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白鵬と鶴竜が合同稽古参加へ ともに4場所休場中

横綱白鵬(左)と鶴竜

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は19日、大相撲初場所を休場した横綱白鵬と横綱鶴竜が、20日から東京・両国国技館の相撲教習所で行われる合同稽古に参加することを明かした。報道陣の電話取材で明かした。

両横綱は昨年11月場所後に横綱審議委員会(横審)から「注意」の決議を下されていたが、白鵬は初場所前に新型コロナウイルスに感染し、鶴竜は腰痛により同場所を休場した。同場所後に予定していた横審に注目が集まっていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催は延期。いまだ開催されていない。

大阪から東京に開催地が変更となった春場所(3月14日初日、両国国技館)ではまず、両横綱の出場可否に注目が集まる。ともに4場所連続休場中。鶴竜にいたっては、師匠の陸奥親方(元大関霧島)が初場所の休場が決まった際に「本人も来場所、引退を懸けて1日も早く稽古できる体を作って頑張ります、ということ」と話していたなど、土俵に上がれば進退を懸けて臨むことになる。ともに厳しい状況に置かれている。

合同稽古には大関朝乃山や、小結高安、小結御嶽海らも参加予定。また、新型コロナに感染した白鵬と同部屋で初場所の全休措置がとられた十両石浦、同場所前に部屋での集団感染が発生して同場所の全休措置がとられた、荒汐部屋の平幕の若隆景と十両若元春も参加予定となっている。

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休場力士の番付、幕下据え置き 関取は公平性保つ

日本相撲協会の審判部が27日、東京・両国国技館で3月の春場所の番付編成会議を行い、新型コロナウイルスの影響で初場所を全休した力士65人の番付の扱いについて協議した。電話取材に応じた伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)は、幕下以下の力士については据え置きの救済措置をとったことを明言した。

一方で、十両以上の関取については「関取衆に関しては休んだ力士全員の公平性を保ちながら番付を作成しました、ということですね。据え置きがどうかを言うと誰かの番付が分かってしまう。誰かが割を食ったりとかではなく、全員を公平にして番付を決めたということです。そういう言い方しかできません」と話すにとどめ、番付据え置きの措置をとったかどうかは明言しなかった。

日本相撲協会は、本場所直前に約900人の協会員を対象にPCR検査を実施した。九重部屋の平幕の千代翔馬や十両千代鳳、友綱部屋の幕下以下の力士の計5人の新型コロナ感染が発覚。年末から年始にかけて集団感染が発生した荒汐部屋、感染が判明した横綱白鵬が所属する宮城野部屋を含む4部屋の全力士65人が、初場所を全休する措置がとられていた。

また、審判部は、本場所中での力士らの脳しんとうの対応についても協議した。初場所9日目の幕下取組、湘南乃海-朝玉勢戦。最初の立ち合いは、手つきが不十分だったとみられ、行司が「待った」をかけた。しかし、頭同士がぶつかり合い、湘南乃海がフラフラになって立てなくなった。審判団が協議した後、本人の意思を確認して、取組をやり直し。湘南乃海が勝った。

この事象について、伊勢ケ浜審判部長は「今回のように著しく相撲が取れない場合、相撲を止めてみんなで協議して相撲を取らせるか、取らせないか協議して決めるということになった。勝負の前に力士が相撲を取れない、取っては危険だというのを審判部の人たちが判断した場合は不戦敗になる。それを勝負規定に加えようということで話がまとまった」と説明した。現状は協会執行部に報告している段階だといい、春場所前には正式決定するという。

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感染の荒汐部屋力士らと幕内格行司の木村元基が退院

幕内格行司の木村元基(2020年9月27日撮影)

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は初場所7日目の16日、新型コロナウイルスに感染した荒汐部屋に所属する力士ら全協会員と、幕内格行司の木村元基(52=湊)が16日までに退院したことを明かした。

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初場所初日は幕内3番減、十両5番減 編成大忙し

大相撲初場所の土俵祭りに臨む八角理事長(撮影・小沢裕)

異常事態の中で10日初日の大相撲初場所(東京・両国国技館)を迎える。日本相撲協会は9日、協会員878人を対象に実施した新型コロナウイルスのPCR検査の結果を発表。九重部屋の西前頭13枚目千代翔馬(29)、西十両5枚目千代鳳(28)、幕下以下の力士2人、友綱部屋の幕下以下の力士1人の計5人の感染が判明した。協会は直近で力士らの感染が判明した宮城野部屋、荒汐部屋、湊部屋を含む計5部屋に所属する親方や力士らの初場所全休を決定。新型コロナの影響で、関取15人を含む力士65人が休場となった。

