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序二段の野上が全勝「うれしい」2場所連続の各段V

序二段優勝決定戦で龍司(左)を押し出しで破った野上(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇千秋楽◇24日◇東京・両国国技館

序二段の野上(のがみ、30=尾車)が龍司との決定戦を制し7戦全勝。序ノ口だった昨年11月場所に続く、2場所連続の各段優勝を果たした。

一時は幕下まで番付を上げるも、19年秋場所で右膝の前十字靱帯(じんたい)断裂と半月板損傷の大けがを負った。5場所連続で全休するも、復帰2場所目も結果を出した。「うれしいです。それだけです。関取になるための自信にしたい」と話した。

◆東15枚目 本名・野上怜。青森県五所川原市出身。09年初場所初土俵。176センチ、160キロ。右四つ、寄り。

序二段優勝を決めた野上(撮影・小沢裕)
序二段優勝の野上(代表撮影)

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野上が7戦全勝で序ノ口優勝「純粋にうれしい」

有川(手前)を押し出しで破る野上(撮影・河田真司)

<大相撲11月場所>◇13日目◇20日◇東京・両国国技館

東序ノ口29枚目の野上(30=尾車)が、西序ノ口6枚目有川(32=松ケ根)を破り、7戦全勝で序ノ口優勝を果たした。

立ち合いで左を差し、右のおっつけを効かせながら一気に土俵外へ運んだ。09年初場所で初土俵を踏んで以来、優勝は初めての経験。「本当に緊張したけど、落ち着いて取れてよかった。純粋にうれしいです」と声を弾ませた。

自己最高位は昨年秋場所の東幕下8枚目。3場所連続で勝ち越して臨んだ同場所で、右膝の前十字靱帯(じんたい)断裂と半月板損傷の大けがを負った。リハビリに時間を要し、昨年九州場所から5場所連続で休場。序ノ口まで番付を落とし、復帰明けとなった今場所は「最初の一番で『ここから始まったのかな』とすごく感慨深かった」と初心を思い出したという。右膝の具合については「まだ100%治ってはいないけど、かなり調子はいい」と実力を発揮して優勝を果たした。

30歳を迎えた今年に、まさかの振り出しとなったが「昔はもうダメかなと思ったけど、中村親方や押尾川親方が年齢じゃないと見せてくれた。少しでもマネできたらいいと思う」と、30代後半まで現役を続けた部屋付きの中村親方(元関脇嘉風)と押尾川親方(元関脇豪風)の姿に刺激を受けたという。ゆえに、今後の目標は「関取になりたいという思いでやっている」と年齢を言い訳にせず土俵に上がる。

序ノ口優勝の野上(撮影・河田真司)

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内藤哲也、小声で「デ・ハ・ポン!」大合唱は再開後

4日夜に配信された新日本プロレスの「テレプロレスリング」。16年5月のIWGPヘビー級選手権内藤石井戦をテレワークで生解説する内藤哲也(右下)。右上はテレビ朝日野上慎平アナ、右中央はミラノコレクションA.T.

新日本プロレスのIWGPヘビー級、同インターコンチネンタル王座の2冠王者内藤哲也(37)が4日、珍しいメガネ姿で「テレプロレスリング」に出演し、コロナ収束後の大合唱を約束した。

テレプロは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月から興行を中止している新日本の新しい配信サービスで、過去の名試合を出場選手、実況、解説者がテレビ会議システムを通じて語り合う内容。この日はゴールデンウイーク恒例の福岡興行「レスリングどんたく」で過去に行われた5試合が放送され、最後に内藤が登場。テレビ朝日の野上慎平アナ、解説でおなじみミラノコレクションA・T・とともに16年5月3日のIWGPヘビー級選手権対石井智宏戦をふり返った。

