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京口紘人がソト-高山勝成戦を予想 王者ソト有利とズバリ

京口紘人(2021年1月21日)

ボクシングWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)が、8日(日本時間9日)に米アーリントンで開催される同階級のWBO王者エルウィン・ソト(24=メキシコ)-同級11位の元世界ミニマム級4団体王者高山勝成(37=寝屋川石田)戦を予想した。日本のトップアスリートの言葉を届ける音声コンテンツの定額制配信サービス「Now Voice」内で同カードの試合について語った。

両者のタイプについて「ソトは若くて勢いあり、メキシカンで攻撃的。フックが得意で勢いあるファイター。高山選手は機動力があってスピードの出入り、手数あってスタミナがある」と分析。3度目防衛戦となるソトは京口と同じ英プロモート大手マッチルーム社と契約して初戦を迎える。今年3月、米国で同社と契約後初試合に臨んでいた京口は「アピールしたいと思うので、良い仕上がりだと思う。良い状態で仕上げてくると思う。ソト選手が優勢だと思う」と王者の防衛成功を予想した。

一方、挑戦者高山のソト挑戦が試合まで残り1カ月を切った段階で決まったことを受け、京口は「対策はできないし、底上げしかできない。対策の準備は難しくて体に染み込ませるのは短期間では難しい。世界でのタイトル経験は豊富ですし、敵地とか海外とかの影響はないが、準備期間が少ないのは影響が大きいと思う」と口にした。

東京オリンピック(五輪)出場を掲げ、アマチュアに転向した高山が昨年12月、4年4カ月ぶりにプロ復帰戦を飾ったばかりと持久力が不安視されるものの、京口は「悪い影響はないと思う。アマの3回よりも12回の長丁場の方が高山選手は有効に戦える。プロ向きのボクシングスタイルだと思う」と問題ないとの見方を示した。この勝者との2団体統一戦実現の期待も大きい京口は「今後、統一戦として戦う可能性もあるので。みなさんも楽しみにしてもらえたら」と締めくくっていた。

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寺地拳四朗が具志堅用高氏V13超えに意欲「防衛回数を重ねられたら」

京都・久御山町役場を訪問し、信貴町長(右)から花束を受ける寺地(撮影・実藤健一)

WBC世界ライトフライ級王座の8度目の防衛に成功した寺地拳四朗(29=BMB)が28日、京都の城陽市、宇治市、久御山町を訪問し、勝利を報告した。

最後の久御山町役場で会見した寺地は今後について「試合ができれば何でも。防衛回数を重ねられたら何でもいいです」とあらためて元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高氏の連続防衛13回の日本記録更新に意欲を見せた。

新型コロナウイルスの影響もあり、今後の見込みはたたないのが実情。父の寺地永会長(57)は「海外の選手を呼ぶのは難しいのが現状。向こうに行くのか、日本選手との対戦なのか」と話す。

同級2位の矢吹正道(緑)陣営からは、これまでに対戦オファーがあったことを明かす。さらにWBA同級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)との統一戦にも「可能性としてはある」と言及。寺地も「もちろん。いずれはやるんじゃないかな」と条件さえ整えば、ビッグマッチを歓迎する口ぶりだった。

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V8寺地拳四朗が一夜明け会見「10いきたい、きりよく」年内2試合を希望

オンラインで一夜明け会見に臨んだ王者寺地(C)BMBジム

WBC世界ライトフライ級王座の8度目の防衛に成功した寺地拳四朗(29=BMB)が25日、京都のBMBジムからオンラインで一夜明け会見に臨んだ。寺地は24日、エディオンアリーナ大阪で挑戦者の同級1位久田哲也(36=ハラダ)を判定で下した。

19年12月末以来、約1年4カ月ぶりの実戦だった。フルラウンドの激闘を制した寺地は「久しぶりだったんで、疲れがドッときました。筋肉痛もある。ここも腫れてるし」と左目下を示した。2回にダウンを奪うが、その後はベテランの久田の粘りに苦しめられた。久々の影響もあった。「ボクシングの試合は判断が難しいとあらためて思いました。ここでまとめにいくのか、控えるのか。結果勝ったからよかったが、こうすればよかったというのはあります」。

