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井岡一翔ドーピング問題でJBCに質問状「大変な疑念持っている」畑中会長

20年12月31日、WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで田中恒成(手前)をTKOで破り喜ぶ井岡一翔

4階級制覇のWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(32=Ambition)の薬物疑惑騒動に関し、畑中ジムは1日、日本ボクシングコミッション(JBC)の長岡勤コミッショナー宛てに、4月30日付で質問状を内容証明で送付したことを明らかにした。

同ジムの世界3階級制覇王者田中恒成(25)は昨年末、井岡に敗れている。その試合前のドーピング検査で井岡は、禁止薬物に陽性反応を示した。元WBC世界スーパーバンタム級王者の畑中清詞会長は「井岡選手のドーピング問題に関して、JBCに対して大変な疑念を持っています。ゴールデンウイーク明けには返答がくることを信じております」とコメントした。

JBCは先月27日に同騒動について倫理委員会で調査、審議を行っていると発表した。同委員会で処分の有無などを決定する方針も「当該倫理委員会の審議に影響を及ぼすことを避けるために、現時点においてはこれ以上の発表は差し控えさせていただきます」と詳細への言及は避けている。

井岡側は検査で大麻成分が検出され、警察の事情聴取を受けたことは認めているが、薬物の摂取は全面否定。コンディション維持の効能などがあるとされる大麻草の成分が入るCBDオイルの使用に触れ、「井岡が使用していたCBDオイルから大麻成分が検出された可能性はあります」との見解を示している。

一方でドーピング検査に用いる検体の一部を警察に提供するなどで、調査に影響が及んだとされるJBCの対応も問題となり、対戦相手である田中陣営が、真実を求めて行動に移した。

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亀田会長ぶち上げた、和毅ファイトマネー1000万

兄弟タッグで世界を狙う! 亀田和毅(右)と興毅会長(撮影・実藤健一)

亀田3兄弟でただ1人の現役、元WBO世界バンタム級王者、元WBC世界スーパーバンタム級暫定王者の和毅(29=3150ファイトクラブ)が9日、大阪市内の所属ジムで会見した。所属していた協栄ジムが19年12月に休止となり、和毅も試合ができない状態にあった。「1年半以上、試合ができていない。ライセンスが届いて気合が入っている」と意気込んだ。

19年7月以来、試合から遠ざかっている。和毅は「もう1回、王者になりたい。自信はめっちゃある。相手はだれでもいい。年内に(世界)チャンピオンになりたい」と熱い思いをぶちまけた。これまでは国内所属ジムの受け皿がなく、試合ができなかった。今回でめでたくライセンスも交付。再び世界王者への道筋は浮かび上がった。

兄の興毅会長は「ノンタイトル戦でも4桁万円のファイトマネーを実現させたい。1000万円」とぶち上げる。既定の興行形態にこだわらず、新しい形で選手に「ファイトマネーを支払いたい」と意気込む。年内に3回、興行を予定し、その中で和毅の世界戦も組みたい。和毅は「とにかく世界ランクを上げて、マッチメークしていきたい」と意気込んだ。【実藤健一】

ミット打ちを披露した亀田和毅(撮影・実藤健一)

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本石昌也会長 社会貢献でダイヤモンドフィスト賞

日本ボクシングコミッションが5日、20年度のダイヤモンドフィスト賞に特別賞の追加受賞者を発表した。

社会貢献に対するダイヤモンドフィスト賞はグリーンツダボクシングジムの本石昌也会長で、大阪・枚方市の新型コロナウイルス感染症対策応援基金に100万円寄付などが受賞理由。特別賞は長年コミッションドクターを務めた故大槻穣治氏、元WBC世界スーパーバンタム級王者の故ロイヤル小林氏が追加された。

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亀田興毅氏「子どもたち憧れの職業に」ジム開設で夢

3150ファイトクラブのジム開きで会見に応じた亀田興毅会長(撮影・実藤健一)

日本選手で初めて世界3階級制覇を遂げた亀田興毅氏(34)が大阪市内に開設したジム「3150(サイコー)ファイトクラブ」のジム開きが1日、行われた。会見した興毅会長は「ボクシング業界の人気が低迷している中で、何かできないかと思っていた。関西のボクシング界を盛り上げていきたい」と意気込んだ。

「世界一のプロモーターになりたい」と目標を掲げ、革命的な興行形態に挑戦。「ボクシングの地位を向上させていきたい。子どもたちがあこがれる職業になる。一番は稼げること。夢がある業界を作りたい」と言う。既存のテレビ局と提携した興行に頼らず、YouTubeなど、新たな発信源を駆使して「稼げる」業界を目指す。