取組編成を担う審判部も休場力士の続出で対応に追われた。PCR検査の結果を待つため1日遅れで初日、2日目の取組編成会議を開いた。感染者と濃厚接触者が大量に判明し、本来は21番ある幕内は18番に、14番ある十両は9番となるなど取組数が縮減。10日の取組開始は通常の場所初日より大幅に遅い午前9時50分となった。電話取材に応じた伊勢ケ浜部長(元横綱旭富士)は「結構(休場者が)多いので割は難しいけど、つくっていかないといけない」と、緊迫感を漂わせた。大関貴景勝の綱とりについては「そのときの流れ。結果を見てから決める」と慎重に言葉を選んだ。休場力士の番付措置は場所後の27日に行われる番付編成会議で話し合う。

伊勢ケ浜審判長(2020年7月22日撮影)

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千代翔馬ら5人感染 関取15人含め力士65人休場

千代翔馬(18年4月24日撮影)

日本相撲協会は9日、親方や力士ら協会員約900人に対して実施した新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査の結果について、九重部屋の西前頭13枚目千代翔馬、西十両5枚目千代鳳、幕下以下の力士2人、友綱部屋の幕下以下の力士1人の計5人の感染を発表した。また、陽性者及び濃厚接触の可能性がある協会員の初場所(10日初日、東京・両国国技館)休場を発表。休場者は以下の通り。

▽九重部屋

親方 九重親方(元大関千代大海)

幕内 千代の国、千代大龍、千代翔馬

十両 千代丸、千代ノ皇、千代鳳、千代の海

幕下 千代嵐、千代栄、千代の勝、千代大豪

三段目 千代雷山、千代大牙、千代天冨、千代虎、千代大宝、千代北海

序二段 千代太陽、千代大光、千代烈士、千代剣、千代大和、千代泉志、千代煌山、千代青梅、千代大聖

序ノ口 千代天照

行司 木村龍之助

床山 床岳、床九

▽友綱部屋

親方 友綱親方(元関脇旭天鵬)、大島親方(元関脇魁輝)、玉垣親方(元小結智ノ花)

幕内 魁聖

十両 旭秀鵬、旭大星

幕下 魁ノ隆、旭日松、魁鵬

三段目 春日龍、魁錦

序二段 旭鵬山、旭天稜、魁ノ若、旭丸

行司 式守友和、式守友太郎

床山 床幸

▽荒汐部屋

親方 荒汐親方(元前頭蒼国来)

幕内 若隆景

十両 若元春

幕下 荒篤山、若隆元

三段目 飛騨野、寛龍、常川

序二段 綿谷、丹治、廣瀬

行司 式守一輝

床山 床仁、床光

▽宮城野部屋

親方 宮城野親方(元前頭竹葉山)

幕内 白鵬

十両 石浦、炎鵬

幕下 宝香鵬、北青鵬

三段目 大ノ蔵、斗城丸、絢雄、美

序二段 千鵬、石井、當眞、樹龍、海猿、黒熊、竹丸

行司 式守誠輔

床山 床竣

▽湊部屋

行司 木村元基

新型コロナの影響により、関取15人を含めた力士65人が休場する事態となった。

電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「お客さんの安全、安心のために検査した。各部屋の接触は見られなかった。部屋だけで抑えられたのが良かった。1都3県で感染者が爆発的に増えている。見切り発車をして開催していたら、感染者が場所中に出てクラスターが発生しかねない状況だった。(検査は)いい判断だったと思う」と検査結果を振り返った。本場所開催中に感染者が出た場合については「一刻も早く封鎖していくしかない。取組は濃厚接触者に当たらないと専門家の先生も言っていた」と説明した。

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試練の初場所、途中での無観客開催や中止も視野に

両国国技館の外観(2020年5月4日撮影)

異常事態の中で10日初日の大相撲初場所(東京・両国国技館)を迎える。日本相撲協会は9日、協会員878人を対象に実施した新型コロナウイルスのPCR検査の結果を発表。

九重部屋の西前頭13枚目千代翔馬(29)、西十両5枚目千代鳳(28)、幕下以下の力士2人、友綱部屋の幕下以下の力士1人の計5人の感染が判明した。協会は直近で力士らの感染が判明した宮城野部屋、荒汐部屋、湊部屋を含む計5部屋に所属する親方や力士らの初場所全休を決定。新型コロナの影響で、関取15人を含む力士65人が休場となった。

