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現役最年長50歳華吹、初黒星で1勝1敗

風武(手前)に寄り切りで敗れる華吹(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇4日目◇12日◇東京・両国国技館

現役最年長、50歳の西序二段94枚目華吹(はなかぜ、立浪)が、2番相撲で東序二段94枚目風武(22=武蔵川)に寄り切られて、今場所初黒星を喫した。

左四つに組み止めたがまわしに手が届かず、力なく土俵を割った。1勝1敗で星が五分となった。

初場所では東序ノ口9枚目で勝ち越し、50歳以上で勝ち越しは116年ぶりという偉業を成し遂げた。先場所は2勝5敗。86年春場所で初土俵を踏み、今場所は歴代最多を更新する通算210場所目。5月28日に51歳の誕生日を迎える。

風武(手前)の攻めを耐える華吹(撮影・鈴木正人)

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50歳華吹が白星発進、初場所では116年ぶり勝ち越しの偉業

華吹(右)は琴大興を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇初日◇9日◇東京・両国国技館

現役最年長、50歳の西序二段94枚目華吹(はなかぜ、立浪)が、1番相撲で西序二段95枚目琴大興(26=佐渡ケ嶽)を寄り切り、白星発進した。

右四つから下手で振って体を寄せた。

初場所では東序ノ口9枚目で勝ち越し、50歳以上で勝ち越しは116年ぶりという偉業を成し遂げた。今場所は歴代最多を更新する通算210場所目。5月28日に51歳の誕生日を迎える。

華吹(右)は琴大興を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)
初日を白星で飾り勝ち名乗りを受ける華吹(撮影・小沢裕)

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18年間「皆勤賞」の玉鷲が現役2位の673勝/夏場所新番付

玉鷲(2021年3月25日撮影)

日本相撲協会は26日、大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。現役力士の今場所達成可能な歴代10傑入りなどの記録は以下の通り(在位したことで達成済みも含む)。

【通算勝利数】

先場所、3日目から休場したものの2勝を上積みした横綱白鵬(35=宮城野)が、1172勝で歴代トップに君臨。今場所は既に休場を“表明”しており、7月の名古屋場所で更新できるか。現役2位の785勝だった横綱鶴竜(現鶴竜親方)が引退したため、現在の現役2位は玉鷲(36=片男波)の673勝。歴代10位で860勝の元関脇寺尾(現錣山親方)までは、あと187勝で、歴代10傑入りは苦しいか…。ちなみに現役3位は、西序二段94枚目の50歳力士・華吹(立浪)の670勝。単純比較は出来ないが、元横綱朝青龍の669勝を1つ上回る立派な記録だ。

【幕内在位場所数】

先場所で白鵬が、旭天鵬(元関脇=現友綱親方)を抜き歴代単独2位の100場所となり、今場所が101場所目。歴代1位の元大関魁皇(現浅香山親方)の107場所まで、あと1年、現役を続ければ並ぶ。なお、新入幕からの幕内連続在位は先場所、史上初の100場所となり、これも101場所に更新した。

【幕内出場回数】

白鵬が歴代8位の1265回だが、今場所は休場する方向で上積みは来場所以降になる。7月の名古屋場所で皆勤すれば、9月の秋場所初日に、歴代7位の安芸乃島(元関脇=現高田川親方)に並ぶ。歴代1位は、元関脇旭天鵬(現友綱親方)の1470回。

【幕内勝利数】

白鵬が1078勝で、2位の魁皇に199勝もの差をつけ歴代トップ。現役2位は玉鷲の490勝、3位は栃ノ心(33=春日野)の488勝。

【通算連続出場】

初土俵以来、無休の「鉄人記録」。歴代7位に1331回の玉鷲が入っている。04年春場所の序ノ口デビューから足かけ18年の「皆勤賞」だ。歴代6位の寺尾まで、あと28回。2場所皆勤で5位に浮上する。ちなみに1位は元関脇青葉城の1630回。

【金星獲得】

現役力士で歴代10傑(9個で三根山ら5人)入りは不在だが、ただ1人、現在8個で西前頭6枚目の逸ノ城(28=湊)に10傑入りのチャンスがあった。だが、白鵬休場で横綱戦はなし。横綱がいなければ獲得できないものだが、7個の北勝富士(28=八角)や遠藤(30=追手風)にも今後、10傑入りのチャンスがありそうだ。

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現役最年長50歳の華吹敗れる 春場所は2勝5敗

所作する華吹(撮影・鈴木正人)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇28日◇東京・両国国技館

現役最年長、50歳の西序二段77枚目華吹(はなかぜ、立浪)が、7番相撲で東序二段74枚目千代剣(17=九重)に敗れ、2勝5敗で今場所を終えた。

左をのぞかせて右を引っ張り込むも、力なく寄り切られた。

先場所は東序ノ口9枚目で勝ち越し、50歳以上で勝ち越しは116年ぶりという偉業を成し遂げた。今場所は歴代最多を更新する通算209場所目。5月28日に51歳の誕生日を迎える中、奮闘している。

取組後は取材に応じなかった。

千代剣(右)の攻めを耐える華吹(撮影・鈴木正人)
千代剣(後方)に寄り切りで敗れる華吹(撮影・鈴木正人)
土俵を引き揚げる華吹(撮影・鈴木正人)

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50歳華吹が2勝目、26歳琴大興をはたき込み

華吹(21年1月撮影)

