が朝稽古後に、報道陣の電話取材に応じた。

3月の春場所は、8勝目を挙げ勝ち越しを決めた翌日の13日目から休場した。「右母趾(ぼし)脱臼、左肋骨(ろっこつ)骨折」の診断だった。右手親指は5日目の竜電戦で突いている途中で痛め、左脇腹は「10日目ぐらいより前から、ちょっとおかしいなという感じがあった。右手の親指が痛くて右が使えない分、ちょっと左の脇の方に負担がかかっちゃったのかなと思う」と言う。5日目に右手親指を痛めたが「ケガしてからの(相撲)内容が悪すぎる。引きとか逆転が多くなってきて、体に負担が倍以上かかって、結果的に休場となっている。まずはケガをしないということ」を先場所の反省点とした。

膝のケガで幕下以下に落ちるなど、幾度も泣かされてきた。克服するのに「少しずつ少しずつ、コツコツコツコツという感じで」と話すように、焦りや気負いを自制する大切さを自分に言い聞かせた。それは「今回のケガで、より意識するようになった。前のケガより、よりいっそうという感じで。前は『休んじゃダメ、休んじゃダメ』と無理して(本当の)心の声を聞いてあげられなかった。今は毎日、体の声を聞いてあげながら無理しないで毎日続けている」と継続の重要性を理解した。

春場所は8勝5敗2休で、1点の勝ち越しだった。それでも番付運が味方し今場所は、東前頭9枚目から西前頭3枚目と、一気に6枚も番付を上げた。最高位は4年前の同じ夏場所の東前頭筆頭で、上位総当たりは約3年ぶり。久々に、荒々しい敢闘精神あふれる千代の国らしい相撲が、幕内後半戦で見られる。「特に気負いとかはないけど、どこまで通用するのか。変に気負っちゃうとダメなので、いつも通りじゃないですかね」と自制を言い聞かせる一方、念願の新三役への思いは「もちろん、もちろんですよ。ずっと本当に、ここ何年も目標にしていることなので」と意気込みは隠せない。

愛夫人と長女との公園遊びが、つかの間の息抜きになっているという。「もうね、子どもは公園が好きなんで。出来るときは公園に連れて行ってあげています。その時は相撲のことも考えないし、息抜きになる。一緒に散歩したり」と笑いながら父親の一面ものぞかせていた。

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若隆景、20年以上磨いたおっつけで「勝ち越しを」兄の若元春らと20番

夏場所に向けて稽古に励む若隆景(日本相撲協会提供)

大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)に自己最高位の東前頭筆頭で臨む若隆景(26=荒汐)が28日、都内の部屋で申し合い稽古を行った。

報道陣の電話取材に応じ、兄で十両の若元春らと約20番取ったと説明。番付発表前に実施された合同稽古にも参加しており「合同稽古でもいい稽古が出来たと思う。これからもう少ししっかり体を作ってやっていきたい」と話した。

西前頭2枚目で臨んだ3月の春場所では、10勝して初の技能賞を獲得するなど奮闘した。しかし、同場所では関脇、小結陣が全員勝ち越すなど、番付運に恵まれずに新三役の座はつかめなかった。それでも「しっかりやろうという気持ち。番付発表があったので、また気が引き締まる気持ちです」と気にすることはなかった。また、春場所では貴景勝と正代の2大関を撃破。「慣れてきたかと言われたら分からないけど、緊張はせずに思い切ってやれると思う」と夏場所では春場所の経験を生かす。

春場所での技能賞獲得につながった強烈なおっつけは「相撲を小学1年生からやってますけど、その頃から下からの攻めというのは常日頃ずっと言われてきたこと」と20年以上磨いてきたものだという。原点を磨いた地元・福島には、春場所後に日帰りで帰省した。英気を養い「自分の相撲を取りきって、勝ち越しを目指したい」と宣言するように、2場所連続勝ち越しと今度こそ新三役の座をつかみ取る。

