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井岡一翔の薬物疑惑騒動巡り畑中会長が会見「白か黒か」JBCに再回答要求

オンラインで会見に臨んだ畑中会長(畑中ジム提供)

4階級制覇のWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(32=Ambition)の薬物疑惑騒動に関連し、元世界3階級制覇王者田中恒成(25)が所属する畑中ジムの元WBC世界スーパーバンタム級王者畑中清詞会長が15日、オンラインで記者会見した。

田中は昨年末、井岡に敗れているが、その試合前のドーピング検査で井岡は、禁止薬物に陽性反応を示している。畑中会長は日本ボクシングコミッション(JBC)長岡勤コミッショナー宛てに4月30日付で内容証明で質問状を送付していた。5月8日に回答書が届いたが、畑中会長は「ゼロ回答です」とJBCの対応に疑念を示していた。

畑中会長は今後について「ドーピング問題で白か黒かはっきりしないと、先には進めない」。興行主でもある立場から、JBCのはっきりした対応と回答をあらためて求めた。

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亀田興毅会長の初興行5・22に無観客開催 メインは亀田和毅の復帰戦

亀田興毅会長(2021年3月1日撮影)

元世界3階級制覇王者・亀田興毅会長(34)の3150ファイトクラブによる初興行が、22日に大阪・豊中市の「176BOX」で行うことが13日に発表された。

当初は5日にエディオンアリーナ大阪で行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止による緊急事態宣言発出を受け、延期としていた。

試合は日本ボクシングコミッション(JBC)の要請を受けて、無観客で行われる。メインは元2階級世界王者亀田和毅(29)の復帰戦となる。

興毅会長は「今回の興行は厳しい状況になりますが、調整が大変な中でも必死に練習に取り組んできた選手たちの成果を披露させてあげたい。万全の感染症対策を実施した上で無観客試合で行うことになりました」とコメントした。

その上で、今後はABEMATVとタッグを組むことも明かした。「選手たちがより注目を集め、選手たちにより還元できるような新しいボクシングの形をABEMAさんと一緒につくりあげていきたいと考えています」。新たな興行形態を模索していく上で、ひとつの指針を示した。

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井岡一翔「絶対に許さんからな」薬物騒動で中傷SNS投稿に激怒

井岡一翔(2020年12月31日撮影)

ドーピングなど薬物騒動が起こっているボクシング世界4階級制覇王者でWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(31=Ambition)が自身の家族へ心ない中傷投稿に怒りの態度を示した。

10日夜に自らのインスタグラムのストーリーズ機能で投稿。井岡の写真に「ジャブ中嫌い」、井岡の子供の写真に「イオカじゃなくて、ジャブ中の息子」とコメントされている事実を明かし「こうゆうメッセージ・コメント送ってくる奴。勘違いすんなよ、言っていい事と悪い事があるからな 絶対に許さんからな」(原文ママ)と怒りのコメントをつづった。

4月下旬に騒動が発覚後、5月3日に初めてインスタグラムを英文で投稿。「At the end of the day, no matter what anyone says,I look at my family and I feel thankful and proud of this」(結局、誰が何と言おうと、自分の家族をみて感謝と誇りを感じる)と家族への思いをつづったばかりだった。

井岡のマネジメント事務所は先月27日、ドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示し、大麻成分が検出されたなどとする報道を全面否定するコメントを発表。日本ボクシングコミッション(JBC)が倫理委員会での聴取でも潔白を主張していく方針を示している。JBCの永田有平理事長は5月中に倫理委員会からの調査、審議報告が届く見通しを明らかにしている。

一方でドーピング検査の対象試合となった昨年大みそかのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで敗退した田中恒成の所属先となる畑中ジムがJBCに対し、質問状を送付。8日には回答書が届いたものの、同ジムの畑中清詞会長は「ゼロ回答です」と説明し、あらためて会見を行う姿勢を示している。

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高山勝成「次戦につなげたい」現役続行示唆、不可解TKO負けで不完全燃焼

不可解なTKO負けを喫した高山勝成は観客に手を振る(AP)

