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阿炎、幕下56枚目から49枚上昇 再十両に全勝必要か/夏場所新番付

阿炎(2021年3月20日撮影)

日本相撲協会は26日、大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

幕下以下の注目力士の1人、阿炎(26=錣山)は東幕下7枚目に番付を上げた。阿炎は昨年夏、新型コロナウイルスの感染防止のため日本相撲協会が策定したガイドラインに違反し、9月の秋場所、11月場所、今年1月の初場所と3場所連続休場の処分を受けた。処分が明け3月の春場所で土俵復帰。西幕下56枚目で7戦全勝優勝し、番付を49枚上げた。

阿炎は17年名古屋場所から守っていた関取の座を、初場所の幕下陥落で逃した。それ以来の関取復帰となる再十両には今場所、やはり先場所同様の7戦全勝が求められそうだ。

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阿炎が幕下全勝V「相撲取る喜び学ばせてもらった」

時栄を引き落としで破り勝ち名乗りを受ける阿炎(撮影・鈴木正人)

<大相撲春場所>◇13日目◇26日◇東京・両国国技館

4場所連続休場から復帰した三役経験者の西幕下56枚目阿炎(26=錣山)が、東幕下15枚目時栄(24=時津風)を破って、7戦全勝で幕下優勝を果たした。リーチを生かしたのど輪で一気に押し込むと、流れよく引き落とし。実績の違いを見せつける完勝だった。

阿炎は昨年7月場所中、日本相撲協会が作成した新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反し、同年秋場所から3場所連続休場の処分を受けていた。初日の1番相撲は、昨年7月場所6日目以来、233日ぶりの本場所の土俵だった。

7番取り終えて「今場所は相撲を取れる喜び、そういうものも学ばせてもらった場所。(今までの各段優勝とは)違う部分もあるかなと思う。すごく精神的にも肉体的にも体力を削られた、削って取ることができました」と振り返った。

けがで番付を落としたわけではなく、本来の実力を考えれば、幕下優勝は周囲の期待通りだったかもしれない。それでも「師匠にも部屋の方にも『勝って当然なことはない』と言われてきた。当たり前じゃない。全力で相撲に向き合うという気持ちではいた」と謙虚に話した。

時栄(手前)を激しく攻める阿炎(撮影・鈴木正人)

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幕下阿炎が6戦全勝 幕下以下各段優勝の行方

阿炎(20年3月撮影)

<大相撲春場所>◇12日目◇25日◇東京・両国国技館

大相撲春場所は、26日に13日目を迎える。幕下と序二段は6戦全勝同士の直接対決があり、勝った方が優勝。三段目と序ノ口は、勝敗次第で優勝者が決まる可能性がある。

▽幕下 西56枚目の阿炎(26=錣山)と、東15枚目の時栄(24=時津風)が6戦全勝で並んでおり、直接対決で全勝、優勝を争う。阿炎は最高位小結で、昨年7月場所中のコンプライアンス違反で3場所連続出場停止などの処分を受け、今場所から復帰。時栄は勝てば7戦全勝となり、新十両昇進が確実になる。

▽三段目 中大相撲部出身で今場所三段目100枚目格付け出しデビューの西川(22=境川)が6戦全勝で、勝てば千秋楽の優勝決定戦に進出する。他に全勝は西45枚目の高麗の国(30=芝田山)と西68枚目の欧鈴木(23=鳴戸)で、両者は直接対決する。

▽序二段 西48枚目の熱海富士(18=伊勢ケ浜)と西79枚目の千代大和(20=九重)が6戦全勝で直接対決する。

▽序ノ口 西21枚目の村山(18=鳴戸)がただ1人6戦全勝で、13日目に秋山に勝てば優勝が決まる。1敗は秋山ら5人。

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生き仏のような鶴竜、気は優しく後輩指導は的確

笑顔で優勝パレードに出発する鶴竜(2019年7月21日撮影)

<とっておきメモ>

「約束」が果たされることがないまま、鶴竜が引退した。最後の優勝となった19年名古屋場所後、8月の夏巡業で知人から譲り受けた写真を見せた。鶴竜の母校の写真だ。ウランバートルの第31小中高。バスケットボールに夢中だった当時の話や、父が大学教授とあって、小中高生が時間をずらして同じ学校に通うなどの教育環境の不十分さ、環境改善に尽力したい思いなどを熱く語っていた。当時は「優勝10回」を目標に掲げた直後。「この話は次に優勝した時で」。そう約束したが「次」はなかった。

初めて朝稽古を訪れた時に驚かされた。平幕だった11年前、人けのない当時の井筒部屋を訪れると、すでに軽めの稽古を終えた鶴竜は、上がり座敷で新聞を読んでいた。文字がびっしりの一般紙の経済面。多くの外国出身アスリートは、会話はできても特に漢字の読み書きが不得手。だが鶴竜は「漢字の勉強になるし、経済のことを勉強するのも無駄じゃないから」と、笑って話した。興味を持つとのめり込むタイプ。大好きなサッカーやNBAの知識は豊富で、スマホのサッカーゲームも「たぶん1000万円ぐらい課金してますよ」とある力士は明かす。