<大相撲春場所>◇12日目◇25日◇東京・両国国技館

現役最年長、50歳の西序二段77枚目華吹(はなかぜ、立浪)が、6番相撲で今場所2勝目を挙げた。

西序二段68枚目琴大興(26=佐渡ケ嶽)との24歳差対決。右で張って上手を求めにいくと互いに動きが止まり、相手が前のめったところでタイミングよくはたき込みを決めた。5番相撲で負け越しが決まったが、星を2勝4敗とした。

先場所は東序ノ口9枚目で勝ち越し、50歳以上で勝ち越しは116年ぶりという偉業を成し遂げた。今場所は歴代最多を更新する通算209場所目。5月28日に51歳の誕生日を迎える中、奮闘している。

取組後は取材に応じなかった。

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朝乃山、激しいのど輪に天見上げ…/8日目写真特集

<大相撲春場所>◇8日目◇21日◇東京・両国国技館

小結高安が関脇照ノ富士と大関経験者同士の1敗対決を制し、単独トップに立った。

立ち合い、右からおっつけながら左を差し込んだ高安が右もねじ入れてもろ差し。右からの下手投げで崩し、そのまま体を寄せて寄り切った。過去11勝7敗と合口は悪くなかった相手に完勝。大混戦の場所で最初の大一番を乗り越えた。

大関朝乃山は大栄翔に敗れ、連敗で3敗に後退。2敗勢もこの日に敗れた照ノ富士、千代の国の2人だけと混迷を深めてきた。

十両の宇良と炎鵬の注目の業師対決は、宇良が物言いがつく際どい相撲を押し倒しで制した。

8日目の取組模様を写真で振り返ります。

幕内

大栄翔(3勝5敗)押し倒し朝乃山(5勝3敗)

☆大栄翔「しっかり当たれて自分の力を伝えられた。その後の攻めが良かった。いい相撲が一番出ると気持ち的に優位になる。そういう面では自信にもなる。しっかりここから乗っていけるように、1日1日集中していけたらいい」

朝乃山を押し出しで破る大栄翔(撮影・野上伸悟)

土俵際で朝乃山(左)をのど輪で追い込む大栄翔(撮影・河田真司)

大栄翔に押し倒しで敗れ、土俵下の立川親方(左)にぶつかる朝乃山(撮影・河田真司)

大栄翔(手前)に押し倒しで敗れた朝乃山(撮影・鈴木正人)


貴景勝(5勝3敗)押し出し妙義龍(5勝3敗)

☆貴景勝「今日は今日、また一生懸命やるだけ。また明日も集中してやれればと思っている。(引かない意識があったかという問いに)感覚に任せてやっている。そういう気持ちが出ていたかも分からない。(後半戦に向けて)まだ残り半分あるので、ここまでの成績は関係ない。また明日から集中してやっていきたい」

貴景勝(右)に押し出しで敗れる妙義龍(撮影・河田真司)


正代(4勝4敗)寄り切り霧馬山(3勝5敗)

☆正代「左が入って組み止めたので、何とか攻められた。まだまだバタバタしているので、落ち着いて取れるようにしたい。(3大関安泰がないが)後半の疲れもたまってくると思うので、まずはけががないように相撲を取れたらと思う」

霧馬山(右)の突っ張りを耐える正代(撮影・野上伸悟)

霧馬山(手前左)を寄り切りで破る正代(撮影・鈴木正人)


明生(5勝3敗)押し出し隆の勝(5勝3敗)

隆の勝(手前)のど輪をこらえる明生(撮影・野上伸悟)


照ノ富士(6勝2敗)寄り切り高安(7勝1敗)

☆高安「しっかり当たって前に出ようと思っていた。立ち合いもよかったし右も深く入った。後はじっくり相撲が取れました。(単独首位に立ち)また明日の相撲に集中して、気は抜かないでやりたい。明日もいい内容で取っていきたい」

照ノ富士(左)を押し出しで破った高安(撮影・野上伸悟)


宝富士(1勝7敗)押し出し御嶽海(4勝4敗)

若隆景(4勝4敗)押し出し阿武咲(2勝6敗)

☆若隆景「先に攻められたので良かった。勝っているときはいい相撲を取れていると思う」

阿武咲(左)を押し出しで破る若隆景(撮影・河田真司)


北勝富士(5勝3敗)勇み足志摩ノ海(2勝6敗)

☆志摩ノ海(物言いがつき北勝富士の勇み足で白星を挙げ)「負けたなと思って、また明日から頑張ろうと思ったていたら物言いがついた。あれ? と。全然何が起こったか分からなかった」

★北勝富士(勇み足で3敗目)「詰めが甘かった。俵で滑ってしまった。最後きっちり土俵際を決めるのを見直して頑張ります」

北勝富士(右)の勇み足で志摩ノ海の白星(撮影・鈴木正人)


琴ノ若(3勝5敗)肩透かし隠岐の海(2勝6敗)

隠岐の海(右)を肩すかしで破る琴ノ若(撮影・鈴木正人)


遠藤(4勝4敗)押し出し輝(3勝5敗)

千代の国(6勝2敗)小手投げ逸ノ城(5勝3敗)

★千代の国「ダメですね。突き放していきたかった。(星の意識は)それは特にないです。(後半戦へ)変わらず1日一番なので、集中して頑張る」


玉鷲(5勝3敗)突き出し豊昇龍(4勝4敗)

豊昇龍(右)を攻める玉鷲(撮影・鈴木正人)


栃ノ心(3勝5敗)引き落とし翠富士(3勝5敗)

照強(5勝3敗)押し出し翔猿(5勝3敗)

