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【ノア】「シン野獣モード」の藤田和之が元王者対決制す「需要の問題。結果がすべて!」

試合に勝利し、コメントする藤田(撮影・勝部晃多)

<プロレスリング・ノア:横浜大会>◇N-1ビクトリー2022 Aブロック公式戦◇11日◇神奈川・横浜武道館

最強戦士決定戦「N-1ビクトリー2022」の開幕戦で、元GHCヘビー級王者同士の対決を制したのは、第37代王者の藤田和之(51)だった。

メインイベントとなったAブロック公式戦で、第38代王者の潮崎豪(40)と対戦した。ニューコスチュームとなる赤と白の迷彩柄シングレット姿で登場。ひげを蓄え、体も絞り、真っ黒に日焼けした「シン野獣モード」の藤田は、圧倒的に強かった。

序盤から足4の字固めでがっちりと捕獲して相手の体力を奪うと、その後も完全に試合を支配。強烈な蹴りの連打を打ち込んでグロッギー状態にすると、最後は20分46秒、豪快にビーストボムをさく裂し、3カウントを奪取した。

今年4月の両国大会で当時王者だった藤田は、潮崎の挑戦を受ける予定だったが、自身の新型コロナ感染のために王座を返上していた。その後、潮崎は王座を戴冠。この日の試合で、その鬱憤(うっぷん)を晴らすように、完全粉砕に成功した。バックステージでは「需要の問題。需要の問題。結果がすべて!」と、独特なワードを繰り返しながら勝ち誇った。

会場ではマイクパフォーマンスを一切行わず、深々と一礼して花道を引き揚げた野獣。5月の復帰戦で「(タイトルマッチ)挑戦者の列の最後尾に並ばなければならない」と話していたが、このN-1で一気にその列の先頭に躍り出るつもりだ。次戦は、13日の大阪大会でワグナーJrと対戦する。

登場する藤田(撮影・勝部晃多)

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【新日本】ザック・セイバーJr44秒の瞬殺劇で単独首位に躍り出る「エネルギーを温存できる」

自身のコスチュームを着た藤田(右)とポーズを決めるセイバーJr(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:広島大会>◇G1クライマックス32 Cブロック公式戦◇10日◇広島サンプラザホール◇観衆1522人

今春のニュージャパンカップに続く春夏連覇を目指す“サブミッションマスター”ことザック・セイバーJr(35)が、極悪集団「ハウス・オブ・トーチャー」総帥のEVILを秒殺し、ブロック単独首位に躍り出た。

第7試合となったCブロック公式戦で対戦した悪の化身に、一杯食わせた。帽子を深々とかぶったセイバーJrは、テーマ曲に乗りながら花道を入場。先に入場してしびれを切らしていたEVILから、花道で襲撃を受けた。だが、これは自身の衣装をまとったヤングライオン藤田だった。EVILの隙をついたセイバーJrは、背後からスリーパーホールドで捕獲。本部席横の鉄柵に打ち付けるなど、いつもは相手が得意とするムーブで先制攻撃を仕掛けた。

リングに入ってからも、独擅場。うつぶせにテイクダウンを奪うと、そのままヨーロピアンクラッチで丸め込み、3カウントを奪取。44秒の瞬殺劇に、会場は沸きあがった。

作戦勝ちを収めたセイバーJrは、ご満悦な様子。バックステージでは「今日は絶対にあいつらのやり方に乗せられないって決めてた。エネルギーを温存できる」と、マッスルポーズを披露した。

これで4勝1敗の勝ち点8とし、単独首位の座をゲット。次戦は16日の東京・日本武道館大会で内藤哲也とリーグ最終戦を戦う。今年で6回目のG1出場も、今だ決勝トーナメント進出はないセイバーJr。未知の領域はもう目の前だ。

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【新日本】内藤哲也“心のホーム”広島で3連勝「最後までやっちゃろうや!の精神で」

KENTAに勝利し、ポーズを決める内藤(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:広島大会>◇G1クライマックス32 Cブロック公式戦◇9日◇広島サンプラザホール

13年、17年に続く3度目のG1制覇を狙う内藤哲也(40)が“心のホーム”広島で、リーグ戦3連勝を飾った。

メインイベントとなったCブロック公式戦で、KENTA(41)と対戦。前哨戦からリング内外でおちょくるような「口撃」の応酬を繰り広げていた相手と、この日も意地の張り合いを演じた。余裕の笑みは次第に消え、内藤のデスティーノ(変形リバースDDT)、KENTAのgo 2 Sleepと、お互いの必殺技を巡る攻防に発展。だが、鼻根あたりから流血しながらも、立っていたのは内藤だった。go 2 Sleepをバレンティア(垂直落下式ノーザンライトボム)で切り返すと、最後は23分30秒、とどめのデスティーノで逆転の3カウントを奪取した。

まさかの開幕2連敗となったが、一気にブロック首位タイまで追い上げてきた。大のプロ野球広島ファンとして知られる内藤は、自身の「ホーム」と公言する聖地・広島のファンの前で、誇らしくポーズを決めて見せた。

10日の広島大会で棚橋が後藤に勝利した場合、直接対決の結果により脱落が決まるが、逆転優勝を誰よりも信じている。「今日の勝利で貯金1。まだ厳しい状況ですが、最後まで『やっちゃろうや!』の精神で頑張ろうと思います」。佐々岡監督のフレーズを引用し、サヨナラ勝利へ思いを込めた。

バックステージでは「控室で明日の試合をしっかりチェックします」と不敵な笑みを浮かべた内藤。次戦は16日開催の東京・日本武道館大会で、セイバーJrとリーグ戦ラストマッチを戦う。