    ◇   ◇   ◇

新型コロナの大波に、角界ものみ込まれた。政府からの緊急事態宣言を受けた7日に急きょ、実施が決定した大規模PCR検査で5人の感染が判明。現段階で全員無症状だというが、初場所に及ぼした影響は計り知れなかった。年末から年明けにかけて荒汐部屋で力士ら計12人の集団感染が判明し、4日には幕内格行司の木村元基、5日には横綱白鵬が感染。その後、木村元基と白鵬が所属する部屋の力士らにPCR検査を実施するも全員陰性だった。

しかし、協会は「濃厚接触の可能性がある」として、陽性者が出た5部屋に所属する親方や力士らの初場所全休を決定した。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「各部屋の接触は見られなかった。部屋だけで抑えられたのが良かった。見切り発車をして開催していたら、感染者が場所中に出てクラスターが発生しかねない状況だった。(検査は)いい判断だった」と検査結果を振り返った。

腰痛で休場する横綱鶴竜を含め、初日から16人の関取が休場するのは戦後最多の異常事態。それでも協会は有観客での初場所開催に踏み切った。しかし、協会内では中止も視野に入れていたという。尾車事業部長(元大関琴風)によると、8日に行われた臨時理事会で中止を含めた判断を八角理事長(元横綱北勝海)に委ねていたという。同事業部長は「もっと(感染が)広がっていたら開催中止というのもあり得たと思う」と明かした。

10日からの15日間で、協会員の中から新たに感染者が判明する可能性は十分にある。尾車事業部長は「もちろん理事長の頭の中ではあると思う」と、場所途中での無観客や中止も視野に入れている。しかし、判断基準は設けずに感染状況を注視しながら、専門医の意見を参考に判断する。

新型コロナの影響で65人の力士が休場することになった。土俵上の寂しさは否めない。尾車事業部長は「幸いにも3大関、幕内の上位がみんな元気で出場できる。休んでいる力士の分もどうかいい相撲を見せてもらいたい」と切に願った。試練の初場所が、いよいよ幕を開ける。【佐々木隆史】

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感染白鵬所属の宮城野&荒汐部屋 出場可否は9日に

芝田山広報部長(2020年4月3日撮影)

日本相撲協会は8日、都内で臨時理事会を開き、1日あたりの観客数の上限を5000人として初場所を開催することを決めた。

当初は両国国技館の収容人数の約1万600人の半分にあたる、約5300人を上限としていた。しかし、緊急事態宣言を受けて5000人に変更。また、会場内でのちゃんこ販売の中止、グッズの売店を分散させるなどの感染防止対策を決めた。電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「これまで以上の感染防止策を講じた上で安心安全な大相撲観戦にする」と話した。

7日に急きょ、実施を決めた協会員約900人へのPCR検査の結果は、まだ判明していない。芝田山広報部長によると、この日中には判明する見込み。年末から年明けにかけて新型コロナウイルスの集団感染が発生した荒汐部屋や、感染した横綱白鵬が所属する宮城野部屋の力士らの出場は、9日にあらためて判断するという。「協会全体の状況を把握しないことには進んでいかない。感染症の先生方と執行部で話し合って、対応を決めて取組編成に入る」と検査結果を確認し、初場所初日前日の9日に取組編成会議を開くとした。

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御嶽海「ドキドキする」全員PCR検査で心境を吐露

初場所に向けて稽古を行う御嶽海

大相撲初場所(10日初日、東京・両国国技館)で関脇から陥落した小結御嶽海(28=出羽海)が8日、都内の部屋で稽古を行った。電話取材に応じ、自身の状態について「始まってみないと分からない」と話すにとどめたが「目標は2桁。8勝じゃ物足りない。2桁を狙っていきます」と意気込んだ。新年最初の場所を、大関とりの起点とする。

新型コロナウイルス禍で東京都を含む1都3県で緊急事態宣言が発令された。初場所開催に向けて角界でも危機感が高まる中、この日は約900人の全協会員がPCR検査を実施。御嶽海も稽古前に検査キットを提出した。「ドキドキしますね。接触はしてないものの、なってたら今までやってきたことが意味ないなっていう」と心境を吐露。初場所も2日後に迫っているだけに、緊張が走る。

年末から年明けにかけて荒汐部屋で集団感染が、5日には横綱白鵬の感染が判明した。角界でも感染者が出ているが「(気持ちの乱れは)一切なく、自分のことだけを考えて」ときっぱり。平常心で場所に臨む。

昨年12月25日に28歳の誕生日を迎えた。「もう気づいたら28。入門して6年、むちゃくちゃ早かったなと思う。本当、ぐずぐずしてられない年になったので。しっかり目標もってやっていきたい」と気持ちを高めた。

