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小国以載-和気慎吾戦は中止に 小国が練習中に負傷

小国以載(2019年5月7日)

4月28日、東京・後楽園ホールで開催予定だったボクシングの元IBF世界スーパーバンタム級王者小国以載(32=角海老宝石)-元東洋太平洋同級王者和気慎吾(33=FLARE山上)戦の中止が決定した。

角海老宝石ジムが16日夜、公式SNSなどで発表したもので、小国が練習中に負傷したことで中止になったという。同カードは8年ぶりの再戦として注目されていた。今後は代替カードを組み、興行自体は開催する方針だという。

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4・28に小国以載が和気慎吾と対戦 8年ぶり再戦

小国以載(2019年5月7日)

ボクシングの元IBF世界スーパーバンタム級王者小国以載(32=角海老宝石)が4月28日、東京・後楽園ホールで元東洋太平洋同級王者和気慎吾(33=FLARE山上)と対戦することが22日、発表された。

同カードは8年ぶりの再戦。13年3月、東洋太平洋同級タイトル戦で、10回終了TKO負けを喫して王座陥落した小国にとってはリベンジマッチとなる。角海老宝石ジムとDANGANの合同興行のメインイベントとして開催される。

和気慎吾(2017年12月31日)

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藤本京太郎10年ぶりK1復帰 来年1月の祭典出場

藤本京太郎(2018年9月25日撮影)

プロボクシングを引退した元ヘビー級3冠王者藤本京太郎(34=角海老宝石)がK-1に復帰することが17日、発表された。10年12月以来、10年ぶりのキックボクシング復帰となる。17日、都内のホテルで開催された会見に出席し、正式発表された。

21年1月24日、東京・代々木第1体育館で開催される年間最大の祭典となるケイズフェスタ4大会に出場する。対戦相手は未定だ。リングネームはK-1時代の京太郎に戻すという。

日本人初のK-1ヘビー級王者となった藤本は旧K-1の経営難を受け、10年大みそかのDynamite!!でのゲガール・ムサシ戦を最後に格闘技界を離れた。プロレスを経て、11年10月に角海老宝石ジムに入門し、同12月にはプロテスト(B級)に合格。ヘビー級で日本、東洋太平洋、WBOアジア太平洋王座を獲得した。しかしコロナ禍で海外遠征や外国人招請が難しく、国内も選手不足で試合ができず、国内ルールでは他のプロスポーツとの両立は禁止されているため、ボクシングコミッションに引退届を提出していた。

なお情勢が変われば、ライセンスを再取得して復帰する意向を持っている。

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国内連続KO最多記録の渡部あきのり引退、王座返上

東洋太平洋王座戦 12回、プラウェート・シンワンチャー(左)にパンチを浴びせる渡部あきのり(2012年11月19日撮影)

ボクシングで国内連続KO最多記録保持者の渡部あきのり(35=角海老宝石)が現役を引退した。

日本ボクシングコミッションに14日付で、東洋太平洋スーパーウエルター級王座返上とともに引退届を提出した。ウイルスの影響で選手不足から試合が決まりにくい状況や、今後もモチベーションやパフォーマンスを維持できないと判断したという。07年に世界王者となった浜田剛史に並ぶ、日本人選手最多となる15連続KOをマークした強打者だった。

埼玉・花咲徳栄高時代にはインターハイで準優勝し、在学中に目標だった世界王者鬼塚勝也がいた協栄ジムに入門した。04年にプロデビューは判定勝ち。ウエルター級で全日本新人王となり、MVPも獲得した。亀田兄弟とジムメートとなると、父史郎氏に弟子入りして、リングネームを「牛若丸あきべぇ」に変えた。

07年に2戦目からの連続KOを国内タイの15に伸ばしたが、日本王座初挑戦では1回KO負け。連続KO新記録も逃し、17戦目の初黒星を喫した。3連敗と低迷すると渡部あきのりに変更。11年に日本と東洋太平洋同級の2冠王座を獲得した。

東洋太平洋王座は5度防衛後に野口ジムに移籍した。16年には角海老宝石ジムに移籍し、18年に日本スーパーウエルター級暫定王座を獲得。昨年には韓国で東洋太平洋同級王座も獲得し、日本と東洋太平洋で2階級制覇を達成した。12月に初防衛成功が最後の試合となった。