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇8日(日本時間9日)◇米国テキサス州アーリントン

挑戦者の同級11位高山勝成(37=寝屋川石田)が不可解なストップ負けで2階級制覇を逃した。

同級王者エルウィン・ソト(24=メキシコ)に挑戦。9回、大きなダメージも見られない中、レフェリーが突然ストップをかけTKO負けとなった。高山は試合続行可能をアピールするようにシャドーボクシングを披露。「驚きました」と話し、今後の現役続行を示唆した。

   ◇   ◇   ◇

謎のストップだった。9回、挑戦者の高山は王者ソトと打ち合った。それまでもダウンはない。大きなダメージは見られなかったがレフェリーが突然、高山を抱きかかえて試合を止めた。「スタミナも十分残し、ダメージも少ない中、思わぬところでレフェリーストップとなり驚きました」。試合後、高山のコメントがすべてを表現していた。

確かに試合の流れは王者だった。高山は1回から強打でグラつかされたが、手数で抵抗。最後の勝負をかけるところで、予想さえしないレフェリーストップ。ダメージのなさ、まだ戦える意思表示のように激しいシャドーボクシングを披露。「ソト選手のパンチは芯を外していました。そのことを示すために行った試合終了後のシャドーボクシングに対する観客の大声援に感謝します」と言った。

ミニマム級で主要4団体を制した。日本ボクシングコミッション(JBC)を脱退し、当時非公認だったIBFの世界タイトルに挑み、アマチュアに転向。かなわなかったが、東京五輪を目指した。根底には常に反骨と改革がある。昨年、37歳の誕生日を迎えた際も「年齢の壁を越えてもやれることを証明したいとか、そういう思いはあまりない。ただ自分が成し遂げたい。あと1、2年と思っているので、たどり着けるところまでやっていきたい」と言った。限界を設けない。自分への挑戦だった。

今月12日に38歳となる。2階級制覇の目標を遂げて引退も示唆していたが、この日の試合後は「次戦につなげたい」。不完全燃焼の挑戦失敗を次の戦いへの闘志に変えた。【実藤健一】

◆高山勝成(たかやま・かつなり) 1983年(昭58)5月12日、大阪市生まれ。00年10月プロデビュー。05年4月、WBC世界ミニマム級王座獲得。06年11月、WBA世界同級暫定王座。10年9月にIBF、16年8月にWBO王座を獲得し、同級主要4団体を制す。17年4月にプロを引退し、アマチュアで東京五輪を目指す。19年8月、予選で敗れて五輪の夢が断たれる。20年3月にプロ復帰を表明し、同年12月に再起戦で勝利。身長158センチの右ボクサーファイター。32勝(12KO)9敗1無効試合。

試合を止められ、不満げな表情を見せる高山(ロイター)

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井岡一翔の薬物疑惑騒動で「ゼロ回答」届く、畑中会長「会見を考えてます」

20年12月31日、WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで田中恒成(手前)をTKOで破り喜ぶ井岡一翔

4階級制覇のWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(32=Ambition)の薬物疑惑騒動に関し、日本ボクシングコミッション(JBC)長岡勤コミッショナー宛てに4月30日付で内容証明で質問状を送付していた畑中ジムに8日、回答書が届いた。

同ジムの世界3階級制覇王者・田中恒成(25)が昨年末、井岡に敗れているが、その試合前のドーピング検査で井岡は、禁止薬物に陽性反応を示している。元WBC世界スーパーバンタム級王者の畑中清詞会長は「ゼロ回答です」と話し、「今後、各所と精査した上で会見を考えています」と話した。

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プロボクサー12人新型コロナ陽性 西日本地区にある3つのジムで

日本ボクシングコミッション(JBC)は6日、西日本地区にある3つのジムで4月21日から今月5日までの期間に、プロ選手計12人が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性判定を受けたことが判明したと発表した。

選手の内訳は男性11人、女性1人。

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井岡ドーピング騒動でガバナンス委設置へ、JBC内部からの情報漏えい考慮

井岡一翔(2020年12月31日撮影)

日本ボクシングコミッション(JBC)の永田有平理事長は6日、世界4階級制覇王者でWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(32=Ambition)のドーピング騒動に関し、JBC内部からの情報漏えいの可能性を考慮し、来月以降にガバナンス委員会を設置する意向を示した。