静かに燃える男だった。対横綱は朝青龍に7戦全敗で、白鵬には初顔合わせから20連敗していた。普段の柔和な笑顔とは対照的に、平幕のころの鶴竜はガムシャラだった。白鵬の顔面を何度も張り、怒った白鵬からぶん投げられた。それでも次はまた顔を張った。そしてまた投げられた。「誰かに対して怒ったことは、生まれてから1度もない」という、生き仏のような性格。挑発や報復ではなく、ただ全力で壁に向かった。

シャイな性格で、本音を打ち明けられるのは親友の玉鷲ぐらいだろう。それでも11年に、東日本大震災の被災地を巡回慰問した際は「自分は横綱(白鵬)のように有名ではないけど、少しでも被災者の方を励ましたい」と、炊き出しのちゃんこを配り歩き、求められれば全員と握手した。気は優しくて力持ち。後輩の指導も的確で、元付け人でやんちゃな現在幕下の阿炎も鶴竜を尊敬してやまない。

「もし、私を受け入れてくれる部屋がありましたら、その方々の気持ちにこたえるべく、一生懸命がんばりたいと思います。立派な力士になるように精一杯(いっぱい)稽古にはげみます」。何のつてもなく日本相撲振興会などに、無謀な手紙を送って力士人生が始まった。当時の井筒親方(元関脇逆鉾=故人)に声を掛けられ、高校を中退して初来日してから20年。「ケガさえ治れば」。稽古場ではまだまだ強さを見せていただけに、無念の思いはあるだろう。それでも常に言い訳をしないのは、尊敬もしている同世代の稀勢の里の影響もある。全力士の中でも屈指のきれいな日本語を使い、達筆となった鶴竜。相撲道は、道半ばで幕を閉じた。【高田文太=10~11、17~19年大相撲担当】

小中高生が同じ校舎に通う、鶴竜が卒業したウランバートルの第31小中高
小中高生が同じ校舎に通う、鶴竜が卒業したウランバートルの第31小中高
小中高生が同じ校舎に通う、鶴竜が卒業したウランバートルの第31小中高

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阿炎6勝目 付け人務めた鶴竜引退に「びっくり」

徳之武藏(左)を押し倒しで破る阿炎(撮影・河田真司)

<大相撲春場所>◇11日目◇24日◇東京・両国国技館

昨年7月場所中のコンプライアンス違反による3場所連続出場停止明けとなった、西幕下56枚目阿炎(26=錣山)が、西三段目徳之武蔵(20=武蔵川)を下して、無傷の6勝目を挙げた。「左四つに組んでくると分かっていたけど、立ち合いが悪くて組まれた。その後は思い切り体を動かした結果がつながったと思います」と振り返った。

取組直前には、付け人を務めた横綱鶴竜の現役引退が発表された。取組後に周囲の力士らから聞かされたといい「聞いたばかりでびっくりしている。今は何と言っていいか分からないです…」と、突然の発表に驚きを隠せない様子だった。

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高安首位1差で照ノ富士と千代の国/9日目写真特集

<大相撲春場所>◇9日目◇22日◇東京・両国国技館

大関復帰に挑戦する関脇照ノ富士が、平幕の妙義龍を下して大関昇進目安の「三役で3場所33勝」まで残り2勝とした。

中に入られてもろ差しを許したが、両腕を抱えてきめ出し。7勝2敗として勝ち越しに王手をかけた。前日8日目は小結高安との1敗対決に敗れて優勝争いから1歩後退。連敗は許さず、大関復帰へ再加速する。

1敗で単独先頭を走っている高安は、平幕の阿武咲を下して勝ち越し第1号となった。左差しは果たせなかったが、右のいなしから崩してはたき込み。悲願の初優勝に向けて、1敗を守った。

3大関はこの日も明暗が分かれた。

朝乃山は志摩ノ海を寄り切って6勝目を挙げたが、続いて土俵に上がった正代が先場所優勝の小結大栄翔に押し出されて5敗目を喫した。結びでかど番の貴景勝が小結御嶽海を下して締めたが、初日から9日間連続で3大関安泰とはならなかった。

平幕で唯一2敗を守っていた千代の国は、関脇経験者の玉鷲を破って勝ち越しに王手をかけた。1差でトップを追走する。

優勝争いは高安が1敗でトップを維持。2敗の照ノ富士、千代の国が1差でつき、朝乃山、貴景勝ら6人の3敗勢が追走する。

9日目の取組模様を写真で振り返ります。

幕下

天王山押し出し阿炎

天王山(手前)を攻める阿炎(撮影・河田真司)

十両

炎鵬吊り落とし天空海

天空海(右)を吊り落としで破る炎鵬(撮影・河田真司)

天空海(右)を吊り落としで破る炎鵬(撮影・河田真司)

天空海(右)を吊り落としで破る炎鵬(撮影・河田真司)

幕内

大翔丸寄り切り英乃海

☆英乃海「(体は)動いていると思います。気分はもちろん、いいです。(疲れは)いつも疲れてるんで大丈夫です」

大翔丸(右)を寄り切りで破る英乃海(撮影・野上伸悟)


琴恵光はたき込み剣翔

☆剣翔「立ち合い当たって押し込めた。悪くないです」

琴恵光(左)をはたき込みで破る剣翔(撮影・河田真司)