昨年、泥酔騒動で3カ月のライセンス停止などの処分を受けた。その重圧もあり、試合後は珍しく泣きじゃくった。知人から、その姿に対する反応もあったという。「あまり見せなかった(姿な)んで。つられた(もらい泣きした)とか、いただきました。ちょっと恥ずかしいですけど」と照れ笑いを浮かべた。

今後は、新型コロナウイルス感染拡大防止の緊急事態宣言発出中の状況もあり、練習の再開も含めて未定だが、年内にあと2試合を希望。「(防衛回数)10いきたいですね。きりよく」。前夜は久々に実家に戻り「久しぶりに猫に会ったんで、なでて癒やされました」。しばしの休息をへて、元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高氏の防衛記録13回更新へ、真っすぐに突き進む。【実藤健一】

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寺地拳四朗が号泣8度目防衛「負ければ人生が」1年超の空白と重圧乗り越え

試合後のインタビューで涙を見せる寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇エディオンアリーナ大阪

王者寺地拳四朗(29=BMB)が、号泣の8度目防衛を飾った。同級1位久田哲也(36=ハラダ)から2回にワンツーでダウンを奪って優位に進め、大差判定3-0で勝利した。王者が泥酔によるトラブルで試合が延期された経緯もあり、「負ければ人生が終わっていた」という重圧から解放されて涙を流した。今後は元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高氏の連続防衛13回の更新、同級4団体統一を目標に掲げた。

   ◇   ◇   ◇

まるで子どものように泣きじゃくった。試合後の勝利者インタビュー。マイクを手にした寺地は、おえつで言葉が続かなかった。「ありがとうございます。本当、昨年は自分の不祥事で久田選手や関係者の方に本当にご心配をかけ、これからどうしたらいいんだろうという不安の中、今回勝てて。本当にうれしいです」。いつもクールを貫く王者が感情をむき出しにした。

7度目の防衛を飾った19年12月末以来、約1年4カ月ぶりの実戦は厳しい戦いだった。2回に鮮やかなワンツーでダウンを奪う。そこから「倒せるかと、力んでしまった」。ベテランの久田の粘りに苦しめられた。「流れは悪くなかったが思った以上に相手が前に出てきた」。死にものぐるいで戦いを挑んできた相手を受け止め、フルラウンドの死闘を演じた。出し切っただけに涙があふれた。

コロナ禍で自粛生活の中、昨年7月に泥酔して東京都内のマンションに不法侵入し、他人の車を破損させるトラブルをおかした。日本ボクシングコミッション(JBC)により、発覚した昨年12月1日から3カ月のライセンス停止。制裁金300万円に社会奉仕活動の厳しい処分を受けた。

それだけに「いろいろ不安があった。負けたら人生終わりますからね。負けられない。絶対に勝たないといけないと思っていた」。普段はひょうひょうとしたスタイルだが、心の底では重いものを抱えていた。その重圧に打ち勝った。

日本のジム所属選手で歴代5位タイの連続8回防衛を果たした。今後に向けて、これまでも公言している具志堅氏の13回超えに加え、「他団体も全部、ベルトはとりたい」と言った。「今回のことで、いい意味でメンタル的にも強くなれた」。1年4カ月のブランクをへて成し遂げたV8。ここから拳四朗の第2章が始まる。【実藤健一】

◆寺地拳四朗(てらじ・けんしろう) 1992年(平4)1月6日、京都府城陽市生まれ。奈良朱雀高→関大。アマ戦績は58勝(20KO・RSC)16敗。14年8月にプロデビュー。15年12月に日本ライトフライ級王者、16年8月に東洋太平洋同級王座を獲得。17年5月にWBC世界同級王座を獲得し8連続防衛。プロ戦績は18勝(10KO)無敗。身長163・8センチの右ボクサーファイター。

