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秋山準「無茶させない」指導者兼ねてDDT正式入団

DDTと正式契約を結んだ秋山準(左)。右はノアと正式契約を結んだ武藤敬司(撮影・松熊洋介)

今月14日に行われたDDTプロレス川崎大会で、KO-D無差別級の新王者に輝いた秋山準(51)が15日、同団体へ正式に入団することを発表した。

これまではレンタル移籍の形だったが、この日に完全移籍となり、会見に出席。「少し前からオファーを頂いていたが、(14日の)タイトルマッチに勝ってから受けたいというのがあった」と経緯を明かした。

さまざまな団体に参戦してきた秋山は指導者としての役割も担う。これまでのゲストコーチからヘッドコーチに就任。CyberFightの高木社長は「(ジャイアント)馬場さんや三沢(光晴)さんの近くにいていろんなスタイルやリング周りの作法を知っている」と期待をかける。秋山自身も「技術よりも気持ちの部分の方が多い。昔みたいに受け身とかスクワット何千回という無茶はさせない。秀でたものをみんな持っている。ので生かしていきたい」と団体の歴史やスタイルを尊重した上で、若手育成を行っていく。この日は同じ傘下のノアで正式契約を結んだ58歳の武藤と合同会見。レジェンドとの対戦の可能性を問われた秋山だったが「まずはDDTでのレベルを上げる事が優先」と現時点ではそれぞれの団体での戦いに専念する。

もちろん、新王者としてベルトは守り抜くつもりだ。初防衛戦は3月28日後楽園大会で樋口和貞と対戦する。昨年12月の「D王 GRAND PRIX 2021」リーグ戦で敗れており、悔しさが残る。樋口に勝つまでは、前日奪ったベルトを巻くつもりはない。「格好悪い負け方をさせられた。しっかり勝ってから気持ち良く巻きたい」と肩にかけるだけにとどめた。「若い人に教える年齢になったが、リングの上では別。荒々しい試合になる」。納得の勝利を収め、最強ベルトを堂々と腰に巻く。

タッグマッチ・NOAH GENERATION 入場する秋山準(2021年2月12日撮影)

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丸藤正道「申し訳ない」先輩秋山と組むも気合空回り

丸藤正道(上)を仕留めてタイトルを奪取した清宮海斗(撮影・丹羽敏通)

<プロレスリング・ノア日本武道館大会大会>◇12日◇日本武道館

丸藤正道(41)がかつてノアの先輩だった秋山準(51)と組み、清宮海斗(24)、稲村愛輝(28)の若手の挑戦を受けたが、気合が空回りし、清宮に3カウントを奪われた。秋山が得意の絞め技で作ったいい流れを生かせなかった。清宮から「あんな強烈なのは初めて」という頭突きを食らい、もん絶。その後、タイガースープレックスホールドで押さえ込まれた。「秋山さんに来てもらったのに、自分が負けてしまって申し訳ない」と悔しさをにじませた。

日本武道館は、自身22年のキャリアの中でも忘れられない戦いを刻んだ場所。06年9月、GHCヘビー級の初タイトルを獲得、その時の相手が秋山だった。「個人的な思い入れがたくさん詰まった会場。15年も前になるのかと思うと、不思議な感覚と懐かしい思い」と振り返る。

00年の立ち上げ当時から所属する丸藤は、新体制となった昨年から副社長に就任。コロナ禍で緊急事態宣言の中、開始時間を早める形にはなったが、開催実現を喜んだ。体調不良で欠場した2人以外の選手が出場。「1つ1つの意味合いや感情のぶつけ合いを楽しんでもらいたい」。かつては方舟(はこぶね)の聖地と呼ばれた舞台を若い選手にも経験させた。

「自分たちがしっかり下の人間を育てられるようにしたい」。11年ぶりの聖地に立った丸藤は、力強く誓った。【松熊洋介】

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ノア2・12日本武道館カード発表「楽しんで」丸藤

2月12日に行われるノア日本武道館大会のカード発表会見で撮影に応じる丸藤正道(右)とCyberFight取締役の武田有弘氏(撮影・松熊洋介)