初場所に向けて稽古を行う御嶽海

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大相撲初場所へ親方衆や力士ら全員にPCR検査実施

両国国技館の外観(2020年5月4日撮影)

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が7日、一部を除いた親方衆や力士ら約900人の協会員に対して、新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査を実施することを明かした。電話取材に応じた芝田山広報部長は、この日の執行部による定例会議で決定したと説明。10日に初場所(東京・両国国技館)初日を控えており「相撲を支えて頂いている方々への信用と信頼をかねて、みんなで受けることになった」と検査理由を話した。

昨年の11月場所以降、角界で感染の渦が拡大している。同年12月に立浪部屋で力士11人の集団感染が判明し、年末から年明けにかけて荒汐部屋で力士ら12人の集団感染が判明。さらに4日には幕内格行司の木村元基が、5日には横綱白鵬の感染も判明した。今回の検査は、直近で部屋関係者全員の検査を行った荒汐部屋、湊部屋、宮城野部屋以外の部屋を対象に行われる。

大規模検査により異例事態も発生する。検査キットは各部屋に配布しており「明日、全部集めて検査に回す。取組編成会議は検査結果が出た後に決める」と説明。取組編成会議は本来、本場所初日の2日前に行われる。よって、初場所の同会議は8日に行われる予定だった。しかし、全ての検査結果が判明するのに丸1日要するといい「明後日にずれ込むのではないか」と、初場所初日前日の土俵祭りも行われる9日に行われる予定となった。

現時点で初場所は、1日5000人までの観客を入れて開催する方針となっている。芝田山広報部長は「協会員もお客様も、みんなが安心、安全で初日を迎えられるのが1番」と話した。緊急事態宣言が再発令される中での開催に向けて、大規模検査で安心、安全を確かめて、世間にアピールする。

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白鵬コロナ感染の宮城野部屋、他の力士は全員陰性

白鵬(2020年7月22日撮影)

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が6日、新型コロナウイルス感染が判明した横綱白鵬(35)が所属する宮城野部屋の師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)と力士ら全員が、PCR検査の結果で陰性だったことを明かした。一方で、入院措置となった白鵬の容体については「特に連絡は入っていない」と不明だという。

3場所連続休場中で昨年の11月場所後に横綱審議委員会から「注意」の決議を下され、窮地に立つ白鵬。10日に初日を迎える初場所(東京・両国国技館)の休場は確実だが、陰性だった力士らの出場についても「ちょっと分からない。濃厚接触にあたる可能性があるので」と説明した。検査結果は陰性も、保健所や専門医の意見を聞くなどして慎重に判断するという。

年末から年明けにかけて荒汐部屋で12人の集団感染が発生し、初場所直前に現役トップの感染が判明。政府が7日にも緊急事態宣言の再発令を決定するが、協会は初場所開催の準備を進める。芝田山広報部長は「緊急事態宣言が出た中で何か決めないといけないことがあれば、臨時理事会を開くことになる」と説明。緊急事態宣言の内容を注視しながら、開催方法などを巡って柔軟に対応していく。

3月に大阪での開催を予定している春場所についても「準備はしているけど、大阪府の感染者の増減でどうなるか」と見通しは立たず。今は、日々起こる事に対して丁寧に対応していくだけだ。

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白鵬感染に角界激震、通常開催探る初場所へ警戒強化

白鵬(2020年7月22日撮影)

角界に激震が走った。日本相撲協会は5日、横綱白鵬(35=宮城野)が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。入院措置となり、初場所(10日初日、東京・両国国技館)出場は絶望的な状況。三役以上では初の感染となった。菅義偉首相は1都3県を対象とした緊急事態宣言の再発令について、7日に決定する方針を表明。観客の上限を約5000人として開催を目指す初場所に向けて、危機感が高まりそうだ。

   ◇   ◇   ◇

協会によると白鵬は3日に嗅覚異常の症状を訴え、4日にPCR検査を受けて5日朝に陽性と確認された。発熱などの症状はないが、電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱大乃国)によると、保健所の指導のもと入院した。

懸念されるのが、部屋での集団感染だ。4日まで白鵬も都内の部屋で稽古を行っていたが、5日時点で白鵬以外に症状を訴えている部屋関係者はいないという。同部屋には十両石浦、炎鵬ら力士16人が所属。協会は念のため、同日に先行して師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)ら部屋関係者全員を対象にPCR検査を行った。「結果が出ても今日(5日)夜遅いんじゃないか」と同広報部長。所属力士の初場所出場は、現状では不透明とした。