○…新型コロナウイルス感染症拡大防止のため25日に大阪府にも緊急事態宣言が発出される前日、ギリギリのタイミングで有観客の世界戦を実施した。プロモーターの真正ジム山下正人会長は「緊急事態宣言が発出される中で興行をできた。感染対策は万全にした。大成功だったと思う」。入場者制限で半分以下の2200人となったが、観客もルールに従って声を出さず拍手での応援に徹した。

2回、久田哲也(左)に右ストレートでダウンを奪う寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)
判定で久田哲也(左)を破り拳を握る寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

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寺地拳四朗、涙ながらのV8達成「不安の中、今回勝てて。本当にうれしい」

2回、久田哲也(左)に右ストレートでダウンを奪う寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇エディオンアリーナ大阪

王者寺地拳四朗(29=BMB)が、挑戦者の同級1位久田哲也(36=ハラダ)を3-0の判定で下し、8度目の防衛に成功した。

日本ジム所属選手の連続防衛記録で5位タイ。目指す日本記録の元WBA世界ライトフライ級世界王者具志堅用高氏の13回更新へ、前進した。寺地の主な一問一答は次の通り。

 ◇   ◇   ◇

-V8防衛成功

寺地 (涙ながらに)ありがとうございます。本当、昨年は自分の不祥事で久田選手や関係者の方に本当にご心配をかけ、これからどうしたらいいんだろうという不安の中、今回勝てて。本当にうれしいです。本当に応援に来てくれたみなさん、ありがとうございます。こんなボクをこれからも応援してくれたら、本当にうれしいです。コロナの中、こんなたくさん来ていただいて本当にうれしいです。ありがとうございます。

-1年4カ月ぶり

寺地 本当に不安の中、自信もありましたけれど不安もありました。支えてくれる方がたくさんいて恵まれている。ボクシングを続けられていて幸せだと思います。迷惑をかけ、どうしようもないことなので、これからボクが勝って少しでも恩返しできれば、うれしいです。これからどんどん勝っていくので、応援してくれたら幸せです。

-今後の決意

寺地 もっと王者らしく、もっと強く、まだまだボクは強くなれると思っている。もっとボクシングを大好きになって、みなさんに強い姿をみせられるようにしっかりトレーニングしていくので、ぜひまた応援してください。

2回、久田哲也(左)に右ストレートでダウンを奪う寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

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寺地拳四朗が大差判定V8 負けられない戦いでファンに恩返し

判定で久田哲也(左)を破り拳を握る寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇エディオンアリーナ大阪

王者寺地拳四朗(29=BMB)が、挑戦者の同級1位久田哲也(36=ハラダ)を3-0の判定で下し、8度目の防衛に成功した。日本ジム所属選手の連続防衛記録で5位タイ。目指す日本記録の元WBA世界ライトフライ級世界王者具志堅用高氏の13回更新へ、前進した。

約1年半ぶりの試合となった。同カードは当初、昨年12月19日に組まれていた。しかし、王者寺地が泥酔し、他人の車をボコボコにする騒動を起こし、延期となっていた。日本ボクシングコミッション(JBC)から12月1日から3カ月のライセンス停止などの処分を受けた寺地は「たくさんの人に迷惑をかけている。ただ勝つだけじゃなく、内容でも圧勝で、ちゃんとしたところを見てほしい」と思いを詰め込んだ。

絶対に負けられない戦い。「一方的な試合にします」とあえて、自身にプレッシャーをかけて臨んだ。その上で新たな目標も掲げていた。「防衛回数もだが、統一戦もやりたい。ベルトの数を増やしたい。応援してくれている人のありがたさを感じた。恩返しをしたい思いが強い」。

具志堅氏の記録に挑むと同時に、今後はビッグマッチも画策していく。

2回、久田哲也(左)に右ストレートでダウンを奪う寺地拳四朗(撮影・和賀正仁)

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プロ再転向の高山勝成が2階級制覇へ来月世界挑戦 ESPNが報じる

高山勝成(15年撮影)