KENTA(左)に打撃を見舞う内藤(提供・新日本プロレス)

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【新日本】ローラーが技術戦制す グラウンドの攻防からTAKAみちのくに後頭部へのニーバット

セイバーJr(中央)にコンビ技を決めるアイザックス(左)とローラー(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:広島大会>◇9日◇広島サンプラザホール

新日本プロレスの広島大会は9日、広島サンプラザホールで行われ、米総合格闘技UFC出身のトム・ローラー(39)が技術戦を制した。第2試合のタッグマッチで「Team Filthy」の相棒となるロイス・アイザックスと組み、鈴木軍のザック・セイバーJr、TAKAみちのく組と対戦。高レベルなグラウンドの攻防を展開すると、最後は6分53秒、TAKAからNKOTB(後頭部へのニーバット)で自ら3カウントを奪取した。

米国の新日本ストロングで無差別級王座を1年以上防衛した経験を持つローラーは、18日の東京・日本武道館大会で優勝決定戦を迎える「G1クライマックス」に初参戦のため来日中。Dブロックにエントリーし、開幕2連敗と苦しんだが2連勝で盛り返してきた。次戦は10日の広島大会で、オカダ・カズチカとリーグ公式戦で対戦する。

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新日、全日で活躍ロッキー・ジョーンズさん死去 喉頭がん68歳 81年来日し坂口征二らと対戦

※写真はイメージ

日米マットで活動した米国人プロレスラー、ロッキー・ジョーンズ(本名マイク・マスターズ)さんが喉頭がんで死去したと8日(日本時間9日)、米専門メディア、PWインサイダーなどが報じた。68歳だった。以前からがんの闘病生活を送っていたという。79年にプロレスラーとしてデビューしたジョーンズさんは同年10月、WWEの前身WWFでインターコンチネンタル王座に挑戦。NWA移籍後、ミル・マスカラスらと対戦した。

81年5月、本名となるマイク・マスターズのリングネームで新日本プロレスのシリーズに初来日。藤波辰爾、タイガーマスク組とタッグマッチ、坂口征二やハルク・ホーガンとシングルマッチで対戦した。83年1月にはロッキー・ジョーンズの新リングネームで全日本プロレスにも参戦。当時のNWAインタージュニア王者となる大仁田厚に挑戦した。現役引退後は二ュージャージー州などでレスリングスクールなどを運営し、後進の指導にあたっていた。

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井上尚弥ら3年ぶり開催ジュニア大会のポスターに U15大会出場当時の貴重写真も掲載

9・4ジュニア・チャンピオンズリーグ全国大会決勝のポスターに起用された田中恒成(左端)、中谷潤人(同2番目)、井上尚弥(同3番目)、井上拓真

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)らが9月4日、東京・後楽園ホールで開催されるジュニア・チャンピオンズリーグ全国大会決勝のポスター、PR画像に起用された。

井上をはじめ、弟で元WBC世界同級暫定王者井上拓真(26=大橋)、WBO世界フライ級王者中谷潤人(24=M.T)、元世界3階級制覇王者田中恒成(27=畑中)の4人が勢ぞろい。同大会の前身となるU-15全国大会に出場した当時の4選手の貴重なショットも同時に掲載された。

井上尚は第1回大会、田中は第3回大会、中谷は第5、6回大会、井上拓は1、2、3回大会で優勝。これまで同大会はコロナ禍で中止が続いていたが、今年は3年ぶりに開催される。なお大会の模様はG+で放送される予定だ。

9・4ジュニア・チャンピオンズリーグ全国大会のPR画像に起用された井上尚弥
ジュニア・チャンピオンズリーグ全国大会決勝のPR画像に起用された井上拓真
9・4ジュニア・チャンピオンズリーグ全国大会決勝のPR画像に起用された中谷潤人
ジュニア・チャンピオンズリーグ全国大会決勝のPR画像に起用された田中恒成

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【ノア】近藤修司「俺がベルトを取ってその位置に行く」GHCジュニア王者HAYATAに挑む

プロレスリングノアDEPARTURE2022後楽園大会前日記者会見に望んだ左からHAYATA、近藤(撮影・星夏穂)

プロレスリング・ノアに参戦中の近藤修司(44)が4日、都内で行われた記者会見に出席し、5日の後楽園ホール大会で挑戦するGHCジュニア選手権試合に向け、強気の発言を連発した。

今年4月からノアの反骨集団「金剛」で活躍する近藤は、13年1月以来約9年7カ月ぶりとなるジュニアのトップタイトル獲得に向け、4度目の防衛を目指す第49代王者HAYATA(35)に挑む。

舞台は、自身が第25代王者に輝いた時と同じ後楽園ホール。「自分が王者だった時はノアブランドが確立されていたけど今はどうなのか。HAYATAやノアの全員にその気がないんだったら、俺がベルトを取ってその位置に行く。ジュニアのブランドを俺が作る」と、強気に頂点獲りを誓った。

HAYATAについては「謎の多いレスラー。何を考えているのかわからない。」と警戒。「(相手の得意は)スピードかなと思いきや、頭も使ってそこそこ力もある。何でもできるのがストロングポイント」と総合力を高評価した。

だが、「そこが弱点でもある」ときっぱり。「心理戦抜きにタイトルをとりに行く」と真っ向勝負を宣言した。

自身が所属する金剛は、GHCヘビー級王者拳王やナショナル王者船木誠勝らを擁するが、ジュニアは無冠。「金剛ジュニアにベルトを持って帰りたい」。メンバーとしての自覚も胸に、王座に返り咲く。【星夏穂】