史上最多44度の優勝を誇る白鵬は、昨年11月場所後に横綱審議委員会(横審)から史上初の「注意」の決議を下され、初場所は再起を懸ける場所だった。

右膝の負傷などを理由に、昨年11月場所まで3場所連続で休場していたが、昨年12月には両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加。貴景勝、朝乃山の2大関と三番稽古を行うなど計4日間で63番取って順調な調整ぶりを印象づけていた。同月23日には綱打ちを行い「まずはけがをしない体作りをしながら走りたい。その走る中で結果を出していきたい。もちろん若手の壁になりつつ」と意気込んでいたが、思わぬかたちで出場への道が閉ざされた。

角界では年明けに、荒汐部屋で前頭若隆景ら12人の集団感染が判明したばかりだった。菅首相は5日、1都3県が対象の緊急事態宣言を再び発令する方針を表明した。早ければ7日にも発出する。協会は昨年、緊急事態宣言の延長に伴い5月の夏場所を中止したが、前日4日時点で芝田山広報部長は「(初場所は)今のところ中止とか無観客とかそういうようなことは何もない」と説明。現状では開催を変更する方針を示していない。

協会は政府の方針を待ちながら、必要によっては臨時理事会を開いて対応を協議する。初日まで残り4日。看板力士の感染を機にさらに警戒心を強め、通常開催の可能性を探っていく。

◆白鵬の立場 昨年5場所で皆勤した場所は、優勝した春場所だけ。3場所連続休場となった11月場所後には、横綱審議委員会(横審)で横綱鶴竜とともに史上初の「注意」の決議を受けた。休場日数の多さを指摘する横審の矢野弘典委員長は「来場所にはぜひ覚悟を決めて備えていただきたい」と、進退を懸ける覚悟を求めていた。

◆新型コロナウイルス禍の角界の主な動き

▽20年3月1日 日本相撲協会は臨時理事会を開き、春場所の史上初の無観客開催を決定。

▽同22日 感染者を出さず春場所千秋楽を迎える。

▽4月3日 夏場所と名古屋場所開催の2週間延期を決定。

▽同10日 三段目力士の勝武士さんが感染。角界では初。

▽同25日 高田川部屋で力士ら6人の感染が判明。

▽5月4日 夏場所中止が決定。名古屋場所の会場を東京に変更し「7月場所」として開催する方針を示す。

▽同13日 勝武士さんが新型コロナ感染による多臓器不全で28歳で死去。

▽7月13日 7月場所の開催を正式決定。1日あたりの観客数の上限を2500人に設定。

▽9月10日 協会は玉ノ井部屋の力士18人の新型コロナ感染を発表。

▽10月19日 協会は11月場所の観客数の上限を約5000人に引き上げることを発表。

▽12月11日 立浪部屋で平幕の天空海ら力士10人の集団感染が判明。

▽21年1月1日 荒汐部屋で平幕の若隆景ら計12人の感染が判明。

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感染白鵬所属、宮城野部屋力士の初場所出場は不透明

2020年12月18日 合同稽古に参加した白鵬

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は5日、横綱白鵬(35=宮城野)が新型コロナウイルスに感染したことを受けて、宮城野部屋所属の力士の初場所(10日初日、東京・両国国技館)出場について「(5日に受けるPCR)検査の結果にもよる。検査して誰もがみんな陰性であったなら、専門家の先生の話を聞かないと、自分の方からは難しいとは言えない」と、現状では明言しなかった。

協会によると白鵬は3日に嗅覚以上の症状を訴え、4日にPCR検査を受けて5日朝に陽性と診断された。白鵬以外の宮城野部屋の力士で「症状を訴える者は出ていない」と芝田山広報部長。師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)や所属力士ら部屋関係者のPCR検査の結果は、5日夜に判明する見通しという。

前日4日の段階で同広報部長は、初場所は通常通りの開催を目指しつつ、政府の方針によっては必要に応じて臨時理事会を開き対応を協議すると説明した。この日、菅首相は1都3県を対象とする緊急事態宣言の発令を7日に決定する方針を表明。同広報部長は「今日もまた執行部会議があるので、常にやっていくしかない。文科省、スポーツ庁から何か言ってきているかも分からない。主事がやっているので、それをまた伺ってから」と話すにとどめた。

角界では昨年4月に高田川部屋、同年9月に玉ノ井部屋、同年12月には立浪部屋で集団感染が発生。年明けには荒汐部屋での集団感染が判明している。

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緊急事態宣言発令なら「必要応じ理事会」相撲協会

芝田山広報部長(2019年8月31日撮影)