18年には長女が白血病と告白した。「娘のために頑張る」と世界をあきらめることなく奮闘していたが、夢を果たせずにグローブをつるした。175センチの左ファイターで、通算39勝(33KO)7敗1分け。

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亀田3兄弟いとこ京之介が地元大阪のハラダジム移籍

亀田京之介(19年12月22日)

ボクシング東日本新人王MVPの亀田京之介(22)が、地元大阪のハラダジムに移籍して再起する。9月16日付での移籍が9日に判明した。元世界王者の亀田3兄弟のいとこ。昨年はフェザー級で東日本新人王を制したが、全日本新人王では判定負けしていた。

亀田は浪速の「狂拳」を自称し、18年にプロデビューも2回TKO負け。その後は元世界王者内山氏にも指導を受け、昨年11月の東日本決勝で3回TKO勝ちしてMVPも獲得した。12月の全日本直前には所属の協栄ジムが休会し、日本プロボクシング協会花形会長の救済で、花形ジムに暫定移籍して出場した。

協栄ジムは協栄新宿ジムとして再出発も、亀田は移籍先を探しながら、角海老宝石ジムなどで練習していた。春には大阪に戻って、3兄弟の父に指導を受けていた。ただ、このジムは未加盟で試合に出場できないため、ハラダジムで再出発することになった。

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亀田3兄弟のいとこ京之介、角海老宝石ジムに移籍

亀田京之介

亀田一族で昨年初の東日本新人王となったフェザー級亀田京之介(21)は角海老宝石ジムに移籍する。

元世界王者亀田3兄弟のいとこで、18年に協栄ジムからプロデビュー。初戦黒星から昨年フェザー級で東日本新人王となり、全日本は花形ジム所属で出場も判定負けした。角海老宝石ジム所属の東洋太平洋スーパーウエルター級王者渡部あきのりは、以前に協栄、亀田ジム所属で亀田家と親交がある。

有望選手も多い練習環境などからも移籍先に選択したとみられる。

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「越後のトラ」本多航大が鮮やか逆転KOでMVP

<プロボクシング:全日本新人王スーパーライト級5回戦>◇22日◇東京・後楽園ホール

スーパーライト級本多航大(20=川崎新田)が逆転KOでMVPとなった。5戦全勝オールKOの藤田裕崇(24=名古屋大橋)と東西敢闘賞対決。初回に右フックで2度ダウンしたが、3回に左フックでダウンを奪い返し、4回にもダウンを奪う。レフェリーがノーカウントで止めて4回42秒TKO。12階級で唯一のKO勝ちを決めた。

打ち上げスパーリングで角海老宝石ジムに出稽古したが、初回にいきなり倒された。「メンタルをやられてしまったが、やれることをやろうと思った」という。本番も初回で崖っぷちに追い込まれて「めちゃ焦った。絶対ガードだけは」としのいだ。

あとは「ダメージはボクの方があったが、いくしかないとガムシャラに手を出した」。壮絶な打撃戦を制して、見事逆転KO勝ち。ジムにとって8年ぶり5人目の全日本新人王で、世界挑戦した黒田雅之以来のMVPを獲得した。

新潟・向陽高でボクシングを始めたが、2年になって悪さをして中退した。戦績は4勝2敗止まりも「途中で辞めた悔いがあった」。恩師だった佐藤雄高監督と再会し、金子ジムでプロ時代の先輩新田渉世会長を紹介されて入門した。上京後に通信制も卒業と改心し、現在は倉庫でアルバイトをしている。

デビュー戦では黒星を喫したが、その後は5連勝し、日本ランキング入りも確定した。新田会長が「越後のトラ」と命名したホープは「中途半端にできない。もっと上を目指して頑張ります」と誓った。

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ボクシング岡田博喜11・2モリナとノンタイトル戦

岡田博喜(2018年8月13日撮影)

ボクシングスーパーライト級元WBOアジアパシフィック王者岡田博喜(29)が、11月2日、米カーソン・ディグニティ・ヘルス・スポーツパークで行われるノンタイトル10回戦でハビエル・モリナ(米国)と対戦することが決まった。

所属の角海老宝石ジムが15日、発表した。昨年米トップランク社と契約した岡田にとって米3戦目。今年2月に元WBO世界ライト級王者レイムンド・ベルトラン(メキシコ)とノンタイトル10回戦で戦い、9回TKO負け。プロ初黒星から、再び世界の舞台で再起をはかる。