テッポウを打って汗を流す若隆景(日本相撲協会提供)

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朝乃山静寂の夏を盛り上げる覚悟「結果残したい」 夏場所3日目まで無観客

夏場所に向けて稽古を行った朝乃山(日本相撲協会提供)

大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)まで2週間を切った27日、大関朝乃山(27=高砂)が都内の部屋での稽古後に報道陣の電話取材に応じ、静寂の夏を盛り上げる覚悟を語った。

前日26日に、夏場所の初日から3日目までの無観客開催が正式に決定した。無観客開催は昨年春場所以来。「今まで人がいて相撲を取るのが当たり前だったけど、(昨年)3月場所無観客で取っているときは、お客さんがいない時はさみしかったですし、勝っても負けても拍手がなかったですから、改めてお客さんが大事だなと思いました」と振り返った。

前回無観客開催だった昨年春場所では大関昇進をつかんだ。「15日間出るからには、今の番付は優勝を求められますので、しっかりと結果を残したい」と意気込む。緊急事態宣言が延長しなければ4日目から観客が入る。「お客さんがいれば自分以外の力が出ると思いますし、でも、自分自身の気持ち(が重要)だと思うので集中して、目の前の一番で自分の相撲を取れるかの問題ですね」と話した。

19日から22日まで両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古は全4日間を皆勤した。大関正代、小結御嶽海ら上位陣と相撲を取り「いろんな人と稽古ができたので良かった」。上位に定着し始め、得意の右四つの形が研究されていることを自覚している。「徹底的に研究されているからこそなかなか右四つになれないというのが多分あると思う。15日間戦う相手は1人1人タイプが違いますので、それをどうやって攻めるのかを決めていかないといけないですね」と対策を練る。

夏場所は2年前の19年に平幕で初優勝をつかんだ場所。米トランプ前大統領から表彰され注目を集めた。昨年の夏場所は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止。2年ぶりの夏場所を再び飛躍の場所にする。

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正代が十両豊山と約1週間ぶりに相撲「10番ぐらいで3番ぐらい負けた」

夏場所に向けて豊山と相撲を取り調整する正代(右)(日本相撲協会提供)

大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)を、2度目のかど番で臨む大関正代(29=時津風)が、番付発表から一夜明けた27日、都内の部屋で稽古を再開した。

この日は基礎運動後、十両豊山と約1週間ぶりに相撲を取った。新型コロナウイルス感染防止のため、報道陣の入室が禁じられ、あくまでも本人の“自己申告”で「10番ぐらいで3番ぐらい負けました」。稽古場の土俵整備などで、基礎運動などで体は動かしていたが、相撲を取る稽古は久しぶりとあって「ちょっと日にちが空いたので、今日は感覚を確かめる感じで」と10番ほどに抑えた。

東京都に緊急事態宣言が発出されているため、夏場所は3日目まで無観客開催が決定。ただ、昨年は夏場所が中止になったこともあり「場所を開いていただけるだけでも、とてもありがたいと思う。開催されることをポジティブに考えていけたらと思います」と前向きにとらえた。昨年3月の大阪での春場所は全日程で無観客開催。「初めて経験したときは戸惑いで慣れない感じだったけど(今回は)初めての経験じゃないので、そこは大丈夫かなと。4日目からは、お客さんも入れると思うので、そんなに気にしてはいないです」不安はないようだ。

刺激を受ける場所になる。今場所は19年名古屋場所以来の4大関となった。「これから、さらに相撲界が盛り上がると思う。その中で優勝争いに絡んでいけたらいい」とし、とりわけ大関復帰の照ノ富士(29=伊勢ケ浜)については「一応、同い年。昔から部屋の方に出稽古に来ていただいていたので、お互いに同い年ということで意識もすると思う。お互いに負けたくない気持ちは強いかなと思う」とカンフル剤にしたい思いだ。