内藤は終始のらりくらりと野上アナ、ミラノを挑発し、肝心の試合については終盤に少し触れたのみ。それでも、最後は真面目に画面の向こうのファンに向けてメッセージを送った。「きょう緊急事態宣言の延長が決まり、まだまだ我慢する日々が続きますが、いまできることを1人1人が実行すること。きついですけど、それしかないと思うので。苦しい状況は続きますがみんなで一緒にこの苦難を乗り越えましょう。そしてプロレスが再開された時、また会場で笑顔でお会いしましょう」と前向きに言葉を連ねた。

最後におなじみの「デ・ハ・ポン」の大合唱を求められた内藤は、「視聴者のみなさまはご自宅で見られている。会場では大合唱ではいいですけど、自宅だと近所迷惑になっちゃいますから、きょうは小合唱でどうですか」と提案。「大合唱はプロレスが再開された時、会場でやりましょうよ」と話し、控えめのトーンの「デ・ハ・ポン!」で締めた。

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異彩ホストキャラレスラー 愛澤“No1”になる!

4月23日、全日本プロレス仙台大会の10人タッグマッチに登場し、シャンパンを手にする愛澤No.1(撮影・野上伸悟)

新時代の令和に、バブリーなホストキャラで異彩を放つプロレスラーがいる。宮城・塩釜市出身のプロレスラー愛澤No.1(35)がブレークの予感だ。入場時にはシャンパンを手に登場し、女性ファンと乾杯してからリングに上がる。「シャンパン、シャンパン! シャンパン、シャンパン!」。元ホストの経験を生かしたシャンパンコールで会場を盛り上げつつ、華麗な技を繰り出す。

愛澤はリングでの姿同様、型破りな人生を歩んできた。中学から陸上を始め、仙台工時代には高校駅伝宮城県大会にも出場。1、3年時には東北大会に出場した。スポーツ推薦で石巻専大に入学も、幼稚園の時に塩釜市体育館で見た全日本プロレスへの憧れをどうしても捨て切れなかった。陸上部との掛け持ちで学生プロレスに熱中も結局、陸上は断念。2年時に「闘龍門」の練習生になったが、厳しい練習についていけず2カ月で退団した。挫折にもめげず、05年にみちのくプロレスのテストに合格し、07年にデビューを果たした。

09年の試合中にトップコーナーから場外に落とされて右かかとを複雑骨折。再起のめどが立たず引退した。11年3月の東日本大震災後、たまたま求人誌で見かけた楽天ベースボールスクールのコーチ募集に応募。「未経験者可」を真に受け受験したが、面接官からは「まさか本当に未経験者が来るとは」と驚かれた。それでも「東北の子どもにスポーツを好きになってもらいたい」との熱意が伝わった。

スクールでは楽天OBで現スカウトを務める愛敬尚史氏(42)、鷹野史寿氏(46)らに自らも野球を教わりながら4年間、小学生の指導に携わった。しかし、「夢を持とう」と子どもたちに言いながら、夢を諦めた自分を見つめ直した。「実際に自分が夢をかなえて活躍しているところを見せないと、子どもたちにも夢を与えられない。コーチとして最後の役目だと思った」と現役復帰を決意。今では教え子たちも観戦に来てくれるようになった。

本名・相沢孝之としては、シニアスポーツインストラクターの顔を持つ。仙台市内の高齢者向け介護サービス施設で、座ったままでもできる体操などを教えている。おじいちゃん、おばあちゃんたちから「試合どうだった?」と掛けられる声も励みになっている。

23日には、仙台ヒルズホテル(午後3時試合開始)で行われるみちのくプロレスにも出場予定。プロレスリングDEWAや全日本プロレスにも参戦するなど、活躍の場を広げている。「今はタイトルよりも、全国の人に宮城にはこんな選手がいると知ってもらいたい。そしてたくさんの人に遊びに来てほしい。人を呼べるようなレスラーになって東北を盛り上げ活性化したい」。その表情にはリングで見せるチャラさのかけらもなかった。【野上伸悟】