★翔猿「ちょっと見ていってしまった。(最後は)予想外でした。引き続き集中して頑張るだけです」

翔猿(右)を攻める照強(撮影・鈴木正人)


英乃海(4勝4敗)寄り切り竜電(3勝5敗)

★英乃海「差し負けた。左をしつこく差された。前みつを取られるが嫌すぎて、腰が引けてしまった」


千代大龍(4勝4敗)叩き込み琴恵光(5勝3敗)

琴恵光(左)をはたき込みで破る千代大龍(撮影・河田真司)


剣翔(3勝5敗)突き落とし碧山(4勝4敗)

明瀬山(4勝4敗)寄り切り大奄美(4勝4敗)

☆大奄美「左上手がとれてよかったです。まだ自分の相撲がとれていない。自分の相撲がとれるよう頑張りたい」

★明瀬山(相手の大奄美は)「もともと苦手の力士。(前半戦を終えて)後半しっかり相撲を取れるように準備していく」


豊山(3勝5敗)押し倒し千代翔馬(5勝3敗)

☆豊山(千代翔馬が)「何をしてくるか分からない相手なので、前に圧力をかけうようと思った。(後半戦へ)前半の分も挽回できるように集中して頑張りたい」

千代翔馬(右)を押し倒しで破った豊山(撮影・鈴木正人)


魁聖(4勝4敗)上手投げ千代ノ皇(5勝3敗)

魁聖(左)を上手投げで破る千代ノ皇(撮影・河田真司)

十両

炎鵬(6勝2敗)押し倒し宇良(6勝2敗)

土俵際で炎鵬(左)を攻める宇良(撮影・河田真司)

土俵際で炎鵬(左)を攻める宇良(撮影・河田真司)

炎鵬(左)を押し倒しで破る宇良(撮影・河田真司)

炎鵬(左)を押し倒しで破る宇良(撮影・河田真司)

炎鵬(左)を押し倒しで破る宇良(撮影・河田真司)

炎鵬(奥)を押し倒し、白房下の竹縄親方に飛び込む宇良(撮影・河田真司)

炎鵬(奥)を押し倒し、白房下の竹縄親方に飛び込む宇良(撮影・河田真司)

炎鵬(右)を押し倒しで破る宇良。審判は竹縄親方(撮影・鈴木正人)

炎鵬(右)を押し倒しで破る宇良。審判は竹縄親方(撮影・鈴木正人)

炎鵬との取組で物言いが付き協議する審判団を見つめる宇良(左)(撮影・鈴木正人)

宇良に押し倒され、険しい表情を浮かべる炎鵬(撮影・河田真司)

序二段

松木(0勝4敗)上手投げ華吹(1勝3敗)

松木(下)を上手投げで破る華吹(撮影・河田真司)

松木を上手投げで破り、勝ち名乗りを受ける華吹(撮影・河田真司)

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50歳華吹が今場所初白星、16歳松木に上手投げ

松木を上手投げで破り、勝ち名乗りを受ける華吹(撮影・河田真司)

<大相撲春場所>◇8日目◇21日◇東京・両国国技館

現役最年長、50歳の西序二段77枚目・華吹(はなかぜ、立浪)が、今場所の初白星をあげた。

3連敗で迎えた4番相撲。16歳の松木を立ち合い、右上手で組み止め、強引に投げを打って仕留めた。

先場所は東序ノ口9枚目で勝ち越し。50歳以上で勝ち越しは116年ぶりという偉業を成し遂げた。今場所は歴代最多を更新する通算209場所目。5月28日に51歳の誕生日を迎えるが、まだまだ諦めない姿勢を土俵で示した。

取組後、取材には応じなかった。

松木(手前)の攻めに耐える華吹(撮影・河田真司)
松木(下)を上手投げで破る華吹(撮影・河田真司)
松木(下)を上手投げで破る華吹(撮影・河田真司)

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50歳華吹は黒星発進、歴代最多更新の209場所目

華吹(右)は寄り切りで神山に敗れる(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇初日◇14日◇東京・両国国技館

現役最年長、50歳の西序二段77枚目・華吹(はなかぜ、立浪)は、神山に寄り切られて黒星発進となった。

先場所は東序ノ口9枚目で勝ち越し。50歳以上で勝ち越しは116年ぶりという偉業を成し遂げた。

今場所は歴代最多を更新する通算209場所目。ひとつの節目を白星で飾ることはできなかった。取組後、取材には応じなかった。

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50歳華吹が勝ち越し 頑張るベテランが日本に元気

桜(右)を攻める華吹(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇12日目◇21日◇東京・両国国技館

スポーツには力がある。懸命に戦うベテラン、いやおっさんたちからも力もらい、負けじとみんな頑張ろう-。新型コロナウイルス感染拡大という状況が続き、誰もが疲弊している。出口はまだ見えない。そんな中、21日、大相撲初場所(両国国技館)で現役最年長50歳、東序ノ口9枚目の華吹(はなかぜ、立浪)が勝ち越しを決めた。50歳以上の力士が勝ち越すのは、1905年(明38)5月の若木野以来116年ぶりという偉業だ。サッカー、J1横浜FCのFWカズ(三浦知良、53)も和歌山でのキャンプ中にプロ36年目の新シーズンへ、決意を口にした。

     ◇   ◇   ◇

現役最年長の華吹が、偉業を達成した。西序ノ口11枚目の桜(34=高田川)との、両部屋ちゃんこ長の対決。立ち合いすぐに左を差して右上手を取ると、土俵中央付近で静止。桜の下手投げに耐えると、上手投げで相手の体勢を崩し頭を押さえながらのはたき込みで料理した。昨年5月28日に50歳になってから4場所目で初の勝ち越し。実に116年ぶりの50歳以上力士の勝ち越しとなった。

