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幕内復帰を目指す宇良4勝目、低く潜り込み足取りで白鷹山下す

宇良(右)は白鷹山を足取りで破る(撮影・柴田隆二)

<大相撲夏場所>◇5日目◇13日◇東京・両国国技館

幕内復帰を目指す人気力士の西十両2枚目宇良(28=木瀬)が、東十両3枚目白鷹山(26=高田川)を足取りで下し、4勝1敗で序盤5日間を終えた。

白鷹山に突っ張られたが低く潜り込み、相手の左足を取って持っていった。

前日4日目に初黒星を喫したが連敗は許さなかった。序盤5日間が終了。「長いですよね。まだ5番しか取っていない」と苦笑いを浮かべた。

関取復帰を果たして4場所目。今場所の成績次第では、17年九州場所以来の幕内復帰が決まる。「力を出し切ってという気持ちが大きい。(幕内復帰の)意識は全然していないです。また白星を重ねていければいい」と話した。

白鷹山(左)を攻める宇良(撮影・滝沢徹郎)
白鷹山(左)を攻める宇良(撮影・滝沢徹郎)

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白鷹山が業師宇良に足取りで敗れ2勝3敗 勝武士さん死去から1年奮闘誓う

宇良(手前)に足取りで敗れる白鷹山(撮影・滝沢徹郎)

<大相撲夏場所>◇5日目◇13日◇東京・両国国技館

東十両3枚目白鷹山(26=高田川)が、西十両2枚目宇良に敗れ、序盤戦を2勝3敗で終えた。相手の動きをうかがうように、立ち合いは踏み込みすぎずに立つようにして当たった。「受けたというより相手の動きに合わせて動こうと思った」と業師の動きを警戒するも、タイミングよく中に入られて足取りで敗れた。

この日、同部屋の三段目力士、勝武士さんが新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全で死去してから1年を迎えた。朝は稽古場で黙とうをささげた。白星を飾ることはできなかったが「勝武士さんの魂はいつも僕たちを見守ってくれていると思うので頑張るだけです」と奮闘を誓った。

宇良(右)は白鷹山を足取りで破る(撮影・柴田隆二)
宇良(右)は白鷹山を足取りで破る(撮影・柴田隆二)

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尾車事業部長「無事に15日間、千秋楽まで」これが一番の目標

尾車事業部長(20年1月撮影)

日本相撲協会の尾車事業部長(元大関琴風)が8日、報道陣の電話取材に応じ、翌日に控えた夏場所(9日初日、東京・両国国技館)開催について「緊急事態宣言も延長になっていますし、いろんな意味でまっただ中。無事に15日間、千秋楽まで迎えることができるように、これが一番の目標として頑張っていきたい」と話した。

場所前に全協会員を対象に行ったPCR検査では、全員が陰性だった。「日頃から1人1人が自覚を持って注意して生活してくれているという結果。大変うれしく思う」。昨年5月13日に高田川部屋の三段目力士、勝武士さん(当時28)が新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全で死去して1年。尾車事業部長は「身近でああいう不幸なことが起こると遠い話じゃない、人ごとじゃないと思って危機感を持ってくれたんだと思う」とした。

土俵では朝乃山、貴景勝、正代、照ノ富士の4大関が優勝争いを引っ張る展開が期待される。「どの大関も横綱を狙える大関だと思う。横綱がいないんだから俺たちの中から優勝しなきゃダメなんだという目標を立てて、明日から臨んでもらいたい。臨むだけじゃなくて、僕らからすれば早く綱を張るような人が出てきてもらいたいと思います」と期待した。

新型コロナウイルス感染対策のガイドラインに違反する行動があったとして、師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)からの申し出により、東前頭17枚目竜電(30=高田川)が休場することになった。尾車事業部長によると、場所後にコンプライアンス委員会が調査を行う見通し。「いろいろ話を聞いて、処分いけないようなことなら処分しないといけないだろうし。そのときは皆さんに発表することになると思う」と話した。

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竜電がコロナ感染症ガイドライン違反で夏場所休場、内容調査中で処分可能性

竜電(2021年3月19日撮影)

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は7日、東前頭14枚目竜電(30=高田川)が新型コロナウイルス感染対策のガイドラインに違反する行動があったとして、大相撲夏場所(9日初日、東京・両国国技館)を休場するとした。