◆愛澤No.1(あいざわ・なんばーわん)1984年(昭59)生まれ、宮城県塩釜市出身。玉川小-玉川中-仙台工-石巻専大。みちのくプロレスに所属した07年6月16日、岩手・矢巾町民総合体育館大会でデビュー。また大学4年の就職活動中に、みちのくプロレスの滑り止めとして受験したスポーツジムの実地研修が東京で1カ月行われた際に、新宿歌舞伎町でスカウトされホストクラブのアルバイトを経験。菊地毅らの指導を受け、15年11月28日の全日本プロレス仙台大会で復帰。フリーとして活動し、全日本プロレスやプロレスリングDEWAなどに参戦する。得意技は紅蓮(ぐれん)弐式。175センチ、85キロ。

4月23日、全日本プロレス仙台大会の10人タッグマッチに登場した愛澤No.1(撮影・野上伸悟)
4月23日、全日本プロレス仙台大会の10人タッグマッチで、コーナーから大森隆男にキックを見舞う愛澤No.1(撮影・野上伸悟)

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元朝青龍のおい豊昇龍「緊張」敗れて勝ち越しお預け

<大相撲名古屋場所>◇11日目◇17日◇ドルフィンズアリーナ

元横綱朝青龍のおい、西幕下2枚目豊昇龍(20=立浪)が同10枚目の野上に敗れて3勝3敗、勝ち越しはお預けになった。

立ち遅れ気味だった立ち合いから、土俵際で懸命に粘ったが、押し切られた。「残念です。先に当たろうと思ったけど、体が動かなかった」。勝ち越せば、序ノ口デビューから9場所連続で、おじと並ぶ所要場所数での新十両に大きく前進できた。それだけに「緊張しました。今までになりくらい緊張しました」とこぼす。

3場所連続で勝ち越しをかけて7番相撲に臨む。4勝3敗になっても新十両は周囲の状況に委ねられることになる。「今日の結果を気にせず、次の相撲を頑張ります」と言い聞かせるように話した。

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美ノ海の弟木崎海は5勝2敗、初ちょんまげで力相撲

木崎海(19年撮影)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇24日◇エディオンアリーナ大阪

2歳上の兄、美ノ海との兄弟関取を目指す東幕下7枚目木崎海(23=木瀬)が野上を下し、5勝2敗とした。

立ち合いから相手を正面に置き、両はずをがっちり押し上げ、力相撲で押し出した。「(4番相撲での)2つめの負けはダメでしたが、それ以外はいい相撲が取れて自信になりました」。

東幕下5枚目の兄は全勝優勝し、来場所の再十両を確定的にした。自身も来場所は5枚目以内に入るのが確実で、新十両を狙う位置につける。

この日、ざんばら頭を卒業し、初めてちょんまげを結った。「まだ髪が短くて、周りに“タマネギ”と言われます」と苦笑い。取れたての新タマネギが兄の後を追いかける。

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幕下野上が連敗、勝ち越し目指して「集中する」

千代栄(左)に肩透かしで敗れる野上(撮影・河田真司)

<大相撲春場所>◇8日目◇17日◇エディオンアリーナ大阪

青森県五所川原市出身の東幕下17枚目野上(28=尾車)が17日、連敗となる2敗目を喫した。

4番相撲で過去4勝1敗と優勢だった西15枚目千代栄(28=九重)に、肩透かしで敗れた。左からうまく攻められ「相手もしっかり考えながら取ってきた。今日はしてやられたと思う」と、完敗を認めた。これで今場所の星は2勝2敗。小4から3年連続でわんぱく横綱になるなど、輝かしい経歴を持つ。90年生まれ。年齢は若手から中堅に差し掛かった。「残りも一番一番集中してやります」と、今後の十両昇進につながる勝ち越しを目指し、気を引き締めた。

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デビュー40年、還暦の越中詩郎が大暴れ「今後も」

勝利した平成維新軍、左からAKIRA、ザ・グレート・カブキ、青柳政司、越中詩郎、真霜拳號、斎藤彰俊(撮影・柴田隆二)

