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ひめかが舞華とタッグでスターダム加入後初タイトル

ゴッデス・オブ・スターダム選手権 タイトルを奪取して喜ぶ舞華(左)とひめか(撮影・丹羽敏通)

<スターダム後楽園大会>◇14日◇後楽園ホール

ひめか(23)が舞華とのタッグでゴッデス・オブ・スターダム選手権を制し、団体加入後、初のタイトルを手にした。

「デカいやつの倒し方はデカい私が一番知っている」。172センチのひめかは終盤、意識もうろうの中、170センチのプレストリーのカミゴェをかわし、丸め込んで逆転の3カウント。「とっさに出た判断が当たった。自分の弱点が丸め込みなので、本当に危ない時には出そうと思っていた」と体が自然と反応した。勝利の瞬間、雄たけびを上げながら大きなガッツポーズ。3度目の挑戦でようやく手にした悲願のベルトに涙があふれた。「やっと取れた。ファンからもそろそろ取ってよ、と言われていた」とホッとした表情を見せた。

多くの人に勇気や喜びを届けたベルトとなった。岩手出身のひめか。13日夜に東北地方を中心に発生した地震に心を痛めた。現在家族は住んでいないが、高校時代の友人たちから無事の報告を受け、一安心。「初めてのベルトを届けることができて良かった」と目を細めた。

さらにこの日は「バレンタインスペシャルデー」と題して行われた。コロナ禍でチョコを配ることはできない分、試合前から「(ファンに)この甘いベルトをプレゼントしたい」と発信していた。メインの試合で勝利し、締めのマイクパフォーマンスを任されたが、まさかのスルー。「興奮しすぎて忘れちゃいましたね」とおどけた。

昨年6月の移籍後、周りのプロ意識の高さに驚いた。「責任感を持たないと」とジュリアに付き添ってもらうなどして体重を10キロ以上落とし肉体改造。今年1月には新日本の前座として、東京ドームのリングにも立った。それでもベルトは遠く、後から入ってきた白川・ウナギに先に奪われる屈辱を味わった。

ようやく目標だったベルトに届いたが、3月の日本武道館大会での挑戦を表明した刀羅と鹿島から「(肉体改造が)中途半端」と挑発され激高。「豚とモヤシには言われたくねえよ。あと2週間でやってやる」と言い返し、苦手な筋力トレーニングに取り組むことを誓った。2週間で強靱(きょうじん)な肉体を作り上げ、王者として日本武道館で迎え撃つ。【松熊洋介】

ゴッデス・オブ・スターダム選手権 チャンピオンチームのビー・プレストリー(上)をバックブリーカーで攻める挑戦者チームのひめか(撮影・丹羽敏通)

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なつぽい初ベルトお預け「目標は諦めていない」

小波(下)に技をかけるなつぽい(右)とひめか(撮影・鈴木みどり)

<スターダム:日本武道館大前夜祭>◇30日◇東京・ベルサール高田馬場

初のベルトはお預けとなった。ゴッデス・オブ・スターダム選手権で、なつぽい(25)が、ひめか(23)とタッグを組み、初のタイトルマッチに挑むも、小波、プレストリー組に敗戦。終盤、プレストリーに椅子でたたかれ、小波にアームロックを食らい、ギブアップ。エンドレスワルツやダイビング・ボディープレスで小波をあと1歩のところまで追い詰めたが、終始劣勢の展開に「本当に悔しい」と肩を落とした。

試合後小波からは「夢を見るのはもうおしまい。ジ・エンド」と罵倒された。さらにパートナーのひめかが「私にはもう1人パートナーがいる」と舞華を引き連れ、再挑戦を表明。自分のふがいなさで招いた結果になつぽいは「仕方ない」と受け入れるしかなかった。

昨年からスターダムに参戦。アイドルとの両立から、今年はプロレス中心に活動していくことをきめた。今月17日に正式に入団。「頂点を取るために来た。命をかけて全力で打ち込む」と意気込んでいたが、実力者がそろうスターダムの厚い壁に跳ね返された。

所属ユニットのドンナ・デル・モンド(DDM)は、今年の目標を「タイトル総なめ」と位置付ける。昨年女子プロレス大賞を受賞したジュリアを筆頭に、この日SWAを防衛した朱里と勢いのある選手がいる中、取り残されるわけにはいかない。「目標は諦めていない。気持ちを切り替えてハイスピードで頑張っていきたい」。150センチ、47キロのなつぽいが大きなタイトルをつかむため、挑戦を続ける。【松熊洋介】

ビー・プレストリー(中央)から椅子で殴られるなつぽい(右)。左は小波(撮影・鈴木みどり)
小波(右)とビー・プレストリー(左)から蹴りを食らうなつぽい(撮影・鈴木みどり)

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ビッグダディ娘の林下詩美、意識もうろうベルト死守

舞華(左)に張り手を見舞う林下詩美(撮影・滝沢徹郎)