優勝争いの前に、まずはかど番脱出というクリアすべきことがある。「かど番を脱出しないことには、どうしようもないので、とりあえずそれを目指したい。意識しすぎて硬くなるのも良くないので、ノビノビ取れればいいと思っている」と心構えを自分に言い聞かせた。先場所、負け越した大きな要因として、立ち合いを挙げる正代。「出来るだけタイミングとか、踏み込みというか、そこらへんは徹底したい。立ち合いが良ければ、それなりの相撲になると思う」と馬力を生かすためにも、立ち合いが第一であることを再認識した様子だった。

夏場所に向けて豊山と相撲を取り調整する正代(右)(日本相撲協会提供)

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“再”大関照ノ富士「盛り上げていけば」4大関で綱取り争い活性化を

夏場所の番付発表で大関に復帰し、リモートでの会見に臨む照ノ富士(日本相撲協会提供)

大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)が大関復帰場所となる照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が、綱とり争いの活性化を誓った。

日本相撲協会は26日、夏場所の新番付を発表。17年秋場所以来21場所ぶりの地位に就き、都内の部屋で臨んだ会見で看板力士としての自覚をにじませた。横綱白鵬の休場が確実で、自身を含めた4大関が出場最高位に。横綱誕生の期待も気合十分に受け止めた。

   ◇   ◇   ◇

2場所連続4度目の優勝を目指す“再”大関場所を、綱とりの起点にする。過去3度の優勝は全て関脇以下。照ノ富士は「横綱に上がるためには、優勝に準ずる成績はずっと残さないといけない立場。毎場所優勝に絡んでいけるように頑張っていきたい」と気持ちを高めた。

貴景勝、朝乃山、正代、自身を含めた4大関の綱とりレースに注目が集まることは意識している。新横綱誕生は17年春場所の稀勢の里が最後。「しばらく横綱が誕生していない。大関陣が4人になったから、周りからの新しい横綱の誕生(の期待)がある中で挑む場所。4人で盛り上げていけばいいかなと思う」。夏場所は3日目まで無観客での開催が決定。「自分の場合はテレビの向こうで(ファンが)見ていると思って頑張っているので、特に変わらない」と淡々と意気込んだ。【佐藤礼征】

夏場所の番付発表で大関に復帰し、番付表の自身のしこ名を指さす照ノ富士(日本相撲協会提供)

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18年間「皆勤賞」の玉鷲が現役2位の673勝/夏場所新番付

玉鷲(2021年3月25日撮影)

日本相撲協会は26日、大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。現役力士の今場所達成可能な歴代10傑入りなどの記録は以下の通り(在位したことで達成済みも含む)。

【通算勝利数】

先場所、3日目から休場したものの2勝を上積みした横綱白鵬(35=宮城野)が、1172勝で歴代トップに君臨。今場所は既に休場を“表明”しており、7月の名古屋場所で更新できるか。現役2位の785勝だった横綱鶴竜(現鶴竜親方)が引退したため、現在の現役2位は玉鷲(36=片男波)の673勝。歴代10位で860勝の元関脇寺尾(現錣山親方)までは、あと187勝で、歴代10傑入りは苦しいか…。ちなみに現役3位は、西序二段94枚目の50歳力士・華吹(立浪)の670勝。単純比較は出来ないが、元横綱朝青龍の669勝を1つ上回る立派な記録だ。

【幕内在位場所数】

先場所で白鵬が、旭天鵬(元関脇=現友綱親方)を抜き歴代単独2位の100場所となり、今場所が101場所目。歴代1位の元大関魁皇(現浅香山親方)の107場所まで、あと1年、現役を続ければ並ぶ。なお、新入幕からの幕内連続在位は先場所、史上初の100場所となり、これも101場所に更新した。