今回のドーピング騒動を最初に報じた一部週刊誌の報道を受け、永田理事長は「週刊誌にJBC幹部の話として書かれているものがある。JBCの信用にかかわることなので」と指摘。現在、調査と審議に入っている外部の有識者中心で構成される現在の倫理委員会の結論が出た後、JBC理事会でガバナンス委員会を設置する方針だという。

また今回の倫理委員会は外部の有識者らが入っており、永田理事長も同委員会メンバーから外れていることも明かしていた。

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井岡一翔のドーピング騒動は5月中に結論、JBC理事長が言及

井岡一翔(2020年12月31日撮影)

日本ボクシングコミッション(JBC)の永田有平理事長が6日、世界4階級制覇王者でWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(32=Ambition)のドーピング騒動について、5月中に倫理委員会で結論を出す方針を示した。

先月下旬からJBCが依頼し、調査と審議に入っている外部の有識者中心で構成される現在の倫理委員会の審議状況について、永田理事長が言及。「コロナ禍で聴取にも影響が出ていると聞いているが、今月中に結論が出ると思う。絶対に解決したい」と説明した。

永田理事長はリングサイドで初視察した世界戦が昨年大みそかの井岡-元世界3階級制覇王者田中恒成(25=畑中)だったことを明かし、「非常に良い試合だった。井上(尚弥)選手の試合を抑えて年間最高試合になった。井岡選手は世界4階級制覇王者でもあるし、(週刊誌などで書かれている)敵対意識はありません。井岡選手は日本の宝です」とも強調した。

また、田中が所属する畑中ジムから4月30日付の内容証明で送付された質問状について、同理事長は回答書が完成し、7日に送付することも明かしていた。

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王者井岡一翔、SNSに英文で意味深投稿「結局、誰が何と言おうと…」

20年12月、WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで田中をTKOで破りチャンピオンベルトを腰にポーズをとる井岡

ボクシング4階級制覇王者でWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(32=Ambition)が3日、自らのSNSで意味深投稿を更新した。

ドーピング騒動が起こって以降、初めてインスタグラムを英文で投稿。「At the end of the day, no matter what anyone says,I look at my family and I feel thankful and proud of ths」(結局、誰が何と言おうと、自分の家族をみて感謝と誇りを感じる)とつづった。

井岡のマネジメント事務所は先月27日、ドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示し、大麻成分が検出されたなどとする報道を全面否定するコメントを発表。日本ボクシングコミッション(JBC)が倫理委員会での聴取でも潔白を主張していく方針を示している。一方、同日にJBCも「当該倫理委員会の審議に影響を及ぼすことを避けるために、現時点においてはこれ以上の発表は差し控えさせていただきます。尚、当該倫理委員会の結論に至りました段階で、速やかに報告する所存でございます」などとコメント発表している。

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井岡一翔ドーピング問題でJBCに質問状「大変な疑念持っている」畑中会長

20年12月31日、WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで田中恒成(手前)をTKOで破り喜ぶ井岡一翔

4階級制覇のWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(32=Ambition)の薬物疑惑騒動に関し、畑中ジムは1日、日本ボクシングコミッション(JBC)の長岡勤コミッショナー宛てに、4月30日付で質問状を内容証明で送付したことを明らかにした。

同ジムの世界3階級制覇王者田中恒成(25)は昨年末、井岡に敗れている。その試合前のドーピング検査で井岡は、禁止薬物に陽性反応を示した。元WBC世界スーパーバンタム級王者の畑中清詞会長は「井岡選手のドーピング問題に関して、JBCに対して大変な疑念を持っています。ゴールデンウイーク明けには返答がくることを信じております」とコメントした。

JBCは先月27日に同騒動について倫理委員会で調査、審議を行っていると発表した。同委員会で処分の有無などを決定する方針も「当該倫理委員会の審議に影響を及ぼすことを避けるために、現時点においてはこれ以上の発表は差し控えさせていただきます」と詳細への言及は避けている。

井岡側は検査で大麻成分が検出され、警察の事情聴取を受けたことは認めているが、薬物の摂取は全面否定。コンディション維持の効能などがあるとされる大麻草の成分が入るCBDオイルの使用に触れ、「井岡が使用していたCBDオイルから大麻成分が検出された可能性はあります」との見解を示している。

