上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

近藤明広、世界初挑戦「番狂わせでKOしたい」

世界初挑戦する近藤明広

 ボクシングのIBF世界スーパーライト級3位近藤明広(32=一力)の世界初挑戦が、20日に都内で正式発表された。11月4日に米ニューヨークで、同級1位セルゲイ・リピネッツ(28=ロシア)との王座決定戦で対戦する。メインはWBCヘビー級王者ワイルダーと暫定王者オルティスの王座統一戦となる。

 近藤は白鴎大足利高から東洋大に進学した。10月に世界再挑戦する村田とは同期も、入学前から「プロになる」と決めていた2年中退。日東ジムから06年にプロデビューした。09年には日本ライト級王者になったが、マッチメークがままならずに14年に1度は引退。タイで活動を目指したが、縁あって一力ジムに移籍し、昨年アジアパシフィック王座を獲得して世界ランク入りしていた。

 海外はタイとオーストラリアに合宿行ったことはあるが、米国は初めてとなる。「圧倒的不利だが、番狂わせでKOしたい。ジャブと足は通用する。後半は雑になってすきがある。前半を気持ちでしのいで、後半勝負したい」と強気だった。

関連するニュースを読む

213センチ147キロ!史上最大の王者誕生/復刻

2005年12月19日付日刊スポーツ紙面

<日刊スポーツ:2005年12月19日付>

 プレーバック日刊スポーツ! 過去の12月19日付紙面を振り返ります。2005年の11面(東京版)は、世界ヘビー級に規格外の不敗王者が誕生しました。

◇ ◇ ◇

<プロボクシング:WBA世界ヘビー級タイトルマッチ>◇2005年12月17日(日本時間18日)◇ドイツ・ベルリン◇12回戦

 スター不在の世界ヘビー級に規格外の不敗王者が誕生した。WBA同級1位の巨人ニコライ・ワルーエフ(32=ロシア)が、同級王者ジョン・ルイス(33=米国)を2-0の判定で下し世界王座を獲得。身長213センチ、体重146・8キロの史上最長身、最重量の世界王者となり、不敗の戦績を43勝(31KO)1無効試合に伸ばした。新人時代に日本で武者修行経験を持つ異色の新星が、元統一王者マイク・タイソン(米国)、前WBC王者ビタリ・クリチコ(ウクライナ)引退後の、動乱のヘビー級戦線の主役に躍り出た。

 頭1つ大きいワルーエフがルイスを追い詰めた。身長で25センチ高く、体重で45キロ重い巨体でルイスの動きを止めた。逆転KOを狙ってきた王者に動じず、2-0のきん差判定勝利で王座を奪った。「この瞬間を12年間も待った」。ロシアの大巨人は初めてつかんだ世界のベルトに酔いしれた。

 ロシアの元円盤投げジュニア王者。バスケットで活躍した経験もある。大巨人にありがちなスローさはない。それでも、その大きさゆえに長い間、色眼鏡で見られた。物珍しさから世界中から出場依頼が届くものの、世界挑戦まで計画されることはなかった。それでも腐らずに地道に白星を積み重ね、32歳にして自力で世界1位まで上り詰めた。

 日本で武者修行した意外な経歴を持つ。協栄ジムに発掘され、97年7月に初来日。世界戦の前座のリングに2度上がった。日本製10オンスのグローブが入らず、手首部分を切り、強引なテーピングで止めたという。金平会長は「試合場のコンクリート壁をグローブを付けて殴ったら壁がへこんだ」と明かす。スパーリングでは99年のK-1 WORLD GP開幕戦にも出場したバイラミを右フックで1発で倒した。

 今年は元統一王者タイソンが事実上引退。次代の顔といわれたWBC世界同級王者クリチコも暫定王者ラクマンとの統一戦前にヒザの故障で試合をキャンセルし、引退発表した。新旧の主役が消えた年の末に、異色の新星が現れた。「オレは怪物ではなくスポーツマンであることを証明する」。ワルーエフもヘビー級の救世主を自負している。

◇ ◇ ◇

 ◆最長身王者 ワルーエフ以前は前WBCヘビー級王者ビタリ・クリチコの202・5センチが最大。統一王者では1910年代に君臨したジェス・ウィラードの198・7センチが最高だった。

 ◆最重量王者 ワルーエフ以前は33~34年に王者だったプリモ・カルネラ(イタリア)の2度目の防衛戦の270ポンド(123キロ)。ちなみに挑戦者ローランの体重は84キロだった。