ボクシングのミニマム級で世界主要4団体を制し、アマチュアで東京オリンピックを目指したがかなわずプロに再転向したWBA世界ライトフライ級5位の高山勝成(37=寝屋川石田)は、5月8日に米テキサス州で、WBO同級王者エルウィン・ソト(メキシコ)に挑戦することが、17日、分かった。

スポーツ専門局ESPN(電子版)は「対戦する」と報じており、2階級制覇挑戦が現実に近づいている。

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37歳高山勝成に5・8WBO世界戦オファー、1カ月切っており慎重に検討

高山勝成(2015年9月10日撮影)

元ミニマム級世界主要4団体を制し、アマチュアで東京五輪を目指したがかなわずプロに再転向したWBA世界ライトフライ級5位の高山勝成(37=寝屋川石田)に、WBO同級王者エルウィン・ソト(メキシコ)から対戦オファーが届いたことが17日、分かった。

試合の予定は5月8日に米国テキサス州で、すでに1カ月を切っている。減量など調整の問題を含め、陣営は慎重に検討している。

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寺地拳四朗「今まで見たことない」コシノ・ジュンコ氏斬新ガウンでV8戦へ

寺地拳四朗(2019年12月24日撮影)

WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(29=BMB)が、世界的ファッションデザイナーの“衣装”をまとって出陣する。8度目防衛戦(24日、エディオンアリーナ大阪)でコシノ・ジュンコ氏デザインの斬新なガウンを着用することが15日に発表された。

同級1位・久田哲也(36=ハラダ)と対戦する。同カードは昨年12月19日に指名試合として予定されていたが、王者側のトラブルにより延期となっていた。寺地は7度目の防衛に成功した19年12月以来、約1年半ぶりの実戦となる。あらためて元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高氏の連続防衛13回更新へ、衣装も気持ちも新たに臨むことになった。

コシノジュンコ氏と寺地がコメントを発表した。

コシノジュンコ氏 白で統一されたロングガウンは拳四朗さんのさわやかなイメージと強さや大きな存在感を演出し、今までに見たことのないデザインで注目を集めてもらえたらと思い、このデザインにしました。

王者寺地拳四朗 今回、世界的に有名なコシノ先生にガウンをデザインしていただきほんとうれしいです。ガウンを着て入場するのが今から楽しみです。僕が4月24日に試合ができるのは、たくさんの人たちのサポートで成り立っているので、必ず勝って恩返ししたいと思います。

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京口紘人が年内統一戦に意欲「チャンスあれば」 米国での試合も前向き

本格的な対人トレ開始を前にオンラインで取材に応じたWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口

ボクシングWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)が15日、年内の2団体統一戦に意欲を示した。3月13日、米デビュー戦となった3度目の防衛戦で勝利を飾った京口は同日から東京・五反田の所属ジムでの本格的な対人練習を開始。練習前、オンラインで報道陣の取材に対応した。

WBO世界同級王者エルウィン・ソト(24=メキシコ)が京口と同じ英プロモート大手マッチルーム社と契約したことを受け「同じプロモーターとの契約になり、(統一戦)チャンスが現実的になった。自分はWBOベルト巻いたことないので気にしている選手ではある。楽しみですね」と統一戦の実現を期待した。

21年は夏、冬とあと2試合の防衛戦を想定している。コロナ禍で米国での試合にも前向きで「(ソトは)強い王者だからこそ、侮れないし、良いファイターだと思います。統一戦のチャンスあれば。米国でも」と意欲満々。マッチルーム社のエディ・ハーン代表もSNSなどを通じ、京口-ソト戦実現に前向きな姿勢を示しており「いいニュースかなと思いました」と大きな期待を寄せた。京口は4月6日からジムワークを再開。同8~12日までは沖縄県内で他ジムメートとの走り込み合宿に合流し、体を動かし始めていた。

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WBO王者ソト、京口紘人と同じマッチルーム社と契約 統一戦実現も

ボクシングWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)の対抗王者となるWBO世界同級王者エルウィン・ソト(24=メキシコ)が京口と同じ英プロモート大手マッチルーム社と契約したと9日(日本時間10日)、発表された。

