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ミノワマン、30キロ差元貴ノ富士の蹴りに沈み完敗

1回、ミノワマン(左)に蹴りを見舞うスダリオ剛(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN26>◇第1試合◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

「超人」ミノワマン(44)が、大相撲の元十両貴ノ富士のスダリオ剛(23)との体重約30キロ差対決に敗れた。

スダリオのキック4発に沈んだ。強烈な蹴りが左足に直撃。3発目で1度ふらつきながらも体勢を立て直し、その後は相手の懐に飛び込んでいく場面もあったが、再び蹴りを食らうと倒れ込んだ。1RKO負け。試合後の会見には車いす姿で登場し「先行かれたかな。カーフキックを予想してなかった。4発もらったが1発目から効いていた。(スダリオが)もっと前出てくるかなと思っていたら見てきたので、それに合わせてしまった」と敗因を振り返った。

さいたまスーパーアリーナでの大みそか興行への出陣は10年Dynamite!!の泉浩戦以来、10年ぶり。過去にはボブ・サップ、チェ・ホンマンらとも対戦し、09年のDynamite!!では無差別級で争われたスーパーハルクトーナメント決勝でソクジュを下して「世界最強超人」の称号を手にした実力者だが、今回のテーマに掲げていた「爆動」は体現できなかった。

痛めた左足の状態は「折れてるかは分からないが、病院で検査してみないと分からない」と説明。今後の進退については「もういいかなと思ったら辞めようと思うが、分からないです」と明言しなかった。

ミノワマンに勝利し勝ち名乗りを受けるスダリオ剛(撮影・滝沢徹郎)

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ミノワマン30キロ差「気にしない」最強超人健在だ

2010年以来となるさいたまスーパーアリーナでの大みそか出陣に意欲満々のミノワマン

大みそかのRIZIN26大会(さいたまスーパーアリーナ)の第1試合に登場するミノワマン(44)が「スーパーハルク」の底力をみせる覚悟を示した。大相撲の元貴ノ富士ことスダリオ剛(23)と120キロ以下での5分3回での対戦を控えるミノワマンは29日、オンラインで報道陣の取材に対応。現在84キロ前後の体重であることを明かした。115キロとされるスダリオとは30キロ差以上でファイトすることになりそうだ。。

「本当にアニメとか、映画とか、ドラマとか何でもそうですが、オープニング曲のような、どーんと盛り上げるような試合がしたい」と第1試合への意識を高めたミノワマンは「体重や年齢とは、本当にその時の数字だと思う。ボクにとっては関係ない。気持ちが乗っていれば負けないと思う」と常に冷静な表情を浮かべた。

さいたまスーパーアリーナでの大みそか興行への出陣は10年Dynamite!!の泉浩戦以来、10年ぶりとなり「さいたまSAは大みそかのイメージがある。過去の大みそかの記憶、あの場の雰囲気、空気がよみがえってくる場所」と気合十分だ。特に09年のDynamite!!では無差別級で争われたスーパーハルクトーナメント決勝でソクジュを下して「世界最強超人」の称号を手にした。過去には185キロのズールをはじめ、ボブ・サップ、チェ・ホンマンとも対戦。常に無差別級の舞台で戦ってきただけに「ボクは体重自体は気にしない。体重差は強さではなく、体重の重りの差、強さの差ではない。体重差は気にしていない」と静かに燃えていた。

体重差30キロとなるスダリオ剛との試合に向けて意欲を示すミノワマン

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藤本京太郎10年ぶりK1復帰 来年1月の祭典出場

藤本京太郎(2018年9月25日撮影)

プロボクシングを引退した元ヘビー級3冠王者藤本京太郎(34=角海老宝石)がK-1に復帰することが17日、発表された。10年12月以来、10年ぶりのキックボクシング復帰となる。17日、都内のホテルで開催された会見に出席し、正式発表された。

21年1月24日、東京・代々木第1体育館で開催される年間最大の祭典となるケイズフェスタ4大会に出場する。対戦相手は未定だ。リングネームはK-1時代の京太郎に戻すという。

日本人初のK-1ヘビー級王者となった藤本は旧K-1の経営難を受け、10年大みそかのDynamite!!でのゲガール・ムサシ戦を最後に格闘技界を離れた。プロレスを経て、11年10月に角海老宝石ジムに入門し、同12月にはプロテスト(B級)に合格。ヘビー級で日本、東洋太平洋、WBOアジア太平洋王座を獲得した。しかしコロナ禍で海外遠征や外国人招請が難しく、国内も選手不足で試合ができず、国内ルールでは他のプロスポーツとの両立は禁止されているため、ボクシングコミッションに引退届を提出していた。

なお情勢が変われば、ライセンスを再取得して復帰する意向を持っている。

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エスクエルド、賞金マッチ2試合110万円荒稼ぎ

内山高志氏(右)から賞金を受け取ったマービン・エスクエルド

<ボクシング:内山高志Presents KNOCK OUT DYNAMITE賞金マッチトーナメント決勝>◇12日◇東京・後楽園ホール

KO期待の5回戦での賞金トーナメント60キロ決勝で、東洋太平洋スーパーフェザー級7位マービン・エスクエルド(24=フィリピン)が110万円を荒稼ぎした。

日本同級10位高畑里望(40=ドリーム)との対戦で、2回に続いて4回に右ストレートでダウンを奪ってレフェリーストップ勝ち。優勝賞金50万円に4回KOの賞金10万円も手にした。準決勝では1回KOで50万円を獲得し、2試合合計で110万円を稼いだ。

65キロはプロ2戦目のトゴルドル・バットツォグト(20=モンゴル)が優勝した。日本スーパーライト級6位デスティノ・ジャパン(35=渡久地)から5回に右でダウンを奪ったが、こちらは3-0で2試合連続とも判定勝ちだった。56キロは山内祐季(24=真正)がケガで中止となり、日本フェザー級7位佐々木蓮(24=ワタナベ)が不戦勝で優勝賞金を獲得した。