プロレスリング・ノアは31日、来月12日に行う日本武道館大会の対戦カード(9試合)を発表した。

全体を2部に分け、第1部では12人タッグマッチなど4試合、第2部ではGHCヘビー級選手権試合など4つのタイトルマッチを含む5試合が行われる。株式会社CyberFightの取締役副社長として会見に登場した丸藤は、所属全選手を出場させることに「初めて出場する選手もいるし、若い選手に武道館を楽しんでもらえたら」と思いを語った。丸藤にとって日本武道館は、06年9月に初めてGHCヘビー級王座に輝いた場所。「思い入れがたくさん詰まった会場。15年前になるのかと思うと、不思議な感覚と懐かしい思い」と明かした。

また、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、開始時間を従来の18時から16時半に前倒しすることも合わせて発表。「延期も考えたが、11年ぶりの日本武道館。どうしてもやりたいということで、開始時間を早めることにした」と話した。

対戦カードは以下の通り。

第1試合 斎藤彰俊、井上雅央-稲葉大樹、岡田欣也

第2試合 小峠篤司、宮脇純太、矢野安崇-大原はじめ、YO-HEY、藤村加偉

第3試合 モハメドヨネ、谷口周平-望月成晃、田中将人

第4試合 杉浦貴、桜庭和志、藤田和之、村上和成、ケンドー・カシン、NOSAWA論外-中嶋勝彦、マサ北宮、征矢学、覇王、仁王、タダスケ

第5試合(GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権) 小川良成、HAYATA-鈴木鼓太郎、日高郁人

第6試合(GHCジュニア・ヘビー級選手権) 原田大輔-吉岡世起

第7試合 丸藤正道、秋山準-清宮海斗、稲村愛輝

セミファイナル GHCナショナル選手権 拳王-船木誠勝

メインイベント GHCヘビー級選手権 潮崎豪-武藤敬司

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秋山準DDT移籍「思うことあるが男は黙って尽力」

DDTへのレンタル移籍が決まった秋山準(中央)。左はDDT高木三四郎社長、右は福田剛紀社長

全日本プロレスの秋山準(50)が7月1日からDDTプロレスリングにレンタル移籍することが決まった。27日、DDT新宿FACE大会前に秋山、DDT高木三四郎社長、全日本福田剛紀社長が会見を行い、発表した。

秋山は5月にDDTの臨時コーチに就任。以来、ゲスト参戦しながら、故ジャイアント馬場の教えをDDTの選手に授けてきた。DDTのTシャツを着て会見に臨んだ秋山は「この年になって、まだ必要としてくれるところがあるということで正直うれしかった」と移籍を歓迎。「いろいろ思うことはありますが、男は黙ってDDTに尽力させていただきます」と意気込みを語った。

DDT高木社長は、ゲスト参戦後の反響と選手の刺激が今回の移籍につながったと説明した。「いろんなものを吸収したいという気持ちが強くなり、踏み込む形で参戦してもらいたいと思った。ダメもとで秋山さんにお願いし、(全日本)福田社長にも了承してもらった」と話した。

秋山は故ジャイアント馬場の王道を継承する全日本プロレスの顔であり、前社長として団体を支えてきた功労者。全日本福田社長は今回の移籍について「痛いものがある」と明かしつつ、「秋山選手の存在は日本のプロレス界の財産。業界発展のためにも広く後進の育成に尽力していただけるという思いが強くなり、最終的な結論になりました」と合意の経緯を説明した。

秋山はこの日、大石真翔、岡谷英樹と「秋山軍(仮)」を組み、竹下幸之介、勝俣瞬馬、飯野雄貴のALL OUT軍と対戦。DDTの若きエース竹下と16年6月にタッグ戦で対戦して以来以来4年ぶりに肌を合わせた。ほぼ同じ体格の2人は最初に相対し、押し合い、エルボーの打ち合いなど力で真っ向勝負。その後も秋山がエクスプロイダーを出せば、竹下がザーヒーで返すなど緊張感のある戦いが繰り広げられた。試合は飯野が岡谷にスピアを決め、勝利した。