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石井一成がK1初参戦へ覚悟「ムエタイファイターのプライドをかけて戦う」

石井一成(左)と対戦相手の藤田和希(C)K-1

「K-1 WGP 2022」(日刊スポーツ新聞社後援)が8月11日、福岡国際センターで行われる。注目は地元福岡市出身のトップファイター石井一成(23)のK-1初参戦。バンタム級3回戦で藤田和希(24)と拳を合わせる。IBFムエタイ世界フライ級王者など7タイトル獲得の実績をひっさげ、K-1でもベルトを狙う。

石井はキッズ・ジュニア時代から数々のムエタイのタイトルを総なめにし、本場タイでも活躍。「K-1の世界のベルトを取らないと引退はできない」との気持ちで、今春からK-1 JAPAN GROUPとのコンタクトを重ねて契約。「ムエタイファイターのプライドをかけてK-1のリングで戦う」と覚悟を決めている。

魔裟斗に憧れ、「K-1の世界チャンピオンになりたい」と格闘技を始めた。「お父さんと一緒にジムに通いながらK-1を見て育ってきたので、1回は夢が途切れましたけど、ここでまた繋がって感慨深いです」という。

石井が今後、主戦場としていくバンタム級のベルトは、K-1ではまだできていない。その点について石井は「まず8月11日に僕の実力を示して、バンタム級のベルトを作ってくれとお願いをしたいですね」と、早期の王座決定トーナメント実現と、そこでの優勝を思い描く。

『石井一成 K-1への道』というタイトルでブログをやっていたが、『K-1世界王者への道』にタイトルを変えた。「小さい頃からの夢を実現させるためにもK-1の世界王者になりたいと思います」。25歳までの引退を公言しており、それまであと2年。石井は「K-1のチャンピオンになれないと格闘家として終われない」。そのK-1世界王者への道の第1歩が11日、いよいよ、地元福岡でしるされる。

K-1初参戦に闘志を燃やす石井一成(C)K-1

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WWEレスナー統一王座獲得ならず 重機でリング破壊もレインズに3連敗/サマースラム結果一覧

ブロック・レスナー(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWEプレミアム・ライブ・イベント:サマースラム大会>◇30日(日本時間31日)◇米テネシー州ナッシュビル・ニッサンスタジアム◇観衆4万8449人

「野獣」ブロック・レスナーがKO負けを喫し、WWEヘビー、ユニバーサル統一王座を獲得できなかった。ラストマン・スタンディング(10カウントのKO決着のみ)形式でWWEヘビー、ユニーバーサル王者ローマン・レインズに挑戦。試合途中にブルドーザーでリングを破壊する“荒技”を出したものの、場外で敵セコンドに入ったウーソズのスーパーキックやレインズのブリーフケース攻撃やベルト攻撃で殴打され、ダウンを余儀なくされた。

倒れたところに解説席テーブルやイスを乗せられた上、レインズも上に乗った状態となって10カウントゴング。立ち上がることはできなかった。21年10月のクラウン・ジュエル大会のユニバーサル王座戦、今年4月のレッスルマニア38大会の王座統一戦に続き、レスナーはレインズ戦3連敗となってしまった。

なお主要カードの結果は次の通り。

★ラストマン・スタンディング形式ユニバーサル統一王座戦=〇統一王者ローマン・レインズ(22分55秒、KO)●挑戦者ブロック・レスナー

★スマックダウン女子王座戦=〇王者リブ・モーガン(4分35秒、エビ固め)●挑戦者ロンダ・ラウジー

★ロウ女子王者戦=〇王者ビアンカ・ブレア(15分10秒、KOD)●挑戦者ベッキー・リンチ

★ロウ、スマックダウン統一タッグ王座戦=〇王者ウーソズ(ジェイ、ジミーのウーソ兄弟)(13分23秒、1D)●挑戦者ストリートプロフィッツ(モンテス・フォード、アンジェロ・ドーキンス組)※特別レフェリーはジェフ・ジャレット氏

★USへビー級王座戦=〇王者ボビー・ラシュリー(4分44秒、ハートロック)●挑戦者セオリー

★ノーDQ形式タッグ戦=〇レイ・ミステリオJr.、ドミニク・ミステリオ組(11分9秒、スワンダイブ式スプラッシュ)●ザ・ジャッジメント・デイ(フィン・ベイラー、ダミアン・プリースト組)

★シングル戦=〇ローガン・ポール(14分16秒、スカルクラッシングフィナーレ)●ザ・ミズ

★シングル戦=〇パット・マカフィー(10分39秒、コードレッド)●ハッピー・コービン

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【新日本】棚橋弘至4度目Vへリーグ戦2連勝「プロレスファンに光見せられるのは俺しかいない」

セイバーJrに勝利しガッツポーズする棚橋(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:愛知大会>◇G1クライマックス32 Cブロック公式戦◇30日◇愛知県体育館◇観衆2225人

“疲れない男”が、ファンの大拍手を力に変えた。18年以来となるG1・4度目の優勝を目指す棚橋弘至(45)が、今春のニュージャパンカップ覇者のザック・セイバーJr(35)を退け、リーグ戦2連勝を飾った。

メインイベントとなったCブロック公式戦。序盤から多彩な関節技に苦しめられ体力を消耗したが、諦めなかった。最後は17分32秒、腕ひしぎ逆十字固めを回避すると、変形ジャックナイフ式エビ固めで丸め込んで3カウントを奪取。試合後のセイバーJrから「毎回仕留めたと思った瞬間にどうにかして生き残る」と評された、驚異的な根性を発揮し、難局を乗り切ってみせた。