賞金ワンマッチでは日本スーパーバンタム級2位大森将平(26=ウォズ)がダニー・タムピピ(30=フィリピン)に5回TKO勝ちした。昨年東洋太平洋同級王者勅使河原弘晶(29=輪島功一)に12回TKO負けから再起戦。初回から攻勢も粘られたが、なんとか5回にレフェリーストップ勝ちした。

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内山高志杯は6試合中3試合がKO決着、賞金50万

元世界王者内山高志氏(左)から1回KOで賞金50万円を獲得したデスティノ・ジャパン

<ボクシング:内山高志Presennts KNOCK OUT DYNAMITE賞金マッチトーナメント準決勝>◇19日◇東京・後楽園ホール

KO期待の5回戦トーナメントで、3階級6試合の準決勝中3試合がKO決着となった。60キロ級での開幕戦はマービン・エスクエルド(24=フィリピン)が右ストレートで1回TKO勝ち。最後の65キロ級ディスティノ・ジャパン(35=ピューマ渡久地)は2度ダウンを奪って1回TKO勝ち。アンバサダーの元世界王者内山氏から、1回KOの賞金50万円を受け取ると大喜びだった。

56キロ級山内祐樹(24=真正)は3回TKO勝ちで、デビュー4連勝(3KO)とした。2回に左ストレートでダウンを奪うも決めきれず。3回に連打でレフェリーストップ勝ち。アマ4冠実績から初の日本人相手で、中3以来の後楽園ホールだった。「満足できたのは結果だけ。無意識に緊張して体が硬かった。2回で決めていれば」と、賞金15万円獲得にも悔しがった。

同級佐々木蓮(24=ワタナベ)は2-1判定で、辛くも10連勝となった。1回にカウンターを浴びてダウンし、冷や汗をかいた。内山氏が経営するKODラボでトレーナーを務めている。リングサイドにいたオーナーに「すいません」と頭を下げると「賞金渡したかったのに。罰金だ」と返されて苦笑した。

来年1月12日の決勝は、56キロ級が山内祐樹(24=真正)-佐々木蓮(24=ワタナベ)の無敗対決となった。60キロ級はマービン・エスクエルド(24=フィリピン)-高畑里望(40=ドリーム)、65キロ級がトゴルドル・バットツォグト(20=モンゴル)-ディスティノ・ジャパン(35=ピューマ渡久地)となった。

3回TKO勝ちで賞金20万円を獲得した山内祐樹(右)

10連勝狙う佐々木蓮「KOD冠大会負けられない」

計量をクリアした若松竜太(左)と山内祐季

ボクシングKNOCK OUT DYNAMITE賞金マッチトーナメントの前日計量が、18日に都内で行われた。3階級6試合の準決勝に出場する12人全員が計量をクリアした。

56キロ級山内祐季(24=真正)はデビュー3連勝中(2KO)で、4戦目で初の日本人相手となる。「ずっとフィリピン人相手。日本人は新鮮で怖さもあるが、経験も積めるので」と出場を決めた。

3歳で空手、小1でボクシングを始め、相生学院時代に高校3冠を獲得した。芦屋大では主将で国体を制し、世界選手権2位。東京オリンピック(五輪)を目指していたが、昨春卒業と同時にプロ入りした。

手ほどきから指導を受けてきたのは、元日本スーパーフェザー級2位だった父雄三トレーナー(55)。「父と2人を受け入れてくれ、世界を目指すためにも」と真正ジムに入門した。「倒すことにこだわらないが、ビシッと決めたい。優勝して結果を出し、上に上がっていきたい。3年で世界挑戦できるレベルに」と抱負を話した。

同級もう1試合では佐々木蓮(24=ワタナベ)が10連勝(6KO)を狙う。「一番の仕上がり。流れの中で倒せればいい」と話した。中学まではサッカーも長続きせず。盛岡から上京して、格闘技好きからキックボクシングを体験も肌が合わず。テレビで見たワタナベジムに入門した。

フェザー級で17年全日本新人王に輝き、昨年にはB級優勝とトーナメントには強い。元世界王者内山氏が経営する四谷のKODラボで、トレーナーとして働いている。オーナーが大会の冠に負けるわけにはいかない。優勝賞金50万円に加え、KOラウンドにより上乗せがある。連続1回KOなら合計150万円も「お金より勝ちたい」と必勝を期した。

10連勝を狙う佐々木蓮

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内山高志氏の異名を冠に KO必至の賞金マッチ開催

賞金トーナメントのアンバサダーとなった内山高志氏

ボクシング内山高志presents KNOCK OUT DYNAMITE賞金マッチトーナメントの開催が、29日に都内で発表された。元WBA世界スーパーフェザー級王者内山氏をアンバサダーに迎え、53、56、60、65キロの4階級でA級4人による5回戦でのトーナメント。優勝50万円に加え、KOには1回20万円、2回15万円、3回10万円、4回5万円、5回3万円の賞金も出る。この日から参加選手を募集し、10月19日に東京・後楽園ホールで準決勝、来年1月に決勝となる。

内山氏の異名を冠にし、ボーナスをつけた5回戦で、ボクシングの真髄、KO決着を増やす狙いだ。内山氏は「10回だと見合う時間が多いが、5回だと手数は多くなり、フルパワーでいけ、KO率は高くなる。パンチに自信のある、KO率の高い選手に出てもらいたい。初めて見た人でも面白い、記憶に残る試合を」と期待した。「3カ月も練習すれば。オレも出ようかなと思うくらい」とも話し、副賞の賞品を「何か考えます」と約束した。

主催するDANGAN瀬端幸男会長は「お客さんはKOを見たい。見て面白いかどうか。他の格闘技も短いラウンド勝負で盛り上がっている。3回では物足りない。5回なら判定でも決着がつく」と説明した。「カジノの解禁も見込んで」とも話した。