秋山は「でかくなったな小僧。1発1発当たりも強い」と4年ぶりの竹下の成長を実感。その上で「お前はDDTの何なんだ。それが分かったらすごい選手になる。(元DDTで現新日本の)飯伏くんのようにメジャーに行くのではなく、DDTにいてメジャーと肩を並べろ。ただ、今のままじゃダメだ。お前はDDTの何なんなのかを自分で考えろ」と発破をかけた。

この日秋山は旧入場曲「Shadow explosion」で登場した。「僕が1番カッカと前に出ていた時の曲。それでいこうと思った」と新たな門出に気持ちを込めた。

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秋山準「馬場さんから受け継がれたものをDDTに」

握手ではなく、肘タッチするDDTの高木三四郎社長(左)と全日本の秋山準(DDTプロレスリング提供)

DDTプロレスリングのゲストコーチに就任した全日本プロレス秋山準(50)が9日、DDTテレビマッチに登場し、「(ジャイアント)馬場さんからぼくに受け継がれたものをDDTにすべて教えたい」とあいさつした。

きっかけは秋山のツイートから。秋山は4月12日に「1~10までプロレスの技術を全て俺が教えたらどんなプロレスラーになるのかな…」「プロレスは正直、試合でみなさんにみせているのは6~10だと思います。それで成立するんだと思います。ですが、1~5を持っていると持ってないのはまったく違うと思います」などとツイート。それを目にしたDDTの高木三四郎社長(50)が4月中旬ごろ正式にコーチを打診した。

高木社長は「今、DDTも、プロレス界もそうなんですけど、どうしても出ていくというより、守るべき時期。であれば、うちのDDTの選手を秋山選手が培ってきた歴史と伝統、そしてプロレスの1~10を教わりたいと思った」と依頼の理由を説明。秋山は米国を拠点とする世界最大のプロレス団体WWEにゲストコーチとして招かれていたが、新型コロナウイルス観戦拡大により、渡米は延期。また、興行ができず互いの団体に時間の余裕ができたことで実現に至った。

高木社長は「こういう時期なので、渡米されていないかなと思ってダメもとでお願いしたら、引き受けていただいた。また、全日本さんの巡業のスケジュールがあり、うちも月に半分ぐらいは試合なので難しかったと思う。いまは時間に余裕がある。守りじゃないですけど、いま一度ひいて考えるのもいいかと思った。今は貪欲にプロレスを学んでいかないといけない時期。うちの選手も貪欲になってもらいたい」と所属選手の成長に期待した。

また、秋山はDDTの試合にもしばらくゲスト参戦する予定だ。気になる選手として、「以前にも当たったことあるんですけど」と、16年にタッグマッチで対戦した若きエース竹下幸之介(24)の名前を挙げた。ジャイアント馬場、四天王プロレスを体感してきた秋山はその経験を「宝」と表現。「それをこれから活躍するであろう若い選手に、DDTさんだけでなく教えたい」。機会があれば、団体問わず伝えていくとした。

高木社長は「忖度(そんたく)なく、厳しくお願いします」と秋山に手加減なしの指導を要求。2人は、感染防止のため握手ではなく、肘タッチで協力を誓った。【高場泉穂】

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全日本秋山準WWEゲストコーチ トリプルHと会談

秋山準

全日本プロレスは2日、秋山準(50)が5月12日から22日まで米団体WWEのトレーニング施設、WWEパフォーマンスセンターのゲストコーチとして招かれたと発表した。

パフォーマンスセンターで選手を指導するほか、最高執行責任者(COO)でもあるトリプルH(50)とも会談。NXT大会のテレビ収録も視察する。

WWEパフォーマンス・センターでは過去にケンドー・カシンこと石沢常光(51)、鈴木秀樹(40)、里村明衣子(40)らがゲストコーチを務めており、カシンは19年にWWEのコーチに就任した。