一方でドーピング検査に用いる検体の一部を警察に提供するなどで、調査に影響が及んだとされるJBCの対応も問題となり、対戦相手である田中陣営が、真実を求めて行動に移した。

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【記者の目】響龍さん死去は大相撲の未来に警鐘 頭部強打で迅速に対応を

響龍さん(2020年7月21日撮影)

<記者の目>

大相撲の境川部屋の三段目力士、響龍(ひびきりゅう)さん(本名・天野光稀)が28日午後6時20分、急性呼吸不全のため東京都内の病院で死去した。日本相撲協会が29日、発表した。28歳だった。響龍さんは、春場所13日目の取組で頭部を強打。救急搬送されて入院中だった。現役力士の死去は、昨年5月に新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全でなくなった三段目の勝武士さん以来。取組で負傷した力士が死亡するのは異例の事態となった。

   ◇   ◇   ◇

あらためてアクシデントが発生した際の協会の対応を振り返った。取組後、響龍さんはうつぶせのまま動けず、倒れてから約1分後に呼び出し3人があおむけにした。その約3分後、国技館内の相撲診療所から医師が到着。響龍さんの状態を確かめ、担架に乗せて土俵を降りて救急搬送した。一連の対応に、約6分以上の時間を要した。

協会としてはできる限りの対応をしたと見るべきか。しかし、響龍さんが6分間以上、土俵に倒れていたのは、異様な光景に見えた。医師の到着が遅くはないか、もっと迅速に対応できなかったのか、そう思わざるを得なかった。

春場所後に行われた審判部による夏場所番付編成会議では、土俵近くに医師を滞在させた方がいいのではないか、という意見が出たという。今後は日本相撲協会として対応を考えることになる。当時の取組後の対応などについて問われた芝田山広報部長は「ここでは何とも言えない。後日、まとめてお伝えできる状態にしたい」とした。相撲協会は5月7日に警備担当の親方衆や若者頭らを集めて「土俵上の緊急対応講習会」を実施する。響龍さんの死去は、大相撲の未来に警鐘を鳴らす形になった。【佐々木隆史】

【プロボクシングはドクター義務づけ】

○…プロボクシングの興行では日本ボクシングコミッション(JBC)のライセンスを持つコミッションドクターが、リングサイド最前列に着席して立ち会うことを義務づけている。レフェリーの要請があれば負傷ボクサーの診断をし、緊急事態が起こった場合は速やかに応急の処置をとる。また、ボクサーに試合を続行させることが適切でないと判断した場合は、レフェリー及びJBCに試合中止を勧告する権限もある。試合前日の計量から立ち会い、身体検査も行う。

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井岡一翔事務所が大麻陽性報道を全面否定「摂取したことは一切ない」

20年12月、WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで田中をTKOで破りチャンピオンベルトを腰にポーズをとる井岡

ボクシング4階級制覇王者でWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(31=Ambition)のマネジメント事務所が27日、ドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示し、大麻成分が検出されたなどとする報道を受け、薬物の摂取を全面否定するコメントを発表した。

同事務所公式SNSなどで警察の聴取などを受けたことを認めた上で、潔白を強調。一方、統括機関の日本ボクシングコミッション(JBC)は井岡の疑惑について倫理委員会で調査、審議中だと発表した。

   ◇   ◇   ◇

井岡のマネジメント事務所、トラロックエンターテインメントは27日午後、文書を発表し、薬物の摂取を全面否定した。「井岡は、大麻等の不正薬物、違法薬物を摂取したことは一切ありません」と強調。前日26日に日刊スポーツの取材に対し、弁護士を通じて示した文書での回答と同様、コンディション維持の効能などがあるとされる大麻草の成分が入るCBDオイルを使用に触れ、「井岡が使用していたCBDオイルから大麻成分が検出された可能性はあります」との見解を示した。

警察の事情聴取を受け、既に捜査が終了したとの報告を受けていたことも公表した。JBCから倫理委員会を開催する連絡を受けている状況も明かし「井岡の潔白は、倫理委員会で主張していくことになります」との方針を示した。最後に「報道によってお騒がせしておりますが、井岡は次戦に向けてトレーニングを続けていきます」と結んでいる。