師匠の立浪親方(元小結旭豊)は、弟子の偉業に「先にネットニュースを見て知りました」と笑った。4番相撲で3勝1敗とし、勝ち越しに王手をかけていた。5番相撲で負けたが、立浪親方は声を掛けずに見守った。「部屋で顔を合わせることはあるけど、特に声を掛けることはしませんでした。本人なりに一生懸命やっていますから」。横綱千代の富士が圧倒的に強かった86年春場所が初土俵。昭和、平成、令和と元号を3つもまたいだ大ベテランに、多くの言葉掛けは不要だった。

本来なら、昨年にも引退する予定だったが、コロナ禍で影響を受けた就職先の受け入れ態勢が整わなかった。それは現在も変わらず、感染状況が落ち着き、受け入れ態勢が整うのを待ちながら、土俵にあがり続ける。コロナ禍で翻弄(ほんろう)されつつあるが、じっとこらえ踏ん張る。取組後も含め、多くを語らない華吹の奮闘に、立浪親方は「ここまできたら、いいんじゃない。すごいことでしょう。ほめてやってよ」と穏やかな口調で話した。コロナ禍でも奮闘するベテランの姿は、きっと多くの人に感動や勇気を与えるはずだ。【佐々木隆史】

桜(左)をはたき込みで破る華吹(撮影・鈴木正人)

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野球は山本昌50歳登板/主なスポーツ最年長記録

桜(右)を攻める華吹(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇12日目◇21日◇東京・両国国技館

スポーツには力がある。懸命に戦うベテラン、いやおっさんたちからも力もらい、負けじとみんな頑張ろう-。新型コロナウイルス感染拡大という状況が続き、誰もが疲弊している。出口はまだ見えない。そんな中、21日、大相撲初場所(両国国技館)で現役最年長50歳、東序ノ口9枚目の華吹(はなかぜ、立浪)が勝ち越しを決めた。50歳以上の力士が勝ち越すのは、1905年(明38)5月の若木野以来116年ぶりという偉業だ。サッカー、J1横浜FCのFWカズ(三浦知良、53)も和歌山でのキャンプ中にプロ36年目の新シーズンへ、決意を口にした。

   ◇   ◇   ◇

他の国内プロ競技の最年長記録

★Jリーグ J1横浜FCのカズが、昨年12月19日の横浜戦に53歳9カ月23日で出場して最年長記録更新。J2時代には50歳14日でゴールを決めている。

★プロ野球 中日山本昌投手が、15年10月7日の広島戦に最年長の50歳1カ月26日で登板。打者1人だけで降板して現役生活を終えた。最年長勝利記録も山本の49歳25日。

★Bリーグ 昨年引退したレバンガ北海道の折茂武彦が、同3月15日に行われた川崎戦で最年長記録の49歳306日で出場した。

★ゴルフ 日本男子ツアーでは17年の中日クラウンズで青木功が74歳7カ月で最年長出場。ツアー優勝の最年長は02年の全日空オープンを制した尾崎将司の55歳7カ月。

★ボクシング 43歳で現役復帰した元日本スーパーバンタム級王者の横田広明が、07年6月にタイの選手にTKO勝ちした45歳7カ月27日が最年長勝利記録。

桜(左)をはたき込みで破る華吹(撮影・鈴木正人)

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50歳華吹の確かな存在感 頼りになる理由とは…

桜(右)を攻める華吹(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇12日目◇21日◇東京・両国国技館

スポーツには力がある。懸命に戦うベテラン、いやおっさんたちからも力もらい、負けじとみんな頑張ろう-。新型コロナウイルス感染拡大という状況が続き、誰もが疲弊している。出口はまだ見えない。そんな中、21日、大相撲初場所(両国国技館)で現役最年長50歳、東序ノ口9枚目の華吹(はなかぜ、立浪)が勝ち越しを決めた。50歳以上の力士が勝ち越すのは、1905年(明38)5月の若木野以来116年ぶりという偉業だ。サッカー、J1横浜FCのFWカズ(三浦知良、53)も和歌山でのキャンプ中にプロ36年目の新シーズンへ、決意を口にした。

   ◇   ◇   ◇

華吹の最高位は、33歳で迎えた03年九州場所での東三段目18枚目。

力士として大成したとはいえないが、部屋ではちゃんこ長を務めている。幕内で活躍する明生、天空海、豊昇龍など、多くの力士の胃袋を支えている。長きにわたる貢献ぶりは計り知れない。立浪親方も「まだまだ若手の食育をして欲しい」と信頼を寄せる。

華吹が50歳でも現役を続けられている理由として、角界ならではのいくつかの要素がある。番付最高位の横綱は負け越しても番付が落ちないが、成績不振が続けば引退せざるを得ない。しかし、横綱以外は、負け越せば番付が落ちるものの、戦い続けることはできる。所属チームとの契約で、戦力外など、短ければ1年ごとにクビの危機が訪れる可能性のあるプロ野球やJリーグなどと違い、成績不振を理由に協会や所属部屋からクビを言い渡されることはない。不祥事などがなければ、引退は基本的に、力士の決断に委ねられている。力士本人に続ける気持ちがあり、師匠や部屋の理解があれば、現役でいることはできる。

