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元世界5階級王者ドネアがウバーリに挑戦 米報道

ボクシングの元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(38=フィリピン)が5月29日、米国でWBC世界バンタム級王者ノルディーヌ・ウバーリ(34=フランス)に挑戦する見通しとなったと3日、米専門サイト「ボクシング・シーン」が報じた。既に両者ともに契約書にサインしているという。試合会場は米コネティカット州アンカスビルが候補に挙がっている。

WBC同級1位ドネアは当初、昨年12月19日にウバーリに挑戦する予定だったが、王者のコロナウイルス陽性判定で中止に。代替試合として前IBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(28=プエルトリコ)との同級王座決定戦に臨むことが決まったものの、今度はドネア自らがコロナウイルス陽性判定を受け、離脱せざるを得なくなった。最終的にロドリゲス-レイマート・ガバリョ(24)のWBC暫定王座決定戦が開催され、ガバリョが僅差判定勝利で暫定王者となっていた。

一時、ウバーリは休養王者になっていたが、正規王者に復活。今年3月に母国フランス・パリで世界戦を計画していたが、コロナ禍で実現していなかった。

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井上拓真が東洋王座返上「世界戦の準備」大橋会長

井上拓真(2021年1月14日撮影)

ボクシングの元WBC世界バンタム級暫定王者で現東洋太平洋同級王者の井上拓真(25=大橋)が同王座を返上すると27日、発表された。井上は今年1月に栗原慶太(28=一力)を9回負傷判定で下し、新王者となり東洋太平洋王座の2階級制覇に成功していた。所属ジムの大橋秀行会長(56)は「拓真の世界戦準備のための返上になります」と説明した。

また空位となった同王座は5月13日、東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル(日刊スポーツ新聞社後援)で同級4位中嶋一輝(27=大橋)-同級12位千葉開(28=横浜光)による決定戦が開催されることも合わせて発表された。

5月に東洋太平洋バンタム級王座決定戦に臨む同級4位中嶋一輝(提供:大橋ジム)

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井上拓真が異例の早期スパー「鉄は熱いうちに」父

同門の松本亮(右)と4回のスパーリングに臨んだ井上拓真

ボクシングの元WBC世界バンタム級暫定王者井上拓真(25=大橋)が年内の世界王座返り咲きを見据え、早くもスパーリングを開始した。

14日に東洋太平洋同級王者栗原慶太(28=一力)に挑戦し、9回負傷判定勝ちを収めた井上は26日、神奈川の所属ジムで同門の元東洋太平洋スーパーフライ級王者松本亮(27)と4回のスパーリングを消化。試合から12日後で本格的な実戦トレに入った。

3日間休んだ後、既に18日からロードワークなどで体を動かしていたという井上は「試合のダメージは何もないし、(父)真吾トレーナーと相談してスパーリングを始めると決めました。1つ1つ、父も納得するような内容をみせていきたい」と充実した笑み。真吾トレーナーも「鉄は熱いうちにうて、の通り、良いイメージを継続するためにのスパーリング。良い内容だった」と合格点を出した。異例の早期スパーリング開始に大橋秀行会長も「恐るべき向上心です」と驚いていた。

19年11月、WBC世界同級正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)との王座統一戦に判定負けし、1年2カ月が経過。WBAスーパー・IBF世界同級王者の兄尚弥(27=大橋)と同じ時間帯で練習しており「年内には世界王座に再挑戦したい」と兄弟世界王者復活を目標に掲げている。その決意の表れとも言える早期スパーリング開始。「もう相手に付き合って打ち合ったりするのではなく、自分が思い描く試合、ボクシングスタイルをしていきたい」とイメージしながら、スパーリングを継続していく。

松本亮(左)とのスパーリングを消化した井上拓真

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井上尚弥も困惑…木村翔に井岡との一戦求められる

チャリティーボクシングイベント「LEGEND」開催会見で意気込みを語った、左から木村、井上尚、京口(撮影・足立雅史)

ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)ら新旧の世界、日本王者たちが集結したチャリティーボクシングイベント「LEGEND(レジェンド)」が2月11日、東京・代々木第1体育館で開催されると21日、発表された。