一方、JBCは同日、永田有平理事長名による文書を発表した。「倫理委員会で調査、審議を行っております。当該倫理委員会の審議に影響を及ぼすことを避けるために、現時点においてはこれ以上の発表は差し控えさせていただきます」と現状報告。JBCがドーピング検査に用いる検体の一部を警察に提供していたこともあり、調査に遅れが生じているとみられる。JBCは「尚、当該倫理委員会の結論に至りました段階で、速やかに報告する所存でございます」としたが、ゴールデンウイーク直前かつ、倫理委員会メンバーには外部識者も含まれるため、結論は5月に持ち越される見通しだ。

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井岡一翔の薬物疑惑は2種類 大麻以外に禁止薬物も検出か

井岡一翔(2020年12月31日撮影)

ボクシング4階級制覇王者でWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(31=Ambition)のマネジメント事務所が27日、ドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示し、大麻成分が検出されたなどとする報道を受け、薬物の摂取を全面否定するコメントを発表した。

同事務所公式SNSなどで警察の聴取などを受けたことを認めた上で、潔白を強調。一方、統括機関の日本ボクシングコミッション(JBC)は井岡の疑惑について倫理委員会で調査、審議中だと発表した。

   ◇   ◇   ◇

井岡のドーピング検査で検出されたと報じられている薬物は複数あり、2つの疑惑が浮上している。まず大麻成分が検出されたという点。井岡のマネジメント事務所は警察の聴取を受け、既に捜査が終了したとの報告を受けていると発表。そして大麻に合わせ、世界反ドーピング機関(WADA)がスポーツ競技会で禁止している何らかの薬物も検出されたという疑惑も報じられている。

ドーピング検査は選手から採取した検体をAとBに分け、A検体で陽性となった場合はB検体を分析する流れ。JBC関係者によれば、A検体での検査を行ったものの、B検体は警察の捜査に協力するために提供しているという。もし井岡陣営が身の潔白を証明するために再検査を要求した場合、対応が難しいとみられている。

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井岡一翔事務所、大麻成分CBDオイルからと見解 コンディション維持効能

井岡一翔(2020年12月31日撮影)

ボクシング4階級制覇王者でWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(31=Ambition)のマネジメント事務所が27日、ドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示し、大麻成分が検出されたなどとする報道を受け、薬物の摂取を全面否定するコメントを発表した。

同事務所公式SNSなどで警察の聴取などを受けたことを認めた上で、潔白を強調。一方、統括機関の日本ボクシングコミッション(JBC)は井岡の疑惑について倫理委員会で調査、審議中だと発表した。

   ◇   ◇   ◇

井岡のマネジメント事務所、トラロックエンターテインメントは27日午後、文書を発表し、薬物の摂取を全面否定した。「井岡は、大麻等の不正薬物、違法薬物を摂取したことは一切ありません」と強調。前日26日に日刊スポーツの取材に対し、弁護士を通じて示した文書での回答と同様、コンディション維持の効能などがあるとされる大麻草の成分が入るCBDオイルを使用に触れ、「井岡が使用していたCBDオイルから大麻成分が検出された可能性はあります」との見解を示した。

警察の事情聴取を受け、既に捜査が終了したとの報告を受けていたことも公表した。JBCから倫理委員会を開催する連絡を受けている状況も明かし「井岡の潔白は、倫理委員会で主張していくことになります」との方針を示した。最後に「報道によってお騒がせしておりますが、井岡は次戦に向けてトレーニングを続けていきます」と結んでいる。

一方、JBCは同日、永田有平理事長名による文書を発表した。「倫理委員会で調査、審議を行っております。当該倫理委員会の審議に影響を及ぼすことを避けるために、現時点においてはこれ以上の発表は差し控えさせていただきます」と現状報告。JBCがドーピング検査に用いる検体の一部を警察に提供していたこともあり、調査に遅れが生じているとみられる。JBCは「尚、当該倫理委員会の結論に至りました段階で、速やかに報告する所存でございます」としたが、ゴールデンウイーク直前かつ、倫理委員会メンバーには外部識者も含まれるため、結論は5月に持ち越される見通しだ。

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井岡一翔の大麻疑惑報道巡りJBC「現時点でこれ以上発表ない」

20年12月、WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで田中をTKOで破りチャンピオンベルトを腰にポーズをとる井岡