照強肩透かし千代翔馬

千代翔馬(右)を肩すかしで破る照強(撮影・河田真司)


明瀬山寄り切り碧山

☆碧山「まわしは取らない方がいいけど、前に出てたからよかった。連敗が続いて落ち込んでいたから、今日で気持ち切り替えられると思う」

明瀬山(右)を寄り切りで破る碧山(撮影・鈴木正人)


千代大龍突き出し豊山

☆豊山「立ち合い、当たり負けしないで踏み込めたからよかったと思う。引いたらやられる。向こうが仕掛けてくる前に出し切りたいと思っていった」

千代大龍(右)を突き出しで破る豊山(撮影・河田真司)


翠富士かいなひねり大奄美

☆翠富士「全然勝った感覚がなかった。ちょっとラッキーな勝ち。内容的にはあまり良くなかった。(ここまで4勝5敗)本当はもっと勝ちたかったけど、思ったより勝てている。できる限り勝てるように努力している」

大奄美(左)をかいなひねりで破る翠富士(撮影・野上伸悟)


魁聖引き落とし

輝(右)を引き落としで破る魁聖(撮影・野上伸悟)


栃ノ心寄り切り竜電

栃ノ心(右)を寄り切りで破る竜電(撮影・野上伸悟)


豊昇龍下手投げ逸ノ城

☆豊昇龍「差されないようにと思って、動いていこうかなという感じで取った。動きもいいし、調子も悪くない。最後まで頑張ろうと思っている」

逸ノ城(下)を下手投げで破った豊昇龍(撮影・野上伸悟)


玉鷲引き落とし千代の国

☆千代の国「ほんと咄嗟で。(前日黒星からの切り替えは)変わらずですけど。そうですね、ハイ。(優勝争いは)いやいや全くです。(先場所休場中の稽古は)家が狭いんで寝室で。一応ノルマにいれてます。相撲をとれることはうれしいことですね。(三役復帰は)それは日々の積み重ねと思っているんで」

玉鷲(手前)を引き落としで破る千代の国(撮影・鈴木正人)

玉鷲を引き落としで破った千代の国は、土俵上を回る新型コロナウイルス感染拡大防止を呼びかける懸賞旗スタイルの告知旗を見つめるながら土俵下で待機する(撮影・河田真司)


翔猿引き落とし隠岐の海

☆翔猿「自分から攻めることができてよかった。楽に勝とうとせず、自分から攻めているのがいい」

隠岐の海(右)を引き落としで破る翔猿(撮影・野上伸悟)


遠藤寄り切り琴ノ若

琴ノ若(右)を攻める遠藤(撮影・鈴木正人)


明生突き出し若隆景

☆若隆景「向こうも動きがいいんで、動き負けしないようにいった。内容はいいと思います」

明生(左)を攻める若隆景(撮影・鈴木正人)


宝富士送り出し北勝富士

宝富士(右)を送り出しで破る北勝富士(撮影・河田真司)


高安はたき込み阿武咲

☆高安「やはり上を目指して取り組んできましたので、結果を出したい一心ですね。集中して、自分のいい相撲を取りたいです」

★阿武咲「しっかり圧力を伝えられず、手が伸びなかった。自分の力がなかっただけです。切り替えて明日また頑張ります」

阿武咲(左)を攻める高安(撮影・河田真司)

阿武咲(左)をはたき込みで破る高安(撮影・鈴木正人)

阿武咲(手前)をはたき込みで破る高安。後方左は照ノ富士(撮影・野上伸悟)


霧馬山押し出し隆の勝

☆3敗で踏みとどまった関脇隆の勝「前に攻められたのでよかったと思う。これをきっかけに白星を重ねていければと思う」

霧馬山(右)を押し出しで破る隆の勝(撮影・鈴木正人)


照ノ富士きめ出し妙義龍

妙義龍(右)を攻める照ノ富士(撮影・鈴木正人)

懸賞金の束を受け取る照ノ富士(撮影・鈴木正人)


志摩ノ海寄り切り朝乃山

☆朝乃山「右を差して自分の形になって前に出た。自分の相撲だと思います。残りも今日みたいに前に出る相撲をとっていきたい」

志摩ノ海(右)を寄り切りで破る朝乃山(撮影・鈴木正人)


正代押し出し大栄翔

☆大関連破で3連勝の大栄翔「相撲はよくなってきたと思う。(連敗中は)どこか悪い部分もあったかもしれないが、自分の実力の問題。この調子で最後までいきたい」

★正代「立ち合いで相手に勢いに乗せないように組み止めたかったんですけどね…。自分の方が下がってしまった。全体的に今日は相手の相撲でした」

正代(左)を勢いよく攻める大栄翔(撮影・河田真司)

正代(右)を押し出しで破った大栄翔(撮影・野上伸悟)


貴景勝押し出し御嶽海

☆貴景勝「(取組は)覚えてないですけど、一生懸命やるしかないんで。1日1日、一生懸命やる。準備からやりきるだけ。明日も集中してやります」

御嶽海(右)を押し出しで破る貴景勝(撮影・野上伸悟)

御嶽海(右)を押し出しで破った貴景勝(撮影・野上伸悟)

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阿炎が無傷5連勝「考えた通りに」全勝対決制した

天王山(右)を押し出しで破った阿炎(撮影・野上伸悟)