同日はWBC世界スーパーフェザー級王者ミゲル・ベルチェル対ジェイソン・ソーサ、IBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス対ジョナサン・ロドリゲスのダブル世界戦が行われる。

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勅使河原が防衛に自信 長谷川穂積氏から2度指導

計量をクリアした王者勅使河原弘晶(左)と大森将平

ボクシング世界挑戦へのサバイバルマッチと言える、東洋太平洋スーパーバンタム級タイトル戦が8日に東京・後楽園ホールで行われる。

前日計量が7日に都内であり、同級王者勅使河原弘晶(29=輪島)に同級3位大森将平(26=ウォズ)ともリミットの55・3キロでクリアした。

勅使河原は「あしたのために人生をかけてきた。大森を倒すだけ。この階級でどっちが国内最強か、上に行ってスターになるか」と決意を口にした。コンディションも「いい感じに仕上がった。減量も一番うまくいった」と自信を口にした。

自信の裏付けには元世界王者の存在があった。2月の初防衛後に、以前から親交のある長谷川穂積氏から2度指導を受けた。4月に10日間、6月に2週間。「技術そのものを教えてくれた。練習への姿勢、考え方、方法や量なども」とみっちり指導された。

その後はフィリピンでスパーリングキャンプをこなし、世界挑戦経験ある亀海喜寛氏からも指導を受けた。「まだまだ伸びシロがあることも分かった」と手応え十分。大森は世界挑戦経験もある相手で上から目線の発言に「なめんじゃない。1ポイント差の勝ちでもいいが、リングに上がったら倒しに行く。後半に倒します」と宣言した。

大森は17年にWBOバンタム級で世界挑戦も11回KO負けした。昨年は連続KO勝ちで、世界再挑戦へ迎えたサバイバルマッチ。「KOのイメージはできている。5回以内には。日本人とは5回以降になったことがあまりないので」と自信満々。大森会長も「格の違いを見せつけてほしい」と期待した。

今回は東京で3週間、角海老宝石ジムを拠点に出稽古して備えた。「スパーは40回以下も朝練とかいい練習ができた。減量も楽だったし、一番調子いい」と話す。

世界王者に返り咲いた村田諒太と同じ南京都高の出身。「かなり厳しいと思ったが、さすが偉大な先輩。勇気をもらった」といい刺激になった。後楽園ホールは3試合目も、これまで全日本新人王、日本バンタム級王座を獲得している。ゲンいいのリングで再び世界への道を切り開くつもりだ。

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井上岳志がムンギア想定スパー「イメージ出来た」

井上岳志(左)は高校の同級生だった岡田博喜を相手にスパーリングを打ち上げた

ボクシングWBO世界スーパーウエルター級3位井上岳志(29=ワールド)が16日、世界初挑戦へ向けたスパーリングを打ち上げた。

都内の角海老宝石ジムに、今年に入って3度目の出稽古で8回をこなした。26日に米ヒューストンで挑戦する身長が10センチ高い王者ハイメ・ムンギア(22=メキシコ)を想定。WBO世界スーパーライト級2位岡田博喜(29)を相手にした。

岡田とは主将だった東京・駿台学園高で同級生だった。「卒業後は初めて」という10年ぶりのスパーで、合計3日間22回を消化した。岡田も2月に試合を予定しているだけに、力の入った実戦となった。

井上にとっては相手の懐に入って接近戦に持ち込み、フィジカルとパワーを生かしたいところ。「ヒット&アウェーならぬヒット&密着がカギ」と言い、斎田会長は「ジョロウグモ作戦」と命名した。さまざまなパンチ、フェイントなどを駆使して飛び込み、ショートレンジからのパンチを打ち込んだ。

今回は何度も試合がのびた分、試合に向けた準備でさらに成長した手応えがある。12月に一気に世界戦と決まってからのこの1カ月半でも「また成長することができた」とも話す。特に右ストレートは「ヒザを柔らかく使うことでより打ち込めるようになった」という。

井上は「勝つイメージが出来上がった」と自信を口にした。試合まではあと10日となり、ここからはコンディションを最優先の調整に入り、20日に渡米する。

インタバルで斎田竜也会長(左)から指示を受ける井上岳志

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渡部あきのり2階級制覇、白血病の娘のために泥臭く

渡部あきのり

<ボクシング日本スーパーウエルター級暫定王座決定10回戦>◇24日◇東京・後楽園ホール

同級1位渡部あきのり(33=角海老宝石)が初回TKOで、2階級制覇を達成となった。

王者新藤寛之(32=宮田)のケガで、同級2位丸木凌介(27=天熊丸木)との暫定王座決定戦。ゴングから攻め込んでダウンを奪い、さらに連打にレフェリーストップ。1回2分51秒TKO勝ちで、11年に獲得したウエルター級に続く日本王座獲得となった。