5階級制覇王者フロイド・メイウェーザーの日本窓口TMT JAPANもスポンサー集めなどで協力し、集まり次第では賞金の上乗せもあるという。大柴代表は「日本を盛り上げ、底上げのために組んで協力していきたい」と話した。

来年11月には5回戦の賞金ワンマッチを並べたビッグイベントも計画している。瀬端会長は「アマ上がりのB級でも、重い階級などに強い選手も多い。KO率60%以上のタイ、中国などの外国人選手も呼びたい」と話す。メイウェザーやマニー・パッキャオの支配下の選手らが、将来的に参加や協力の可能性も期待した。

DANGANは23日に開幕した山中慎介prezents GOD’S LEFT バンタム級、11月に開幕する漫画「はじめの一歩」連載30周年記念フェザー級トーナメントも主催する。ボクシングの活性化を狙った3つ目のA級賞金トーナメントとなる。

賞金トーナメントを発表した、左からTMT JAPAN大柴哲代表、アンバサダー内山高志氏、主催のDANGAN瀬端幸男会長

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K-1が「紅白超え」テレビ史変えたサップvs曙

03年12月、ボブ・サップにKO負けした曙

<平成とは・バトル編(4)>

2003年(平15)12月31日午後11時。日本のテレビ史に新たな1ページが刻まれた。TBSの「K-1 Dynamite!!」で中継したボブ・サップ-曙の試合が「NHK紅白歌合戦」の視聴率を超えたのだ。頂点は曙がサップにKOされた11時2分。瞬間最高視聴率(ビデオリサーチ調べ)は43%に達し、NHKの35・5%を7・5%も上回った。

わずか4分間とはいえ裏番組が紅白を上回るのは初めて。平均視聴率19・5%も裏番組として史上最高だった。大会を運営したFEGのイベントプロデューサーだった谷川貞治は「絶頂を迎えたテレビ格闘技時代の象徴でした。格闘技というコンテンツは紅白を超えるほど強い。それを日本中にアピールできたことは大きな功績」と回想する。

K-1は93年(平5)に誕生した。フジテレビのスポーツイベントの一環として空手の正道会館の石井和義館長が、空手やキックボクシングなどの立ち技の格闘技世界一を決める大会を代々木第1体育館で開催した。「“賞金10万ドル世界最強決定戦”と銘打ち、まだK-1の文字は小さかった。空手やキックなど頭文字にKのつく格闘技の1番を決めるという意味で、ブームだったF1をまねた」と、マッチメークに携わった谷川は明かす。

決勝まで7試合のうち6試合がKOでの決着だった。ヘビー級のど迫力のパンチとキックに超満員の会場が熱狂した。実力者モーリス・スミスや日本のエース佐竹雅昭が、無名のアーネスト・ホーストやブランコ・シカティックに衝撃的なKO負けを喫したことで、逆にK-1のレベルの高さが際立ち、人気が急上昇した。

時代も味方した。ジャイアント馬場とアントニオ猪木の衰えとともにプロレス人気が下降し、新たな格闘技としてブームを起こしたUWFも90年を最後に分裂していた。そんな時代にK-1が注目を浴びた。昭和の時代に光の当たる舞台がなかった空手家やキックボクサーたちが、続々とK-1のリングを目指した。

極真空手で実績を残したアンディ・フグら世界的な空手家も参戦し、96年にはフジテレビがゴールデンタイムで放送開始。K-1の名前は全国区となって、平均視聴率も20%を超えた。97年12月の「K-1 GP決勝戦」は5万4500人の大観衆が東京ドームを埋めた。そして、02年に参戦した野獣ボブ・サップが国民的な人気者になった。

03年にK-1はTBSの「Dynamite!!」で、単独では初の大みそか興行に乗り出す。目標は打倒紅白。目をつけたのが曙だった。谷川が振り返る。「大みそかはみんなでお茶の間でテレビを見る。そのお茶の間で一番人気があるスポーツ選手はお相撲さん。だから元横綱の曙を口説いた」。サップと曙の対決は、谷川の予想通りお茶の間のテレビを紅白から奪った、

00年以降、フジテレビで「K-1 GP」、TBSで70キロ級の「K-1 MAX」、日本テレビで日本選手中心の「K-1 JAPAN」と3局で大会が放送されるようになった。93年の第1回大会で1人100万円だったファイトマネーは年々急騰し、億単位で稼ぐ選手も現れた。その一方でFEGの経営は次第に悪化。深刻な財政難に陥り、10年の「K-1 GP」が最後になった。

「経済的な破綻は自分たちの責任。いろんな問題があった」と谷川。ただ「経営状態が悪くなくても落ちていったと思う」とも話し、こう続けた「平成はテレビの時代だった。フグやサップが人気が出たのは強いからではなくて、テレビに乗ったから。でもこの10年でメディアを取り巻く状況はガラリと変わった。今は昔のようにテレビで視聴率を取る自信がない」。

現在、谷川は武道を軸に据えた新格闘技「巌流島」のイベントプロデューサーを務めているが、まだ目指す道が見つからないという。「20年前は地上波のゴールデンタイムという分かりやすい目標があった。コンテンツをつくる自信は今もある。でも、目指すメディアが見つからない。令和の時代はそれを見つけた人が勝つんだと思う」。谷川の悩みは、ネットの登場で斜陽となった既存メディアが抱えている悩みでもある。【首藤正徳】(敬称略)

03年12月、曙(左)にパンチを放つボブ・サップ

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魔裟斗「また10年後に」と言っていた…悲痛な思い

04年12月、K-1Dynamite!!で魔裟斗(左)と激しく打ち合う山本“KID”徳郁さん

プロ格闘家でK-1、HERO's、UFCなどで活躍した日本を代表するファイター、山本“KID”徳郁さん(本名岡部徳郁=おかべ・のりふみ、旧姓山本=KRAZY BEE)が18日、胃がんのため療養中のグアムの病院で亡くなった。41歳だった。