試合後も、棚橋はファンを魅了した。「プロレスファンに光を見せられるのは俺しかいないだろ」と堂々と優勝宣言。花道を引き揚げようとしたところで、観客の大拍手を受けた。これにエアギターのパフォーマンスで応えると、さらにアンコールが起こり、計3度のエアギターを敢行。戦いの疲れも見せず、最後まで楽しませ続けた。

いつも力をくれるファンの後押しには、とことんお返しする。「大丈夫。俺は生まれてから疲れたことがないから。G1クライマックス、ちょっくら優勝してきます!」。折り返しの3試合目を終え、2勝1敗。残り試合を全勝し、満員の武道館でエアギターをかき鳴らすつもりだ。

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【WWE】統一王者レインズ、挑戦者レスナーを三たび跳ね返すか 31日サマースラム見どころ

サマースラム大会で統一王座戦に臨む王者ローマン・レインズ(左)と挑戦者ブロック・レスナー(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.

米プロレスWWEによる真夏の祭典、サマースラム大会は30日(日本時間31日)、米テネシー州ナッシュビルのニッサン・スタジアムで開催される。

注目カードはWWEヘビー、ユニバーサル統一王者ローマン・レインズ-挑戦者ブロック・レスナー戦だろう。ラストマン・スタンディング形式(10カウントKOのみの決着)の王座戦で激突する。

21年10月のクラウン・ジュエル大会のユニバーサル王座戦、今年4月のレッスルマニア38大会の王座統一戦では、いずれもレインズが勝利を収めているだけに、レスナーにとっては負けられないリベンジ戦となる。

さらに、この王座戦後も見ものだ。7月のマネー・インザ・バンク(MITB)大会のMITB男子ラダー戦を制覇し、王座挑戦権利証入りブリーフケースを保持するセオリーがキャッシュイン(王座挑戦権行使)を予告しているだけに、その存在を忘れてはいけないだろう。

そのセオリーは、サマースラム大会でUSヘビー級王者の「筋肉魔人」ボビー・ラシュリーへの挑戦を控えている。US王座返り咲きとキャッシュイン成功による統一王座獲得のダブルを成功させることができるのかも目が離せないところだろう。

セオリーと同じく7月のMITB女子ラダー戦制覇とキャッシュインによるスマックダウン女子王座獲得に成功した新王者リブ・モーガンの防衛戦も、気になるところだ。かわいい系女王が前王者ロンダ・ラウジーを挑戦者に迎え、王座防衛できるのか。真価が問われる。

ロウ女子王者ビアンカ・ブレアは前王者ベッキー・リンチとの防衛戦を予定。1年前のサマースラム大会ではリンチに秒殺負けを喫しているブレアだけに王者の貫禄をみせつけたい。

また、登録者数2350万人を誇る米人気ユーチューバーでプロボクサーのローガン・ポールが、元パートナーの裏切者ザ・ミズとのシングル対決を予定。WWEデビュー20周年を迎えた「神秘の王」レイ・ミステリオJr.が息子ドミニクと組み、勢いを増すユニット「ザ・ジャッジメント・デイ」のフィン・ベイラー、ダミアン・プリースト組とのノーDQ形式(反則裁定なし)タッグ戦に臨む。

なお、サマースラム大会の主要カードは次の通り

★WWEヘビー、ユニバーサル統一王座戦=王者ローマン・レインズ-挑戦者ブロック・レスナー

★スマックダウン女子王座戦=王者リブ・モーガン-挑戦者ロンダ・ラウジー

★ロウ女子王者戦=王者ビアンカ・ブレア-挑戦者ベッキー・リンチ

★ロウ、スマックダウン統一タッグ王座戦=王者ウーソズ(ジェイ、ジミーのウーソ兄弟)-挑戦者ストリートプロフィッツ(モンテス・フォード、アンジェロ・ドーキンス組)※特別レフェリーはジェフ・ジャレット氏

★USへビー級王座戦=王者ボビー・ラシュリー-挑戦者セオリー

★ノーDQ形式タッグ戦=レイ・ミステリオJr.、ドミニク・ミステリオ組-ザ・ジャッジメント・デイ(フィン・ベイラー、ダミアン・プリースト組)

★シングル戦=ローガン・ポール-ザ・ミズ

★シングル戦=パット・マカフィー-ハッピー・コービン

統一王者ローマン・レインズ(右)とにらみ合う「野獣」ブロック・レスナー(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.
王座挑戦権利証入りブリーフケースを持つセオリー(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.
サマースラム大会で前王者ロンダ・ラウジー(右)との防衛戦に臨むスマックダウン女子王者リブ・モーガン(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.
サマースラム大会でザ・ミズ(右)とのシングル戦に臨む人気ユーチューバーでボクサーのローガン・ポール(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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【WWE】レイ・ミステリオJr.が20周年飾る勝利 7・31真夏の祭典でタッグ戦出場も決定

息子ドミニク(左)とともにリングで自らの20周年を報告するレイ・ミステリオJr.(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:ロウ大会>◇25日(日本時間27日)◇米ニューヨーク州ニューヨーク・マディソン・スクエア・ガーデン

レイ・ミステリオJr.がWWEデビュー20周年を飾る勝利を挙げた。

スポーツの殿堂マディソン・スクエア・ガーデンに集まった観衆による大声援の中、息子ドミニク・ミステリオと一緒にリングに立った。02年にWWEと契約した「神秘の王」は「20周年は特別だ。最初の試合は14歳だった。世界を旅して稼いで、みんなが楽しめるようにレジェンドたちと戦ってきた」と感慨深く振り返った。さらにディーン・マレンコ、バティスタ、カート・アングル、エッジ、エディ・ゲレロとリングで縁の深かったレスラーの名を挙げながら「みんなの20年間の愛とサポートに感謝している。みんな愛しているぞ。本当にありがとう」と述べた。