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中西学21年ぶり節分会「残された試合で暴れたい」

池上本門寺での豆まきに臨む中西学(左)と獣神サンダー・ライガー(撮影・小沢裕)

2月22日に引退試合を控える新日本プロレスの中西学(53)が3日、東京・池上本門寺で行われた節分会に99年以来21年ぶりに参加し、野性味あふれる豆まきを披露した。

なじみの「ホー!」ではなく、「ヤー!」と雄たけびをあげながら福豆をまき散らした中西は「こどもたちに届けばと思ったけど、飛ばない、飛ばない」と苦笑い。「これで厄払いできたから、ケガしないでしょう。思いっきり残された試合で暴れたい」と残る引退ロードへの気持ちを高めた。この日は1月5日の東京ドーム大会で引退した獣神サンダー・ライガーも参加。ライガーは「引退を決めるのは本人だけど、素質、体、残念だと思う」と中西の引退を惜しみつつも、「ベストな状態でリングにあがって、最後までプロとして頑張って欲しい」とエールを送った。

日本プロレス界の創始者故力道山が眠る池上本門寺の豆まきには、引退した選手も含め毎年多くのプロレスラーが名を連ねる。今年は他に小橋建太、武藤敬司、全日本の秋山準と宮原健斗、ノアの丸藤正道と清宮海斗、スターダムの岩谷麻優、長与千種、力道山の息子百田光雄、同孫百田力が参加した。

池上本門寺での豆まきに臨む中西(撮影・小沢裕)

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デストロイヤー杯、長男カート氏感謝「すごい日」

ザ・デストロイヤー氏の追悼セレモニーで遺影を手に顔を拭う長男カート・ベイヤー氏(撮影・加藤諒)

<プロレス:ザ・デストロイヤー・メモリアルナイト~白覆面よ永遠に~>◇15日◇東京・大田区総合体育館

3月7日に88歳で死去した元プロレスラーの「白覆面の魔王」ザ・デストロイヤーさん(本名リチャード・ベイヤー)の追悼セレモニーが開かれ、元プロレスラーの長男カート氏が、会場に集結した縁のある選手、著名人、ファンに感謝の言葉を口にした。

同興行に合わせて来日したスタン・ハンセン、ドリー・ファンクJr.をはじめ、ザ・グレート・カブキ、力道山の息子となる百田光雄、渕正信、藤波辰爾、小橋建太、秋山準らプロレスラーがリングイン。デストロイヤーさんが日本テレビのバラエティー番組「金曜10時!うわさのチャンネル!!」で共演した和田アキ子、せんだみつお、徳光和夫アナウンサーとともに10カウントゴングで追悼した。

リングに上がった父とゆかりのある人たちの名前を呼び、頭を下げたカート氏は「今日は本当にすごい日。リングに上がってくれてありがとうございます。みなさんも大田区まで来てくれてありがとうございます」と会場の観客にも感謝していた。

ザ・デストロイヤー氏の追悼セレモニーで弔事を述べる徳光和夫(撮影・加藤諒)
ザ・デストロイヤー氏の追悼セレモニーでリングに上った和田アキ子(中央)。右は長男カート・ベイヤー氏、左はドリー・ファンク・ジュニア氏(撮影・加藤諒)

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杉浦貴と拳王がN1決勝へ、武藤敬司に「負けない」

N1ヴィクトリーで決勝進出を決めた杉浦貴(左)と拳王。メインの後にリングでにらみ合う

<ノア:後楽園大会>◇9日◇東京・後楽園ホール

N1ヴィクトリー各ブロック最終戦が行われ、Aブロックは杉浦貴(49)、Bブロックは拳王(34)が16日の決勝(エディオンアリーナ大阪)へ駒を進めた。

拳王は中嶋に右のハイキックでKO勝利。杉浦はメインで潮崎の逆水平で胸に血をにじませながらも、オリンピック予選スラムで勝負を決めた。

杉浦の試合後にリングに上がった拳王は「お前を倒して、1番存在感のある男に必ずなってやる」と宣戦布告。一方の杉浦は16日大阪大会に参戦する武藤敬司、秋山準ら豪華メンバーの名を挙げ、「(メインで)そいつらに負けない戦いをしようぜ」と呼びかけた。N1覇者は、11月2日両国大会でGHCヘビー級王者清宮海斗と王座をかけて戦う。