亀田3兄弟でただ1人の現役、元WBO世界バンタム級王者、元WBC世界スーパーバンタム級暫定王者の弟和毅(29)が、現状では唯一の所属プロ選手となる。興毅会長は「何回か(前哨戦を)たたいて世界タイトル戦を実現させたい」と語った。「キャラがある選手を育てたい。この選手を見たい、と。どれだけ人気を出せるか、やから」。現役時代、さまざまな仕掛けで人気者に上り詰めた。その会長らしいプロデュース力で、新たな可能性を切り開く。【実藤健一】

◆ボクシング選手の現状 ファイトマネーだけで食べられる選手は、ほんのひと握りしかいない。主となる収入源は試合の入場収入。かつては世界王者でさえチケットを渡され、売った料金の何割かがファイトマネーとなっていた。テレビの地上波で中継されるボクサーは、その契約料が入る。米国では有料放送が主な収入源。メイウェザーなどは1試合で数十億を稼ぐ。

3150ファイトクラブのジム開きで会見に応じた亀田興毅会長(撮影・実藤健一)

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亀田興毅氏ジム開き「関西ボクシング界盛り上げる」

3150ファイトクラブのジム開きで会見に応じた亀田興毅会長(撮影・実藤健一)

日本選手で初めて世界3階級制覇を成し遂げた亀田興毅氏(34)が、大阪市内にジム「3150ファイトクラブ」を開設し、そのジム開きが1日、行われた。

会見した興毅会長は「ボクシングの人気が低迷している中で盛り上がればいいと、何かできないかと思っていた。関西のボクシング界を盛り上げていきたい」と意気込みを語った。

亀田3兄弟で唯一の現役、元WBO世界バンタム級王者、元WBC世界スーパーバンタム級暫定王者の弟・和毅(29)が現状では所属プロ選手となる。

興毅会長は「何回か(前哨戦を)たたいて世界タイトル戦を実現させたい」と目標を語った。

今後、SNSを駆使した新たな興行形態を目指す。「日本のボクシングの底上げをしていきたい。世界一のプロモーターになりたい」と力強く語った。

3150ファイトクラブのジム開きで会見に応じた亀田興毅会長(撮影・実藤健一)

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亀田興毅氏がジム開設「3150ファイトクラブ」

亀田興毅氏(2019年6月21日撮影)

「浪速の闘拳」が大阪に帰ってくる。ボクシングの日本選手で初めて世界3階級制覇を果たした亀田興毅氏(34)が会長として、大阪市内にジムを開設することが22日、関係者の話で分かった。すでに手続きを終えており、ジム開きは3月1日を予定。ジムは父史郎氏(55)がアマチュアジムとして指導していた大阪市西成区の施設を使用。ジム名は史郎氏の決め言葉「3150(サイコー)」を用いた「3150ファイトクラブ」となる。

興毅氏は03年11月に17歳でグリーンツダジムからプロデビュー。破天荒なボクシングで「浪速の闘拳」として人気を博したが、所属ジムのファイトマネー未払い問題により05年4月に協栄ジムに移籍して東京へ。大阪に拠点を戻すのは16年ぶりとなる。昨年9月ごろからジム開設に向けた具体的な動きを開始。各所へのあいさつ回りなどすべて1人で行ったという。

大阪での再出発を決めたのは元WBO世界バンタム級王者、元WBC世界スーパーバンタム級暫定王者の弟・和毅(29)の存在が大きい。19年12月に協栄ジムを離れて以降、所属ジムはなく日本ボクシングコミッション(JBC)の規定により、国内で試合ができない状況にあった。その受け皿となり、再び世界を狙わせる夢へと突き動かされたのは間違いない。

「父子タッグ」はあっても兄が会長で弟と世界を狙うのは異例の挑戦。亀田家の原点となる大阪から、「兄弟タッグ」で新たな夢へと踏み出す。

◆亀田家の紆余(うよ)曲折 亀田興毅が03年に17歳でデビュー。破天荒なスタイルで「浪速の闘拳」として人気を博すが、所属ジムのファイトマネー不払いによるトラブルから3000万円の“競売”にかけられ、協栄ジムに移籍。07年10月、亀田大毅の内藤戦での反則に絡む行為で、父史郎氏がセコンドライセンス無期限停止。08年に亀田ジムを設立も10年3月にトラブルから事実上の活動停止。14年に東京都世田谷区でアマチュアに向けたジムを開設も約2年後に休止。