ソトは「この素晴らしい機会を与えてくれたマッチルームと(同社代表の)エディ・ハーンに感謝したい。次の防衛戦が発表され、王座統一することに非常に興奮している」とコメントした。

ハーン代表は試合契約を結ぶ京口-ソト戦の統一戦実現に前向き。中継局となるDAZNが京口とソトの写真を並べたSNSをハーン代表自らもSNSでリツイートし「はい、お願いします」と応じていた。

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寺地拳四朗が練習公開「たくさんの人に迷惑かけた」

リモートでの会見に臨んだ寺地拳四朗

WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(29=BMB)が5日、8度目の防衛戦(24日、エディオンアリーナ大阪)に向けて、東京都内の三迫ジムでの練習を公開した。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、すべてリモートと異例の形で行われた。

寺地は同級1位・久田哲也(36=ハラダ)と対戦。昨年12月に予定された試合だが、寺地が泥酔して都内マンションに侵入し他人の車を傷つける騒動を起こし、日本ボクシングコミッション(JBC)より12月1日から3カ月のライセンス停止、制裁金300万円などの処分を受けていたことにより、延期となっていた。処分は2月末で解除となっている。

寺地は「すごく順調。相手どうこうより、自分の調整。いい試合を見てもらうだけ」と自信を口にした。その上で、この試合にかける思いも。「たくさんの人に迷惑をかけている。ただ勝つだけじゃなく、内容でも圧勝で、ちゃんとしたところを見てほしい」と語った。

元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高氏の日本記録、連続防衛13回更新の目標は変わらない。その過程で「防衛回数もだが、統一戦もやりたい。ベルトを増やしていきたい」と新たな挑戦にも意欲を燃やした。

◆各団体の世界ライトフライ級王者 WBAは3王者。スーパー王者の京口紘人(ワタナベ)、王者カルロス・カニサレス(ベネズエラ)、暫定王者ダニエル・マテリョン(キューバ)。IBF王者フェリックス・アルバラード(ニカラグア)、WBO王者エルウィン・ソト(メキシコ)。

リモートでの公開練習を行った寺地拳四朗

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37歳高山勝成が大学卒業「最も学んだ準備大事さ」

名古屋産大の卒業式に出席した元世界王者の高山

プロボクシング元ミニマム級世界主要4団体を制し、アマチュアで東京オリンピック(五輪)を目指したがかなわず、プロに再転向したWBA世界ライトフライ級5位の高山勝成(37=寝屋川石田)が19日、名古屋産大(愛知県尾張旭市)の卒業式に出席した。高山は30歳の14年に愛知・菊華高に進学。17年に33歳で大学に進学していた。

「4年間、しっかり学ぶことができてたくさん発見できた。最も学んだことは準備する大事さ。前回の試合(昨年12月27日)もそうですし、準備する大切さがこれまでの大学生活で強く感じたことでした」

高山はボクシング競技の振興や社会貢献に寄与したとして、同大から「特別賞」の表彰を受けた。

今後はボクシングに専念する。次戦は未定だが、目標の2階級制覇へ、陣営はWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)への挑戦を熱望する。「明日から大阪に戻って練習します」。大学での経験を糧に、次の夢へと突き進む。

名古屋産大の卒業式に出席した元世界王者の高山(前列右)

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京口紘人「それが一番だった」闘病の父を励ますV3

京口紘人(2020年11月2日撮影)

WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)の米デビュー防衛は、がんで闘病中の父寛さん(52)を励ますための勝利だった。

ダラスでの5回TKOでV3から、一夜明けた15日に帰国した。この日は父の手術日だったと明かし「父に頑張ってもらいたかった。それが一番だった」と吐露した。

寛さんは大阪市内の空手道場聖心会の師範で、京口も3歳から鍛えられた。小6でボクシングに転向もきっかけを作ってくれた。その父が昨年末にがんと診断され、試合直前の3月に入って手術日が決まった。

コロナ禍での苦労以上の心配事だった。京口は勝利直後には真っ先に電話し「僕は勝った。次はオトンが勝たなあかん」と励ました。寛さんも「喜んでくれた」と何よりの励みになった。