またこの日は、来年1月4、5日に後楽園大会を開催することが発表された。両日はちょうど新日本プロレスが隣接した東京ドームで2連戦を行う。杉浦は「なんだろうね、当てていくというのは」と苦笑いしつつ、「向こう(ドーム)を選んだ人が悔しがるような試合をすればいい」と自信をみせた。

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全日本秋山準社長が退任しGM就任「令和の長州に」

握手をかわす福田剛紀新代表取締役社長(左)と秋山準新GM(撮影・高場泉穂)

全日本プロレスは10日、後楽園ホールで会見を開き、8日付で福田剛紀氏(53)が新代表取締役社長に就任したと発表した。14年から5年間社長を務めてきた秋山準(49)は現場監督にあたるGMとなる。

会見に出席した福田新社長は「社長を5年も続けていただいてご苦労も多かったと思う。若い選手も育って、みなさんに恥ずかしくない戦いをお見せできるところまできましたので、経営から肩を下ろしていただいて、現場監督という立場から秋山準の才能を発揮していただきたい」と選手を兼任しながら経営を立て直してきた秋山前社長をねぎらった。

今後は「プロレス、あるいは他団体しか見たことがない方々に全日本プロレスを知っていただいて、ファン層を広めていきたい。リング上の戦いの素晴らしさは秋山社長が今まで育ててくれた大きな資産。どこに出しても恥ずかしくない」とさらなる経営拡大を見据えた。

経営から身を引く秋山新GMは「令和の長州(力)になる」と宣言。「腕のふるいがいがある」とリングをさらに充実させて、全日本新時代を作り上げていくつもりだ。

また、大森隆男は選手業に専念するため取締役から外れ、新たに十枝利樹氏が取締役に就任した。

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青木篤志さん追悼大会、盟友佐藤ら涙の10カウント

青木篤志追悼セレモニーで10カウントゴングが鳴り、目に涙を浮かべる岡田(左)と佐藤(撮影・河田真司)

<全日本:後楽園大会>◇18日◇東京・後楽園ホール

全日本プロレスが、3日に交通事故により41歳で亡くなった青木篤志さんの追悼大会を行った。

メインでは、世界ジュニアヘビー級王者青木さんに挑戦する予定だった盟友佐藤光留(38)と、ジュニアの若手で青木さんと同じユニット「Evolution」の岡田佑介(26)の特別試合。試合をさばく和田京平レフェリーは、青木さんのカラーである青を基調にした服を着てリングにあがった。強烈なキックを見舞う佐藤に岡田がエルボーで応戦するなど食らいつくが、最後は佐藤が捕獲式腕ひしぎ逆十字固めをきめ、勝利した。

試合後にマイクを持った佐藤は「僕のプロレスの半分だった青木さんがいなくなってから、忙しい日々でした。僕がへこんでいるわけにはいかないと思って。会いにいった青木さんも『いいからリングにあがってください』、やっぱりそういう顔をしていました」と変わらぬ日々を過ごそうと努めてきた期間を振り返った。

ただ、おさえていた気持ちがあふれ出た。「青木さんがいるはずだったリングに立ったら、本当にさみしいよ。青木さーん、青木さーん、青木さーん」と涙を流しながら叫んだ。世界ジュニア王座は、保持期限の11月まで青木さんが保持したままとなる。佐藤は「譲り受けてから、ベルトを輝かせ続けます」と天国の青木さんとファンに約束した。

その後、10カウントゴングとともに会場全員で黙とう。ブルーの紙テープが大量にリングに投げこまれ、青木コールが止まない中、佐藤が遺影を高く掲げた。

秋山準社長は「どっかで見てくれていると思います。しっかり前を向いて、全日本をしっかり前に進めたいと思う」と穏やかに話した。

故青木篤志の写真を手に、観客にあいさつをする佐藤(撮影・河田真司)
試合後、涙を流す岡田(左)と佐藤(撮影・河田真司)