<越中詩郎40周年記念大会>◇30日◇後楽園ホール

平成維震軍を率いるサムライ、越中詩郎(60)の40周年記念大会が30日、後楽園ホールで行われた。

93年結成から26年、軍団に新たな戦力・真霜拳號(40=KAIENTAI DOJO)も加わり、平成生まれ5人を相手に大暴れ。プロレス界を駆け抜けたサムライは、元号が変わる新たな時代にも、大暴れを誓った。

「おし、いくぞ~!」。越中が、お尻をたたいて必殺技「ヒップアタック」を予告すると、超満員の会場が一気にヒートアップ。越中はコーナートップから、さらにエプロンから場外へと、何度もヒップアタックを繰り出した。かつて長州力に「あんな技、効かないよ」とやゆされたヒップアタックを磨き続けて40年。60歳になっても、越中は唯一無二の得意技で観客を喜ばせた。

「何とか仲間の力とファンのおかげで、40周年を終えられた。若いやつには、まだまだ負けないよ」と、笑顔で話した。93年、当時の新日本プロレス選手会に反旗を翻し結成した平成維震軍。斎藤彰俊、青柳政司、AKIRAの常連に、新たなメンバーが加わった。真霜の加入に「直感でこいつと思った。維震軍自体に新しい風を吹き込んでくれる」と期待を寄せた。

決して主役にはならなかった。新日本ジュニアでの高田延彦との抗争。ヘビー級に転向してからは、長州力やタイガー・ジェット・シンとも絡んだ。平成維震軍では、自主興行も行うなど注目されたが、その後は蝶野正洋率いるnWo人気に存在はかすんでいった。

それでも、年齢を重ねた脇役俳優が主役を食うほど輝くように、越中の存在感は増していった。60歳近くなっても、日々のランニングで鍛えた体力で、若手にひけを取らないプロレスを披露。この日も、試合開始早々に、ノアのGHCヘビー級王者清宮のドロップキックを仁王立ちで受け、ヒップアタックでなぎ倒した。

その侍魂を、若手の体に刻み込んだ。試合後のセレモニーでは、武藤敬司、長州力、天龍源一郎にお祝いの花束をもらった。武藤には「80歳までプロレスやりましょう」とハッパをかけられた。そんな励ましに照れながら「こんなに長く続いたチームもないと思うので、誇りにしながら今後も戦っていきたい」と最高の笑みを浮かべて言った。【桝田朗】

◆平成維震軍(へいせいいしんぐん) 92年に越中と小林邦明が、青柳政司の主宰する誠心会館自主興行に参加したことで、新日本プロレス選手会(蝶野正洋会長)と対立。越中は選手会を脱退し、小林、木村健吾、青柳、斎藤彰俊らと反選手会同盟を結成。93年に後藤達俊、小原道由、ザ・グレートカブキが加わり、平成維震軍と名前を変えた。名前の由来は「プロレス界を震撼(しんかん)させる活躍をする」(越中)という意味。発足当初は、全員が髪を剃り、そろいのはかまを履いて登場した。新日本本隊やタイガー・ジェット・シンらとの抗争で人気を博した。96年には野上彰(現AKIRA)が加わった。

越中(左)は清宮にエルボーを決める(撮影・柴田隆二)
越中(右)は清宮にヒップアタックを決める(撮影・柴田隆二)

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錦富士、野上との青森対決を制し下半身成長を実感

野上(手前)をはたき込みで破る錦富士

<大相撲初場所>◇7日目◇19日◇東京・両国国技館

青森県十和田市出身の西幕下13枚目錦富士(22=伊勢ケ浜)が、青森県五所川原市出身の東幕下13枚目野上(28=尾車)との「青森対決」を制し、3勝1敗と星を伸ばした。