年長力士は土俵外でも重宝される。新弟子に角界のしきたり、部屋の伝統を伝えるのはもちろん、ちゃんこ長を務めることも多く、部屋独自の味を後世に伝えるという側面でも大事な役割を担う。時には弟弟子の相談役にもなるなど、縁の下の力持ち的存在として頼られ、確かな存在感を放っている。

◆華吹大作◆ はなかぜ・だいさく。本名山口大作。1970年(昭45)5月28日、東京都足立区生まれ。86年春場所で初土俵、最高位は03年九州場所の東三段目18枚目。通算在位208場所は史上1位。ここまでの通算成績は668勝760敗13休。180センチ、110キロ。血液型B

桜をはたき込みで破り勝ち名乗りを受ける華吹(撮影・鈴木正人)

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現役最年長50歳の華吹が勝ち越し 116年ぶり

桜(左)をはたき込みで破る華吹(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇12日目◇21日◇東京・両国国技館

現役最年長50歳、東序ノ口9枚目の華吹(はなかぜ、立浪)が勝ち越しを決めた。西序ノ口11枚目の桜(34=高田川)との対戦。立浪、高田川、両部屋のちゃんこ長同士の対決となったが、華吹が制した。立ち合いから左四つ、上手投げで崩し、最後ははたき込みで料理した。

華吹は昨年5月28日に50歳になってから4場所目で初の勝ち越し。50歳以上の力士が勝ち越すのは、1905年(明治38年)5月の若木野以来116年ぶりになる。

師匠の立浪親方(元小結旭豊)は、華吹の偉業を「先にネットニュースを見て知りました」と笑った。4番相撲で3勝1敗とし、勝ち越しに王手をかけていた華吹。5番相撲で負けたが、立浪親方は声を掛けずに見守った。「部屋で顔を合わせることはあるけど特に声を掛けることはしませんでした。本人なりに一生懸命やっていますから」。いくら弟子とは言え、年齢は親方の2歳下。ベテランに対して多くは語らない。

本来なら、華吹は昨年にも引退する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、就職先の受け入れ態勢が整わなかった。それは今も変わらず、新型コロナが落ち着き、受け入れ体勢が整うのを待っている。そんな中での華吹の節目の勝利に、立浪親方は「ここまできたらいいんじゃない。すごいことでしょう。ほめてやってよ」と穏やかな口調で話した。

桜(右)を攻める華吹(撮影・鈴木正人)
桜をはたき込みで破り勝ち名乗りを受ける華吹(撮影・鈴木正人)

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50歳華吹が偉業、宇良足取り/12日目写真特集

<大相撲初場所>◇12日目◇21日◇東京・両国国技館

カド番を脱した大関正代(29=時津風)と三役総ナメ快進撃の前頭筆頭大栄翔(27=追手風)が2敗でV争いトップを並走。朝乃山(26=高砂)、明生(25=立浪)の2人が3敗で追う。

12日目の熱戦を写真で振り返ります。

50歳以上116年ぶり! 現役最年長の華吹が勝ち越し

立ち合いから左四つ、上手投げで崩して

桜(右)を攻める華吹(撮影・鈴木正人)

最後ははたき込みで料理

桜(左)をはたき込みで破る華吹(撮影・鈴木正人)

桜(左)をはたき込みで破る華吹(撮影・鈴木正人)

桜(左)をはたき込みで破る華吹(撮影・鈴木正人)

桜をはたき込みで破り勝ち名乗りを受ける華吹(撮影・鈴木正人)

【十両】

宇良足取り水戸龍

馬力のある水戸龍に押し込まれたが土俵際で耐え

水戸龍(左)の攻めを耐える宇良(撮影・鈴木正人)

水戸龍(右)を攻める宇良(撮影・鈴木正人)

体を密着させて右腕を取ると、流れで右足を取って一気に前へ

水戸龍(左)を足取りで破る宇良(撮影・鈴木正人)

水戸龍(右)を足取りで破る宇良(撮影・河野匠)

水戸龍(手前)を足取りで破った宇良(撮影・鈴木正人)

水戸龍(左)を足取りで破った宇良(撮影・江口和貴)

水戸龍(手前)を足取りで破った宇良(撮影・鈴木正人)

水戸龍(右)を足取りで破った宇良(撮影・河野匠)

【幕内】

天空海寄り倒し明瀬山

天空海(左)を寄り倒しで破った明瀬山(撮影・鈴木正人)

明瀬山 「いつも通り変わらずです。早く終わってほしい感じです。あと3日、準備運動しっかりして頑張ります」


佐田の海寄り切り琴恵光

明生(右)の攻めに土俵際で残る大栄翔(撮影・江口和貴)

琴恵光 「相手より下に入る意識でとれました。最後まで落ち着いてとれた」


志摩ノ海寄り切り豊 山

志摩ノ海に寄り切りで敗れた豊山(撮影・江口和貴)

豊山 「勝ちたい、勝ちたいで冷静さを失っていた。悔しいですね」


翠富士肩すかし碧 山

碧山(左)の攻めを耐える翠富士(撮影・河野匠)


豊昇龍送り出し妙義龍

琴ノ若寄り切り霧馬山

照 強押し出し翔 猿

照強(右)を攻める翔猿(撮影・鈴木正人)

翔猿 「攻められたんでよかったと思います。自分の相撲を取りきればいいかと気持ちを落とさずやろうと頑張っています」


琴勝峰送り倒し徳勝龍

徳勝龍(下)を送り倒しで破る琴勝峰(撮影・鈴木正人)