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事故死の青木篤志さん追悼大会開催 全日本が8月に

青木篤志さんについて会見を開いた全日本プロレス秋山準社長(撮影・高場泉穂)

全日本プロレスは11日、3日に交通事故によって41歳で亡くなった世界ジュニアヘビー級王者の青木篤志さんの葬儀がこの日、家族、近親者のみで行われたと発表した。

15日の名古屋大会から各会場で献花台を設置し、18日の後楽園大会では全試合終了後に追悼セレモニーを行う。また、8月11日の後楽園大会を青木篤志追悼大会とすることも決定した。

この日の告別式に参列した秋山準社長は会見を開き、式が滞りなく行われ、選手は諏訪魔と佐藤光留2人のみが参列したことを報告した。また、ジュニアのベルトに関しては、11月20日までの半年間、保持した状態のままにするとした。「青木がベルトを持ったまま旅立ったので半年間は持たせてあげたいという気持ちがある。ジュニアの選手はベルトがなくて盛り上げるのが大変だと思うけど、青木篤志からのジュニア選手に対する課題だと思う。ベルトがない中でどうやって盛り上げるか。青木も楽しみにしているだろうし、ぼくも楽しみにしています」と話した。

また、8月の追悼試合についても言及し「青木にゆかりのある選手、他団体含めお話をしようと思います」と、団体の垣根を越えた試合にする意向を示した。

青木篤志さん(2018年6月13日撮影)

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全日本秋山社長「ピンチの時助けてくれた」一問一答

青木篤志さんの悲報を受け、全日本プロレス道場で会見を行った秋山社長(撮影・狩俣裕三)

全日本プロレスは4日、所属選手で3日にバイク事故で亡くなった青木篤志さん(41)について横浜市内の事務所で会見を開いた。

秋山準社長(49)の主な一問一答は次の通り。

-連絡があったのはいつごろか

きのう広報に警察から連絡があり、(午前)12時すぎ、4、5分ぐらいでした。すぐに駆けつけました。最初は事故にあったということを聞いただけだったので、亡くなったとは思わず…。

-亡くなったことを知ったときは

僕が一番最初に(搬送先の病院に)着いたんですけど、まったく受け入れられないというか、そんな感じでした。

-青木さんは(ノアから)全日本に一緒にきた仲間

しっかりしないといけないと思って、過去のことは(頭に)いれずに、今まできたので、(会見前に)待っているときに、いろいろ…。(声震えて、目うるむ)あいつのことをみてきたのは俺だけだと思うので。

-青木さんはどんな存在だったか

あいつは僕と似ているところがあって、寡黙なところもあるし、急にしゃべり出すこともあるし、たぶんいろんなことに腹を立てていることもあっただろうし、それを含めて俺に似てるなとずっと思っていた。ピンチの時は、本当にぱっと現れて、助けてくれましたね。

-事故の状況をどう伝えきいているか

聞いてはいますけど、ご家族のご意向もありますので話せません。

-青木さんとの一番の思い出は

付き人をしてくれていたので、そりゃいろいろあります。2人で話すことも若いころは多かったですし、前の団体出るのも一緒でしたし、全日本に来るのも一緒でしたし、あいつは残ってくれたし。またベルト巻いて、もう1回盛り上げてくれると思ったんですけどね。

-所属選手にどんな言葉をかけるか。どう試合に臨むか

昨日の今日なのであれですけど、やっぱりファンのみなさんの前では元気で、明るく、(リングに)立たないといけない。そこはしっかり切り替えていかないといけないと思いますけど、しばらくは青木のことを考えて…。

-今後さらに全日本を大きくしていかないという思いか

あいつもそう思ってくれていたと思う。意志を受け継いでいきたい。

3日にバイク事故で亡くなった青木篤志さんの悲報を受け、全日本プロレス道場で会見を行った秋山社長(撮影・狩俣裕三)