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は2日、東京都の小池百合子都知事ら1都3県の知事が新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言を発令するよう政府に要請したことを受けて、代表取材に応じ「国が協議をしてどんな見解を出すか。それを踏まえて協会はどう判断をするか。まず執行部で話し合い、必要なら理事会となる」と話した。

前日1日の段階では、初場所(10日初日、東京・両国国技館)開催について「(緊急事態宣言が出たとしても)我々はお客さん入れないでも何とかやりたい」と話していたが、この日は「きのうはそういう状況(緊急事態宣言)になっても相撲はやりたいと言ったけど、できるかできないかはこれからの段階」とした。

荒汐部屋では荒汐親方(元前頭蒼国来)や若隆景、若元春ら計12人が新型コロナウイルスに感染した。芝田山広報部長は「それぞれ症状のある者は入院した。ぜんそくを持っている者もいる。せきが出たり、熱の症状とかもあるので。専門家の先生が動いてくれている」と説明。一方で「それでも医療機関が逼迫(ひっぱく)しており、これ以上だと病院に入れるのが難しくなる」と危機感を募らせた。

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荒汐部屋、親方と十両若元春含む11人がコロナ感染

日本相撲協会は1日、荒汐部屋の荒汐親方(元幕内蒼国来)、十両若元春、幕下以下の力士8人、床山1人が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。

12月31日に、同部屋の前頭2枚目若隆景が感染したことが判明。部屋に所属する24人がPCR検査を受けたところ、同日夜にあらたに11人が陽性と確認された。

日本相撲協会によれば、荒汐部屋の陽性者合計12人のうち、3人が発熱の症状を訴えているが、軽微という。今後は保健所や専門家の指示を受けながら、加療を続けていく。

電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱大乃国)は、荒汐部屋の力士らの初場所(10日初日、東京・両国国技館)出場について「厳しい状況」と見解を示した。東京都内の新規感染者は増加傾向。今後の開催方式の変更については「小池さんが緊急事態宣言を要請する話が出てきた。今後どうなってくるのか。(緊急事態宣言が出たとしても)我々はお客さん入れないでも何とかやりたい」と話した。

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若隆景「狙い通り」高安を送り出し 勝ち越しに王手

高安(左)を送り出しで破る若隆景(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇9日目◇21日◇東京・両国国技館

自己最高位の前頭8枚目若隆景(25=荒汐)が、大関経験者を破って先頭集団に食らいついた。

まわしを求める東前頭6枚目高安の右に回り込むと、厳しい右おっつけ相手を横向きにさせて送り出した。7勝目で勝ち越しに王手。「狙い通りというか、下から攻められたのがああいう結果につながった」と手応え十分だった。

祖父は元小結若葉山、父は元幕下若信夫、兄2人は同じ荒汐部屋所属で、長兄が幕下若隆元、次兄が十両若元春という相撲一家で育った。身長は180センチと小柄だが、きっぷのいい攻めでトップを並走する。

高安(左)を送り出しで破る若隆景(撮影・鈴木正人)
高安(左)を送り出しで破った若隆景(撮影・鈴木正人)

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大相撲総選挙 選挙風ポスター第2弾公開

<第9回 大相撲総選挙>

大相撲の人気NO・1力士は誰か? 日刊スポーツ新聞社は第9回大相撲総選挙を実施しました。対象は夏場所番付の幕内力士42人。今回はインターネットのみで6日まで投票を受け付けました。結果は6月上旬の紙面でも発表します。

 

徳勝龍

今年の初場所は、西前頭17枚目の「幕尻」ながら14勝1敗で優勝。場内インタビューで、人当たりのいいキャラクターが有名になった

 

石浦

飾り気がなく、心も体もたくましい。筋骨隆々な肉体もあいまって、「質実剛健」がしっくりくる。相撲以外の格闘技にも精通する

 

千代大龍

七夕の短冊に書いた「金がいる」は、千代大龍らしさを表す願い事として有名になった。実は繊細な一面もあるともいわれている

玉鷲

正義感が強く、ユーモアもあり、人としての器が大きい。慌てふためくことはなく泰然自若。初優勝した際、多くのファンが喜んだ

歌が好きで、美声は有名。演歌を中心にレパートリーは幅広い。縁のある力士の引退相撲などでは、相撲甚句を披露することもある

魁聖

取材などの場で質問に対する受け答えの機転が利く。その裏には謙虚さがにじみ、相手への配慮もさりげない。自虐的な談話も多い

妙義龍

第8回大相撲総選挙優勝者。熱狂的なファンの投票に支えられ、いぶし銀の実力者が栄冠をつかんだ。果たして今年は連覇なるか?