<大相撲春場所>◇9日日◇22日◇東京・両国国技館

最高位小結で昨年7月場所中のコンプライアンス違反で3場所連続出場停止などの処分を受けた西幕下56枚目の阿炎(26=錣山)が、無傷の5連勝を飾った。

同じ4戦全勝だった天王山を得意の突き放す相撲で一方的に押し出した。「よかったと思います。考えた通りにとれたんで、気持ち的にいい方向にいくと思う」と会心の相撲を振り返った。

幕下では力差を示すように勝ち星を重ねる。それでも「師匠(錣山親方=元関脇寺尾)に言われていることはたくさんある。足を出すことが1番。考えてやっている」。稽古場にも今までより30分早く起きて下りるなど、ひたすら相撲道にまい進する。

復帰場所で幕下全勝優勝も現実味だが、「まだ2番あるんで、終わりは考えていない。次の相撲に集中していくだけです」と話した。

天王山を押し出しで破り、勝ち名乗りを受ける阿炎(撮影・河田真司)

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玉鷲行司も押し出した 炎鵬天仰ぐ/7日目写真特集

<大相撲春場所>◇7日目◇20日◇東京・両国国技館

関脇照ノ富士が力強い相撲で1敗を守り、大関復帰の目安となる勝ち星へあと3勝とした。幕内優勝2回の実力者、小結・御嶽海を寄せ付けなかった。

小結高安は宝富士との長い相撲を制し、2日目から6連勝で1敗を守った。悲願の初優勝へ前進した。休場明けの千代の国も明瀬山を小手投げで破り、1敗を守った。

大関朝乃山が過去3勝0敗だった霧馬山に敗れる波乱で2敗に後退。前日まで1敗だった関脇隆の勝、妙義龍にも土がつき、1敗勢は3人となった。

7日目の取組模様を写真で振り返ります。

幕下

阿炎すくい投げ篠原

四股を踏む阿炎(撮影・柴田隆二)

阿炎(右)はすくい投げで篠原を破る(撮影・小沢裕)

十両

宇良寄り倒し矢後

矢後(右)を攻める宇良(撮影・鈴木正人)

矢後(後方)を寄り倒しで破る宇良(撮影・鈴木正人)

矢後(後方)を寄り倒しで破る宇良(撮影・鈴木正人)

宇良は寄り倒しで矢後(左)を破る(撮影・小沢裕)

矢後(右)を寄り倒しで破った宇良(撮影・鈴木正人)


炎鵬上手出し投げ東龍

東龍(右)に上手出し投げで敗れる炎鵬(撮影・鈴木正人)

東龍(右)に上手出し投げで敗れた炎鵬(撮影・鈴木正人)

幕内

天空海押し倒し大奄美

大奄美(上)は天空海を押し倒しで破る(撮影・柴田隆二)


豊山下手投げ魁聖

魁聖(下)を下手投げで破る豊山(撮影・鈴木正人)

☆豊山 (連敗を5でストップも)落ちるところまで落ちていた。見ている人がいやな気分になっていたと思う。応援してくれる人の期待に応えたい。勝つのが何よりの薬。いい白星になったと思う。

照強下手投げ英乃海

照強(右)は英乃海を下手投げで破る(撮影・小沢裕)

★英乃海 抱え込んだんで、勝負だと思って出た。振る力が強くて、振られてしまいました。

千代大龍はたき込み剣翔

剣翔(右)をはたき込みで破る千代大龍(撮影・鈴木正人)

☆千代大龍 (剣翔は)昔からかわいがってきたというか、目をかけてきた。正直やりづらいはあった。勝ったことはよかった。白星先行できるように気を引き締め直していきたい。

琴恵光極め出し竜電

☆琴恵光 最後まであきらめないがつながったと思う。自分は中に入って相撲とりたかったが、体が反応してくれてよかった。


翠富士巻き落とし千代翔馬

千代翔馬(左)は巻き落としで翠富士を破る(撮影・小沢裕)

千代翔馬と翠富士の一番で物言いがつき協議する審判団(撮影・小沢裕)

☆千代翔馬 (物言いがつき)負けたかなと思いました。昨日、今日と内容は悪かったけど、勝てて良かった。

碧山寄り切り豊昇龍

☆豊昇龍 はたきに気を付けて、前、前、前と思って、集中して相撲が取れてよかったです。

千代の国小手投げ明瀬山

取り組み前に、気合を入れる千代の国(撮影・柴田隆二)

明瀬山(下)を小手投げで破った千代の国(撮影・鈴木正人)

☆千代の国 (1敗キープも)ちょっと攻め込まれたんで、ほめられる内容ではない。

★明瀬山 (得意の右を差して)勝ったーと思いましたけどね。毎回毎回、小手投げとかで負けているので、今度は止まることを覚えたら違ったかもしれないですね。

翔猿押し出し逸ノ城

☆翔猿 (5勝2敗の好成績に)攻められているんで。守りの相撲じゃないからいいと思う。ここから集中していきたい。

玉鷲押し出し琴ノ若

琴ノ若(右)を押し出しで破る玉鷲。行司は木村寿之介(撮影・鈴木正人)