ボクシング4階級制覇王者のWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(32=Ambition)がドーピング検査で大麻成分が検出されたとの報道に対し、日本ボクシングコミッション(JBC)は27日、報道陣にプレスリリースを出した。JBC永田有平理事長名で「井岡一翔(Ambitionジム)選手に関して報道がなされておりますが、現在、倫理委員会にて調査、審議を行っております」と現状を報告するにとどめた。

調査、審議中であることで「JBCといたしましては、当該倫理委員会の審議に影響を及ぼすことを避けるために、現時点においてはこれ以上の発表は差し控えさせていただきます」と強調。「尚、当該倫理委員会の結論に至りました段階で、速やかに報告する所存でございます」とした。

井岡は27日の週刊新潮のニュースサイト「デイリー新潮」などが26日に報じたドーピング検査で大麻成分が検出されたとの報道に対し、使用を否定した。またフラッシュ(光文社)5月11日・18日号の報道では井岡の薬物問題とともに、JBCのドーピング検査に用いる検体の扱いや疑惑への対応に問題があるとも報じられていた。

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井岡一翔「身に覚えない」大麻疑惑報道否定 警視庁からの聞き取りは認める

20年12月、WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで田中をTKOで破りチャンピオンベルトを腰にポーズをとる井岡

ボクシング4階級制覇王者のWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(32=Ambition)が、ドーピング検査で大麻成分が検出されたとの報道に対し、使用を否定した。昨年12月に都内で2度目の防衛に成功した際、大麻など禁止薬物が検出されていたと、週刊新潮のニュースサイト「デイリー新潮」などが26日に報じた。井岡サイドは警視庁から大麻検出への聞き取りがあったことは認めたが、捜査は終了したと伝えられたとし、禁止薬物の摂取を否定した。

井岡は日刊スポーツの取材に対し、弁護士を通じて文書で回答した。ドーピング検査結果については「警察から大麻成分が検出されたことは聞いた」という。警視庁による聞き取りがあったことも認めたが「大麻を摂取したことはない」と述べたとしている。

「心当たりがあるものとして、CBDオイルを使用していたという事実を伝えた。数日後に、警察から捜査は終了したと伝えられた」とも回答した。一部で塗ったり摂取したりすることで、コンディション維持につながるという見方もあるCBDオイルとは、大麻草に含まれる天然に存在する成分のうちのカンナビジオール(CBD)を抽出したもの。他にも禁止薬物の成分が検出されたと報じられているが「検出された事実の確認はしていない。もちろん、身に覚えのない事実」。いずれも意図的摂取は否定している。

試合を管理して検査を実施した日本ボクシングコミッション(JBC)からは、検査結果の開示は受けていないという。「これまで10年間、何度もドーピング検査を受け、これまでと同様に今回も臨み、なぜ、今回に限り、不正薬物が検出されたのか、疑念しかない」とも回答した。

これに対してJBC執行理事の浦谷信彰倫理委員会委員長は「回答することはない。記者会見の予定はない」と取材に応じなかった。その後、職員を通じて「明日(27日)か明後日(28日)プレスリリースを出す」とコメントするにとどめた。井岡サイドは「一連のJBCの動きは、適正手続きを大きく逸脱したもの」と主張している。

試合は日本人選手による初の複数階級制覇王者同士の対決だった。初の4階級制覇王者の井岡が、元3階級制覇王者田中恒成(畑中)を8回TKO。完勝でV2と格の違いを見せつけ、年間表彰で技能賞と年最高試合賞を受賞している。

▼フラッシュ(光文社)5月11日・18日号の報道 「日本ボクシングコミッション(JBC)の闇 井岡一翔の疑惑の尿が消えた!」との記事で、井岡の尿から「大麻」や「覚醒剤または合成麻薬の摂取が疑われる物質が検出されたと聞きました」との関係者のコメントを伝えている。また、JBCのドーピング検査に用いる検体の扱いや、疑惑への対応に問題があるとも報じている。

◆井岡一翔(いおか・かずと)1989年(平元)3月24日、大阪生まれ。11年に当時日本最速7戦目でWBC世界ミニマム級王座、12年にWBAライトフライ級、15年にWBAフライ級王座を獲得し3階級制覇。17年に1度引退したが、18年に復帰。19年にWBOスーパーフライ級王座を獲得し、日本初の4階級制覇達成。164センチの右ボクサーファイター。