「四つになったら強い相手なので」と、まわしを奪いにきた相手を突き放した。その後は圧力のある相手に押し込まれたが、左に逃れてはたき込んだ。先場所に比べ「下半身に(力が)ついたかな」と成長を実感。自己最高位での勝ち越しに向け「全力で集中してやれている。前に出ることだけを意識したい」と、言葉に力を込めた。

野上(左)をはたき込みで破る錦富士(撮影・河田真司)

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棚橋が主演映画イベントで「G1話やめて下さい」

映画「パパはわるものチャンピオン」トークバトルイベントに登壇した、左から真壁刀義、寺田心、棚橋弘至、田口隆祐(撮影・村上幸将)

 新日本プロレスの棚橋弘至(41)が15日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた主演映画「パパはわるものチャンピオン」(藤村享平監督、9月21日公開)のトークバトルイベントに登場した。

 棚橋は、12日のG1クライマックス優勝決定戦で完全復活を告げる3年ぶり3度目の優勝を飾って以来、初の公の場で、息子役を演じた寺田心(10)を肩車しながら、共演の真壁刀義(45)と田口隆祐(39)を引き連れて入場。テレビ朝日「ワールドプロレスリング」でおなじみの野上慎平アナウンサーから「(入場が)何か、G1が続いているようですね」と呼び掛けられると「その話、やめてもらっていいですか?」と苦笑い。1カ月にわたった壮絶な激闘を思い出したくもないという様子だった。

 すかさず真壁が、「おい、野上! G1の話して、疲れてないヤツ、いないからな!」と野上アナに突っ込みつつ、棚橋にも返す刀で「あれ? 棚橋、疲れてるの?」と突っ込んだ。棚橋が「疲れてないです」と答えると、真壁は「うぉうい、この野郎!」と気合を入れた。

 撮影は、ちょうど1年前のG1クライマックス終わりの時期に行われた。棚橋は撮影前に、寺田と演技の練習を行ったと明かした。「(監督に)都内で、ずっと演技指導してもらって、何回も動画を撮ってチェックし、心先輩に教えてもらってね。演技の正解がない中で、やっていくんですけど(セリフを)自然に言えた瞬間があった。これでいんだな、これでいいんだなとやっていく感じ」と振り返った。寺田は「心先輩」と言われ「やめてくださいっ!!」と照れつつも「(演技が)上手って僕も言えるか分からないですけど、すごい努力していらっしゃってすごい。僕も努力しなきゃ、努力しなきゃって思いました」と棚橋の頑張りを観客に紹介した。

 棚橋は、撮影中に寺田と遊ぶ中で、劇中で最大の敵を演じたオカダ・カズチカ(30)の必殺技レインメーカーを破る“レインメーカー返し”を教えたと明かし、壇上で実演した。オカダには5月のIWGPヘビー級選手権で敗れたが、G1のAブロック最終戦で時間切れ引き分けに終わった際は、レインメーカーを幾度も返した。棚橋は「(寺田のレインメーカー返しが)つながりましたね」と言い、笑った。

 棚橋はG1で、Aブロック1位としてBブロック1位の飯伏幸太(36)と優勝決定戦を行い35分00秒、ハイフライフロー3連発でとどめを刺し、来年1月4日、東京ドーム大会のメイン出場権利証を獲得。その後、「希望があります」と提言し「挑戦権利証を懸けて、オカダと戦いたい」、「倒した上でドームに行きたい」とオカダを逆指名しており、レインメーカー返しを再度、決めるかにも注目だ。

 棚橋は映画への初主演について「責任感が生まれますね。映画全体を引っ張っていかないと生けない。でも初めてなので、何をして良いか分からない。何をしていたか分かります? 笑顔で雰囲気を良くしました」と笑みを浮かべた。