【幕内出場回数】

白鵬が歴代8位の1265回だが、今場所は休場する方向で上積みは来場所以降になる。7月の名古屋場所で皆勤すれば、9月の秋場所初日に、歴代7位の安芸乃島(元関脇=現高田川親方)に並ぶ。歴代1位は、元関脇旭天鵬(現友綱親方)の1470回。

【幕内勝利数】

白鵬が1078勝で、2位の魁皇に199勝もの差をつけ歴代トップ。現役2位は玉鷲の490勝、3位は栃ノ心(33=春日野)の488勝。

【通算連続出場】

初土俵以来、無休の「鉄人記録」。歴代7位に1331回の玉鷲が入っている。04年春場所の序ノ口デビューから足かけ18年の「皆勤賞」だ。歴代6位の寺尾まで、あと28回。2場所皆勤で5位に浮上する。ちなみに1位は元関脇青葉城の1630回。

【金星獲得】

現役力士で歴代10傑(9個で三根山ら5人)入りは不在だが、ただ1人、現在8個で西前頭6枚目の逸ノ城(28=湊)に10傑入りのチャンスがあった。だが、白鵬休場で横綱戦はなし。横綱がいなければ獲得できないものだが、7個の北勝富士(28=八角)や遠藤(30=追手風)にも今後、10傑入りのチャンスがありそうだ。

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白鵬が8年8カ月ぶり一人横綱、照ノ富士昇格で4大関に/夏場所新番付

横綱白鵬(2021年3月15日撮影)

日本相撲協会は26日、大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

横綱は、鶴竜(現鶴竜親方)が引退したため白鵬(36=宮城野)だけとなった。番付上の一人横綱は12年秋場所の白鵬以来、8年8カ月ぶり。優勝制度が制定された1909年(明42)夏場所以降、一人横綱は宮城山、玉錦、大鵬、北の富士、千代の富士、北勝海、曙、朝青龍、白鵬と9人いるが、一人横綱経験者が再度、一人横綱になるのは初めてとなった。

大関は、照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が再昇進したことで、19年名古屋場所(豪栄道、高安、貴景勝、栃ノ心)以来の4大関となった。照ノ富士は17年秋場所以来、21場所ぶりの復帰。大関復帰は19年九州場所の貴景勝以来、昭和以降では11人目(栃東が2回あるため12回目)。平幕陥落後の大関復帰は77年春場所の魁傑以来で、序二段陥落後の大関復帰は史上初めて。東の序列2番目の正代(29=時津風)は今年初場所以来、2度目のかど番で臨む。

三役陣は4人。先場所、小結だった高安(30=田子ノ浦)が、7場所ぶりの関脇に復帰した(三役は4場所連続)。西の関脇は、新三役から4場所連続で隆の勝(26=常盤山)。小結は西から東に回った御嶽海(28=出羽海)が3場所連続(三役は6場所連続)、西は先場所に続き大栄翔(27=追手風)が就いた。

大相撲夏場所は、5月7日予定の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。9日の初日を迎える。

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照ノ富士が横綱へ思い「しばらく誕生していない。大関4人で盛り上げを」

夏場所の番付発表で大関に復帰し、リモートでの会見に臨む照ノ富士

大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)の番付が26日、発表された。春場所を12勝3敗で3度目の幕内優勝を飾り、17年秋場所以来21場所ぶりに大関に復帰した照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が会見に臨み、最高位横綱への思いを強く明かした。

「もう次の場所に頑張っていかないとという気持ちだけです」と話し、「やらなくてはいけない。そういう気持ちでやっています」と決意表明した。

横綱鶴竜が引退し、白鵬も右膝の手術で夏場所の休場は確定的。照ノ富士が復帰した4大関が、番付的に最上位となる。

照ノ富士は「横綱、大関は協会の看板力士で責任もある。ちゃんと対応して、ちゃんとした結果を残さないといけない」と話し、「横綱に上がるためには優勝に準ずる成績を残していかないといけない立場。毎場所、そこに絡んで優勝を目指していきたい」と力強く語った。