<スターダム:10周年記念日大会>◇17日◇東京・後楽園ホール

ビッグダディ三女こと林下詩美(22)がワールド・オブ・スターダム選手権で舞華の挑戦を退け、2度目の防衛に成功した。「(舞華が)本当に強くて、てこずっちゃった。でも赤いベルトのチャンピオンだし、負けられないと。最高の相手と戦って赤いベルトの価値も上がったと思う」とかみしめた。

最高峰の赤いベルトを守り抜いた。小技やテクニックではなく、力と力でぶつかり合った。絞め技で意識がなくなりかけても立ち上がり、攻撃を続けた。最後は相手を持ち上げ、BTボムからの片エビ固めで勝利した。

昨年1月は、デビュー2年目までが挑戦できるフューチャー・オブ・スターダムのベルトを舞華と争っていた。1年で最高のタイトルを奪い合うまでになり「時の流れの早さを感じた。スターダムと自分の未来への明るさが伝わったと思う」。お互いの成長を感じながら、力勝負を制した。

試合後には3月3日の日本武道館大会での防衛戦に、同じユニットの上谷沙弥が挑戦を表明。普段からタッグを組み、よく知る相手。近くで成長する姿を見てきた。以前から「対戦したい」と言い寄られていたが、この日、正式に要請を受けた。「私に勝ったこともない、フューチャーのベルトも取れなかった。そんな上谷だけど、武道館で2人で最高の試合ができる自信はある」。悩み抜いた結果、受けて立つことを決めた。

スターダムを支えてきた岩谷からベルトを奪ってから3カ月。「林下詩美が持っているから挑戦したい、と思えるベルトにする」との思いで21年を迎えた。5日には、昨年セコンドで出場できず涙した東京ドームのリングに立ち、チャンピオンとしての勇姿を見せた。「私が作っていくスターダムを楽しみにしていてください」。王者の風格が漂ってきた林下が武道館でも躍動し、新時代を築き上げていく。

舞華(上)にBTボムを見舞う林下詩美(撮影・滝沢徹郎)
舞華(左)にラリアットを見舞う林下詩美(撮影・滝沢徹郎)
舞華(右)を攻める林下詩美(撮影・滝沢徹郎)
試合後、上谷沙弥(左)の挑戦を受けた林下詩美(撮影・滝沢徹郎)
防衛に成功しポーズを決める林下詩美(撮影・滝沢徹郎)

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新日ドーム大会に岩谷ら出場「温かく迎えてくれた」

今年最後の大会を終え、ファンにあいさつをする岩谷麻優(中央)(撮影:松熊洋介)

来年1月5日に行われる新日本プロレス東京ドーム大会「WRESTLE KINGDOM」のダークマッチで行われる、女子プロレス団体スターダムの対戦カードが決まった。

同団体の出場は、今年の1月4日に続き、2年連続で、今年は2試合が行われる。カードは以下の通り。

▽第0-1試合 AZM、上谷沙弥、林下詩美組-なつぽい、ひめか、舞華組

▽第0-2試合 中野たむ、岩谷麻優組-朱里、ジュリア組

2年連続の出場となる岩谷は「男子の団体のファンだから、アウェーだと思っていたけど、温かく迎えてくれた。今年は10人も出るので、みんなに知ってもらえるようなプロレスを見せたい」と話した。また、初出場となる林下は「もともと好きで東京ドームに見に行っていた。その会場でベルトを持って戦えるのがうれしい」と喜んだ。

今年最後の大会を終え、ファンにあいさつをするスターダムの選手たち。中央は岩谷麻優(撮影:松熊洋介)

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舞華「トップに」ひめか「大暴れを」スターダム入団

スターダム入団を発表したひめか(左)と舞華

女子プロレス団体スターダムは26日都内で会見を開き、舞華とひめか(23)の入団を発表した。

柔道で実業団チームに所属していた舞華はジャストタップアウトに入団し、昨年5月にデビュー。その後、スターダムに定期参戦し、ジュリア率いる「ドンナ・デル・モンド(DDM)」にも加入していた。

舞華は移籍の理由について、「(DDMの)ジュリア、朱里、ひめかの3人から刺激をもらって、このままじゃだめだという強い気持ちが芽生えた」と説明。プロレス界入りを導いてくれたジャストタップアウトのTAKAみちのく代表にも背中を押され、8月1日付での正式入団が決まった。

会見に同席したTAKAは「まだまだ大きくなる選手。いずれは世界に羽ばたく選手になってくれたら」とエール。舞華は「赤と白のベルトを取って、スターダムのトップに立ちたいと思います」と目標を語った。

ひめかは、元アイドルグループ「スルースキルズ」のメンバー。17年に同グループの解散を機にプロレスラーに転向。同12月に有田ひめかのリング名でデビューした。以来、アクトレスガールズに所属し活動していたが、今年3月末で退団。6月からスターダムに参戦していた。ひめかは「もっともっと大暴れしていきたいなと思いますし、ひめかという名前を日本中、世界中に伝えられるように頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」と力強く宣言した。

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