◆亀田興毅(かめだ・こうき) 1986年(昭61)11月17日、大阪市生まれ。03年12月、17歳でプロデビュー。06年8月、WBA世界ライトフライ級王座獲得。09年11月、WBC世界フライ級王座、10年12月にWBA世界バンタム級王座を獲得し、日本人初の3階級制覇。15年10月に1階級下のWBA世界スーパーフライ級タイトル戦で4階級制覇に挑むも失敗し、のちに現役を引退した。戦績は33勝(18KO)2敗。12年に中学時代からの幼なじみと結婚し、4児の父。

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「KO仕掛け人」ロイヤル小林さん、食道がんで死去

76年10月9日、王座に輝き、関係者らに担がれてガッツポーズするロイヤル小林

ボクシング元WBC世界スーパーバンタム級王者ロイヤル小林さん(本名小林和男)が、11月17日に亡くなっていた。71歳。8日に明らかになった。故郷熊本県内の病院で、食道がんのために亡くなった。家族葬を済ませた。

パンチパーマにひげの風貌、左右フックの強打で「KO仕掛け人」と呼ばれた。76年に2度目の世界挑戦で世界王座を獲得した。大卒、五輪代表から日本人初の世界王者だった。

小林さんは拓大卒業後に自体校でボクシングを始めた。72年ミュンヘン五輪代表となり、ベスト8で6位入賞。34勝(28KO)3敗とアマでは驚異のKO率8割超えで、73年に国際ジムからプロデビューした。

75年に18連勝(16KO)で世界初挑戦は5回KO負け。76年の世界再挑戦は1階級下げた。「金はいらない、水はほしい」とうめきながら減量に耐えた。

WBC世界同級王者リゴベルト・リアスコ(パナマ)を2度ダウンさせ、8回KOで王座奪取した。日本人の世界戦連敗を9で阻み、11年ぶりの王者不在にも終止符を打った。

初防衛戦は敵地ソウルで、11月も暖房のない控室で震えて待機した。初回から逃げまくる廉東均(韓国)に判定負けし、在位46日は現在も日本人最短となっている。

世界初挑戦の相手は、ニカラグアの貴公子と呼ばれたWBAフェザー級王者アレクシス・アルゲリョに完敗した。アルゲリョは後に世界で6人目の3階級制覇の名王者となった。

陥落後も世界最多タイの17連続KO防衛したWBCスーパーバンタム級王者ウイフレド・ゴメス(プエルトリコ)に3回KO、フェザー級で最多19度防衛したWBA同級王者エウセビオ・ペドロサ(パナマ)に13回KO負け。名だたる王者に勇気を持って挑んだ。

その後は東洋太平洋同級王座を獲得した。7度防衛しながら、5度目の世界挑戦を狙っていたが、81年に陥落して引退した。166センチの右ファイター。プロ戦績は43戦35勝(27KO)8敗。

引退後は複数のジムでトレーナーを務めた。横浜光ジムの石井一太郎会長と世界挑戦経験ある赤穂亮は最後の教え子。石井会長は入門後に関会長から「こいつパンチがあるので」と紹介され、翌日からマンツーマンで指導を受けた。

その後に石井会長が海外修行するうちに、指導法が合わなくなった。07年に石井会長からコンビ解消を申し出て、まもなくして小林さんは帰郷したという。

石井会長は「明日から毎日来いと言われた。映画シーンのようで。最初の印象が強く残っている。とにかく頑固な人だった」と振り返る。

8月の豪雨時に心配して電話したが変わりはなかったという。「ぼくのほとんどは小林さんの指導のおかげ。ボクから引いたので、今でも申し訳ない気持ち」と話していた。

76年10月9日、王座に輝いたロイヤル小林(左)を祝福する輪島功一氏

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村田諒太が井上尚弥を絶賛「パンチ力が全く違った」

<プロボクシング:WBA、IBF世界バンタム級タイトルマッチ>◇10月31日(日本時間11月1日)◇米ラスベガス・MGMグランド

ボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(34=帝拳)が、でラスベガス・デビューを豪快に飾ったWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)を絶賛した。

WOWOWの生中継にゲスト出演。フィニッシュブローに「一撃のパンチ力がまったく違った。誰もが納得するパンチ」と評した。「軽量級は体全体を使ったパンチの打ち方。その連動性がうまい選手はパンチ力がある」と分析した。

さらに「コロナ禍の中で、1年ぶりにはみえないパフォーマンスを見せてくれた」と褒めちぎった。

井上とは高校生の頃から親交がある。「いろいろ不安材料もあった中でも、ナオちゃんは強い。向上心の強い子だった。それが続いている。基礎がしっかりしていないと才能も開かない。井上ファミリーは基礎がしっかりしている」と感心しきりだった。