成田空港でのPCR検査は陰性だったが、今後2週間は都内の自宅で自主隔離となる。「今は一番に家族に会いたいが、祈るしかない」。隔離明けに父との対面を待ち望んだ。

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京口紘人3団体統一戦の可能性、米デビュー戦でV3

<ボクシング:WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日(日本時間14日)◇米テキサス州ダラス◇観衆約5000人

英プロモート大手マッチルームと複数試合契約を結んでいる京口紘人は米デビュー戦クリアで他団体との統一戦の道が一気に開けた。

今年に入ってライトフライ級はIBF王者フェリックス・アルバラード(ニカラグア)とWBO王者エルウィン・ソト(メキシコ)の統一戦交渉が米メディアで報じられ、今春開催に向けて交渉が進行している。両者はともに今回の京口同様、DAZNで試合中継されている。

今春にアルバラード-ソト戦が実現し、2団体統一王者が誕生することになれば、マッチルームが京口との3団体統一戦を組む可能性は十分ありそうだ。

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京口宣言通り「横綱相撲」チャンス広がる/大橋秀行

京口紘人(2021年1月21日)

<ボクシング:WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日(日本時間14日)◇米テキサス州ダラス◇観衆約5000人

WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)が、米デビュー戦でV3に成功した。英プロモーターのマッチルームとの契約初戦。接近戦で優位に立つと、同級10位アクセル・アラゴン・ベガ(20=メキシコ)が右拳を負傷。レフェリーストップで5回1分32秒TKO勝ちした。

<大橋秀行の目>

技術的には王者京口が格上だった。ベガの身長の低さを想定した練習の成果だろう。実にコンパクトなアッパーを的確に打ち込んでいた。左アッパー、右オーバーハンドをヒットさせ、接近戦を狙うベガの突進を許さなかった。コロナ禍で約1年半もリングから遠ざかり、かつ米初陣だった。力んだパンチにもなりそうだが、無駄な力は抜けていた。逆に京口らしい強打が少ないようにも見え、海外調整が難しかったのかと心配したが、展開から想像すると中盤から終盤の勝負に出るつもりだったのだろう。

最後がベガの右手負傷という結末だったものの、本人が宣言していたような「横綱相撲」だった。何より今回は米初リングでKO勝ちすることが最優先。英マッチルームと契約した初試合をTKO勝ちでクリアした意味は大きい。次戦以降、統一戦など大きな試合を組んでもらえるチャンスが広がったのではないだろうか。(元WBA、WBC世界ミニマム級王者)

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京口紘人がV3、5回TKO勝利/世界戦ライブ詳細

<ボクシングWBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日(日本時間14日)◇米テキサス州ダラス◇観衆約5000人

WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)が、5回TKOで同級10位アクセル・アラゴン・ベガ(20=メキシコ)に勝利し米デビュー戦でV3に成功した。

昨年コロナ感染での中止を乗り越え、日本人として5人目となる米国で防衛成功となった。

◆ボクシングWBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦

京口紘人5回TKOベガ

【1回】

初の米国防衛戦にも京口は落ち着いた表情でリングイン。挑戦者ベガを身長で16センチ上回る王者は、開始から体格差を生かして、左ジャブを多用して突き放す。40秒すぎに京口の左アッパーがヒット。挑戦者は王者のボディーに狙いを定めて前に出るも、京口は連打を許さない。王者は無理せず、終始左ジャブを突いて、相手の出方をうかがう。

【日刊採点】10-9(京口)

【2回】

開始から挑戦者が頭をつけて打ち合いに出る。京口もアッパーで応戦。京口の左ボディーフックが再三ヒット。2分すぎから左右の細かいアッパーもヒット。2分20秒すぎにベガのオーバーハンドライトが京口の頭部をとらえ、王者が後退。ベガらラッシュも王者はガードで連打を許さず。

【日刊採点】10-9(ベガ)