都内のホテルで開始された記者会見には井上、WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)、元WBO世界フライ級王者木村翔(32=花形)が同席。イベントでは井上がスパーリング形式のエキシビション3分3回マッチ(相手未定)に臨むことも発表された。収益の一部は新型コロナウイルスと闘う医療従事者や患者の支援金になるという。

エキシビション戦で「自分以外で、どんなカードが見たいか」との質問が出た時だった。同席した木村は、4階級制覇王者で現WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(Ambition)の名を挙げ「井上尚弥くんと井岡一翔選手が見たいです。見たいですよね。やりたいと思いますし」と横から見つめられた。すると井上は驚きと困惑に包まれたような笑顔でうなずいた。木村自らも井岡とのエキシビション戦を希望していたが「ボクはその後でいいです」と譲られる一幕もあった。

同様の質問に対し、京口は元世界3階級制覇王者長谷川穂積-元WBC世界バンタム級王者山中慎介のレジェンド対決を挙げた後、井上にも順番が回り「そんなにないですよね。ちょっと考えてもいなかったので答えられないですけど。良いカードが組まれれば」と応じた。

LEGENDには元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者内山高志氏や元世界3階級制覇王者八重樫東氏の出場も予定されており、計6試合のエキシビション戦が組まれることになっている。

ポーズを決める井上尚(撮影・足立雅史)

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井上拓真が結婚&第1子誕生をW報告 高校同級生と

井上拓真(2021年1月14日撮影)

ボクシングのWBC世界バンタム級暫定王者井上拓真(25=大橋)が16日、結婚と第1子(女児)の誕生をダブル報告した。

所属ジムと所属事務所のホリプロを通じ「昨年春にアマチュア時代からずっと支えてくれた高校時代の同級生と入籍しました。そして秋には待望の長女が生まれました」などとコメント。

8年の交際を経てのゴールインとなった。なおWBAスーパー・IBF世界同級王者の兄尚弥(27=大橋)は7年の交際を実らせ、15年に咲弥夫人と結婚している。

19年11月にWBC世界同級王座統一戦に敗れた井上は14日、約1年2カ月ぶりの再起戦に臨み、東洋太平洋同級王者栗原慶太(一力)に挑戦。9回負傷判定勝利を挙げ、スーパーフライ級に続く東洋太平洋2階級制覇を成し遂げた。

「今回の試合は家庭を持って臨む初めての一戦でした。妻と娘の存在は、これまでと比べものにならないくらいの原動力を僕に与えてくれました。これからも1人の男として夫として父として、より一層ボクシングと向き合い、目標に向かってまい進してまいります」と決意を示した。

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「6-4で井岡」辰吉戦も回顧/薬師寺保栄氏の予想

検診を受ける井岡一翔(Ambitionジム提供)

キャリアか勢いか。日本選手初の4階級制覇を成し遂げたWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(31=Ambition)と世界最速16戦目での4階級制覇を目指す同級1位田中恒成(25=畑中)の一戦が大みそか31日、東京・大田区総合体育館で行われる。94年にWBC世界バンタム級王座統一戦で暫定王者の辰吉丈一郎との世紀の一戦を制した元王者薬師寺保栄氏(52=薬師寺ジム会長)は「6-4で井岡勝利」と予想。29日は東京都内で予備検診が行われた。【取材・構成=実藤健一】

   ◇   ◇   ◇

2人ともよく知っているんだけど世界戦の数、実績から僕は勝つのは井岡だと思っている。若い田中の勢いを買う声も分かるが、井岡のテクニックが一枚上だろう。ただ、圧倒的な有利ではなく、6-4の割合で推す。やはり19戦の世界戦のキャリアがすごい。厳しい試合展開もあったと思うし、それらを乗り越えてきた井岡の精神面を含めた経験値が上回ると思う。

井岡、田中ともにボディー打ちがうまいよね。序盤はそのボディーの打ち合いになると思う。そこから主導権を握った方が、有利になるのは間違いない。ペース争いにおいても、ディフェンス力が高い井岡のキャリアが生きるんじゃないかな。田中は案外、序盤にポカがあったりする。挑戦者だからと勢い込んで出ていけば、逆に利用されるかもしれない。注目は最初の5ラウンド。どちらが試合を手中にしているかだよね。