元K-1王者の魔裟斗(39)が18日、2度戦った山本“KID”徳郁さんの突然の訃報を受けて「格闘技界を一緒に盛り上げてきた大事な仲間が逝ってしまった」と悲痛な思いを吐露した。04年の大みそかの初対戦を機に、重量級が中心だったK-1に中量級で一大旋風を巻き起こした盟友の死を悼んだ。

魔裟斗はKIDさんの死の公表から6時間後、自らのインスタグラムでライバルの早すぎる死を悼んだ。

「先ほどKIDの悲報を知りました。2004年大晦日に対戦して以来、格闘技界を一緒に盛り上げてきた大事な仲間が逝ってしまった」

2人は04年の大みそかに「K-1 Dynamite!!」で初対決した。魔裟斗は当時、K-1のリングで圧倒的な強さを誇り、03年には「K-1 WORLD MAX」で世界王者に輝いたばかり。強気の性格も含め「反逆のカリスマ」と呼ばれた。

一方、KIDさんはレスリング一家の長男としてシドニーオリンピックを目指したものの、総合格闘家に転身。01年に総合格闘技団体「修斗」でデビューするや、驚異的な身体能力とレスリング仕込みの組み技、パンチ力で連勝を重ねた。「K-1」のリングで組まれた総合格闘技ルールの試合でも破竹の勢いで勝ち続け、「俺は、格闘の神の子」と自ら明言。04年10月「K-1」のリングで勝利した直後、会場にいた魔裟斗に「年末に試合でもしない? 日本を一緒に盛り上げようよ」と挑戦状をたたきつけ、試合が生まれた。

KIDさんは圧倒的な自信に満ちていた。投げ技や寝技がある総合格闘家だが、打撃技のみのK-1ルールという魔裟斗の土俵で戦うことを受け入れた。カリスマK-1ファイターと飛ぶ鳥を落とす勢いの総合格闘家が対戦する「中量級夢の一戦」として大みそかの日本が、盛り上がった。試合は格闘技史に残る名勝負と評価された。中量級が地位、価値を認められた瞬間だった。

魔裟斗は09年に引退したが、15年大みそかに東日本大震災チャリティーイベントで復帰し、KIDさんを対戦相手に選び、再び3回判定勝ちした。「2015年に対戦した時には試合終了後に『また10年後に!』と言っていたのにとても残念です」。KIDさんの早すぎる死で、2人の3度目の対戦は悲しく散った。

◆04年「Dynamite!!」VTR 総合格闘技デビューから連勝を重ねていたKIDさんが、実力と人気を兼ね備える魔裟斗に挑戦状をたたきつけ、対戦が実現。下馬評を覆し、KIDさんが1回1分42秒に左フックで最初にダウンを奪うと会場の興奮は一気に高まった。魔裟斗の蹴りがKIDさんへの金的となり、試合が一時中断する場面もあった。その後は経験で勝る魔裟斗が2回に右ハイキックでダウンを奪い返し、3-0で判定勝ちした。

04年12月、前日会見で魔娑斗(左)と並ぶ山本“KID”徳郁さん

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曙、把瑠都、元双羽黒ら/大相撲から転身した格闘家

13年10月、元大関把瑠都(左)は大砂嵐と記念撮影する

 大相撲の元西前頭筆頭、大砂嵐(26=エジプト)が総合格闘家に転身した。RIZINの榊原信行実行委員長(54)は2日、ツイッターで「大砂嵐と契約しました! 今年の夏以降にRIZINでMMA(総合格闘技)デビューします。相撲界での無念を晴らすべく、謙虚に精進してほしいです」と発表した。

 ◆大相撲から総合格闘家への転身 最近では15年12月にRIZINに参戦した元大関把瑠都の例がある。元横綱曙は、03年12月にキックボクシングのK-1でボブ・サップと対戦。その後の04年に「K-1 Dynamite!」で総合格闘技にも参戦した。同じ横綱では、元双羽黒が96年4月にバーリトゥードの大会に出場。同年5月にはUFCにも参戦した。三役で転身した例は、元小結孝乃富士、元関脇若翔洋がPRIDEなどに出場している。平幕では、太刀光、戦闘竜、玉海力らがいる。

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曙デビュー戦は衝撃的な初回失神KO負け/復刻

2004年1月1日付日刊スポーツ紙面

<日刊スポーツ:2004年1月1日付>

 プレーバック日刊スポーツ! 過去の1月1日付紙面を振り返ります。2004年のこの日は、K−1での曙VSボブ・サップを報じています。

 ◇ ◇ ◇

<K−1:Dynamite!!>◇03年12月31日◇ナゴヤドーム

 曙太郎(34)が衝撃的な初回KO負けで玉砕した。野獣ボブ・サップ(29)の右強打に失神した。開始から真っ向から打ち合いを挑んだ。しかし、2分すぎに右ストレートを浴びてダウン。何とか立ち上がったが、再び右ストレートを顔面に受けて前のめりにリングに沈んだ。元横綱の格闘家デビュー戦はわずか2分58秒で終わった。試合後、曙はK−1側にサップとの再戦を直訴した。

 幕切れは衝撃的だった。1回終了間際、サップの右ストレートが元横綱の顔面を貫いた。220キロの巨体が失神したままリングにダイブした。うつぶせに倒れ込んだ曙はピクリとも動かない。レフェリーがカウントをやめて試合を止めた。勝者のサップも慌てて曙の元に駆け寄った。

 開始ゴングから乱打戦になった。曙が左ジャブとアッパーで野獣を後退させた。サップの反撃は相撲の押しで封じた。しかし相撲と違い、押し出しはない。「コーナーに詰めても勝負は終わらないんだと…」。2分すぎ、たった1発で事態は急転した。コーナーを背負ったサップの右強打を浴びて前のめりにダウンした。カウント9で立ち上がったが、ひざが揺れていた。もう闘い続ける力は残っていなかった。最後は体ごとぶつかり、玉砕した。