その意味では朝乃山、貴景勝、正代と大関陣で、最高位を目指す戦いのスタートともなる。照ノ富士は「自分のことは自分のこと。他人はいろいろあるだろうし」と話しつつ、「しばらく横綱も誕生していないし、大関4人で盛り上げられたらと思います」と綱とり争いの幕開けを意識した。

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90連敗中の力士が番付上がる珍事 勝南桜15枚上がり最高位更新

勝南桜(2021年3月撮影)

90連敗中の力士が、番付で自己最高位を更新する珍事があった。日本相撲協会は26日、夏場所の新番付を発表。勝南桜(しょうなんざくら、22=式秀)は3月の春場所から15枚上がり、東序ノ口9枚目となった。これまで自己最高だった西序ノ口15枚目から6枚更新した。

勝南桜は2019年初場所の6番相撲から90連敗中で、先場所は自身の連敗記録を更新していた。

番付は勝ち越せば上がり、負け越せば下がるのが一般的だが、例外もある。今年の春場所は新弟子検査を行ったものの、新型コロナウイルス感染予防のため、前相撲を実施しなかった。本来なら新弟子は前相撲を取り、その勝敗が次の場所で初めて載る番付に反映される。今回は前相撲がなかったが、日本相撲協会は全員を一番出世として新序出世33人と再出世4人を春場所中に発表していた。

夏場所の新番付では、この37人が全敗力士よりも下の番付に組み込まれたため、勝南桜は押し上げられるかたちで東序ノ口9枚目となった。

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朝鬼神克忠が朝鬼神閻魔、嶺刃常乃助は峰刃幾叉丸に改名/夏場所新番付

初場所の両国国技館(2021年1月10日撮影)

日本相撲協会は26日、大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。番付降下、改名、引退などの力士、年寄など協会関係者は以下の通り。

【降下】

<幕内から十両>

豊山(27=時津風)東前頭15枚目→東十両4枚目

琴勝峰(21=佐渡ケ嶽)西前頭11枚目→東十両5枚目

<十両から幕下>

矢後(26=尾車)西十両10枚目→西幕下筆頭

【改名<1>】(しこ名の上の部分)

<幕下>

中園→島津海(しまづうみ=二所ノ関)

津志田→時乃平(ときのひら=時津風)

大天馬→北勝丸(ほくとまる=八角)

<三段目>

琴粂→琴羽黒(ことはぐろ=佐渡ケ嶽)

嶺刃→峰刃(みねやいば=錣山)

横江→剛士丸(ごうしまる=武蔵川)

琴伊藤→琴拓也(ことたくや=佐渡ケ嶽)

佐々木→北勝栄(ほくとさかえ=八角)

琴進→琴大進(ことだいしん=佐渡ケ嶽)

若松永→透輝の里(ときのさと=西岩)

<序二段>

舛乃山→舛ノ山(ますのやま=常盤山)

中田→北勝岩(ほくといわ=八角)

琴長濱→琴大河(ことたいが=佐渡ケ嶽)

福井→北勝八雲(ほくとやぐも=八角)

札野→北勝大(ほくとひろ=八角)

秋山→北勝空(ほくとそら=八角)

松岡→北勝真(ほくとしん=八角)

青乃潮→北勝潮(ほくとしお=八角)

<序ノ口>

石坂→藤雄峰(ふじゆうほう=藤島)

【改名<2>】(しこ名の下の部分も含める)

朝鬼神克忠→朝鬼神閻魔(あさきしん・えんま=高砂)

嶺刃常乃助→峰刃幾叉丸(みねやいば・きしゃまる=錣山)

横江黎→剛士丸黎明(ごうしまる・れいめい=武蔵川)

琴粂貞→琴羽黒貞晴(ことはぐろ・さだはる=佐渡ケ嶽)

琴伊藤暉→琴拓也暉紘(ことたくや・あきひろ=佐渡ケ嶽)