渡部はゴングからコーナーに追い込んでいった。3度目の挑戦となった丸木はガードを固め、左のカウンターを返した。これをもらって渡部も棒立ちになった。それでも渡部は攻め込んで連打でダウンを奪い、1度は立ち上がった相手に再び連打でストップ勝ちした。渡部は反撃に何度か棒立ちのピンチに、トレーナーからは「危なすぎ」と指摘され、試合後もムッツリで祝福を受けることはなかった。渡部は「打ち合いで盛り上がったからいい。プロは結果。面白がってもらえたからいい」と、平然としていた。

暫定ながらも6年ぶりで日本王座に返り咲きとなった。「やっぱり居心地はいい。日本王者は日本一でシンプル」と角海老宝石ジムに移籍して2年目になる。「最高の環境でやらせてもらっている。言葉ではどうしようもなく、結果でしか返せない。1個返せたかな」とホッとした表情だった。

前回の4月の試合後に長女紗月ちゃん(3)が白血病と判明し、現在も入院生活を送っている。「娘のためにも勝ててよかった。泥臭くても世界を目指していく」と夢はあきらめていない。

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岡田博喜、村田と同じトップランク社と契約し米進出

同門の元IBF世界スーパーバンタム級王者小国以載(左)のサポートを受け、米進出して世界王座を狙うWBOアジア・パシフィック・スーパーライト級王者岡田博喜(撮影・藤中栄二)

 米プロモート大手トップランク社と3年契約を結んだボクシングのWBO世界スーパーライト級3位岡田博喜(28=角海老宝石)が13日、東京・豊島区の所属ジムで米進出に向けた会見に臨んだ。

 トップランク社とは1年で3試合を想定した契約を締結。今後は米リングが主戦場となる。日本人ではWBA世界ミドル級王者村田諒太(帝拳)以来2人目となる同社との契約。早速、9月14日に米カリフォルニア州フレスノ・セーブマートアリーナで、クリスチャン・ラファエル・コリア(アルゼンチン)との10回戦で米デビューする。

 約2週間前に同社からオファーが届き、米進出を決めた岡田は「びっくりしました。トップランク社から声のかかったことに恥じない試合をしたい」と世界前哨戦となるコリア戦への意気込みを示した。デビューから18勝(13KO)無敗を誇り、角海老宝石ジムでは「ゴールデンボーイ」と呼ばれている。既にWBO3位以外にもWBA4位、IBF5位、WBC9位と4団体で1桁ランク。コリア戦と同じ興行のメインイベントで防衛戦に臨むWBC世界同級王者ホセ・カルロス・ラミレス(米国)がターゲットになる。

 今回、ラミレスが挑戦者として迎える同級3位アントニオ・オロズコ(米国)は過去に何度か計量失敗した経験があり、岡田は「(トップランク社から)挑戦者が計量ミスしたらタイトル戦になると聞いています」と明かした。その場合、試合前日に世界王座挑戦に変更となるものの「断ったらもったいない。ラミレスの方が嫌でしょうし、自分は失うものが何もないので」と準備は整えている。また今回、同門で1歳年上となる元IBF世界スーパーバンタム級王者小国以載(30)が「専属マネジャー」として米進出時にはサポートに入り「減量の達人なので」と信頼を寄せた。

 「ここ最近の1、2試合で海外を考えるようになった。日本ではファイトマネーに限度があるし、欲が出てきた」と明かす岡田は「自分のジャブは通用すると思う。あとはスタミナとフィジカルが課題。今回勝って、ラミレスも防衛すればチャンスがあると思う」と米国での世界ベルト奪取への青写真を描いていた。

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角海老宝石ジム異例、体重超過選手を無期停止処分に

コーチ義人(2010年12月19日撮影)