 格闘家として自信を秘めてリングに立った。この1カ月半、毎朝40分間のランニングをこなし、午後に2時間のジムワーク。食事も野菜や果物中心のメニューに変えた。「自分でも肉体の変化が分かった」。そして何よりも元横綱としての誇りがあった。勝利を確信してリングに立った。しかし、経験不足を補うには時間が短すぎた。

 曙はクリスティーン・麗子夫人(32)と3人の子供を会場に呼んだ。横綱時代の勇姿を、子供たちは覚えていない。流血戦になるかもしれない。負けるかもしれない。それでも「精いっぱい闘う父の姿を子供たちの目に焼き付けてほしかった」(曙)。

 曙はサップとともに試合後の会見場に現れた。意外にも表情は晴れやかだった。「限られた時間の中でやるだけのことはやった。ボブ選手は強かった。初めての経験でリングに上がったら頭に血が上って、やってきたことを全部忘れた。2度目のダウンは時間が人生からなくなった。悔しいけどすっきりしている」。言い訳もせず、悪びれもせずに、潔く本音を語った。

 K−1の谷川イベントプロデューサーにはサップとの再戦を要求した。4月以降に実現する可能性もある。「ボブ選手が挑戦を受けてくれるならやりたい。今回以上にいい準備をして、いい状態でリングに上がる。明日から練習します」。横綱のプライドもろともリングにたたきつけられた。しかし、惨敗が曙の天性の格闘魂をさらに激しく燃え上がらせた。

※記録と表記は当時のもの

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K1卜部功也が優勝 決勝で大雅破る

大雅(手前)にラッシュをかける卜部功也(撮影・狩俣裕三)

<K-1:WGP2016>◇19日◇東京・代々木第2体育館

 「K-1 WGP 2016」が19日、東京・代々木第2体育館で行われ、注目のスーパー・フェザー級世界最強決定トーナメントで、前世界王者の卜部功也(26)が優勝した。

 卜部功は1回戦でカリム・べノーイ(28=フランス)、準決勝でパウロ・テバウ(26=ブラジル)、決勝で4月の日本代表決定トーナメントの覇者・大雅(20)を破って、60キロ世界最強の称号を手にした。

 試合結果は次の通り。

◆プレリミナリーファイト第1試合

K-1 フェザー級 3分3ラウンド

△芦沢竜誠 引き分け(1-0) △伊藤健人

◆プレリミナリーファイト第2試合

K-1 ヘビー級 3分3ラウンド

○K-Jee KO(2回1分23秒) ×斐也

◆プレリミナリーファイト第3試合

K-1 スーパー・フェザー級 3分3ラウンド

○郷州征宜 判定(2-0) ×”DYNAMITE”高橋佑太

◆第1試合

K-1 WGP スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント・リザーブファイト

3分3ラウンド、延長1ラウンド

○皇治 判定(3-0) ×闘士

◆第2試合

K-1 WGP スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント・1回戦(1)

3分3ラウンド、延長1ラウンド

○大雅 KO(2回3分) ×ハビエル・エルナンデス

◆第3試合

K-1 WGP スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント・1回戦(2)

3分3ラウンド、延長1ラウンド

○卜部弘嵩 判定(3-0) ×ヨハネス・ウルフ

◆第4試合

K-1 WGP スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント・1回戦(3)

3分3ラウンド、延長1ラウンド

○卜部功也 判定(3-0) ×カリム・ベノーイ

◆第5試合

K-1 WGP スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント・1回戦(4)

3分3ラウンド、延長1ラウンド

○小宮山工介 判定(3-0) ×パウロ・テバウ

◆第6試合

K-1 カレッジ 55キロ決勝戦

2分3ラウンド、延長1ラウンド

○桑田裕太 KO(3回1分22秒) ×野村優

◆第7試合

K-1 カレッジ 60キロ決勝戦

2分3ラウンド、延長1ラウンド

○森井洸介 判定(2-0) ×内田道隆

◆第8試合

K-1 カレッジ 65キロ決勝戦

2分3ラウンド、延長1ラウンド

○森香津真 KO(3回27秒) ×ホン・チンヤオ

◆第9試合

K-1 WGP スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント・準決勝(1)

3分3ラウンド、延長1ラウンド

○大雅 判定(3-0) ×卜部弘嵩

◆第10試合

K-1 WGP スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント・準決勝(2)

3分3ラウンド、延長1ラウンド

○卜部功也 KO(2回58秒) ×パウロ・テバウ

※小宮山は左足負傷のためテバウが出場

◆第11試合

スーパーファイト K-1 ライト級

3分3ラウンド、延長1ラウンド

○林健太 KO(1回2分47秒) ד狂拳”竹内裕二

◆第12試合

スーパーファイト K-1 ヘビー級

3分3ラウンド、延長1ラウンド

○上原誠 判定(3-0) ×KOICHI

◆第13試合

K-1 スーパー・ライト級スーパーファイト

3分3ラウンド、延長1ラウンド

○ゴンナパー・ウィラサクレック 判定(3-0) ×山崎秀晃

◆第14試合

K-1 WGP スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント・決勝

3分3ラウンド、延長1ラウンド

○卜部功也 KO(1回1分31秒) ×大雅

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吉田勝った!!ホイスを失神KO!!/復刻

2002年8月29日付日刊スポーツ紙面

<日刊スポーツ:2002年8月29日付>

 プレーバック日刊スポーツ! 過去の8月29日付紙面を振り返ります。2002年の1面(東京版)はDynamite! 吉田勝った!!ホイスを失神KO!!の記事でした。