逸ノ城はたき込み阿武咲

阿武咲(左)をはたき込みで破る逸ノ城(撮影・鈴木正人)

阿武咲 「張り差しは頭に入っていた。最後、足が流れただけで悪い相撲ではなかった」


宝富士突き落とし

北勝富士押し出し栃ノ心

北勝富士(手前)に押し出しで敗れる北勝富士(撮影・江口和貴)


明 生突き落とし大栄翔

明生(右)の攻めに土俵際で残る大栄翔(撮影・江口和貴)

明生(手前)を突き落としで破る大栄翔(撮影・江口和貴)

大栄翔 「ちょっと見ていきすぎた。最後まで諦めないで良かった。(土俵際は)残るしかないという感じで、精いっぱい残った。ひとまず10番勝てたことは良かった。1日一番しか取れない。全部勝たないと優勝できない。最後まで1日一番(という気持ち)は忘れないようにしたい」


高 安寄り切り隠岐の海

高安(右)を寄り切りで破る隠岐の海(撮影・鈴木正人)


玉 鷲巻き落とし御嶽海

玉鷲(右)を巻き落とす御嶽海(撮影・河野匠)

御嶽海 「良かったと思う。自分の相撲が取れた。(巻き落としを決めた経験は)1回、学生のときにある。立ち合い当たれて足も出ている。自分の相撲を取って、しっかり前に出る相撲を取りたい」


遠 藤押し出し隆の勝

遠藤(左)を押し出す隆の勝(撮影・河野匠)

隆の勝 「途中はたいたり弱気な部分も出たが、最後押し込めた。自然と体が動いてくれたので良かった。自分らしい前に出る相撲を心掛けて頑張る」


竜 電寄り切り正 代

竜電(右)を寄り切る正代(撮影・河野匠)

竜電を寄り切り懸賞金を受け取る正代(撮影・河野匠)

正代 「(前日11日目は際どい勝負だったが)いつも通り過ごして、自分の相撲を取ることだけに集中した。その日できる一番いい相撲を取れるように集中したい」


朝乃山寄り切り照ノ富士

照ノ富士に寄り切りで敗れる朝乃山(撮影・江口和貴)

照ノ富士(左)に寄り切られる朝乃山(撮影・河野匠)

照ノ富士(後方)に敗れ、悔しそうな表情を見せる朝乃山(撮影・河野匠)

照ノ富士 「最初すぐ上手取れなかったけど、落ち着いてやれて良かった。どんな相手でもまわし取れば自分の方が強いと自信を持ってやっている」

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最年長50歳華吹が今場所初白星、17歳を上手投げ

華吹は若大根原(下)を上手投げで破り今場所の初日が出た(撮影・小沢裕)

<大相撲11月場所>◇11日目◇18日◇東京・両国国技館

現役最年長50歳の序二段101枚目、華吹(はなかぜ、立浪)が今場所初勝利を挙げた。

5連敗で迎えた序二段93枚目の若大根原(17=西岩)との一番。立ち合いから左四つに組み止め、やや押されながらも右からの上手投げで、33歳年下の入門1年目の力士を破った。

華吹は若大根原(左)を上手投げで破り今場所の初日が出た(撮影・小沢裕)

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貴景勝、顔面攻撃耐えに耐え…/10日目写真特集

<大相撲秋場所>◇10日目◇22日◇東京・両国国技館

新入幕の東前頭14枚目翔猿が、竜電を破って勝ち越しを決めた。右を差して頭をつけ、左手で竜電の右脇腹を押さえながら好機をうかがった。

左を深く差して結び目をつかむと、力いっぱい振って下手投げで転がした。2敗を守りトップで終盤戦へ。新入幕が10日目を終えてトップに立つのは、07年秋場所の豪栄道以来となった。 7月場所で初日から13連敗した西前頭9枚目阿武咲は、同じ二所ノ関一門で大関経験者の高安を破って勝ち越し。幕内3場所目の西前頭8枚目若隆景も、好調の琴勝峰を下して2場所連続で勝ち越した。 三役力士らも意地を見せた。大関貴景勝は、新関脇の大栄翔を下して勝ち越し。関脇正代も、昨年九州場所以来の対戦となった照強を下して勝ち越した。貴景勝、正代、若隆景、阿武咲、翔猿の5人が、2敗で並走して終盤戦に臨む。 2場所連続優勝を狙う東前頭筆頭照ノ富士は、隆の勝に負けて3敗に後退。3敗の大関朝乃山は、霧馬山の休場により、今場所2度目の不戦勝で7勝目を挙げた。3敗の朝乃山、照ノ富士が2敗勢を追いかける。

10日目の取組模様を写真で振り返ります。

幕内

大栄翔押し出し貴景勝

大栄翔(左)の顔と顔が接近する貴景勝(撮影・中島郁夫)

大栄翔(左)に襲いかかるかのような貴景勝(撮影・中島郁夫)

大栄翔(左)の指が貴景勝の顔面に突き刺さるかのように見える(撮影・中島郁夫)

大栄翔(左)の顔面攻撃を耐える貴景勝(撮影・中島郁夫)

大栄翔(右)を押し出しで破る貴景勝(撮影・鈴木正人)

顔面攻撃を耐え分厚い懸賞金の束を手にする貴景勝(撮影・中島郁夫)


朝乃山不戦霧馬山

霧馬山の休場で朝乃山の不戦勝(撮影・丹羽敏通)

勝ち名乗りを受ける朝乃山(撮影・鈴木正人)


正代寄り切り照強

高々と塩をまく照強(撮影・丹羽敏通)