 劇中では、現実にはやったことのないヒール(悪役)レスラーのゴキブリマスクを演じている。「ヒールも手探り。心強いパートナーがいて2人で悪いことをした」と、劇中でコンビを組んだギンバエマスク役の田口に感謝した。そして「プロレス映画として見ても面白いし、そう見なくても、いろいろな人に届く映画。もっとプロレスが広がって欲しい」と胸を張った。【村上幸将】

映画「パパはわるものチャンピオン」トークバトルイベントで、寺田心にレインメーカー返しを決められた棚橋弘至(左は真壁刀義)(撮影・村上幸将)

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好川菜々「常に挑戦者の気持ちで」29日に初防衛戦

 WBO世界女子フライ級王者で38歳の好川菜々(堺東ミツキ)が3日、堺市の所属ジムで記者会見して、29日に同市の国際障害者交流センターで同級1位モンセラット・アラルコン(メキシコ)と初防衛戦を行うと発表し「常に挑戦者の気持ちで臨んでいきたい」と意気込みを示した。

 好川は昨年10月、同級王座決定戦に勝って初の世界王座を奪取。夫でトレーナーの野上真司氏は「一枚皮がむけた。怖いものはない」と太鼓判を押した。

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好川菜々が10月に世界戦 トレーナーの夫と悲願へ

 ボクシングの堺東ミツキジムは2日、好川菜々(38)が世界ボクシング機構(WBO)女子フライ級王座決定戦(10月9日・堺市産業振興センター)に臨むと発表した。

 相手は元WBO女子ライトフライ級王者の33歳、李恩恵(韓国)。好川は昨年4月に続き、2度目の世界挑戦となる。

 堺市内の所属ジムで記者会見した好川は「このチャンスを勝ち取らないと、みんなを裏切ることになる」と強い決意を語った。夫の野上真司氏はトレーナーを務めており、二人三脚で悲願に挑む。

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千代翔馬、肩透かしで5戦全勝 新十両に前進

野上を肩すかしで破る千代翔馬(撮影・今浪浩三)

<大相撲九州場所>◇9日目◇16日◇福岡国際センター

 西幕下3枚目でモンゴル出身の千代翔馬(24=九重)が5戦全勝とし、来年初場所の新十両に前進した。「4番勝っていたので思い切り当たった」と野上(尾車)をかち上げで起こしてから肩透かしを決めた。

 師匠の九重親方(元横綱千代の富士)には「このチャンスをつかめよ」と背中を押されているという。相撲留学した高知・明徳義塾高から2009年名古屋場所初土俵。「まだ(昇進は)決まっていない。一番一番しっかり取っていきたい」と気を引き締めた。

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元祖美女ボクサー好川菜々4月世界初挑戦

対戦相手オルティスの写真を持つ好川菜々(撮影・木村有三)

 元祖美女ボクサーの好川菜々(36=堺東ミツキ)が9日、大阪・堺市内のジムで会見し、プロ5戦目の次戦(4月29日、堺市産業振興センター)でWBA女子世界ミニマム級王者アナベル・オルティス(28=メキシコ)に世界初挑戦することを発表した。

 「デビューした時から見ていたのが、この場所(世界挑戦)だった。早くやりたいと、イメージを膨らましながら戦ってきた。心待ちにしていた大きな一戦に挑戦できることをうれしく思う」と笑顔で語った。

 アマチュア時代には全日本選手権でフライ級、ライトバンタム級、フェザー級と3階級制覇を果たした好川は、13年にプロ転向して同年8月にデビュー。14年3月には3戦目で東洋太平洋ライトフライ級王座も獲得した。元WBOアジア太平洋スーパーフェザー級王者の野上真司氏(39)が個人マネジャーを務めており、今年7月に婚姻届を出す予定でいる。10日には、野上氏とともに約1カ月のメキシコ合宿へと出発する。「(相手の)アナベルは、前に前に攻める攻撃力もあるし、技術もある。総合的な力のあるチャンピオン。穴を探します」と好川。相手の弱点を研究しつつ、自らの体も鍛えるつもりだ。