 ◆最小王者 最も身長が低かったのは20世紀初頭に活躍したトミー・バーンズ(米)の168センチ。最も体重が軽かったのは1890年代に王座を獲得したボブ・フィッシモンズ(英国)の75・8キロ。この体重は現在のスーパーミドル級にあたる。

 ◆有名王者の体格 統一王者レノックス・ルイス(英国)は196センチ、110キロ前後。ムハマド・アリ(米)は190センチ、100キロ前後、マイク・タイソンは180センチ、100キロ前後だった。

◇ ◇ ◇

 ◆ニコライ・ワルーエフ 1973年8月21日、ロシア・サンクトペテルブルク生まれ。20歳からボクシングを始める。93年10月にプロデビュー。94年はアマチュアの大会に出場。ロシア選手権スーパーヘビー級で準優勝。グッドウィルゲームズでも準優勝した。アマ戦績は12勝(7KO)3敗。95年からプロに専念。99年と02年に2度ロシア・ヘビー級王座獲得。右ファイター。

※記録と表記は当時のもの

関連するニュースを読む

ワイルダー9回KOで防衛成功、36戦全勝 WBC

 世界ボクシング評議会(WBC)ヘビー級タイトルマッチは16日、ニューヨークで行われ、王者のデオンテイ・ワイルダー(米国)が挑戦者のアルトゥル・スピルカ(ポーランド)に9回KO勝ちで防衛に成功した。

 2008年北京五輪銅メダリストのワイルダーは戦績を36戦全勝とした。

関連するニュースを読む

WBCヘビー級王者ワイルダーが初防衛 ボクシング

<プロボクシング:世界戦>◇13日◇米アラバマ州バーミングハム

 WBCヘビー級王者のデオンテイ・ワイルダー(米国)がエリック・モリナ(米国)に9回KO勝ちで初防衛を果たした。

 IBFスーパーフェザー級タイトルマッチは、ホセ・ペドラザ(プエルトリコ)がアンドレイ・クリモフ(ロシア)を判定で退けて王座を獲得した。

関連するニュースを読む

クリチコ兄がWBCヘビー級王座を返上

 WBCヘビー級王者で政治家のビタリ・クリチコ(ウクライナ)が16日、政治に専念するため王座を返上した。WBCは名誉王者の称号を与えた。42歳のクリチコはキエフでの反政権デモに参加しており「リングに戻ることは想像できない。国民が政治家の私を必要としている」と述べた。通算成績は45勝(41KO)2敗。2012年9月の防衛戦を最後に実戦から遠ざかっていた。弟のウラジーミルもヘビー級の世界王者。

関連するニュースを読む

クリチコ兄が王座返上 政治に専念

 世界ボクシング評議会(WBC)ヘビー級王者で政治家のビタリ・クリチコ(ウクライナ)が16日、政治に専念するため王座を返上した。WBCは名誉王者の称号を与えた。

 42歳のクリチコはキエフでの反政権デモに参加しており「リングに戻ることは想像できない。国民が政治家の私を必要としている」と述べた。通算成績は45勝(41KO)2敗。2012年9月の防衛戦を最後に実戦から遠ざかっていた。弟のウラジーミルもヘビー級の世界王者。

関連するニュースを読む

クリチコ氏 ウクライナ大統領選へ

 世界ボクシング評議会(WBC)ヘビー級王者でウクライナ野党第2党「ウダル」党首のビタリ・クリチコ氏(42)が、15年に予定される同国大統領選に出馬する意向を示した。WBCの公式ウェブサイトが14日伝えた。同氏はメキシコでWBCのホセ・スライマン会長と会談した際、出馬の考えを明らかにするとともに、戦略や規律の大切さなど、ボクシングを通じて学んだことが政治活動で役に立っていると述べた。当面はボクシングを引退する考えはないとも強調した。

関連するニュースを読む

WBCヘビー級王者クリチコV10で引退か

 WBC世界ヘビー級王者ビタリ・クリチコ(40=ウクライナ)が防衛10回を花道に引退する可能性が出てきた。10日(日本時間11日)にポーランドで元世界2階級制覇王者トマス・アダメク(34=ポーランド)との7度目の防衛戦を控えた8日(同9日)、クリチコを指導するフリッツ・スドゥネク・コーチが「ビタリはあと2~3試合戦い、その後は考えていない」と明かした。もっともクリチコ本人はアダメク戦だけに集中しており「次の試合で88%という私のKO率を上げることになる」と豪語し、V7防衛の成功に自信をみなぎらせた。現在、実弟のウラジミール(35)がWBA、WBO、IBF3団体統一ヘビー級王者。兄弟で主要4団体のヘビー級ベルトを独占している。

関連するニュースを読む