解説した元WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃氏(44)も「思うトレーニングできない中でラスベガスのメイン。しっかり倒して結果を残した。求められていることを実現した。さすが井上」とほめまくった。

「やりにくい相手。高いガードで、タフで、足も使う。狙いすぎると悪いパターンになりがち。井上は最後も力みなく冷静にカウンターを決めた。すごい」と褒め言葉が並んだ。

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ルイス・ネリ2階級制覇、アラメダとの全勝対決制す

<ボクシングWBC世界スーパーバンタム級王座決定12回戦>◇26日◇米コネティカット州アンキャスビル

悪童と呼ばれるWBC世界スーパーバンタム級1位ルイス・ネリ(25=メキシコ)が2階級制覇に成功した。

同級6位アーロン・アラメダ(27=同)との全勝対決で、ダウンも奪えなかったが手数で優位に。2~8ポイント差の3-0で判定勝ちを収めた。ネリは31戦全勝(24KO)となった。

ネリは17年にWBC世界バンタム級王者山中慎介から王座を奪ったが、18年の初防衛戦での再戦では体重超過で王座剥奪となった。WBCから6カ月資格停止処分後、19年の再起戦でも体重超過で試合が中止となり、スーパーバンタム級に上げた。

アラメダは25戦全勝(13KO)にもネリは「対戦相手のレベルが違う」と自信を見せての一戦。初回から前に出て手数で上回り、アラメダを下がらせたが、堅いガードを崩せずに決定打も奪えず。右パンチで浴びて目の下も腫らせ、10回には反撃のボディーに後退する場面もあった。

この興行ではWBC世界同級挑戦者決定戦もあり、元王者の同級3位ダニエル・ローマン(30=米国)がWBA世界バンタム級2位ファン・カルロス・パヤノ(26=ドミニカ共和国)に3-0で判定勝ち。WBA世界同級王者ブランドン・フィゲロア(23=米国)は10回TKOでV3に成功した。同級14位ダミアン・バスケス(23=同)にストップ勝ちした。

この結果、ローマンがネリの指名挑戦者となるが、早くもフィゲロアの名を挙げ、2団体統一を照準に置いている。さらに「来年はフェザー級で3階級制覇に挑戦する」と宣言している。

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Sバンタムに上げて王座狙うネリ、計量一発クリア

ルイス・ネリ(18年3月撮影)

ボクシングWBC世界スーパーバンタム級1位ルイス・ネリ(25=メキシコ)が、前日計量を一発でクリアした。

26日に米コネティカット州アンキャスビルで、同級6位アーロン・アラメダ(27=同)と王座決定戦に出場する。25日に当地で前日計量があり、ネリはアラメダとともに55・1キロで、リミットを200グラム下回って1回でパスした。

ネリは17年にWBC世界バンタム級王者山中慎介から王座を奪ったが、18年の初防衛戦での再戦では体重超過で王座剥奪となった。WBCから6カ月資格停止処分後、19年の再起戦でも体重超過し、スーパーバンタム級に上げた。

ネリは30戦全勝(24KO)、アラメダは25戦全勝(13KO)。全勝のメキシコ人対決にも、ネリは「対戦相手のレベルが違う」と2階級制覇に自信満々。この興行ではWBA世界同級王者ブランドン・フィゲロア(米国)のV3戦もあり、「次はフィゲロアと戦いたい」と2団体統一を照準に置く。さらに「来年はフェザー級で3階級制覇に挑戦する」と宣言している。

他のカードでは世界バンタム級2冠王者井上尚弥と対戦予定だったWBO世界同級王者ジョリエル・カシメロ(フィリピン)、WBC世界ミドル級王者ジャモール・チャーロ(米国)の防衛戦、WBC世界スーパーウエルター級ジャーメル・チャーロ(同)とWBAジェイソン・ロサリオ(ドミニカ共和国)の王座統一戦などが開催される。

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山中戦で計量失敗ネリが2階級制覇に挑戦 9・26

ルイス・ネリ(2018年3月1日撮影)

ボクシングのあのお騒がせ男が2階級制覇に挑戦する。元WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(25メキシコ)はWBC世界スーパーバンタム級1位につけ、9月26日に米コネティカット州アンカスビルで、同級9位アーロン・アラメダ(26=同)との王座決定戦が決まった。13日に米メディアが報じた。現王者レイ・バルガス(29=同)が足のけがで休養王者となり、当初は挑戦者決定戦の予定が王座決定戦に格上げとなった。