【3回】

開始から京口が左ジャブを突いて距離を取る。ベガは前になかなか出られず。1分すぎのベガの連打は王者がしっかりとガード。1分半すぎに京口の左ボディフックが決まる。残り20秒、王者の右アッパーがベガの顔面をとらえる。終了間際の挑戦者のラッシュも王者はロープ際でしっかりガード。

【日刊採点】10-9(京口)

【4回】

40秒すぎからボディーの打ち合いも互角。1分半すぎに京口の左ボディーブローが決まる。挑戦者はなかなか前に出てこられず。京口は左ジャブでペースを掌握。残り30秒から頭を付けあって打ち合うも、お互い有効打はなし。ややペースは京口か

【日刊採点】10-9(京口)

【5回】

挑戦者が中に入るところに、王者が左右アッパーを狙っているため、ベガはなかなか中に入ることができない。前半は見合う場面が多くなる。1分半ごろの打ち合いで、ベガがパンチを振るった後に右拳を痛めて、背中を向けてロープに下がる。京口が追い掛けてパンチを浴びせたところで、レフェリーが割って入り、試合をストップした。

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京口V3「相手が自滅」“石の頭”でベガが右拳負傷

<ボクシングWBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日(日本時間14日)◇米テキサス州ダラス◇観衆約5000人

WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)が、米デビュー戦でV3に成功した。英プロモーターのマッチルームとの契約初戦。接近戦で優位に立つと、同級10位アクセル・アラゴン・ベガ(20=メキシコ)が右拳を負傷。レフェリーストップで5回1分32秒TKO勝ちした。昨年11月、自身の新型コロナウイルス感染による中止を乗り越え、日本人として5人目となる米国で防衛。15戦全勝(10KO)として、次のステージへ再出発となった。

   ◇   ◇   ◇

突然決着がついた。5回に京口は大きな右フックを左側頭部にもらった。ダメージはベガ。顔をしかめて横向きにロープまで後退。京口が右を打ち込むとレフェリーが割って入った。ベガは右拳を痛めて戦闘不能に陥っていた。

中止をはさみ1年5カ月ぶりの試合で、念願の米デビュー。16センチ差と小兵に苦戦も得意のボディー、アッパーを打ち込んだ。石の拳ならぬ石の頭での勝利に「相手が自滅。ギリギリ合格点」と苦笑いした。

憂さ晴らしのKOならずも、米国で防衛成功は日本人5人目で、仲のいい井上尚弥に肩を並べた。「ホッとした。米国のリングで勝ててよかった。人生の中でいい経験ができた」と安堵(あんど)した。

昨年は計量クリア後に感染が判明し、10日間隔離となった。「数日間は現役引退も考えた」と打ち明けた。昨年末にマッチルームと契約も、年が明けても不眠症の後遺症もあった。

陣営ではジムに送り迎え、京口専用の練習時間も設けた。現地でも通常の倍の6人がサポート。隔離ホテル内は移動自由も、イベントと練習以外は自室にこもり、ただ1人レストランにも1度も行かず。深町マネジャーは「ナーバスになっていた」と話す。

そのコロナ禍を乗り越え「人生でプラスになる。成長できた」と口にした。ハーン・プロモーターは統一戦や、さらなる階級制覇を期待しての契約。「ポテンシャルを認められている。まずは統一戦で期待に応えたい」とステップアップを期した。

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京口紘人V3「ホッとした。米国で勝ててよかった」

京口紘人(2020年11月2日撮影)

<ボクシング:WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日(日本時間14日)◇米テキサス州ダラス◇観衆約5000人

WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)が、米デビュー戦でV3に成功した。同級10位アクセル・アラゴン・ベガ(20=メキシコ)5回1分32秒TKO勝ちした。試合後にオンラインで取材に応じた。

まず「ホッとした。欲を言えば倒したかったが、米国のリングで勝ててよかった。いい経験ができた」と安堵(あんど)した。相手が右拳を痛めての勝利に「自滅しちゃいましたね。少し残念もこれもボクシング。ギリギリ合格点かな」。試合内容には「小ささは想定していたが、初めての対戦でやりづらかった。パンチもあった。ラウンドごとに修正していこうと思った」と振り返った。