報道陣の電話取材で明かした。師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)から休場の申し出があったといい「コロナ感染症のガイドラインに抵触する行動があり、師匠の判断で休場することになった。内容は調査中で処分対応になる可能性がある」と話した。

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幕内返り咲き狙う炎鵬は千代ノ皇 宇良は東龍 初日十両取組

炎鵬(21年3月撮影)

日本相撲協会審判部は7日、東京・両国国技館で取組編成会議を開き、大相撲夏場所(9日初日、東京・両国国技館)の初日と2日目の取組を決めた。

3月の春場所を3日目から途中休場し右膝を手術した横綱白鵬(36=宮城野)は、かねて師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)が示唆していた通り、休場届を提出。6場所連続休場が決まった。年6場所制となった58年以降で、横綱として6場所連続休場は3番目の長さとなった(最長は稀勢の里の8場所連続)。これにより出場する番付最上位は、今場所から4人になった大関陣となった。

十両以上の休場は白鵬の他、平幕の碧山(34=春日野)、竜電(30=高田川)、翠富士(24=伊勢ケ浜)の4人で、28人の十両で休場力士はおらず、14番が組まれた。

その十両で注目は4場所ぶりの幕内返り咲きを狙う炎鵬(26=宮城野)。東前頭筆頭の最上位で、勝ち越せば昨年11月場所以来の幕内復帰は確実だ。初日は西筆頭の千代ノ皇(九重)と対戦する。また、こちらも17年九州場所以来の再入幕を目指す宇良(28=木瀬)も、西十両2枚目の好位置につけておりファンの期待は高まる。初日は東龍(玉ノ井)と対戦する。

初日の十両取組は以下の通り(左が東)。

武将山 -王  鵬

大翔鵬 -錦  木

千代の海-錦富士 

東白龍 -貴健斗 

千代鳳 -水戸龍 

若元春 -美ノ海 

一山本 -旭大星 

常幸龍 -旭秀鵬 

松鳳山 -佐田の海

琴勝峰 -貴源治 

豊  山-大翔丸 

東  龍-宇  良

徳勝龍 -白鷹山 

炎  鵬-千代ノ皇

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貴景勝は結びで御嶽海 照ノ富士は北勝富士 2日目幕内取組

日本相撲協会審判部は7日、東京・両国国技館で取組編成会議を開き、大相撲夏場所(9日初日、東京・両国国技館)の初日と2日目の取組を決めた。

3月の春場所を3日目から途中休場し右膝を手術した横綱白鵬(36=宮城野)は、かねて師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)が示唆していた通り、休場届を提出。6場所連続休場が決まった。年6場所制となった58年以降で、横綱として6場所連続休場は3番目の長さとなった(最長は稀勢の里の8場所連続)。これにより出場する番付最上位は、今場所から4人になった大関陣となった。

2日目の取組で、大関返り咲きの照ノ富士(29=伊勢ケ浜)は、西前頭筆頭の北勝富士(28=八角)と対戦する。2年前の夏場所で初優勝した朝乃山(27=高砂)は、東前頭2枚目の明生(25=立浪)の挑戦を受ける。貴景勝(24=常盤山)は結びの一番で小結御嶽海(28=出羽海)と、2度目のかど番となった正代(29=時津風)は東前頭筆頭の若隆景(26=荒汐)と対戦する。

十両以上の休場は白鵬の他もいずれも幕内力士で、平幕の碧山(34=春日野)、竜電(30=高田川)、翠富士(24=伊勢ケ浜)の4人。2日目の幕内取組は以下の通り(左が西)。

千代丸 -石  浦

千代大龍-天空海 

大奄美 -魁  聖

明瀬山 -琴恵光 

隠岐の海-琴ノ若 

照  強-千代翔馬

玉  鷲-志摩ノ海

遠  藤-輝   

剣  翔-栃ノ心 

逸ノ城 -宝富士 

英乃海 -豊昇龍 

妙義龍 -阿武咲 

大栄翔 -霧馬山 

千代の国-高  安

隆の勝 -翔  猿

明  生-朝乃山 

照ノ富士-北勝富士

若隆景 -正  代

貴景勝 -御嶽海 

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白鵬6場所連続休場 照ノ富士は初日に明生 朝乃山は結びで大栄翔