ネリは17年にWBC世界バンタム級王者山中慎介(帝拳)から王座を奪取したが、ドーピング疑惑が明らかになった。18年に再戦となったが、今度は体重超過で王座を剥奪された。日本では無期限活動停止処分も、WBCからは6カ月の資格停止処分で18年に復帰。4連勝していたが、昨年11月のWBC世界バンタム級挑戦者決定戦では、またも計量失格となっていた。

その後、ネリが階級を上げて3月にアラメダと対戦予定も、新型コロナウイルスのために延期となっていた。ネリは30勝(24KO)、アラメダは25勝(13KO)と、無敗のメキシコ人対決となる。

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田中恒成「全部見せる」畑中建人がユーチューブ挑戦

田中恒成(19年12月撮影)

世界3階級制覇王者でWBO世界スーパーフライ級1位の田中恒成(25=畑中)と同ジムのWBC世界ユースフライ級王者の畑中建人(22)が「ユーチューバー」に挑戦する。田中は25歳の誕生日、今月15日からスタート。畑中は5月9日からすでに開始している。

田中は「ユーチューブ始めました。本当の俺の知らないあなたに私の全部をお見せします」。一方、元WBC世界スーパーバンタム級王者畑中清詞会長(53)の長男、建人は「登録者が1000人超えたら会長の親子スパーリングをします! 早く退治したいので皆さん応援お願いします(笑い)」とコメント。

両者とも新型コロナウイルス感染症の影響で、次戦は決まっていない。田中は4階級制覇を目指し、WBO同級王者井岡一翔(31)への挑戦を第1に陣営と交渉中。実現すれば、夢マッチは間違いない。

畑中建人(16年12月31日撮影)

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ハーンズ大の字!ハグラーの右/畑中清詞会長の一撃

畑中清詞会長(19年3月撮影)

<ボクシング、忘れられない一撃~16>

一発のパンチですべてが変わるボクシング。選手、関係者が「あの選手の、あの試合の、あの一撃」をセレクトし、語ります。

元WBC世界スーパーバンタム級王者で、4階級制覇を狙う田中恒成を指導する畑中清詞会長(53)の印象深い一撃は「ハグラーの右」。85年に行われた統一ミドル級王者マービン・ハグラー(米国)-のちの初の5階級制覇王者トーマス・ハーンズ(米国)は「黄金の中量級」と称された80年代を象徴する一戦。劣勢の展開からハーンズを沈めたハグラーの右ストレートを畑中会長が語った。(取材・構成=実藤健一)

▼試合VTR 85年4月15日、米国ラスベガスで行われたビッグマッチ。開始早々、スロースターターだったはずのハグラーが逆手にとるように仕掛け、打ち合いに持ち込む。パンチのキレはハーンズで1回にハグラーの右目上、2回には額から流血させる。3回、出血のドクターチェックを受けてストップの危険を感じたハグラーが一気にギアを上げ、サウスポースタイルから右構えにスイッチして猛ラッシュ。ハーンズの弱点あごに右をヒットさせてぐらつかせ、さらに右ストレートを打ち抜くと、ハーンズは大の字に倒れ、10カウントが告げられた。

◇ ◇ ◇

俺が18の時だから、すでにプロになってた時だね。映像で見たのは覚えているけど、テレビ中継なのか、後でビデオで見たのかはっきりしないけど、すごいパンチだったのは記憶に残っている。あのハーンズが大の字に倒れて動けない。強烈に刺激を受けたよ。

といっても体格やバネは外国人特有のものだから。練習でまねしようとしたけど、すぐにあきらめた。日本人には無理だ、と。

黄金の中量級と言われた時代でね。4人(ハグラー、ハーンズ、シュガー・レイ・レナード、ロベルト・デュラン)の戦いが、楽しみでしょうがなかった。自分のボクシングの参考というより、違う次元のものとして見ていた。4人ともスーパーチャンプだからね。それぞれに個性があって、そのぶつかり合いにわくわくした。ファンだね。

ボクシングのスタイルはまねできないけど、当時のような活気は目指したいと思っているよ。その一環でU-15(ジュニア世代の強化を目的に07年に設立された全国U-15ジュニアボクシング大会)ができて、この大会から(WBA、IBF世界バンタム級王者)井上尚弥らがでてきた。