照強(左)を寄り切りで破る正代(撮影・中島郁夫)

照強(左)を寄り切りで破りダメ押しで土俵下に突き落とす正代(撮影・中島郁夫)

照強(左)を寄り切りで破りダメ押しで土俵下に突き落とす正代(撮影・中島郁夫)


栃ノ心寄り切り御嶽海

栃ノ心(上)を寄り切りで破る御嶽海(撮影・中島郁夫)


玉鷲送り倒し遠藤

遠藤(左)を破った玉鷲(撮影・丹羽敏通)

遠藤(右)を送り倒しで破った玉鷲(撮影・鈴木正人)


照ノ富士寄り切り隆の勝

隆の勝(右)に寄り切りで敗れる照ノ富士(撮影・鈴木正人)

隆の勝(右)に寄り切りで敗れ悔しそうな表情を見せる照ノ富士(撮影・鈴木正人)

(照ノ富士(上)を寄り切りで破った隆の勝(撮影・中島郁夫)


北勝富士肩透かし妙義龍

北勝富士(左)を肩すかしで破る妙義龍(撮影・鈴木正人)


高安叩き込み阿武咲

高安(左)をはたき込みで破る阿武咲(撮影・中島郁夫)

高安(手前)をはたき込みで破る阿武咲(撮影・鈴木正人)


竜電下手投げ翔猿

竜電(下)を下手投げで破る翔猿(撮影・鈴木正人)

竜電(下)を下手投げで破った翔猿(撮影・鈴木正人)


琴勝峰寄り倒し若隆景

琴勝峰(右)を寄り倒しで破る若隆景(撮影・中島郁夫)

琴勝峰(左)を破った若隆景(撮影・丹羽敏通)


炎鵬押し倒し松鳳山

炎鵬(右)を押し倒しで破る松鳳山(撮影・中島郁夫)

炎鵬(右)を押し倒しで破る松鳳山(撮影・中島郁夫)

十両

北はり磨反則剣翔

剣翔(左)は北はり磨のまげをつかんで反則負けとなる(撮影・丹羽敏通)※北はり磨のはりは石ヘンに番


天空海掬い投げ琴ノ若

天空海(左)をすくい投げで破る琴ノ若(撮影・鈴木正人)

序二段

華吹押し出し若一輝

しこ名を呼び出される華吹(撮影・鈴木正人)

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50歳華吹にハプニング、呼び出し「はなふくぃ~」

呼び出しが「華吹」の読みを間違え思わず微笑む華吹(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇4日目◇16日◇東京・両国国技館

角界最年長力士、50歳の華吹(はなかぜ、立浪)が呼び出しにしこ名を間違えられるハプニングがあった。東序二段84枚目の華吹はこの日、西序二段85枚目の神山(38=高砂)と対戦。取組前、呼び出しの悠真(19)に「はなふくぃ~」と呼び上げられてしまった。

悠真は兄弟子から間違いを指摘され、土俵上で呼び上げをやり直し。今度は「はなかぜ~」と正しく呼ばれた。31歳年下のミスに、華吹はピリピリすることなく、柔らかい笑顔で見守った。

取組は、華吹が寄り切られて、今場所は1勝1敗。50代最初の勝ち越しをかけて、残り5番に挑んでいく。

呼び出しが四股名を読み間違い思わず微笑む華吹(撮影・河田真司)

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最年長50歳華吹が2勝目 20歳佐藤桜を上手投げ

50歳力士の華吹は上手投げで佐藤桜(手前)を破る(撮影・小沢裕)

<大相撲7月場所>◇12日目◇30日◇東京・両国国技館

現役最年長50歳、西序二段68枚目の華吹(はなかぜ、立浪)が、今場所2勝目を挙げた。

12日目は、30歳年下の西序二段62枚目の佐藤桜(20=式秀)と対戦。立ち合いから右上手をつかみ、出し投げで崩した後、上手投げで仕留めた。これで今場所を2勝4敗とした。

華吹は6日目に今場所初白星。宇瑠寅(31=式秀)に上手投げで勝ち、50代力士としては1908年(明41)以来112年ぶりの白星を挙げていた。

50歳力士の華吹は上手投げで佐藤桜を破り勝ち名乗りを受ける(撮影・小沢裕)

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50歳力士112年ぶり勝利 昭和入門の序二段華吹

華吹(19年5月撮影)

<大相撲7月場所>◇6日目◇24日◇東京・両国国技館

現役最年長50歳、西序二段68枚目の華吹(はなかぜ、立浪)が、今場所初勝利を挙げた。2連敗で迎えた西序二段66枚目の宇瑠寅(式秀)との一番。動きの速い相手にもぐり込まれ、土俵中央で右回りに3回転させられたが、最後は左上手をがっちりつかんで上手投げ。50代力士の白星は、1908年(明治41年)以来、112年ぶりだった。

華吹は5月28日に誕生日を迎え、昭和以降初となる50歳力士になっていた。1986年(昭和61年)春場所が初土俵。師匠の立浪親方(51=元小結旭豊)は年齢は上だが、入門は華吹が1年早い。現役唯一の昭和入門で、昭和→平成→令和と3つの元号をまたいで土俵に立ち続け、また1つ節目の白星を挙げた。

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観客動員!鶴竜は珍し「腰砕け」/初日写真特集

<大相撲7月場所>◇初日◇19日◇東京・両国国技館

厳戒態勢の中、いよいよ7月場所を迎える。新型コロナウイルスの影響で無観客で開催された3月の春場所、中止となった5月の夏場所を経て、約2500人の上限を設けて観客を動員。