(※26年前の辰吉戦を振り返り) 俺の時はメンタルというか、それどころじゃなかったよね。戦前はみんなに負けると言われていた。圧倒的な評価だったから。「何をバカなことを言っとるんだ。見とけよ!」という感じだったよね。

井岡は今回の試合前、「レベルの違いを見せつける」とか、強い言葉を発してきたよね。それも相手を挑発するより、「俺は違うんだ」と。田中に対して「この若造が」という感じで見ているんだと思う。

井岡が立ち上がりから主導権を握れば、後半にかけてKO決着もある。楽しみな一戦なのは間違いない。残念ながら会場には行けないけど、家でじっくり楽しませてもらいます。(元WBC世界バンタム級王者)

◆薬師寺-辰吉VTR 94年12月4日、名古屋市総合体育館レインボーホール(現・日本ガイシホール)で行われたWBC世界バンタム級タイトルマッチ。王者薬師寺、暫定王者辰吉による統一戦は、試合前から興行権を巡る高額の入札争いなど大きな注目を集めた。試合は壮絶な打ち合いの末、判定2-0で薬師寺が勝利を手にした。

◆薬師寺保栄(やくしじ・やすえい) 1968年(昭43)7月22日、大分県津久見市生まれ。愛知・享栄高卒業後、松田ジムに入門。87年7月、プロデビュー。91年6月、日本バンタム級王座獲得。93年12月、WBC世界バンタム級王座獲得。94年12月に暫定王者辰吉丈一郎と世紀の一戦を制するなど4度防衛。95年7月に王座陥落後、現役を引退。07年4月に薬師寺ジムを開設し、同ジム会長。

検診を受ける田中恒成(Ambitionジム提供)
94年12月、対戦する辰吉(左)と薬師寺
薬師寺保栄氏(2017年12月23日撮影)

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田中恒成「2個弱点がある」王者井岡一翔を攻略へ

リモートで練習を公開した田中恒成(C)畑中ボクシングジムAndre

世界最速16戦目での4階級制覇を狙うWBO世界スーパーフライ級1位の田中恒成(25=畑中)が、王者の2つの弱点を攻略する。大みそかの同級王者井岡一翔(31=Ambition)への挑戦に向けて18日、リモートで名古屋市内のジムから練習を公開した。

元世界王者の畑中清詞会長(53)は、前日17日に2年前の大みそかに井岡を2-1判定で下し、4階級制覇を成し遂げたドニー・ニエテス(38=フィリピン)から約1時間の“電話取材”で情報を入手したと明かした。その内容は「教えることはできません」としたが、田中は「(井岡には)2個弱点がある。具体的に? 2個です」と言った。

「弱点」の具体的な内容は明かさずも、イメージはできあがっている。「しっかり対策を練れてやれている。いろんなパターンを想定しながらやってます。今回は本当に自信あります。最後の1秒まで倒しにいきます」と力強い。

11月に約2週間、スパーリング修行で関東遠征を行った。“モンスター”井上尚弥の弟で、元WBC世界バンタム級暫定王者井上拓真(大橋)とも拳をまじえた。「世代交代をしたいと言っているタイミングで同世代とスパーして、あらためて俺らの世代は強いと実感できた。いい練習になりました」。技術的な吸収に加え、メンタル面でも大きな刺激を受けた。

「過去最高に順調です」。実績的に、日本選手同士の過去最高峰ともいえる決戦。新型コロナウイルスに苦しんだ20年最後に、田中が世代交代を遂げる。【実藤健一】

○…田中陣営は見えない敵「コロナ対策」も徹底してきた。畑中会長は、先月20日から田中以外のジム生の出入りを禁じ「恒成ジムにしました」。田中も父の斉トレーナーと自宅-ジムの往復だけ。換気や消毒などあらゆる対策を施した畑中会長は「ジムが一番、安全な場所です」と誇った。

リモートで練習を公開した田中恒成(C)畑中ボクシングジムAndre

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田中恒成「過去最高に順調」世界最速4階級制覇へ

オンラインで取材に応じる田中恒成(C)畑中ジム

世界最速16戦目での4階級制覇を狙うWBO世界スーパーフライ級1位の田中恒成(25=畑中)が18日、リモートで名古屋市内のジムから練習を公開した。

同級王者で日本選手初の4階級制覇を成し遂げた井岡一翔(31)に12月31日、東京・大田区総合体育館で挑む。田中は現状を「過去最高に順調です」と話し、「強い選手とスパー(リング)して、いい感じできている。手ごたえもあるし、メンタルも負けていない」と自信を示した。