琴進洸希→琴大進光輝(ことだいしん・こうき)

琴長濱大河→琴大河誠哉(ことたいが・せいや)

朝玉勢一嗣磨→朝玉勢大幸(あさぎょくせい・たいこう=高砂)

若松永輝透→透輝の里大(ときのさと・だい)

【改名<3>】(年寄)

錣山矩幸→錣山瑛一(しころやま・えいいち)

【引退】

舛東欧(常盤山)光源治、大勇人(以上、峰崎)斗城丸(宮城野)華王錦(東関)綾風、宙風(以上、尾車)富栄、勇富士、八百ツ富士(以上、伊勢ケ浜)播磨灘(尾上)琴今川(佐渡ケ嶽)大翔鶴(追手風)玉の星(片男波)清水(武蔵川)太田(山響)久之虎(出羽海)霧乃龍(陸奥)煌(朝日山)東照錦(錦戸)

【退職(年寄)】

時津風正博(元前頭時津海、退職勧告処分)

千賀ノ浦靖仁(元関脇舛田山=契約満了)

【停年退職(床山)】

床淀

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阿炎、幕下56枚目から49枚上昇 再十両に全勝必要か/夏場所新番付

阿炎(2021年3月20日撮影)

日本相撲協会は26日、大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

幕下以下の注目力士の1人、阿炎(26=錣山)は東幕下7枚目に番付を上げた。阿炎は昨年夏、新型コロナウイルスの感染防止のため日本相撲協会が策定したガイドラインに違反し、9月の秋場所、11月場所、今年1月の初場所と3場所連続休場の処分を受けた。処分が明け3月の春場所で土俵復帰。西幕下56枚目で7戦全勝優勝し、番付を49枚上げた。

阿炎は17年名古屋場所から守っていた関取の座を、初場所の幕下陥落で逃した。それ以来の関取復帰となる再十両には今場所、やはり先場所同様の7戦全勝が求められそうだ。

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八角部屋が所属力士最多に、閉鎖東関部屋から力士受け入れ/夏場所新番付

両国国技館(2021年1月10日撮影)

日本相撲協会は26日、大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

3月の春場所を最後に東関部屋と峰崎部屋が閉鎖されたため、部屋数は44部屋から42部屋に減少。新番付にしこ名が載った力士総数は、春場所の新弟子が多かったことから、春場所比で18人増え670人になった。部屋別、出身地別のナンバーワンはどこか…。データを紹介します。

【部屋別力士数】

長らく最多を誇った佐渡ケ嶽部屋が、1位の座を譲る格好となった。閉鎖された東関部屋から力士を受け入れた八角部屋が、春場所の24人から6人増え一気に30人となり最多となった。2位は佐渡ケ嶽部屋と九重部屋の29人。木瀬部屋と玉ノ井部屋の28人が4位タイで続く。

以下、6位境川部屋(27人)、7位高砂部屋(25人)、8位高田川部屋(22人)、9位追手風部屋(20人)と続き、ここまでが20人以上の部屋。トップ10の最後は19人の式秀部屋だ。

関取輩出では、追手風部屋(幕内5人、十両2人)、九重部屋(幕内4人、十両3人)、木瀬部屋(幕内3人、十両4人)の3部屋が7人を擁してトップ。5人の伊勢ケ浜部屋(幕内4人、十両1人)、4人の常盤山部屋(幕内2人、十両2人)がこれに続く。

力士数の最少は鏡山部屋の2人で、片男波部屋と錦戸部屋は4人の“少数精鋭”で臨んでいる。

【出身地別力士数】

ここ数年の傾向で、日本全国の人口比率に準じている順位に、ほとんど変動はない。1位は東京都の54人。以下<2>大阪府35人<3>愛知県と兵庫県が33人と、本場所開催3都府県が上位3傑に入る。以下<5>千葉県32人<6>神奈川県30人<7>埼玉県29人<8>福岡県と鹿児島県26人<10>熊本県25人と、ここまでがベスト10入り。