米デビュー戦だったが「会場入りで実感した。リングの上はいつも通りだったが、一瞬アウェー感があった」。コロナを乗り越えての勝利に「人生においてプラスになる。ファンの思いも再認識でき、成長できた」とうなずいた。今後に向けては「複数階級制覇も期待されていると聞いた。ポテンシャルを認められ、期待に応えられるよう、精進したい」と誓った。

◆データ 日本人が米国で防衛戦に臨んだのは、11年の下田が最初だった。これまで7人が10戦していたが、防衛に成功したのは京口が5人目で、通算7勝目となった。挑戦を含めた米国での世界戦は40戦目(1試合は日本人対決)。これまで6人が王座を獲得し、勝利したのは京口が11人目で通算13勝目となった。

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京口紘人がV3米デビュー!恩師退職でジム一丸支援

京口紘人(2019年9月19日撮影)

<ボクシングWBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日(日本時間14日)◇米テキサス州ダラス◇観衆約5000人

WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)が、米デビュー戦でV3に成功した。

英大手プロモーターのマッチルームと契約しての初戦。2度目の世界挑戦の同級10位アクセル・アラゴン・ベガ(20=メキシコ)に格の違いを見せた。

5回、1分半ごろの打ち合いで、ベガがパンチを振るった後に右拳を痛めて、背中を向けてロープに下がる。京口が追い掛けてパンチを浴びせたところで、レフェリーが割って入り、試合をストップした。

昨年コロナ感染で中止を乗り越え、日本人として5人目となる米国で防衛成功となった。

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鬱憤(うっぷん)を晴らす米デビュー戦となった。「これまで経験したことはない」という身長で10センチ以上低い挑戦者に、得意のボディー、アッパーを次々と打ち込んで圧倒した。日本人として米国での防衛戦は8人目だったが、5人目となる勝利を飾った。仲のいい井上尚弥に肩を並べることができた。

昨年11月には地元大阪でタイ人相手の防衛戦の予定も、前日計量後にコロナ感染でまさかの中止となった。気持ちも落ち込み、年が明けても不眠症の後遺症を感じていた。昨年末にマッチルームと日本人として初めて契約したことで奮起。米国旅行は小学時代にグアム島だけ。あこがれの米国での世界戦で、その期待にも応える白星となった。

京口は大商大を卒業すると16年にプロ入りした。アマ時代から目をかけてくれた井上トレーナーに勧誘された。アマで優勝は国体だけだったが、強打を見込んでのもの。寮長でもあったトレーナーと二人三脚で、2階級制覇を果たすまでに成長した。

その井上トレーナーが昨年でジムを退職した。コロナ禍もあり、ジムは総力を挙げてバックアップへ一丸となった。同行は通常3、4人だが、ベテランの伯耆トレーナーをチーフに、同学年で同時入門した相棒の日本ミニマム級谷口も同行。6人がサポートした。

食事面では現地の日本人会の全面協力を受け、大量の日本食材から調理器具を準備してくれ、深町マネジャーが料理の腕をふるった。後援者から贈られた約180万円という水素吸引器で体調維持。ホテルに完全隔離のバブルにも、京口は「日本で過ごしているのと何も変わらない」とストレスを感じることもなかった。

渡辺会長は「内山の時と同じ。チーム京口で結束した」という。内山はジム初の世界王者で日本歴代3位の11度防衛した。10年の世界初挑戦時、マンツーマン指導していたトレーナーが直前に突然退職。大ピンチにスタッフ全員が役目を担って結束した。

この数年で内山、河野、田口と次々引退し、京口が唯一の世界王者となった。京口も「みんながサポートしてくれたおかげ」と感謝。今回もジムが一丸でベルトを守ることができた。

米国で勝利を飾ったことで、今後のプランもどんどん広がりそうだ。陣営では年内にあと2試合はこなしたい考え。国内開催の場合は、昨年中止となった同級11位タノンサック・シムシー(20=タイ)が優先候補となる。

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