◇ ◇ ◇

<Dynamite! 吉田秀彦(1回7分24秒 失神KO)ホイス・グレイシー>◇2002年8月28日◇東京・国立競技場◇観衆9万1190人

 吉田秀彦(32=吉田道場)がプロ格闘家デビューを快勝で飾った。グレイシー柔術の第一人者ホイス・グレイシー(35=ブラジル)を相手に試合開始から優位に闘いを進め、1ラウンド7分24秒、袖車(そでぐるま)で首を絞め上げて「失神KO」に仕留めた。ホイス側の抗議を受けて2週間の審議期間が設けられることになったが、51年ぶりの日本柔道VSグレイシー柔術の対決で、バルセロナ五輪78キロ級金メダリストが、9万人を超える観衆を興奮のうずに巻き込んだ。

 吉田が完ぺきな絞め技でホイスを仕留めた。7分すぎ、プロ初戦に向けて用意した絞め技を出した。ホイスの首に腕を巻きつけ、柔道着の右袖を左手で広げて頭に覆いかぶせて絞め上げた。「袖車。完ぺきだった。ホイスの力が抜けていくのは分かったのに(抗議は)後味悪い」。呼吸困難に陥ったホイスの危機を察したレフェリーが、試合を止めた。両手を突き出した五輪王者が、初めて9万人の歓声を浴びた。

 92年五輪、99年世界選手権と2度世界の頂点に立った。所属したのは名門の新日鉄、明大柔道部の監督も兼ねた。現役を退いても柔道の世界に身を置くことはできた。全日本強化コーチなどエリートコースを進むのも間違いなかった。だが、「おれは自由人。今さら会社のパソコンの前には座れない」。年明けに厳しい道に進むことを選んだ。

 日本柔道の最高峰、4月の全日本選手権は名誉ある選手宣誓を務めたが、14年ぶりの初戦敗退。「柔道で弱くなったから総合格闘技に出たとは、言われたくない」。悔しさをぶつつけるのはプロ初戦の舞台だった。高阪剛ら総合格闘技家との合同練習を重ね、専門コーチを招き打撃技を磨いた。中学、高校時代を過ごした都内にある柔道私塾、講道学舎にも足を運んだ。

 豊富な練習量で自信を得ていた。「柔道とはどういうものかを見てもらいたい」との予告通り、対戦ルール交渉で難航した打撃技を封印して柔道に撤した。「投げて寝技にもっていきたかったな。投げるところを見せたかった」と、得意の内また決められなかったことを悔しがった。4分すぎには柔道にはない柔術の足関節(アキレス腱固め)まで出した。圧勝だった。

 猛抗議を続けるホイス陣営を横目にリング上で晴れやかな表情でマイクを握った。直立したまま柔道界に対する感謝の言葉を並べ、「ホイスは参ったしていない、と言っていると思うけど、因縁の対決は続くんじゃないかと思います。ありがとうございました」。ちょっとだけプロらしい言葉に場内は沸いた。

 両者合意した試合ルールにレフェリーストップはなく、ホイス側は「無効試合」と主張し、石井和義総合プロデューサー(48)は「あらゆる角度から2週間審議したい」と話した。年内にはプロ第2戦が組まれる。再戦の可能性もある。吉田は「ホイスが納得するまでやりたい」と悠然と構えていた。

<古賀稔彦の目>

 予想した通り、吉田の楽勝だった。完全にパワーで圧倒した。決め技になった袖車は柔道技だが、相当の力量差がないと決まらないものだ。関節技を狙うホイスを上から攻めていた時から余裕が感じられた。格闘技は組んだ瞬間に相手の実力が分かるもの。全盛期のホイスのビデオで見たことがあるが、吉田と戦うレベルではないと思っていた。吉田もくみしやすさを感じていたはず。ホイスはパワーもテクニックも、ちょっと柔道をやった程度のもの。少し拍子抜けした。

 吉田にとってはこれからが正念場。もう柔道の代表じゃない。今後の闘いを変に柔道の普及と結びつけてほしくない。仕事として、つまりプロの格闘家として本腰を入れていくのなら、何も言うことはない。やるからには最強を目指さないといけない。どんなルールにも対応しなければいけないし、どんな選手の挑戦も受けなければいけない。もっと強い選手はたくさんいる。今回は打撃を受ける場面はなかったが、それを得意とする選手と当たった場合にどうなのか。傷つけられるだけでなく、傷つける恐怖も乗り越えていかなければいけない。新しい吉田秀彦を完成させるために取り組むのなら、陰ながら応援したい。(92年バルセロナ五輪金、89、91、95年世界選手権優勝)

<こんな人>

 吉田は週3回、柔道着を着たまま走ってくる子供たちを笑顔で迎える。「先生、こんにちは!」「はい、こんにちは。元気だったか? 脱いだ靴はきちんとそろえるんだぞ」。6月、東京・梅ケ丘に吉田道場を開いた。道場生は子供から大人まで約40人いる。約34畳と町道場としては決して広くはない、駅前の雑踏にまぎれて立つマンションの地下1階。ここに吉田の原点がうかがえる。

 父延行さん(59)が「柔道教室生徒募集」と書かれた新聞の折り込み広告に目を留めたのは、吉田が小4のころ。GKのポジションを好きになれなかったサッカー少年は「仲間と楽しく遊べる」柔道にのめり込んでいった。

 約20年が経過し、サッカーの隆盛とは逆に柔道の町道場と競技人口の減少は止まらない。「柔道、このままじゃ、やばいでしょ」。五輪金メダリストは「柔道家」と「道場の先生」として挑戦を続けていく。

※記録と表記は当時のもの

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60キロトーナメントなど9月K1WGP試合順決定

K-1WGP60キロ世界最強決定トーナメント大会ポスター(C)M-1 Sports Media

 「K-1 WGP 2016」(9月19日午後3時開始、東京・代々木第2体育館、日刊スポーツ新聞社後援)の全14試合の試合順が決まった。詳細は次の通り。

◆プレリミナリーファイト第1試合

K-1 57・5キロ 3分3ラウンド

伊藤健人-芦沢竜誠

◆プレリミナリーファイト第2試合

K-1 ヘビー級 3分3ラウンド

K-Jee-斐也

◆プレリミナリーファイト第3試合

K-1 60キロ 3分3ラウンド

”DYNAMITE”高橋佑太-郷州征宜

◆第1試合

K-1 WGP 60キロ世界最強決定トーナメント・リザーブファイト

3分3ラウンド、延長1ラウンド

闘士-皇治

◆第2試合

K-1 WGP 60キロ世界最強決定トーナメント・1回戦(1)