11月に約2週間、関東遠征でスパーリングを積んだ。“モンスター”井上尚弥の弟で、元WBC世界バンタム級暫定王者井上拓真(大橋)とも拳をまじえた。「世代交代をしたいと言っているタイミングで同世代とスパーして、あらためて俺らの世代は強いと実感できた。いい練習になりました」と話した。

1月末にフライ級のベルトを返上。4階級制覇へ前哨戦をはさむ予定がコロナ禍で狂った。階級を上げた初戦が大舞台となるが、田中に不安はかけらもない。「今回は本当に自信あります。最後の1秒まで倒しにいきます」と今年最後の大一番へ、気合をみなぎらせた。

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ドネア感染、ロドリゲスはガバリョと暫定王座争う

ボクシングのWBC世界バンタム級暫定王座決定戦が19日(日本時間20日)、米コネティカット州で開催されることが決まったと11日(同12日)に米メディアが報じた。

元IBF同級王者となる同級4位エマヌエル・ロドリゲス(28=プエルトリコ)が、元WBA同級暫定王者レイマート・ガバリョ(24=フィリピン)とWBC暫定王座を争う。

当初、ロドリゲスが同級1位ニノト・ドネア(38=フィリピン)と正規王座決定戦に臨む予定だったが、ドネアの新型コロナウイルス感染を受けて中止に。代わって、現WBA世界同級1位でもあるガバリョとのWBC暫定王座戦が組まれた。

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ドネアがコロナ陽性判定、WBCバンタム世界戦中止

ノニト・ドネア(2019年11月5日撮影)

ボクシングの元5階級制覇王者ノニト・ドネア(38=フィリピン)が新型コロナウイルスに感染し、WBC世界バンタム級王座決定戦を辞退すると9日(日本時間10日)、米メディアが報じた。同級1位のドネアは19日(同20日)に米コネティカット州アンカスビルで、同級4位となる前IBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(28=プエルトリコ)と同級王座決定戦に臨む予定となっていたが、試合は中止になるという。

当初はドネアが同級王者ノルディーヌ・ウバーリ(34=フランス)に挑戦する予定だったが、ウバーリのコロナウイルス陽性判定で中止に。ウバーリが休養王者となり、ロドリゲスとの同級王座決定戦に切り替わっていた。

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ドネアとロドリゲス王座決定戦、ウバーリ休養王者に

ノニト・ドネア(19年11月撮影)

ボクシング元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(37=フィリピン)が12月19日、米コネチカット州アンカスビルで前IBF世界王者エマヌエル・ロドリゲス(28=プエルトリコ)とのWBC世界バンタム級王座決定戦に臨むことが承認された。

25日(26日)、WBCが同級1位ドネア、同級4位ロドリゲスの同王座決定戦を認めたと発表した。当初はドネアがWBC世界同級王者ノルディーヌ・ウバーリ(34=フランス)に挑戦するカードが決まっていたが、ウバーリは10月下旬に新型コロナウイルスで陽性反応を示したことで試合中止になっていた。

またWBCはウバーリを休養王者として承認。コロナウイルスの陰性が確認され、コンディションが万全になった後、21年2月以降にドネア-ロドリゲスの勝者との指名試合が義務づけられるなどの条件がついた。

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伊藤雅雪-三代大訓戦スペシャルゲストに長嶋一茂氏

長嶋一茂(2018年9月20日撮影)

12月26日に東京・墨田区総合体育館で開催される「A-SIGNボクシング」のスペシャルゲストに元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂氏が就任すると16日、発表された。同興行のメインイベントでは元WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(横浜光)-東洋太平洋同級王者三代大訓(ワタナベ)の注目カードが組まれており、既に元WBC世界バンタム級王者山中慎介氏もスベシャルゲストに決まっている。

また同興行開催に向け、大会クラウドファンディング(https://a-sign-box.com/)も開催。チケット販売と並行し、各選手が商品を出品、ボクサーを直接サポートできる投銭も行われる。試合の模様はYouTubeのA-SIGNチャンネル(https://youtube.com/c/ASIGNBOXINGCOM)にて生配信される。