照ノ富士(21年3月撮影)

日本相撲協会審判部は7日、東京・両国国技館で取組編成会議を開き、大相撲夏場所(9日初日、東京・両国国技館)の初日と2日目の取組を決めた。

3月の春場所を3日目から途中休場し右膝を手術した横綱白鵬(36=宮城野)は、かねて師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)が示唆していた通り、休場届を提出。6場所連続休場が決まった。年6場所制となった58年以降で、横綱として6場所連続休場は3番目の長さとなった(最長は稀勢の里の8場所連続)。

これにより出場する番付最上位は、今場所から4人になった大関陣となった。返り咲きの照ノ富士(29=伊勢ケ浜)は初日、東前頭2枚目の明生(25=立浪)の挑戦を受ける。2年前の夏場所で初優勝した朝乃山(27=高砂)は、結びの一番で小結大栄翔(27=追手風)と対戦する。貴景勝(24=常盤山)は東前頭筆頭の若隆景(26=荒汐)と、2度目のかど番となった正代(29=時津風)は西前頭筆頭の北勝富士(28=八角)と対戦する。

十両以上の休場は白鵬の他もいずれも幕内力士で、平幕の碧山(34=春日野)、竜電(30=高田川)、翠富士(24=伊勢ケ浜)の4人。初日の幕内取組は以下の通り(左が東)。

天空海 -千代丸 

魁  聖-石  浦

千代大龍-大奄美 

明瀬山 -隠岐の海

琴恵光 -千代翔馬

琴ノ若 -照  強

玉  鷲-輝   

志摩ノ海-遠  藤

剣  翔-宝富士 

栃ノ心 -逸ノ城 

英乃海 -阿武咲 

豊昇龍 -妙義龍 

御嶽海 -霧馬山 

千代の国-隆の勝 

高  安-翔  猿

明  生-照ノ富士

正  代-北勝富士

若隆景 -貴景勝 

朝乃山 -大栄翔 

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元大関前の山・先代高田川親方が多臓器不全で死去

高田川親方(元大関前の山)

日本相撲協会は29日、先代高田川親方で元大関前の山の清水和一氏が、11日に多臓器不全により死去していたことを発表した。

76歳だった。大阪・守口市出身で、高砂部屋に入門して61年春場所で初土俵。70年秋場所で新大関昇進を果たし、大関在位は10場所だった。74年春場所で引退し、年寄「高田川」を襲名。同年に高砂部屋から独立して、高田川部屋を創設した。協会では理事を務めるなどし、10年に定年退職した。

前の山(1966年9月12日撮影)
大関前の山(1971年11月28日撮影)
前の山(1966年9月12日撮影)
高田川親方(元大関・前の山)(1995年9月16日撮影)

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白鷹山が十両V「何も考えずにいこうと思っていた」

十両以下格段優勝表彰式に臨む十両優勝の白鷹山(撮影・河田真司)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇28日◇東京・両国国技館

十両は西9枚目の白鷹山(25=高田川)が11勝4敗で優勝した。勝てば優勝の一番で、千代丸を押し出した。

「緊張はありましたが思い切り、何も考えずにいこうと思っていた。いい相撲だったと思う」。昨年4月に新型コロナウイルス感染症の陽性反応が判明。その後、十両下位で星が伸び悩んだが、今場所は本来の相撲を取り戻した。「前に出る相撲が多かった。まだまだ課題は多いが、前に出られたことはよかった」と振り返った。

来場所は新入幕を狙える位置まで番付を上げることは確実。「自分の形を崩さず、だれにも負けない押し相撲が目標」とさらに磨きをかけていく。

千代丸(右)を押し出しで破る白鷹山(撮影・鈴木正人)

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明瀬山狙い通りの3勝目、自己最高位もマイペース

竜電(右)を寄り切りで破る明瀬山(撮影・中島郁夫)

<大相撲春場所>◇4日目◇17日◇東京・両国国技館

再入幕から2場所目の東前頭12枚目明瀬山(35=木瀬)が、西前頭10枚目竜電(30=高田川)を破って、3勝目を挙げた。立ち合いすぐに右前みつを取り、左を差して寄り切った。「きのうは(まわしが)取れなくて、木瀬親方から『右を取りにいけ』と言われたので取りにいった」と狙い通りの相撲だった。