近い世代、階級にはうちの田中恒成もいる。それぞれが刺激し合い、いずれは「黄金の軽量級」となればいいね。あんなすごいKOシーンは、だれもが見たいもの。

◆畑中清詞(はたなか・きよし)1967年(昭42)3月7日、愛知県生まれ。中学からボクシングを始め、享栄高3年時にプロ入り。84年11月のデビュー戦で1回KO勝ちを飾り、その後5戦連続1回KO勝利。88年9月、15戦無敗でWBC世界スーパーフライ級タイトルに挑戦も、ヒルベルト・ローマンに完敗。91年2月、WBC世界スーパーバンタム級王座に挑み、計6度のダウンを奪って8回TKO勝ちでベルトを奪取した。戦績は22勝(15KO)2敗1分け。現在は畑中ジム会長。

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畑中ジム会長、田中恒成の次戦「何も進めようない」

畑中ジムの畑中清詞会長(2018年9月18日撮影)

4階級制覇を目指す田中恒成(24)が所属する畑中ジムの元WBC世界スーパーバンタム級王者・畑中清詞会長(53)は、緊急事態宣言の期間延長を冷静に受け止めた。

当初は6日までの期間が今月いっぱいに延びた。プロボクシングはすでに6月いっぱいまでの興行中止、7月から条件付きで興行再開を目指す方針を示していた。政府の今後の方針を受けた畑中会長は電話取材で「変わりないよ。(それ以前に)5月いっぱいは(活動再開は)無理だろうと思っていた」と話した。

田中のマッチメークに関しても「何も進めようがない」としながら、ゴールデンウイーク明けにも単独でのジムワークは認める方向。日本フライ級2位の畑中建人(21)と時間差で使用する意向。通常に戻る日を見据え、徐々に動きだしていく。

田中恒成(中央)、畑中ジムの畑中清詞会長、左は田中の父・斉トレーナー(2019年3月17日撮影)

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西岡利晃、帝拳魂の左ストレート/葛西裕一氏の一撃

西岡利晃(11年10月撮影)

<ボクシング、忘れられない一撃~10>

一発のパンチですべてが変わるボクシング。選手、関係者が「あの選手の、あの試合の、あの一撃」をセレクトし、語ります。帝拳ジムの元トレーナー葛西裕一氏(50)の一撃は、西岡利晃氏の「ゴンサレス戦の左ストレート」です。日本人初の北米で防衛を逆転KOで決めた、技術と裏話を披露してくれました。(取材・構成=河合香)

▼試合VTR 西岡は09年5月に敵地メキシコに渡り、WBC世界スーパーバンタム級王座のV2戦に臨んだ。相手は同級2位の指名挑戦者ジョニー・ゴンサレス。2階級制覇を狙った人気の強打者で、1回には右ストレートを浴びてダウンを喫した。長いリーチにも苦戦となったが、3回1分すぎに左ストレートを打ち込み、くの字になって吹っ飛ばしてダウンを奪い返した。立ち上がってはきたがふらついてレフェリーストップ。3回1分20秒TKOで劇的逆転勝ちを決めた。日本人の海外防衛は24年ぶり2人目で、本場の北米では初の偉業だった。王座獲得までは5度目の挑戦で39戦かかったが、現地で「モンスター・レフト」と呼ばれたこの一撃で名を上げ、通算7度防衛に成功した。

    ◇    ◇

あの瞬間、鳥肌が立った。そんなことは、後にも先にもあの試合だけ。一発で倒すのがボクシングの魅力。西岡が自信を持って打ち込んだ、奇跡とも言える逆転の一撃だった。

あの時、西岡は2ステップして打ち込んだ。普通は5センチぐらい1度だけステップする。それが最初15センチ、さらに8センチぐらい踏み込んだ。

ゴンサレスはリーチがあって懐が深く、さらにバックステップする。1度では入り切れなかった。2ステップは教えてないし、やったこともなかった。西岡もあとで「2度とできない」と言っていた。天才肌を示した一撃だった。

ゴンサレスは左フックが強く、まずは右腕を上げて徹底ガードした。それが初回に右をもらってダウン。前評判も不利と言われ、地元の人気者を相手に普通は負け試合。でも、西岡は相手に近づけていて、距離感では勝てると思った。

実は本田会長あっての一発と言っていい。試合前最後の食事で、ホテルでランチを食べた。その後はみんなで近くを散歩した。そうしたら、広場かなんかで、西岡が左ストレートを打ち出した。

それを見た会長が「もっと肘を絞めろ」と教えだした。「もっと上」とか「伸ばせ」とか言っての軌道調整。そのうち、きれいなフォロースルーで打ち切ると「それだ!それだ!」って。そのパンチで試合を決めたので、鳥肌も立ったんだと思う。