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約束忘れてなかったオカダ/野上アナ

<新日本:G1クライマックス24>◇10日◇埼玉・西武ドーム

<テレビ朝日・野上アナの実況席から>

 中学卒業後、メキシコへ渡りプロレスラーとなり、19歳で帰国。新日本入門を果たしゼロからのスタートを切ったオカダ・カズチカ。ちょうどそれが07年、私がプロレス実況を始めた頃でした。いわば同期です。故に、当時ヤングライオンだった「岡田かずちか」の試合は、常に私が実況を担当。ガムシャラな試合とガムシャラな実況。技なんてありませんでした。

 やがて彼は米国へ。「帰国後のビッグマッチは、実況よろしくお願いします」。若かりし日の約束を胸に、私は2年間彼を待ちました。12年夏。レインメーカー「オカダ・カズチカ」として帰国した彼は、G1最年少優勝を果たします。私の実況スキルの、はるか先を行くスピードでした。しかし、運命は突然に。プロレス実況2番手の私に、偶然にも実況の機会が巡ってきたのです。

 今なお忘れない、あの夏最後に叫んだ言葉。「オカダ・カズチカG1史上最年少優勝を、初出場で成し遂げました」。

 あれから2年。2度目の頂点。その戦いを、私は実況することは出来ませんでした。プロレスラーによる世代闘争同様に、実況アナも上下の世代を意識しながら、メーン実況担当を目標に日々奮闘しています。

 「野上さん。少しだけ。僕が先を行きますね」。今のオカダ・カズチカはあの日の岡田かずちかとはまるで別人で…。でも、根底は変わっていないのかもしれません。かつての約束を彼が忘れていなかったように…。

 心から、優勝おめでとう!(おわり)

勝敗超えたオーラある中邑/野上アナ

<新日本:G1クライマックス24>◇8日◇横浜文化体育館

<テレビ朝日・野上アナの実況席から>

 中邑真輔選手(34)が創造した新たな価値は、勝ち負けを超越した場所にあるような気がしています。極論を言えば、試合に敗れたのにファンの記憶に残っているのは、勝者よりも中邑選手の方だったり…。彼には言葉にし難い、特別な魅力とオーラが備わっていると感じています。

 2年ほど前でしょうか。“実況”について話をしたことがあります。

 「プロレスラーをちゃかす実況は、好きじゃない。真剣に伝えてほしい。熱すぎるくらいでちょうどいいんじゃない?」

 くねる体とは正反対に、真っすぐ貫いたプロレスラーとしての信念。その根底にあるのは「ストロングスタイル」ただ1つ。だからこそファンは、“くねり”“たぎり”“イヤァオ”と叫ぶ、ともすれば古き良き昭和のストロングスタイルとは対照的な彼を「キング・オブ・ストロングスタイル」と敬意を表し、称するのだと思います。

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棚橋選手に育てられました/野上アナ

<新日本:G1クライマックス24>◇4日◇愛知県体育館

<テレビ朝日・野上アナの実況席から>

 私にとって初めてのIWGP戦実況は12年7月の棚橋-田中戦。初のメーン実況は11年8月のG1棚橋-永田戦。そして、初めての東京ドームビッグマッチ実況は10年1月の棚橋-潮崎戦。というように、自分にとって大きな節目になるビッグマッチの実況では、棚橋弘至選手(37)の試合を担当することが多いんです。

 10年東京ドーム大会前、棚橋選手にあいさつに行くと「これをお互いに出世試合にしましょうね」と、笑顔で言葉をかけてくださいました。プロレスラーもきっと、若手のアナウンサーより経験豊富なアナウンサーに実況して欲しいはず…。と思っていただけに、あの優しい言葉は今も印象に残っています。試合の実況も後から確認してくださり「あの一言は熱くてグッときました! ありがとうございました!」などとわざわざ言ってくださることも…。棚橋選手に褒められ認められるのは、上司にそうされるよりもうれしいかも…。なんて…。プロレス実況アナも、一流のプロレスラーに育てられるんだと、私は思っています。