琴ノ若(右)を押し出しで破る玉鷲。行司は木村寿之介(撮影・鈴木正人)

玉鷲(右)は琴ノ若を押し出しで破る。行司の木村寿之介も押し出される(撮影・柴田隆二)

☆玉鷲 (立ち合い)すぐ差されたッスね。脇が甘い。自分の相撲で最初から一気は難しい。

寄り切り隠岐の海

遠藤下手出し投げ栃ノ心

栃ノ心(手前)を下手出し投げで破る遠藤(撮影・鈴木正人)


妙義龍とったり若隆景

若隆景(右)はとったりで妙義龍を破る(撮影・小沢裕)

若隆景(左)にとったりで敗れた妙義龍(撮影・鈴木正人)


北勝富士押し出し阿武咲

阿武咲(左)を攻める北勝富士(撮影・鈴木正人)

☆北勝富士 我慢して我慢して引かずに攻められたのが良かった。(4連勝は)素直にうれしいけど、まだまだ、取組はあるから引き締めていきたい。場所前の稽古からトレーニングからケアまで、しっかりと調整できたのが良かった。

★阿武咲 押し返そうと思ったんですが、あそこまで下に入られると厳しいですね。力入ってないことないんで、ちょっと連勝すればすぐ取り返せる。

高安上手出し投げ宝富士

大栄翔押し出し隆の勝

照ノ富士寄り切り御嶽海

御嶽海(手前)を攻める照ノ富士(撮影・鈴木正人)

懸賞金の束を受け取る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

☆照ノ富士 まわしが取れたのでよかった。ずっとそれ(まわしを取ること)を磨いてきた。取れなくても全力を出し切って相撲が取れればいい。(選抜高校野球で母校の鳥取城北が勝利し)残りも頑張って下さいと伝えたい。ちょっとでも自分の勝ちが、みんなにいい意味でプレッシャーになればと思う。

貴景勝押し出し明生

貴景勝(左)は明生に押し出しで敗れる。右は朝乃山(撮影・小沢裕)

貴景勝は明生に押し出しで敗れ土俵下まで行く(撮影・柴田隆二)

☆明生 思った通りの攻めができました。(貴景勝は)いっぱい稽古をつけてもらっていたんで、追い抜けるようにしっかり頑張っていきたいと思います。

★貴景勝 (3敗目を喫し)また明日に向かって切り替えるしかない。明日の相撲があるので、それに向かってやるしかない。

霧馬山送り出し朝乃山

朝乃山(右)は霧馬山に送り出しで敗れる(撮影・柴田隆二)


正代上手投げ志摩ノ海

志摩ノ海(下)を上手投げで破る正代(撮影・鈴木正人)

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阿炎「やんちゃ」卒業、4連勝で感謝の勝ち越し

すくい投げで篠原(左)を破る阿炎(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇7日目◇20日◇東京・両国国技館

最高位小結で昨年7月場所中のコンプライアンス違反で3場所連続休場の処分を受けた西幕下56枚目の阿炎(26=錣山)が、4連勝でみそぎの勝ち越しを決めた。篠原を立ち合い、右差しから休まず攻めたすくい投げ。

一時は引退も覚悟したが、周囲の支えにも感謝しながら、ここから再び番付を上げていく。

   ◇   ◇   ◇

1年前は大関候補にもあがっていた。ブランクがあっても、幕下下位では力が違う。3連勝で勝ち越しに王手をかけて迎えた阿炎の4番相撲。立ち合い、素早く左を差して圧力をかけ、篠原に何もさせず最後はすくい投げで仕留めた。小結だった19年九州場所以来の勝ち越しに「うれしいです」と素直にはき出した。

昨年7月場所前や場所中、新型コロナウイルス感染症防止のため日本相撲協会が策定したガイドラインに違反する形で飲食など不要不急の外出を4回も繰り返した。協会は出場停止3場所、5カ月50%の報酬減額の懲戒処分を下した。阿炎は師匠の錣山親方(元関脇寺尾)と相談の上、引退届を出したが受理されず。将来性を見越した形の温情に応える形で今場所、復帰を4連勝で飾った。

取組前、取組後と館内から大きな拍手がわき起こった。阿炎は「土俵にもう1度、上がらせてもらった。拍手とか起きるのはうれしい。感覚はだいぶ戻ってきた。まだまだ成長途中。いい相撲をとれるよう、集中していきたい」と言った。

昨年に結婚し、娘も生まれた。不祥事前にも、SNSで炎上騒動を起こすなど、角界きっての「やんちゃ」は人が変わった。「待ってくれている人たちがいる。頑張っていくためにも、稽古しかない」。師匠をはじめ、迷惑をかけてきた人たちへの恩返し。そして、愛する家族のために。さらに勝ち星を伸ばして、元にいた地位への返り咲きを目指す。【実藤健一】

阿炎(右)は篠原ののど輪に耐える(撮影・柴田隆二)

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阿炎4連勝で勝ち越し節目クリア「拍手はうれしい」

阿炎(右)は篠原をすくい投げで破る(撮影・柴田隆二)