3分3ラウンド、延長1ラウンド

大雅-ハビエル・エルナンデス

◆第3試合

K-1 WGP 60キロ世界最強決定トーナメント・1回戦(2)

3分3ラウンド、延長1ラウンド

卜部弘嵩-ヨハネス・ウルフ

◆第4試合

K-1 WGP 60キロ世界最強決定トーナメント・1回戦(3)

3分3ラウンド、延長1ラウンド

卜部功也-カリム・ベノーイ

◆第5試合

K-1 WGP 60キロ世界最強決定トーナメント・1回戦(4)

3分3ラウンド、延長1ラウンド

小宮山工介-パウロ・テバウ

◆第6試合

K-1 カレッジ 55キロ決勝戦

2分3ラウンド、延長1ラウンド

桑田裕太-野村優

◆第7試合

K-1 カレッジ 60キロ決勝戦

2分3ラウンド、延長1ラウンド

森井洸介-内田道隆

◆第8試合

K-1 カレッジ 65キロ決勝戦

2分3ラウンド、延長1ラウンド

森香津真-ホン・チンヤオ

◆第9試合

K-1 WGP 60キロ世界最強決定トーナメント・準決勝(1)

3分3ラウンド、延長1ラウンド

1回戦(1)勝者-1回戦(2)勝者

◆第10試合

K-1 WGP 60キロ世界最強決定トーナメント・準決勝(2)

3分3ラウンド、延長1ラウンド

1回戦(3)勝者-1回戦(4)勝者

◆第11試合

スーパーファイト K-1 62・5キロ

3分3ラウンド、延長1ラウンド

“狂拳”竹内裕二-林健太

◆第12試合

スーパーファイト K-1 ヘビー級

3分3ラウンド、延長1ラウンド

上原誠-KOICHI

◆第13試合

K-1 65キロ世界タイトルマッチ

3分3ラウンド、延長1ラウンド

(王者)ゲーオ・ウィラサクレック-(挑戦者)山崎秀晃

◆第14試合

K-1 WGP 60キロ世界最強決定トーナメント・決勝

3分3ラウンド、延長1ラウンド

準決勝(1)勝者-準決勝(2)勝者

 詳細および問い合わせは、K-1=http://www.k-1wg.com/へ。

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曙とボブ・サップが12年ぶり対戦 年末のRIZIN

 RIZINは27日、12月29、31日にさいたまスーパーアリーナで開催する「RIZINファイティングワールドGP」で曙(46)とボブ・サップ(42=米国)が対戦すると発表した。

 両者は、曙が角界から格闘家に転向した03年12月31日に、デビュー戦としてナゴヤドームで開催の「K-1プレミアム Dynamite!」で対戦。曙が1回KO負けを喫しており、その時以来の再戦となる。

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曙vsボブ・サップ RIZINで再戦03年以来

曙(左)とボブ・サップ(写真は03年12月30日)

 RIZINは27日、フジテレビのバラエティー「ダウンタウンなう」の番組中で、12月29日と31日にさいたまスーパーアリーナで開催する「RIZINファイティングワールドGP」で曙(46)とボブ・サップ(42=米国)が対戦すると発表した。

 両者の対決は、曙が角界から格闘家に転向した03年12月31日に、デビュー戦としてナゴヤドームで開催の「K-1プレミアム Dynamite!」で対戦して以来。曙が1回KO負けを喫している。

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広田瑞人は「破拳王子」/UFC選手紹介

スカイツリー近くのジムから頂点を目指す広田

<究極戦士たち(2)>

 愛称は破拳(ぱぐ)王子。実家で飼育していたパグのタトゥーを右上腕部に刻んでいる。その拳から繰り出される打撃技術は評価が高い。3月3日のUFC JAPAN 2013(さいたまスーパーアリーナ)で同団体デビューする元戦極ライト級王者の広田瑞人(31=CAVE)は、ハニ・ヤヒーラ(28=ブラジル)とフェザー級で対戦する。1月22日のUFC開催会見で、こう言い放った。「オレのパンチでブラジルまでぶっ飛ばします」。

 自信がある。先月上旬、打撃指導を受ける白井・具志堅ジムの新井誠介トレーナー(33)の助言で、より重心を低くしたフォームに変更。すると「3割増パンチになった」と広田。新井トレーナーも「重心が高かったので指摘した。すごい衝撃がミットにきた」と解説する。実戦練習で繰り出せる段階になりつつあり「当たればブラジルまでぶっ飛ばせる」と、十分な手応えを感じている。

 戦極ライト級王座を奪った後、1度は地獄のような日々を味わった。09年大みそかDynamite!!でDREAM同級王者・青木真也と対戦し、右腕上腕を骨折して負けた。その骨折の回復が遅れて2度も手術。練習復帰まで約1年。その8カ月後、やっと試合復帰できた苦い経験がある。

 広田 このまま引退はつらすぎると。(青木に)やり返したいという気持ちがあったから耐えられた。今は対戦できそうにないから、強くなることで相手を超えたということしかできない。その気持ちで頑張る。

 標的だった青木はアジア最大の総合格闘技団体ONE FCに移籍。一方の広田は世界最高峰UFCで王座を目指す。「今年3連勝して、来年のUFC日本大会で(タイトル戦を)やりたい」。東京スカイツリーの真下にあるCAVEジムから、日本の誇る破拳王子が世界最高峰のベルトを見据える。【藤中栄二】