栃ノ心

左上手をがっちりつかむと、相手は動けなくなる。太い腕が秘めるパワーは、角界随一。大関から陥落したが、得意の型は健在だ 

松鳳山

細かいことにこだわらない。相撲は組んでも離れても取ることができ、負けても落ち込まない。のびのび生きる闊達(かったつ)自在

志摩ノ海

笑うと目が細くなる。人当たりがよく、笑顔が印象的な人格者だ。画像の水色は、出身地の三重・志摩市をイメージして制作した

佐田の海

父は元小結。本人は「まだまだ」と謙遜するが見た目も相撲っぷりも似ている。今も時にアドバイスをもらうなど、まさに父子相伝

高安

大関から陥落したが、まだ30歳。ケガを治して本来の力を出せれば、上位で戦える。多くのファンが、完全復活を待ち望んでいる

琴ノ若

父は師匠の元関脇琴乃若。祖父は元横綱琴桜。新入幕だった春場所は9勝。まだまだ伸び盛りの22歳はどこまで番付を上げるだろうか

琴奨菊

大関昇進時の伝達式で「万理一空」を口上に盛り込んだ。すべては同じ空の下、転じて、常に努力を続けるという気構えを示した

若隆景

3兄弟の三男。長男の若隆元は幕下、次男の若元春は十両。兄2人に刺激を与え続けている。代替わりした荒汐部屋を引っ張っていく

琴勝峰

春場所で十両優勝し、新入幕を果たした。まだ20歳ながら191センチ、165キロのサイズは魅力たっぷり。将来の横綱候補との声も多い

千代丸

愛らしい笑顔と、パンパンに張った太鼓腹が魅力。さっぱりした性格も相まって、周囲を明るくさせる。弟の十両千代鳳は復活途上

錦木

岩手出身、メガネがトレードマークのたたき上げ。派手さはないが、巡業でも休まず稽古するなど、真面目で実直な人柄が好印象

琴恵光

珍しい決まり手「網打ち」をこれまで7度も決めている。春場所でも披露したばかり。土俵際での逆転を狙って打つことが多い

照ノ富士

元大関も、両膝のケガなどでこれまで約1年半、関取の座を失っていた。元幕内力士が序二段まで降下した後、幕内復帰したのは史上初

琴勇輝

恐れることなく、勇んで前へ突き進む。立ち合いで一気に前へ出る相撲は、まさに勇往邁進(まいしん)。本名にも「勇」の字が使われている

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志村さん愛した犬ちび、コロナ禍も朝日山部屋で元気

朝日山部屋の愛犬ちび(朝日山親方撮影)

志村けんさん(享年70)が愛していた捨て犬のちび(7)は、大相撲の朝日山部屋で元気に過ごしている。日本テレビ「天才!志村どうぶつ園」で有名になり、2017年4月に部屋が引き取った。力士にとって癒やしの存在になり、朝日山親方(元関脇琴錦)は志村さんに追悼の意を表した。

  ◇    ◇    ◇

志村さんになついていたちびは、千葉・鎌ケ谷市の朝日山部屋で力士たちと暮らしている。朝日山親方は「元気ですよ。志村さんがおっしゃっていた通り、そうめんやうどんなど麺が好きなんです。あの時と変わらず、ちびに癒やされますし、力士は生きものを大事にするという心を持つことができます」と話した。

部屋の中で放し飼いにし、稽古がある日は夕方、ない日は朝と夕、ちゃんこ番でない力士が2、3人で散歩に行く。その際も力士はマスクを着け、帰ると手洗いを欠かさない。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け落ち着かない日々だが、ちびと一緒に乗り越えようとしている。

ちびはもともと捨て犬だった。13年4月から番組に出演し、志村さんと旅する様子が放送され、人気者になった。出演しない時に預けられていた千葉・松戸市のドッグスクールの関係者と朝日山親方が知り合いだった縁もあり、声をかけられた。かつて愛犬の死去による苦しみを経験した親方は当初は乗り気でなかったが、3年前に弟子たちと相談して受け入れた。

「いまだに根強い人気があり、表を歩いていると『ちびちゃん元気ですか?』と声をかけられることもあります。この前は、相撲診療所の看護師さんにも言われました」と朝日山親方。受け継いだ後も2度、巡業などで親方は不在だったが、志村さんらが部屋を訪ねてきたという。訃報については「志村さんは我々世代にとって大スター。幼少のころから楽しませてもらいました。早すぎるし、残念です」と悔やんだ。