20年12月、WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで田中(手前)をTKOで破り喜ぶ井岡

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亀田興毅会長「苦渋の決断」ボクシング、緊急事態宣言期間内の興行を延期

亀田和毅(右)と亀田興毅会長

日本ボクシングコミッション(JBC)関西事務局は26日、新型コロナウイルス感染拡大防止による緊急事態宣言を受け、期間内の興行の延期を発表した。

その中に元世界3階級制覇王者、亀田興毅会長(34)の3150ファイトクラブによる初興行も含まれる。真正ジムとの共同で5月5日にエディオンアリーナ大阪第2競技場で予定していたが、宣言発令を受けて延期を余儀なくされた。

メインとして元2階級世界王者、亀田和毅(29)の約1年9カ月ぶりの試合が予定されていた。今後に向けては模索している。

プロモーターとして、初陣を迎えるはずだった興毅会長は「苦渋の決断です。緊急事態宣言が発出された中で、政府とJBC(日本ボクシングコミッション)の判断に従います。いきなりの試練を迎えましたが、まだまだこれからです。いろいろ(興行の)新しいやり方を考えているので、楽しみにしていてください」とコメントした。

29日に予定していた千里馬神戸の興行は5月30日、会場は変わらず神戸芸術センターに延期される。

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寺地拳四朗が号泣8度目防衛「負ければ人生が」1年超の空白と重圧乗り越え

試合後のインタビューで涙を見せる寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇エディオンアリーナ大阪

王者寺地拳四朗(29=BMB)が、号泣の8度目防衛を飾った。同級1位久田哲也(36=ハラダ)から2回にワンツーでダウンを奪って優位に進め、大差判定3-0で勝利した。王者が泥酔によるトラブルで試合が延期された経緯もあり、「負ければ人生が終わっていた」という重圧から解放されて涙を流した。今後は元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高氏の連続防衛13回の更新、同級4団体統一を目標に掲げた。

   ◇   ◇   ◇

まるで子どものように泣きじゃくった。試合後の勝利者インタビュー。マイクを手にした寺地は、おえつで言葉が続かなかった。「ありがとうございます。本当、昨年は自分の不祥事で久田選手や関係者の方に本当にご心配をかけ、これからどうしたらいいんだろうという不安の中、今回勝てて。本当にうれしいです」。いつもクールを貫く王者が感情をむき出しにした。

7度目の防衛を飾った19年12月末以来、約1年4カ月ぶりの実戦は厳しい戦いだった。2回に鮮やかなワンツーでダウンを奪う。そこから「倒せるかと、力んでしまった」。ベテランの久田の粘りに苦しめられた。「流れは悪くなかったが思った以上に相手が前に出てきた」。死にものぐるいで戦いを挑んできた相手を受け止め、フルラウンドの死闘を演じた。出し切っただけに涙があふれた。

コロナ禍で自粛生活の中、昨年7月に泥酔して東京都内のマンションに不法侵入し、他人の車を破損させるトラブルをおかした。日本ボクシングコミッション(JBC)により、発覚した昨年12月1日から3カ月のライセンス停止。制裁金300万円に社会奉仕活動の厳しい処分を受けた。

それだけに「いろいろ不安があった。負けたら人生終わりますからね。負けられない。絶対に勝たないといけないと思っていた」。普段はひょうひょうとしたスタイルだが、心の底では重いものを抱えていた。その重圧に打ち勝った。

日本のジム所属選手で歴代5位タイの連続8回防衛を果たした。今後に向けて、これまでも公言している具志堅氏の13回超えに加え、「他団体も全部、ベルトはとりたい」と言った。「今回のことで、いい意味でメンタル的にも強くなれた」。1年4カ月のブランクをへて成し遂げたV8。ここから拳四朗の第2章が始まる。【実藤健一】

◆寺地拳四朗(てらじ・けんしろう) 1992年(平4)1月6日、京都府城陽市生まれ。奈良朱雀高→関大。アマ戦績は58勝(20KO・RSC)16敗。14年8月にプロデビュー。15年12月に日本ライトフライ級王者、16年8月に東洋太平洋同級王座を獲得。17年5月にWBC世界同級王座を獲得し8連続防衛。プロ戦績は18勝(10KO)無敗。身長163・8センチの右ボクサーファイター。

