上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

小関桃2階級制覇 1年かけ磨きかけた接近戦で圧倒

黒木優子に右ストレートを浴びせる小関桃(右)(撮影・菊川光一)

<プロボクシング:WBC女子ミニフライ級タイトルマッチ10回戦>◇17日◇福岡市九電記念体育館

 WBC世界女子ミニフライ級タイトルマッチ10回戦は17日、福岡市の九電記念体育館で行われ、1階級下の同アトム級王者で挑戦者の小関桃(35=青木)が3-0の判定で王者黒木優子(26=YuKOフィットネス)を破り2階級制覇を達成した。

 アトム級で男女を通じて日本人最多の17連続防衛中の小関は「1階級上の王者に福岡で勝つことに価値がある」と1年前から戦術を徹底。接近戦でのアッパーやボディー攻撃で主導権を握り圧倒した。「目の前のことばかり考えてきたので先は考えられない」というほど全力を注いで戴冠。黒木は地元で6度目の防衛に失敗した。

WBC女子世界ミニフライ級タイトルマッチを制した小関桃(左端)と6度目の防衛に失敗した黒木優子(撮影・菊川光一)

関連するニュースを読む

黒木優子4度目防衛「KO出来てうれしい」

4度目の防衛に成功したWBC世界女子ミニフライ級王者黒木

 ボクシングのWBC世界女子ミニフライ級タイトルマッチは6日、東京・後楽園ホールで行われ、王者黒木優子(25=YuKO)が4度目の防衛に成功した。

 同アトム級12位ノル・グロ(25=フィリピン)から3回に左ストレートでダウンを奪うと、8回終了間際に連打で再び倒し、KO勝ちした。3日前に室内で転倒し、右手の親指と中指を負傷する中での快勝。アイドルのようなルックスで芸能事務所と契約する黒木は「大振りになったが、結果的にKO出来てうれしい。女子ボクシングをもっと多くの人に知ってもらいたい」と話した。戦績は16勝(8KO)4敗1分け。

関連するニュースを読む

黒木優子「一番はKO」3度目の防衛戦へ公開スパー

 WBC世界女子ミニフライ級チャンピオンで3度目の防衛を目指す黒木優子(YuKO)が15日、福岡市博多区の所属ジムで練習を公開し、元プロの男性ボクサー相手にスパーリングで切れのいい動きを見せた。

 タイトルマッチ10回戦(20日・九電記念体育館)に向け、地元福岡で行われた昨年11月の初防衛戦では判定勝ちだっただけに「一番はKO」と意気込んだ。

 挑戦者のナンシー・フランコ(メキシコ)については2試合分の映像で研究したという。

 練習の合間に笑顔をふりまいた24歳のサウスポーは、過去2度の防衛戦の相手と比べ「ファイター的な感じ。強いとは思わないが、やりにくい相手」と分析し「振り回すようなボクシングをさせないように距離を徹底して、自分のボクシングを貫けば絶対に勝てる」と自信をのぞかせた。

関連するニュースを読む

黒木優子5・9秋田屋まさえとV2戦

 WBC世界女子ミニフライ級王者の黒木優子(23=YuKO)が5月9日に大阪・豊中市のアクア文化ホールで秋田屋まさえ(36=ワイルドビート)と2度目の防衛戦に臨むことが24日、発表された。

関連するニュースを読む

安藤が判定勝ち2階級制覇/ボクシング

勝利をおさめ、ベルトを巻き笑顔を見せる安藤(撮影・田崎高広)

<プロボクシング:WBC世界女子ミニフライ級王座決定戦10回戦>◇14日◇大阪市・アゼリア大正ホール

 WBC世界女子ミニフライ級3位の安藤麻里(26=フュチュール)は同級4位のハセス・ノリエガ(メキシコ)に2-1で判定勝ちした。3回にダウンを喫するなど劣勢だったが、ひるまずに攻めて打ち合いを制し、WBA世界女子ライトミニマム級に続いて2階級制覇を達成した。安藤の戦績は17戦11勝(5KO)6敗。

関連するニュースを読む

藤岡奈穂子日本人最年長奪取/ボクシング

8回TKO勝ちし、ガッツポーズで喜ぶ新チャンピオンの藤岡

<プロボクシング:WBC女子世界ミニフライ級タイトルマッチ10回戦>◇8日◇東京・後楽園ホール◇1300人

 WBC世界女子ミニフライ級3位の藤岡奈穂子(35=竹原&畑山)が、日本人最年長で世界王座を獲得した。同級王者アナベル・オルティス(24=メキシコ)を積極的に攻めて、2度のダウンを奪い、8回終了TKO勝ちした。35歳8カ月20日での世界王座初奪取は、男子を含めて日本人最高齢。東日本大震災で被災した故郷、宮城・大崎市へ激励の白星を送った。

 勝ち名乗りを受けた藤岡は、コーナーポストへ駆け上がり、両腕を突き上げた。祝福の拍手と歓声に、目頭に熱いものが込み上げる。「絶対に負けられなかった。もうこれ以上、みんなを沈んだ気持ちにさせられないと思っていました」。被災地にベルトを持ち帰ることができた。

 試合前、地元宮城・大崎市から駆けつけた母友子さん(59)から「宮城県のために頑張りなさい」と励まされた。気管と肺を患う母。震災直後から約1週間、停電のため酸素吸入器が自宅で使用できずに入院していた。この日、震災発生後初めて顔を合わせた。「仕留めてきます」とリングへ上がった。

 3度目の防衛を狙う王者に真っ向勝負を挑んだ。距離を取ってカウンターを狙う相手の懐へ、被弾を恐れずに飛び込んだ。5回、「1発だけでは倒せない」と左フックと右ストレートの連打でダウンを奪った。8回にはコーナーへ追い込んでからの右フックで、リングに沈めた。

 中学から実業団までソフトボールの内野手だった。「個人競技をやってみたい」と24歳でボクシングを始めた。03年にアマの世界大会(台湾)で銀メダル獲得。33歳でプロに転向して上京した。リフォームの会社に勤めながら夜間に練習。年齢的にも「ここで負けたら、その先は何も保障されていませんから」とラストチャンスのつもりだった。

 今日9日に震災後初めて郷里へ向かう。今週末から所属ジムのスタッフとともに宮城・登米市内で炊き出しを行う予定。「堂々と行けますね」。胸を張って笑顔で凱旋(がいせん)するつもりだ。【山下健二郎】

関連するニュースを読む