志村さんの命を奪った新型コロナウイルスの影響で、ちびや力士たちも耐え忍ぶ日が続く。4日に志村さんを追悼して放送された志村どうぶつ園は、受け入れ当時を知らなかった力士も一緒になって見たという。朝日山親方は「志村さんがかわいがっていたちびですが、うちの部屋に来て幸せになった。志村さんには、安心していただけると思います」と天国へメッセージを送った。【佐々木一郎】

◆主な相撲部屋とペット 荒汐部屋の猫のモル(モンゴル語で猫の意)が最も有名。16年に写真集が発売された。佐渡ケ嶽部屋は先代師匠(元横綱琴桜)の時からオスなら「チェリー」、メスなら「さくら子」と名前を決めており、現在はトイプードルの4代目さくら子がいる。浅香山部屋はともに犬の「シェビー」と「フォード」。車好きの師匠(元大関魁皇)が命名した。伊勢ノ海部屋には、トイプードルの「ゆき」がいる。

◆志村どうぶつ園 2004年に放送が始まった日本テレビのバラエティー番組で、毎週土曜日午後7時から。志村けんさんが「園長」となり、動物たちとの触れ合いを描いてきた。志村さんを追悼した4日放送分は、平均世帯視聴率が番組最高となる27・3%を記録した。主な出演者は、山瀬まみ、相葉雅紀、ベッキーら。

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蒼国来が引退し荒汐部屋を継承 日本相撲協会が発表

蒼国来(2018年11月23日撮影)

日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で理事会を開き、26日付で元前頭蒼国来(荒汐、本名エンクー・トプシン)の引退、年寄「荒汐」の継承・襲名、荒汐部屋を継承することを発表した。

同日付で年寄荒汐(元小結大豊)は退職した。中国・内モンゴル自治区出身の蒼国来は、昨年9月に日本国籍を取得。部屋を継承する条件を整えていた。

また新型コロナウイルス感染拡大の影響により、4月28日に行われる予定だった協会員研修会、維持員との集いが延期となった。

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阿炎、出稽古で白鵬に9連敗も「収穫めっちゃある」

宮城野部屋への出稽古で白鵬には全敗も、収穫を口にして笑顔を見せる阿炎

大相撲の横綱白鵬(34=宮城野)が、出稽古に来た関取衆4人を返り討ちにして貫禄を見せた。4日、福岡・篠栗町の部屋に小結阿炎、十両彩の錣山部屋勢、新入幕若隆景と十両若元春の荒汐部屋勢が出稽古に訪れた。

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稽古後の阿炎は「今までで一番強い」と、白鵬の仕上がりに舌を巻いた。関取衆らとの申し合いは7勝4敗だったが、白鵬に9連敗して7勝13敗。それでも「手が伸びた時は押し込めた。収穫はめっちゃある」と力説。白鵬の立ち合いの稽古を観察し、足の運びなどを目に焼き付けた。今年45勝は御嶽海と並ぶトップで、小結朝乃山を1差リード。初の年間最多勝は「もちろん目指してます。御嶽海、朝乃山よりも良い成績となると優勝しかないッスね」と、力強く宣言した。

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白鵬貫禄15連勝 9連敗阿炎「今までで一番強い」

稽古後、子どものファンの願いに応じてサインする白鵬

大相撲の横綱白鵬(34=宮城野)が、出稽古に来た関取衆4人を返り討ちにして貫禄を見せた。

4日、福岡・篠栗町の部屋に小結阿炎、十両彩の錣山部屋勢、新入幕若隆景と十両若元春の荒汐部屋勢が出稽古に訪れた。阿炎に9連勝すると、その後は彩、若元春、若隆景と2番ずつ取って全勝。計15番で無敗と圧倒的な強さを見せつけた。稽古後の阿炎が開口一番「今までで一番強い」と舌を巻くほど、九州場所(10日初日、福岡国際センター)に向けて、仕上がりの良さを披露した。

鋭い踏み込みから右四つに組んだり、押し相撲の阿炎をあえて突き放して相手の土俵に立ったり、得意とは逆の左四つに組んだりと、多彩な攻めで危なげなく15連勝した。「流れの中での相撲もあったし、手応えはあったかな」と、相撲勘にも狂いが生じていないことを確認。慣例として西横綱は、初日に東小結との対戦が組まれることが多く、前哨戦を制した格好となった。

若隆景には、ぶつかり稽古で約5分間胸を出した。新入幕の24歳の印象を問われると「勢いがある感じがした。動きはいいね」と認め、今後に期待していた。

稽古後、集まったファンとタッチを交わした白鵬

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