 ボクシングの角海老宝石ジムは29日、体重超過で計量失格、試合中止となったコーチ義人(27)を無期活動停止処分にした。

 27日に元日本バンタム級王者大森(ウォズ)と対戦予定も、コーチは前日計量で1・8キロ超過して棄権した。「階級制を前提のスポーツに対する社会的信用を著しく毀損(きそん)し、プロモーター、出場選手、ファンに多大なる迷惑をかけた重大な違反」などと記した文書を日本ボクシングコミッションに提出し、ホームページでも公表した。ジムが公的に処分を科すのは異例。

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祖母のため!細川バレンタインが遅咲き新王者

日本スーパーライト王座を奪取した細川は安堵(あんど)の笑み

<プロボクシング:日本スーパーライト級タイトルマッチ10回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール

 挑戦者の日本スーパーライト級6位細川バレンタイン(36=角海老宝石)が3-0の判定で同級王者麻生興一(31=三迫)を下し、新王者となった。

 常に前に出てパンチを打つスタイルで、ガードを固める王者を押し続けた。3回に偶然のバッティングで左目上をカットした麻生との接近戦が続き、4回にはバッティングによる減点も受けた。終盤までお互いにひかない激闘を続けて試合終了。ジャッジ3人がすべて1点差という僅差判定勝利を飾った。

 25歳だった06年5月のプロデビューから31戦目、3度目の挑戦で日本王座を手にした。「プロ12年。本当は2~3年で王者になろうと思ったんですけど」と苦笑い。今年1月に宮田ジムから角海老宝石ジムに移籍し、ロードワークなど大幅に練習メニューを変更。「今までは自分で考えて行き当たりばったりでしたが、移籍して初めてプロとしての練習をしたような気持ち」と笑顔でベルトを見つめた。

 7~16歳まで宮崎市で生活面の面倒を見てくれた祖母フミ子さん(86)が会場まで応援に駆けつけた。新王者になった後、リングに上げて一緒に記念撮影。ナイジェリアにルーツを持つ細川は「4年前にお祖父ちゃんが他界したので、お祖母ちゃんのために早く勝たなくちゃと思っていた」と安堵(あんど)の笑みを浮かべていた。

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麻生興一「全力で」細川バレンタインと9年ぶり対戦

計量をクリアした王者麻生興一(左)と挑戦者細川バレンタイン

 ボクシングの日本スーパーライト級タイトルマッチの前日計量が、13日に都内で行われた。同級王者麻生興一(31=三迫)は63・3キロ、同級6位細川バレンタイン(36=角海老宝石)は62・2キロで、リミットの63・5キロをクリアした。2人は08年東日本新人王決勝で対戦し、引き分けも細川が優勢勝ちし、全日本新人王も獲得した。それ以来の仲良しで、どちらかが王者になれば再戦を約束していた。9年ぶりで実現した決着戦となる。

 麻生は角海老宝石ジムから移籍して、2月に3度目の挑戦で王座を獲得し、今回が2度目の防衛戦となる。「能力は向こうが上。うらやましい身体能力を持っている」と相手を持ち上げた。「またやれるのはありがたい。全力でいつも通りに泥臭くいくしかない。決着です」と雪辱を期した。

 細川は3度目のタイトル挑戦で、親友と再戦となった。「3度もチャンスをもらえてラッキー。我慢の競技でそれを一番体現しているのがあいつ」とこちらも敬意を強調した。宮田ジムから移籍の際には三迫ジムも候補だったが、麻生がいたことで角海老宝石ジムを選択した。「同じ階級で同じ3度目の挑戦で同じ30戦。不思議なストーリーがある。今回は勝ちます」と宣言した。

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田中恒成&小国以載、王者2人が初スパーリング対決

初めてスパーリングした田中(左)と小国の両世界王者(撮影・河合香)

 ボクシングで9月13日に大阪でダブル世界戦に臨む王者2人が、初めてスパーリングで対決した。 

 WBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)が3日、IBFスーパーバンタム級王者小国以載(29)が所属する都内の角海老宝石ジムへ出稽古。2回だけだったが手合わせした。

 小国が鋭い左ジャブで突き放し、右を打ち込んでいく。田中は素早いステップでかわしながら、中に入って応戦した。小国は沖縄で5日間の走り込みキャンプ、田中は7月31日まで続いた中京大の期末テスト明け。スパーは再開したばかりでパンチは抑えめだったが、ともに持ち味のスピードは発揮し、見応えがあった。

 まずは田中が「ジャブがすごい。中に入れず、距離も長い。すごい上手でやられました」と持ち上げた。小国も「見ての通り。フェイント、カウンターとかややこしくて強かった」。世界戦で初共演もあって、ともに相手を持ち上げた。