伊藤雅雪(2019年5月31日撮影)
三代大訓(2019年3月27日撮影)

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WBC王者ウバーリ、コロナ感染でドネア戦が中止

来月にボクシング元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(37=フィリピン)と対戦予定だったWBC世界バンタム級王者ノルディーヌ・ウバーリ(34=フランス)が新型コロナウイルスに感染したと13日(日本時間14日)、米ボクシングメディア「ボクシング・シーン」が報じた。12月12日、米アンカスビルで組まれたカードだったが、王者陣営が規制を受けて渡航許可を得られず、試合中止になったと伝えられていた。

同メディアによると、ウバーリと契約を結ぶプロモート会社MTKグローバルのボブ・ヤレンCEOは「ウバーリはコロナウイルスで陽性反応を示した。それが試合できない理由。渡航ビザとは関係ない。これは選手の安全と健康のため。2週間ほど効果的な練習ができていない」と明かしたという。さらに同CEOは「試合までに6週間あったが、効果的な練習ができていなかったので、この決定をしなくてはならなかった」と苦渋の選択だったようだ。

ウバーリのコロナウイルス感染により、同級1位ドネアは12月19日、米国で前IBF王者の同級4位エマヌエル・ロドリゲス(28=プエルトリコ)と対戦する方向で、WBCが許可すれば暫定王座戦になる見込み。ヤレンCEOは「ウバーリが100%に戻るのにどれほどの時間がかかるかは分からないが、彼はドネア-ロドリゲスの勝者との対戦を強く望んでいる」と説明していた。

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ドネアWBC王座挑戦延期も 王者陣営が渡航できず

ノニト・ドネア(19年11月5日撮影)

ボクシングの元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)のWBC王座挑戦が延期となる見通しとなった。12月12日(日本時間13日)、米コネティカット州アンカスビルでWBC世界バンタム級王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)に挑戦することになっていたが、王者陣営が新型コロナウイルス感染拡大の影響で、母国の規制を受けて米国への渡航許可を得られなかったと12日(同13日)、米メディア「ボクシング・シーン」が報じた。このため、同級1位のドネアは12月19日(同20日)、米国で前IBF世界同級王者で同級4位のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦するカードに変更されるという。

両陣営は同カードが暫定王座決定戦になるように要請しているものの、まだWBCは承認していない。少なくとも、この勝者がウバーリに挑戦することが期待されている。ロドリゲスは昨年5月、英グラスゴーでのワールド・ボクシング・スーパーシリーズ準決勝で、現2団体統一王者井上尚弥(大橋)に敗れ、王座陥落していた。

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辰吉寿以輝は負傷で12針 次戦は「時間おく」会長

11月6日、左目付近の流血でドクターチェックを受ける辰吉寿以輝(代表撮影)

元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎(50)の次男で、日本スーパーバンタム級8位・寿以輝(24=大阪帝拳)の初タイトル戦が大幅にずれ込む。

6日に後楽園ホールで行われた今村和寛(22)とのスーパーバンタム級8回戦で左目上を負傷し、2回終了引き分けに終わった。7日に帰阪して治療を行い、12針縫ったという。大阪帝拳の吉井会長は次戦について「まずけがを治してから。今まで以上に時間をおくことになるでしょう」。勝ってタイトル戦への筋道をつけたかったプランが崩れ、屈辱から出直しを図る。

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新王者中谷「親孝行できた」店たたみサポートに感謝

8回KO勝ちでWBOフライ級新王者となり、トロフィーを手に笑顔を見せる中谷(代表撮影)

<プロボクシング:WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇6日◇東京・後楽園ホール

待ちに待った鬱憤(うっぷん)爆発KOで世界奪取だ。WBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が2度延期の末の世界初挑戦。同級1位ジーメル・マグラモ(26=フィリピン)を接近戦でも手数で圧倒した。8回に左でロープに吹っ飛ばし、2分10秒KOで仕留めた。

コロナ禍で外国選手を招いた国内初の世界戦。中1で世界を目指し、中卒で単身米国修業を経験した末にデビュー21連勝(16KO)で夢を結実させた。2年ぶりの新王者誕生で、国内男子の現役世界王者は7人となった。