自己最高位の番付で、ここまで3勝と気を吐いている。再入幕だった初場所は9勝。今場所も調子が良さそうだが「たまたまですよ、たまたま。まだ4日目ですから」と謙遜した。今場所の目標を問われると「無事に千秋楽まで…。あっ、後ろが詰まってきたので」とオンライン取材対応中に、待機している力士を気遣う一面も。明瀬山らしいマイペースぶりを見せるなど、リラックス状態で本場所に臨めている。

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初Vへ「自分との闘い」2敗大栄翔に理事長が心構え

大栄翔(右)は竜電を押し出しで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇13日目◇22日◇東京・両国国技館

優勝争いで大関正代とともに2敗でトップを並走する平幕の大栄翔(27=追手風)が、竜電(30=高田川)を自慢の突き押し相撲で完勝。残り2日に初優勝の夢をかけることになった。

小細工なしの四つ相撲を相手に、迷うことなく手も足も出した。協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)「相手をよく見て突っ張ってたね。思い切り行かないと勝てないという、前半戦(の役力士)のような相手とは違う。(だから)立ち合いから思い切り、というより相手をよく見てということだったんだろう」と心中を察した。

初優勝に向けては「自分との闘い。自分を信じていくことだろう」と心構えを説いた。本割は残り2番。「2つ勝とうと思わず、まず1つ勝つこと。(優勝は)1つ勝って考えればいいんじゃないかな。疲れも感じないでしょう」とも語っていた。

懸賞金を受け取る大栄翔(撮影・鈴木正人)

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50歳華吹が勝ち越し 頑張るベテランが日本に元気

桜(右)を攻める華吹(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇12日目◇21日◇東京・両国国技館

スポーツには力がある。懸命に戦うベテラン、いやおっさんたちからも力もらい、負けじとみんな頑張ろう-。新型コロナウイルス感染拡大という状況が続き、誰もが疲弊している。出口はまだ見えない。そんな中、21日、大相撲初場所(両国国技館)で現役最年長50歳、東序ノ口9枚目の華吹(はなかぜ、立浪)が勝ち越しを決めた。50歳以上の力士が勝ち越すのは、1905年(明38)5月の若木野以来116年ぶりという偉業だ。サッカー、J1横浜FCのFWカズ(三浦知良、53)も和歌山でのキャンプ中にプロ36年目の新シーズンへ、決意を口にした。

     ◇   ◇   ◇

現役最年長の華吹が、偉業を達成した。西序ノ口11枚目の桜(34=高田川)との、両部屋ちゃんこ長の対決。立ち合いすぐに左を差して右上手を取ると、土俵中央付近で静止。桜の下手投げに耐えると、上手投げで相手の体勢を崩し頭を押さえながらのはたき込みで料理した。昨年5月28日に50歳になってから4場所目で初の勝ち越し。実に116年ぶりの50歳以上力士の勝ち越しとなった。

師匠の立浪親方(元小結旭豊)は、弟子の偉業に「先にネットニュースを見て知りました」と笑った。4番相撲で3勝1敗とし、勝ち越しに王手をかけていた。5番相撲で負けたが、立浪親方は声を掛けずに見守った。「部屋で顔を合わせることはあるけど、特に声を掛けることはしませんでした。本人なりに一生懸命やっていますから」。横綱千代の富士が圧倒的に強かった86年春場所が初土俵。昭和、平成、令和と元号を3つもまたいだ大ベテランに、多くの言葉掛けは不要だった。

本来なら、昨年にも引退する予定だったが、コロナ禍で影響を受けた就職先の受け入れ態勢が整わなかった。それは現在も変わらず、感染状況が落ち着き、受け入れ態勢が整うのを待ちながら、土俵にあがり続ける。コロナ禍で翻弄(ほんろう)されつつあるが、じっとこらえ踏ん張る。取組後も含め、多くを語らない華吹の奮闘に、立浪親方は「ここまできたら、いいんじゃない。すごいことでしょう。ほめてやってよ」と穏やかな口調で話した。コロナ禍でも奮闘するベテランの姿は、きっと多くの人に感動や勇気を与えるはずだ。【佐々木隆史】