 ◆広田瑞人(ひろた・みずと)1981年(昭56)5月5日、長崎・諫早市生まれ。幼少時に相撲で全国大会出場。高校はボクシング部で2度インターハイ出場。PRIDEに衝撃を受け、21歳で上京。05年に修斗でプロデビュー。07年12月、CAGE FORCEに参戦。08年4月、同団体ライト級王座獲得。同年8月戦極に参戦。09年8月、戦極同級タイトル王座に挑戦し、北岡悟を撃破し王座奪取。11年8月、DEEP同級王座も獲得。12年7月、ストライクフォース参戦。171センチ、70・3キロ。

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曙プロレスルールでサップに雪辱/新日本

<新日本:レッスルキングダム7>◇4日◇東京ドーム◇観衆2万9000人

 曙(43)が8人タッグ戦でボブ・サップ(38)組から白星を奪った。

 03年大みそかの「K-1 Dynamite!!」以来、約9年ぶりにプロレスルールで野獣と激突。前回のK-1ルールでは屈辱的な1回KO負けを喫したが、この間、アジアタッグ、世界タッグなどのタイトルを奪取。26日には全日本大田区大会で3冠ヘビー級王者船木誠勝(43)に挑戦するまでに実績を積んできた。それだけにサップの肉弾攻撃にも真っ向勝負で互角以上に渡り合い、ラリアット、ショルダータックルなどで強さをみせつけた。

 試合も味方の中西学(45)が7分53秒、アルゼンチン式背骨折りで飯塚高史(46)を下して勝利。曙は「サップは迫力があった。K-1で負け、ここはK-1のリングではないけど。プロレスや相撲じゃあ負けないよ」と話した。

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石井が猪木祭参戦!元UFC王者と再起戦

DREAMライトヘビー級王者ゲガール・ムサシ(左)のもとで練習を積む石井慧(右)

 08年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダルの総合格闘家・石井慧(25)が大みそかの「INOKI BOM-BA-YE 2012」(東京・両国国技館、日刊スポーツ後援)に参戦し、元UFCヘビー級王者ティム・シルビア(36=米国)と総合ルールで対戦することが7日、発表された。石井にとって昨年大みそかの旧PRIDEヘビー級王者エメリヤーエンコ・ヒョードル戦以来、1年ぶりの試合となる。再起戦が2度も中止となり、不遇続きの1年となった石井が強敵との激突で再出発を図る。

 出げいこ先のオランダで大みそか参戦、元UFC王者との対戦を知った石井は「マジでうれしいっす。頑張るっす」と軽快な口調で喜びを示した。身長差20センチ以上、体重差も20キロ以上あるシルビアを「デカイ、しかもタフ」と警戒する。ヒョードル戦の1回KO負け以来、1年ぶりの再起戦としては強敵すぎる相手だが、ファイトできる喜びで胸はいっぱいだった。

 今年は次々と再起戦が流れ続けた。3月、ブラジルでソクジュ(カメルーン)との対戦が、米国で契約するジムの不手際で現地まで入りながら中止に。石井はそのジムとの契約を解除し、今度はインドの新興団体スーパーファイトリーグと契約し、9月にジミー・アンブリッツ(米国)との対戦が決まった。しかし今度は相手側の事情で中止となり「まじでつらかった」と明かす。ファイトマネーを稼げず、生活を切り詰めた。柔道の先輩で全日本レベルで活躍した江種辰明の激励を受けながら、何とか練習だけは続けた。

 現在、オランダでDREAMライトヘビー級王者ゲガール・ムサシのもとで合宿中だ。自ら連絡を入れて、合同練習をお願いした。「ゲガールの技術を学びたかった。総合の練習をはじめ、シルビア戦のゲームプランもすべてゲガールが考えてくれている」。今夏にはK-1番長ジェロム・レバンナに弟子入りし、2度の合同合宿も消化。「立ち技を教わり、練習場も紹介してくれた。格闘技はどういうものかも教えてくれた」と、受け入れてくれたトップ選手2人に感謝した。

 7日にIGFパキスタン遠征から帰国したアントニオ猪木からは「成長していかなければならない。指導はするが、責任を持ってぶち当たれ」と厳しいエールを送られた。1年前を振り返り、石井は「ヒョードルのパンチ1発は一流コックのつくるスープと一緒。誰でも食べれるわけではないし、一口食べた瞬間にいろいろな味が口中にひろがる」と石井節の例えで悪夢を振り払った。あとは元UFC王者撃破で再起を図るだけだ。「出げいこで新しい刺激をガンガンもらった。テーマはガンガン」と気持ちを高揚させていた。

 ◆石井慧(いしい・さとし)1986年(昭61)12月19日、大阪・茨木市生まれ。06年に史上最年少の19歳4カ月で全日本柔道選手権を制覇。08年北京五輪柔道男子100キロ超級で金メダルを獲得。同11月、プロ格闘家への転向を表明。09年大みそかDynamite!!の吉田秀彦戦でデビューして判定負け。181センチ、98キロ。

 ◆地上波放送 IGFは7日、大みそかの「INOKI BOM-BA-YE 2012」(東京・両国国技館)が、フジテレビ系で来年1月3日深夜1時40分から放送されると発表した。大みそか当日は、午後7時からBSフジで放送される。

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38歳ミルコ「ホーム」で意地見せる

優勝に自信を見せるミルコ・クロコップ

 14日に東京・両国国技館で行われるK-1の「WORLD GP FINAL16」に出場するミルコ・クロコップ(38=クロアチア)が11日、都内で会見した。日本で戦うのは08年大みそかの「Dynamite!!」以来3年10カ月ぶりだが「サムライのスピリットがあって素晴らしい雰囲気の中で戦える特別な場所。クロアチアと甲乙つけ難いホーム」。対戦相手のランディ・ブレイク(25=米国)は24戦無敗だが、ミルコは「私が最高齢だが、コンディションは最高。ピーター・アーツやアーネスト・ホーストと戦った経験がある」。K-1では99年K-1GP準優勝が最高成績だけに「今はK-1に懸ける」と意欲を見せた。

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