そこに拍手をしながら現れたヒールユニット「ジャッジメント・デイ」のフィン・ベイラー、ダミアン・プリーストに取り囲まれるとそのままタッグ戦となって激突。ミステリオJr.がドミニクとのダブル619(変形ブーメランキック)からベイラーにフロッグスプラッシュを成功させ、WWEデビュー20周年を勝利で飾った。

試合後、ミステリオ親子が控室に戻って家族や仲間とお祝いをしているとジャッジメント・デイの襲撃を受けた。この遺恨を受け、30日(日本時間31日)の真夏の祭典サマースラム大会(米ナッシュビル)でミステリオ親子がベイラー、プリースト組とのノーDQ(反則裁定なし)形式タッグ戦に臨むことが決まった。

フィン・ベイラー(中央)、ダミアン・プリースト(右端)に619を決めるレイ・ミステリオJr.(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.
フィン・ベイラー(右下)にフロッグ・スプラッシュを成功させるレイ・ミステリオJr.(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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【新日本】ファンタズモG1初勝利 高橋裕二郎からピーターも奪い「2ポイントゲット!」

裕二郎(中央)に提案を受けるファンタズモ。右は驚くピーター(撮影・勝部晃多)

<新日本:大田区大会>◇G1クライマックス32 Dブロック公式戦◇24日◇東京・大田区総合体育館

G1初参戦となったジュニア戦士、エル・ファンタズモ(35)がヒールユニット「バレットクラブ」の同門、高橋裕二郎(41)に逆転勝利を収め、リーグ戦初白星をゲットした。

ダンサーのピーターを引き連れて登場した高橋から「ピーターをやるから、試合に負けろ」と汚い交換条件を提示されると、トゥースイートポーズで応答。リング上に寝そべって「降参」するかと思われた。だが、相手の隙をついて丸め込みを連発。裏切りあいの火ぶたが切られた。

試合は、ヘビー級のパワーの前に劣勢。場外でDDTを食らうと、リングの方向さえかわからなくなる程のダメージを負った。19カウントでかろうじてリングに生還を果たすも、ピンプジュースなどを受けてグロッギー状態に。それでも、サドンデス(トラースキック)で一気に流れをつかむと、SHOの介入を退け、最後は15分39秒、コーナートップからのダイビングボディプレス「サンダーキス86」で逆転の3カウントを奪取した。

1勝1敗のイーブンに戻したファンタズモは、ピーターと勝ち点2の両取りに成功。バックステージにピーターを伴って登場すると「2ポイントゲットしたぜ!」とご満悦な様子。ますます調子づいた“ザ・ヘッドバンガ”(変人)が、リーグ戦をかき乱していく。

ファンタズモ(右)とともにバックステージに登場したピーター(撮影・勝部晃多)

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【新日本】ザック・セイバーJr春夏連覇へ2連勝 技術の差を見せ、宣言通りタップアウト奪取

ヘナーレ(右)と相対するセイバーJr

<新日本プロレス:大田区大会>◇G1クライマックス32 Cブロック公式戦◇23日◇東京・大田区総合体育館◇観衆1919人

サブミッションマスターの実力を見せつけた。今春のニュージャパンカップに続く春夏連覇を目指すザック・セイバーJr(34)が、ユニット「ユナイテッド・エンパイア」のアーロン・ヘナーレ(29)を退け、開幕2連勝を飾った。

開幕戦で棚橋弘至を破って勢いに乗るヘナーレとは、シングル初対戦。ともに1勝0敗で迎えた2戦目だった。「俺の本当の怖さを思い知らせる。タップアウトしてやる」と意気込んで臨んできたG1初出場の対戦相手に、序盤から苦しめられた。

それでも14分15秒、アキレス腱(けん)固めで捕獲すると、そのまま逆エビ固めの態勢で絞め上げ、タップアウトを奪取。自身の土俵に上がり、関節技で応酬してきたヘナーレに、技術の差を見せつけた。

セイバーJrは「決して楽な相手じゃないと思っていたけど、ここまで危険な相手だったとはな…」と、自らのあばら骨付近を押さえながらぐったり。それでも「俺にはまだまだやるべきことがある」と先を見据えていた。

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【新日本】セイバーJr.ノアの先輩KENTA撃破「トレーニングありがとうございました」

KENTA(右)を胴絞め裸絞めで追い詰めるザック・セイバーJr.(新日本プロレス提供)

<新日本:北海道大会>◇G1クライマックス32 Cブロック公式戦◇17日◇北海道・北海きたえーる

ザック・セイバーJr.(34)がノア時代の「大先輩」を関節技地獄に陥れ、逆転勝利を収めた。ノア道場で修業していた時代にトップレスラーだったKENTA(41)と対戦。21分33秒、手と足を極める複合関節技でギブアップを奪って勝利を収めた。

エルボー合戦から場外戦でKENTAからDDTを食らったセイバーJr.は相手左足にキックと関節技で集中攻撃。サッカーボールキックの応酬後、KENTAの勢いに押された。串刺しドロップキック、コーナートップからのダイビングフットスタンプと攻め込まれた。さらにブサイクへの膝蹴りまで浴び、フォールを狙われた。

何とか2カウントで回避したセイバーJr.はKENTAの左足を膝十字固めで捕獲。張り手してきた手も捕まえ、複合関節技でギブアップを奪った。攻め込まれながらも得意の関節技で仕留めたセイバーJr.は、ギブアップを否定するKENTAの姿を横目に不敵な笑みを浮かべて勝利をアピール。セイバーJr.は「KENTAさん、本日はトレーニング、ありがとうございました。大先輩、いつもありがとうございました。また、またお願いします」と皮肉交じりに日本語でKENTAを挑発した。