桜(左)をはたき込みで破る華吹(撮影・鈴木正人)

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現役最年長50歳の華吹が勝ち越し 116年ぶり

桜(左)をはたき込みで破る華吹(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇12日目◇21日◇東京・両国国技館

現役最年長50歳、東序ノ口9枚目の華吹(はなかぜ、立浪)が勝ち越しを決めた。西序ノ口11枚目の桜(34=高田川)との対戦。立浪、高田川、両部屋のちゃんこ長同士の対決となったが、華吹が制した。立ち合いから左四つ、上手投げで崩し、最後ははたき込みで料理した。

華吹は昨年5月28日に50歳になってから4場所目で初の勝ち越し。50歳以上の力士が勝ち越すのは、1905年(明治38年)5月の若木野以来116年ぶりになる。

師匠の立浪親方(元小結旭豊)は、華吹の偉業を「先にネットニュースを見て知りました」と笑った。4番相撲で3勝1敗とし、勝ち越しに王手をかけていた華吹。5番相撲で負けたが、立浪親方は声を掛けずに見守った。「部屋で顔を合わせることはあるけど特に声を掛けることはしませんでした。本人なりに一生懸命やっていますから」。いくら弟子とは言え、年齢は親方の2歳下。ベテランに対して多くは語らない。

本来なら、華吹は昨年にも引退する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、就職先の受け入れ態勢が整わなかった。それは今も変わらず、新型コロナが落ち着き、受け入れ体勢が整うのを待っている。そんな中での華吹の節目の勝利に、立浪親方は「ここまできたらいいんじゃない。すごいことでしょう。ほめてやってよ」と穏やかな口調で話した。

桜(右)を攻める華吹(撮影・鈴木正人)
桜をはたき込みで破り勝ち名乗りを受ける華吹(撮影・鈴木正人)

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正代が首位2敗守る「実力があるということ」理事長

竜電(右)を寄り切る正代(撮影・河野匠)

<大相撲初場所>◇12日目◇21日◇東京・両国国技館

前日までの2日間で計3番の物言いがつく相撲を取っていた大関正代(29=時津風)が平幕の竜電(30=高田川)に、格の違いを見せつけて寄り切りで快勝。平幕の大栄翔(27=追手風)とともに2敗を守り、優勝争いで後続に2差をつけた。

流れるような相撲で左、右と二本を差し、右のかいなを返しながら体を預け、危なげない相撲で竜電を正面土俵に寄り切った。完勝を八角理事長(元横綱北勝海)は「今日みたいな相手は突き放してくるわけじゃないから、安全に勝つことが大事。安全に勝てるということは実力があるということ」と評価した。内容も伴う2ケタ10勝目に「土俵際も落ち着いていた。内容もそうだけど、1つ勝つことで気持ちが上がってくる。残り3日も大事」と心中を察したが、大栄翔とどちらが優勝に有利かについては「どっちが有利というのは(この時点では)ない」と話した。

竜電を寄り切り懸賞金を受け取る正代(撮影・河野匠)
明生(手前)を突き落としで破る大栄翔(撮影・江口和貴)

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湘南乃海が頭強打でフラフラも白星/写真で振り返る

<大相撲初場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館

東幕下22枚目湘南乃海(22=高田川)と東幕下20枚目朝玉勢(27=高砂)の一番で危ない場面があった。互いに頭から激しくぶつかり合った立ち合いが、不成立になり取り直しに。しかし、湘南乃海が腰から崩れ落ちてすぐには立てなくなった。フラフラになりながら何とか立つも、仕切り線の前に手を合わすことができなくなった。 すると、1度、両力士は土俵下に下がり、審判団が土俵上に上がり協議を開始。協議は約1分続き、その後取り直しの一番が行われた。 成立した立ち合いでは、朝玉勢が頭でかましにいき、湘南乃海は胸を出していった。脳振とうのような症状を見せていた湘南乃海だが、はたき込みで朝玉勢を下して勝ち越した。写真で取組を振り返る。

朝玉勢(奥)と湘南之海は立ち会い後に頭突きとなるも行司から待ったが掛かり、仕切り直しとなる(撮影・小沢裕)