○…新型コロナウイルス感染症拡大防止のため25日に大阪府にも緊急事態宣言が発出される前日、ギリギリのタイミングで有観客の世界戦を実施した。プロモーターの真正ジム山下正人会長は「緊急事態宣言が発出される中で興行をできた。感染対策は万全にした。大成功だったと思う」。入場者制限で半分以下の2200人となったが、観客もルールに従って声を出さず拍手での応援に徹した。

2回、久田哲也(左)に右ストレートでダウンを奪う寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)
判定で久田哲也(左)を破り拳を握る寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

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寺地拳四朗が大差判定V8 負けられない戦いでファンに恩返し

判定で久田哲也(左)を破り拳を握る寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇エディオンアリーナ大阪

王者寺地拳四朗(29=BMB)が、挑戦者の同級1位久田哲也(36=ハラダ)を3-0の判定で下し、8度目の防衛に成功した。日本ジム所属選手の連続防衛記録で5位タイ。目指す日本記録の元WBA世界ライトフライ級世界王者具志堅用高氏の13回更新へ、前進した。

約1年半ぶりの試合となった。同カードは当初、昨年12月19日に組まれていた。しかし、王者寺地が泥酔し、他人の車をボコボコにする騒動を起こし、延期となっていた。日本ボクシングコミッション(JBC)から12月1日から3カ月のライセンス停止などの処分を受けた寺地は「たくさんの人に迷惑をかけている。ただ勝つだけじゃなく、内容でも圧勝で、ちゃんとしたところを見てほしい」と思いを詰め込んだ。

絶対に負けられない戦い。「一方的な試合にします」とあえて、自身にプレッシャーをかけて臨んだ。その上で新たな目標も掲げていた。「防衛回数もだが、統一戦もやりたい。ベルトの数を増やしたい。応援してくれている人のありがたさを感じた。恩返しをしたい思いが強い」。

具志堅氏の記録に挑むと同時に、今後はビッグマッチも画策していく。

2回、久田哲也(左)に右ストレートでダウンを奪う寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

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亀田興毅氏「会長としてのデビュー戦で正念場」緊急事態宣言で手腕に期待

亀田興毅会長(2021年3月1日撮影)

新型コロナウイルス感染拡大防止で、25日にも緊急事態宣言が発出されることになった。関西は大阪、兵庫、京都の3府県にわたる。「またもか…」。見えない敵を相手に、どうしようもないもやもやばかり募る。

1年前はすべての興行を中止にしたボクシング業界も直撃するだろう。元世界3階級制覇王者の亀田興毅会長(34)の3150ファイトクラブは、5月5日に真正ジムとの共同でエディオンアリーナ大阪第2競技場で初の興行を予定している。興毅会長は「会長としてのデビュー戦で正念場を迎えてますよ」と言った。

メインは弟の元世界2階級制覇王者・亀田和毅(29)の8回戦。1年9カ月ぶりと久々の実戦になり、和毅も「8ラウンド、フルで戦いたい。タイミングで倒れたらしょうがないけど」と実戦勘を取り戻すプランを描いていた。その前に目に見えない敵が、立ちはだかる。

日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内事務局長は「(緊急事態)宣言が発出された段階で(対応を)考えたい」と話す。西日本ボクシング協会の会長でもある真正ジムの山下正人会長は、24日の世界戦を前に「JBCの判断に従う。無観客でとなれば、無観客でやります。選手が頑張ってきたことを無駄にはできない」と言った。

ボクサーは試合までにまさに「身を削る」。激しい練習を積み、厳しい減量に耐えてリングに上がる。その努力が「無」になってしまうのは、何とも表現する言葉がない。

興毅会長は「待つしかないですよね、JBCの判断を。興行していいのか」と話しつつ、発信の方法などさまざまな手も考えている。培ってきた人脈も幅広く、独自の経験値から逆に新たなチャレンジができる機会となるかもしれない。ピンチをチャンスに。若き会長の発想力と行動力に期待したい。【実藤健一】

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