11年ノア英国大会で初対戦して敗退した経験、ノア道場でもKENTAとのスパーリングで「ボコボコにやられた」と振り返る。その後、KENTAはWWEへ移籍し、自らもノアを離れながらも新日本マットで再会した経緯もある。「KENTA、金輪際、オレに先輩面はできない。なぜなら今日からオレが先輩だからだ」。先に新日本プロレスに加入し、現在は春の祭典ニュージャパン杯2度の優勝を誇る。現時点での「格の違い」をみせつけたセイバーJr.は最後まで満足顔だった。

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【新日本】史上最大級のG1クライマックス7・16開幕「新日本の未来を左右する」大張高己社長

大張高己代表(2019年10月21日撮影)

新日本プロレスの最強決定戦「G1クライマックス32」が、16日に北海道・北海きたえーるで開幕する。団体創設50周年を迎える今年のG1は、出場選手数・規模とともに史上最大級となる。大張高己社長(47)は「新日本の未来を左右するG1」と位置づけた。その理由を聞いた。

    ◇    ◇    ◇

G1が、3年ぶりに真夏に帰ってくる。史上最多の28人が出場、22年ぶりの4ブロック制の復活と、最大規模での開催となる。大張社長は「出し惜しみは一切しない」と断言。「ベストな状態まで華やかにできるということもある。向こう3年、新日本の未来を左右するG1だと思っている」と、今大会の意義を熱弁した。東京五輪開催や新型コロナの流行による影響で、19年を最後に秋開催が続いていた。団体創設50周年、コロナの規制緩和を受け、勝負に出る。

史上最大-。理由の1つに、コロナに苦しんだこの2年間からの脱却がある。コンセプトはコロナ禍ではかなわなかった、日本と米国の新日本、海外他団体、その3つの軸のクロスオーバーだ。ニュージャパンカップ覇者のザック・セイバーJrやIWGP世界ヘビー級王者ジェイ・ホワイト、USヘビー級王者ウィル・オスプレイ…。日本でもおなじみの選手たちに加え、多くの海外勢の参戦が可能となった。

外国人選手は28人中14人。米国の新日本で活躍してきたトム・ローラーやジョナ、デビッド・フィンレーらが満を持して初参戦。米AEWで活躍するランス・アーチャーも3年ぶりにやってくる。コロナ禍で会場から足が遠のいてしまったファンもいる。えりすぐりのメンバーをそろえ、「(ファンに)来場する習慣を取り戻してもらいたい」と大張社長は期待を込めた。

もう1つの理由は、新日本50周年を象徴する大会にしたいという願いだ。リーグ制になって久しいG1だが、トーナメント方式で開催された過去もある。92年の第2回大会では、のちに歴代最多5度の優勝を重ねる蝶野正洋が連覇を達成。武藤敬司やリック・ルードらを下し、一度限りの過酷なトーナメントを駆け上がった。

今回のG1で、その緊張感を再び復活させる。32度目の今回は、リーグ・トーナメント制の両方を楽しめる仕様にした。4ブロック7人の選手がリーグ戦で激突。8月17、18日の東京・日本武道館大会で各ブロックの1位がファイナルトーナメントを戦い、優勝を決める。大張社長は「歴史のすべてを体感できる。歴史の両面をぜひ体感してほしい」。看板の「記録的猛勝負」に、偽りはない。

観客動員数は、昨年の2・8万人から倍増近くの5万人超を目指す。開幕を前に、チケットはすでに3万枚が売れるなど好調だ。初来場の観客にも「今回のG1はずっと見ていなくてもおもしろい」と、盛り上がりを約束した。50周年プレミアム版のG1。その幕がいよいよ開く。【勝部晃多】

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【新日本】オカダ・カズチカ「感動、勇気を与えられる試合を」G1クライマックス2連覇へ自負

G1前会見に出席し、ポーズを取るオカダ(撮影・勝部晃多)

新日本プロレスの前IWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカ(34)が、16日に開幕する真夏の最強決定戦「G1クライマックス32」の4度目の優勝・2連覇に向け、強烈な自負を示した。

14日、都内で行われた記者会見に出席。紺のネクタイをしめた黒のスーツ姿で意気込みを語った。冒頭で「去年G1優勝することができたんですけど、3カウントを取って優勝したわけではない。今年はちゃんとした形で優勝して、2連覇をさせていただきたいと思う」と力説。昨年の決勝は対戦相手の飯伏幸太のアクシデントによる勝利だっただけに、圧倒的な優勝を宣言した。

相手にとって不足はない。エントリーしたAブロックは体重150キロ超のバッドラック・ファレやジョナ、元UFCファイタートム・ローラー、AEWから参戦のランス・アーチャーら、巨漢ファイターたちが顔をそろえた。「見てわかる通り、(会場の)明治記念館が(Aブロック側に)偏っているように見える。モンスターがそろっている」と選手たちを見渡し、「プロレスらしいプロレスを見せられる。最高のAブロックになる」と、怪物退治に自信を示した。

さらに7日に行われた戦略発表会で木谷高明オーナーが「新日本は変化を嫌っている。今の日本と同じじゃないですか? それでは新日本プロレスが存在している意味がないんですよ」と発言したことに言及。「負けてしまいましたけど、上半期はIWGP世界ヘビー級王者として僕が引っ張ったと思う。どこかのクソオーナーがブーイングばっかりだったと言っていますけど、僕の試合はそんなことなかった。感動、勇気を与えられる試合をしたい」と、団体50周年を背負う強烈な自負を示した。