朝玉勢(手前)との最初の立ち合いで激しく頭をぶつける湘南乃海(撮影・河野匠)

朝玉勢(左)と頭突きとなった湘南之海は脳振とうで倒れる(撮影・小沢裕)

朝玉勢(手前)との最初の立ち合いで激しく頭をぶつけ倒れ込む湘南乃海(撮影・河野匠)

朝玉勢(手前)との立ち合いが不成立となるもフラフラになり立てない湘南乃海(撮影・河野匠)

朝玉勢(手前)と立ち合い不成立となるもフラフラになり立てない湘南乃海(撮影・河野匠)

脳振とうを起こした湘南之海を取組させるかどうか協議する審判団(撮影・小沢裕)

脳振とうを起こした湘南之海は一端土俵を下ろされる(撮影・小沢裕)

控えで体調を整える湘南之海(撮影・小沢裕)

朝玉勢との立ち合いが不成立となるもフラフラになり立てない湘南乃海(後方)は審判団が話し合う中、花道で険しい表情を見せる(撮影・河野匠)

朝玉勢との最初の立ち合いでフラフラになった湘南乃海(後方)だが心配する審判団に向かってすっと立って見せた(撮影・河野匠)

湘南之海(左)は朝玉勢をはたき込みで破る(撮影・小沢裕)

朝玉勢との最初の立ち合いでフラフラになった湘南乃海だが勝利で終えた(撮影・河野匠)

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脳振とう問題初場所後に協議へ、力士は検査異常なし

朝玉勢との立ち合いが不成立となるもフラフラになり立てない湘南乃海(後方)は審判団が話し合う中、花道で険しい表情を見せる(撮影・河野匠)

<大相撲初場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館

力士の健康面で危険な場面があり、日本相撲協会の審判部は初場所後に新たなルール作りに取り組む方針を固めた。

きっかけは、10日目の幕下の湘南乃海(22=高田川)-朝玉勢(27=高砂)戦。最初の立ち合いで頭同士がぶつかったが、手つき不十分で立ち合い不成立となった。やり直すはずが、湘南乃海は脳振とうを起こしたとみられ、フラフラになり、立ち上がれない。急きょ、審判団が協議した。

この時の様子を、審判長を務めていた片男波親方(元関脇玉春日)が証言した。

「『行司待った』だったけど、頭同士が当たり、(湘南乃海が)フラフラして危なかった。まずは時間をあけることが大切だと思いました。初めてのケースだったので、こういう場合はどうすべきか(ルールが)確立されていませんでした。審判団で話し合い、本人ができそうかどうか、確認することにしました」

湘南乃海は土俵下で間を取ることで回復。審判からの意思確認に対し、取組続行を表明したため、仕切り直しとなった。湘南乃海は胸から立ち合い、はたき込みで白星。勝ち越しを決めた。

審判部ではこの取組の危険性が指摘され、このような場合は、取組をやり直さないことをひとまず部内の一部で申し合わせた。

湘南乃海の師匠で、審判部副部長の高田川親方(元関脇安芸乃島)は「あのような時、本人は取りたいというが、危険な行為はさせられない。今まではこういうケースがなかったので、決まりがなかった。この場合は、負けにしなきゃだめ。今日の今日なので協会の内規にはなっていませんが、協会として安全に配慮していきます」と説明した。別の協会理事によれば初場所後に、審判部として話し合っていくという。

高田川親方によれば、湘南乃海は国技館内の相撲診療所と、墨田区内の病院で検査を受け、体調に問題がなかったことが確認された。

朝玉勢(手前)との最初の立ち合いで激しく頭をぶつけ倒れ込む湘南乃海(撮影・河野匠)
脳振とうを起こした湘南之海を取組させるかどうか協議する審判団(撮影・小沢裕)

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豊山4敗目「余計なことを考えてしまった」

豊山(右)を寄り倒す竜電(撮影・河野匠)

<大相撲初場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館

東前頭15枚目豊山(27=時津風)が、東前頭6枚目竜電(30=高田川)に負けて4敗目を喫した。立ち合いから竜電に押し込まれるも、のど輪で対抗。しかし、竜電にしのがれて土俵際に追い込まれ、右腕を取って小手投げを狙ったが寄り倒された。