新大関の朝乃山が白星発進した。前頭隆の勝の突き、押しを受け止めつつ、下からあてがって反撃。相手が体勢を崩したところを、すかさず送り出す完勝だった。かど番の大関貴景勝は、同じ押し相撲の豊山を立ち合いから圧倒して押し出した。

両横綱は明暗が分かれた。白鵬は小結隠岐の海に攻め込まれたが、肩すかしで破った。鶴竜は、横綱としては珍しい腰砕けで東前頭筆頭の遠藤に敗れた。右足で裾払いを仕掛けたが空振りし、そのまま倒れて苦笑いを浮かべた。遠藤は7個目の金星となった。


白鵬肩透かし隠岐の海

隠岐の海(左)を肩すかしで破る白鵬(撮影・鈴木正人)

白鵬(左)は隠岐の海を肩すかしで下す(撮影・小沢裕)


遠藤腰砕け鶴竜

遠藤は腰砕けで鶴竜(手前)を下す(撮影・小沢裕)

鶴竜(右)の腰砕けで遠藤が白星を挙げる(撮影・鈴木正人)


貴景勝押し出し豊山

大相撲7月場所初日 豊山(右)を押し出しで下す貴景勝(撮影・河田真司)  

貴景勝(左)は押し出しで豊山を下す(撮影・小沢裕)


隆の勝送り出し朝乃山

大相撲7月場所初日 隆の勝(左)を送り出す朝乃山(撮影・河田真司)  


正代上手投げ阿武咲

大相撲7月場所初日 阿武咲(左)を上手投げで破る正代(撮影・河田真司)  


宝富士寄り切り御嶽海

御嶽海は新型コロナウイルス感染対策のため水付けをせず形だけ行う。左は阿武咲(撮影・小沢裕)

大相撲7月場所初日 宝富士(右)を寄り切りで破る御嶽海(撮影・河田真司) 


大栄翔押し出し霧馬山

大相撲7月場所初日 大栄翔(奥)にを押し出しで破れる霧馬山(撮影・河田真司)  


押し出し碧山

碧山(左)を押し出しで破る輝(撮影・鈴木正人)


阿炎突き落とし北勝富士

大相撲7月場所初日 阿炎(下)を突き落としで破る北勝富士(撮影・河田真司) 


照ノ富士押し出し琴勇輝

大相撲7月場所初日 琴勇輝(左)を押し出す照ノ富士(撮影・河田真司)

琴勇輝(右)を押し出しで破った照ノ富士(撮影・鈴木正人)

無観客で執り行われる序二段の取組

大相撲7月場所初日、無観客で執り行われる序二段の取組(撮影・河田真司)  

入場時に消毒、検温

入場時、手指を消毒される報道陣(撮影・鈴木正人)

入場時、検温される報道陣(撮影・鈴木正人)

国技館前に立てられた御免札、板番付

国技館前に立てられた御免札(撮影・鈴木正人)

国技館前に立てられた板番付(撮影・鈴木正人)

十両土俵入りを待つ観客

大相撲7月場所初日 十両土俵入りを待つ観客(撮影・河田真司)  

大相撲7月場所初日 人の少ない国技館内を珍しそうに写真を撮る観客(撮影・河田真司)  

十両土俵入り

十両土俵入り(撮影・鈴木正人)

十両土俵入り(撮影・鈴木正人)

フェイスシールドのスタッフ、各所には消毒液も

大相撲7月場所の初日を迎えた両国国技館では各所にポンプ式の消毒液が置かれ、詰め掛けた外国人女性が手を除菌していた(撮影・小沢裕)

大相撲7月場所初日 フェースシールドを着け館内を案内するスタッフ(撮影・河田真司)

協会あいさつ

協会あいさつする八角理事長、2列目左から貴景勝、白鵬、鶴竜、朝乃山、3列目左から大栄翔、正代、御嶽海、隠岐の海(撮影・鈴木正人)

協会あいさつする八角理事長、2列目左から貴景勝、白鵬、鶴竜、朝乃山、3列目左から大栄翔、正代、御嶽海、隠岐の海(撮影・鈴木正人)

幕内土俵入り、升席で観戦する観客

幕内土俵入り(撮影・鈴木正人)

大相撲7月場所初日 升席で観戦する観客(撮影・河田真司)

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現役最年長50歳の華吹が“92歳対決”に敗れる

大相撲7月場所初日、天一に敗れ土俵から引き揚げる華吹(撮影・河田真司) 

<大相撲7月場所>◇初日◇19日◇東京・両国国技館

現役最年長力士の西序二段68枚目華吹(50=立浪)が“92歳対決”に敗れた。

93年春場所が初土俵の東序二段69枚目天一(42=山響)と対戦。2人の年齢が合計して92歳となるベテラン同士の一番は、天一が立ち合いから一気に持っていく電車道で白星を挙げた。合計92歳の対決は、昭和以降最高齢の記録になる。

2人の対戦は1996年(平成8年)名古屋場所以来、24年ぶり。当時は両者とも三段目で、華吹が改名前の立山口として押し出しで勝った。今回、天一が雪辱するかたちとなった。

敗れた華吹は5月28日に50歳の誕生日を迎え、昭和以降では初となる50歳での現役力士となった。86年春場所が初土俵。現役で唯一、昭和、平成、令和の3つの元号をまたいで土俵に立ち続けてきた。

50歳の華吹(左)は42歳の天一に押し出しで敗れる(撮影・小沢裕)

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