G1クライマックス32は16日、北海道大会(北海きたえーる)で開幕。8月17、18日に決勝トーナメントを行い優勝者が決定する。

○…16年連続17回目の出場となる矢野は、母校・日大に刺激を受けた。オカダらと同じAブロックにエントリー。「怖いよ~」と震え上がりながらも「日大が変わろうとしているのに僕が変わらないわけにはいかない」と力説。日大レスリング部出身で、作家の林真理子氏が新理事長に就任し、変わりつつある母校に感化された様子だった。

○…棚橋は21年連続21回目の出場で優勝3度。「蝶野さんの記録を抜かすために今年は優勝しておくべき」と、最多5度の優勝を誇る蝶野超えを目指す。エントリーしたBブロックは、ニュージャパンカップ覇者のセイバーJrや内藤ら難敵がひしめくが「ちょっくら優勝してきます」と覚悟を示した。

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「井上尚弥2世」アマ13冠・堤駿斗プロデビューは判定勝利「目標は2年以内に世界王者」

1回、堤(右)はジョン・ジェミノに強烈なパンチを見舞う(撮影・足立雅史)

<プロボクシング:フェザー級8回戦>◇13日◇東京・大田区総合体育館

16年に日本男子初のボクシング世界ユース制覇などアマ13冠の実績を誇るルーキー堤駿斗(23=志成)がプロデビューを白星で飾った。東洋太平洋フェザー級5位ジョン・ジェミノ(30=フィリピン)とのフェザー級8回戦に臨み、3-0の判定勝ちを収めた。

習志野高3年時の17年全日本選手権で井上尚弥以来、6年ぶりに高校生王者となり「井上2世」と呼ばれてきた堤がプロ舞台で着実な一歩を踏み出した。

1回から得意のワンツーでジェミノを後退させた。3回には接近戦を始めた相手に対し、右ボディー、左フックなどで応戦。4回には左ボディーで動きを止め、素早くワンツーを狙った。5回には前に出るジェミノに対し、足を使って距離を保ち、右強打、左ボディーを打ち込んだ。リズム感あるファイトで8回を戦い終えた堤は「ダウンもなく、インパクトある勝ち方はできず悔しい。プロの経験のなさかなと。経験を積まないとこの先がみえてこないと思った」と、世界という上を見ているからこその反省を口にした。

世界ユース制覇などアマ時代の実績が評価され、B級(6回戦)プロテスト合格ながらも、井上尚弥(大橋)らと同じ特例のA級(8回戦以上)でデビューした。「自分にしかできないボクシングで、これが堤駿斗のボクシングというのを見せたい」と強いプロ意識を持ってプロ初陣のリングに立っていた。

5月中旬から約3週間、米ラスベガス合宿を敢行した。同門の先輩、WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔も師事する名トレーナー、イスマエル・サラス氏に指導を受け、ロンドン、リオデジャネイロ両オリンピック2連覇のロベイシ・ラミレス(キューバ)ともスパーリグしてきた。堤は「ラスベガスで学んだ技術や戦術の組み立ては、帰国してから見直したり、生かしてスパーリングにつなげたりもできた」と説明。アマで培った能力をプロでも生かすようなスタイル変更が進めてきた。

発奮材料もあった。同じ東洋大ボクシング部で活動したした史上初の高校8冠を含むアマ10冠の実績を持つ今永虎雅(大橋)が2回TKO勝ちデビューを飾っており「切磋琢磨(せっさたくま)していきたい。みんなから刺激をもらっている。自分も良い試合して、仲間に良い刺激を与えられるような試合をしたい」と触発されていた。

前日12日が23歳のバースデーだった。試合後に祝うために千葉県内の実家にはお取り寄せケーキが用意されている。「良い1年にしたい」と宣言した通り、自らのバースデーを祝う勝利となった。「目標は2年以内に世界王者になることです」とプロ転向会見で宣言していた堤は「次に成長を見てもらえるように練習と経験を積んでいきたい」と次戦を見据えた。正統派の23歳が、白星発進でプロの扉を開いた。【藤中栄二】

◆堤駿斗(つつみ・はやと)1999年(平11)7月12日、千葉市出身。小学5年で空手からボクシングに転向。キックボクシングも並行して習い、ジムでは無敗の格闘家那須川天心と一緒に練習。中学2年からボクシング一本に。U-15、アンダージュニアなどで全国制覇。習志野高時代はフライ級、バンタム級で高校6冠を達成。全日本選手権も制覇するなどアマ13冠。アマ戦績は88勝(26KO・RSC)6敗。家族は両親と兄、弟。身長171センチの右ボクサーファイター。

5回、堤(左)はジョン・ジェミノに強烈なパンチを見舞う(撮影・足立雅史)
フェザー級8回戦 試合を終え、抱き合い健闘をたたえ合う堤(右)とジョン・ジェミノ(撮影・足立雅史)
判定でプロデビュー戦に勝利した堤(撮影・足立雅史)
プロデビュー戦を判定勝ちの堤はリング上でインタビューを受ける(撮影・足立雅史)
水着姿のラウンドガール(撮影・足立雅史)

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アマ13冠・堤駿斗とは?那須川天心と一緒の道場で練習も きょう井岡の世界戦前にプロデビュー

前日計量をパスしポーズを決める堤駿斗(撮影・足立雅史)

ボクシング16年世界ユース選手権で日本人初制覇(フライ級)を成し遂げたアマ13冠の堤駿斗(23=志成)が13日、東京・大田区総合体育館で東洋太平洋フェザー級5位ジョン・ジェミノ(30=フィリピン)との同級8回戦でプロデビューを果たす。