<大相撲春場所>◇7日目◇20日◇東京・両国国技館

最高位小結で昨年7月場所中のコンプライアンス違反で3場所連続休場の処分を受けた西幕下56枚目の阿炎(26=錣山)が4連勝で勝ち越しを決めた。

篠原を立ち合い、右差しから休まず攻めたすくい投げで一気に勝負を決めた。小結だった19年九州場所以来の勝ち越しに「うれしいです」。昨年7月場所中、新型コロナウイルス感染症防止のため日本相撲協会が策定したガイドラインに違反し、3場所連続休場の処分を受けた。17年名古屋場所から守っていた関取の座を失い、幕下下位からの再出発だった。

取組前、取組後と大きな拍手がわき起こる。阿炎は「土俵にもう1度、上がらせてもらった人たちがいる。拍手とか起きるのはうれしい。まだまだ成長途中。いい相撲をとれるよう、集中していきたい」と言った。

昨年に結婚し、娘も生まれている。「待ってくれている人たちがいる。頑張っていくためにも、稽古しかない」。帰ってきた実力者が、まずひとつの節目をクリアした。

阿炎(右)は篠原ののど輪に耐える(撮影・柴田隆二)
四股を踏む阿炎(撮影・柴田隆二)

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阿炎勝ち越し王手「一番一番大切に取っていこうと」

阿蘇ノ山(左)を押し倒しで破る阿炎(撮影・河田真司)

<大相撲春場所>◇5日目◇18日◇東京・両国国技館

4場所連続休場明けとなる三役経験者の西幕下56枚目阿炎(26=錣山)が、1番相撲から3連勝で勝ち越しに王手をかけた。

若手の西幕下53枚目阿蘇ノ山(21=境川)を圧倒した。もろ手突きから右ののど輪で押し込むと、たまらず相手の右足が崩れ落ちた。決まり手は押し倒し。快勝に見えたが「自分の力で勝ったというよりは、相手が足滑ったのか分からないが、今日はたまたま勝ったのかなと思う」と振り返った。

阿炎は昨年7月場所中、日本相撲協会が作成した新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反し、同年秋場所から3場所連続休場の処分を受けていた。昨年7月場所6日目以来、233日ぶりの本場所の土俵となった初日の1番相撲では、東幕下56枚目泉川を上手投げで退けていた。2番相撲では西幕下56枚目佐々木山を押し出し。順調な滑り出しを見せていた。

早くも勝ち越しに王手をかけたが「師匠(錣山親方)にも勝ち星を気にするなと言われていたので、気にしていない。一番一番大切に取っていこうと思います」と話した。

阿蘇ノ山(右)を押し倒しで破る阿炎(撮影・中島郁夫)
阿蘇ノ山を押し倒しで破り、土俵から引き揚げる阿炎(撮影・河田真司)

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阿炎2連勝「見ていかないと」冷静に突き押し

佐々木山(左)を押し出しで破る阿炎(撮影・鈴木みどり)

<大相撲春場所>◇4日目◇17日◇東京・両国国技館

4場所連続休場明けとなる三役経験者の西幕下56枚目阿炎(26=錣山)が1番相撲から2連勝した。

2番相撲で西幕下56枚目佐々木山(29=木瀬)を押し出し。立ち合い相手の当たりを受けてから、リーチのある突き押しで一気に攻めた。「立ち合い(相手が仕切り線から)遠かったので見ていかないと思った」と冷静に対応した。

阿炎は昨年7月場所中、日本相撲協会が作成した新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反し、同年秋場所から3場所連続休場の処分を受けていた。昨年7月場所6日目以来、233日ぶりの本場所の土俵となった初日の1番相撲では、東幕下56枚目泉川を上手投げで退けていた。

師匠の錣山親方(元関脇寺尾)からは「勝ち負けじゃなく思い切りやってこい。負けてもいいから」と言われている。関取復帰は最短で2場所。周囲への感謝の気持ちを持って土俵に上がる。

佐々木山(左)を押し出しで破る阿炎(撮影・鈴木みどり)
阿炎は佐々木山(左)を押し出しで破る(撮影・小沢裕)
佐々木山(右)を押し出しで破る阿炎(撮影・中島郁夫)
佐々木山(右)を突き押しで攻める阿炎(撮影・中島郁夫)

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休場処分明け阿炎は白星発進「変わった自分を見て」

泉川を上手投げで破り、勝ち名乗りを受ける阿炎(撮影・河田真司)

<大相撲春場所>◇初日◇14日◇東京・両国国技館

最高位小結で昨年7月場所中のコンプライアンス違反で3場所連続休場の処分を受けた西幕下56枚目の阿炎(26=錣山)が泉川を上手投げで下し、白星で再スタートを飾った。

「土俵にもう1度立たせてもらった人たちへの感謝の思いでした。すごく緊張していたので土俵が広く感じたというか、不思議な感覚でした」

三役に定着し、次期大関候補にもあげられていたが昨年7月場所中、新型コロナウイルス感染症防止のため日本相撲協会が策定したガイドラインに違反し、3場所連続休場の処分を受けた。17年名古屋場所から関取の座を守っていたが、幕下下位からの再出発。阿炎は「勝ったことはうれしいが、相撲をとれたことが一番うれしい。変わった自分を見てほしかった」。

昨年に結婚し、娘も生まれた。「初心に帰って、1人の父として変わっていかないと。小さかった自分が大きくなるところを見てほしかった」。ただ謙虚に、再出発を果たした。

泉川(右)を上手投げで破る阿炎(撮影・河田真司)
土俵前で一礼する阿炎(撮影・河田真司)