世界挑戦は4度失敗したが、元々才能があり、のみ込みも早かった。フィジカルやスタミナがなかった。ケガもあって時間はかかったが、その分、しぶとい帝拳魂がすり込まれ、つないでくれた。その象徴があの一撃だった。

◆葛西裕一(かさい・ゆういち)1969年(昭44)11月17日、横浜市生まれ。横浜高3年でインターハイ優勝。専大中退で帝拳ジムから89年プロデビュー。94年に20戦無敗でWBA世界スーパーバンタム級王座挑戦も1回KO負け。96年にラスベガス、97年に横浜でも世界挑戦は3度とも失敗した。右ボクサーファイターで通算24勝(16KO)4敗1分け。引退後はトレーナーとなり、西岡を皮切りに三浦、五十嵐、下田を世界王者に育てる。17年に退職して、東京・用賀にフィットネスジムのGLOVESを開いた。

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田中恒成、連休明けから“ひとりジムワーク”を再開

田中恒成(19年12月撮影)

ボクシングの世界3階級王者田中恒成(24=畑中)が、ゴールデンウイーク(GW)明けにも“ひとりジムワーク”を再開する。所属ジムの元WBC世界スーパーバンタム級王者・畑中清詞会長(53)が電話取材に応じ、田中の近況を伝えた。

田中は昨年大みそかに3度目の防衛に成功したWBO世界フライ級スーパー王者のタイトルを返上。4階級制覇を目指すとし、5月にもスーパーフライ級でノンタイトル戦を行い、年末にタイトル戦のプランが描かれていた。しかし、新型コロナウイルス感染の拡大により、ボクシングは6月いっぱいまで興行中止。当初プランも大幅変更を余儀なくされている。

畑中会長は「ジムは4月から閉めているが、(田中)恒成だけジムを開放していた。でも(緊急事態)宣言が出てからは、(5月)6日まで完全に閉めている」。現時点で宣言の期限は5月6日とされている。会長は「(世間の)情勢を見てからになるが、恒成1人でジムワークを始めることは問題ない」と語った。

ただ、目標とすべき試合は全く見えない状況。畑中会長は「年内に1試合できれば」と現実的な見通し。WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(31)とのビッグマッチの可能性も浮上していたが、まずは日常の回復を待ち望む。

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亀田和毅フリー、海外で現役続行へ 協栄と契約満了

亀田和毅(2019年2月8日撮影)

ボクシング元世界2階級制覇王者亀田和毅(28)が国内所属先を決めず、フリーで活動する方針であることが10日、分かった。

協栄ジムの金平桂一郎会長が9日にプロ活動休止となる休会届を提出。即日受理されて所属選手はフリーとなったが、既に亀田和は協栄ジムとの契約が満了済み。7月にWBC世界スーパーバンタム級王座統一戦に敗れた後から国内ジム所属のない立場だったとみられる。今後は米国を中心に海外を舞台に現役を続ける見通しで、亀田和の関係者は「今後の(国内)所属は未定」としている。

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オーラ漂うドネア 井上尚弥に「何も感じなかった」

前日計量を終えポーズを取るドネア(撮影・鈴木みどり)

ボクシング5階級制覇王者でWBA世界バンタム級スーパー王者のノニト・ドネア(36=フィリピン)が静かに闘志を燃やした。

7日、さいたまスーパーアリーナで控える3階級制覇王者のWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)とのワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝に向けた前日計量が6日都内で開かれ、ドネアは200グラム少ない53・3キロで1発パス。井上尚とはフェイスオフの写真撮影で20秒ほど目を合わせた。

「特に何も感じなかった。向かい合って目を合わせただけ。明日のリングで何かを感じたい」。

計量後、まず水分補給し、サラダとフルーツを口にしたフィリピーノ・フラッシュ(フィリピンの閃光)にはオーラが漂った。WBSS準決勝となる4月のステファン・ヤング戦の6回KO勝ちで区切りのプロ40勝を飾った。IBF世界フライ級を皮切りにWBA世界フェザー級スーパー王座まで実に5階級を制覇。バンタム級、スーパーバンタム級では2団体統一王者にも君臨した。WBCにもバンタム級、スーパーバンタム級でダイヤモンド王座を獲得してきた風格は、より大きな存在感として伝わってくる。

井上尚を倒すための秘策を問われ「秘策はない。自分の経験による引き出しが今までにある。それを使うことが作戦になる」とだけ言った。通常体重は58・9キロで、減量は5キロほどだった。試合当日にはリミット53・3キロから5キロ程度の増量でリングに上がるという。