   ◇   ◇   ◇

世界戦発表から266日。中谷は散々振り回されたコロナも相手も吹っ飛ばした。KO負けのなかった相手に10カウントを聞かせた。新王者誕生の熱気は控えめも、期待に応えたホープは大きな拍手に包まれた。リングサイドの家族に「ありがとう」と右拳を突き上げる。涙する母府見子さんの姿に「親孝行できた」と実感した。

初回に左ストレートをさく裂させた。「いいパンチを効かせて組み立てやすかった」とペースをつかむ。2回から接近戦も500回を越すスパーで徹底した対策が実る。手数で弱らせ、押し返した。「スタミナも精神的にも弱っているのが分かった」。

7回には「セコンドからしっかり仕留めろ」とKO指令が出た。得意の距離ある戦いに戻し、変化をつけての仕上げ。8回に頭からきたマグラモを左アッパーで起こしてのフィニッシュ。ダウンする相手に「終わったな」と確信した。

2月に待望の世界初挑戦が決まった。3月の米国キャンプ中に4月開催は延期となった。8月開催を再発表も再延期。この間に水面下でも3度日程調整したが、断念せざるを得なかった。走り込みには3度も行った。実質5度延期を乗り越えての試合だった。

15年に家族は三重・東員町から神奈川・相模原市に引っ越し、お好み焼き店をたたんでまでのサポート。昨年8月にはトンテキ名物の「とん丸」を開店し、再び家族で切り盛りも5月に閉店へ追い込まれた。「たくさん試練があったが、結果を出せてホッとした。反省もあるが王者になったので100点」と笑みを見せた。

中1でボクシングを始めると、父澄人さんが店の隣に練習場を作った。ある時、父が開店前に「縄跳びでも」と言ったきり、お客さんが来て忘れていた。1時間半後に気がつくとまだ跳んでいたという。「フライ級の世界王者になる」と書いた張り紙を見ながら。

その夢は実現した。テレビ解説したお手本の元世界王者山中慎介氏と同日奪取。「山中さんのように長く防衛し、統一戦やビッグファイトもやりたい。目標になる王者になりたい」。若き王者はさらなる飛躍を期した。【河合香】

▽中谷の父澄人さん 世界戦の舞台に立てたことだけでもうれしかった。1回で勝ったと思った。KOした瞬間は鳥肌が立った。

◆中谷潤人(なかたに・じゅんと)

・礼儀の空手 1998年(平10)1月2日、三重・東員町生まれ。両親が礼儀作法を学ばせるため、小3から自営する飲食店の常連で師範の極真空手道場に通わせた。小6で143センチに1度も勝てず。

・目標ロペス 常連に体重別のボクシングを勧められ、テレビでも見て興味を持つ。東員二中1年から桑名のKOZOジム入門。3度世界挑戦の石井広三会長が、世界目指して右利きをサウスポーにさせた。リカルド・ロペス(メキシコ)にあこがれ、U15全国大会では中2、3年と連覇。

・単身渡米 石井会長が中3時に交通事故死し、中卒と同時に単身米国修行を決断した。「高校はあとで行ける」と反対の両親を説得。石井会長が師事したマック・クリハラ・トレーナーに3週間指導を受け、試合にも勝った。

・ルディ師匠 その後はルディ・エルナンデス・トレーナー宅にホームステイし、週6日スパーで鍛えられた。岡部大介トレーナーにも指導を受け、3カ月おきに日米往来して米国を含めてアマ14勝2敗。プロでも米国でのスパーで強化してきた。

・デビュー 新人王出場のため、16歳で岡部トレーナーに紹介されたM・Tジムに入門する。17歳になった15年4月に岐阜で1回TKO勝ちしてプロデビュー。16年に東日本フライ級新人王でMVP、全日本新人王も制す。

・階段確実 17年に初代日本同級ユース王座、19年に日本同級王座を獲得した。東洋太平洋王座挑戦の代わりに、前哨戦で元世界王者メリンド(フィリピン)に6回TKO勝ち。

・愛の拳士 三重時代の常連から「愛の拳士」の愛称をもらう。知人が描いてくれたイラストをトレードマークに、三重に約200人の後援会がある。趣味は海釣り、卓球、バスケットボール。171センチ、普段は60キロ。両親と弟の4人家族。