目が離せない天才AJ/野上アナ

<新日本:G1クライマックス24>◇3日◇大阪・ボディメーカーコロシアム◇観衆7000人

<テレビ朝日・野上アナの実況席から>

 A・J・スタイルズ(36)が4月に両国国技館に乗り込んできた時、ファンはあっ気にとられ「誰だ? あいつ?」という感じでした。でも福岡で、全てを変えました。オカダ戦初挑戦で手にしてみせたIWGPのベルト。そのファイトスタイルは、まさに現代版天才プロレスラーの先駆け。棚橋×飯伏=A・J・スタイルズ。というような…。あらゆる全てが魅力的で、そして新鮮でした。1つ1つの古くからあるクラシカルな技も、AJエッセンスがほんの一滴加わるだけで、全てが“AJオリジナル”になってしまう。他のレスラーがAJの能力を高く評価する声も数多く耳にします。あっという間にファンからも認知され、脅威の存在となりました。

 約8年ぶりに誕生した外国人IWGP王者。その快挙は、史上初の外国人G1優勝への布石にすぎないのでしょうか。アメリカで、現代プロレス革命を実践させた“フェノメナール”(驚異的=AJの愛称)から目が離せません。

後藤対柴田の決勝望むワケは…/野上アナ

<新日本:G1クライマックス24>◇1日◇東京・後楽園ホール

<テレビ朝日・野上アナの実況席から>

 後藤洋央紀(35)が08年のG1で初優勝したときのインタビューが印象に残っています。「この優勝を誰に伝えたいか?」という質問に「今は別々に戦っているけど、誰よりも柴田に伝えたい」と高校時代のレスリング部の同級生、盟友柴田勝頼の名前を挙げたんです。

 当時、柴田が新日本を飛び出していったことを、快く思っていない人もいるわけで、名前を出すことはタブー。それを知りながらあえて名前を出した。その事実が胸を打ちました。新日本で戦い続ける後藤が、あの発言をしたというのは、心からの素直な感情であったにほかなりません。

 苦労人で、G1優勝以降、IWGP王座に挑戦すること7度。でもあと1歩届かない。ボクは後藤に足りない最後のワンピースは柴田が持っているような気がするんです。だからこそ、昨年実現できなかった2人の対決をG1決勝で…。と、期待するファンも少なくないはずです。

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控えめ内藤に危機感/テレ朝・野上アナ

<新日本:宮城大会>◇28日◇仙台サンプラザホール

<テレビ朝日・野上アナの実況席から>

 「さあ、次は自分の番だ。自分の時代になる」と思っていたら、いきなり超新星が現れて、おいしいところを全部もっていかれちゃった。こんな話は、実社会の中でもよくある話ですよね。仙台大会でオカダとの対戦が組まれた内藤が、ちょうどそんなポジションにいます。

 デビューもオカダより先で、米国からオカダが帰ってくるまでは、新日本の次世代を背負うのは内藤だといわれていたんです。それが、オカダにG1優勝もIWGPも先を越されてしまった。

 もともと控えめで、「どうせ自分なんて」という感じの人ですが、最近、悔しい感情が内面から出てきた。オカダを倒さないことには自分の時代は来ないと、表情に危機感がにじみ出ていました。

 1・4東京ドーム大会での2人のIWGP戦は、ボクが初めて実況したIWGP戦です。思い入れの深い対戦カードなんです。

 ◆野上慎平(のがみ・しんぺい)岡山県和気郡生まれ。07年に早稲田大学教育学部を卒業し、テレビ朝日に入社。同年アナウンス部に配属。1年目からワールドプロレスリングの実況を担当。10年8月から飯塚高史にシャツを脱がされる攻撃を受ける。永田裕志が結成した青義軍に入り、野上“ジャスティス”慎平として実況を務める。趣味はゴルフ。身長177センチ。

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