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全日本秋山社長、元付き人青木篤志さん事故死に悲痛

青木篤志さんの悲報を受け、全日本プロレス道場で会見を行った秋山社長は、涙目で記者の質問に答える(撮影・狩俣裕三)

全日本プロレスは4日、所属選手で3日にバイク事故で亡くなった青木篤志さん(41)について横浜市内の事務所で会見を開いた。

秋山準社長(49)は、「ファンのみなさんの前で明るく立たなきゃいけない。切り替えないといけない」としながらも、しばらくは青木のことを考えて…」と涙を流した。

青木さんは3日午後10時半ごろ首都高速道路トンネル内で倒れているところを発見され、約1時間後搬送先の病院で息をひきとった。午後10時からは、ニコニコプロレスチャンネルの月1の番組「青木篤志の『毒演会』」に出演する予定だった。同番組の関係者によれば午後10時になっても姿を見せなかったため、別の映像を流したという。何らかの理由で時間に遅れ、急いで向かった可能性がある。秋山は、連絡が入ったのは午前0時すぎだったと明かし、「最初は事故に遭ったということを聞いただけで、亡くなったとは思わず…。僕が(病院に)一番最初に着いた。全く受け入れられないというか、そんな感じでした」と前夜の状況を振り返った。

青木さんは05年に自衛隊からノアに入団し、秋山の付き人を務めた。12年末には秋山とともにノアを離れ、全日本に移籍した。2週間前の5月20日に4度目の世界ジュニアヘビー級王者となったばかりで、18日の後楽園ホール大会で、佐藤光留相手に初防戦を行う予定だった。秋山は「付き人をしてくれていたので、いろいろありました。2人で話すことも多かった。また、ベルトを巻いて盛り上げてくれると思ったのですが」と目を潤ませながら青木さんへの思いを語った。

通夜、告別式は未定。今後遺族の意向を尊重した上で、青木さんとのお別れの場を設けるか決めるという。

青木篤志さん(2018年6月13日撮影)

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渕正信「幸せ」デビュー45周年記念試合で勝利

川田(右)と記念撮影する渕(撮影・中島郁夫)

<全日本:横浜大会>◇24日◇横浜文化体育館

渕正信(65)がデビュー45周年記念試合を勝利で飾った。

大森隆男と組み、秋山準、百田光雄組と対戦。秋山にドロップキックを決め、最後は百田に首固めと、年齢を感じさせないファイトで会場を沸かせた。

74年のデビュー以来全日本一筋。日本プロレス史上でもそれだけ長く一団体に所属しているのはまれで、花束贈呈に訪れた川田利明から「45年やっているレスラーはたくさんいるが、一筋45年は渕さんだけ。ギネス申請を」と勧められた。

渕は「秋山にドロップキックが当たったので、そっちの方がうれしいね」とギネス申請にはこだわらない様子。50周年はどうかとの問いには「うーん、難しいだろうね。45年やってこられただけ幸せ。もう少しは頑張ります」と謙虚に話した。

百田(右)にエルボードロップをぶち込む渕(撮影・中島郁夫)

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渕正信65歳まだ盛ん 70歳百田に反則グーパンチ

試合後に苦痛の表情を浮かべる渕正信

<全日本プロレス:後楽園大会>◇7日◇後楽園ホール

渕正信(65)がデビュー45周年記念試合を行った。

記念の6人タッグに、渕は大森隆男、西村修と組み、相手方に70歳でデビュー51年目の百田光雄や秋山準、ウルティモ・ドラゴンが顔をそろえた。

渕は、百田とともに先発で出ると、いきなりヘッドロックで抱え込み、和田京平レフェリーの見えないところで反則のグーパンチ。百田に「グーだろう」と迫られても、平然と「パー」と受け流し、ファンから喝采を受けた。その後は百田の激しいチョップの連打に防戦一方。それでも、腰を押さえ、ときにはマットにへたりこみながら、ウルティモ・ドラゴンを3回、秋山準を1回、ボディースラムで投げ付け会場を沸かせた。5年前の40周年記念試合では成功させたドロップキックは、相手がロープに腕を引っかけ、はね返ってこなかったため2度とも不発。最後は秋山のエクスプロイダーに沈んだ。「記念試合なんてもんじゃないよ。最後にあんな強烈なワザくらっちゃうし。でも、キャリア51年目の百田さんのチョップはすごかったね。オレも頑張りたい」と、1つの団体で現役のまま45周年という大記録を打ち立て、意気盛んだった。