◆記録メモ 中谷は日本ボクシングコミッションが公認する日本の世界王者として91人目となる。18年12月の井上拓真がWBC世界バンタム級暫定王座に就いた後は、世界王座獲得経験のない日本選手は世界戦9連敗中(日本人対決を含む)だった。三重県出身では初。デビューから全勝は24人目で、フライ級は20人目で最多を更新した。日本勢の対フィリピン通算は36勝(14KO)21敗(12KO)3分けとなった。

8回、マグラモからダウンを奪う中谷(代表撮影)

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ジーメル・マグラモ対中谷潤人 8回、マグラモ(右)からダウンを奪う中谷(代表撮影)

<プロボクシング:WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇6日◇東京・後楽園ホール

WBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が2度延期の末に世界初挑戦で世界王座をつかんだ。同級1位ジーメル・マグラモ(26=フィリピン)に8回2分10秒、KO勝ちをおさめた。ダウン経験のない相手を左ボディーからの左フックでダメージを与え、左右の連打でキャンバスに沈めた。コロナ禍で外国選手を招いた国内初の世界戦でデビュー21連勝(16KO)。中1で世界を目指し、中卒で単身米国修行で目指した目標を達成した。一家挙げてのサポートへも恩返しを果たせた。2年ぶりの新王者誕生で、国内男子の現役世界王者は7人となった。

   ◇   ◇   ◇

▽山中慎介氏(元WBC世界バンタム級王者) 中谷は体が強い。マグラモはついていけなかった。表情にも出ていたし、精神的にもダメージがあったはず。(9年前の)同じ日に世界王者になり、うれしいし、縁を感じる。海外でもやれると思う。井上尚弥のように世界でも評価されるだろう、面白いボクシングをする。

▽小林昭司氏(元WBA世界スーパーフライ級王者) 中谷は完璧で、狙った通りの展開になった。打たれ強さもある。統一戦も狙えるし、海外でも見てみたい。

◆記録メモ 中谷は日本ボクシングコミッションが公認する日本の世界王者として91人目となる。18年12月の井上拓真がWBC世界バンタム級暫定王座に就いた後は、世界王座獲得経験のない日本選手は世界戦9連敗中(日本人対決を含む)だった。三重県出身では初。デビューから全勝は24人目で、フライ級は20人目で最多を更新した。日本勢の対フィリピン通算は36勝(14KO)21敗(12KO)3分けとなった。

8回KO勝ちでWBOフライ級新王者となり、トロフィーを手に笑顔を見せる中谷(代表撮影)

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<ボクシング・スーパーバンタム級8回戦>◇6日◇後楽園ホール

元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎(50)の次男で、日本スーパーバンタム級8位・寿以輝(24=大阪帝拳)の14戦目は負傷引き分けに終わった。 寿以輝の戦績は13勝(9KO)1分け。2戦2勝の今村和寛(22=本田フィットネス)と対戦。辰吉は2回に偶然のバッティングで左目上付近から出血。2回終了後ドクターストップとなった。

   ◇   ◇   ◇

元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎 (次男・寿以輝の試合に)アクシデントやからね。わからんわ。でもものは考えよう。このドローでキャリアを積んだと考えたらええんちゃうか。またサウスポーに対しても集中して練習できるやろうしな。欲を言えば左が少なかった。目を切ったのは心配は心配や。

入場する辰吉寿以輝(左から2人目)と、見守る父の辰吉丈一郎(右)(代表撮影)

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中谷潤人KO劇!初世界挑戦で奪取 2度の延期耐え

1R 攻める中谷潤人(右)(代表撮影)

<プロボクシング:WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇6日◇東京・後楽園ホール

待ちに待った鬱憤(うっぷん)爆発KOで世界奪取だ。WBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が2度延期の末の世界初挑戦。同級1位ジーメル・マグラモ(26=フィリピン)を接近戦でも手数で圧倒した。8回に左でロープに吹っ飛ばし、2分10秒KOで仕留めた。コロナ禍で外国選手を招いた国内初の世界戦。中1で世界を目指し、中卒で単身米国修行を経験した末にデビュー21連勝(16KO)で夢を結実させた。2年ぶりの新王者誕生で、国内男子の現役世界王者は7人となった。