 田中はセミで2階級目のV2戦で、次は年内にWBA王者田口との統一戦が見込まれる。「内容、KOにこだわっていく」と力強かった。小国は昨年末以来の試合で、アマ時代は大の苦手な岩佐との初防衛戦。「夢も見たがパンチが当たってもびくともしなかった。怖い。早く試合が終わってほしい」と相変わらずの弱気発言だった。

初めてスパーリングした田中(左)と小国の両世界王者(撮影・河合香)

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小国以載「モテへん!」王座戴冠後も私生活変わらず

つけ鼻で「天狗まっただ中」とあいさつした小国(撮影・阿部健吾)

 「てんぐまっただ中の小国以載です!」。IBF世界スーパーバンタム級王者が、年明けのリングでも会場を沸かせた。

 昨年12月31日に22勝(22KO)1分けの王者ジョナタン・グスマン(ドミニカ)に判定勝ちする番狂わせを起こして話題をさらった小国以載(28)が14日、所属の角海老宝石ジムの興行に登場。「出オチです。これ以上話すことはないです。応援ありがとうございました!」と満足げにあいさつを終えた。

 ハロウィーン用のつけ鼻は通販で1000円で購入したが、「ボロボロで。ティッシュつめて、ガムテープでつけましたわ。でも、結構良かったなあ」と自画自賛した。これまでも人気漫画「進撃の巨人」の全身タイツ姿などを披露してきたパフォーマンス好きは、王者となっても変わらず。むしろ「今回は下ネタはやめましたよ」と余裕たっぷり。

 現在は試合で負った両拳の治療中。左親指靱帯(じんたい)切断で全治4カ月、右拳も打撲で全治1カ月だという。初防衛戦は岩佐亮佑(27=セレス)との指名試合の予定だが、「6~7月に」と見通した。

 なお、パフォーマンス好きだけではなく、私生活でも「世界王者になっても何も変わらん」とは本人の弁。「王者になってもモテへん! 何したらええねん!」「マスクとかも全然いらへん!」と嘆く姿は、確かに以前と変わらなかった。

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小国以載が大金星王者!初挑戦で無敗チャンプ沈めた

3回、小国(左)はグスマンのボディーに強烈なパンチを入れダウンを奪う(撮影・田崎高広)

<プロボクシング:IBFスーパーバンダム級タイトルマッチ12回戦>◇12月31日◇京都・島津アリーナ

 IBF世界スーパーバンタム級5位の小国以載(ゆきのり、28=角海老宝石)が世界初挑戦で王座をつかんだ。22勝(22KO)1無効試合の王者ジョナタン・グスマン(27=ドミニカ共和国)に3-0の判定勝ち。漫画「はじめの一歩」を読み、ボクシングを始めた28歳が大金星で悲願をかなえた。次戦は指名挑戦者で同級3位岩佐亮佑(27=セレス)と、春をメドに初防衛戦を戦う見込みだ。

 満身創痍(そうい)でも小国はめげなかった。3回、左ボディーのカウンターがグスマンの体にめり込む。ダウンで会場が総立ちになった。だが、小国も左手親指が動かない。4、5回には右拳も痛めた。左目上は真っ赤、耳なりもする。それでも3-0の判定で、KO率100%の絶対王者を倒し「負けたら引退って決めていた。『まだ行ける』って言い聞かせた」。ベルトを巻くと「めっちゃ重いです」と笑った。

 この世界に引き込まれたのは5冊の漫画だった。中学3年のある日。新刊発売を待つのが嫌いな小国は「これなら読みつぶせる」と50~60巻並んでいた「はじめの一歩」を手に取った。食い入るように読むと、祖母に次の巻をおねだり。主人公一歩が、伊達英二に初黒星を喫し「俺しかおらん」と情熱が湧いた。グローブを初めて持つと、練習で食らったボディーにもん絶。「伊達英二、軽くないな」。憧れだけが力だった。

 プロ転向後は全勝街道を歩んだが13年3月、和気にプロ初黒星を喫し引退を決意。だが周りの勧めで関西を離れ、角海老ジムの門をたたいた。「28歳で東京で1人。寂しいよ」。自問自答の日々だった。

 ずっと抱く持論がある。「ボクシングを続けているのはアホだからです。頭いいヤツは区切りをつける」。世界王者になっても、その感情は変わらなかった。「この顔見てよ。アホやと思うでしょ。でも、幸せです」。小国は泣かなかった。だが、周りが泣く光景がたまらなかった。