WBO世界スーパーフライ級タイトル戦となる井岡一翔-ドニー・ニエテス戦のアンダーカードとして組まれた。

プロテストはB級(6回戦)合格ながらも、日本ボクシングコミッションにアマ実績を認められ、史上10人目となる特例でのA級(8回戦以上)でプロのスタートを切る。22年デビューの新人の中で、もっとも世界に近いとされる堤とは何者なのか。プロ向きなエピソードを交えて紹介する。

  ◇  ◇  ◇

◆那須川と幼なじみ 幼少から中学1年まで空手とキックボクシングで、無敗の格闘家・那須川天心と一緒の道場(ジム)で練習してきた。ボクシング転向を表明している那須川との対戦オファーが届いた場合は「やりたいです」。

◆日本初の世界ユースV 進学した千葉・習志野高の2年だった16年にロシア・サンクトペテルブルクで開催された世界ユース選手権でフライ級を制覇。国際ボクシング連盟主管大会で当時初めて男子で優勝。

◆井上2世 高校3年時の17年全日本選手権で井上尚弥以来、6年ぶりに高校生王者に。これで高校6冠となった。実際、大橋ジムに出げいこした際、井上ともスパーリングした経験がある。

◆東京オリンピック(五輪)逃す 20年3月の東京五輪アジア・オセアニア予選でフェザー級にエントリー。1回戦敗退で五輪出場枠を獲得できず、21年6月開催の世界最終予選がコロナ禍で中止となり、ランキング上位にいなかったこともあって五輪出場消滅。

◆弟はパリ五輪 3歳年下の弟麗斗も東洋大で世界ユース選手権(ライト級)で優勝。「弟がパリ五輪に出る前に世界王者となって自分が刺激を与えられる関係に」。

◆特例A級デビュー 所属ジムの申請を受け、アマ実績を日本ボクシングコミッションに認められて特例のA級(8回戦以上)デビューする。過去、井上尚弥ら9人が特例A級デビューし全勝している。

◆デビュー前に「聖地」へ 5月中旬から3週間、米ラスベガス合宿を敢行。同門の先輩となる井岡も師事する名トレーナー、イスマエル・サラス氏に指導を受け、ロンドン、リオデジャネイロ両五輪2連覇のロベイシ・ラミレス(キューバ)ともスパーリング。

◆盟友 同じ東洋大ボクシング部で活動した史上初高校8冠を含むアマ10冠を成し遂げた今永虎雅(大橋)とは盟友関係。「(今永には)対抗心というよりも自分も良い試合をして良い刺激を与えられるような試合をしたい」

◆プロの階級 スーパーバンタム級か、フェザー級で世界を目指すことになる。アマチュア時代は連日の試合で減量苦になることもあったというが「プロなら計量後にリカバリーできる」とプロ向きであることを強調。

◆堤駿斗(つつみ・はやと)1999年(平11)7月12日、千葉市出身。小学5年で空手からボクシングに転向。キックボクシングも並行して習い、中学2年からボクシング一本に。U-15、アンダージュニアなどで全国制覇。習志野高時代はフライ級、バンタム級で高校6冠を達成。全日本選手権も制覇するなどアマ13冠。家族は両親と兄、弟。身長171センチの右ボクサーファイター。

THE MATCH 2022 判定勝ちした那須川天(右)は雄たけびを上げる。左は武尊(2022年6月19日撮影)

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【新日】YOH「本当にうれしい」三度目正直となる挑戦でNEVER無差別級6人タッグ王座初戴冠

SHO(下)をフォールするYOH(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:後楽園大会>◇5日◇東京・後楽園ホール◇観衆579人

新型コロナウイルスから復帰したYOH(34)が、三度目の正直となる挑戦で、NEVER無差別級6人タッグ王座初戴冠を果たした。

メインイベントとなった同級選手権試合。ケイオスの後藤洋央紀、YOSHI-HASHIと組み、かねて遺恨抗争を繰り広げてきたヒールユニット「ハウス・オブ・トーチャー」のEVIL、高橋裕二郎、SHOの王者組と対戦。セミファイナルで同門の矢野通がディック東郷に「ドッグケージ・デスマッチ」を制した流れそのままに、リング上を席巻した。

試合終盤、セコンドについていた矢野のヘルプにより、EVILらをドッグケージに収監して分断。リング上に残った、かつての相棒SHOに、3人がかりの激烈一閃(いっせん、トラースキック&牛殺し)の体勢から、ファルコンアロー式の牛殺しをさく裂した。最後は、19分17秒。3人がかりで必殺のダイレクトドライブ(旋回式ダブルアームDDT)を決めて3カウントを奪取した。

昨年11月の大阪大会で、ケイオスのメンバーが手放したベルト。今年1、2月に続く3度目の挑戦で、8カ月ぶりに奪い返した。

YOHは新型コロナウイルス感染のため、今月3、4日の後楽園大会を欠場していた。復帰初戦がタイトルマッチ。最高の結果を残し、「久々のベルト、ケイオスの先輩方と巻けて本当にうれしいです」と喜びに浸った。

米WWEから3年半ぶりにKUSHIDAが復帰するなど、ジュニアはますます熱を帯びてきた。「たくさんのことを学んで吸収して、歴史をつくって、シングルにも生かしていきたいと思います」と、力強く宣言。クールな男が、自身のやり方で存在感を示し続ける。

高橋裕(中央)に3人がかりで太鼓の乱れ打ちをを決めるケイオスの3人。左からYOSHI-HASHI、後藤、YOH(提供・新日本プロレス)

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