   ◇   ◇   ◇

世界初挑戦発表から266日目。中谷はコロナに散々振り回されながらも、念願のベルトをつかんだ。いつもの新王者誕生の熱気は控えめも、国内一番のホープは拍手に包まれ、夢をかなえた喜びに浸った。

田中恒成が1月に王座を返上し、2月に待望の世界挑戦を発表した。コロナは感染拡大の兆しがあり、3月の米国キャンプ出発時から本人も懸念していた。不安は的中して、直後に4月は延期が決まった。8月に開催を再発表したが、これも延期となった。この間には水面下でも3度日程調整していたが、断念せざるを得なかった。

練習と気持ちを上げたり、落としたりの繰り返しとなった。8月はすでに減量にも入っていた。気持ちが切れかかりながらも57キロを維持し、走り込みは3度行った。試合前恒例の米国でのスパーによる強化には行けなかったが、世界王者寺地拳四朗らと500回以上をこなした。膨大な量をこなし、いつもと違う日常の中でも、その時に備えてきた。

プロデビューの15年に、家族は三重・東員町から中谷のいる相模原市に引っ越してきた。お好み焼き店「十兵衛」をたたんでまでサポートするためだった。昨年8月には郷里名物トンテキが看板の「とん丸」を開店した。再び家族で切り盛りの願いがかなったが、5月には閉店に追い込まれる事態も経験した。

中1でボクシングを始めると、父澄人さんが店の隣に練習場を作り、サンドバッグをつるした。試合前には澄人さんの手とグローブを合わせるのがルーティンだった。「あれで吹っ切れる」。当初は無観客予定が家族も観戦できた。ルーティンも実行して、恩返しのベルトを父に見せることができた。

▽中谷潤人のコメント「1ラウンド目で、いいパンチが入って(相手に)きかせることができて、組み立てやすかった。今後は1つ上の階級を視野に、統一戦、防衛戦と、チャンピオンロードを歩んでいきたい」

◆中谷潤人(なかたに・じゅんと)1998年(平10)1月2日、三重・東員町生まれ。中1でボクシングを始め、卒業後は単身米国修行でアマ14勝2敗。15年4月に1回TKO勝ちでプロデビュー。16年に全日本フライ級新人王、17年に日本同級ユース王座、19年2月に日本同級王座を獲得。171センチの左ボクサーファイター。家族は両親と兄の4人。

◆記録メモ 中谷は日本ボクシングコミッションが公認する日本の世界王者として91人目となる。18年12月の井上拓真がWBC世界バンタム級暫定王座に就いた後は、世界王座獲得経験のない日本選手は世界戦9連敗中(日本人対決を含む)だった。三重県出身では初。デビューから全勝は24人目で、フライ級は20人目で最多を更新した。日本勢の対フィリピン通算は36勝(14KO)21敗(12KO)3分けとなった。

1R 攻める中谷潤人(左)(代表撮影)
観戦に訪れた中谷潤人の(中列左から)父・澄人さん、母・府見子さん、弟・龍人さん(代表撮影)

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辰吉寿以輝バッティングで出血 負傷判定痛いドロー

Sバンタム級8回戦、2回、激しく打ち合う辰吉(左)と今村(代表撮影)

<ボクシング・スーパーバンタム級8回戦>◇6日◇後楽園ホール

元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎(50)の次男で、日本スーパーバンタム級8位・寿以輝(24=大阪帝拳)の14戦目は負傷引き分けに終わった。

寿以輝の戦績は13勝(9KO)1分け。2戦2勝の今村和寛(22=本田フィットネス)と対戦。辰吉は2回に偶然のバッティングで左目上付近から出血。2回終了後ドクターストップとなった。寿以輝は「こんな結果でふがいない。いろいろ練習してきたのに。今からエンジンがかかるところだった」と悔しさをあらわにした。

新型コロナウイルス感染症の影響で試合予定が流れ、今年最初で最後の試合になる。目指す初タイトルへ痛いドローだが、「まず決まった試合をクリアしてチャンスがあれば…。でも、今日の試合では何も言えないです」と語った。

引き分けに終わり、健闘をたたえ合う辰吉(左)と今村(代表撮影)
観戦に訪れた辰吉寿以輝の父・辰吉丈一郎(左)ら(代表撮影)
左目付近の流血でドクターチェックを受ける辰吉寿以輝(代表撮影)

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