 スポットライトの当たるリングには、ボクシング人生最初の指導者西川良一さん(享年59)の遺影を上げた。13年4月11日に急逝。亡くなる3日前まで「世界はそれじゃないと取れん!」とミットをはめてくれた。地元関西でつかんだベルト。はじめの一歩に憧れた少年は、13年目で目標へ行き着いた。【松本航】

 ◆小国以載(おぐに・ゆきのり)1988年(昭63)5月19日、兵庫・赤穂市生まれ。中学までバスケットボールに取り組み、漫画「はじめの一歩」の影響で中3からボクシングに。神戸第一高3年時に高校総体バンタム級3位。神戸市のVADYジムで09年11月にプロデビューし、13年3月の東洋太平洋王座防衛失敗で引退を表明。同年5月に角海老宝石へ移籍し、現役続行。173センチの右ボクサーファイター。

 ◆ジム4人目 小国は角海老宝石ジムからは、のべ16人目の世界挑戦で4人目の世界王者誕生となった。過去3人は84年WBCフライ級小林光二、タイ出身で04年WBCミニマム級イーグル京和(05年にも返り咲き)、08年WBAライト級小堀佑介。日本のジム世界王者育成人数では、協栄12人、帝拳11人、ヨネクラ5人に次ぎ、三迫、大橋、ワタナベなどを抜いて単独4位となった。

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小国以載、世界初挑戦「飛び道具出しまくりですよ」

王者グズマンの写真にパンチする小国

 角海老宝石ジムは15日、都内のジムで会見を開き、12月31日に京都でIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチに挑む同5位小国以載(ゆきのり、28)が参加した。

 テレビ局が用意した王者ジョナサン・グスマン(ドミニカ共和国)の写真に、リクエストに応えてパンチするポーズを取るなどサービス精神旺盛だったが、兵庫県出身で「関西人やから」と真骨頂を見せたのは、「あ、これ、これ」とスーツのポケットから取り出したマスク。

 「3年前に東京に来るときに一緒に持ってきたやつですわ。300円くらいかな~。やっぱ『飛び道具』ないとあかんね」と、鼻に割り箸が刺さった絵柄のマスクを装着してファイティングポーズを取った。報道陣にやや受けに、「よかったわ~。また滑ったらどうしようと」と安堵(あんど)の表情。というのも、先日の後楽園ホールのリングであいさつした際には、人気漫画「進撃の巨人」の全身タイツ姿で登場したが、顔までスーツに覆われて一見して誰か分からず、「めっちゃ滑った」。今回は悪夢再来とならず、ほっとしたようだ。

 「試合では滑りませんよ~」と意気込むのは、「京都で試合はええですね。関西なら、つまらんかったら『つまらん』と突っ込んでくれるからね。あったかいね。安心してできるわ~」と期待するから。「さすがに入場の時はできんけど、勝ったらなんでもありでしょ。飛び道具出しまくりですよ!」と、この日のマスク以上の一発芸予告にテンションも上がる。

 もっとも、グスマンは23戦22勝(22KO)1無効試合というハードパンチャー。7月に大阪で行った防衛戦では、当時同級1位の和気と対戦し、ダウンを4度奪い、顔をぼこぼこにした上で11回TKO勝ちを飾っている。小国も「2対8で不利でしょう」と冷静に自己分析する。ただし、阿部トレーナーが「ある作戦を用意している」と明かすなど腹案はある。

 「次はない。一発勝負のチャンスだと思う」とキャリアの集大成として挑む世界初挑戦。試合の中でも「飛び道具」がさく裂すれば、番狂わせも夢ではない。

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小国以載、大みそかにIBF王者グスマンに挑戦

 ボクシングの角海老宝石ジムは9月30日、所属選手のIBF世界スーパーバンタム級5位小国以載(28)が、12月31日に同級王者ジョナタン・グスマン(27=ドミニカ共和国)に挑戦すると発表した。会場は未定で、決まり次第会見を行う。

 小国は元東洋太平洋、日本同級王者で戦績は18勝(7KO)1敗1分け。15年11月に2度防衛した日本王座を返上し、世界挑戦の準備に入っていた。グスマンは、今年7月に和気慎吾との同級王座決定戦に11回TKO勝ちし、今回が初防衛戦となる。

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