昨年11月場所の対戦では、前みつを取られての下手出し投げに屈した。それだけに「余計なことを考えてしまった。弾くのか、捕まらないようにするのか迷ったところがあった。向こうの寄せが早かった」と敗因を分析。後半戦に向けて「残り5日間必死にやるだけ。ケガしないためにも前に出ていかないといけない。下がるとケガするリスクがあるから」と話した。

竜電(左)に寄り倒しで敗れる豊山(撮影・河田真司)

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立ち合いで頭から激突し崩れ落ちる…協議後取り直し

朝玉勢(手前)と立ち合い不成立となるもフラフラになり立てない湘南乃海(撮影・河野匠)

<大相撲初場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館

東幕下22枚目湘南乃海(22=高田川)と東幕下20枚目朝玉勢(27=高砂)の一番で危ない場面があった。互いに頭から激しくぶつかり合った立ち合いが、不成立になり取り直しに。しかし、湘南乃海が腰から崩れ落ちてすぐには立てなくなった。フラフラになりながら何とか立つも、仕切り線の前に手を合わすことができなくなった。

すると、1度、両力士は土俵下に下がり、審判団が土俵上に上がり協議を開始。協議は約1分続き、その後取り直しの一番が行われた。

成立した立ち合いでは、朝玉勢が頭でかましにいき、湘南乃海は胸を出していった。脳振とうのような症状を見せいてた湘南乃海だが、はたき込みで朝玉勢を下して勝ち越した。

朝玉勢(奥)と湘南之海は立ち会い後に頭突きとなるも行司から待ったが掛かり、仕切り直しとなる(撮影・小沢裕)
朝玉勢(左)と頭突きとなった湘南之海は脳振とうで倒れる(撮影・小沢裕)
脳振とうを起こした湘南之海は一端土俵を下ろされる(撮影・小沢裕)
脳振とうを起こした湘南之海を取組させるかどうか協議する審判団(撮影・小沢裕)

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自分も驚く決まり手14「彩多賞」竜電/大相撲大賞

<第9回日刊スポーツ大相撲大賞(4)>

今年、最も多くの決まり手で土俵を沸かせたのは、竜電(30=高田川)だ。その数「14」で、御嶽海、遠藤ら巧者を抑えて初の「彩多賞」に輝いた。普段から、あまり多くは語らない竜電だが「え!? 僕ですか? まさか。意外すぎます」と驚きを隠せなかった。

居反りなどの反り手こそなかったが、掛け手やひねり手など多彩な技を出した。しかし、本人は「決まり手を意識したことはない。とりあえず力いっぱいに相撲を取ることしか考えていない。その結果だと思う」と自己分析。これだけ多くの決まり手を出したが基本を大切にする。「自分的には寄り切りと押し出しが多ければ多いほどいい。稽古場で意識するのもその2つ。基本に限る」と話す。

記憶にあるのは12年九州場所。新十両場所で右股関節を負傷して途中休場すると、ケガとの闘いが長引き、序ノ口まで番付を落とした。「一番やっていけないのはケガすること。寄り切りや押し出しに徹すればケガも減る」と苦い経験を今に生かしている。

「しっかり前に出ることを意識してきたから、多くの決まり手につながったのかもしれません」。基本を大切にしてきたからこそ、多彩な技が誕生した。【佐々木隆史】

竜電(2020年11月15日撮影)
栃ノ心(下)をすくい投げ(2020年11月16日)
松鳳山(右)を浴びせ倒し(2020年3月14日撮影)
宝富士(手前)を送り倒し(2020年11月18日撮影)

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琴誠剛、臥牙丸ら引退/年寄襲名、引退力士一覧

琴奨菊(2020年9月21日撮影)

日本相撲協会は25日、来年1月の大相撲初場所(10日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、既に承認されている年寄襲名と引退力士を発表した。

【年寄襲名】(元大関)琴奨菊引退秀ノ山襲名

【引退】琴誠剛(佐渡ケ嶽)希帆ノ海(出羽海)飛天龍(立浪)臥牙丸(木瀬)笹崎(時津風)若龍星(西岩)宇美錦(峰崎)春空(高田川)大雅(伊勢ケ浜)欧樹(鳴戸)朝日城(朝日山)

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