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横綱白鵬が優勝争いの中心/大相撲春場所見どころ

白鵬(20年撮影)

大相撲春場所は14日に初日を迎える。3月の春場所は本来、大阪で行われるが、新型コロナウイルス感染予防のため力士らは東京にとどまり、両国国技館で行われる。横綱鶴竜は休場するが、今場所の見どころはいくつもある。

   ◇   ◇   ◇

<優勝争い> 本来の力が戻っていれば、横綱白鵬が優勝争いの中心になる。4場所連続で休場していたため、相撲勘はどこまで戻るか。初日は、初場所優勝の小結大栄翔との対戦が組まれた。

<昇進、かど番> 関脇照ノ富士は、大関復帰をかけた本場所になる。「直近3場所を三役で33勝」が大関昇進の目安になるが、33勝まであと9勝。2桁勝てば、大関の座が見えてきそうだ。

大関貴景勝は、かど番で迎える。体重を17キロしぼった影響はどう出るか。

<兄弟幕内> 英乃海が幕内に復帰したことで、弟の翔猿と史上9組目となる兄弟同時幕内を実現した。英乃海は5場所目の幕内で、初の勝ち越しがかかる。

<元幕内力士の復帰> 元小結の阿炎が、西幕下56枚目で復帰する。昨年7月場所中、新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反し、3場所連続休場処分を受けていた。初日は、東幕下56枚目泉川との対戦が組まれた。

元幕内の友風は西序二段55枚目から、1年4カ月ぶりに復帰。右膝関節脱臼の重傷を負い、7場所連続休場から再起した。

<部屋の移転、師匠交代など> 貴景勝、隆の勝らが所属する常盤山部屋は、本場所前に東京・台東区から板橋区に移転した。国技館からやや遠くなったが、影響はあるか? 時津風部屋は、前師匠の不祥事により師匠が交代して初めて迎える本場所になる。峰崎部屋は師匠の定年を控え、春場所後に力士は芝田山部屋に転籍する。東関部屋は春場所を最後に閉鎖となり、力士は八角部屋に移籍する。どちらの所属力士も、現所属最後の場所で奮闘したい。

<親方ちゃんねるは?> 日本相撲協会はYouTubeに公式チャンネルがあり、本場所中は「親方ちゃんねる取組生配信」が人気コンテンツの1つだが、13日午後7時現在、「三月場所の配信につきましては現在未定です。予定が決まり次第、お知らせいたします。」としている。主要キャストだった小野川親方(元北太樹)と音羽山親方(元天鎧鵬)が新型コロナウイルス感染のため全休が決まったほか、社会貢献部の親方衆が4日目まで休場するため、調整が続いているとみられる。

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休場処分明けの阿炎が初日登場 233日ぶり土俵

阿炎(20年3月撮影)

日本相撲協会は13日、春場所(14日初日、東京・両国国技館)初日と2日目の取組を発表し、4場所連続休場明けとなる西幕下56枚目阿炎(26=錣山)が初日の取組に登場することが決まった。

1番相撲の相手は東幕下56枚目泉川(23=峰崎)。阿炎にとっては昨年7月場所6日目以来、233日ぶりの本場所の土俵になる。

三役経験者の阿炎は昨年夏、日本相撲協会が作成した新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反し、同年秋場所から3場所連続休場の処分を受けていた。

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阿炎が復帰 西幕下56枚目からの出直し/新番付

阿炎(2020年3月18日撮影)

日本相撲協会は1日、新型コロナウイルス感染防止の観点から、通常の大阪から東京開催に変更した大相撲春場所(14日初日、東京両国国技館)の新番付を発表した。

昨年夏、新型コロナウイルスの感染防止のため日本相撲協会が策定したガイドラインに違反し、9月の秋場所、11月場所、今年1月の初場所と3場所連続休場の処分を受けた阿炎(26=錣山)が、今場所から本場所に復帰。西幕下56枚目からの出直しとなる。

17年名古屋場所から守っていた関取の座から初場所、東幕下16枚目で転落した。昨年の7月場所中に不要不急の外出が発覚し7日目から休場。その時は東前頭5枚目だったが、翌秋場所から来年初場所まで3場所連続全休となり、西前頭14枚目→西十両11枚目と番付を下げ、初場所で幕下に落ちていた。成績次第で関取復帰は、最短でも2場所かかる。

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貴景勝3度目かど番、2年ぶり小結3人以上/新番付

貴景勝(2021年1月18日撮影)

日本相撲協会は1日、新型コロナウイルス感染防止の観点から、通常の大阪から東京開催に変更した大相撲春場所(14日初日、東京両国国技館)の新番付を発表した。

横綱は7場所連続で東に白鵬(35=宮城野)、西に鶴竜(35=陸奥)が就いた。ともに4場所連続休場(全休は3場所連続)明けで、復調を示す土俵となる。5場所ぶり45回目の優勝を目指す白鵬は、新たな金字塔を打ち立てた。新入幕から幕内連続在位が前人未到の100場所となった(2位は元関脇高見山=先々代東関親方=97場所)。幕内連続在位としても、史上最多の元大関魁皇(現浅香山親方)の106場所に次いで100場所に到達。幕内在位も魁皇の107場所に次いで史上2位の100場所となった。昨年の名古屋場所以来9場所ぶり7回目の優勝を目指す鶴竜は、進退をかける場所になる。