渕正信(左)と公開スパーリングを行い苦悶の表情をみせる天龍源一郎(1976年撮影)

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秋山、関本組が勝ち点2も「加減考えろ」ほろ苦結末

最強タッグリーグでKAI組を破り勝ち点2を獲得した秋山準(左)関本大介組

<全日本:後楽園大会>◇13日◇後楽園ホール

秋山準、関本大介組が、KAI、真霜拳號組を破り、勝ち点2を獲得した。

「優勝するために関本と組んだ」という通り、大日本から参戦の関本が、パワーでチームを引っ張った。最後は、秋山がKAIにリストクラッチ式エクスプロイダーに入ると、その後ろから関本が秋山ごとブレーンバスターで投げ飛ばし、勝利が決まった。

投げ飛ばされた秋山は、技は決まったもののフラフラ。何とかKAIをフォールした。

試合後のインタビューでは関本が「投げろ、というから投げました」と謝罪すると秋山は「あんなに上まで投げろと言ってない。加減を考えろ」と苦笑。それでも「これでもういける」と手応えを感じていた。

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棚橋、秋山ら出場 ジャイアント馬場没20年興行

棚橋弘至

ジャイアント馬場没20年追善興行は来年2月19日、東京・両国国技館で開催される。1日、同大会実行委員会から第1弾の出場選手が発表され、新日本プロレスの棚橋弘至、本間朋晃、鈴木軍のタイチ、金丸義信、全日本プロレスの秋山準、宮原健斗、大森隆男、渕正信、大日本プロレスのグレート小鹿、関本大介、ノアの丸藤正道らの参戦が決定。また馬場さんと直弟子となる太陽ケア、馬場元子夫人が全日本社長時代、ターメリック・ストームとして活躍した宮本和志、橋本友彦の出場も決まった。

なお大会実行委員会は新日本プロレスの坂口征二相談役、天龍源一郎、全日本の秋山準社長らが名を連ねている。

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秋山準 リー戦で左ひじ骨折、シリーズ欠場

秋山準

全日本プロレスは18日、秋山準(48)が左ひじ骨折のため、21日以降の今シリーズを欠場すると発表した。

秋山は17日の後楽園大会の王道トーナメント1回戦で、ジェイク・リーに敗れた際に痛めたという。「左橈骨(とうこつ)頸部(けいぶ)骨折」と診断された。

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ジェイク・リー大金星!秋山準破り「自信になった」

王道トーナメント1回戦で秋山にシングルで初めて勝利したジェイク・リー

<全日本:後楽園大会>◇17日◇後楽園ホール

王道トーナメント1回戦で、ジェイク・リー(29)が秋山準を破る大金星を挙げた。

2年ぶり2度目の出場となるリーは、秋山と壮絶な膝蹴り合戦を展開。場外では秋山の非情な膝攻撃を受け、終始攻められたが、カウンターの膝蹴りで逆転。最後もランニングニー2連発で勝利した。

192センチ、105キロと恵まれた体格も、デビューした11年に引退。プロレスへの思いが断ちきれず15年に再デビューした。エース候補としての期待からか、秋山から前哨戦では何度もダメ出しをされ、厳しい戦いに耐えてきた。

シングルで秋山に初めて勝ったリーは「まだまだ認められたとは思っていないが、自分が認められる過程が、すごくうれしかったし自信になった」と話した。2回戦では宮原健斗と対戦する。宮原については「あの人はずっと1人で戦っている気がするから、ここでオレが行かないと」と思いを語った。

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