海外オッズでは、ドネアが不利になっているものの「オッズとか、どちらが勝つとかは予想は関係ない。他人が決めたこと。自分には自分が信じる力がある。気にしていない。今まで同じ状況でも勝ってきたから」と不敵な笑みを浮かべた。勝てば新たに階級最強の証明となるアリ・トロフィーが手に入る。「あのトロフィーをリングで持つことを楽しみしている」と最後まで平常心を崩すことはなかった。

過去には元WBC世界バンタム級王者長谷川穂積を下したWBC・WBO世界同級王者フェルナンド・モンティエル(メキシコ)や元WBC世界スーパーバンタム級名誉王者西岡利晃も下すなど、日本のリングでも強さを証明してきたボクサーたちを次々と下してきた軽量級のレジェンド。今度は無敗の若きモンスター井上尚の大きな「壁」なる覚悟ができている。

前日計量をクリアし、ドネア(右)とにらみ合う井上尚(左手前)(撮影・鈴木みどり)
前日計量をクリアしたドネア(中央)。左下は真吾トレーナー(撮影・鈴木みどり)

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亀田和毅「勇気持って」3階級制覇へ名伯楽とタッグ

3階級制覇に向けて米国合宿へ出発した亀田和毅

ボクシング元WBC世界スーパーバンタム級暫定王者亀田和毅(28=協栄)が名伯楽イスマエル・サラストレーナーとタッグを組み、3階級制覇を目指すことが16日、分かった。この日、成田空港からメキシコへ出発した亀田は「次の目標はこれしかないと思った。次戦からフェザー級で戦う」と明かした。7月にWBCスーパーバンタム正規王者レイ・バルガス(メキシコ)との統一戦で敗れてから約3カ月。大きな目標に向かって再スタートをきる。

次の挑戦へ背中を押してくれたのは、15年マクドネル戦の時に一時期指導を受けたサラストレーナーだった。バルガスとの試合を終えると、すぐに「もっと良くなるところがある。もしよかったら見てあげるよ」と連絡が入った。現役続行は決めていたが、その励ましを受け、さらに自信が深まった。10月いっぱいは第2の故郷であるメキシコで練習し、11月に米ラスベガスへ移動。サラス氏のジムで指導を受けながら、年内か年明けの再起戦を目指す。

スペイン語が堪能なだけに、キューバ出身サラス氏とのコミュニケーションも問題ない。世界のトップ選手が集まるジムで一から鍛え直すつもりだ。

バンタム、スーパーバンタムに続く、フェザー級での世界タイトルを狙うが、兄興毅はライトフライ、フライ、バンタムの3階級制覇を達成している。「来年ここで取ってまずはお兄ちゃんに並ばんと。自分は4階級はできると思っている。(亀田3兄弟の)3番目が1番強いと言われてきたので、次にいかないと」。この日着ていたパーカーのメーカーは「チャンピオン」。亀田は「気付かないので自分で言いますけど、わざわざ着てきたんですよ。チャンピオンになるんです」と笑った。「負けて、環境を変えるのは難しいですが勇気を持って挑戦する。そうすれば新しい風が入ってくる」。そう話し、いきいきとした表情で出発した。

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和気慎吾痛すぎる、世界前哨戦で悪夢3回TKO負け

ジュンリエル・ラモラル(右)に3回TKOで敗れた和気慎吾(撮影・高場泉穂)

<ボクシング:フェザー級8回戦>◇11日◇東京・後楽園ホール

ボクシングWBC世界スーパーバンタム級2位の“リーゼントボクサー”和気慎吾(32=FLARE山上)が世界前哨戦でまさかの3回TKO負けを屈した。

相手は13年に東洋太平洋スーパーバンタム級王座の2度目の防衛戦で対戦し、3回TKOを勝利したジュンリエル・ラモナル(30=フィリピン)。6年ぶりの再戦でも、和気が序盤から軽快なフットワークを使ってリード。有効打を重ね、ラモナルの顔を血染めにしていたが、3回に左フックでダウンを奪われると流れは一変。足がふらついた終盤に再び左フックをもらうと、真横に倒れて、すぐにレフェリーストップ。脳振とうでしばらく起き上がれなかった。

WBC2位、IBF4位と世界主要団体の上位に入り、世界タイトルを伺う中での痛い敗戦。試合中の記憶がないほどダメージが残る和気に代わり取材に応じた赤井会長は「世界へのチャンスが見つけられなかった。モチベーション上げることができなかったのかと思い、和気に申し訳ない。これを勝てば(世界へ)という思いがあった。これから和気がどうするか分かりませんが、この一敗は痛すぎる」と話した。

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