大関は、ともに先場所、かど番を脱出した正代(29=時津風)が東、この日27歳の誕生日を迎えた朝乃山(高砂)が西に。綱とりの先場所、途中休場した貴景勝(24=常盤山)は、東の序列2番目で、昨年7月場所以来、3度目のかど番として迎える。

両関脇は東西変わらず。東は2場所連続の照ノ富士(29=伊勢ケ浜)で三役は3場所連続。今場所は大関復帰をかける場所となる。西は3場所連続関脇となる隆の勝(26=常盤山)で三役も3場所連続の在位になる。

小結も東西は、東が3場所連続小結の高安(30=田子ノ浦)、西が2場所連続小結(三役は5場所連続)の御嶽海(28=出羽海)で変わらず。新たに先場所、初優勝した大栄翔(27=追手風)が4場所ぶりに西の序列2番目の小結に復帰(三役は3場所ぶり復帰)。なお小結が3人以上、名を連ねるのは19年九州場所(阿炎、遠藤、北勝富士、朝乃山)以来となる。

大相撲春場所は、12日の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。14日の初日を迎える。

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時津風親方 コンプライアンス委員会は引退勧告答申

元前頭時津海の時津風親方(2019年1月17日撮影)

大相撲初場所中にマージャン店に出入りするなど、日本相撲協会作成の新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反した時津風親方(47=元前頭時津海)の処分が、22日の臨時理事会で決まる。

協会関係者によると、事実関係を調査したコンプライアンス委員会は「解雇」に次いで重い「引退勧告」を理事会に答申するという。これを受けて理事会が処分を決める。

時津風親方は昨年9月、友人と宮城県に旅行してゴルフコンペに参加。ガイドライン違反となり「委員」から「年寄」への2階級降格処分を協会から科された。通算4度目の処分となるため、コンプラ委は厳罰を答申する。また、同親方は引退届を退出し、協会を退職する意向を固めている。しかし、昨年7月場所前と場所中にキャバクラ通いが発覚した平幕の阿炎が提出した引退届を、理事会が受理しなかった例がある。処分内容は理事会の話し合い次第となる。

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時津風親方は昨年9月にゴルフ旅行で2階級降格処分

元時津海の時津風親方(2018年2月2日撮影)

大相撲の時津風親方(47=元前頭時津海)が初場所中、日本相撲協会作成の新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反したことが26日、分かった。

◆角界の主な新型コロナガイドラインの違反者 20年7月場所前と場所中に、当時平幕だった阿炎と当時幕下だった極芯道のキャバクラ通いが発覚。同場所後の理事会で阿炎は出場停止3場所と5カ月の報酬減額50%、極芯道は2場所出場停止の処分が決定。

20年9月には、不要不急の外出が禁止されている状況下で、時津風親方が他県を訪れて、秋場所の休場、謹慎が決定。同じく不要不急の外出を行った松ケ根親方(元前頭玉力道)は、同場所を謹慎した。同場所後の理事会で、時津風親方は「委員」から「年寄」への2階級降格、松ケ根親方はけん責処分が下された。

阿炎(2020年3月18日撮影)

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埼玉初Vかかる大栄翔、V輩出最多は北海道120回

大栄翔(右)は隆の勝を押し出しで破る(撮影・柴田隆二)

<大相撲初場所>◇7日目◇16日◇東京・両国国技館

平幕の大栄翔が7連勝で優勝争いのトップに立っている。まだ気が早いが、大栄翔には埼玉出身力士初の幕内優勝がかかっている。

47都道府県のうち、最も多くの幕内優勝力士を輩出しているのは北海道の120回。大鵬、北の湖、千代の富士、北勝海ら13人が優勝している。

一方、幕内優勝力士を輩出していない都道府県は「12」あり、宮城、埼玉、福井、岐阜、静岡、滋賀、京都、和歌山、島根、徳島、宮崎、沖縄。この12府県のうち、出身の幕内力士がいるのは大栄翔、北勝富士の埼玉、翠富士の静岡、隠岐の海の島根、琴恵光の宮崎という4県に絞られる。昨年秋場所、正代が優勝したことで、熊本は未輩出県から脱出した。

埼玉は元関脇若秩父を輩出したが、優勝には届かなかった。元小結阿炎は番付を落としている。

大栄翔は埼玉県朝霞市出身。大栄翔によれば、朝霞市の有名人といえば、本田美奈子.さん(出身は東京だが幼少時から朝霞市に住んだ)が思い浮かぶという。朝霞市出身の著名人はほかに、中村晃(プロ野球・ソフトバンクホークス)、田中みな実(女優)、新内眞衣(乃木坂46)、高橋峻希(Jリーグ・柏レイソル)、本橋菜子(バスケットボール・東京羽田ヴィッキーズ)らがいる。【佐々木一郎】

隆の勝(右)を攻める大栄翔(撮影・鈴木正人)
隆の勝(右)を押し出しで破る大栄翔(撮影・鈴木正人)

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