幾多の横綱を輩出した“相撲どころ”の北海道が22人で続く。幕内7人、十両4人とも出身地別で最多のモンゴルは20人で、ここまでが20人超え。北海道同様、やはり多くの名力士を輩出した相撲どころの青森県は春場所から2人増えて11人(18位タイ)となっている。なお47都道府県の最少は鳥取県と滋賀県の1人。福井県が3人、奈良県と和歌山県が4人となっている。

国別ではモンゴルの20人がダントツで、ブラジル、ロシア、ジョージア、ブルガリア、フィリピン、ウクライナが各1人となっている。

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照ノ富士が大関復帰、炎鵬は東十両筆頭に 幕内十両一覧/夏場所新番付

春場所を制し優勝インタビューで笑顔を見せる照ノ富士(2021年3月28日撮影)

日本相撲協会は26日、大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。十両以上の番付は以下の通り。

<東>  <西>

 【横  綱】

白  鵬

 【大  関】

朝乃山     貴景勝

正  代    照ノ富士

 【関  脇】  

高  安    隆の勝

 【小  結】

御嶽海     大栄翔

 【前  頭】  

若隆景  <1>  北勝富士

明  生 <2>  翔  猿

碧  山 <3>  千代の国

霧馬山  <4>  妙義龍

豊昇龍  <5>  阿武咲

英乃海  <6>  逸ノ城

栃ノ心  <7>  宝富士

剣  翔 <8>  遠  藤

志摩ノ海 <9>  輝  

玉  鷲 <10>  照  強

琴ノ若  <11>  千代翔馬

琴恵光  <12>  隠岐の海

明瀬山  <13>  大奄美

竜  電 <14>  千代大龍

魁  聖 <15>  翠富士

石  浦 <16>  千代丸

天空海  <17>

 【十  両】  

炎  鵬 <1>  千代ノ皇

徳勝龍  <2>  宇  良

白鷹山  <3>  東  龍

豊  山 <4>  大翔丸

琴勝峰  <5>  貴源治

松鳳山  <6>  佐田の海

常幸龍  <7>  旭秀鵬

一山本  <8>  旭大星

若元春  <9>  美ノ海

千代鳳  <10>  水戸龍

東白龍  <11>  貴健斗

千代の海 <12>  錦富士

大翔鵬  <13>  錦  木

武将山  <14>  王  鵬

春場所8日目、宇良(右)と対戦する炎鵬(2021年3月21日撮影)

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10勝若隆景&明生は新三役ならず、先場所三役全員勝ち越し/夏場所新番付

若隆景(左)と明生

日本相撲協会は26日、大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

先場所は三役が全員、勝ち越し。西前頭2枚目で10勝した若隆景(26=荒汐)、東前頭3枚目でやはり10勝を挙げた明生(25=立浪)は番付運に泣かされる格好で、それぞれ東前頭筆頭と同2枚目にとどまった。この夏場所で新三役昇進に挑戦する。同じく東前頭2枚目で9勝を挙げた北勝富士(28=八角)も西前頭筆頭で、昨年春場所以来の三役復帰を目指す。

今場所も入幕の新顔はなく、返り入幕は3人。石浦(31=宮城野)は4場所ぶり、千代丸(30=九重)は5場所ぶり、天空海(30=立浪)は2場所ぶりの、それぞれ返り入幕を果たした。

初めて関取の座をつかむ新十両昇進も不在。大翔鵬(26=追手風)が4場所ぶり、元横綱大鵬の孫にあたる王鵬(21=大嶽)は2場所ぶりに十両復帰となった。昨年九州場所以来の幕内復帰を目指す炎鵬(26=宮城野)は東十両筆頭、17年九州場所以来の返り入幕を狙う宇良(28=木瀬)は西十両2枚目につけた。

大相撲夏場所は、5月7日予定の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。9日の初日を迎える。

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